JP2005118207A - 紫外線照射装置および紫外線照射ユニット - Google Patents
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【課題】所望の位置を照射可能な携帯型の紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】携帯可能な筐体12に照射ユニット14が内蔵されている。照射ユニット14には、紫外線を発する紫外線LED16と可視光を発する赤色LED18とが設けられている。赤色LED18は、紫外線LED16と集光点がほぼ一致するように配置されている。紫外線および可視光は、レンズ24で集光されてほぼ同じ光路を通って照射される。したがって、紫外線の光路や照射位置は、可視光の光路や照射位置から推定できる。
【選択図】図1
【解決手段】携帯可能な筐体12に照射ユニット14が内蔵されている。照射ユニット14には、紫外線を発する紫外線LED16と可視光を発する赤色LED18とが設けられている。赤色LED18は、紫外線LED16と集光点がほぼ一致するように配置されている。紫外線および可視光は、レンズ24で集光されてほぼ同じ光路を通って照射される。したがって、紫外線の光路や照射位置は、可視光の光路や照射位置から推定できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、紫外線を発する紫外線照射装置およびその照射ユニットに係り、特に携帯型の紫外線照射装置およびその照射ユニットに関する。
従来から、種々の紫外線照射装置が提案されている。例えば、紫外線硬化型樹脂による爪装飾(ネイルアート)に用いるための卓上型紫外線照射装置が知られている。この爪装飾用の紫外線照射装置は、紫外線光源として紫外線蛍光灯が採用されている。この紫外線蛍光灯そのものがある程度の大きさを有しているため、装置全体は卓上サイズとなる。
しかしながら、近年、紫外線LED(Light Emitting Diode)や紫外線LD(Laser Diode)などの小型の紫外線発光体が実用化されている。これらを用いれば、携帯可能な大きさの紫外線照射装置を実現することができる。
この小型の紫外線発光体を用いたものとして、例えば、特許文献1に開示された蛍光筆記具キットがある。これは、蛍光インクなど可視光下では視認できない特殊インクで筆記された筆記描線を視認するための紫外線照射具を備えた筆記具である。特殊インクの筆記具の一端に紫外線照射具が装着されており、筆記具で筆記した後、紫外線を照射することにより筆記内容を視認することができる。
しかしながら、爪装飾用の紫外線照射装置は、紫外線蛍光灯という線状光源を用いているため、爪装飾において爪1本のみや爪の一部分のみを照射することが困難であった。部分照射するためには、マスクなどを用いて部分的に紫外線を遮るなどしなければならず、極めて不便であった。また、卓上サイズであるため携行することが困難であったり、使用の際には載置するための台が必要となったりするため、簡便性に欠けるという問題もある。
一方、特許文献1に開示されている蛍光筆記具キットは、小型の紫外線発光体(紫外線LED)を用いることにより携帯可能で部分照射可能となっている。ところで、特許文献1の蛍光筆記具キットにおいては、筆記描線が視認できるか否かにより紫外線照射の有無の判断を行うため、紫外線の照射位置を知る必要がなかった。そのため、蛍光筆記具キットには、紫外線照射位置を認識するための手段が設けられていない。しかしながら、爪装飾などにおいては、所望の位置を適切に照射したい場合には照射位置認識のための手段が必要となる。そのため、紫外線照射位置を認識するための手段が設けられていない蛍光筆記具キットでは、爪装飾などには不向きであった。
そこで、本発明では、所望の位置を照射可能な携帯型の紫外線照射装置および照射ユニットを提供することを目的とする。
本発明の紫外線照射装置は、携帯可能な筐体と、筐体に内蔵された紫外線発光体と、紫外線発光体による紫外線の照射光路の少なくとも一部を視認可能にする案内手段と、を有することを特徴とする。
好適な態様では、案内手段は、紫外線発光体から照射される紫外線を導く光伝達部材である。光伝達部材としては、導光ロッドや光ファイバ等が望ましい。
別の好適な態様では、案内手段は、紫外線の照射位置近傍を照射する可視光発光体である。可視光発光体は、紫外線発光体の点灯中に、一時的に消灯可能であることが望ましい。また、可視光発光体は、赤、緑、青の少なくとも1つの色を有することが望ましい。
別の好適な態様では、紫外線を集光するためのレンズと、紫外線発光体とレンズとの距離を調整するための距離調整手段と、を備えた集光手段を有する。
別の好適な態様では、紫外線発光体の点灯用のスイッチを複数を有し、全スイッチがオン状態の場合にのみ紫外線発光体が点灯される。望ましくは、筐体に設けられた紫外線の照射口を水平方向から所定角度下方にした場合にのみオン状態となる安全スイッチを有することが望ましい。
別の好適な態様では、紫外線発光体の点灯時間を設定できるタイマーを有する。また、別の好適な態様では、紫外線の照射により性質変化する特殊樹脂を塗布するための塗布具が、筐体に設けられている。また、望ましくは、紫外線発光体から発せられた紫外線の到達範囲に光触媒が設けられている。
他の本発明に係る紫外線照射装置は、紫外線を照射することにより爪装飾用の紫外線硬化型樹脂を硬化させて爪装飾を行うための紫外線照射装置であって、携帯可能な筐体と、筐体に内蔵され、紫外線を発する紫外線発光体と、紫外線発光体による紫外線の照射光路の少なくとも一部を視認可能にする案内手段と、を有することを特徴とする。
他の本発明に係る紫外線照射ユニットは、携帯型の筐体に内蔵可能な紫外線照射ユニットであって、紫外線を発する紫外線発光体と、紫外線発光体による紫外線の照射光路の少なくとも一部を視認可能にする案内手段であって、紫外線発光体から照射される紫外線を導く光ファイバまたは導光ロッドからなる案内手段と、を有することを特徴とする。
他の本発明に係る紫外線照射ユニットは、携帯型の筐体に内蔵可能な紫外線照射ユニットであって、紫外線を発する紫外線発光体と、紫外線発光体による紫外線の照射光路の少なくとも一部を視認可能にする案内手段であって、紫外線の照射位置近傍を照射可能な位置に設けられた可視光発光体である案内手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、紫外線の照射光路の少なくとも一部を確認することができるため、照射位置を推定しながら、所望の位置を照射することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下の説明においては、特に爪装飾(ネイルアート)に用いられることを想定し、これに適した装置について説明している。ただし、適宜、形状や部材などを変更することにより、他の用途にも用いることができる。
図1に、本発明の実施の形態である紫外線照射装置10の側面図を示す。この紫外線照射装置10は、携帯可能な筐体12に紫外線照射のための照射ユニット14を内蔵したものである。
筐体12は、略円筒形状のペン型であって、片手で持てる程度の大きさとなっている。その内部には、紫外線照射のための照射ユニット14の他、電源となる乾電池(図示せず)や安全スイッチ30などが内蔵されている。なお、筐体12の形状はペン型に限らず、携帯可能な大きさのものであれば他の形状、大きさであってもよい。
照射ユニット14は、紫外線発光体である紫外線LED16と、可視光発光体である赤色LED18とを有する。この2種類のLEDは、ホルダ20で保持されて、筐体12に内蔵される。
ここで、本実施の形態では、可視光発光体として赤色LEDを用いているが、可視光を発するものであれば他の色を発するものでもよい。ただし、この可視光は、後述するように、紫外線光路の一部を視認させるための案内手段である。したがって、視認しやすいように環境光とは異なる色(波長)を有していることが望ましい。例えば、赤色の他、緑色や青色などが好適である。また、環境光と同一または類似の色(波長)であっても、輝度等を調整することにより、案内手段として用いることができる。
また、筐体12に内蔵可能な発光体であれば、LED(Light Emitting Diode)の他、LD(Laser Diode)などであってもよい。また、単体の紫外線LEDの内部に紫外線LEDチップおよび可視光LEDチップを並べて実装したものを用いてもよい。また、可視光LEDおよび紫外線LEDは、いずれも複数個設けられてもよい。その際、可視光LEDは、異なる色が混在してもよい。例えば、異なる色の可視光LEDを複数設け、照射対象部分の色に合わせて照射される可視光LEDの切り替えができるようにしてもよい。
この照射ユニット14は、図2から図5に示すように種々の配置を採用できる。例えば、図2に示すように、2種類のLED16,18を、ホルダ中心軸32を中心として対称となるように配置してもよい。このとき、各LEDの光軸34,35がホルダ中心軸32上で交差するとともに、その交差点Pが各LEDの集光点となるように配置される。すなわち、紫外線LED16と赤色LED18は、その集光点がほぼ一致するように配置される。
また、図3に示すように、紫外線LED16の光軸34がホルダ中心軸(図示せず)と平行となり、赤色LED18の光軸35が所定の角度をもつように配置してもよい。このとき、各LEDの光軸34,35が紫外線光軸34上で交差するとともに、その交差点Pが各LEDの集光点となるように配置される。すなわち、紫外線LED16と赤色LED18は、その集光点がほぼ一致するように配置される。
このように紫外線と可視光との集光点がほぼ一致するように配置することにより、可視光の集光点を紫外線の集光点として認識できる。そして、その可視光の集光点に基づいて紫外線照射位置を推定できる。
さらに、図4に示すように、紫外線LED16を中心とし、その外周上に複数、例えば3つの赤色LED18を回転対称となるように設けてもよい。この配置によれば、複数の可視光照射位置の中心が紫外線の照射位置として認識することができる。なお、複数の可視光LEDは、異なる色のLEDが混在してもよい。
さらに、図5に示すように紫外線LED16の外周に導光板36を設け、この導光板36を照射できる位置に赤色LED18を配置してもよい。この配置によれば、環状に照射される可視光の中心を紫外線の照射位置として認識できる。なお、導光板は、紫外線LED16を中心として回転対称の形状(例えば、十字や三角など)であれば、環状に限定されない。
次に、レンズ24を備えた集光ユニット22について説明する(図1参照)。照射ユニット14から発せられた紫外線および可視光は、レンズ24によって集光され、照射される。レンズ24は、レンズホルダー(図示せず)で保持され、筐体12の前端面に装着される。レンズ24で集光された紫外線および可視光は、レンズ端を照射口25として、ほぼ同じ光路を通って照射される。
なお、図6に示すようにレンズ24と光源(紫外線LED16および赤色LED18)との距離を調整できる集光ユニット22を採用してもよい。これは、集光ユニット22を回転させることにより光源との距離を変更できるものである。集光ユニット22の筐体38の内側には、雌ねじ38aが設けられ、本体側筐体12にはこれと螺合できる雄ねじ12aが形成されている。そして、これら雌ねじ38aと雄ねじ12aとの螺合により本体側筐体12と集光ユニット22とが接続されている。この一対の雌ねじ38aと雄ねじ12aとがレンズ24と光源との距離を調整するための距離調整機構として機能する。すなわち、集光ユニット22を本体に対して相対的に回転させることにより、ねじが進み、レンズ24と光源との距離を変更できる。この作用を利用し、レンズ24と光源との距離を適宜調整できる。
このような距離調整機構を設けると照射面積を調整することができる。すなわち、レンズ24と光源との距離の変化により、焦点距離が変化し、同じ位置にある照射対象40への照射面積が変化するのである。したがって、ユーザーは、距離調整機構でレンズ24と光源との距離を適宜変化させて、照射面積を調整できる。なお、距離調整機構は、紫外線発光体とレンズとの距離を調整するための機構であれば、上述以外の機構であってもよい。
紫外線および可視光の点灯および消灯は、筐体12の表面に設けられた2種類のスイッチ26、28と、筐体12の内部に設けられた安全スイッチ30によって操作される(図1参照)。筐体12の表面には、主スイッチである回転式スイッチ26と副スイッチであるプッシュスイッチ28とが設けられている。回転式スイッチ26は、筐体12の中心近くに設けられ、筐体12の回転によりオン状態とオフ状態との切り替えがなされる。
副スイッチであるプッシュスイッチ28は、筐体12の側壁のうち、紫外線の照射口25に近い位置に設けられている。プッシュスイッチ28は、押圧している間のみオン状態となり、押圧を止めた時点でオフ状態になる。これは、スイッチの切り忘れなどを防止するためである。
なお、主スイッチ26、副スイッチ28は、他の形式のスイッチであってもよい。例えば、主スイッチは、回転式のほか、スライダ式やノック式などであってもよい。ただし、本装置を鞄などに入れて携行する際に、誤ってオン状態とならないような形式のスイッチであることが望ましい。また、副スイッチは、通常のプッシュスイッチ(押圧した後、押圧解除してもオン状態を維持するもの)や、タッチセンサなどでもよい。ただし、片手、できれば、指1本で操作できる形式のスイッチが望ましい。
安全スイッチ30は、筐体12の内部に設けられており、照射口25を水平方向より下方に向けたときにオン状態となるスイッチである。この安全スイッチ30の断面図を図7に示す。安全スイッチ30は、空洞50の内部を摺動自在な錘52と、空洞50の照射口側の壁54に設けられた一対の接点56から構成されている。
空洞50は、筐体12の内部に設けられ、前後に伸びる円筒形状となっている。この空洞50の壁は絶縁性材料からなる。照射口側の壁54(底面と側面)には、一対の接点56(電極)が設けられている。この一対の接点56は、紫外線LED16および赤色LED18点灯用の回路に接続されている。
錘52は、この空洞50より若干小さい径の円筒形状であり、筐体12の姿勢に応じて空洞50内を前後に摺動できるようになっている。この錘52は導電性材料からなる。
このような構成の安全スイッチ30の動きについて説明する。照射口25を水平より下方にすると(筐体12を傾ける)と、錘52が重力により照射口側に摺動し一対の接点56に接触する。この導電性の錘52が両接点56に接触することにより接点56が導通され、安全スイッチ30がオン状態となる。
なお、空洞50および錘52の形状は、適宜変更可能である。例えば、図8に示すように空洞50の側面を所定角度α傾斜させ、錘は金属製ボール52にしてもよい。このとき、一対の接点56は、空洞50の照射口側の側面や底面に設けられる。
このように空洞の側壁に所定角度αの傾斜を与えることにより、側壁の傾斜角度α以上、照射口を下方に向けなければオン状態にならない。すなわち、側壁に傾斜があるため、錘(金属製ボール52)は、側壁の傾斜角度α以上、筐体12を傾け(照射口25を下方に向け)なければ接点56へ移動しない。したがって、この側壁の傾斜角度αを適宜調整することにより安全スイッチがオン状態となる角度を調整できる。特に、本装置を爪装飾(ネイルアート)などに利用する場合、爪等の照射対象部分の位置や角度に応じて、様々な角度から紫外線照射する必要がでてくる。そのような場合、予め側壁の傾斜角度を調整して、紫外線照射可能な角度を調整しておくことにより、誤照射などの危険性をより低減することができる。なお、空洞の側壁の傾斜角度以外にも、空洞の側壁の摩擦係数等を調整して、オン状態とするために必要な傾斜角度を調整するようにしてもよい。
以上、本実施の形態では3種類のスイッチを備えているが、スイッチの数は3つに限定されず、より少なく、又は、より多くのスイッチを備えていてもよい。
次に、これら複数のスイッチ26,28,30と照射ユニット14との接続回路を図9に示す。乾電池である電源58は、主スイッチ26、安全スイッチ30、プッシュスイッチ28を介して紫外線LED16および赤色LED18に接続される。紫外線LED16および赤色LED18は並列に接続されており、連動して点灯および消灯する。なお、紫外線LED16と赤色LED18とが連動して点灯するのであれば、直列接続であってもよい。
この回路構成により、全スイッチ26,28,30がオン状態とならなければLED16,18に電力供給されず、LED16,18が点灯しないようになっている。したがって、誤って一つのスイッチをオン状態にしても、紫外線が照射されることがなく、紫外線を眼に照射する等の誤照射を防止できる。また、照射口が上向きのときは安全スイッチ30がオフ状態となるため、紫外線の上向きへの照射が防止され、眼への紫外線照射の危険性をより低減できる。
さらに、紫外線LED16と赤色LED18とは連動して点灯するため、紫外線LED16の点灯時には、赤色LED18も点灯していることになる。これにより紫外線LED16の点灯状況を視覚的に確認できる。したがって、誤操作による紫外線照射を容易に発見できる。
ただし、環境光とは異なる色をもつ赤色LED18で照射すると、照射部分の本来の色彩が分かりづらくなる。特に爪装飾など、装飾や芸術に用いる場合には、照射部分(爪装飾においては爪)の本来の色彩が極めて重要となる。そこで、紫外線LED16の点灯中に、赤色LED18を所定間隔で点滅させ、紫外線照射対象部分の色彩を確認できるようにしてもよい。あるいは、赤色LED18用にプッシュスイッチをもう一つ設け、このスイッチを押圧している間だけ赤色LED18が消灯するようにしてもよい。あるいは、紫外線LED16と赤色LED18とを連動させず、全く別個の回路で構成してもよい。そして、まず、赤色LED18のみを点灯させて紫外線照射位置を確認し、その後、紫外線LED16用のスイッチ操作を行い、紫外線照射するようにしてもよい。紫外線照射されている間は、可視光LEDは消灯または点灯のいずれの状態であってもよい。
また、全スイッチ26,28,30がオン状態となる毎に紫外線LED16がパルス発光するようにしてもよい。パルス発光とすることにより、スイッチの切り忘れによる誤照射をより低減できる。また、パルス光とすることにより、瞬時の紫外線の発光強度を大きくすることができる。したがって、紫外線照射により硬化する特殊樹脂の硬化速度を速めたり、硬化時間を調整したりできる。
次に、この紫外線照射装置10を用いて爪装飾を行う場合について図10を用いて説明する。爪装飾を行う場合、予め、爪40の表面に特殊樹脂を塗布しておく。この特殊樹脂は、紫外線の照射により硬化するものであって、爪装飾用に着色や装飾品(ラメやパール)の含有が施されている。また、この特殊樹脂の塗布後に爪40の表面にビーズやシールなどの飾りを載置しておいてもよい。また、特殊樹脂の硬化時に生じる反応熱から指を保護するために、予め、爪に高熱伝導性の下地を塗布、または、貼付してもよい。下地は、高熱伝導性を備えた材料からなることが望ましく、例えば、金属箔や金属粉入りのペーストなどを用いることができる。
この状態で、図10に示すように本装置10で爪表面上の特殊樹脂に対して紫外線照射を行う。紫外線照射を行う場合は、まず、主スイッチである回転式スイッチ26を回転させてオン状態にする。次に、照射口25が下方になるように持ち、安全スイッチ30をオン状態にする。そして、プッシュスイッチ28を押圧することにより、紫外線が照射される。
このとき、紫外線自体は視認できないが、紫外線の光路42とほぼ同じ光路をもつ赤色可視光も照射されている。したがって、ユーザーは、可視光の光路や照射位置を参考にしながら、紫外線照射位置を推定し、照射口25の位置を調整する。また、照射面積は、レンズ24と照射部分40との距離を変えることにより調整できる(距離調整機構がある場合は距離調整機構を調整してもよい)。この照射面積調整においても、赤色可視光の照射面積を参考にする。さらに、紫外線照射中においても、適宜、可視光を消灯することにより、(自然光下での)爪表面上の色彩を確認しながら紫外線照射することができる。
このように照射位置や面積などを調整しながら所定時間、紫外線照射を行うことにより、爪40の表面上の紫外線硬化型樹脂が硬化する。これにより、爪40の表面上には、優れた発色や光沢が与えられる。また樹脂塗布後の爪上に載置された飾りは、樹脂の硬化により爪上に固着される。
以上、説明したように、本装置10は、携帯可能な大きさであるため、持ち運ぶことにより所望の場所で紫外線照射ができる。また、可視光の光路や照射位置から紫外線の光路や照射位置を推定できるため、所望の位置を紫外線照射できる。
なお、ここでは、爪装飾の場合について説明したが、本装置は爪装飾に限らず、紫外線硬化型樹脂を用いた造形品の製作等に利用してもよい。また、紫外線硬化型樹脂に限らず、紫外線により色変化するなど、紫外線照射により性質変化する特殊樹脂に対して紫外線照射してもよい。
次に、他の実施の形態について図11を用いて説明する。図11は、他の実施の形態である紫外線照射装置10の概略構成図である。この紫外線照射装置10は、紫外線照射ユニット14や3種類のスイッチの他にタイマー60を備えている。
筐体12の表面には、タイマー60の表示部62と操作部64とが設けられている。表示部62には、設定された時間が表示される。また、操作部64は複数のボタンからなり、時間の設定やリセットなどの操作が行える。このタイマー60は、照射ユニット14の点灯用回路に接続されており、セットされた時間が経過すると自動的に紫外線LED16および赤色LED18が消灯するようになっている。
本装置10を用いて爪装飾を行う場合、ユーザーは、予め、タイマー60に照射時間を設定しておく。ここで設定される照射時間は、紫外線硬化型樹脂を硬化させるのに必要な時間である。すなわち、紫外線硬化型樹脂は、照射される紫外線のエネルギーとその樹脂の種類によって、硬化に必要な時間がある程度決まっている。したがって、ユーザーは、使用する樹脂の種類に応じて硬化に必要な時間を紫外線の照射時間として設定する。
そして、タイマー60に照射時間を設定した後、紫外線照射を開始する。照射が開始されるとタイマーによる時間の計測が開始される。そして、設定時間が経過すると、自動的に紫外線LED16および赤色LED18が消灯する。これにより過剰照射や照射不足が防止される。
このようにタイマー60を用いることにより、過剰照射や照射不足を防止できる。
次に、他の実施の形態について説明する。図12に他の実施の形態である紫外線照射装置10の概略構成図を示す。この紫外線照射装置10は、照射口25と反対側の端面に塗布具66および樹脂カートリッジ68を備えている。
塗布具66は、照射口25と反対側の端面から突出して設けられており、その先端部分は筆になっている。この筆は、特殊樹脂を爪などに塗布するために用いられる。
塗布具66は、筐体12内部に収納された樹脂カートリッジ68に接続されている。樹脂カートリッジ68には、塗布するための特殊樹脂70が充填されている。この特殊樹脂70は、塗布具66と樹脂カートリッジ68との連通部72を介して塗布具66に供給可能となっている。また、キャップ74が、塗布具66に付着した特殊樹脂の飛び散りなどを防止するために設けられている。
本装置10で爪装飾を行う場合について説明する。爪装飾を行う場合は、まず、塗布具66を用いて爪に紫外線硬化型樹脂を塗布する。このとき、照射口25が上向きとなり、安全スイッチ30がオフ状態となるため、紫外線が照射されることはない。
そして、紫外線硬化型樹脂を塗布し、塗布具66にキャップをはめた後、照射口25を下向きにして、紫外線照射を開始する。
このように塗布具66を設けることにより、より手軽に何処でも爪装飾ができる。なお、塗布具66としては、筆の他、ペンやヘラなど、他の塗布具であってもよい。樹脂カートリッジ68に充填される特殊樹脂70は、紫外線硬化型樹脂のほか、紫外線軟化型樹脂や紫外線の照射により色変化する特殊樹脂などが採用できる。また、樹脂カートリッジ68は、筐体内部に固着されたものであってもよいし、カートリッジごと交換できるようにしてもよい。さらに、樹脂カートリッジ68を設けず、特殊樹脂が充填された別容器に塗布具66を浸して、塗布するようにしてもよい。
次に他の実施の形態について図13を用いて説明する。図13(A)は、紫外線照射装置10の側面図、図13(B)は底面図である。
この紫外線照射装置10は、照射口25と爪40との距離を一定に保つための保持具84を備えている。
この保持具84は、所定の長さの梁部86とその先端に設けられた当接部88とから構成される。梁部86は、一定の弾性を有した材料で形成されており、その基端90は、筐体12に取り付けられている。一方、当接部88は、円弧状に形成されており、人の指44に当接させた際に、安定するようになっている。
筐体12表面上には、梁部86が摺動するためのガイド溝92が設けられている。なお、ガイド溝92の内部には、所定間隔でストッパ(図示せず)が設けられており、梁部86を所定間隔で一時的に固定させることができる。つまり、梁部86は、このガイド溝92に沿って摺動自在であるとともに、所定の位置で一時的に固定可能となっている。この梁部86を摺動させることにより照射口25から当接部88までの距離を調節することができる。
ガイド溝92には、照射面積(照射部分の直径)を示す目盛り94が記されている。この目盛り94は、各目盛り位置で梁部基端90を合わせた際の当接部88の近傍での照射面積の参考値である。すなわち、梁部86を摺動させると照射口25から当接部88までの距離が変わり、当接部88近傍での照射面積も変わる。したがって、目盛り94には、この摺動により変化する照射面積の参考値である照射光の直径値(単位はmm)が記されている。例えば、図13に示す例では、基端90が「φ10」の位置にあるため、当接部88の近傍である爪40に対して直径10mmの紫外線を照射できる。
本装置10を用いて紫外線照射を行う場合は、予め、所望の照射面積の目盛り位置まで基端90を摺動させておく。そして、その状態で、当接部88を指44に当接させ、紫外線照射を開始する。
このとき、当接部88を指44に当接させているため、照射口25と爪40との距離を一定に保つことができる。したがって、安定した状態で紫外線照射ができる。また、基端90を予め所望の照射面積の目盛り94に合わせておくことで、所望の面積で照射することができる。
また、梁部86はある程度弾性変形できるため、照射位置の微調整は当接部88を指に当接させたまま行うことができる。すなわち、僅かに照射口25を移動させるだけなら、その移動量は梁部86の弾性変形で吸収される。
以上、説明したように本実施の形態によれば、照射口と爪との距離を一定に保ちながら紫外線照射をすることができる。
次に、他の実施の形態について図14を用いて説明する。この紫外線照射装置10は、案内手段として導光ロッド76を用いている。また、塗布具66と照射口82とを同一端面に設けている。
本装置10の照射ユニット14は、紫外線LED16と導光ロッド76から構成されている。導光ロッド76は、紫外線LED16の正面に配置され、紫外線LED16から照射された紫外線を伝達できるようになっている。そして、導光ロッド76の前端面である照射口82から紫外線42が照射される。つまり、導光ロッド76が紫外線42の光路となり、紫外線42の光路の一部を視認できる。また、導光ロッド76の先端(照射口82)を照射対象位置に近づけることにより、所望の位置を照射することができる。
このように導光ロッド76を用いることにより、紫外線の照射光路の一部を視認することができる。
また、塗布具66とこれに接続された樹脂カートリッジ68からなる塗布ユニット78も設けられている。この塗布ユニット78と照射ユニット14は、それぞれ、筐体12の前端面からの突出と筐体12の内部への収納とが可能となっている。そして、いずれか一方が突出している間、他方は筐体12の内部に収納されるようになっている。この突出と収納の切り替えは、筐体12の後端に設けられたノック式スイッチ80によって行われる。ノック式スイッチ80を1度、ノックすると塗布ユニット78が筐体12の内部に収納されるとともに、照射ユニット14(照射口82)が前端面から突出する。再度、ノック式スイッチ80をノックすると、今度は、照射ユニット14が収納されるとともに塗布ユニット78が突出する。
このノック式スイッチ80は、突出と収納の切替スイッチであると共に、紫外線LED点灯用の主スイッチ26(図9参照)でもある。ノックにより照射ユニット14を突出させると、主スイッチ26がオン状態となる。再度のノックで照射ユニット14を収納し、塗布ユニット78を突出させると、主スイッチ26はオフ状態となる。
したがって、塗布ユニット78を用いて特殊樹脂を塗布している間は、必ず、主スイッチ26がオフ状態となる。そのため、特殊樹脂を塗布中にプッシュスイッチ28(副スイッチ)を押しても紫外線が照射されることはない。また、照射ユニット14と塗布ユニット78とを同一端面に設けたため、特殊樹脂塗布から紫外線照射に切り替える際の装置10の持ち替え(ひっくり返し)が不要となる。そのため、より操作性を向上できる。また、特殊樹脂の飛びちりなどを最小限にすることができる。
なお、本実施の形態では、照射ユニット14と塗布ユニット78の突出と収納とが常に切り替わるようになっているが、両方同時に収納できるようにしてもよい。すなわち、照射も塗布も行わない場合は、照射ユニット14と塗布ユニット78の両方を筐体12内部に収納できるようにする。
案内手段としては、導光ロッドの他、光ファイバ等の光を伝達できる光伝達部材であれば他の部材を用いてもよい。さらに、図15に示すように導光ロッドや光ファイバ、レンズなどを介さず、直接、紫外線LED16から紫外線が照射されるようにしてもよい。
次に、他の実施の形態について図16を用いて説明する。この紫外線照射装置10は、光触媒100を有している。
すなわち、紫外線LED16および赤色LED18を保持するホルダ20の内周側面20aおよび外周側面20bに光触媒100が塗布されている。このとき、ホルダ20は、紫外線透過性を有する材料で形成されている。したがって、紫外線LED16から照射された紫外線は、ホルダ20の内部を透過し、外周側面20bに塗布された光触媒100にも到達することができる。
光触媒100は、紫外線が照射されることにより強力な酸化力を発生し、消臭効果を発揮する。したがって、特殊樹脂の臭気を消臭することができる。これにより、より快適に爪装飾を行うことができる。また、ホルダ20を紫外線透過材料で形成しているため、光触媒100の塗布領域を拡大することができる。すなわち、光触媒100は、紫外線の到達範囲に塗布されなければ消臭効果を発揮しない。したがって、光触媒100の塗布領域は、紫外線到達範囲に限定される。そこで、ホルダ20を紫外線透過材料で形成することにより、ホルダ20の内周側面20aだけでなく、外周側面20bにも紫外線が到達する。これにより、光触媒100の塗布領域、ひいては、塗布量を増加させることができる。そして、消臭効果をより向上させることができる。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、光触媒100を有することにより、消臭効果を発揮するため、より快適に爪装飾を行うことができる。また、ホルダを紫外線透過材料で形成することにより、光触媒100を多量に備えることができる。そして、より消臭効果を向上させ、より快適に爪装飾を行うことができる。
なお、ホルダ20の外側側面に設けられた光触媒100の一部、又は、その全部を蛍光体に替えてもよい。蛍光体は、不可視の紫外線を可視光に変換するものである。この蛍光体をホルダ20に設けることにより、紫外線の照射状況を確認することができる。すなわち、紫外線LED16から照射された紫外線が蛍光体に照射されることにより、不可視であった紫外線が可視光に変換される。ユーザーは、この変換された可視光を視認することで、紫外線の照射状況を確認することができる。したがって、蛍光体をホルダの側面の一部または全部に設けることにより、より安全性を高めることができる。
したがって、誤って紫外線LED16をON状態にしていても、ユーザーは、蛍光体によって変換された可視光(変換前は紫外線)により紫外線照射状況を確認できる。すなわち、誤操作による紫外線照射を容易に発見できる。また、可視光LEDを消灯させた状態でも、紫外線LED16の点灯状況を確認できる。すなわち、可視光LEDの色彩に影響されること無く、照射対象である爪等の色彩を確認しながら、紫外線照射状況を確認することができる。
なお、蛍光体は、外部から可視可能な位置かつ紫外線発光体から照射された紫外線の到達する位置であれば、ホルダの側面に限定されない。例えば、ホルダが紫外線とともに可視光も透過可能な材料(多くの紫外線透過材料は可視光も透過可能)で形成されていれば、ホルダの内部または内側側面に蛍光体を設けてもよい。あるいは、このような特性を有した材料に蛍光体を練り込んだ材料を用いてもよい。また、ホルダを可視光透過性のみを有する材料から形成し、蛍光体はその内側側面に設けるのであってもよい。これによれば、紫外線の外部への照射を防止しつつ、紫外線照射状況を確認できる。また、紫外線LEDから発せられた紫外線を光ファイバなどの光伝達部材で筐体表面上に伝達し、ここに蛍光体を設けてもよい。また、蛍光体を塗布するのではなく、すでに蛍光体が塗布された蛍光板を用いてもよい。また、光触媒と蛍光体とを併用するのではなく、いずれか一方のみを設けるのでもよい。
10 紫外線照射装置、12 筐体、14 照射ユニット、22 集光ユニット、25 照射口、26 回転式スイッチ、28 プッシュスイッチ、30 安全スイッチ、50 空洞、52 錘、56 接点、60 タイマー、66 塗布具、68 樹脂カートリッジ、76 導光ロッド、84 保持具。
Claims (35)
- 携帯可能な筐体と、
筐体に内蔵された紫外線発光体と、
紫外線発光体による紫外線の照射光路の少なくとも一部を視認可能にする案内手段と、
を有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1に記載の紫外線照射装置であって、
案内手段は、紫外線発光体から照射される紫外線を導く光伝達部材であることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項2に記載の紫外線照射装置であって、
光伝達部材は、光ファイバまたは導光ロッドであることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1に記載の紫外線照射装置であって、
案内手段は、紫外線の照射位置近傍を照射する可視光発光体であることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項4に記載の紫外線照射装置であって、
可視光発光体は、紫外線発光体の点灯中に、一時的に消灯可能であることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項5に記載の紫外線照射装置であって、
可視光発光体は、所定の間隔で点滅することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項4乃至6のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、
可視光発光体は、紫外線発光体による紫外線照射位置の外周付近を照射する位置に設けられることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項7に記載の紫外線照射装置であって、
可視光発光体は、紫外線発光体の外周上に複数設けられることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項7に記載の紫外線照射装置であって、
可視光発光体は、紫外線発光体の外周に設けられた導光板を照射する位置に設けられることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項4乃至6のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、
可視光発光体と紫外線発光体とは、その集光点がほぼ一致するように配置されることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項10に記載の紫外線照射装置であって、
紫外線発光体は、その光軸が筐体の中心軸と平行となるように配置されることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項10に記載の紫外線照射装置であって、
可視光発光体と紫外線発光体とは、その光軸が筐体の中心軸を中心として対称となるように配置されることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項4乃至12のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、
可視光発光体は、赤、緑、青の少なくとも1つの色を有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1乃至13のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、さらに、
紫外線を集光するためのレンズと、
紫外線発光体とレンズとの距離を調整するための距離調整手段と、
を備えた集光手段を有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項14に記載の紫外線照射装置であって、
距離調整手段は、集光手段を筐体に螺合する螺合部材であって、
螺合部材を回転することにより、照射口とレンズとの距離が調整できることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1乃至15のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、さらに、
紫外線発光体の点灯用のスイッチを複数有し、
全スイッチがオン状態の場合にのみ紫外線発光体が点灯されることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1から16のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、
筐体に設けられた紫外線の照射口を水平方向から所定角度下方にした場合にのみオン状態となる安全スイッチを有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項17に記載の紫外線照射装置であって、
安全スイッチは、
筐体内部に設けられた空洞であって、所定角度傾斜した側壁を備えた空洞と、
空洞内を遊動可能な導電性の錘と、
空洞の照射口側の壁に設けられた一対の接点と、
を有し、照射口を水平方向から所定角度下方にした場合のみ、安全スイッチがオン状態となることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1から18のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、
スイッチ操作により、オン状態またはオフ状態を維持する主スイッチと、
押圧している間のみオン状態を維持する副スイッチと、
を有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項16乃至19のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、
全スイッチがオン状態となる毎に紫外線発光体がパルス発光することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1乃至20のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、さらに、
紫外線発光体の点灯時間を設定できるタイマーを有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1乃至21のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、さらに、
紫外線の照射により性質変化する特殊樹脂を塗布するための塗布具が、筐体に設けられていることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項22に記載の紫外線照射装置において、
特殊樹脂が充填された樹脂カートリッジであって、本体に内蔵されるとともに塗布具に接続された樹脂カートリッジを有し、
樹脂カートリッジから塗布具に特殊樹脂が供給されることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項22または23に記載の紫外線照射装置であって、
紫外線の照射口および塗布具は、筐体の前端面から突出可能であるとともに筐体内部に収納可能であって、
紫外線照射口と塗布具のいずれか一方が突出している間、他方は筐体内部に収納されることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1から24のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、さらに、
紫外線発光体から発せられた紫外線の到達可能な位置に光触媒が設けられていることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項25に記載の紫外線照射装置であって、
光触媒は、紫外線発光体を保持するためのホルダ部材に設けられていることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項25または26に記載の紫外線照射装置であって、
ホルダ部材は、紫外線透過可能な材料で形成されており、
光触媒は、ホルダ部材の内側側面および外側側面に設けられることを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項1から27のいずれか1に記載の紫外線照射装置であって、さらに、
紫外線照射装置は、外部から可視可能な位置かつ紫外線発光体から照射された紫外線の到達する位置に蛍光体を有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項28に記載の紫外線照射装置であって、
蛍光体は、紫外線発光体を保持するためのホルダ部材の少なくとも一部分に設けられ、
ホルダ部材は、紫外線発光体から蛍光体までは少なくとも紫外線の透過が可能であり、蛍光体からホルダ部材の外部までは少なくとも可視光の透過が可能であることを特徴とする紫外線照射装置。 - 紫外線を照射することにより爪装飾用の紫外線硬化型樹脂を硬化させて爪装飾を行うための紫外線照射装置であって、
携帯可能な筐体と、
筐体に内蔵され、紫外線を発する紫外線発光体と、
紫外線発光体による紫外線の照射光路の少なくとも一部を視認可能にする案内手段と、
を有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 請求項30に記載の紫外線照射装置であって、さらに、
紫外線発光体と紫外線照射対象である爪との距離を一定に保つための距離保持手段を有することを特徴とする紫外線照射装置。 - 携帯型の筐体に内蔵可能な紫外線照射ユニットであって、
紫外線を発する紫外線発光体と、
紫外線発光体による紫外線の照射光路の少なくとも一部を視認可能にする案内手段であって、紫外線発光体から照射される紫外線を導く光ファイバまたは導光ロッドからなる案内手段と、
を有することを特徴とする紫外線照射ユニット。 - 携帯型の筐体に内蔵可能な紫外線照射ユニットであって、
紫外線を発する紫外線発光体と、
紫外線発光体による紫外線の照射光路の少なくとも一部を視認可能にする案内手段であって、紫外線の照射位置近傍を照射可能な位置に設けられた可視光発光体である案内手段と、
を有することを特徴とする紫外線照射ユニット。 - 請求項33に記載の紫外線照射ユニットであって、
可視光発光体は、紫外線発光体による紫外線照射位置の外周付近を照射する位置に設けられることを特徴とする紫外線照射ユニット。 - 請求項33に記載の紫外線照射ユニットであって、
可視光発光体と紫外線発光体とは、その集光点がほぼ一致するように配置されることを特徴とする紫外線照射ユニット。
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