JP2005120775A - 塔状構造物の構築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基礎部に最下部となるブロックの塔体構造物1aを立設し、最下部ブロックの塔体構造物1aを囲むように4本の支柱21〜24からなるガイドタワー2を組立て、塔体構造物1aとガイドタワー2の間に2個の帯体及び帯体をフレームに連結する部材並びにフレームの外側に設けられたガイドローラを有している支持機構3を取り付け、このガイドタワー2にクライミング装置5を取付け、クライミング装置5により塔体構造物等を持ち上げ、またクライミング装置5によりガイドタワー2を持ち上げて、その下に継ぎ枠を接続してガイドタワー2を高くし、高くなったガイドタワー2で塔状構造物を構築する方法である。【選択図】 図1
Description
また、風力発電機のような塔もブロック化された鉄塔構造物、発電機や羽根をを順次、大型のトラッククレーンやクライミングクレーンで吊り上げて構築するものである。風力発電機は道路が整備されていないような山や海岸に建設することが多く、まず、塔の構築に用いる大型トラッククレーンを搬入する道路を整備して大型のトラッククレーンを設置する作業場所を確保をしなければならなかった。このように鉄塔を構築する準備段階での道路整備が、風力発電機を構築する工期や工費に大きく影響するという問題があった。
このような問題を解決するために、効率的な風力発電機などの塔状構造物を構築することが要求されており、それに応ずるべく風力発電機などの塔状構造物の構築方法について提案を行なった(特許文献1、2)。
風力発電機は、風の日が多くまた風の強い場所に設置するものであり、それを構築する作業中は当然のことながら風の日が多くまた風が強いので、風の対策を考慮して構築作業を行う必要がある。そこで、本発明は、基礎部に最下部となるブロック塔体構造物、最下部となるブロック塔体構造物の上に接続された塔体構造物と、ガイドタワーを構成する支柱との間に取り付ける支持機構を改善して、多少の風があっても風力発電機の構築作業を安全に行なえるようにする風力発電機などの塔状構造物の構築方法を提供するものである。
また、本発明の塔状構造物の構築方法は、支持機構のフレームが接合部で接合されていることを特徴とするものである。
さらに、本発明の塔状構造物の構築方法は、クライミング装置により複数個のブロック化された塔体構造物を持ち上げる複数個のブロック塔体構造物を接続して塔状構造物を構築し、さらに発電機を組み立て、次いで羽根を発電機に組み付け風力発電機を構築するものであることを特徴とするものである。
図1は本発明の実施形態の塔状構造物の構築について概略を示す斜視図である。図2は本発明の実施形態の塔体構造物とガイドタワーの間の支持機構の概略を示す斜視図である。図3は塔体構造物とガイドタワーの間の支持機構を示す平面図、図4は図3の支持機構の破線X−Xの断面図、図5は支持機構のガイドローラーを拡大して示した図である。図6は本発明のもう1つの実施形態の支持機構を示した図である。図7は図1のクライミング装置5の一例を詳細に示した斜視図、図8は図7の側面図、図9は図7の平面図、図10は図8のX−X断面図である。
また、4本の支柱21〜24からなるガイドタワー2は、ブロックの塔体構造物を持ち上げるなどの作業を行うものである。ガイドタワー2は、その下部に継ぎ枠を接続してガイドタワー2を高くし、高くしたガイドタワー2で高い位置に塔体構造物、発電機、羽根を持ち上げることができるようにして風力発電機の鉄塔を構築するものである。
支持機構3は、フレームとその内側に設けられた塔体1aを上・下で締め付ける2個の帯体及び帯体をフレームに連結する部材並びにフレームの外側に設けられたガイドローラを有しているものである。ガイドタワー2には伸縮機構を備えたクライミング装置5を取り付ける。
またクライミング装置5は、下に止まってガイドタワー2を持ち上げる作用をするものであり、クライミング装置5によりガイドタワー2を持ち上げ、その下に継ぎ枠を接続してガイドタワー2を高くする。
高くしたガイドタワー2に沿ってクライミング装置5を上昇させて塔体構造物、発電機、羽根を持ち上げるものである。
図2の斜視図は塔体構造物とガイドタワーの間の支持機構の概略を示すものである。塔体1aを上側の帯体28aと下側の帯体28bで締め付けている。上側の帯体28aは上側の当板29aに連結され、当板29aのフランジ部30aにピン32cでヒンジ32aが揺動できるように連結されている。ヒンジ32aに接続されているネジ軸34aは、上側の接続具35aに間隔調整ナット31aと31cで固定される。また下側の帯体28bは下側の当板29bに連結され、当板29bのフランジ30bにピン32cでヒンジ32bが揺動できるように連結されている。ヒンジ32bのネジ軸34bは下側の接続具35bに間隔調整ナットで固定される。
図3の平面図に示すように、支持機構のフレームは、フレーム部材38−1と部材38−2を接合部40で接合して四角形のフレーム38に構成する。支持機構の四角形のフレーム38は、4本の支柱21〜24の内に位置するサイズに形成される。
塔体1aはその上側を当板29a−1、締め付け具41、帯体28a−1、当板29a−2、締め付け具41、帯体28a−2、当板29a−3、締め付け具41、帯体28a−3、当板29a−4、締め付け具41、帯体28a−4、当板29a−1を接続してその周囲に巻き付けられている。締め付け具41例えばターンバックル41を締め付けることにより、塔体1aは帯体28a−1〜28a−4で締め付けられる。
なお、図3の平面図では塔体1aの上側の帯体28aと上側の当板29aを示し、塔体1aの周囲に巻き付けて締め付ける状態を説明するために、帯体28aを28a−1〜4と、上側の当板29aを29a−1〜4と符号を付けた。
塔体1aの上側を締め付ける帯体28aは上側の当板29aに連結される。当板29aにはヒンジ32aが連結され、ヒンジ32aにはネジ軸34aが接続されており、ネジ軸34aはネジ軸を調整する接続具35aに連結されている。ヒンジ32aは、そのピン32cを当板29aのフランジ部30aの穴に挿入してピン32cで揺動可能に連結されている。またヒンジ32aに接続されているネジ軸34aは、間隔を調整し、接続具35aにナット31aと31cで固定される。
上側の接続具35aと下側の接続具35bは連結部材36に接続され、連結部材36はフレーム38に連結されている。また、連結部材36は補強部材39でフレーム38に連結し補強することが好ましい。
また、当板29aにはヒンジ32a、当板29bにはヒンジ32bが設けられているので、ガイドタワー2の支柱21〜24の曲りや捩じれ等の変化に対応することができるものであり、また塔体の揺れによる変動に対応することができるものである。
また、2個の帯体28a、28bの当板29a、29bと連結部材36及び溝付きローラ37が、塔体構造物1aのほぼ中心Oからほぼ一直線に配設されていることにより、塔体構造物とガイドタワーの間を安定的に支持することができ、かつクライミング装置により持ち上げるガイドタワーを安定的で円滑に上昇・下降させることができるものである。
それぞれのフレーム部材38−1とフレーム部材38−2には、上側当板29aと下側当板29b、ヒンジとネジ軸と上側接続具35aと下側接続具35b及び連結部材36が接続されているものである。この上側当板29aと下側当板29b、ヒンジとネジ軸と上側接続具35aと下側接続具35b及び連結部材36が接続されているフーム部材38−1とフレーム部材38−2を、4個組み合わせて接合部40で接合することにより、支持機構を組み立てることができる。また接合部40で離すことにより、それぞれのフレーム部材38−1とフレーム部材38−2に支持機構を容易に分解することができるものである。
このように、支持機構のフレーム38は、フレーム部材38−1と部材38−2が接合部40で接合されているので、容易に組み立てることができ、またその分解も容易である。
図6(a)の平面図及び(b)の側面図に示すように、塔体構造物1aを帯体28aで締め付け、その当板29aにはヒンジ32aが連結され、ネジ軸34aが接続されており、ネジ軸34aはネジ軸を調整する接続具35aに連結されているものである。なお、塔体構造物1aは2個の帯体で締め付けられるものであるが、図6(a)(b)では上側の帯体と当板だけを図示し、下側の帯体と当板は省略した。
調整部材46のネジ穴49と接続具35aのネジ穴48をボルトとナット47で固定することにより、接続具35aを連結部材36に接続する。
調整部材46のネジ穴49と接続具35aのネジ穴48を適宜組み合わせることにより、塔体構造物とガイドタワーとの間の距離に対応させて調整することができる。
図7〜図10に示すように、クライミング装置5は、張出部53aを有する2個のビーム53及びその一方の端を連結部材54でコの字型フレームを形成し、もう一方には持ち上げた塔体構造物等を横方向に搬入できる開放部55を有するもので、ガイドタワーを構成する4本の支柱21〜24の外周に取り付けられる。
また、クライミング装置5のコの字型フレームは、図10に示すように、張出部53aの端部に部材54a(破線で示した)を連結してフレームを補強することが好ましい。
コの字型フレームは、吊り用門型フレーム63、64の吊下げ部材65に、塔体構造物、発電機、羽根を吊下げる場合に、作業しやすいものである。吊下げ部材65に塔体構造物、発電機、羽根を吊下げてクライミング装置5を上昇させる場合には、張出部53aの端部に部材54aを連結して強固な構造にすることにより、安全に塔体構造物、発電機、羽根を持ち上げることができるものである。 ガイドタワーを構成する支柱21〜24は、図9及び図10に示すように、塔体構造物1aを囲むように組立てられ、塔体構造物1aとの間に支持機構3が取付けられている。支持機構3は上述した図2〜図5に示したものである。
柱状脚部56には部材53b、53cが設けられ、部材53b、53cにはローラー60が設けられている。また連結部材54にはローラ59が設けられている(図7及び図8参照)。
クライミング装置5は、ガイドタワーの搬入側支柱23、24をローラー60で挟持してガイドタワーに取り付けられる。また支柱21、22に連結部材54のローラー59で接するようにして円滑に昇降できるようにすることが好ましい(図7〜図9参照)。
なお、図7〜図9には、ガイドタワーの搬入側支柱23、24に案内レール25を設け、ローラー60の凹部で案内レール25を挟持するようにして、安定的に上昇、下降させる場合を示したが、これら限るものではない。
台車61には、吊り用門型フレーム63、64が設けられ、その上部に吊下げ部材65を設けている。また、吊り用門型フレーム63、64のそれぞれに、吊り上げる羽根を保持する緩衝部材としてのバネ69が設けられている。
また、台車61には、破線で示したように横部材67を設けた柱部材66を取り付けることが好ましい。横部材67にチェーンブロックとフック68を取り付け、これにより門型フレーム63や上部の吊下部材65を持ち上げるようにし、また横部材67を柱部材66に回転可能に取り付け、持ち上げた門型フレーム63、64や上部の吊下部材65を矢印のように回転させることができるようにしている(図7参照)。
搬入側支柱23、24の係合孔26に、伸縮機構58のピンを係合させ、伸縮機構58のシリンダとピストンの尺取り虫的な間欠動作で、クライミング装置5はガイドタワーに沿って上昇・下降する。
クライミング装置5は下部に停止して、搬入側支柱23、24の係合孔26に伸縮機構58のピンを係合させてガイドタワーを支える。またクライミング装置5の伸縮機構58のピンを搬入側支柱23、24の長円状の係合孔26に係合させて、伸縮機構58のシリンダとピストンによる尺取り虫的な間欠動作で、ガイドタワーを持ち上げる操作及びガイドタワーを下降させる操作を行うものである。
図11〜図20は、実施例の風力発電機の構築工程を示す図である。
まず、図11(a)に示すように、基礎部10に鉄塔の最下部となるブロックの塔体構造物1aを立設する。最下部となるブロックの塔体構造物1aは、仮設ではなく正規位置しっかりと立設する。
次いで、図11(b)に示すように、ベース11を設置し、最下部ブロックの塔体構造物1aを囲むように4本の支柱からなるガイドタワー2aとガイドタワー2bを接続し組立てる。ベース11からガイドタワー2aと2bを持ち上げることができるように載置する。なお、ガイドタワーとして十分に荷重に耐えるように設ける。
図11(c)のX1−X1は、その断面図に示すように、ガイドタワーを構成する4本の支柱21〜24と塔体構造物1aとの間に支持機構3が取り付けられる。4本の支柱21〜24は梁27やトラスで強固な構造にされる。また図11(c)のX2−X2は、その断面図に示すように、ガイドタワーを構成する4本の支柱21〜24と塔体構造物1aとの間に支持機構3が取り付けられる。4本の支柱21〜24の3箇所には梁27やトラスで強固にされるが、搬入側支柱23と24の間には横部材を設けない。これは持ち上げた塔体構造物を台車で搬入できるようにするためである。
次いで、図14(k)に示すように、持ち上げたガイドタワー2aと2bの下に台車8で継ぎ枠2cを搬入して、ガイドタワー2bの下に継ぎ枠2cを継ぎ足す。この工程を繰り返して図15(l)に示すように、継ぎ枠2d及び継ぎ枠2eを継ぎ足す接合してガイドタワーを高くする。
次いで、図16(o)に示すように、ガイドタワー2a〜2eに沿って、台車の吊下げ部材65に発電機1dを吊り、クライミング装置5を上昇させ、台車を横方向に移動させてブロック塔体構造物1cの上の位置(破線で位置)に搬入し、ブロック塔体構造物1cに発電機1dを接続する。
台車に羽根1eを吊るときは、図7に示した門型フレーム63の64の間に吊下げ部材65で羽根を吊り、緩衝部材としてのバネ69で羽根の翼を保持して揺れないようにする。また発電機1dに羽根1eを組み付けて台車を戻すときには、図7に示した破線で示したように柱部材66とその横部材67を用いて門型フレーム63、64と上部の吊下部材65を上げ、矢印のように回転させて、門型フレーム63、64が羽根1eに干渉しないようにして台車を戻す。
図19(r)に示すように、クライミング装置5を下降して、その柱状脚部56を支持台7に載置する。そしてクライミング装置5でガイドタワー2a〜2eを支える。これは搬入側支柱23、24の係合孔26にクライミング装置5の伸縮機構58のピンを係合させてガイドタワーを支えるものである。
ここで、ガイドタワーの継ぎ枠2dと2eの接合を解除して、搬入台車8で横に搬出する。
下降したガイドタワーの継ぎ枠2cと2dの接合を解除して、搬入台車8で横に搬出する。このようにしてガイドタワーの継ぎ枠2cも取り外し、その後にクライミング装置5を取り外しガイドタワーを解体する。このようにして図20(s)に示すようなブロック塔体構造物1a、1b、1c、発電機1d、羽根1eよりなる風力発電機が構築される。
また、ガイドタワーの搬入側支柱23、24に設けられている係合孔26を楕円状としたのは、伸縮機構58のピン57a、57bを係合孔26に係合させ易くするためである。即ち、係合孔26の位置と伸縮機構58のピン57a、57bの位置に多少のズレがあっても容易にピンを孔に係合させることができる。
これは、風力発電機の構築工程を説明した図13(g)、図15(m)、図16(o)、図17(p)の工程のクライミング装置5の伸縮機構の尺取り虫的な間欠動作に相当するものである。
まず、図21(a)に示すように、ガイドタワーの搬入側支柱23、24の孔26bに下部ピン57bを矢印K1方向に挿入し係合させる。上部ピン57aは矢印L1方向に退却させて解除状態にする。この状態で柱状脚部56は支持台7に載置され止った状態になっている。この柱状脚部56が支持台7に載置され止った状態とは、クライミング装置5は止っている状態である。
次いで、図21(b)に示すように、支柱23、24の孔26bに下部ピン57bを係合させた状態で、ピストン58を矢印M方向に間隔Pだけ押出し、クライミング装置5を矢印Aのように上昇させる。
なお、図21(a)ではピン57bか楕円状の係合孔26bの底部に接していないが、図21(b)のようにピストン58で楕円状の係合孔26bの底部に下部ピン57bを押し付けて上昇させるものである。
次いで、図22(d)に示すように、ピストン58を矢印方向に間隔Pだけ引いて縮める。次いで図21(e)に示すように、孔26cに下部ピン57bを矢印K1方向に進めて係合する。その後に上部ピン57aは孔26eから矢印L1方向に退却させて解除状態にする。図21(c)〜図22(e)では支柱23、24の孔26のいずれかにピン57a,57bが係合しており、ガイドタワーにクライミング装置5が止った状態になっている。
次いで、図22(f)に示すように、孔26cと下部ピン57bを係合させた状態で、ピストン58を矢印M方向に押出し、クライミング装置5を矢印Aのように上昇させる。
このような作動を繰り返して、尺取り虫的な間欠動作でクライミング装置5をガイドタワーに沿って上昇させるものであり、また下降されるものである。
これは、風力発電機の構築工程を説明した図14(j)、図15(l)の工程のクライミング装置5の伸縮機構の尺取り虫的な間欠動作に相当するものである。
図23(a)に示すように、クライミング装置はその柱状脚部56を支持台7に載置して止った状態になっている。ガイドタワーの搬入側支柱23、24の孔26bに下部ピン57bを矢印K1方向に進めて係合し、上部ピン57aは矢印L1方向に退却させて解除状態にする。
次いで、図23(b)に示すように、支柱23、24の孔26bに下部ピン57bを係合させた状態で、ピストン58を矢印N方向に引いて支柱23、24(ガイドタワー)をD方向に上昇させる。なお、図23(a)ではピン57bか楕円状の係合孔26bの上部に接していないが、図23(b)のようにピストン58を矢印N方向に引き上げて楕円状の係合孔26bの上部にピン57bを接触させ、さらにピストン58を矢印N方向に引いて支柱23、24(ガイドタワー)をD方向に上昇させるものである。
次いで、図24(d)に示すように、上部ピン57aを孔26dに係合した状態でピストン58を矢印M方向に伸ばす。.
次いで、図24(e)に示すように、孔26bに下部ピン57bを矢印K1方向に進めて係合し、上部ピン57aは矢印L1方向に退却させて解除状態にする。
次いで、図24(f)に示すように、支柱23、24の孔26bに下部ピン57bを係合させた状態で、ピストン58を矢印N方向に引いて支柱23、24(ガイドタワー)をD方向に上昇させる。
このような作動を繰り返して、クライミング装置の尺取り虫的な間欠動作で、ガイドタワーを持ち上げ、ガイドタワーを高くするものであり、またクライミング装置の尺取り虫的な間欠動作でガイドタワーを下げる作動を行わせるものである。
1d 発電記
1e 羽根
2、2a、2b ガイドタワー
2c、2d、2e 継ぎ枠
3 支持機構
5 クライミング装置
6、61 台車
7 支持台
10 基礎部
21〜24 支柱
25 案内レール
26 長孔
27 梁
28a、28b 帯体
29a、29b 当板
32a ヒンジ
34a ネジ軸
35a、35b 接続具
36 連結部材
37 ガイドローラ
38 フレーム
39 補強部材
40 フレーム部材を接合部
41 締め付け具
42 取付け治具
53 ビーム
53a ビームの張出部
54 連結部材
55 開放部
56 柱状脚部
57 伸縮機構のピン
58 伸縮機構
63、64 吊り用門型フレーム
65 吊下げ部材
69 緩衝部材
Claims (6)
- 基礎部に最下部となるブロック塔体構造物を立設し、前記最下部ブロック塔体構造物を囲むように支柱で構成されているガイドタワーを組み立て、前記ガイドタワーに伸縮機構及び台車を備えたクライミング装置を取り付け、前記クライミング装置を停止させてその伸縮機構の間欠動作で前記ガイドタワーの持ち上げ及び下げる操作によりガイドタワーの継ぎ枠の接続及び取外しを行うものであり、また前記クライミング装置はその伸縮機構の間欠動作で前記ガイドタワーに沿って昇降して塔体構造物を持ち上げ複数個のブロック塔体構造物を接続して塔状構造物を構築する方法であって、塔体構造物とガイドタワーの間には支持機構が設けられており、前記支持機構はフレームとその外側に設けられたガイドローラ並びにその内側に設けられた塔体を締め付ける帯体及び前記帯体を揺動可能に連結する手段と長さ調整手段介して前記フレームに連結しているものであることを特徴とする塔状構造物の構築方法。
- 支持機構は、フレームの内側に設けられた塔体を締め付ける上側帯体と下側帯体からなり、上側帯体は上側当板に連結され、前記上側当板にヒンジで揺動できるように連結されて、ヒンジは間隔調整部材を介して上側の接続具に連結され、下側帯体は下側当板に連結され、前記下側当板にヒンジで揺動できるように連結されて、ヒンジは間隔調整部材を介して下側の接続具に連結され、上側接続具と下側接続具は連結部材を介してフレームに連結していることを特徴とする請求項1に記載の塔状構造物の構築方法。
- 支持機構は、上側帯体は上側当板に締め付け具を介して連結され、下側帯体は下側当板に締め付け具を介して連結されていることを特徴とする請求項2に記載の塔状構造物の構築方法。
- 支持機構は、上側当板とヒンジと上側の接続具及び下側当板とヒンジと下側の接続具並びにガイドローラが、塔体のほぼ中心とガイドタワーを構成する支柱の間に、ほぼ一直線に配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の塔状構造物の構築方法。
- 支持機構は、そのフレームが接合部で接合されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の塔状構造物の構築方法。
- クライミング装置により複数個のブロック化された塔体構造物を持ち上げる複数個のブロック塔体構造物を接続して塔状構造物を構築し、さらに発電機を組み立て、次いで羽根を発電機に組み付け風力発電機を構築するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の塔体構造物の構築方法。
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