JP2005119556A - 車両のサスペンション支持装置 - Google Patents

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Akihiro Nemoto
顕弘 根本
Tetsuya Maruo
哲也 圓尾
Yasushi Kurusu
泰 来栖
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Toa Kogyo Co Ltd
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Toa Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】クロスメンバのサスペンションアーム支持部周辺の水分を効果的に排出して耐環境性を向上する。
【解決手段】サスペンションアームの後側の支持端を締結するためのウェルディングナット9が固設されるアッパーパネル1aの凹部14に連通する溝形状の排水用ビード17を設け、ウェルディングナット9の周囲に溜まった水を排水することで、サスペンションアーム支持部の金属部の錆の発生やブッシュの劣化を防止し、異音発生や制振性能の低下による操縦安定性への悪影響を未然に回避する。
【選択図】図3

Description

本発明は、サスペンションアーム支持部周辺の水分を排出して耐環境性を向上する車両のサスペンション支持装置に関する。
従来、自動車等の車両におけるサスペンションの支持構造として、ストラット型サスペンション等のサスペンション部材に連結されるサスペンションアームを、車体前後方向に間隔をおいた2点でクロスメンバに連結して支持する構造が知られている。
例えば、特許文献1には、サスクロスメンバ(サスペンションクロスメンバ)の端部側前後に設定されたサスアーム支持部に、支持ブッシュを介してサスペンションアームを取付け、このサスペンションアームの前側の支持ブッシュを、車体の略前後方向に指向するボルトを用いて同側のサスアーム支持部に取付け、サスペンションアームの後側の支持ブッシュを、垂直方向に指向するボルトを用いてサスアーム支持部と共にフロントサイドフレームに共締め固定したサスペンション支持装置が開示されている。
特開2000−71733号公報
車両の下部に配設されるクロスメンバに要求される耐環境性として、水分に対する防錆性能があり、従来、水分に対する防錆は塗装等によって対応していた。しかしながら、洗車や雨天走行時等に水がかり、この水が滞留すると、長期的にはサスペンションアームの取付部の金属の腐食やブッシュの劣化を招く虞がある。
特に、車両前部のクロスメンバには、雨天走行或いは水溜りの多い悪路走行時等に路面からの飛水がかかり易く、この水がクロスメンバの上面側に滞留すると、金属の腐食やブッシュの劣化が促進され、サスペンションアームの取付部の締結軸力の低下による異音発生や制振性能の低下による操縦安定性への悪影響が懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、クロスメンバのサスペンションアーム支持部周辺の水分を効果的に排出して耐環境性を向上することのできる車両のサスペンション支持装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による車両のサスペンション支持装置は、サスペンションアームの支持端に取付けたブッシュにボルトを挿通し、このボルトをクロスメンバに固設したナットに締結する車両のサスペンション支持装置であって、上記クロスメンバを形成する第1の部材と第2の部材とにより上記ブッシュを上下に挟持すると共に、上記第1の部材の上記ブッシュの上部に位置する部位に上記ナットを固設し、上記第1の部材の上記ナットの周囲に、上記ナット周辺の水を排出する排水用ビードを設けたことを特徴とする。
その際、上記排水用ビードを上記ブッシュの台座として上記第1の部材に形成される凹部に連通する溝形状のビードとして形成し、また、上記クロスメンバを車体前部の骨格構造に固定されるクロスメンバとすることが望ましい。
本発明の車両のサスペンション支持装置は、クロスメンバに設けた排水用ビードによりサスペンションアーム支持部周辺の水分を効果的に排出して金属部の錆の発生やブッシュの劣化を防止し、異音発生や制振性能の低下による操縦安定性への悪影響を未然に回避することができ、耐環境性の向上による製品の信頼性向上に寄与することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の実施の一形態に係わり、図1はクロスメンバ周辺のレイアウトを示す説明図、図2はサスペンションアーム支持部を示す断面図、図3は排水用ビートの斜視図である。
先ず、図1を用いて車両のフロントサスペンションを支持するクロスメンバ周辺のレイアウトについて説明する。同図において、符号1は、複数の板金部材を接合してボックス断面構造を形成したクロスメンバ本体であり、エンジン房内の下部に配設される。このクロスメンバ本体1は、車体左右方向に延びる基部2と、この基部2の両側に連設されて車体前後方向に延出される左右対称の支持部3と、各支持部3の車体前方側の端部から上方に隆起される左右の隆起部4とを有しており、各隆起部4の先端に立設された円筒状のステー5と、各支持部3の後端側に穿設された取付孔3a,3bとの前後3カ所、左右の計6カ所で、車体側部の骨格構造を形成して車体前部で内側に屈曲されて延出されるサイドフレーム(図示せず)に取付けられている。
クロスメンバ本体1の基部2は、左右の支持部3に対して若干盛上がったブリッジ状に形成されており、このブリッジ状の部位の中央からやや左寄りに、エンジン51及びトランスミッション52からなるパワーユニット50を支持するマウントブラケット30が立設されている。本形態においては、エンジン51は、運転席前方の車幅方向に横置き配置され、このエンジン51の左側方(助手席側)にトランスミッション52が一体的に結合されている。
尚、パワーユニット50は、その前部がマウントブラケット30により支持されると共に、例えば、左右の2カ所が車体骨格構造を形成するサイドフレームによって支持され、3点支持によって車体にマウントされる。
また、マウントブラケット30に近接した左側の部位と、マウントブラケット30から所定距離だけ離間してステアリングシャフト60の内側に位置する部位とに、ステアリングシャフト60からの操舵力を増幅して左右のタイロッド61を介して車輪に伝達するステアリングギヤボックス62を支持する2つのマウントブラケット41,42が立設されている。
一方、クロスメンバ本体1の左右の支持部3は、車体中心方向に若干湾曲されて車体前部方向に開口されており、左右それぞれに、支持部3から隆起部4へ至る部位と基部2から左右の支持部3へ至る部位との前後2点で、ストラット型サスペンション等のサスペンション部材に連結されるサスペンションアーム6が支持されている。
各サスペンションアーム6の前側の支持端は、車体の略前後方向に支持され、制振ゴム等の弾性材が内部に嵌着された円筒状のブッシュ7にボルトを挿通してボックス構造内に固設されたウェルディングナットに締結することで取付けられる。また、サスペンションアーム6の後側の支持端は、車体の略上下方向に支持され、後述するように、クロスメンバ本体1を構成する2つのパネル部材の間に配設されるブッシュ(同様に制振ゴム等の弾性材が内部に嵌着された円筒状のブッシュ8;図2参照)にボルトを挿通してクロスメンバ本体1上面に固設されるウェルディングナット9に締結することで取付けられる。
また、左右の支持部3の前部の開口部には、各サスペンションアーム6の前側の支持部の横剛性をアップして操縦安定性を向上するための管状のサポートアーム10が懸架され、このサポートアーム10に、エンジンや車体の振動による影響を抑制するためのマス11が固設されている。更に、基部2から左右の支持部3へ至るウェルディングナット9の内側の部位には、車体のロール剛性をアップするためのスタビライザ12が左右のブラケット13を介して取付けられ、このスタビライザ12の左右の端部がストラットダンパ等のサスペンション部材に図示しないリンクを介して連結されている。
以上のクロスメンバ本体1は、前述したように、エンジン房内の下部で車体骨格構造をなすサイドフレームに取付けられている。このため、洗車時や雨天走行或いは水溜りの多い悪路走行時等に、クロスメンバ本体1に水がかかり、この飛水がクロスメンバ本体1の上面に溜まる可能性がある。
特に、サスペンションアーム6の後側の支持端を略上下方向に支持する部位は、クロスメンバ本体1の上面にウェルディングナット9が固設されており、しかも、このウェルディングナット9は、以下に説明するように、サスペンションアーム6の後側の支持端に取付けられたブッシュ8の台座となる凹部に固設されていることから、ウェルディングナット9の回りに水が溜り易い。
図2は、サスペンションアーム6の後側の支持端の取付構造を示すものであり、クロスメンバ本体1のボックス構造を形成する第1の部材としての上面側のアッパーパネル1aと、第2の部材としての下面側のロワーパネル1bとに、サスペンションアーム6のブッシュ8を挟持するための台座がそれぞれ設けられている。この台座はボックス構造内に突出する円錐台状に形成され、アッパーパネル1aの上面側から見ると円錐台状の凹部14となり、この凹部14にウェルディングナット9が溶接されている。そして、上面側のアッパーパネル1aと下面側のロワーパネル1bとの間にサスペンションアーム6のブッシュ8を挿入して下方からボルト15を挿通し、ウェルディングナット9に締結する。
尚、ロワーパネル1bのサスペンションアーム6の取付部には、ブッシュ8を挿入する際の位置決めとなる凸状のストッパビード16が設けられており、このストッパビード16により、サスペンションアーム6の組付け作業性を向上することができる。
ウェルディングナット9は、座面側の複数箇所で溶接されてアッパーパネル1aに固設される一般的な溶接ナットであり、座面全周とアッパーパネル1aとの間を完全に密着させて水密に保つことは困難である。このため、図3に示すように、ウェルディングナット9の周囲には、ウェルディングナット9の周囲に溜まった水を排水するための排水用ビード17が設けられている。この排水用ビード17は、アッパーパネル1aの凹部14に連通する溝形状に形成され、クロスメンバ本体1の後端側に延出されている。
これにより、洗車や雨天走行時に、クロスメンバ本体1に飛水がかかり、サスペンションアーム6の後側の支持端を略上下方向に支持するウェルディングナット9周辺に水が溜っても、この水を排水用ビード17から迅速に排出して乾燥状態を保つことが可能となる。その結果、サスペンションアーム6の支持端のブッシュ8への水の侵入による錆の発生やブッシュ8の劣化を防止し、異音発生や制振性能の低下による操縦安定性への悪影響を未然に回避して信頼性向上を図ることができる。
クロスメンバ周辺のレイアウトを示す説明図 サスペンションアーム支持部を示す断面図 排水用ビートの斜視図
符号の説明
1 クロスメンバ本体
1a アッパーパネル(第1の部材)
1b ロワーパネル(第2の部材)
6 サスペンションアーム
8 ブッシュ
9 ウェルディングナット
14 凹部
15 ボルト
17 排水用ビード
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (3)

  1. サスペンションアームの支持端に取付けたブッシュにボルトを挿通し、このボルトをクロスメンバに固設したナットに締結する車両のサスペンション支持装置であって、
    上記クロスメンバを形成する第1の部材と第2の部材とにより上記ブッシュを上下に挟持すると共に、上記第1の部材の上記ブッシュの上部に位置する部位に上記ナットを固設し、
    上記第1の部材の上記ナットの周囲に、上記ナット周辺の水を排出する排水用ビードを設けたことを特徴とする車両のサスペンション支持装置。
  2. 上記排水用ビードを、上記ブッシュの台座として上記第1の部材に形成される凹部に連通する溝形状のビードとして形成することを特徴とする請求項1記載の車両のサスペンション支持装置。
  3. 上記クロスメンバを、車体前部の骨格構造に固定されるクロスメンバとすることを特徴とする請求項1又は2記載の車両のサスペンション支持装置。
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