JP2005117817A - 列車の保安情報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動列車制御装置(ATC)の電源が遮断されたとしても、先頭車に搭載されるATCに有効な保安情報を伝送することのできる列車の保安情報装置を提供する。
【解決手段】 列車が特定の方向に進行する場合にのみ稼働せしめられて保安情報の計算及び記憶を行い、エンド交換時に電源の遮断及び記憶データのリセットが行われる第1の装置(31,39)と、常時、稼働せしめられて補助保安情報の計算及び記憶を行う第2の装置(41,49)とを備えるとき、第1の装置(31)の稼働中に、この第1の装置で演算されたデータを第2の装置(41)に転送してこの第2の装置に記憶させ、第1の装置(39)に対する電源の投入時に第2の装置(49)に記憶されたデータを第1の装置(39)に転送してこの第1の装置に記憶させるデータ転送、記憶手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、先頭車及び後尾車にそれぞれ自動列車制御装置を備える列車の保安情報装置に関する。
自動列車制御装置(Automatic Train Control system、以下、ATCと略記する)は前後の運転台に1台ずつ搭載され、列車の運行時には先頭車に搭載された一方のATCのみに電源が供給され、後尾車のATCには電源が供給されないのが一般的であり、先頭車及び後尾車の各ATC間で直接的には情報を共有していなかった(例えば、特許文献1参照。)。
図3(a)〜(c)はこの関係を示した説明図である。すなわち、列車100がA矢印方向に入線する入線時には、図3(a)に示したように、先頭車11に搭載されたATC21のみに電源が供給され、後尾車19に搭載されたATC29に電源は供給されていないので、先頭車11のATC21のみが保安情報の計算及び記憶を行うことになる。列車100が終端駅で折り返す際に運転台を交換するエンド交換時には、運転士がそれまで装着していた運転ハンドルを抜き取る(ATC電源はオフになる)。従って、図3(b)に示すように、ATC21及びATC29の両方が電源オフの状態になるため、ATC21の保安情報はリセットされてしまう。エンド交換後、すなわち、運転士が後尾車19の運転台にハンドルを装着した時点で、後尾車19はB矢印方向に進行する先頭車19となり、図3(c)に示すように、ATC29に電源が投入される。
特開平5−38005号公報
上述した従来の保安情報装置においては、終端駅での運転台エンド交換などでATCの電源がオフ状態になるため、保安情報はリセットされ、エンド交換により先頭車となる車両のATCに有効な情報があったとしてもそれを利用することができなかった。
このことは、例えば、ATCがプラットホームの正しい方向を出力する機能を持っていたとして、仮にATCが地上からの軌道回路情報と現在位置の計算によって、入線時に正しい方向のドアリリース出力が実現できたとする。しかし、エンド交換により後尾車のATCに制御が移ったときに、現在位置がリセットされてしまうため、ドアの開放方向の出力ができないという問題を生じる。
また、一般的に、ATCの地上信号は出発直前まで車上に伝送されないことが多いので、エンド交換の際は後尾車で電源投入をしても暫くは軌道回路情報が得られず、ドアの開放方向が判断できないという問題もあった。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的はATCの電源が遮断されたとしても、先頭車に搭載されるATCに有効な保安情報を伝送することのできる列車の保安情報装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、列車が特定の方向に進行する場合にのみ稼働せしめられて保安情報の計算及び記憶を行い、エンド交換時に電源の遮断及び記憶データのリセットが行われる第1の装置と、常時、稼働せしめられて補助保安情報の計算及び記憶を行う第2の装置とを備える列車の保安情報装置において、第1の装置の稼働中に、この第1の装置で演算されたデータを第2の装置に転送してこの第2の装置に記憶させ、第1の装置に対する電源の投入時に第2の装置に記憶されたデータを第1の装置に転送してこの第1の装置に記憶させるデータ転送、記憶手段を備えたことを特徴とするものである。。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の列車の保安情報装置において、第1の装置は列車の前後の運転台に互いに独立に搭載されるであり、第2の装置は連結される車両のそれぞれに設けられ、データ伝送ラインを介して相互に接続されると共に、演算して得られた記憶データを共有する保安情報補助装置であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の列車の保安情報装置において、第2の装置は、少なくとも情報の伝送及び記憶において、第1の装置と同等の保安機能を備えたことを特徴とする。
本発明に係る列車の保安情報装置によれば、エンド交換時、あるいは、エンド交換せずに入線したと同じ方向に向かって再出発する状況でATCの電源が遮断されたとしても、先頭車に搭載されるATCに有効な保安情報を伝送することができる。
以下、本発明を図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。図1(a)〜(c)は本発明に係る列車の保安情報装置の第1の実施形態の概略構成及びその動作を説明するための図であり、図中、従来装置を示す図3と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。図1(a)は、列車100の中間の車両を省略し、A矢印方向に入線する場合の先頭車11及び後尾車19を示したものである。この実施形態は、列車100の全ての車両に、第2の装置としての保安情報補助装置(On-Board Computer、以下、OBCと略記する)41〜49が搭載されているものに適用したもので、OBC41〜49はLAN50で接続され、常時稼働せしめられて補助保安情報の計算及び記憶を行うと共に、記憶データを共有するものである。
そして、本発明の第1の装置としてのATCのいずれか一方、例えば、先頭車11に搭載されたATC31の稼働時に、ここに記憶されたデータをOBC41に転送して記憶させ、いずれか他方のATC、例えば、後尾車19に搭載されたATC39の電源の投入時にOBC49に記憶されたデータをATC39に転送して記憶させる、データ転送、記憶手段(図中に矢印を付加してその詳細を省略する)を設けた点が従来装置と構成を異にしている。これによって、ATC31からの保安情報を保持することができる。また、ATC31が電源オフの状態にある間にOBC41で計算された保安情報(例えば、車体のブレーキ状態)をエンド交換後のATC39に対して有効な保安情報として伝送することができる。以下、この実施形態の動作をより具体的に説明することとする。
先ず、図1(a)に示すように、入線時に稼働中のATC31は軌道からの軌道回路情報と現在位置計算によって正しい方向のドアリリース出力を実施したとする。このときの情報、例えば、左側のドアに対して許可方向(close)であり、右側のドアに対して不許可方向(open)であり、そのときの停車キロ程等の情報がCRCコードを付加した形でOBC41に伝送される。
次に、図1(b)に示すように、エンド交換時に運転士はそれまで装着していた運転ハンドルを抜き取ると、ATC31は電源オフの状態にされる。OBC41〜49は常時電源投入状態にあり、このとき、OBC41〜49はキロ程計算を継続し、例えば、車体のブレーキ状態等を記録しておく。また、OBC41〜49はLAN50で接続され、記憶データを共有する構成であるため、ATC31からOBC41に転送された保安データはOBC49にも記憶される。
次に、図1(c)に示すように、エンド交換後、B矢印方向に走行するとき、先頭車19に運転ハンドルが装着されるとATC39に電源が投入される。このとき、OBC49に記憶された前回入線時の情報及びOBC41〜49の付加情報がOBC49からATC39に転送される。そこで、ATC39は車両がブレーキ中で、かつ、停車キロ程が動いていないことを条件にして、入線時と同じ情報、すなわち、左側のドアに対して許可方向(close)であり、右側のドアに対して不許可方向(open)であることの情報を出力する。
かくして、第1の実施形態によれば、各車両に設けられるOBC41〜49が常時稼働せしめられて補助保安情報の計算及び記憶を行うと共に、LAN50で接続されて記憶データを共有するものであるとき、ATC31及びOBC41間、並びに、ATC39及びOBC49間で相互にデータの転送及び記憶をするデータ転送、記憶手段を設けることによって、エンド交換時にATCの電源が遮断されたとしても、エンド交換後の先頭車に搭載されるATCに有効な保安情報を伝送することができる。
図2(a)〜(c)は本発明に係る列車の保安情報装置の第2の実施形態の概略構成及びその動作を説明するための図であり、図中、第1の実施形態を示す図1と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。図2(a)は、列車100がA矢印方向に入線する場合の先頭車11のみを示したもので、図2(b)はプラットホームに停車し、運転士が運転ハンドルを取り外したことによってATC31が電源オフの状態にあることを示し、図3(c)はその後再び入線方向と同じA矢印方向に走行する場合を示したものである。この場合には先頭車と後尾車の各OBC間で保安情報を共有する必要はなく、先頭車両11においてATC31とOBC41との間で、相互にデータの転送及び記憶をするデータ転送、記憶手段を設けることによって、ATC31の電源が遮断されたとしても、このATC31に有効な保安情報を伝送することができる。
ところで、上述した各実施形態において、ATCは、電源がオフ状態にされることのないOBCに入線時の保安情報を転送し、記憶させている。このとき、OBCが保安機器でないと位置づけされている場合、つまり、OBCのセーフティレベルがATCほど重要(vital)でない場合、情報伝送のセーフティレベルがOBCを介することによって低くなる。これを防止するためには、ATCがCRCコードを付加して計算を実行する場合には、OBCとしてもCRCコードが付加された情報に従って誤り訂正を行うことが可能な保安度の高い機種を使用する必要がある。すなわち、情報の伝送及び記憶において、ATCと同等の保安機能を備えることが不可欠である。
一方、第2の実施形態として説明したように、エンド交換せずに入線したと同じ方向に向かって再出発する状況でATCの電源が切断されるような場合には、データを共有することのないOBCに本発明を適用することができる。
本発明に係る列車の保安情報装置の第1の実施形態の概略構成及びその動作を説明するための図。 本発明に係る列車の保安情報装置の第2の実施形態の概略構成及びその動作を説明するための図。 従来の列車の保安情報装置の概略構成及びその動作を説明するための図。
符号の説明
11,19 先頭車又は後尾車
31,39 自動列車制御装置(ATC)
41〜49 保安情報補助装置(OBC)
50 LAN

Claims (3)

  1. 列車が特定の方向に進行する場合にのみ稼働せしめられて保安情報の計算及び記憶を行い、エンド交換時に電源の遮断及び記憶データのリセットが行われる第1の装置と、常時、稼働せしめられて補助保安情報の計算及び記憶を行う第2の装置とを備える列車の保安情報装置において、
    前記第1の装置の稼働中に、この第1の装置で演算されたデータを前記第2の装置に転送してこの第2の装置に記憶させ、前記第1の装置に対する電源の投入時に前記第2の装置に記憶されたデータを前記第1の装置に転送してこの第1の装置に記憶させるデータ転送、記憶手段を備えたことを特徴とする列車の保安情報装置。
  2. 前記第1の装置は列車の前後の運転台に互いに独立に搭載される自動列車制御装置であり、前記第2の装置は連結される車両のそれぞれに設けられ、データ伝送ラインを介して相互に接続されると共に、演算して得られた記憶データを共有する保安情報補助装置であることを特徴とする請求項1に記載の列車の保安情報装置。
  3. 前記第2の装置は、少なくとも情報の伝送及び記憶において、前記第1の装置と同等の保安機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の列車の保安情報装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101272897B1 (ko) * 2012-04-04 2013-06-11 한국철도기술연구원 맥 계층 기반 무선 열차제어신호 안전 전송 장치
JP2015047933A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 三菱電機株式会社 列車無線システム
CN108001467A (zh) * 2017-11-30 2018-05-08 北京市轨道交通建设管理有限公司 一种列车自动牵引上电处理方法及系统

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