JP2005118955A - トルク工具およびトルク工具の締め付けトルク判別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定トルク値あるいはオーバートルクで締め付けたのかを判別できるトルクレンチの提供。
【解決手段】ボルトの締め付けトルクを測定するセンサーと、トグル機構と、トグル機構の動作に従って移動する永久磁石との距離変化で出力電圧が台形に変化するホール素子と、前記出力電圧の増加領域内にトグルの作動位置を設定し、前記出力電圧の減少領域をオーバートルクの発生後の位置に設定し、前期電圧増加領域内で前記トグルの作動タイミングよりも遅れた位置に第1のスイッチポイントSP1を設定し、前記出力電圧の減少領域で前記オーバートルクの発生後の位置に第2のスイッチポイントSP2を選択可能に設定し、選択されたスイッチポイントに達するまで前記センサーからの信号に基づいて演算されたトルクのピーク値の中で最大のピーク値を求め、表示手段に表示させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、トルクレンチやトルクドライバ−などのトルク工具に係り、締付トルクが設定値かあるいはオーバートルクかを判別でき、トルク工具の習熟度をチェックできるトルク工具に関する。
トルク工具としてのトルクレンチは、設定された締付けトルクに達すると、例えばトグル機構が作動することにより、作業者に設定トルクでの締付けが完了したことを感覚的に知らせることができるようにしている。
このようなトルクレンチには、前記トグル機構の作動に連係してスイッチオンの信号を出力するスイッチが取り付けられているものがある。このようなスイッチを備えたトルクレンチは、例えば複数のボルトの締め付けを行なう際に、出力したスイッチ信号のカウント数が全てのボルト数と同数の場合には締め忘れがないものと判断するようにした締め忘れ防止システムに用いられている。
図2は従来のスイッチを備えたトルクレンチを示し、(a)は外観平面図、(b)は(a)に示すケースを取り除いた状態を示す平面図、(c)は(b)のAーA矢視断面図、(d)はリードスイッチのOFF状態、(e)はリードスイッチのONの状態を示す。
トルクレンチ1は、チューブ形状に形成されたレバー2に対してヘッド3が不図示のトグル機構を介して取り付けられ、例えばヘッド3に装着された不図示のソケットを不図示のナットに取り付けてレバー2のグリップ部4を握ってレバー2を回動すると、ナットが締め付けられ、所定のトルクに達すると前記トグル機構が作動してレバー2がヘッド3に対して“カッチン”という衝撃を伴って回動する。その際、前記トグル機構の作動によって動作するヘッド3に設けたスタッドピン5が回動し、前記スイッチの出力をONとする。
このトグル機構の構成を図1の本発明の実施の形態を示すトルクレンチを例にして説明すると、レバー2内に配置されたトルク値設定用の圧縮バネ11によってヘッド3側に付勢され、レバー2内を直進移動可能な第1のトグル部材12と、ヘッド3の後端(前記第1のトグル部材と対向配置される)と第1のトグル部材12とを連結する第2のトグル部材13とにより構成され、ハンドル4を引くに従ってトルクが増加し、第1のトグル部材12が圧縮バネ11のばね力に抗して後方に移動し始める。そして、第2のトグル部材13が後方に向けて引っ張られるのに追従してヘッド3が支持ピン3aを支点にして時計方向に回動を始め、第2のトグル部材13がレバー2の長さ方向と平行になる位置を越えて回動すると、レバー2に対してヘッド3が急激に回動し、いわゆるトグルが作動した状態となる。
このスイッチは、扁平状に形成したレバー2の外壁部を貫通し、平面方向に移動可能なスタッドピン5と、スタッドピン5の先端部に固定された永久磁石6と、永久磁石6の移動に伴ってON、OFFするリードスイッチ7とにより構成されている。
レバー2の外面には基台8が固定され、この基台8に基板9が取り付けられ、この基板9にリードスイッチ7及びスイッチ信号を出力する回路を構成する電子部品10、電池11が装着される電池室等が取り付けられている。また、カバー12により基板9を覆うようにしており、カバー12はビス13により基台8に取り付けられる。
そして、前記トグル機構の作動によりスタッドピン5が移動すると、スタッドピン5に固定された永久磁石6によってリードスイッチ7がONする。なお、14は上記回路からの信号を出力するアンテナである。
また、前記トグル機構の作動後、レバー2をさらに引くと、ヘッド3がレバー2に当接し、レバー2の力がヘッド3に直接伝達されてボルトを設定値以上のトルクで締め付けるオーバートルク状態が発生する。
ところで、トルクレンチによるボルト等の締結部材を締め付ける際、作業者の技量により、設定値で締め付けが行なわれる場合と、上述したオーバートルクで締結部材を締め付けてしまう場合がある。
しかしながら、実際に設定トルクで締め付けたのか、オーバートルクで締め付けたかは不明であり、改めて増し締め法などにより検査する必要があった。
本願発明の目的は、このような従来の問題に鑑みなされたもので、設定トルク値で締め付けたのか、オーバートルクで締め付けたのかが判別できるトルクレンチなどのトルク工具およびトルク工具の締め付けトルク判別装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、請求項1に記載のように、締結部材の締め付けトルクに応じた信号を出力するセンサーと、設定トルクに達すると締め付け力の伝達が解除される解除機構と、前記解除機構の動作によって移動する移動部材に設けた永久磁石と、前記永久磁石との距離変化に対応して出力電圧が増加しその後減少すると共に、前記出力電圧の増加領域内に前記解除機構の作動位置に設定し、前記出力電圧の減少領域をオーバートルクの発生後の位置に存在させるホール素子と、前記ホール素子から出力される電圧増加領域内で前記解除機構の作動タイミングよりも遅れた位置に第1のスイッチポイントを設定すると共に、前記出力電圧の減少領域で前記オーバートルクの発生後の位置に第2のスイッチポイントを設定し、前記第1または第2のスイッチポイントを選択可能とするスイッチポイント設定手段と、前記スイッチポイント設定手段で選択されたスイッチポイントに達するまで前記センサーからの信号に基づいて演算されたトルクのピーク値の中で最大のピーク値を求める演算手段と、を有することを特徴とするトルク工具にある。
第2の発明は、請求項2に記載のように、上記した第1の発明で、前記演算手段で求めた最大のピーク値を表示する表示手段を有することを特徴とする。
第3の発明は、請求項3に記載のように、設定トルクに達すると締め付け軸部に取り付けられた被締め付け部材に対する締め付け力の伝達が解除される解除機構を備え、該解除機構の動作によって移動する永久磁石との距離変化に対応してホール素子の出力電圧が増加しその後減少すると共に、前記出力電圧の増加領域内に前記解除機構の作動位置を設定し且つ前記出力電圧の減少領域をオーバートルクの発生後の位置に存在させるトルク工具が取り外し可能に装着されるトルク工具の締め付けトルク判別装置であって、前記トルク工具の前記締め付け軸部に係合する測定軸部と、前記トルク工具を引くことによって前記測定軸部に発生したトルクを検出するためのセンサーと、前記ホール素子から出力される電圧増加領域内で前記解除機構の作動タイミングよりも遅れた位置に第1のスイッチポイントを設定すると共に、前記出力電圧の減少領域で前記オーバートルクの発生後の位置に第2のスイッチポイントを設定し、前記第1または第2のスイッチポイントを選択可能とするスイッチポイント設定手段と、前記スイッチポイント設定手段で選択されたスイッチポイントに達するまで前記センサーからの信号に基づいて演算されたトルクのピーク値の中で最大のピーク値を求める演算手段と、を有することを特徴とするトルク工具の締め付けトルク判別装置にある。
第4の発明は、請求項4に記載のように、上記第3の発明で、前記演算手段で求めた最大のピーク値を表示する表示手段を有することを特徴とする。
請求項1、2に係る発明によれば、ボルトなどを実際に締め付ける際には第1のスイッチポイントを選択し、トルクレンチ操作の技量などを調べる際に第2のスイッチポイントを選択すれば、簡単に設定トルクで締め付けたのかオーバートルクで締め付けたのかが判別できる。
また、請求項3、4に係る発明によれば、トルクレンチなどのトルク工具の精度を測定する測定装置に適用すれば、精度の測定と併せて操作者の技量も検査することができる。
(第1の実施の形態)
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を示す。
図1はトルク工具としてのトルクレンチの平面図、図2(a)は図1のトルクレンチのレバー2に取り付けられるケースの上面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図、(c)はケース内に収納された処理装置のブロック図を示す。
図1において、トルクレンチ10は、扁平形状に形成されたレバー2の平坦面に形成された片面側の開口からスダットピン5が突出し、このスダットピン5の先端面に永久磁石6が固定されている。
そして、このスダットピン5が突出した部分にケース23が取り付けられる。前述のように、トルク値は、圧縮バネ11のバネ力をレバー2の後端部側で調節することにより、レバー2内を直進移動可能な第1のトグル部材12に対するバネ力を設定し、第1のトグル部材12と、ヘッド3と、ヘッド3の後端(前記第1のトグル部材と対向配置される)と第1のトグル部材12とを連結する第2のトグル部材13とによりトグル機構を構成している。
トルクレンチ10は、ヘッド3側に設けた角軸(不図示)に取り付けたソケット(不図示)を例えば締結部材としてのボルトに装着した状態でハンドル4を引くに従ってトルクが増加し、第1のトグル部材12が圧縮バネ11のばね力に抗して後方に移動し始めると、第2のトグル部材13が後方に向けて引っ張られるの追従してヘッド3が支持ピン3aを支点にして時計方向に回動を始め、第2のトグル部材13がレバー2の長さ方向と平行になる位置を越えて回動すると、レバー2に対してヘッド3が急激に回動し、いわゆるトグルが作動した状態となる。その際、スダットピン5もヘッド3の回動と共に移動する。
また、このトルクレンチの前記角軸には、トルク値を検出するセンサーとして例えば歪ゲージが取り付けられており、図2(c)に示すように、歪ゲージ28で検出した検出信号をアンプ29で増幅し、A/D変換器30で変換されたデジタル信号をケース23内のマイコン22に出力する。
本実施の形態において、ケース23に固定された回路基板20には、図1に示すトルクレンチのスタッドピン5の先端部に固定した永久磁石6に対応してホール素子21が取り付けられている。また回路基板20には、マイコン22が取り付けられ、ケース23には、表示器24が取り付けられている。そして、この表示器24には、歪ゲージ28からの検出信号に基づいて演算されたトルク値がリアルタイムに表示されると共に、以前の演算値からトルク値のピークを演算し、ピーク値を表示できるようにもなっている。
また、ホール素子22からの検出電圧はアンプ26で増幅され、さらにA/D変換器27でデジタル信号に変換されてマイコン22に入力される。
図3に示すように、ホール素子21は、永久磁石6との距離に比例して出力電圧(V)が大きくなる特性を有しており、トグル機構のトグル範囲で最小の出力電圧V0から最大の出力電圧V2をマイコン22に出力する。その際、ホール素子21に対して永久磁石6は離れた位置から該ホール素子21に近づき、再び離れるので、ホール素子21から出力される電圧は、徐々に電圧V2に近づき、最大電圧V2の出力後、逆に出力電圧を徐々に減少させる。
このホール素子21は、トグル機構のトグル作動の確認を行うスイッチとして用いるもので、マイコン22はホール素子21の出力電圧がV0からV2に向かって上昇する間にスイッチオンとなる第1のスイッチポイント(電圧V1)SP1を設定すると共に、電圧V2から電圧V0に向かって降下する間にスイッチオンとなる第2のスイッチポイント(電圧V3)SP2を設定している。なお、大1のスイッチポイントSP1は電圧が増加する傾向を見て判定でき、第2のスイッチポイントSP2は電圧が減少する傾向を見て判定することができる。
マイコン22には、スイッチポイント調整器25から調整電圧が入力され、ホール素子21から入力電圧V0〜V2の間にスイッチのオンポイントSP1、SP2となる電圧値が設定される。
第1のスイッチポイントSP1は、図4(a)に示すように、設定トルク値が得られた後(トグル機構が作動後)に得られるように設定し、また第2のスイッチポイントSP2はオーバートルク後に得られるようにスイッチポイント調整器25により調整されている。
スイッチポイント調整器25には、第1のスイッチポイントSP1を選択するか、第2のスイッチポイントSP2を選択する選択スイッチ25aが設けられ、第1のスイッチポイントSP1を選択した場合、図3に示すように、ホール素子21からの上昇する出力電圧が調整器25から入力されるスイッチポイント電圧V1を超えるとスイッチオンの信号を出力する。また、第2のスイッチポイントSP2を選択した場合、降下する出力電圧が調整器25から入力されるスイッチポイント電圧V3を下回るとスイッチオンの信号を出力する。
マイコン22は、上述のように、測定トルク値をリアルタイムに演算し、ピーク値を表示器24に表示させるが、第1のスイッチポイントSP1が選択された場合、ホール素子21からの信号が該第1のスイッチポイントSP1に達してスイッチ信号が出力されると、今までのピーク値の最大値を表示器24に表示させる。また、第2のスイッチポイントSP2が選択された場合、ホール素子21からの信号が該第2のスイッチポイントSP2に達してスイッチ信号が出力されると、今までのピーク値の最大値を表示器24に表示させる。
すなわち、第1のスイッチポイントSP1を選択することは、トグル機構の作動時における演算トルクのピーク値を検出するものであり、第2のスイッチポイントSP2を選択することは、オーバートルク値を検出可能とするものである。
図4はこの2つのモードを説明する波形図を示しており、図4(a)は第1のスイッチポイントSP1が選択された場合、図4(b)は第2のスイッチポイントSP2が選択された場合を示している。
図4(a)に示す第1のスイッチポイントSP1が選択された場合において、例えば熟練した作業者がトルクレンチ10を操作すると、図4(a)の通常時に示すように、設定トルク(黒丸で示すピーク値)に達したことを感知してレバー2を引く力を弱めるので、トグル機構の作動後に僅かな遅れでスイッチ信号が出力され、その後、レバー2にヘッド3が当接するが、レバー2を引く力を既に弱めているため、一瞬減少したトルク値が増加するものの、ピーク値である設定値を超えることがない。
したがって、正常にボルト締めが行われたことが判断できる。
しかし、例えば未熟な作業者がトルクレンチ10を操作すると、図4(a)のオーバートルク時に示すように、オーバートルクによるピークが黒丸で示す表示ピーク値より大きいが、既にスイッチ信号が出力された後なので、実際にはオーバートルクによって締め付けられているにもかかわらず、表示器24にはトグル機構の動作時におけるトルク値が表示される。
次に、図4(b)に示す第2のスイッチポイントSP2が選択された場合において、熟練した作業者がトルクレンチ10を操作すると、図4(b)の通常時に示すように、設定トルク(黒丸で示すピーク値)に達したことを感知してレバー2を引く力を弱めるので、トグル機構の作動後に僅かな遅れでスイッチ信号が出力され、その後、レバー2にヘッド3が当接するが、レバー2を引く力を既に弱めているため、一瞬減少したトルク値が増加するものの、第2のスイッチポイントSP2を検知する以前のピーク値である設定値を表示器24に表示することになる。この場合、オーバートルクにより生じるピーク値が設定値であるトグル作動時におけるピーク値よりも小さいので、表示器24には設定値が表示され、適正な締め付けトルクでボルトの締め付けが行われたと判断できる。
一方、例えば未熟な作業者がトルクレンチ10を操作すると、図4(b)のオーバートルク時に示すように、オーバートルクによる黒丸で示すピークがトグル機構の作動時における設定トルク値より大きいので、スイッチ信号が出力される以前の最大ピーク値であるオーバートルク値が表示器24に表示されることになる。
したがって、オーバートルクによって締め付けられていることを明確に知らせることができる。
なお、第1のスイッチポイントSP1がトルクレンチの精度確認及び、トルクレンチの習熟度確認用とし、スイッチポイントSP2を実際の締付け作業に使用される。つまり、使用者側が管理するデータは、実際にボルトなど締め付けられたトルク値であり、オーバートルクを含めた値となることによる。
(第2の実施の形態)
上記した第1の実施の形態は、トルクレンチ自体で適正な締め付けかあるいはオーバートルクでの締め付けの判別ができるようにしているが、トルクレンチの検査を目的として上記したセンサー28と同様の機能を備えた測定装置に、上記したマイコン22、表示器24、スイッチポイント調整器25を設け、トルクレンチからはホール素子21からの信号を有線あるいは無線によりこの測定装置に出力させるようにしてもよい。また、スイッチポイント調整器25をトルクレンチに設けるようにしてもよい。
本実施の形態では、測定装置の測定軸部に上記したセンサー28が設けられており、トルクレンチのソケットをこの測定軸部に嵌合させ、トルクレンチのグリップを手で持って引くことにより、第1の実施の形態と同様の表示を行わせることができる。
また、上記した各実施の形態において、ピーク値を表示器に表示させるようにしているが本発明はこれに限定されるものではなく、例えば第2のスイッチポイントを選択した場合、オーバートルクであるとオーバートルクを示すランプを点灯させたり、警告を音声などで発するようにしてもよい。
さらに、上記した各実施の形態では、スイッチポイントの検知をホール素子を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、マイクロスイッチ、リードスイッチなどを用いることができ、これらのスイッチがオフからオンとなる位置と、オンからオフとなる位置をスイッチポイントとして置き換えることができる。
本発明の第1の実施の形態を示すトルクレンチの一部破断上面図。 (a)は図1のトルクレンチの取り付けられるケースの上面図、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図、(c)は(b)のマイコンのブロック図を示す。 図2に示すホール素子の出力波形を示す図。 図2に示すマイコンによる判別手法を説明する波形図で、(a)は第1のスイッチポイント選択時、(b)は第2のスイッチポイント選択時における通常時とオーバートルク時をそれぞれ示す。 従来のトルクレンチを示し、(a)は外観平面図、(b)は(a)に示すケースを取り除いた状態を示す平面図、(c)は(b)のAーA矢視断面図、(d)はリードスイッチのOFF状態、(e)はリードスイッチのONの状態を示す。
符号の説明
1 トルクレンチ
2 レバー
3 ヘッド
4 グリップ部
5 スタッドピン
6 永久磁石
7 リードスイッチ
8 基台
9 基板
10 電子部品
11 電池
12 カバー
13 ビス
14 アンテナ20 回路基板
21 ホール素子
22 マイコン
23 ケース
24 表示器
25 調整器
26 アンプ
27 A/D変換器
28 センサー
29 アンプ
30 A/D変換器

Claims (4)

  1. 締結部材の締め付けトルクに応じた信号を出力するセンサーと、
    設定トルクに達すると締め付け力の伝達が解除される解除機構と、
    前記解除機構の動作によって移動する移動部材に設けた永久磁石と、
    前記永久磁石との距離変化に対応して出力電圧が増加しその後減少すると共に、前記出力電圧の増加領域内に前記解除機構の作動位置に設定し、前記出力電圧の減少領域をオーバートルクの発生後の位置に存在させるホール素子と、
    前記ホール素子から出力される電圧増加領域内で前記解除機構の作動タイミングよりも遅れた位置に第1のスイッチポイントを設定すると共に、前記出力電圧の減少領域で前記オーバートルクの発生後の位置に第2のスイッチポイントを設定し、前記第1または第2のスイッチポイントを選択可能とするスイッチポイント設定手段と、
    前記スイッチポイント設定手段で選択されたスイッチポイントに達するまで前記センサーからの信号に基づいて演算されたトルクのピーク値の中で最大のピーク値を求める演算手段と、
    を有することを特徴とするトルク工具。
  2. 前記演算手段で求めた最大のピーク値を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載のトルク工具。
  3. 設定トルクに達すると締め付け軸部に取り付けられた被締め付け部材に対する締め付け力の伝達が解除される解除機構を備え、該解除機構の動作によって移動する永久磁石との距離変化に対応してホール素子の出力電圧が増加しその後減少すると共に、前記出力電圧の増加領域内に前記解除機構の作動位置を設定し且つ前記出力電圧の減少領域をオーバートルクの発生後の位置に存在させるトルク工具が取り外し可能に装着されるトルク工具の締め付けトルク判別装置であって、
    前記トルク工具の前記締め付け軸部に係合する測定軸部と、
    前記トルク工具を引くことによって前記測定軸部に発生したトルクを検出するためのセンサーと、
    前記ホール素子から出力される電圧増加領域内で前記解除機構の作動タイミングよりも遅れた位置に第1のスイッチポイントを設定すると共に、前記出力電圧の減少領域で前記オーバートルクの発生後の位置に第2のスイッチポイントを設定し、前記第1または第2のスイッチポイントを選択可能とするスイッチポイント設定手段と、
    前記スイッチポイント設定手段で選択されたスイッチポイントに達するまで前記センサーからの信号に基づいて演算されたトルクのピーク値の中で最大のピーク値を求める演算手段と、
    を有することを特徴とするトルク工具の締め付けトルク判別装置。
  4. 前記演算手段で求めた最大のピーク値を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項3に記載のトルク工具の締め付けトルク判別装置。
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