JP2005119109A - 押印装置および配達物引受処理装置 - Google Patents

押印装置および配達物引受処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】郵便物等の配達物の引受処理を簡単迅速かつ高精度に行なうことができる。
【解決手段】配達物に、1種類以上のインク及び1つ以上のプリンタヘッドとにより印字するプリンタと、配達物の配達依頼の引受けを示すと共に、この配達物の配達サービスの種類に応じて予め設定された識別情報を、配達料金情報と共にプリンタにより印字させる一方、印字データを記録するメモリーを備えた押印制御器と、プリンタにより印字された少なくとも印字データを押印制御器を介して着脱自在の記録媒体に記録するカードライバ12と、プリンタ、押印制御器およびカードライバに電力を給電する充電可能のバッテリーと、を具備している。
【選択図】 図1

Description

本発明は郵便や宅配便、メール便等による郵便物や配達物の顧客からの配達依頼を引受けるための引受け処理を行なう押印装置及びこの押印装置を備えた配達物引受処理装置に関する。
一般に、郵便局では、記録扱い郵便物等の郵便物(配達物)の郵便配達依頼を顧客から受けると、まず、引受処理を行なう。
従来、この種の記録扱い郵便物の引受処理としては、まず、その記録扱い郵便物に、その記録扱い郵便物の種類に応じて予め設定した引受番号をバーコード化して印字した引受番号バーコードラベルを、郵便局員がラベル貼付機(ラベラー)を使用して貼着する。
この後、顧客(差出人)から記録扱い郵便物と同時に提出された受領証と受領証同原符に、その引受番号と同じ番号(同番)の引受番号の数字を郵便局員が手書きで記入、または専用機で印字し、さらに、引受日を示す日付印を、受領証同原符と差出人控えに押して、差出人控えを差出人(顧客)に手渡す一方、受領証同原符は郵便局控えとして郵便局で保管する。
また、引受けた郵便物が速達扱いの場合には、別途、郵便物に朱印(または赤色)の速達印を押す。
この後、各記録扱い郵便物に貼着した引受番号バーコードラベル上のバーコードをバーコードスキャナーにより読み取ってホストコンピュータに登録する。これにより、PNET(日本郵政公社の商標)と称される専用回線を使用した郵便物追跡システムに郵便物の引受番号が登録されるので、この追跡システムを利用して引受番号に基づいて郵便物の配達完了や未了等配達状況を随時、追跡することができる。
一方、書類等の宅配便であるメール便の引受処理では、例えば、予め引受番号がバーコードにて印字された引受伝票を使用し、または、バーコードプリンターにより予め印字された引受番号のバーコードラベルを引受伝票に貼着し、この引受番号バーコードをバーコードリーダにより読み込む等により宅配業者のホストコンピュータに登録している。これにより、メール便の引受番号が宅配業者のメール便等追跡システムに登録されるので、宅配業者や差出人(顧客)は、この追跡システムをインターネット上のWebページを利用することにより、引受番号に基づいてメール便の配達完了や未了等の配達状況を随時、追跡することができる。
これら記録扱い郵便物やメール便等配達物の引受処理は実際に実施されており、文献には記載されていない。
しかしながら、このような従来の記録扱い郵便物(高付加価値郵便物)の引受処理では、その郵便物の種類(配達サービスの種類)に応じて予め設定された引受番号バーコードをバーコードプリンターにより予めラベルに印字し、さらに、このバーコードラベルをラベル貼付機(ラベラー)により郵便物に直接貼着する。さらにまた、差出人(顧客)から提出された受領証同原簿に引受番号を人手で転記、または専用機で印字し、引受日を日付印にて人手で押し、控えとして差出し人に手渡すことが必要であり、手作業が多い。しかも、これら作業は郵便物の種類毎に相違するので、これら引受処理にミスが発生する場合がある。
図11は記録扱い郵便物のうちの例えば4種類の郵便物、例えば一般書留郵便、現金書留郵便、簡易書留郵便、配達記録郵便について郵便局の窓口で現在行なわれている引受処理を示している。
例えば、一般書留郵便の場合、その引受の際には、バーコードと数字を上下に併記してなる引受番号をラベルに予め印字してあるバーコードラベルを、当該書留郵便物自体にラベラーにより1枚貼着する。一方、この書留郵便が引受時刻証明付きの場合は、その引受時刻証明の年月日、時分の文字のみを角枠内に予め刻印してあるスタンプを押印し、その角枠内の年月日、時分欄に、実際の郵便物を引受けた引受年月日、時分を局員が手書きにより記入(以下手記入という)している。
さらに、書留郵便物受領証を顧客の差出人控えと郵便局控えである同原符の2枚を手記入により作成しなければならない。
また、現金書留郵便の場合、現金書留用封筒に予め貼着されている原符付伝票の4箇所の引受番号欄に、同一番号の引受番号バーコードのラベルを、ラベラーによりそれぞれ貼着し、引受日付印の欄には、引受日をセットしたゴム印等のスタンプ(日付印)を押印する。
このために、現金書留郵便の場合は、同一番号の引受番号バーコードラベルが5枚続くラベルを巻紙状剥離紙に連続して貼付した巻ラベルを具備したラベラーが必要となり、ラベル毎に引受番号が異なる一般書留郵便用のラベラーとは異なっている。したがって、記録扱い郵便物の種類毎にラベラーを用意し、管理しなければならない。
しかし、これら現金書留郵便用のラベラーと一般書留郵便用のラベラーとは外見が殆ど同一であるので、誤って使用し易い。
このために、郵便種類を誤ったラベラーを使用した場合には、その誤って使用されたラベルの引受番号を無効にする厳格な手続も必要となり、非常に煩雑であるという課題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、郵便物等の配達物の引受処理を簡単迅速かつ高精度に行なうことができる押印装置及び配達物引受処理装置を提供することにある。
本願請求項1に係る発明は、配達物に、1種類以上のインク及び1つ以上のプリンタヘッドとにより印字する印字手段と、上記配達物の配達依頼の引受けを示すと共に、この配達物の配達サービスの種類に応じて予め設定された識別情報を、配達料金情報と共に上記印字手段により印字させる一方、その印字データを記録するメモリーを備えた制御手段と、上記印字手段により印字された少なくとも印字データを上記制御手段を介して着脱自在の記録媒体に記録するデータ記録手段と、上記印字手段、制御手段およびデータ記録手段に電力を給電する充電可能のバッテリーと、を具備していることを特徴とする押印装置である。
なお、請求項1以下において、配達料金情報とは配達料金自体の他に予納済や現金精算済等の精算情報を含む。
本願請求項2に係る発明は、上記配達料金及び引受番号コードを、上記配達物に装着されたICタグに記録するリーダライターを、具備していることを特徴とする請求項1記載の押印装置である。
本願請求項3に係る発明は、上記配達料金情報を入力する料金情報入力手段を有し、上記制御手段は、この料金情報入力手段により入力された配達料金情報を上記印字手段により印字させる機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の押印装置である。
本願請求項4に係る発明は、上記配達サービスの種類を選択指定する手段を有し、上記制御手段は、この選択指定手段の指定操作に応じて上記識別情報を選択し上記印字手段に印字させる機能を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の押印装置である。
本願請求項5に係る発明は、上記制御手段は、上記印字手段に、上記配達物の宛先を示すカスタマコードを印字させるカスタマコード印字機能を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の押印装置である。
本願請求項6に係る発明は、上記識別情報は少なくとも引受番号のバーコードを含み、上記配達料金情報が図形を含む表記であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の押印装置である。
本願請求項7に係る発明は、上記制御手段は、操作手順を案内する案内機能を具備していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の押印装置である。
本願請求項8に係る発明は、上記印字データを情報端末に転送する通信手段、を具備していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の押印装置である。
本願請求項9に係る発明は、上記請求項1〜7のいずれか1項に記載の押印装置と、この押印装置を着脱自在に装着させる装着部、この装着部に押印装置が装着されたときに、上記バッテリーに電気的に接続されてこのバッテリーを充電する充電装置、上記制御手段のメモリーに記録されている少なくとも印字データを読み取り記録するデータ読取記録手段、このデータ読取記録手段に記録されたデータを転送可能に通信する通信手段、を備えたベースユニットと、を具備していることを特徴とする配達物引受処理装置である。
本願請求項10に係る発明は、請求項9記載の配達物引受処理装置または請求項8記載の押印装置の通信手段から転送されたデータを受信する情報端末を有し、この情報端末は、上記配達物の配達依頼の引受けから配達完了までの移動を引受番号に基づいて追跡する配達物追跡情報を提供する配達物追跡システムから、上記配達物引受処理装置の通信手段から受信したデータの引受番号に基づいて配達物の上記配達物追跡情報を収集する配達物追跡情報収集手段を、具備していることを特徴とする配達物情報管理システムである。
本願請求項11に係る発明は、上記情報端末は、上記配達物引受処理装置の通信手段から受信した配達物の引受番号に基づいて当該配達物の配達リストを作成する配達リスト作成手段と、この配達リスト作成手段により作成された配達リスト中の配達物について上記配達物追跡システムから配達物追跡情報を取得して配達完了情報を記録する配達完了情報記録手段と、この配達完了情報記録手段から読み込んだ配達完了情報と上記配達リストとを照合し、配達物の配達完了または未了を記録する配達未完了記録手段と、を具備していることを特徴とする請求項10記載の配達物情報管理システムである。
本発明によれば、郵便物等の配達物の引受処理を簡単迅速かつ高精度に行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、これら複数の添付図面中、同一又は相当部分には同一符号を付している。
図1は本発明の一実施形態に係る配達物引受処理装置1の正面図、図2はこの配達物引受処理装置1のベースユニット2から取り外した状態の押印装置3の正面図、図3はその押印装置3の右側面図、図4は同底面図である。
図1に示すように配達物引受処理装置1はベースユニット2上に、小型軽量で携行可能の押印装置3を着脱自在に装着しており、配達物の一例である記録扱い郵便物(高付加価値郵便物)の引受処理を行なうように構成されている。配達物引受処理装置1はベースユニット2に押印装置3を装着したときの全高Hoが例えば230mm、全幅Wo及び奥行Doが各々150mmの寸法を有する。
図2〜図4に示すように押印装置3は、例えば高さHが180mm、幅Wが120mm、奥行Dが70mmのほぼ偏平角筒状の本体ケース4を有する。この本体ケース4の正面中央部には、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶)等の上表示器5を配設し、この上表示器5の上方に、操作パネル6を配設する一方、上表示器5の下方にて印字手段のプリンタ7を内蔵している。
本体ケース4は、その下端部を、図1で示す正面とその裏面とを透明パネルにより形成し、プリンタ7のプリンタヘッド7a,7bの図中矢印で示す印字方向への駆動やインクの減少とを目視できると共に、印字範囲を目視できるようになっている。
操作パネル6は配達料金情報の一種である郵便料金(配達料金)を設定し、入力するための0〜9のテンキー8、その入力を誤ったときにキャンセルするクリアキーCL、郵便料金の入力を実行させるためのエンターキーEnt、複数個の上ファンクションキーF1,F2、F3、F4、F5、F6、を備えている。
上ファンクションキーF1〜F6は本体ケース4の正面において幅方向に一列状に配設され、配達サービスの一例である記録扱い郵便物の複数の種類に、例えば1対1でそれぞれ対応しており、押すことによりこの記録扱い郵便物をそれぞれ選択する選択信号をそれぞれ出力するようになっている。なお、これら上ファンクションキーF1〜F6は下記記録扱い郵便物の全部を指定し得るように例えば8個設けてもよく、または本実施形態のようにその何個かを省略してもよい。さらに、1つのファンクションキーF1〜F6の押圧回数に応じて郵便物の種類を適宜選択し得るように構成してもよい。
以下に、記録扱い郵便物の種類を示す。
・書留郵便(一般郵便・現金書留・簡易書留)
重要文書や、配達を確実にする目的で使用する。
予め、損害賠償額を申告することで最高500万円(現金以外は10万円まで、簡易書留は5万円)まで保証される。
・配達記録郵便
郵便物の引受と配達のみを記録する。
損害賠償責任が無い。
・引受時刻証明郵便
書留郵便物を引き受けた時刻を証明する。
特許などで出願時刻を明確にする必要が有る場合などに使用。
・配達証明郵便
書留郵便物を配達したことを証明する。
配達完了後に証明証が発行送付される。
・内容証明郵便
差出日付、差出人、受取人、差出された文書の内容を謄本により証明する。
・配達日指定郵便
日曜と休日を含め、差出人が指定した日に配達する。
・本人限定受け取り郵便
郵便物に記載されて名前宛(住所)に限り、郵便物を渡す。
・特別送達郵便
裁判所の呼び出し状や、判決文の送付に使用する。
ところで、上記プリンタ7はインクジェット方式の2個のプリンタヘッド7a,7bを備え、これらプリンタヘッド7a,7bは例えば黒と赤の2色、または蛍光インクや赤外線インク等2種類の特殊インクを使用して本体ケース4の底面開口にて1次元または2次元のバーコードや、文字、図形(記号を含むイメージ)を印字するように構成されている。但し、操作パネル6は、配達料金情報として、郵便料金の予納,後納,受領済等を入力するように構成されてもよい。
図4に示すようにプリンタ7は、本体ケース4の底面4aに、プリンタヘッド7a,7bの印字面を臨む幅方向に長い横長矩形の印字開口4bを穿設し、この印字開口4bの下面に郵便物を密着させてこの郵便物自体に直接印字し得るように構成されている。また、本体ケース4の底面4aには、この印字開口4bの一側方にて、赤外線通信ポート9を配設している。さらに、本体ケース4の前面下端部には、プリンタ7の印字範囲を示す図示しないマーカを付している。
図3に示すように押印装置3は、その本体ケース4内に、制御手段の一例であるマイクロプロセッサ等よりなる押印制御器10を内蔵している。この押印制御器10は引受番号等印字機能、料金印字機能、表示制御機能、印字データ記録機能、通信機能を有する。引受番号等印字機能は配達サービスの種類を選択指定する選択指定手段の一例である上ファンクションキーF1〜F6からの郵便物選択信号を受信して、その上ファンクションキーF1〜F6により選択された郵便物の種類を解読し、その郵便物の種類に応じて予め設定された引受番号のバーコードと、このバーコードと同数であってバーコードの下方に併記された数字列を例えば黒色プリンタ7aにより、所定回数印字させ、または「速達」等所要の文字を朱色(または赤色)プリンタヘッド、例えば7bにより所定回数印字させる機能を有する。
また、印字すべき引受番号バーコードの連続番号は押印制御器10の図示しないメモリーにプレインストールされた引受番号プログラムに予め権限を有する郵便局等により記録されている。
料金印字機能は、テンキー8の入力操作により、郵便料金が入力され、エンターキーEntが押されたときに、これらのキー入力を読み込み、ここで入力された料金を郵便物の種類により予め設定されたイメージ(図形)、色、文字、数字等料金を表示するために必要な表記を、予め設定された所定回数でプリンタ7により印字させる機能である。
図1、図2に示すように表示制御機能は、印字日、郵便物の種類、引受番号バーコード(BC)の数字列、印字回数(例えば「>>1」)等を表示する一方、上ファンクションキーF1〜F6を押した後、上記引受番号バーコード、同番の数字列、「速達」等の所要文字、郵便料金等をプリンタ7により印字する際は、そのつど、ユーザに事前に印字ガイドを表示器5に表示すると共に、図示省略のスピーカから出力される音声によりガイドする操作ガイド(案内)機能を具備している。
印字データ記録機能はプリンタ7により印字された引受番号や郵便料金等の郵便料金情報を含む印字データ内蔵メモリーとメモリーカード12aに記録すると共に、使用した郵便料金の累計額を算出して内蔵メモリーとメモリーカード12aに記録するものである。
通信機能は押印制御器10のメモリーに記録した印字データについて後述するベースユニット2のベース制御器27と赤外線通信する機能である。
図1〜図3に示すように本体ケース4は、その上部に、全周に亘って円弧状に凹む紐状凹部4cを形成し、この凹部4cの図2中左右両側面には、左右一対のスタートスイッチ11a,11bを配設している。これら一対のスタートスイッチ11a,11bは、押印制御器10に接続されている。押印制御器10は一対のスタートスイッチ11a,11bの少なくとも一方の押し込みのつど、表示器5に表示された印字ガイドを実行させ、印字処理を順次進行させる機能を備えている。
本体ケース4はその上端部の一側端に、記憶媒体の一例であるメモリーカード12aを駆動するメモリーカードドライバ12を配設している。
このメモリーカードドライバ12には押印制御器10を接続している。押印制御器10は、プリンタ7により印字された引受番号や郵便物の種類、印字日(または日時)、「速達」等の文字、郵便料金、郵便料金の累計額、等各郵便物の引受処理の際に印字された印字データを内蔵のメモリーに記録する一方、メモリーカードドライバ12によりメモリーカード12aに記録させる機能を有する。
そして、本体ケース4内には、充電可能のバッテリー13を内蔵している。このバッテリー13は上記上表示器5、プリンタ7、押印制御器10、メモリーカードドライバ12に所要の電力を給電するものであり、陰,陽極一対の受電端子13a,13bを本体ケース4の底面4a上に露出させた状態で配設している。
図5、図6、図7は図1で示すベースユニット2の正面図、右側面図、平面図をそれぞれ示す。ベースユニット2は例えば高さhが60mm、幅wが150mm、奥行dが150mmの小型軽量で携帯可能に構成されており、ほぼ偏平角筒状のユニットケース21を有する。
図6に示すようにユニットケース21は、その後端部上面上に、側面形状が、ほぼ鈎状のプリンタ支持アーム22を一体または一体的に形成している。プリンタ支持アーム22は、その平板状の天板部22aとユニットケース21の図中上端面との間に、前方と左右両側面の3面を開放させた挿入口23を開口させている。
図7に示すように、プリンタ支持アーム22は、その天板部22aの中央部にて、上記押印装置3の底部を着脱自在に嵌合させる長方形の嵌合孔22bと、嵌合段部22bとをそれぞれ形成している。嵌合段部22bの底面上には、上記押印装置3が嵌合孔22b内に嵌入されたときに、この押印装置3の底面4aにある赤外線上側通信ポート9と一対の受電端子13a,13bとにそれぞれ電気的に接続される赤外線下側通信ポート24と、一対の給電端子25a,25bとをそれぞれ配設している。
これら一対の給電端子25a,25bは図6で示す充電装置26に電気的に接続され、赤外線下側通信ポート24はデータ読取記録手段の一例であるベース制御器27に電気的に接続されている。これらベース制御器27と充電装置26はユニットケース21内に配設され、充電装置26は電源コード28に電気的に接続されている。
充電装置26は電源コード28を介して交流の商用電源に電気的に接続され、商用交流電力を所定電圧の直流に変換してベース制御器27、後述する下表示器29、下ファンクションキーF1〜F6に給電する一方、一対の給電端子25a,25bと一対の受電端子13a,13bを介して押印装置3のバッテリー13を充電するようになっている。
図5、図7に示すようにユニットケース21は、外方に膨出する湾曲前面に、押印装置3の上表示器5と上ファンクションキーF1〜F6とそれぞれ同じ機能を有する下表示器29と下ファンクションキーF1〜F6とを配設し、ユニットケース21の側面にはON/OFFスイッチ30を、後面にRS232Cポート31をそれぞれ設けている。
また、ユニットケース21は、その上端面中央部に、栽頭角錘台状の印字受け台32を高さ調節自在かつ上下動自在に設けており、この印字受け台32とプリンタ支持アーム22の天板部22aとの間隙の挿入口23内に郵便物、または受領証同原符等被印字物を挿入し、印字受け台32上に載置することにより、この郵便物等の被印字物の図中上面上に、押印装置3のプリンタ7により引受番号コードやこれと同番号(同番)の引受番号の数字列、「速達」等所要の文字、郵便料金等を印字し、その印字圧力を印字受け台32により受けるようになっている。
ベース制御器27は例えばマイクロプロセッサよりなり、上記押印制御器10に赤外線通信可能に接続されて、この押印制御器10のメモリーに記録されている印字データを読み取り、図示しないメモリーに記録するデータ読取り記録機能と、この印字データを後述するRS232Cポート31を介して情報端末の一例であるコンピュータに通信する通信機能と、押印制御器10とほぼ同一の印字制御および表示制御機能を有するが、郵便料金印字機能は具備していない。
すなわち、ベース制御器27の通信機能は一対の赤外線下側通信ポート24と一対の赤外線上側通信ポート9を介して押印制御器10と赤外線により通信することができると共に、図7で示すRS232Cポート31に図示しない通信ケーブルに接続されたパソコン(パーソナルコンピュータ)と通信することができる。
つまり、ベース制御器27はベースユニット2の下ファンクションキーF1〜F6が押し込まれたときに、これら下ファンクションキーF1〜F6から出力される郵便物選択信号を押印装置3の押印制御器10に転送して、押印装置3の上ファンクションキーF1〜F6が押し込まれたときと同様に選択された郵便物の種類を解読すると共に、その郵便物の種類に応じて予め設定された引受番号バーコードや郵便料金等をプリンタ7により印字させる等の所要の印字処理を行なうと共に、下表示器29に、上表示器5と同様の表示を行なう表示制御機能を有する。すなわち、下ファンクションキーF1〜F6によっても上ファンクションキーF1〜F6と同様に郵便物の種類を選択し、その種類に応じた印字をプリンタ7にさせることができる。
図8はこのように構成された配達物引受処理装置1の例えば3つの使用方法(フェーズ1〜3)を示す模式図である。
すなわち、フェーズ1は上述したように配達物引受処理装置1を郵便局の窓口にて記録扱い郵便物の引受処理を行なう場合の使用例を示す。
フェーズ2は配達物引受処理装置1のうちの押印機3のみと郵便料金秤(図示省略)を郵便局の外務員等が持参して顧客の会社等の事業所に赴き、この事業所により依頼された記録扱い郵便物をその事業所において集荷して引き取り、引受処理を行なう場合を示す。
フェーズ3は郵便局等が配達物引受処理装置1全体を顧客の事業所に所定期間設置し、顧客側に、この配達物引受処理装置1を使用させて引受処理をさせる場合の使用例を示しており、フェーズ1と共に、郵便物追跡システム(PNET:日本郵政公社の商標)を利用して郵便物の配達軌跡等移動を追跡する場合を示している。
次に、上記フェーズ1における郵便物の引受処理について述べる。まず、郵便局の記録扱い郵便物の窓口にて、郵便局員が顧客から記録扱い郵便物を引受けると、この郵便物を図1〜図7で示すベースユニット2の挿入口23内に挿入し、印字位置を位置決めする。
次に、顧客が希望する一般書留や現金書留等の郵便物の種類に該当するベースユニット2又は押印機3の上、下ファンクションキーF1〜F6のいずれかにより選択し、押し込む。
すると、この郵便物選択信号がベース制御器27を介して、又は直接押印制御器10に入力される。これにより、押印制御器10は郵便物選択信号により選択された郵便物について予め設定された引受番号バーコードをプリンタ7に所定回数印字させる印字指令信号をプリンタ7に与えると共に、上表示器5に与える。このために、図1に示すように上表示器5には、その郵便物の引受日、記録扱い郵便物の種類、引受番号バーコード(BC:)の数字列、印字回数(例えば第1回:>>1)が表示される。
ここで、スタートボタン11a,11bのいずれかを押すと、プリンタ7のプリンタヘッド7a,7bにより引受番号バーコードが郵便物の所要の箇所に直接印字される。
また、この郵便物の料金を郵便料金秤により求め、その郵便料金をテンキー8の入力操作により入力する。すると、この郵便料金信号がメモリーに記録される。この後、押印制御器10から郵便料金印字指令信号がプリンタ7に与えられる一方、郵便料金表示指令信号が上表示器5に与えられて郵便料金が表示される。
そこで、既に挿入口23内に挿入されて引受番号バーコードが印字されている郵便物の印字箇所を変えてから、スタートボタン11a,11bの一方を押すと、郵便料金が予め設定されている図形や数値等所要の表記と色でプリンタ7により郵便物に直接印字される。この郵便料金は上記ファンクションキーF1〜F6の押圧操作の前または後のいずれで押して入力してもよい。
そして、記録扱い郵便の種類自体を示す例えば一般書留郵便や簡易書留郵便等を示す頭文字や、朱(または赤)色の「速達」等の所要文字も郵便物の種類に応じて所要の色でプリンタ7により適宜押印される。
これら印字は、押印制御器10の印字ガイド機能により、その印字の前に印字ガイドとして上,下表示器5,29の少なくとも一方に表示され、音声ガイドが出力される。このために、オペレータは、そのガイド表示を一つ一つ確認して一対のスタートボタン11a,11bのいずれかを押すことにより、印字ガイドに従って順次所定回数印字することができる。
また、書留郵便物受領証同原符等、郵便物よりも小さい場合や薄い伝票等用紙に、引受番号バーコードを印字する場合に、印字受け台32上に載置された伝票等用紙と押印装置3の印字底面との間に大きな間隙が形成される場合には、押印装置3をベースユニット2から取り外し、この押印装置3の印字底面を直接書留郵便物受領証同原符等伝票上に直接置いて印字位置を印字底面のマーカにより位置決めした後、スタートボタン11a,11bの一方を押すことにより印字してもよい。
こうしてプリンタ7により印字された引受番号や郵便物の種類、使用した郵便料金の累計額等種々の印字データは押印制御器10により、その内蔵メモリーに記録されると共に、メモリーカード12aに記録される。
また、この印字データはベースユニット2のRS232Cポート31を介して接続されたコンピュータである局端末33に記録することができる。この局端末33は郵便物追跡システム(PNET)に適宜接続されて配達物情報管理システムに構成され、このPNETにより郵便物の引受番号に基づいて、その郵便物の配達状況や経由郵便局等軌跡を適宜検索することができる。
したがって、この配達物引受処理装置1によれば、ファンクションキーF1〜F6により郵便物の種類を選択することにより郵便物及びその引受証や同原符に、その郵便物の種類に応じて予め設定された引受番号コードや所要の文字等を所定回数直接印字することができる。
このために、郵便物の種類を誤った引受番号バーコードや速達等の文字を郵便物等に印字したり、その印字回数を誤るのを未然に防止ないし低減することができる。
このために、ラベラーの手動操作により郵便物に引受番号バーコードラベルを貼着する作業を省略することができる。その結果、引受番号バーコードラベルやそのラベラー、そのラベラーの管理、ラベルや伝票の枚数管理を省略できる。さらに、プリンタ7がインクジェット方式であるので、押印装置43を手持ち状態で直接、郵便物に印字することができるうえに、従来のラベルの郵便物への貼着の剥れによる引受番号の不明を防止することができる。
また、記録扱い郵便物受領証およびその同原符も押印装置3により直接印字できるので、手記入を省略することができる。その結果、手記入による誤転記や作業効率の低下を防止ないし低減できる。
さらに、配達物引受処理装置1により郵便料金も郵便物に所要色で直接印字するので、郵便切手や郵便料金ラベルを省略することができる。郵便料金はメモリーカード12aに記録された郵便料金の累計額に基づいて郵便局へ後納等により精算される。また、この郵便料金の精算の有無をメモリーカード12aに記録するように押印装置3を構成してもよい。
また、ベースユニット2により局端末33とPNETとに引受番号等所要データを登録することができ、その登録漏れを防止できるうえに、PNETにより当該郵便物を追跡し、その配達未了や完了等の状況ないし経由郵便局等を検出することができる。
そして、配達物引受処理装置1はその上,下表示器5,29の少なくとも一方に、郵便物の種類に応じた印字等の処理手順を事前に表示すると共に、音声によりガイドするので、誤って印字するのを防止ないし低減することができる。
また、プリンタ7により印字した印字データをメモリーカード12aに記録するので、仮に不正に印字した場合にはその不正印字がメモリーカード12aの記録により証明されるので、その不正印字を防止することができる。さらに、メモリーカード12aに配達物引受処理装置1の使用権限を有する者のみの例えばアカウント情報をメモリーカード12aに記録して配達物引受処理装置1の使用を制限するように構成してもよい。例えば配達物引受処理装置1を使用する前に、テンキー8の操作により使用者のアカウント情報を入力させ、このアカウント情報を入力した押印制御器10がメモリーカード12aに記録されているアカウント情報の有無を検出し、アカウント情報がある場合のみプリンタ7を駆動させ、アカウント情報が無い場合にプリンタ7の駆動を停止させるように構成してもよい。
さらに、プリンタ7の印字用インクとして蛍光インクや赤外線に反応する特殊インクを使用することにより、これら特殊なインクを使用しない一般汎用の廉価なプリンタによる印字を、紫外線や赤外線等の照射装置により真偽を検出することもでき、不正な郵便物の引受を防止することも可能である。
そして、配達物引受処理装置1は例えば全高Hoが230mm、幅Woが150mmの小型軽量であり、しかも、ベースユニット2から取り外したときの押印装置3のみの大きさは例えば高さHが180mm、幅Wが120mm、奥行Dが70mmの小型軽量であり、充電式バッテリー13が内蔵されているので、携帯が容易である。
なお、上記ベースユニット2の印字受け台32等に図示しないIC(電子集積回路)タグ・リーダーライターを設けてもよい。これによれば、ICタグ・リーダーライターにより郵便物に装着したICタグリーダに無線でアクセスして、ICタグリーダに記録されているデータを読み込み押印制御器10に与える一方、上、下ファンクションキーF1〜F6により選択された郵便物の種類に応じて予め設定された引受番号や、テンキー8により設定された郵便料金、その他必要なデータを電子的に記録するように構成してもよい。
図8で示すフェーズ2は、郵便局の外務員等が配達物引受処理装置1のベースユニット2から押印装置3を取り外し、この押印装置3を図示しない郵便料金秤と共に携帯して、記録扱い郵便物の差出人である顧客の事業所へ赴き、この事業所において郵便物を集荷引き取り、その引受処理をする場合の使用例を示す。
このフェーズ2は押印装置3が上述したように小型軽量で充電可能のバッテリー13を内蔵しているので、携帯可能である点に着目して考えられた使用方法の一例である。
この場合はベースユニット2から取り外した押印装置3のみを使用して上記フェーズ1で行った郵便物引受処理を行なう。郵便物の郵便料金は郵便料金秤により求めて押印装置3のテンキー8により入力する点は上記フェーズ1と同様である。
この使用方法によれば、郵便局の外務員等が顧客の事業所(会社)に赴き、郵便物を集荷し、その引受処理を行なうので、顧客にとって便利であり、需要増大を図ることができる。これも押印装置3が小型軽量で携帯可能であるから実行し得る使用例である。
そして、この事業所で行なった郵便物の引受処理の印字データは押印制御器10のメモリーとメモリーカード12aとに記録されているので、この印字データの記録は、郵便局に戻ってから、この押印装置3をベースユニット2に装着し、ベースユニット2を局端末33に接続し、あるいはメモリーカード12aを直接局端末33のメモリードライバーに挿入することによりこの局端末33に記録することができる。これと共に押印装置3のバッテリー13をベースユニット2の充電装置26により充電できる。
フェーズ3は配達物引受処理装置1全体を顧客の事業所に設置して郵便物の引受処理(私製引受受領証の発行を含む)を顧客自身にさせる使用方法である。
配達物引受処理装置1の押印制御器10には、記録扱い郵便物の種類に応じて予め印字すべき引受番号バーコード、速達等の所要文字、郵便料金自体等の配達料金情報等、引受処理に必要な印字データがROMやRAM等のメモリーにも記憶されている。
したがって、仮にメモリーカード12aに記録されている配達料金を事実よりも低額に改竄する場合には、押印制御器10のメモリーに記録されている配達料金のデータとは不一致になるので、印字データの改竄を防止することができる。
そして、事業所側では配達物引受処理装置1を使用して、郵便物自体にその種類に応じて予め設定された引受番号バーコードや郵便料金等所要のデータを印字する。
一方、郵便物の私製引受受領証は顧客端末34により作成される。すなわち、顧客端末34は、その私製受領証のフォーマットを作成するプログラムを有し、そのフォーマットに、配達物引受処理装置1の押印制御器10またはメモリーカード12aから、その記録された引受処理データを読み取り印字して私製引受証を2枚作成する。その1枚は顧客側の控えとし、他の1枚は郵便局側の控え、すなわち引受受領証同原符として、郵便物の集荷の引き取りに来た郵便局員に交付する。郵便局員は、この郵便物の集荷引き取りに来社した際に、顧客側の私製受領証に引き取り印を押印する。このときに使用した郵便料金の累計額は押印装置3の押印制御器10により算出されて内蔵メモリーとメモリーカード12aに記録され、口座振替や現金払い等により後納される。
顧客端末34は押印制御器10またはメモリーカード12aから読み出した印字データを記録すると共に、PNETに記録する。
これにより、顧客端末34により郵便物の配達をリアルタイムで追跡することができる配達物情報管理システムに構成され、郵便物の配達完了や未了等を検索することができる。
顧客端末34は、自社(自己の事業所)で集荷して所要の宛先に差し出す記録扱い郵便物の発信日から配達完了までを管理する郵便物管理手段を具備している。この郵便物管理手段は、いわば発信簿の一例である図9で示す発信ファイル作成プログラム35と、図10で示す配達状況ファイル作成プログラム36とをROMやRAM等にインストールし、CPU(中央処理装置)等のハードウェアにより実行するように構成されている。
図9は発信ファイル作成プログラム35のフローチャートであり、図中Sに数字を付した記号はこのフローチャートの各ステップを示す。
発信ファイル作成プログラム35はまずS1で、このプログラムをインストールした時に引受番号を初期化する。すなわち、郵便局から郵便物の種類毎に予め付与されている引受番号の全部を入力する。
次にS2で、未発信リストの送信(S3)、発信リストの作成(S4)、発信済リストの印刷(S5)のいずれかの処理を選択し、発信リストの作成を選択したときはS6に進み、これから発信(差し出し)しようとする各郵便物に、その種類毎に、連続番号の引受番号を順次付与し、これら郵便物の発信人の部署名や担当者名、宛先の住所や受信名等発信ファイルの作成に必要なデータを入力し、S7で、各郵便物に引受番号を関連付けた発信リストを作成する。
この後S8で、この発信リストのデータを顧客端末34から配達物引受処理装置1の押印制御器10に転送する。押印制御装置10はこの発信リストに基づいて上述したように引受番号バーコードや郵便料金等所要の印字データを郵便物や受領証に印字する。
一方、この印字データの全データを押印制御器10へ転送すると、顧客端末34は転送終了と判断して発信リストを発信ファイルとして作成し、メモリーに記録しておく。
一方、図10で示す配達状況ファイル作成プログラム36は、先ずS101で上記発信ファイル作成プログラム35により作成した発信ファイルを読み出す。
次のS102では、PNETにアクセスして、発信ファイルに記録されている郵便物の中で配達を完了している郵便物を示す配達完了ファイルを引受番号に基づいて読み込む。
この後S103で、この配達完了ファイルと発信ファイルを各レコード毎に順次照合し、発信ファイルの中から配達が完了した郵便物の引受番号のレコードのみを抜き取って(S104)、配達が完了した郵便物をリストアップした配達済リスト(S105)を作成してメモリーに記録する一方、この配達済リストから、配達が完了した引受番号の郵便物については削除して(S106)消し込みを行なう。これにより、発信ファイル中、配達が完了した郵便物の引受番号は消去される。
このような発信ファイルの消し込みを発信ファイルと配達完了ファイルの全レコードについて行なって処理を終了させる。一方、発信ファイル中、配達が完了していない未配達の引受番号と配達完了の郵便物については、これらをそれぞれリストアップして未配達ファイル(S107)と配達済ファイルをそれぞれ作成する。
これにより、事業所が発信(差し出)した郵便物についての発信日と配達完了日とを記録し、配達完了リストを作成することができ、配達未完了の郵便物を未配達ファイルから適宜ウォッチングし、更新することができる。
なお、上記押印装置3がカスタマコードを印字するように構成してもよい。カスタマコードは受信人の名称ないし名前、住所をバーコード等で示すものであり、カスタマコードのみで受信人に配達できるので、差し出し人は、受信人の名称ないし名前や住所を郵便物に記入する必要がなく、差し出し人にとっては便利である。また、このカスタマコードを肉眼では直接目視できないステルスインクにより印字するように構成してもよい。
さらに、上記実施形態では配達物の一例として郵便物の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、メール便や宅急便(登録商標)等のように民間の物流業者により配達される種々の配達物にも適用することができる。
また、上記ICタグリーダはベースユニット2に設けずに押印装置3に設けてもよい。
さらにまた、ベースユニット2におけるベース制御器27の上記印字データを転送する通信機能を押印装置3の押印制御器10に移設し、このベースユニット2全体を、単に押印装置3のバッテリー13を充電する充電器と、押印装置3を使用しないときに、充電可能に保持するスタンドとなるように構成してもよい。
これによれば、押印装置3により記録された少なくとも印字データを、ベースユニット2を介さずに押印装置3により直接局端末33や顧客端末34に転送することができる。すなわち、ベースユニット2を単なる充電器とスタンドとして使用するに過ぎず、押印装置3のみにより郵便物等配達物の引受処理をすることができる。
また、押印装置3の押印制御器10の通信手段により印字データを局端末33または顧客端末34へ転送することができる。
一方、図1等で示すベースユニット2のベース制御器27にジャーナルプリント機能を設けてもよい。これによれば、ベースユニット2のRS232Cポート31にコードを介して図示しないジャーナルプリンタを接続することにより、このジャーナルプリンタから郵便物等の引受日時や引受番号等を関連付けて時系列に印字するジャーナルを作成することができる。
さらに、上記ベースユニット2の挿入口23の開口を拡大する一方、印字受け台32を、郵便物の重量を計量し、その計量結果を下表示器29に表示する郵便料金秤に構成してもよい。
これによれば、上記フェーズ3等においては、押印装置3とベースユニット2とを具備した郵便物引受処理装置1と共に郵便料金秤を顧客の事業所に設置する必要がない。
本発明の一実施形態に係る配達物引受処理装置の正面図。 図1で示す押印装置の正面図。 図2で示す押印装置の側面図。 図2で示す押印装置の底面図。 図1で示すベースユニットの正面図。 図5で示すベースユニットの側面図。 図5で示すベースユニットの平面図。 図1等で示す配達物引受処理装置の3つの使用例を示す模式図。 図8で示す顧客端末にインストールされた発信ファイル作成プログラムのフローチャート。 図8で示す顧客端末にインストールされた配達状況ファイル作成プログラムのフローチャート。 従来の記録扱い郵便物の引受処理を示す図。
符号の説明
1 配達物引受処理装置
2 ベースユニット
3 押印装置
4 押印装置本体ケース
4a 押印装置本体ケースの底面
4b 押印装置本体ケースの印字開口
5 上表示器
6 操作パネル
7 プリンタ
7a,7b プリンタヘッド
8 テンキー
10 押印制御器
11a,11b 一対のスタートスイッチ
12 メモリーカードドライバ
13 バッテリー
21 ユニットケース
22 プリンタ支持アーム
22b 嵌合孔
22c 嵌合段部
23 挿入口
26 充電器
27 ベース制御器
29 下表示器
F1〜F6 ファンクションキー

Claims (11)

  1. 配達物に、1種類以上のインク及び1つ以上のプリンタヘッドとにより印字する印字手段と、
    上記配達物の配達依頼の引受けを示すと共に、この配達物の配達サービスの種類に応じて予め設定された識別情報を、配達料金情報と共に上記印字手段により印字させる一方、その印字データを記録するメモリーを備えた制御手段と、
    上記印字手段により印字された少なくとも印字データを上記制御手段を介して着脱自在の記録媒体に記録するデータ記録手段と、
    上記印字手段、制御手段およびデータ記録手段に電力を給電する充電可能のバッテリーと、
    を具備していることを特徴とする押印装置。
  2. 上記配達料金及び引受番号コードを、上記配達物に装着されたICタグに記録するリーダーライターを、
    具備していることを特徴とする請求項1記載の押印装置。
  3. 上記配達料金情報を入力する料金情報入力手段を有し、
    上記制御手段は、この料金情報入力手段により入力された配達料金情報を上記印字手段により印字させる機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の押印装置。
  4. 上記配達サービスの種類を選択指定する手段を有し、
    上記制御手段は、この選択指定手段の指定操作に応じて上記識別情報を選択し上記印字手段に印字させる機能を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の押印装置。
  5. 上記制御手段は、上記印字手段に、上記配達物の宛先を示すカスタマコードを印字させるカスタマコード印字機能を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の押印装置。
  6. 上記識別情報は少なくとも引受番号のバーコードを含み、上記配達料金情報が図形を含む表記であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の押印装置。
  7. 上記制御手段は、操作手順を案内する案内機能を具備していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の押印装置。
  8. 上記印字データを情報端末に転送する通信手段、
    を具備していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の押印装置。
  9. 上記請求項1〜7のいずれか1項に記載の押印装置と、
    この押印装置を着脱自在に装着させる装着部、この装着部に押印装置が装着されたときに、上記バッテリーに電気的に接続されてこのバッテリーを充電する充電装置、上記制御手段のメモリーに記録されている少なくとも印字データを読み取り記録するデータ読取記録手段、このデータ読取記録手段に記録されたデータを転送可能に通信する通信手段、を備えたベースユニットと、
    を具備していることを特徴とする配達物引受処理装置。
  10. 請求項9記載の配達物引受処理装置または請求項8記載の押印装置の通信手段から転送されたデータを受信する情報端末を有し、この情報端末は、上記配達物の配達依頼の引受けから配達完了までの移動を引受番号に基づいて追跡する配達物追跡情報を提供する配達物追跡システムから、上記配達物引受処理装置の通信手段から受信したデータの引受番号に基づいて配達物の上記配達物追跡情報を収集する配達物追跡情報収集手段を、
    具備していることを特徴とする配達物情報管理システム。
  11. 上記情報端末は、
    上記配達物引受処理装置の通信手段から受信した配達物の引受番号に基づいて当該配達物の配達リストを作成する配達リスト作成手段と、
    この配達リスト作成手段により作成された配達リスト中の配達物について上記配達物追跡システムから配達物追跡情報を取得して配達完了情報を記録する配達完了情報記録手段と、
    この配達完了情報記録手段から読み込んだ配達完了情報と上記配達リストとを照合し、配達物の配達完了または未了を記録する配達未完了記録手段と、
    を具備していることを特徴とする請求項10記載の配達物情報管理システム。
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