JP2005118995A - ロボットの制御方法および制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロボット可動部の軌道が補間指令値による軌道からずれることを防止しつつ、動作を滑らかなものとすることができるロボットの制御方法および制御装置を提供する。
【解決手段】 教示点間のロボットの動作を補間指令値により制御するロボットの制御において、ロボットをCP制御により制御する場合、補間指令値に対して所定のマトリクスフィルタ処理を行った後、ロボットの各軸の指令値を生成する逆変換を行うものである。
【選択図】 図1

Description

本発明はロボットの制御方法および制御装置に関する。さらに詳しくは、ロボットの動作を滑らかに制御するロボットの制御方法および制御装置に関する。
従来より、アーク溶接ロボットや塗装ロボットにおいては、ロボットアームの先端を所定経路上を一定の速度で移動させる制御がなされている。この場合、教示作業の容易なことおよび経路修正が容易なことより、教示の際には主要点のみを教示しておいて、直線補間あるいは円弧補間などの方法により教示点間の位置についての指令値(補間指令値)を所定時間間隔で算出し、この補間指令値をロボットに入力してロボットを制御することがなされている。
ところが、図7に示すような位置関係で、多関節型のロボット100のアーム先端を点P→点Q→点R→点Pと順次直線補間により移動させるような場合、特に点Qと点Rとの間でアーム先端が三角形PQRの内側にくぼむ曲線Lにより示されるような軌道で移動し、軌道精度が悪化するという現象が起こる。
これは、図8に示すように、ロボット100の各軸が、位置比例ゲインKPの比例要素101と伝達関数GPで表される制御対象102とから構成される一次遅れ系であり、軸毎に異なる遅れが生じることによる。
このため、図9に示すように、補間指令値の変化に応じて各軸速度の補正動作を前倒しで行うフィードフォワード制御器103をサーボ系に組み込むようにして、アーム先端が精確に補間指令値による軌道に追従するよう制御することが行われている。ところが、このように単にアーム先端の軌道を精確に制御しようとするだけではロボットが滑らかに動作せず、例えばアーム先端の停止の際に不要な振動が励起されてしまうという問題がある。
すなわち、ロボットに与えられる動作指令は、図10(a)に示すような、ロボット可動部の速度Vを単純な台形状に変化させる加減速パターンによりなされるのが通常である。このとき、加速度Aは同図(b)のように段階的に変化し、また、加速度Aの変化率を示すジャークJは、同図(c)のように、加減速の開始および終了の各時点t1,t2,t3,t4において絶対値が無限大の値となるように変化する。したがって、アーム各軸の動作を単に補間指令値に精確に追従させるよう制御するだけではロボット可動部の加速度の変化が急峻なものとなるため、動作を滑らかなものとすることはできない。
そこで、従来、ロボット各軸の制御系に与えられる補間指令値に対して、一次遅れ処理や平均化処理を利用したフィルタ処理を実施し(急激な姿勢変化を抑制するために平均化処理を利用する例として、特許第2747802号公報参照)、加減速パターンをなまらせるようにして、動作を滑らかなものとすることが行われている。ところが、この方法では前掲の理由によって、ロボット可動部の軌道が補間指令値による軌道からずれるのを防止できないという問題がある。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、ロボット可動部の軌道が補間指令値による軌道からずれることを防止しつつ、動作を滑らかなものとすることができるロボットの制御方法および制御装置を提供することを目的としている。
本発明のロボットの制御方法は、教示点間のロボットの動作を補間指令値により制御するロボットの制御方法であって、ロボットを直交座標系補間動作により制御する場合、補間指令値に対して所定のマトリクスフィルタ処理を行った後、ロボットの各軸の指令値を生成する逆変換を行うことを特徴とする。
本発明のロボットの制御方法においては、所定のマトリクスフィルタ処理が、例えば、補間指令値の現在値を含む直近の指令値の所要数を平均する処理とされる。
また、本発明のロボットの制御方法においては、ロボットを各軸補間動作により制御する場合、前記各軸の指令値に対し所定のフィルタ処理を行うものとされる。その場合、所定のフィルタ処理は、例えば各軸の指令値の現在値を含む直近の指令値の所要数を平均する処理であるものとされる。
さらに、本発明のロボットの制御方法においては、サーボ処理部の制御遅れを各軸の指令値により補償するのが好ましい。
一方、本発明のロボットの制御装置は、教示点間のロボットの動作を補間指令値により制御するロボットの制御装置であって、マトリクスフィルタ処理部を備え、ロボットを直交座標系補間動作により制御する場合、該マトリクスフィルタ処理部により補間指令値に対して所定のマトリクスフィルタ処理を行った後、ロボットの各軸の指令値を生成する逆変換を行うことを特徴とする。
本発明のロボットの制御装置においては、所定のマトリクスフィルタ処理が、例えば、補間指令値の現在値を含む直近の指令値の所要数を平均する処理であるものとされる。
また、本発明のロボットの制御装置においては、各軸フィルタ処理部を備え、ロボットを各軸補間動作により制御する場合、該各軸フィルタ処理部により所定のフィルタ処理を行うのが好ましい。その場合、所定のフィルタ処理は、例えば各軸の指令値の現在値を含む直近の指令値の所要数を平均する処理とされる。
さらに、本発明のロボットの制御装置においては、サーボ処理部がフィードフォワード制御手段を備え、該フィードフォワード制御手段によりサーボ処理部の制御遅れが補償されるのが好ましい。
以上詳述したように、本発明によれば、ロボットを直交座標系補間動作により制御する場合、ロボットを精度よく経路に沿って移動させることができるとともに、動作を滑らかなものとすることができるという優れた効果が得られる。
本発明は前記の如く構成されているので、ロボットを直交座標系補間動作により制御する場合、ロボットを精度よく経路に沿って移動させることができるとともに、動作を滑らかなものとすることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
実施形態1
図1に、本発明のロボットの制御方法に用いる制御装置の構成を機能ブロック図で示し、同制御装置Aは、絶対座標系やロボットの手首座標系などで表される各教示点における教示データを記憶する教示データ記憶部10と、教示データに基づいて、各教示点間をロボット可動部が所定の軌道で移動するよう制御するための演算処理を行う軌道生成部20と、サーボ処理部30と、CP(Continuous Path)制御(直交座標系補間動作)による補間動作とPTP(Point to Point)制御(各軸補間動作)による補間動作との切り替えを指示する補間動作切替指示部40とを主要構成要素として備えてなるものである。なお、かかる構成の制御装置Aは、具体的には、CPUを中心として、後述する処理に対応させた制御プログラム等が格納されたROM、RAM、入出力インターフェース等を組み合わせることにより実現される。
軌道生成部20は、第1軌道計算部(補間指令値(直交座標系指令値)生成部)21、マトリクスフィルタ処理部22、第2軌道計算部(各軸指令値生成部)23および各軸フィルタ処理部24から構成される。
第1軌道計算部21は直交座標系補間動作(CP制御)による補間動作を行う場合、すなわち直線補間動作や円弧補間動作を行う場合は、教示データ記憶部10からの教示データ、つまり各教示点におけるロボット可動部の位置データおよび姿勢データに基づき所定の加減速パターン(図10参照)に従って、直線補間または円弧補間による補間指令値を生成し、マトリクスフィルタ処理部22に出力する。このとき、第1軌道計算部21においては、教示データの各成分をロボット固有の座標系(ロボット座標系)における直交成分(X,Y,Z)に変換する座標順変換処理が実施される。また、各軸補間動作(PTP制御)による補間動作を行う場合は教示データに座標順変換処理のみを実施して、第2軌道計算部23に出力する。
マトリクスフィルタ処理部22は、第1軌道計算部21から入力される各補間指令値に対して、各補間指令値が準拠する加減速パターンをなまらせるためのマトリクスフィルタ処理を実施して、第2軌道計算部23に出力する。このマトリクスフィルタ処理については後で詳細に説明する。
第2軌道計算部23は、マトリクスフィルタ処理部22によりフィルタ処理された補間指令値、または第1軌道計算部21から入力される教示データに基づいて、ロボット各軸の所定時間毎の位置を指示する各軸指令値を生成する。
すなわち、第2軌道計算部23は、直交座標系補間動作による補間動作を行う場合、マトリクスフィルタ処理部22からの補間指令値、すなわち所定時間毎のロボット可動部の位置データおよび姿勢データに対して座標逆変換処理を行って、所定時間毎のロボット各軸の位置を指示する各軸指令値を生成し、サーボ処理部30に出力する。以下、直交座標系補間動作による各軸指令値を直交座標系補間動作各軸指令値という。
また、各軸補間動作による補間動作を行う場合、第2軌道計算部23は、第1軌道計算部21からの教示データに基づきロボット各軸毎の所定の加減速パターンに従って各軸指令値を生成し、各軸フィルタ処理部24に出力する。以下、各軸補間動作による各軸指令値を各軸補間動作各軸指令値という。
各軸フィルタ処理部24は、第2軌道計算部23からの各軸補間動作各軸指令値に加減速パターンをなまらせるための所定の各軸フィルタ処理を実施し、サーボ処理部30に出力する。なお、各軸フィルタ処理部24における各軸フィルタ処理についても後で詳細に説明する。
次に、図2を参照して、サーボ処理部30を説明する。
サーボ処理部30はロボットの各軸毎に設けられており、ロボット各軸が軌道生成部20からの各軸指令値に精確に追従するようフィードバック制御する制御系として構成される。すなわち、サーボ処理部30は、各軸指令値(x)からサーボモータMのエンコーダ31の位置検出値zを減算しその偏差信号eを出力する減算器32と、偏差信号eを増幅するサーボ増幅器33と、各軸指令値(x)の変化に対して一次遅れで応答するロボット各軸の速度を各軸指令値(x)に基づき前倒しで補正するよう補償値wを出力するフィードフォワード制御器34と、サーボ増幅器33の出力信号vに補償値wを加算してサーボモータMに出力する加算器35とから構成される。
次に、前述したマトリクスフィルタ処理部22におけるマトリクスフィルタ処理を説明する。
第1軌道計算部21により生成される補間指令値Hiは、4列4行の行列を用いて式1のように表すことができる。
Figure 2005118995
ここで、この行列を構成しているベクトルP(Px,Py,Pz)は、ロボット可動部、例えばロボットアーム先端の位置を表し、またこの行列を構成している式2で表される3列3行の行列Sは、ロボット可動部、ロボットアームの姿勢を表している。
Figure 2005118995
いま、時刻tにおける補間指令値Htは、前述したように、位置ベクトルPtと姿勢行列Stとを用いて式3のように表される。
Figure 2005118995
そして、補間指令値の現在値Htに対して、この現在値Htを含む直近n個の補間指令値Ht、Ht-1、…、Ht-(n-1)を平均化するようにして、ロボット可動部の加減速パターンをなまらせるためのマトリクスフィルタ処理を実施する。このとき、マトリクスフィルタ処理部22の出力信号Huを構成する位置データPiの平均値Puは、下記式(4)で算出される。
u=(Pt+Pt-1+…+Pt-(n-1))/n (4)
また、姿勢データSiの平均値Suは下記各式(5)、(6)、(7)で算出される。すなわち、Si=[ni,oi,ai]として、
Figure 2005118995
Figure 2005118995
Figure 2005118995
ただし、式(5)、(6)、(7)中のサンプル数(m)は、位置データのサンプル数(n)と一致させてもよい。
なお、姿勢行列Sは、オイラー角O,A,Tに置き換えることもできる。そこで、演算処理の都合上、姿勢に関する補間指令値の平均化に際しては、このオイラー角O,A,Tに置き換えたものを用いることもできる。また、当然のことながら、姿勢行列SをRPYに置き換えて平均化処理を行ってもよい。
そして、この位置ベクトルPおよびオイラー角O,A,Tを用いて平均化した後の、時刻uにおける位置の補間指令値Pu、および姿勢の補間指令値Ou,Au,Tuは、それぞれ式(8)、(9)、(10)、(11)により表される。なお、式(8)、(9)、(10)、(11)中のn,mはそれぞれサンプル数を表す。ここで、サンプル数m,nは等しくてもよく、あるいは異なっていてもよい。
u=(Pt+Pt-1+…+Pt-(n-1))/n (8)
u=(Ov+Ov-1+…+Ov-(m-1))/m (9)
u=(Av+Av-1+…+Av-(m-1))/m (10)
u=(Tv+Tv-1+…+Tv-(m-1))/m (11)
ここで、位置と姿勢の補間指令値の平均化の際に、両者のサンプル数が異なる場合は、サンプル数が少ない方のサンプリング時間帯が、サンプル数が多い方のサンプリング時間帯に包含されるようにしてサンプリングを行うことは、特許第2747802号公報と同様である。
次に、各軸フィルタ処理部24が実施する各軸フィルタ処理につき説明する。
各軸フィルタ処理部24は、各軸指令値の現在値Jtに対して、この現在値Jtを含む直近q個の各軸指令値Jt、Jt-1、…、Jt-(q-1)を平均化し、この平均値Juをサーボ処理部30に出力する。このとき、平均値Juは、下記式(12)で算出される。
u=(Jt+Jt-1+…+Jt-(q-1))/q (12)
このように、実施形態1の制御装置Aは、直交座標系補間動作による補間動作の実行時、第1軌道計算部21が生成する補間指令値に対して、加減速パターンをなまらせるためのマトリクスフィルタ処理を実施した後、第2軌道計算部23において、前記フィルタ処理された補間指令値に基づき各軸指令値を生成するので、ロボットの動作を滑らかなものとすることができるとともに、サーボ処理部30において例えばフィードフォワード制御を実施することによって補間指令値による直線軌道に対して精確(円弧軌道の場合は、ほぼ精確)に追従するよう制御することが可能となる。
また、精密な軌道追従性が問題とならない各軸補間動作においては、第2軌道計算部23において生成された各軸指令値に対して簡単な演算処理の各軸フィルタ処理を実施するようにして、加減速パターンをなまらせるので、ロボットの動作を滑らかなものとしつつハードウェアにかかる負荷を軽減して、動作の高速化を図ることも可能となる。
実施形態2
本発明の実施形態2のロボット制御装置は、図3に示す重ね合わせ処理部25を、実施形態1のロボット制御装置Aの軌道生成部20に付加して設けたものでその余の構成は同一とされる。
すなわち、図4に示す経路L1のように、ロボット可動部を、各軸補間動作により点Dから点Eに移動し、直交座標系補間動作により点Eから点Fに移動し、各軸補間動作により点Fから点Gに移動する場合を考える。この場合、実施形態1の制御装置Aでは、点Eと点Fの2点で補間動作の切り替え、すなわちフィルタ処理の切り替えが行われる。このため、図5に示すように、点Eおよび点Fでアーム先端を一旦停止させる必要が生じる。
実施形態2では、これを回避するために、図6に示すように、例えばアーム先端が点Eの精度範囲E´に入った時点に、点Eから点Fへの補間動作を重ね合わせて開始するようにして、ロボット可動部を停止させることなく例えば内回りの軌道L2に沿って滑らかに移動させることが可能となる。
すなわち、実施形態2の補間動作切替指示部40は、アーム先端が精度範囲E´に入った時点に、第1軌道計算部21に対して、各教示点E、F間に対応する、直線補間による補間指令値の生成を開始するように指示する。第1軌道計算部21により生成された各補間指令値は、マトリクスフィルタ処理部22において前掲のフィルタ処理が施されて、第2軌道計算部23に出力される。
第2軌道計算部23は、各教示点D、Eの教示データに基づき各軸補間動作による各軸指令値JAを生成し、各軸フィルタ処理部24に出力すると同時に、マトリクスフィルタ処理部22からの各教示点E、F間に対応する補間指令値に基づき各軸指令値JBを生成し、重ね合わせ処理部25に出力する。また、各軸フィルタ処理部24は、第2軌道計算部23からの各軸指令値JAに対して前掲の各軸フィルタ処理を施して、重ね合わせ処理部25に出力する。
重ね合わせ処理部25は、各軸フィルタ処理部24からの各軸指令値JAと第2軌道計算部23からの各軸指令値JBとに対して下記の重ね合わせ処理を実施し、この処理結果である各軸指令値Jnをサーボ処理部30に出力する。
すなわち、各各軸指令値JA、JBおよび点Eの各軸値JEを下記式(13)、(14)、(15)で定義するものとすると、
A=(JA-1、JA-2、JA-3、…) (13)
B=(JB-1、JB-2、JB-3、…) (14)
E=(JE-1、JE-2、JE-3、…) (15)
重ね合わせ処理後の各軸指令値Jnは、下記式(16)で算出される。
n=JB−(JE−JA) (16)
同様に、直交座標系補間動作から各軸補間動作に切り替わる点Fにおいては、ロボット可動部が点Fの精度範囲F´に入る時点に、点E、点Fの各教示データに対応する直交座標系補間動作各軸指令値JBと、点F、点Gの各教示データに対応する各軸補間動作各軸指令値JCとに対して、下記式(17)による重ね合わせ処理が実施されて各軸指令値Jmが生成される。
m=JC−(JF−JB) (17)
ただし、JFは点Fにおける各軸値を示す。
このように、実施形態2の制御装置においては、直交座標系補間動作による補間動作と各軸補間動作による補間動作との切り替え時に、直交座標系補間動作による補間動作と各軸補間動作による補間動作とを重ね合わせて実施するものとしているので、補間動作の切り替え点においてロボットを一旦停止させる必要がなく、滑らかに動作させることが可能となる。
以上、本発明を各実施形態により説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態では、補間動作を切り替えるときに重ね合わせ処理を実施するものとしたが、補間動作の切り替えが行われない場合であっても、ロボット可動部の移動経路が折れ線的に変化する各教示点において重ね合わせ処理を実施して、動作を滑らかなものとすることができる。
本発明の実施形態1に係るロボットの制御方法に用いる制御装置のブロック図である。 同装置のサーボ処理部の詳細を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係るロボットの制御方法に用いる制御装置要部を示すブロック図である。 実施形態1の装置における問題点を説明するための模式図であり、ロボットの動作経路を示す。 実施形態1の装置における問題点を説明するための模式図であり、ロボットの動作速度の時系列変化を示す。 実施形態2の装置の特徴的動作を説明するための模式図である。 従来技術における問題点を説明するための模式図である。 従来技術における問題点を説明するためのブロック図である。 従来技術における改良例を示すブロック図である。 同改良例における問題点を説明するための模式図であり、同(a)は、ロボット可動部の加減速パターンを示し、同(b)はその加速度の時系列変化を示し、同(c)はそのジャーク値の時系列変化を示す。
符号の説明
A 制御装置
M サーボモータ
10 教示データ記憶部
20 補間指令値生成部
21 第1軌道計算部
22 マトリクスフィルタ処理部
23 第2軌道計算部
24 各軸フィルタ処理部
25 重ね合わせ処理部
30 サーボ処理部
34 フィードフォワード制御器
40 補間動作切替部

Claims (10)

  1. 教示点間のロボットの動作を補間指令値により制御するロボットの制御方法であって、
    ロボットを直交座標系補間動作により制御する場合、補間指令値に対して所定のマトリクスフィルタ処理を行った後、ロボットの各軸の指令値を生成する逆変換を行うことを特徴とするロボットの制御方法。
  2. 所定のマトリクスフィルタ処理が、補間指令値の現在値を含む直近の指令値の所要数を平均する処理であることを特徴とする請求項1記載のロボットの制御方法。
  3. ロボットを各軸補間動作により制御する場合、前記各軸の指令値に対し所定のフィルタ処理を行うことを特徴とする請求項1記載のロボットの制御方法。
  4. 所定のフィルタ処理が、各軸の指令値の現在値を含む直近の指令値の所要数を平均する処理であることを特徴とする請求項3記載のロボットの制御方法。
  5. サーボ処理部の制御遅れを各軸の指令値により補償することを特徴とする請求項1、2、3または4記載のロボットの制御方法。
  6. 教示点間のロボットの動作を補間指令値により制御するロボットの制御装置であって、
    マトリクスフィルタ処理部を備え、
    ロボットを直交座標系補間動作により制御する場合、該マトリクスフィルタ処理部により補間指令値に対して所定のマトリクスフィルタ処理を行った後、ロボットの各軸の指令値を生成する逆変換を行う
    ことを特徴とするロボットの制御装置。
  7. 所定のマトリクスフィルタ処理が、補間指令値の現在値を含む直近の指令値の所要数を平均する処理であることを特徴とする請求項7記載のロボットの制御装置。
  8. 各軸フィルタ処理部を備え、
    ロボットを各軸補間動作により制御する場合、該各軸フィルタ処理部により所定のフィルタ処理を行うことを特徴とする請求項6記載のロボットの制御装置。
  9. 所定のフィルタ処理が、各軸の指令値の現在値を含む直近の指令値の所要数を平均する処理であることを特徴とする請求項9記載のロボットの制御装置。
  10. サーボ処理部がフィードフォワード制御手段を備え、
    該フィードフォワード制御手段によりサーボ処理部の制御遅れが補償されることを特徴とする請求項6、7、8または9記載のロボットの制御装置。
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