JP2005120814A - 防護柵、防護柵打込用補助部材および防護柵支柱打込み方法 - Google Patents

防護柵、防護柵打込用補助部材および防護柵支柱打込み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】防護柵支柱の上端部を破損させることなく、該防護柵支柱を地盤に容易に打込むことができる防護柵打込用補助部材および防護柵支柱打込み方法を提供する。
【解決手段】防護柵支柱1の下端部に、打込補助部材2の尖状部材3を取付けるとともに、上端部にキャップ部材3を取付けておき、防護柵支柱1を、尖状部材3を下にして、キャップ部材4の叩き部4cを上方から叩くことによって、地盤に打込んでいくので、防護柵支柱1を尖状部材3とともに地盤に容易に打込むことができる。
また、キャップ部材4の底部には、緩衝材6が設けられているので、叩き部4cを上方から叩く際の衝撃が緩衝材6によって緩和されるので、防護柵支柱1の上端部が衝撃によって破損するのを防止できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、所有地の境界等に設けられる防護柵に係り、特に、この防護柵と、この防護柵を構成する防護柵支柱を地盤に打ち込む際に使用される防護柵打込用補助部材およびこれを使用した防護柵支柱打込み方法に関する。
建築物等が取り壊された後の敷地は、整地されて借地権等が発生していない更地とされる。この更地には、新たな建築物等を構築するまでの期間、子供等が遊んだり、不法にゴミが捨てられたりすることを防止するために、防護柵が設けられることが多い。一般に防護柵は、地盤に立設される防護柵支柱と、この防護柵支柱に取り付けられる、番線やネット等の防護線とを備えている。この防護柵支柱としては、従来一般には、角材や丸太材等、木製のものが用いられてきた。
しかしながら、防護柵支柱が木製である場合、長期で使用すると腐りやすいという欠点がある。防護柵支柱が腐ると、外観が醜くなったり強度が低下してしまったりする。強度が低下すると、例えば防護柵支柱を引き抜いて撤去する際に折れてしまい、一部のみが地盤に埋めこまれた状態となってしまう場合もある。また、腐った防護柵支柱は再利用できないために廃棄処分する必要がある。この際、腐ることを僅かでも防止するためのコールタール等が付着していると焼却処分ができないため、産廃処分のためのコストがかかることになる。すなわち、従来一般の木製の防護柵支柱は再利用ができないため、廃棄処分のためのコストがかかるとともに、資源のリサイクル化や環境負荷の軽減という観点からも問題がある。
これに対して、以下に示す特許文献1は、防護柵支柱等を、管状芯材の表面に合成樹脂によって木目調の被覆をして構成している。
特許文献1に記載の技術においては、管状芯材として、アルミニウム、紙、FRP(ガラス繊維強化樹脂)等を用いる実施形態が記載されている。しかしながら、例えば、アルミニウムやFRPを用いる場合には材料コストが比較的高価となってしまうことが懸念される。また、紙を用いた場合には強度的な問題が残る。さらに、管状芯材の表面に合成樹脂による被覆を行う工程は複雑である。
ところで、上記のような防護柵を設置する場合は、多数の防護柵支柱を所定間隔離間して地盤に立設し、これら防護柵支柱間にワイヤーを配置し、該ワイヤーを防護柵支柱に係止するようにしている。
防護柵支柱を地盤に打込む際に使用される防護柵支柱用打込保護具の一例として、特許文献2に記載のものが知られている。
この防護柵支柱用打込保護具は、ガードロープ等の横架材を係着する係着穴を有する防護柵支柱に挿脱可能な内径を有し、上端を叩打部とした金属製筒体からなる保護筒と、該保護筒の内周面に被着した保護材と、前記防護柵支柱の頂面と該保護筒の叩打部との間に空隙を確保すべく該保護筒の軸方向途中に径方向に貫通して穿設したピン挿通穴と、該ピン挿通穴と前記防護柵支柱の係着穴に掛けて挿脱可能に挿通される連結ピンとからなる。
そして、このような防護柵支柱用打込保護具を使用して、防護柵支柱を地盤に打込むには、先ず防護柵支柱に保護筒を被挿し、連結ピンを保護筒のピン挿通穴から係着穴にかけて挿通し、保護筒を防護柵支柱に連結する。次に、油圧ショベル等の建設機械のブーム等にワイヤを掛止して保護筒を吊り上げて設置場所に移動し、施工位置を合わせたら20〜30cm程度地中に押し込む。このようにして防護柵支柱は施工位置及び姿勢が決まったらブーム先端に着設した打ち込み用鋼板により地盤に打ち込む。所定の深さにまで防護柵支柱を打ち込んだら、金梃等の操作用ロッドの先端側を修正用ロッド係止部に差し込み保護筒を回転して防護柵支柱の方向を修正することにより、防護柵支柱を正確な位置に芯ずれすることなく、迅速に立設することができる。
特開2000−282718号公報、第1頁、第1図 特開2000−110127号公報
本発明の解決しようとする課題は、次の点である。
第1の課題は、前記アルミニウム等からなる管状芯材の表面に合成樹脂によって木目調の被覆をすると、この管状芯材に防護線用の取付孔を形成するのが困難であるため、一つの取付孔に対して、水平方向や斜めに向かう防護線を取り付けなければならず、例えば、防護柵支柱間に、防護線をジグザグに架設する際に、木製の支柱と違って防護線の取り付けが難しかった。
一方、紙製の管状芯材においては強度が低下するという問題があり、また、FRP製の管状芯材では、材料コストが比較的高価となってしまうという問題がある。さらに、合成樹脂を被覆する工程自体も複雑であることから、これらの問題を解決し得る防護柵が望まれていた。
本発明は、防護柵支柱に防護線用の取付孔を形成することによって、防護柵支柱間に、防護線を水平方向およびジグザグ状に架設しやすくなるとともに、防護柵支柱の強度の低下を防ぎ、かつ、安価に製造することを可能とする防護柵を提供することを第1の課題としている。
第2の課題は、防護柵支柱用打込保護具を使用して防護柵支柱を地盤に打込む場合、次のような問題がある。
すなわち、保護筒と防護柵支柱とは連結ピンで連結されており、保護筒の上端面の叩いて防護柵支柱を地盤に打込んでいるので、この打込みの際に連結ピンが衝撃によって変形する可能性があり、この場合、防護柵支柱の打込み後連結ピンを引き抜くのが非常に困難となる。
そこで、保護筒をその底面が防護柵支柱の上端面に当接するようにして被せ、この保護筒の上端面を叩くことが考えられるが、この場合、地盤が硬い場合等に防護柵支柱の上端部が衝撃によって破損する場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、防護柵支柱をその上端部を破損させることなく、地盤に容易に打込むことができる防護柵打込用補助部材および防護柵支柱打込み方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、地盤に所定の間隔で立設される防護柵支柱1と、前記防護柵支柱1、1間に架設される防護線Wとを備える防護柵Aにおいて、
前記防護柵支柱1は、樹脂を溶融させて成形した樹脂成形品であり、かつ、この防護柵支柱1には、この防護柵支柱1の長さ方向に沿って防護線Wを取り付ける取付孔1a、1bが形成され、
この取付孔1a、1bは、水平方向に架設される防護線Wを取り付ける第1の取付孔1aと、斜めにジグザグに架設される防護線Wを取り付ける第2の取付孔1bとを備えたことを前記課題の解決手段とした。
請求項1に記載の発明によれば、前記防護柵支柱1を、樹脂を溶融させて成形した樹脂成形品とすることで、この防護柵支柱1の長さ方向に沿って第1および第2の取付孔1a、1bを形成させることができる。したがって、第1の取付孔1aによって水平方向に架設される防護線Wを取り付けでき、また、第2の取付孔1bによって斜めにジグザグに架設される防護線Wを取り付けできるので、防護柵支柱1、1間に、防護線Wを水平方向およびジグザグに架設しやすくなる。
請求項2に記載の発明は、前記防護柵支柱1は中空状に成形されていることを前記課題の解決手段とした。
請求項2に記載の発明によれば、前記防護柵支柱1は中空状に形成されているので、使用する樹脂の量を低減し、防護柵支柱1の製造コストを低減することができる。
請求項3に記載の発明は、前記防護柵支柱1と前記防護線Wとのうち少なくとも一方は、セルロース材を粉砕して得られた粉砕粉と樹脂とを混合したものを溶融させて成形した木質様樹脂成形品であることを前記課題の解決手段とした。
請求項3に記載の発明によれば、前記防護柵支柱1と前記防護線Wとのうち少なくとも一方の原料となるセルロース材は、廃棄木材等から得られるため比較的安価である。また、前記木質様成形品は、セルロースの粉砕粉が表面に表出することで、木材の木目に極めて近い模様が得られる。しかも、天然木材に比べて、寸法安定性、防蟻性等において優れるものである。したがって、防護柵支柱1や防護線Wを、天然木材に擬似した、天然木材に比して性能的に優れたものとして安価に製造することができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図2に示すように、筒状の防護柵支柱1を地盤に打ち込む際に使用される防護柵打込用補助部材2であって、
前記防護柵支柱1の下端部に取付けられ、下端部が尖っている尖状部材3と、
前記防護柵支柱1の上端部に被せるようにして取付けられ、上端面が叩き部4cとされたキャップ部材4とを備え、
前記キャップ部材4の底部には、緩衝材6が設けられていることを特徴とする。
緩衝材6はゴム等の弾性材によって形成するのが望ましいが、防護柵支柱1より硬度の低い材料で形成すればよい。
請求項4に記載の発明によれば、防護柵打込用補助部材2が尖状部材3とキャップ部材4とを備えているので、防護柵支柱1を地盤に打込むに際し、防護柵支柱1の下端部に、尖状部材3を取付けるとともに、上端部にキャップ部材3を取付けておき、防護柵支柱1を、尖状部材3を下にして、キャップ部材4の叩き部4cを上方から叩くことによって、地盤に打込んでいく。その際、防護柵支柱1の下端部は尖状部材3によって尖った形状となっているので、キャップ部材4の叩き部4cを上方から叩くことによって防護柵支柱1を尖状部材3とともに地盤に容易に打込むことができる。
また、尖状部材3が取付けられているので、キャップ部材4の叩き部4cを、尖状部材を取付けていない場合より小さい力で叩くことによって、防護柵支柱1を地盤に打込むことができ、しかも、キャップ部材4の底部には、緩衝材6が設けられているので、叩き部4cを上方から叩く際の衝撃が緩衝材6によって緩和されるので、防護柵支柱1の上端部が衝撃によって破損するのを防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の防護柵打込用補助部材2において、
前記尖状部材3は、錐状の尖り部3aと、この尖り部3aの端面に設けられて、前記筒
状の防護柵支柱1の下端部に挿入固定される固定部3bとを備えていることを特徴とする。
ここで、前記錐状の尖り部3aの端面の大きさ、形状は、防護柵支柱1の下端面の形状、大きさと等しくするのが望ましい。
また、防護柵支柱1の下端部に挿入された固定部3bを固定する場合、例えば、防護柵支柱1の下端部外周から固定部3bに向けて固定ピン5を挿入すればよい。
請求項5に記載の発明によれば、尖状部材3が、尖り部3aと固定部3bを備えているので、この固定部3bを防護柵支柱1の下端部に挿入固定することによって、尖状部材3を容易かつ強固に防護柵支柱1の下端部に取付けることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の防護柵打込用補助部材2を用いて、筒状の防護柵支柱1を地盤に打ち込む防護柵支柱打込み方法であって、
前記防護柵支柱1の下端部に、前記防護柵打込用補助部材2の尖状部材3を取付けるとともに、上端部に前記防護柵打込用補助部材2のキャップ部材4を取付けておき、
前記防護柵支柱1を、前記尖状部材3を下にして、前記キャップ部材4の叩き部4cを上方から叩くことによって、地盤に打込んでいくことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、防護柵支柱1の下端部に尖状部材3が取付けられているので、防護柵支柱1の上端部に取付けられたキャップ部材4の叩き部4cを、尖状部材を取付けていない場合より小さい力で叩くことによって、防護柵支柱1を地盤に容易に打込むことができる。
しかも、キャップ部材4の底部には、緩衝材6が設けられているので、叩き部4cを上方から叩く際の衝撃が緩衝材6によって緩和されるので、防護柵支柱1の上端部が衝撃によって破損するのを防止できる。
請求項7に記載の発明は、例えば図3および図6に示すように、請求項4に記載の打込用補助部材2を用いて、筒状の防護柵支柱1,10を地盤に打ち込む防護柵支柱打込み方法であって、
前記防護柵支柱10の上端面の外周部の一部に切欠部11を形成することによって、この切欠部11が形成された防護柵支柱10を控え支柱10とし、
この控え支柱10の下端部に、前記防護柵打込用補助部材2の尖状部材3を取付けるとともに、上端部に前記防護柵打込用補助部材2のキャップ部材4を取付けておき、
前記控え支柱10を、前記尖状部材4を下にして、前記キャップ部材4の叩き部4cを斜め上方から叩くことによって、地盤に斜めに打込んでいくとともに、前記切欠部11が下側に位置するように前記控え支柱10の周方向の位置を調整し、
次に、本支柱1としての防護柵支柱10の下端部に、防護柵打込用補助部材2の尖状部材3を取付けるとともに、上端部に防護柵打込用補助部材2のキャップ部材4を取付けておき、
前記本支柱を1、前記尖状部材3を下にして、前記キャップ部材4の叩き部4cを上方から叩くことによって、地盤に鉛直に打込んでいくとともに、この本支柱1の外周部の一部を前記控え支柱10の切欠部11に当接することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、控え支柱10を、尖状部材4を下にして、キャップ部材4の叩き部4cを斜め上方から叩くことによって、地盤に容易に斜めに打込むことができる。
次に、本支柱1を、尖状部材4を下にして、キャップ部材4の叩き部4cを上方から叩くことによって、地盤に容易に鉛直に打込むことができる。また、本支柱1の外周部の一部を前記控え支柱10の切欠部11に当接するので、本支柱1を打込むことによって控え支柱11で本支柱1を支えることができる。
また、本支柱1を打込むとともにこの本支柱1の外周部の一部を控え支柱10の切欠部11に当接するので、この控え支柱10の切欠部11が本支柱1を打込む際のガイドとしても機能する。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の防護柵支柱打込み方法において、
前記防護柵支柱1,10は、それぞれセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであることを特徴とする。
ここで、前記セルロース系微粉粒とは、例えば、廃材等の木材の粗粉砕物、バカスの祖粉砕物、稲藁の粗粉砕物等における各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理することによって得ることができる。
磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後、研磨処理を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、ここで言う磨砕処理とは、後述するように、粗粉砕物から微粉砕物にする粉砕処理と、微粉際された粉粒を、繊維状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるように表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している。
前記セルロース系微粉粒は、上記のように磨砕処理により粒径状に形成されることで、通常の木粉のような繊毛上の突出部分が少なくなり、水(湿気を含む)や溶剤などを吸着しにくくなっている。
また、前記樹脂とは、硬質樹脂や軟質樹脂のことであり、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂が、成形部材を形成するには好適である。また、樹脂は廃材の樹脂から得るようにしてもよい。
請求項8に記載の発明によれば、防護柵支柱1,10がセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであるので、この防護柵支柱に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
請求項1に記載の発明によれば、前記防護柵支柱を、樹脂を溶融させて成形した樹脂成形品とすることで、この防護柵支柱の長さ方向に沿って第1および第2の取付孔を容易に形成させることができる。
また、第1の取付孔によって水平方向に架設される防護線を取り付けでき、さらに、第2の取付孔によって斜めにジグザグに架設される防護線を取り付けできるので、防護柵支柱間に、防護線を水平方向およびジグザグに架設しやすくなる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前記防護柵支柱は中空状に形成されているので、使用する樹脂の量を低減し、防護柵支柱の製造コストを低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、前記防護柵支柱と前記防護線とのうち少なくとも一方の原料となるセルロース材は、廃棄木材等から得られるため比較的安価である。また、前記木質様成形品は、セルロースの粉砕粉が表面に表出することで、木材の木目に極めて近い模様が得られる。しかも、天然木材に比べて、寸法安定性、防蟻性等において優れるものである。したがって、防護柵支柱や防護線を、天然木材に擬似した、天然木材に比して性能的に優れたものとして安価に製造することができる。
請求項4に記載の発明によれば、防護柵打込用補助部材が尖状部材とキャップ部材とを備え、キャップ部材の底部には、緩衝材が設けられているので、キャップ部材の叩き部を、尖状部材を取付けていない場合より小さい力で叩くことによって、防護柵支柱を地盤に容易に打込むことができる。
また、キャップ部材の底部には、緩衝材が設けられているので、叩き部を上方から叩く際の衝撃が緩衝材によって緩和されるので、防護柵支柱の上端部が衝撃によって破損するのを防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、固定部を筒状の防護柵支柱の下端部に挿入固定することによって、尖状部材を容易かつ強固に防護柵支柱の下端部に取付けることができる。
請求項6に記載の発明によれば、防護柵支柱を、尖状部材を下にして、キャップ部材の叩き部を上方から叩くことによって、地盤に容易に打込むことができる。
また、キャップ部材の底部には、緩衝材が設けられているので、叩き部を上方から叩く際の衝撃が緩衝材によって緩和されるので、防護柵支柱の上端部が衝撃によって破損するのを防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、控え支柱を、尖状部材を下にして、キャップ部材の叩き部を斜め上方から叩くことによって、地盤に容易に斜めに打込むことができる。
また、本支柱を、尖状部材を下にして、キャップ部材の叩き部を上方から叩くことによって、地盤に容易に鉛直に打込むことができる。その際、本支柱の外周部の一部を前記控え支柱の切欠部に当接するので、本支柱を打込むことによって控え支柱で本支柱を支えることができる。
また、本支柱を打込むとともにこの本支柱の外周部の一部を控え支柱の切欠部に当接するので、この控え支柱の切欠部が本支柱を打込む際のガイドとしても機能する。
請求項8に記載の発明によれば、防護柵支柱がセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであるので、この防護柵支柱に防水性、防腐性、防蟻性や木質感を付与することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態の防護柵Aは、図1に示すように、地盤に所定の間隔で立設される防護柵支柱1と、前記防護柵支柱1、1間に架設されるワイヤ等の防護線Wとを備えており、この防護柵支柱1には、この防護柵支柱1の長さ方向に沿って防護線Wを取り付ける第1および第2の取付孔1a、1bが形成されている。
図2は、本発明に係る防護柵打込用補助部材を用いて、防護柵支柱を地盤に打ち込んだ状態を示す断面図である。この図において、符号1は防護柵支柱、2は防護柵打込用補助部材を示す。
防護柵支柱1は、円筒状をなすものであり、図3に示すように、その内周面には防護柵支柱1の軸方向に沿う多数のリブ1dが防護柵支柱1の周方向に所定間隔で形成されている。また、防護柵支柱1の外周部には、孔1a、1bが上下に所定間隔で複数形成されている。これら孔1a、1bは、防護柵支柱1にワイヤ等を係止する際に使用されるクリップを押し込むための孔である。また、防護柵支柱1は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって、内部に多数のリブ1dを有する円筒状に形成される。
前記防護柵打込用補助部材2は、尖状部材3とキャップ部材4とから構成されている。
尖状部材3は略円錐状をなすものであり、ポリプロピレン樹脂で形成されている。尖状部材3は円錐状の尖り部3aと、この尖り部3aの端面に一体的に設けられて、前記防護柵支柱1の下端部に挿入固定される固定部3bとから構成されている。
円錐状の尖り部3aの端面の直径は、防護柵支柱1の下端面の直径と等しくなっている。また、固定部3bは円柱状に形成されており、その直径は防護柵支柱1の内径より若干小さくなっている。つまり、固定部3bは防護柵支柱1の下端部に容易に挿入できるようになっている。
また、防護柵支柱1の下端部外周面には孔1c,1cが径方向に対向して形成されており、固定部3bの外周部にも孔3cが径方向に対向して形成されている。
そして、尖状部材3は、その固定部3bを防護柵支柱1の下端部に挿入するとともに、尖り部3aの端面を防護柵支柱1の下端面に当接させたうえで、前記孔1c,1cから孔3c,3cに固定ピン5,5を挿入することによって、防護柵支柱1の下端部に固定されている。
前記キャップ部材4は、鉄等の金属で形成されたもので、円板状の天板部4aとこの天板部4aに同軸に一体的に形成された円筒状の円筒部4bとから構成されている。円筒部4bの内径は防護支柱柵1の外径より若干大きくなっている。つまり、キャップ部材4は防護柵支柱1の上端部に被せるようにして取付けられるようになっている。
また、キャップ部材4の上端面、すなわち天板部4aの表面は叩き部4cとされており、この叩き部4cは防護柵支柱1を地盤に打込む際に、槌や油圧ショベルのブーム等によって叩かれるようになっている。また、キャップ部材4の底部、すなわち天板部4aの裏面には緩衝材6が設けられている。この緩衝材6はゴムで形成された薄い円板状のものであり、キャップ部材4の底面全域に設けられている。
前記防護線Wは、例えば、番線等の紐状部材、網目状に組まれたネット、あるいは、板状に形成されたもの等が挙げられる。紐状部材としては、番線のような鉄製のものの他、プラスチック等の合成樹脂で構成されるものでもよく、径も自由に設定できる。また、防護線Wを板状に形成する場合には、防護柵支柱1と同様に樹脂成型品としてもよいし、防護柵支柱1とは別の材料で構成してもよい。
なお、これら、防護線Wを防護柵支柱1に対して取り付ける方法としては、番線で縛る方法の他、防護線Wと防護柵支柱1とに互いに係合可能な係合部と被係合部とを備えておいてもよい。
前記取付孔1a、1bは、水平方向に架設される防護線Wを取り付ける第1の取付孔1aと、斜めにジグザグに架設される防護線Wを取り付ける第2の取付孔1bとが設けられており、防護柵支柱1の外周部に、この防護柵支柱1の長手方向に沿って、第1および第2の取付孔1a、1bが上下に所定間隔で複数形成されている。
本実施の形態においては、前記第1の取付孔1aは、図1に示すように、防護柵支柱1の上端部近傍の取付孔1aから地盤近傍の最下端の取付孔1aまで等間隔に設けられている。前記第2の取付孔1bは、一方が、前記上端部近傍の取付孔1aの直下に設けられており、他方が、前記地盤近傍の取付孔1aの直上に設けられている。
なお、本実施の形態では、このような取付孔1a、1bの配置としたが、これに限られるものではなく、例えば、あらかじめ取付孔1a、1bの数を増やしておいても良いし、また、現場の地形等に合わせて、取付孔1a、1bを任意で設けても良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
このような構成の防護柵Aを地盤に打込む方法としては、まず、防護柵支柱1はその下端部に、防護柵打込用補助部材2の尖状部材3を取付けるとともに、上端部に防護柵打込用補助部材2のキャップ部材4を取付けておき、この防護柵支柱1を、尖状部材3を下にして、キャップ部材4の叩き部4cを上方から叩くことによって、地盤に打込んでいく。
その際、防護柵支柱1の下端部は尖状部材3によって尖った形状となっているので、キャップ部材4の叩き部4dを上方から叩くことによって防護柵支柱1を尖状部材3とともに地盤に容易に打込むことができる。
また、尖状部材3が取付けられているので、キャップ部材4の叩き部4cを、尖状部材を取付けていない場合より小さい力で叩くことによって、防護柵支柱1を打込むことができ、しかも、キャップ部材4の底部には、緩衝材6が設けられているので、叩き部4cを上方から叩く際の衝撃が緩衝材6によって緩和されるので、防護柵支柱1の上端部が衝撃によって破損するのを防止できる。
上記防護柵支柱1は、地盤に鉛直に打込む本支柱1となるものであるが、図4および図5に示す防護柵支柱10は、本支柱1を側方から支える控え支柱10となるものである。
防護柵支柱10の上端面の外周部の一部には切欠部11が形成されている。この切欠部11は図5および図6に示すように、前記防護柵支柱1の外周面の一部に密接できるような形状に形成されたものであり、この切欠部11の切欠面11aが防護柵支柱1の外周面の一部に密接するようになっている。そして、このような切欠部11が形成された防護柵支柱10を控え支柱10とする。
そして、この控え支柱10の下端部に、防護柵打込用補助部材2の尖状部材3を上記と同様にして取付けるとともに、上端部に防護柵打込用補助部材2のキャップ部材4を取付けておき、この控え支柱10を、尖状部材3を下にして、キャップ部材4の叩き部4cを斜め上方から叩くことによって、地盤に斜めに打込んでいく。なお、控え支柱10の傾斜角度は適宜設定されるが、例えば水平に対して45度の傾斜角度とする。
そして、この打込みとともに、または打込んだ後、切欠部11が下側に位置するように控え支柱10の周方向の位置を調整する。すなわち、控え支柱10を打込んだ際に、切欠部11が他の位置にあったならば、控え支柱10を軸回りに回転させて、切欠部11が下側に位置するように調整する。この調整は控え支柱10を打ち込みながら行ってもよいし、打ち込んだ後行ってもよい。
このようにして、控え支柱10を斜めに打ち込んだ後、図6に示すように、この控え支柱10の上端部からキャップ部材4を取外し、上述したように、防護柵打込用補助部材2を取付けた防護柵支柱1を本支柱1として鉛直に打ち込む。この際、本支柱1の外周部の一部を斜めに打ち込まれている控え支柱10の切欠部11に当接する。
このように、本支柱1の外周部の一部を控え支柱10の切欠部11に当接するので、本支柱1を打込むことによって控え支柱10で本支柱を支えることができる。
また、本支柱1を打込むとともにこの本支柱1の外周部の一部を控え支柱10の切欠部11に当接するので、この控え支柱10が本支柱1を打込む際のガイドとしても機能し、本支柱1を鉛直に確実に打込むことができる。
そして、本支柱1を所定深さまで打込んだら、キャップ部材4を取外した後、図7に示すように、控え支柱10の上端部に形成されている孔1a、1bに固定用バンド12を通し、この固定用バンド12を本支柱1の外周に回して結ぶことによって本支柱1を控え支柱10に固定する。また、本支柱1の上端開口には、蓋部材13を被せておくか、または、鉢植えの草花等を挿入しておいてもよい。
このようにして、打込まれた本支柱1と控え支柱10とは双方ともセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであるので、これら本支柱1および控え支柱10に防水性、防腐性、防蟻性や木質感を付与することができる。
なお、本実施の形態では、本支柱1を1本の控え支柱10で側方から支えるようにしたが、本支柱1の回りに複数の控え支柱10を打込んで、これら控え支柱10で支えるようにしてもよい。
また、上記のような本支柱1と控え支柱10を用いて防護柵を形成する場合、複数の本支柱1を所定間隔で地盤に打ち込むとともに、両脇に位置する本支柱1を控え支柱10で側方から支え、さらに、隣り合う本支柱1,1間にワイヤーWを配置し、該ワイヤーWを本支柱1,1に係止することによって防護柵を形成する。本支柱1に形成された孔1a、1bには、例えば図7に示すようにワイヤーWを係止する際に使用されるクリップKが押し込まれる。
このワイヤーWの取り付けについて、さらに詳細に説明すると、図1に示すように、まず、隣接する本支柱1、1間の、同じ高さどうしの第1の取付孔1a、1aに水平にワイヤーWを架け渡して、前記クリップKで係止する。
なお、この時、地盤近傍に設けられた最下端の取付孔1a、1aどうしから、本支柱1、1間にワイヤーKを取り付けるのが好ましい。これは、このワイヤーKを引っ張って緊張させた際に、上端部近傍の取付孔1a、1aどうしからワイヤーKを取り付けるよりも、隣接する他の本支柱1に与える力が弱いためである。
このように、地盤近傍に設けられた最下端の取付孔1a、1aどうしから、前記上端部近傍の取付孔1a、1aどうしまで、水平になるように4本のワイヤーKを等間隔に取り付けたら、次に、第2の取付孔1bにワイヤーKを取り付ける。
第2の取付孔1bの場合は、図1に示すように、一方の本支柱1から他方の本支柱1に向けて、上下に斜めにワイヤーKを架け渡して、これら本支柱1、1間で交差するように取り付ける。そして、各本支柱1、1間にジグザグに取り付けられて防護柵Aを構成する。
次に、前記クリップKについて、具体的には、スプリットファスナKを用いて、図面を参照しながら、さらに詳細に説明する。
スプリットファスナKは、図8、図9に示すように、挿通取付部K1(取付部、狭持部)、係止板K2、挿入部K3(係合部、挿入片)、係止部K4等から概略構成されている。
スプリットファスナKにおいて、略円盤状の係止板K2に、隙間K6を介して2分割された挿入部K3が取り付いている。すなわち、一対の挿入部K3は、係止板K2によって連結されている。2分割された挿入部K3には、それぞれ外側に突出するようにして係止部K4が形成されている。この突出の度合いは、挿入部K3の先端部側から基端部側に向かうにつれて、所定の大きさまで漸次大きくなっている。なお、係止部K4と係止板K2との間には所定の溝K5が形成されている。
挿入部K3の基端部には挿通取付部K1が形成されており、さらに挿通取付部K1からは、挿入部K3を2分割する隙間K6が形成されている。隙間K6は、ワイヤーWの径よりも小さく設定されているが、2分割された挿入部K3を互いに開いた状態とすることにより幅が大きくなり、ワイヤーWを挿通取付部K1に挿通された状態とすることができるようになっている。
また、挿入部K3は、図10、図11、図12に示すように取付孔1aおよび取付孔1bに対する挿入状態で、回転自在とされている。
ワイヤーWの防護柵支柱1に対する取り付けは、図10、図11、図12(a)に示す方法で行われる。すなわち、ワイヤーWを防護柵支柱1の取付孔1aを跨ぐように位置させ、2分割されたスプリットファスナKの挿入部K3を開いてワイヤーWを挟ませながら、係止板K2をハンマ等でたたいたり、手で押したりしながら、スプリットファスナKを防護柵支柱1の取付孔1aに挿入する。これにより、ワイヤーWが挿通取付部K1に挿通された状態で、防護柵支柱1の取付孔1aの縁部が溝K5に嵌まり込む。この状態では、係止板K2、係止部K4によって、スプリットファスナKの防護柵支柱1からの外れが防止されて安定する。また、この挿入状態で、係止部K4は、取付孔1aの上縁部と下縁部とに係止するので、リブ1dに対して直交するように配置されて、リブ1dには当接しないようになっている(図11、12(a)参照。なお、図11は図10における側断面図であり、図12は図10における上断面図である。)
一方、上述の挿入状態から、スプリットファスナKを取付孔1aから抜き出すためには、図12(b)に示すように、挿入部K3を90°回転させることによって、係止部K4をリブ1dに当接させる。これによって、係止部K4は、リブ1dにより取付孔1aの内側に向けて押圧されるので、一対の係止部K4及び挿入部K3が取付孔1aの径よりも小さく縮径され、これによって、係止部K4による取付孔1aに対する挿入状態の保持が解除される。その結果、取付孔1aからスプリットファスナKが抜き出される。
このように、防護柵支柱1に形成されたリブ1dによって、回転した一対の挿入部K3が取付孔1aの内側に押圧されることで、取付孔1aから抜き出すことができ、スプリットファスナKの取付孔1aに対する着脱が容易となる。
本発明の防護柵を説明するためのもので、防護柵の設置状態を示す概略正面図である。 本発明の防護柵支柱打込み方法を説明するためのもので、本支柱を地盤に打込んだ状態を示す断面図である。 図2に示す本支柱の平断面図である。 本発明の防護柵支柱打込み方法を説明するためのもので、控え支柱を地盤に斜めに打込んだ状態を示す断面図である。 図4に示す控え支柱の上端部の斜視図である。 本発明の防護柵支柱打込み方法を説明するためのもので、本支柱と控え支柱とを地盤に打込んだ状態を示す断面図である。 本発明の防護柵支柱打込み方法を説明するためのもので、本支柱を控え支柱に固定した状態を示す要部の正面図である。 ワイヤーを防護柵支柱に取り付けるための取付部材の一例であるスプリットファスナを示す、(a)は上面図、(b)、(c)は互いに直交方向からの側面図である。 ワイヤーを防護柵支柱に取り付けるための取付部材の一例であるスプリットファスナを示す斜視図である。 図8、図9におけるスプリットファスナによるワイヤーの防護柵支柱に対する取付状態を示す斜視図である。 図10におけるスプリットファスナによるワイヤーの防護柵支柱に対する取付状態を示す側断面図であり、取付孔に対するスプリットファスナの挿入状態である。 図10におけるスプリットファスナによるワイヤーの防護柵支柱に対する取付状態を示す上断面図であり、(a)は取付孔に対するスプリットファスナの挿入状態、(b)は(a)からスプリットファスナを90°回転させた状態である。
符号の説明
1 防護柵支柱(本支柱)
1a 第1の取付孔(孔)
1b 第2の取付孔(孔)
2 防護柵打込用補助部材
3 尖状部材
3a 尖り部
3b 固定部
4 キャップ部材
4c 叩き部
6 緩衝材
10 防護柵支柱(控え支柱)
11 切欠部
A 防護柵
W 防護線(ワイヤー)
K クリップ(スプリットファスナ)

Claims (8)

  1. 地盤に所定の間隔で立設される防護柵支柱と、前記防護柵支柱間に架設される防護線とを備える防護柵において、
    前記防護柵支柱は、樹脂を溶融させて成形した樹脂成形品であり、かつ、この防護柵支柱には、この防護柵支柱の長さ方向に沿って防護線を取り付ける取付孔が形成され、
    この取付孔は、水平方向に架設される防護線を取り付ける第1の取付孔と、斜めにジグザグに架設される防護線を取り付ける第2の取付孔とを備えたことを特徴とする防護柵。
  2. 請求項1に記載の防護柵において、
    前記防護柵支柱は中空状に成形されていることを特徴とする防護柵。
  3. 請求項1または2に記載の防護柵において、
    前記防護柵支柱と前記防護線とのうち少なくとも一方は、セルロース材を粉砕して得られた粉砕粉と樹脂とを混合したものを溶融させて成形した木質様樹脂成形品であることを特徴とする防護柵。
  4. 筒状の防護柵支柱を地盤に打ち込む際に使用される防護柵打込用補助部材であって、
    前記防護柵支柱の下端部に取付けられ、下端部が尖っている尖状部材と、
    前記防護柵支柱の上端部に被せるようにして取付けられ、上端面が叩き部とされたキャップ部材とを備え、
    前記キャップ部材の底部には、緩衝材が設けられていることを特徴とする防護柵打込用補助部材。
  5. 請求項4に記載の防護柵打込用補助部材において、
    前記尖状部材は、錐状の尖り部と、この尖り部の端面に設けられて、前記筒状の防護柵支柱の下端部に挿入固定される固定部とを備えていることを特徴とする防護柵打込用補助部材。
  6. 請求項4に記載の防護柵打込用補助部材を用いて、筒状の防護柵支柱を地盤に打ち込む防護柵支柱打込み方法であって、
    前記防護柵支柱の下端部に、前記防護柵打込用補助部材の尖状部材を取付けるとともに、上端部に前記防護柵打込用補助部材のキャップ部材を取付けておき、
    前記防護柵支柱を、前記尖状部材を下にして、前記キャップ部材の叩き部を上方から叩くことによって、地盤に打込んでいくことを特徴とする防護柵支柱打込み方法。
  7. 請求項4に記載の防護柵打込用補助部材を用いて、筒状の防護柵支柱を地盤に打ち込む防護柵支柱打込み方法であって、
    前記防護柵支柱の上端面の外周部の一部に切欠部を形成することによって、この切欠部が形成された防護柵支柱を控え支柱とし、
    この控え支柱の下端部に、前記防護柵打込用補助部材の尖状部材を取付けるとともに、上端部に前記防護柵打込用補助部材のキャップ部材を取付けておき、
    前記控え支柱を、前記尖状部材を下にして、前記キャップ部材の叩き部を斜め上方から叩くことによって、地盤に斜めに打込んでいくとともに、前記切欠部が下側に位置するように前記控え支柱の周方向の位置を調整し、
    次に、本支柱としての防護柵支柱の下端部に、防護柵打込用補助部材の尖状部材を取付けるとともに、上端部に防護柵打込用補助部材のキャップ部材を取付けておき、
    前記本支柱を、前記尖状部材を下にして、前記キャップ部材の叩き部を上方から叩くことによって、地盤に鉛直に打込んでいくとともに、この本支柱の外周部の一部を前記控え支柱の切欠部に当接することを特徴とする防護柵支柱打込み方法。
  8. 請求項6または7に記載の防護柵支柱打込み方法において、
    前記防護柵支柱は、それぞれセルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであることを特徴とする防護柵支柱打込み方法。
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