JP2005117875A - 交流回転電機の磁気騒音低減方法及びそれを用いるモータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多相の交流回転電機の電機子に通電される多相交流電流の基本周波数成分を基準としてn+1次(倍)の周波数の磁気騒音低減用高調波電流を多相交流電流に重畳することにより、交流回転電機の鉄心に径方向に発生する径方向磁気加振力のうちの基本周波数成分のn倍の高調波成分を減衰させる。磁気騒音は、ロータの起磁力により生じる鉄心の周方向振動と径方向振動の合成振動により生じるが、径方向振動の低減が磁気騒音低減に特に有効であり、ロータの起磁力及びステータ電流に起因する径方向磁気加振力の高調波成分は基本周波数の6倍又は12倍の周波数となるので、ステータ電流に基本周波数の7倍、13倍の周波数の電流を重畳することによりキャンセルすることができる。
【選択図】図10
Description
前記モータ電流制御手段が、前記相電流の基本周波数成分を基準としてn+1倍(次)の周波数の径方向振動低減用高調波電流を前記多相交流電流に重畳することにより、前記交流回転電機が発生する又は外部から前記交流回転電機に入力される加振力により前記交流回転電機の回転軸の軸心を中心として放射状に発生する振動である径方向振動のうちの前記基本周波数成分のn(次)倍の高調波成分を減衰させる。これにより、本発明の磁気騒音低減方法を用いることにより静粛な交流回転電機を実現することができる。
(変形態様)
1.上記した径方向振動低減用高調波電流の次数(すなわち、基本周波数成分の周波数に対する径方向振動低減用高調波電流の周波数の倍率)であるn+1は、高調波電流発生回路の製造上の公差を含むことができることは当然である。たとえば、n+1は、(n+1)−0.1〜(n+1)+0.1の範囲としてもよい。
2.上記各構成では、径方向振動の低減について説明したが、同時に、周方向磁気加振力(トルクリップル)低減のための高調波電流を更に重畳することもできる。
3.交流回転電機としては、種々の形式の同期機を採用することが好適であり、動作モードは、電動モードおよび発電モードのどちらで利用しても良い。また、すべての回転域で径方向振動低減用高調波電流を重畳してもよく、特に磁気騒音が問題となる回転域でのみ径方向振動低減用高調波電流を重畳してもよい。所定の一つの次数の径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより所定の一つの次数の径方向振動を低減してもよく、複数の次数の径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより複数の次数の径方向振動を低減してもよい。回転域により、径方向振動低減用高調波電流の重畳とトルクリップル低減用の高調波電流の重畳とを切り替えてもよい。
(原理説明)
以下、本発明を多相交流回転電機に適用した場合の原理を以下に説明する。
丸数字1で示される項は直流成分項、
丸数字2で示される項はロータ起磁力Fmagの3次の高調波により生じる6次の高調波成分、
丸数字3で示される項はロータ起磁力Fmagの1次と5次の高調波により生じる6次の高調波成分、
丸数字4で示される項はロータ起磁力Fmagの1次と7次の高調波により生じる6次の高調波成分、
丸数字5で示される項はロータ起磁力Fmagの5次と7次の高調波により生じる12次の高調波成分、
丸数字6で示される項はロータ起磁力Fmagの5次の高調波とステータ電流の1次電流成分(基本波)により生じる6次の高調波成分、
丸数字7で示される項はロータ起磁力Fmagの7次の高調波とステータ電流の1次電流成分(基本波)により生じる6次の高調波成分となる。
丸数字9で示される項はロータ起磁力Fmagの1次の成分(基本波)とステータ電流の13次の高調波により生じる12次の高調波成分、
丸数字10で示される項はロータ起磁力Fmagの5次の高調波とステータ電流の7次の高調波により生じる12次の高調波成分、
丸数字11で示される項はロータ起磁力Fmagの5次の高調波とステータ電流の13次の高調波により生じる18次の高調波成分、
丸数字12で示される項はロータ起磁力Fmagの7次の高調波とステータ電流の13次の高調波により生じる6次の高調波成分、
丸数字13で示される項はステータ電流の1次の成分(基本波)と7次の成分により生じる6次の高調波成分、
丸数字14で示される項はステータ電流の1次の成分(基本波)と13次の成分により生じる12次の高調波成分、
丸数字15で示される項はステータ電流の7次の成分と13次の成分により生じる6次の高調波成分である。
上記した高調波電流の重畳を行う回路例を図3に示す。このモータ制御回路はモータ電流をフィードバック制御を行う実施例である。
上記した高調波電流の重畳を行う回路例を図4に示す。
上記した高調波電流の重畳を行う回路例を図5に示す。この回路は、図4に示すFFT111に代えてフィルタ113を採用し、基本波電流検出値と高調波電流検出値とを抽出するものである。
上記した高調波電流の重畳を行う回路例を図6に示す。このモータ制御回路は三相交流座標系のみにてモータ電流をフィードバック制御を行う実施例である。
上記した高調波電流の重畳を行う回路例を図7に示す。この回路は、図3に示す回路をオープン制御に変更したものである。
上記磁気騒音低減のための実験を図8に示す三相同期機(8極、24スロット、IPM)を用いて行った。なお、基本波電流を43Aとし、ロータ位相角はトルクが最大となる値に制御した。
なお、上記実施例の回路による高調波の重畳技術を利用して、すなわち周方向振動より次数が1大きい高調波電流を基本周波数成分に重畳することにより
、磁気騒音低減をやめて必要に応じてトルクリップル低減を行うように切り替えることもできる。具体的には、高調波電流の振幅と位相角を変更すればよい。
上記各回路例の変形態様を以下に説明する。各回路例における高調波回路ブロックは、ロータに装備される永久磁石の温度特性を補償する温度補償回路ブロックを内蔵している。この温度補償回路ブロックは交流回転電機107に内蔵された温度センサの出力を読み込んで、上記永久磁石の残留磁束の温度変化を補償するために数35又は数36又は数37における定数を変更する。
上記各回路例の変形態様を以下に説明する。この変形態様は、交流回転電機の動作モードの変更に基づいて、磁気音のレベルを変更するものである。
数35又は数36又は数37の式は、ロータ起磁力Fmagの高調波成分をステータ電流の基本波電流への高調波電流の重畳によりキャンセル乃至変更する例を示しているが、実際の交流回転電機のPWM制御では、インバータのスイッチングにより基本波電流に不可避的に高調波が重畳し、これに起因して磁気音が生じる。この磁気音を更に減少するには、このインバータのスイッチングによりステータ電流に不可避的に重畳する高調波電流を上記数式で求めた磁気音変更用の高調波電流からベクトル減算した高調波電流を基本波電流に重畳する演算を行えばよい。
三相交流回転電機本来の磁気騒音を低減し、所定周波数の磁気音を発生させる制御動作を図18に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、外部の車両用電子制御装置から、指令を読み込み(S300)、読み込んだ指令が、三相交流回転電機が現在発生している本来の磁気音と異なる所望の所定の磁気音を発生させる指令であるかどうかを判定し(S302)、そうであれば、上述の高調波回路ブロックを運転する。なお、実施例では、この高調波回路ブロックは、7次の高調波電流をそれぞれ所定位相、所定振幅で重畳する回路ブロックである。この7次の高調波電流の位相、振幅は、この重畳により、三相交流回転電機の本来の径方向磁気加振力(磁気音)の6次高調波成分を上述の式に基づいてキャンセルする大きさに設定される。
上記磁気騒音低減方式の回転電機をエンジン走行車両に搭載した場合の制御動作を図19に示すフローチャートを参照して説明する。なお、この種の回転電機は、たとえばハイブリッド車やトルクアシスト車用の発電電動機や電動エアコン等として広く用いられ、周知となっている。
上記した高調波電流の他の重畳制御を図20〜図23を参照して説明する。図20はこの実施例のモータ制御装置を示すブロック回路図、図21は座標変換回路2の一例を示すブロック回路図、図22は回路各部の信号波形(回転座標系表示)を示す波形図、図23は回路各部の信号波形(静止座標系表示)を示す波形図である。
系の回転角θを演算し、遅れ補償回路16および座標変換回路17に出力する。遅れ補償回路16は、位相補償回路であって、位相補償された回転角θvを座標変換回路24、25および後述する座標変換回路9に出力し、これらの回路の演算遅れなどを補償する。座標変換回路17は、電流センサ12で検出されたU相電流IuとV相電流Ivとを座標変換処理することにより、回転座標系表示の電流検出値としてのd軸検出値Idとq軸検出値Iqとを出力する。
その他の実施例を図24を参照して以下に説明する。この回路構成例は、図20に示すフィードバック型の回路構成例1の高調波指令値発生回路2で生成するd軸高調波指令値Id6k+1*、および、そのq軸電流成分であるq軸高調波指令値Iq6k+1*を、座標変換回路17で生成する回転座標系表示の電流検出値としてのd軸検出値Idおよびq軸検出値Iqから、減算器20および21により減算し、電流検出値としてのId1とIq1を生成する。上記手段にて生成したId1、Iq1を減算器5、6にて減算し、ΔIdとΔIqを生成する。その後段の処理は回路構成例1の回路構成と同じであるため、説明を省略する。
その他の実施例を図25を参照して以下に説明する。この回路構成例は、図20に示すフィードバック型の回路構成例1から電流センサ12、座標変換回路17を省略し、減算器5、6およびPIアンプ7、8を電流制御器18に置換して、オープン制御型の回路に変更したものであり、電流制御器18は、d軸指令値Id*およびq軸指令値Iq*をそれぞれ所定の大きさのd軸電圧指令値およびq軸電圧指令値に変換し、座標変換回路9がこれらの回転座標系の電圧指令値を静止座標系の電圧指令値Vu、Vv、Vwに変換するものである。
他の実施例を図26に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
(変形態様)
上記した数式を用いた説明では、3、5、7次高調波を含むロータ起磁力Fmagにより生じる6次、12次の磁気音を7次、13次の高調波電流成分の重畳によりキャンセル又は低減する場合を示した。上記と同様の計算を行った結果、ある次数の高調波電流を重畳することにより、少なくともこの次数より1だけ低い次数の磁気騒音、もしくは、この次数より1だけ低い次数の磁気騒音と他の次数の磁気騒音とを低減乃至キャンセルできることがわかった。
106 インバータ
107 三相同期機(交流回転電機)
108 回転位置センサ
100 基本PWM信号発生手段
101 高調波PWM信号発生手段
Claims (17)
- 多相の交流回転電機の電機子に通電される多相交流電流の基本周波数成分を基準としてn+1倍(nは自然数)の周波数の径方向振動低減用高調波電流を前記多相交流電流に重畳することにより、前記交流回転電機が発生する又は外部から前記交流回転電機に入力される加振力により前記交流回転電機の回転軸の軸心を中心として放射状に発生する振動である径方向振動のうちの前記基本周波数成分のn(次)倍の高調波成分を減衰させることを特徴とする交流回転電機の磁気騒音低減方法。
- 請求項1記載の交流回転電機の磁気騒音低減方法において、
前記交流回転電機としての三相交流回転電機のステータ電流の基本周波数成分に対して6k+1(kは自然数)倍の周波数をもつ径方向振動低減用高調波電流を前記ステータ電流に重畳するにより、前記基本周波数成分の6k倍の周波数をもつ前記交流回転電機の径方向振動を前記重畳を行わない場合に比べて低減することを特徴とする磁気騒音低減方法。 - 請求項2記載の交流回転電機の磁気騒音低減方法において、
7次の前記径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより、前記径方向振動の6次の高調波成分を前記重畳を行わない場合よりも減衰させることを特徴とする交流回転電機の磁気騒音低減方法。 - 請求項2記載の交流回転電機の磁気騒音低減方法において、
13次の前記径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより、前記径方向振動の12次の高調波成分を前記重畳を行わない場合よりも減衰させることを特徴とする交流回転電機の磁気騒音低減方法。 - 請求項2記載の交流回転電機の磁気騒音低減方法において、
7次と13次の前記径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより、6次及び12次の周波数を有する前記径方向振動の高調波成分を前記重畳を行わない場合よりも同時に減衰させることを特徴とする交流回転電機の磁気騒音低減方法。 - 請求項2乃至5のいずれか記載の交流回転電機の磁気騒音低減方法において、
基本波、7次、13次の前記径方向振動低減用高調波電流により形成される6次、12次の前記径方向振動の高調波成分と、前記交流回転電機に生じている6次、12次の前記径方向振動の高調波成分とのベクトル和の振幅が所定値以下となるように、前記7次、13次の径方向振動低減用高調波電流の位相、振幅を設定することを特徴とする交流回転電機の磁気騒音低減方法。 - 請求項2乃至6のいずれか記載の交流回転電機の磁気騒音低減方法において、
19次の前記径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより、18次の周波数を有する前記径方向振動の高調波成分を前記重畳を行わない場合よりも減衰させることを特徴とする交流回転電機の磁気騒音低減方法。 - 請求項2乃至7のいずれか記載の交流回転電機の磁気騒音低減方法において、
25次の前記径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより、24次の周波数を有する前記径方向振動の高調波成分を前記重畳を行わない場合よりも減衰させることを特徴とする交流回転電機の磁気騒音低減方法。 - 請求項1乃至8のいずれか記載の交流回転電機の磁気騒音低減方法において、
I1を前記基本周波数の振幅、Imを前記高調波電流の振幅、t、x、yをそれぞれ所定の位相角とした場合に、前記多相交流電流の基本波周波数成分は、第1相基本周波数成分Iu1(=I1sin(θ))、第2相基本周波数成分Iv1(=I1sin(θ−x))、第3相基本周波数成分Iw1(=I1sin(θ−y))を少なくとも含み、
m(=n+1)倍の周波数の径方向振動低減用高調波電流が、第1相高調波成分Ium(=Imsin{m(θ+t)})、第2相基本周波数成分Ivm(=Imsin{m(θ+t)−x})、第3相基本周波数成分Iwm(=Imsin{m(θ+t)−y})を少なくとも含み、
前記第1相高調波成分Iumは前記第1基本周波数成分Iu1に、前記第2相高調波成分Ivmは前記第2基本周波数成分Iv1に、前記第3相高調波成分Iwmは前記第3基本周波数成分Iw1に重畳されることを特徴とする交流回転電機の磁気騒音低減方法。 - M(Mは3以上の正の整数)相の車両用同期交流回転電機の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
検出された前記回転位置に基づいて前記交流回転電機の電機子の各相巻線に所定の基本周波数及び振幅を有する所定の相電流を個別に加えるモータ電流制御手段と、
を備えるモータ制御装置において、
前記モータ電流制御手段は、
前記相電流の基本周波数成分を基準としてn+1倍(nは自然数)の周波数の径方向振動低減用高調波電流を前記多相交流電流に重畳することにより、前記交流回転電機が発生する又は外部から前記交流回転電機に入力される加振力により前記交流回転電機の回転軸の軸心を中心として放射状に発生する振動である径方向振動のうちの前記基本周波数成分のn(次)倍の高調波成分を減衰させることを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項10記載のモータ制御装置において、
前記モータ電流制御手段は、
前記7次の高調波成分及び13次の高調波成分を前記相電流に重畳させることにより、前記交流回転電機としての三相交流回転電機に生じている前記径方向振動の6次及び12次の高調波成分を前記重畳を行わない場合よりも減衰させることを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項11記載のモータ制御装置において、
前記モータ電流制御手段は、
19次の前記径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより、18次の周波数を有する前記径方向振動の高調波成分を前記重畳を行わない場合よりも減衰させることを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項11又は12記載のモータ制御装置において、
前記モータ電流制御手段は、
25次の前記径方向振動低減用高調波電流を重畳することにより、24次の周波数を有する前記径方向振動の高調波成分を前記重畳を行わない場合よりも減衰させることを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項10乃至13のいずれか記載のモータ制御装置において、
前記交流回転電機は、車両用エンジンに連結解除可能に連結され、
前記モータ電流制御手段は、前記車両用エンジンの停止時に前記径方向振動低減用高調波電流を前記多相交流電流に重畳することを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項10乃至13のいずれか記載のモータ制御装置において、
前記交流回転電機は、車両用エンジン及び/又は車軸に回生制動可能に連結され、
前記モータ電流制御手段は、前記車両用エンジンの停止時及び回生制動時の少なくともいずれかにおいて前記径方向振動低減用高調波電流を前記多相交流電流に重畳することを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項10記載のモータ制御装置において、
前記モータ電流制御手段は、
少なくとも基本周波数成分と前記基本周波数成分のn+1倍の周波数の高調波電流とを含む前記相電流による前記基本周波数成分のn倍の周波数の径方向振動を低減乃至最小化するn+1倍の前記径方向振動低減用高調波電流を求め、
前記径方向振動低減用高調波電流を前記相電流に重畳することを特徴とするモータ制御装置。 - 請求項10記載のモータ制御装置において、
前記モータ電流制御手段は、
前記相電流に含まれる基本周波数成分のn+1倍の周波数の高調波電流を混入高調波電流として検出し、
前記相電流が前記混入高調波電流を含まず前記基本周波数成分のみである場合にて前記径方向振動のn次の高調波成分を低減乃至最小化するためのn+1次の前記径方向振動低減用高調波電流をフィードバック制御目標値として求め、
前記混入高調波電流と前記目標値との差を0に収束させるフィードバック制御を行うことを特徴とするモータ制御装置。
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