JP2005117578A - 無線送信機、データ収集システム及びデータ通信方法 - Google Patents

無線送信機、データ収集システム及びデータ通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 同一の送信周波数で送信されるデータの衝突を回避可能な構成を有する無線送信機、データ収集システム及びデータ通信方法を提供すること。
【解決手段】 本無線送信機100は、単位時間あたりの送信回数の逆数又はデータの平均送信間隔として設定されている主間隔に対してランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングでデータの送信タイミングを決定する送信タイミング決定部120と、決定された送信タイミングに基づいてデータを無線で送信するデータ送信部110とを含む。送信タイミング決定部120は、前記主間隔の区切りのタイミングを検出し、主間隔よりも短い範囲内でランダムな遅延時間を設定するためのランダム遅延設定用乱数を発生させ、前記主間隔の区切りのタイミングから前記ランダム遅延設定用乱数に基づき設定されたランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングを検出して送信タイミングを決定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線送信機、データ収集システム及びデータ通信方法に関する。
複数の無線送信機と1台の受信機との間でデータ通信を行う場合うには、複数の無線送信機から送信されたデータを1台の受信機で受信する際のデータの衝突防止する必要がある。
一般に、各無線送信機の発信の搬送周波数をずらして電波の衝突を防止する手法が知られているが、この手法によればホスト(データの受信機)側に複数の搬送周波数に対応した受信回路又は受信周波数を切り替える機能が必要となりコストが増大してまう。
かかる事態を回避するためには、各無線送信機が同じ搬送周波数を採用することが好ましいが、この場合複数の無線送信機から同一搬送周波数で送信されたデータの衝突をいかにして防止するかという問題点があった。
例えば特開2002−191566号公報では、無線タグに無線LAN/bluetooth送受信機能を持たせ、ホストから各無線タグにデータの送信タイミングを指示することでデータの衝突を防止する例が記載されている。
また特開平11−238193号公報には、各タグが各々個別の送信間隔で送信し、電波の衝突を防止する例が記載されている。
特開2002−191566号公報 特開平11−238193号公報
しかし特開2002−191566号公報記載のようにホストから各情報発信装置にデータの送信タイミングを指示することでデータの衝突を防止する場合には、各情報発信装置に送受信機能が必要となるためコストが上昇するとともに、各情報発信装置を受信可能状態におく必要があるため電池等による長時間動作が困難である。
また特開平11−238193号公報記載のように各送信機が各々個別の送信間隔で送信し電波の衝突を防止する場合には、送信機により単位時間あたりのデータ数(データの濃さ)が異なり、全体としてデータの質が低下し、データが利用しにくいという問題点がある。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各無線送信機から同一の送信周波数で送信されるデータの衝突を回避可能な構成を有する無線送信機、データ収集システム及びデータ通信方法を提供することにある。
(1)本発明は、単位時間あたりの送信回数の逆数又はデータの平均送信間隔として設定されている主間隔に対してランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングでデータの送信タイミングを決定する送信タイミング決定部と、
決定された送信タイミングに基づいてデータを無線で送信するデータ送信部とを含み、
前記送信タイミング決定部は、
前記主間隔の区切りのタイミングを検出し、
主間隔よりも短い範囲内でランダムな遅延時間を設定するためのランダム遅延設定用乱数を発生させ、
前記主間隔の区切りのタイミングから前記ランダム遅延設定用乱数に基づき設定されたランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングを検出して、当該タイミングを送信タイミングとして決定することを特徴とする無線送信機である。
ここにおいて無線送信機とは、例えばRF(Radio Frequency)タグや非接触型の無線周波数識別装置(無線タグ)等を含む。
送信タイミング決定部は専用の回路を設けることによってハード的に実現しても良いし、例えばマイコンのCPUやタイマ等を利用してソフト的に実現してもよい。
送信されるデータは、本無線送信機が有するデータ検出/取得機能によって外部から検出/取得したデータでもよい。また例えば内部メモリに記憶された本無線送信機を識別するためのデータ(例えばIDデータ等)でもよい。
データ送信部は、無線送信用ICとアンテナ等で実現することができる。
本発明によれば、所定の主間隔の範囲内でその都度ランダムな時間だけ遅延したタイミングにデータを送信可能な無線送信機、すなわち毎回送信間隔が異なるが、主間隔に対しては1回の割合でデータが送信可能な無線送信機を提供することができる。
送信用のデータを生成する送信用データ生成部を含むようにしてもよい。この場合と送信用データ生成部は、例えば内部の記憶部に記憶されたデータに基づき送信データを作成する場合でもよいし、外部から検出したデータに基づき送信データを生成する場合でもよい。
また外部から検出したデータに対して所定の演算を行った結果を送信用データとして生成する場合でもよい。
(2)本発明の無線送信機は、
所与の時刻における外部情報に関するデータを検出/測定するデータ検出/測定部をさらに含み、
前記データ検出/測定部が検出/測定したデータに基づき送信用のデータを生成して、送信することを特徴とする。
ここにおいて外部情報に関するデータとは、例えば外部の温度、湿度、気圧、位置等に関するデータである。データ検出/測定部は、例えば温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、GPS受信機等によって実現することができる。
なお前記データ検出/測定部が検出/測定したデータの検出/測定時刻を取得するデータ検出/測定時刻取得部をさらに含み、前記データ検出/測定部が検出/測定したデータとともにデータ検出/測定時刻を含んだ送信用データを生成して送信するようにしてもよい。
(3)本発明の無線送信機は、
過去に送信したデータ及び今回初めて送信するデータを含んだ送信用のデータを生成して送信することを特徴とする。
ここにおいて過去において送信したデータは、例えば前回送信したデータでもよいし、前回及び前々回又は過去複数回に渡って送信したデータでもよい。
どれくらい過去にさかのぼってデータを送信するか(過去の何回分に渡って送信するか)を、データの性質やデータ送信環境に応じて適切な回数を設定することでシステムに必要な冗長性をもたせることができる。
本発明によれば受信側でデータの欠落が生じても、次回のデータで補うことができる。
(4)本発明の無線送信機は、
自機を識別するためのIDデータ記憶部をさらに含み、
前記IDデータ記憶部に記憶されたIDデータを含む送信用のデータを送信することを特徴とする。
(5)本発明の無線送信機は、
前記無線送信機は無線タグであることを特徴とする。
無線タグとはICチップとアンテナを内部に埋め込み通信機能(本発明では送信機能のみ有していればよい)をそなえた非接触型の電子荷札(タグ)である。
(6)本発明は、
上記のいずれかに記載の複数の無線送信機と前記複数の無線送信機からのデータを受信するデータ受信装置を含むデータ収集システムであって、
前記無線送信機は、所定の周波数でデータ収集装置にむけ、自己の無線送信機のIDデータを含む送信用データを送信し、
前記データ受信装置は、
所定の周波数で無線送信機から送信されたデータを受信するデータ受信部と、
受信したデータに含まれた無線送信機のIDデータに関連づけて、データを記憶するデータ記憶部とを含むことを特徴とするデータ収集システムである。
(7)本発明は、
複数の無線送信機から送信されたデータを1台のデータ受信装置で受信することでデータを収集するシステムにおけるデータ通信方法であって、
各無線送信機が、
単位時間あたりの送信回数の逆数又はデータの平均送信間隔として設定されている主間隔の区切りのタイミングを検出し、
主間隔よりも短い範囲内でランダムな遅延時間を設定するためのランダム遅延設定用乱数を発生させ、
前記主間隔の区切りのタイミングから前記ランダム遅延設定用乱数に基づき設定されたランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングを検出して、当該タイミングを送信タイミングとして決定することで主間隔の区切りからランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングでデータの送信タイミングを決定し、
決定された送信タイミングに基づいて、所定の周波数でデータ受信装置に対しデータを無線で送信することを特徴とする。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1は本実施の形態の無線送信機(無線タグ)の機能ブロック図である。
本実施の形態の無線送信機(無線タグ)100は、送信機能を有する無線送信機(無線タグ)であって受信機能は必要ない。
本実施の形態の無線送信機(無線タグ)100は、無線送信部110と、処理部120と、記憶部130と、ID記憶部140と、データ検出部150と、電源部160と、アンテナ170とを含む。
処理部120は、送信用のデータの生成や送信タイミングの決定処理や無線送信機全体の動作を統括的にコントロールする処理等を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ(CPU等)、或いはASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、所与のプログラム(マイクロプログラム等)
により実現できる。
処理部120は、送信用のデータを送信する送信タイミングを決定する送信タイミング決定部として機能し、主間隔の区切りのタイミングを検出し、主間隔よりも短い範囲内でランダムな遅延時間を設定するためのランダム遅延設定用乱数を発生させ、前記主間隔の区切りのタイミングから前記ランダム遅延設定用乱数に基づき設定されたランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングを検出して、当該タイミングを送信タイミングとして決定する処理を行う。
送信タイミングの決定は例えば内蔵するタイマ等を利用してソフト的に実現してもよいしハード的(専用の回路)に実現してもよい。
例えば主間隔のタイミングはクロック発生手段等により発生させたクロックをカウントすることで実現することができる。
また処理部120は、送信用のデータを生成する送信用データ生成手段として機能する。
例えば記憶部130に記憶されたデータに基づき送信データを作成する場合でもよいし、データ検出部150に検出されたデータに基づき送信データを作成する場合でもよいし、処理部120で演算されたデータに基づき送信データを作成する場合でもよい。
無線送信部110は、データを送信する処理を行うもので、例えばRFIC等により実現でき、決定された送信タイミングに、無線で前記送信用のデータを送信するデータ送信部として機能する。
無線送信部110は、例えば処理部(CPU)120からのコマンドにしたがって外部に無線送信をおこなう機能モジュールであり、信号の送信を司るベースバンドブロックや所定のRF周波数信号をアンテナ170を介して送信するRFブロック等を備えるようにしてもよい。また例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)のようなIC完成後にユーザーが内部論理をプログラムにより変更できる汎用のロジック・デバイスで構成することもできる。
ここで無線送信部110は、所定の周波数(システムを構成する複数のタグで同一の周波数を有するように設定された周波数)でデータの送信を行う。システムを構成するRFタグはすべて同じ周波数、チャンネルを有している。
記憶部130は、処理部120(又は無線送信部110やデータ検出部150)などのワーク領域となるもので、RAMなどのハードウェアにより実現できる。
ID記憶部140は、各無線送信機を識別するためのIDを記憶した記憶媒体で、不揮発性記憶領域であり、ROMや例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)のような書き込み可能な不揮発性メモリ装置等のハードウェアにより実現できる。
データ検出部150は、送信するためのデータを検出するためのもので、たとえば温度データを送信する場合にはサーミスタ等で実現することができ、所与の時刻tにおけるデータを検出するデータ検出/測定部として機能する。
なお検出/測定するデータは温度に限られず、湿度、気圧、位置データ等でもよい。
電源部160は、無線送信機の電源を供給するためのもので、内部バッテリ等で実現できる。
アンテナ170は半波長のダイポールアンテナ等を使用するようにしてもよい。
本実施の形態では、例えばID記憶部140に記憶されている自己のIDデータのみを送信用のデータとして送信するような構成の無線送信機も含む。このような場合には、データ検出部150は必須の構成ではない。
また所与の時刻にデータ検出部150が測定または検出したデータを、測定(検出)時刻+測定(検出)データとして送信するようにしてもよい。
なお測定したデータを次の送信タイミングですぐに送信するようにしてもよいし、測定したデータを何回分か記憶部130に蓄積してからまとめて送信するようにしてもよい。
図2は、本実施の形態のデータ収集システムについて説明するための図である。
本実施の形態のデータ収集システム10は、複数の無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nと前記複数の無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nから無線で送信されたデータを受信するデータ受信装置20を含む。
前記無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nは、所定の周波数でデータ受信装置20にむけ、自己の無線タグIDを含む送信用のデータを送信する。
データ受信装置20は、無線受信部22と処理部24とデータ記憶部26、アンテナ28等を含む。
無線受信部22は、所定の周波数で複数の無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nから送信されたデータを受信するデータ受信部として機能する。
処理部24は、受信したデータを当該受信データに含まれた無線タグIDに関連づけてデータ記憶部26に記憶させる処理を行う。
データ記憶部26には、無線タグIDに関連づけられた受信データが記憶される。
図3は、本実施の形態の無線送信機(無線タグ)のデータ送信タイミングについて説明するための図である。
本実施の形態では、一定の間隔である主間隔Tに対して、ランダム遅延ΔT1、ΔT2、ΔT3、・・・だけ遅延した時刻232、242,252を送信タイミング1,2,3、・・として決定する。
例えば主間隔によって区切られた時刻をそれぞれT1(230)、T2(240)、T3(250)とすると、送信タイミング1(232)はT1+ΔT1、送信タイミング2(242)はT2+ΔT2、送信タイミング3(252)はT3+ΔT3となる。
ここにおいて一定の間隔である主間隔Tは、単位時間あたりの送信回数の逆数又はデータの平均送信間隔として設定される時間の間隔であり、送信するデータの性質に応じて定めることができる。例えば1時間に1回あたりデータを取得する必要がある場合には主間隔を1時間にし、1分間に1回あたりデータを取得する必要がある場合には主間隔を1分間にすることができる。
またランダム遅延(ランダムな遅延時間)は乱数を発生させることにより得られるランダムな値であり、その取りうる範囲は0以上主間隔の値未満である。主間隔の値をT、ランダム遅延をΔTとすると、以下の式が成り立つ。
0≦ΔT<T
送信されるデータの濃さ(データの送信密度、単位時間あたりのデータ送信回数)は、主間隔によってきまるのでデータ収集システムが収集するデータの種類に応じて主間隔を設定するようにしてもよい。主間隔は、ユーザーが外部から設定、又は変更できるような構成にしてもよい。
図4は、本実施の形態のデータ収集システムを構成する複数の無線送信機(無線タグ)のデータ送信タイミングについて説明するための図である。
主間隔1(310),主間隔2(320)、主間隔3(330)は、各無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nにおける主間隔を表したものである。同図に示すように本実施の形態のデータ収集システムを構成する複数の無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nは、同一の値Tをとる。
無線送信機(無線タグ)100−1は主間隔1、主間隔2、主間隔3において、それぞれΔT11、ΔT12、ΔT13だけランダム遅延させたタイミングでデータの送信を行う。
無線送信機(無線タグ)100−2は主間隔1、主間隔2、主間隔3において、それぞれΔT21、ΔT22、ΔT23だけランダム遅延させたタイミングでデータの送信を行う。
無線送信機(無線タグ)100−3は主間隔1、主間隔2、主間隔3において、それぞれΔT31、ΔT32、ΔT33だけランダム遅延させたタイミングでデータの送信を行う。
このようにすると、データ収集システムを構成する各無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nは、主間隔Tに対してそれぞれがランダム遅延したタイミングでデータの送信を行う。従って各無線送信機(無線タグ)のデータ送信タイミングは送信毎にランダムに異なるのでデータ受信装置でデータを受信する際のデータの衝突がおこりにく、データ収集システムのデータ受信装置がデータを取り損なうことが少なくなる。
またデータ収集システムを構成する複数の無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nは、同一の主間隔Tを有するため、各無線送信機(無線タグ)毎に毎回送信間隔は異なるが、全体としてはほぼ等間隔(平均すると主間隔Tに等しい送信間隔)にデータを送信することになる。
従ってデータ収集システムのデータ受信装置は各無線送信機(無線タグ)100−1、100−2,100−3,・・・、100−nから、全体としてはほぼ等間隔でデータを受信することになる。
図5(A)〜(D)は本実施の形態の無線送信機(無線タグ)が送信するデータの構成の一例について説明するための図である。
図5(A)は、送信データ410が無線送信機(無線タグ)のIDデータ(タグID)450のみを含む場合である。例えば無送信線機が、自己の内部メモリに記憶された自己の識別データを送信する場合には、このようなデータの構成でもよい。
この場合例えば無線送信機(無線タグ)は外部情報に関するデータの取得や検出を行わず、単に所定間隔で自己の識別データを送信する場合でもよいし、外部情報に関するデータの取得や検出を行った結果、当該外部情報に関するデータが所定の条件に合致した場合に自己の識別データを送信する場合でもよい。
図5(B)は、送信データ420が無線送信機(無線タグ)のIDデータ(タグID)450と時刻データ460を含む場合である。時刻データ460は、例えば外部情報に関するデータの取得又は送信に関する時刻のデータである。例えば外部情報に関するデータの検出や取得を行った場合には当該外部情報に関するデータを検出又は取得した時刻のデータでもよい。また外部情報に関するデータの検出や取得を行わない場合には外部情報に関するデータを送信した時刻、例えば対応する主間隔の開始時刻でもよいし、主間隔に対してランダム遅延を加えて得られた実際の送信時刻でもよい。
また外部情報に関するデータの取得や検出を行った結果、当該外部情報に関するデータが所定の条件に合致した場合に自己の識別データを外部情報に関するデータの検出や取得を行った時刻に関する時刻データと共に送信する場合でもよい。
図5(C)は、1回の送信で1回分の検出/測定データを送信するケースにおける送信データ430の構成の一例であり、タグのIDデータ(タグID)450と測定時刻470と測定データ480を含む。測定時刻470は、対応する測定データ480を測定した時刻に関するデータである。
測定データ480は、無線送信機(無線タグ)のデータ検出部によって検出又は測定されたデータである。
図5(D)は、1回の送信で複数回分の検出/測定データを送信するケースにおける送信データ440の構成の一例であり、タグのIDデータ(タグID)450と複数回分の測定時刻1(470−1)、測定時刻2(470−2)、・・・測定時刻n(470−n)と測定データ1(480−1)、測定データ2(480−2)、・・・測定データn(480−n)を含む。
図5(E)は、1回の送信で複数回分の検出/測定データを送信するケースの他の例であり、過去に送信したデータ(前回初めて送信したデータを含む)及び今回初めて送信するデータを含んだ複数回分のデータを送信する構成における送信用のデータ440’の一例である。
かかる場合送信用のデータ440’は、タグのIDデータ450と今回測定時刻470’前回測定時刻472’前々回測定時刻474’と今回測定データ480’、前回測定データ482’、前々回測定データ484’を含むようにしてもよい。
図6(A)(B)は、本実施の形態において過去に送信したデータ(前回初めて送信したデータを含む)及び今回初めて送信するデータを含んだ送信データを生成する場合について説明するための図である。
図6(A)の表500は、ある無線送信機(無線タグ)が所定の期間に取得した検出データとデータ検出時刻を示した表である。同表500は、時刻t1にデータd1を取得し、時刻t2にデータd2を取得し、時刻t3にデータd3を取得し、・・たことを示している。
図6(B)の510,520,530はそれぞれ時刻t3,t4、t5において生成される送信用のデータである。
例えば時刻t5において生成される送信用のデータ530には、過去に送信したデータd4、d3、(前回初めて送信したデータd4を含む)及び今回初めて送信するデータd5を含んでいる。
このように今回送信するデータに過去に送信したデータを含めることにより、仮にデータの衝突等でホスト(データ受信装置)でデータの欠落が生じても、同じ無線送信機(無線タグ)から送信される次回のデータを受信することでこの欠落を補うことができる。
例えば時刻t3に生成された送信用データ510が欠落した場合には、時刻t3におけるデータd3(今回初めて送信されるデータ)が欠落するが、同じ無線送信機(無線タグ)から送信される時刻t4における送信用データ520又は時刻t5における送信用データ530のデータを受信することでこの欠落を補うことができる。
またホスト(データ受信装置)がデータを受信したけれども、データ内のビットの欠落等により正しくデータを受信できなかった場合にも、同じ無線送信機(無線タグ)から送信された前後のデータと比較することで、簡単にデータの真偽を確認することができ、冗長性の高いシステムを実現することができる。
図7は、本実施の形態の無線送信機(無線タグ)の送信タイミングの決定に関するフローチャート図である。
本実施の形態の無線送信機(無線タグ)の処理部は処理が終了するまで(例えば内蔵の電池やバッテリがきれるまで)ステップS10〜S70の処理を繰り返す。
まず本実施の形態の無線送信機(無線タグ)が内蔵するシステムクロック又はシステム時計からシステム時刻を取得する(ステップS10)。
取得したシステム時刻が主間隔タイミングにマッチするか(主間隔の区切りにマッチするか)否か判断し、マッチしない場合には再びステップS10に戻る(ステップS20)。例えば主間隔を1時間として毎時0分0秒を主間隔の区切りとする場合には、取得したシステム時刻の分秒が0分0秒であるか否かで、主間隔タイミングにマッチするか否か判断するようにしてもよい。
取得したシステム時刻が主間隔タイミングにマッチする場合には、ランダム遅延用の乱数を発生させる処理を行う(ステップS30)。
次に発生させた乱数を遅延時間としてタイマにセットする(ステップS40)。
そしてタイマから遅延時間経過の通知があるか否かを所定間隔ごとにチェックして通知があった場合には、送信タイミングであると判断して、データの送信を行う(ステップS50、S60)。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施の形態の送信機(無線タグ)の機能ブロック図である。 本実施の形態のデータ収集システムについて説明するための図である。 本実施の形態の無線送信機(無線タグ)のデータ送信タイミングについて説明するための図である。 本実施の形態のデータ収集システムを構成する複数の無線送信機(無線タグ)のデータ送信タイミングについて説明するための図である。 図5(A)〜(D)は本実施の形態の無線送信機(無線タグ)が送信するデータの構成の一例について説明するための図である。 図6(A)(B)は、本実施の形態において過去に送信したデータ(前回初めて送信したデータを含む)及び今回初めて送信するデータを含んだ送信データを生成する場合について説明するための図である。 本実施の形態の無線送信機(無線タグ)の送信タイミングの決定に関するフローチャート図である。
符号の説明
10 データ収集システム、 20 データ受信装置(ホスト)、 22 無線受信部、
24 処理部、 26 データ記憶部、 100 無線送信機(無線タグ)、
110 無線送信部(RFIC)、 120 処理部(CPU)、 130 記憶部、
140 ID記憶部、 150 データ検出部、 160 電源部、 210 主間隔、220 ランダム遅延、 410,420,430,440 送信データ、
450 タグID、 460 時刻データ

Claims (7)

  1. 単位時間あたりの送信回数の逆数又はデータの平均送信間隔として設定されている主間隔に対してランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングでデータの送信タイミングを決定する送信タイミング決定部と、
    決定された送信タイミングに基づいてデータを無線で送信するデータ送信部とを含み、
    前記送信タイミング決定部は、
    前記主間隔の区切りのタイミングを検出し、
    主間隔よりも短い範囲内でランダムな遅延時間を設定するためのランダム遅延設定用乱数を発生させ、
    前記主間隔の区切りのタイミングから前記ランダム遅延設定用乱数に基づき設定されたランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングを検出して、当該タイミングを送信タイミングとして決定することを特徴とする無線送信機。
  2. 請求項1において、
    所与の時刻における外部情報に関するデータを検出/測定するデータ検出/測定部をさらに含み、
    前記データ検出/測定部が検出/測定したデータに基づき送信用のデータを生成して、送信することを特徴とする無線送信機。
  3. 請求項1乃至2のいずれかにおいて、
    過去に送信したデータ及び今回初めて送信するデータを含んだ送信用のデータを生成して送信することを特徴とする無線送信機。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    自機を識別するためのIDデータ記憶部をさらに含み、
    前記IDデータ記憶部に記憶されたIDデータを含む送信用のデータを送信することを特徴とする無線送信機。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記無線送信機は無線タグであることを特徴とする無線送信機。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の複数の無線送信機と前記複数の無線送信機からのデータを受信するデータ受信装置を含むデータ収集システムであって、
    前記無線送信機は、所定の周波数でデータ収集装置にむけ、自己の無線送信機のIDデータを含む送信用データを送信し、
    前記データ受信装置は、
    所定の周波数で無線送信機から送信されたデータを受信するデータ受信部と、
    受信したデータに含まれた無線送信機のIDデータに関連づけて、データを記憶するデータ記憶部とを含むことを特徴とするデータ収集システム。
  7. 複数の無線送信機から送信されたデータを1台のデータ受信装置で受信することでデータを収集するシステムにおけるデータ通信方法であって、
    各無線送信機が、
    単位時間あたりの送信回数の逆数又はデータの平均送信間隔として設定されている主間隔の区切りのタイミングを検出し、
    主間隔よりも短い範囲内でランダムな遅延時間を設定するためのランダム遅延設定用乱数を発生させ、
    前記主間隔の区切りのタイミングから前記ランダム遅延設定用乱数に基づき設定されたランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングを検出して、当該タイミングを送信タイミングとして決定することで主間隔の区切りからランダムな遅延時間だけ遅延させたタイミングでデータの送信タイミングを決定し、
    決定された送信タイミングに基づいて、所定の周波数でデータ受信装置に対しデータを無線で送信することを特徴とするデータ通信方法。
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