JP2005117187A - 固体撮像装置 - Google Patents

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裕三 馬上
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Abstract

【課題】 メカシャッターを要せず、従って小型化可能であり、且つ、低照度時に高画質な画像の撮影をすることができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 照度Lを測定し(S100)、当該照度Lに応じて、動作モードを設定し(S101、S102、S111)、電荷蓄積時間Tを設定する(S103)。照度Lが所定値L2未満ならば(S104:NO)、照度Lに応じたゲインを設定する(S105)。そして、固体撮像素子の各画素に蓄積されている電荷を放出させ(S106)、電荷の蓄積を開始する(S107)。照度Lが所定値L3未満ならば(S108:NO)、ストロボ発光を行う(S109)。その後、固体撮像素子は各画素に蓄積された電荷を順次転送する(S110)。
【選択図】 図6

Description

本願発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話機内蔵カメラ等のカラー固体撮像装置に関し、特に、低照度時の撮影制御技術に関する。
近年、デジタルカメラがその利便性により広く普及し、銀塩カメラに取って代わる勢いである。かかるデジタルカメラにあっては、銀塩カメラに迫る画質を実現すべく、急速な高画素化が進められつつある。このため、MOS(metal-oxide semiconductor)型の固体撮像素子を用いたデジタルカメラにおいて低照度時の撮影に種々の不都合が生じている。
例えば、ストロボ発光方式のデジタルカメラにおいては、すべての画素においてストロボ発光時に受光できるように、走査時間に応じて電荷蓄積時間を延長する必要がある。一方、電荷蓄積時間を延長すると、露光が過剰になったり画像がぶれたりするといった不都合が生じるため、ストロボ発光時以外に露光しないようにメカシャッターが必要となる(例えば、特許文献1を参照)。
また、LED(light-emitting diode)点灯方式のデジタルカメラにおいては、LEDの点灯状態を維持することができるため、メカシャッターは不要となる(例えば、特許文献2を参照)。
特表昭55−500328号公報 実開平5−53360号公報
上述のように、ストロボ発光方式のデジタルカメラでは、低照度時の撮影のためにメカシャッターが必要となるので、携帯電話機に搭載する場合等、小型化が要求されるような場合には適用することができない。
また、LED点灯方式のデジタルカメラでは、特に、高画素の場合、画素ごとに露光のタイミングが異なってしまうので、動きのある被写体では画像に歪が生じるという問題がある。
本発明は、かかる問題に鑑みて為されたものであって、メカシャッターを要せず、従って小型化可能であり、且つ、低照度時に高画質な画像の撮影をすることができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願発明に係る固体撮像装置は、画素混合を行わない全画素取り込みモードと、1辺が5画素の正方領域に含まれる中心画素と同色の9画素を1組として画素混合する画素混合取り込みモードとのふたつの動作モードを有する固体撮像素子と、照度を測定する測光手段とを備えた固体撮像装置であって、前記測光手段にて測定された照度が所定値以上であるか否かを判定する照度判定手段と、前記照度判定手段にて前記照度が所定値以上であると判定された場合には前記固体撮像素子の動作モードを全画素取り込みモードとし、前記照度が所定値未満であると判定された場合には前記固体撮像素子の動作モードを画素混合取り込みモードとする動作モード選択手段と、前記動作モード選択手段にて選択された動作モードにて、前記固体撮像素子に静止画を撮像させる静止画撮像手段とを備えることを特徴とする。
本願発明に係る固体撮像装置は、上記のような構成とすることによって、照度が低い場合に、より感度が高い動作モードである画素混合取り込みモードを用いるので、高画質の画像を撮影することができ、かつ、固体撮像装置を小型化することができる。
本願発明に係る固体撮像装置は、前記固体撮像素子の動作モードが前記画素混合取り込みモードである場合に、被写体を照明する照明手段と、前記照度に応じて前記固体撮像素子の電荷蓄積時間を決定する電荷蓄積時間決定手段と、前記照度に応じて前記照明手段にて被写体を照明する期間を決定する照明期間決定手段とを備えることを特徴とする。このようにすれば、ストロボ撮影をする際の電荷蓄積時間を短縮することができるので、メカシャッターが不要となり、固体撮像装置を小型化することができる。
本願発明に係る固体撮像装置は、前記固体撮像素子のすべての画素が電荷を蓄積している期間に前記照明手段にて被写体を照明することを特徴とする。こうすれば、手ぶれによる画質の劣化を回避することができる。この場合において、例えば、前記照明手段はストロボ発光によって被写体を照明するとしても良い。
本願発明に係る固体撮像装置が備える固体撮像素子は、後述のように、画素混合取り込みモードにおいて全画素を高速に走査することができる。例えば、後述の実施の形態に係る固体撮像素子は全画素を15m秒で操作することができる。このため、図5に示されるように、各画素の電荷蓄積時間を1/30秒に抑えながらストロボ撮影をすることができる。
一方、ストロボ発光方式のデジタルカメラでは、上述のようにメカシャッターが必要となる。図8は、従来技術に係るストロボ発光方式のデジタルカメラにてストロボ撮影する際の処理のタイミングを示す図である。
図8に示されるように、従来技術に係るストロボ発光方式のデジタルカメラにおいては、例えば、130万画素すべてを走査するために130m秒も要する。このため、ストロボ発光期間中に全ての画素で電荷を蓄積するためには、例えば、各画素の電荷蓄積時間を140m秒としなければならい。
このように、電荷蓄積時間を長くすると露光が過剰になったり、画像がぶれたりするおそれがあるため、メカシャッターにて露光状態を調節する必要がある。従って、従来技術に係るストロボ発光方式のデジタルカメラでは小型化することが難しく、係るデジタルカメラを携帯電話機等、小型化を要求する機器に搭載することは困難である。
また、従来技術に係るLED点灯方式のデジタルカメラにおいても、例えば、130万画素のすべてを走査するために130m秒も要する点は同様である。図9は、従来技術に係るLED点灯方式のデジタルカメラにてストロボ撮影する際の処理のタイミングを示す図である。
LEDはストロボ発光ほどの照度は得られないものの、長時間発光し続けることができる。このため、LED点灯方式のデジタルカメラにおいては、図9に示されるように、各画素の電荷蓄積時間を短縮することができる。したがって、前記ストロボ発光方式のデジタルカメラとは異なって、露光過剰となるのを回避することができる。
しかしながら、画素間で電荷蓄積期間にずれが生じるので、依然として、手ぶれによる画質の劣化の可能性を排除することができない。これに対して、本願発明に係る固体撮像装置によれば、走査時間が短い画素混合取り込みモードを用いることによって、上述のような諸問題を解決し、低照度の場合でもより優れた画質を達成することができる。
本願発明に係る固体撮像装置は、前記照度に応じて前記固体撮像素子のゲインを決定するゲイン決定手段を備えることを特徴とする。このようすれば、低照度の場合であっても、優れた画質を達成することができる。
以下、本願発明に係る固体撮像装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1] 固体撮像装置の構成
図1は、本願発明の実施の形態に係る固体撮像装置の典型的な機能構成について、その主要部分を示す機能構成図である。図1に示されるように、固体撮像装置1は、固体撮像素子10、AFE(analogue front end)11、ディジタル信号処理エンジン(以下、単に「信号処理エンジン」という。)12、メモリ装置13、TG(timing generator)14、マイクロ・コンピュータ(以下、「マイコン」という。)16、および、ストロボ装置15を備えている。
固体撮像装置1は、上述の他、液晶表示を行うための表示コントローラや、外部インタフェースコントローラ等を備えているとしても良いが、本願明細書ではこれらについては説明を割愛する。また、固体撮像装置1は、上記回路を駆動するための電源装置等も当然備えているが、これらについても説明を割愛する。
さて、固体撮像装置1が備える固体撮像素子10は、MOS型の固体撮像素子であって、全画素取り込みモードと画素混合取り込みモードとのふたつの動作モードを有している。全画素取り込みモードでは、文字通り、固体撮像素子10が備える全ての画素について個別に信号が利用される。固体撮像素子10が備える画素数は、130万画素である。
また、画素混合取り込みモードでは、固体撮像素子10が備える同色の画素9つを1組として画素混合を行って信号を生成する。このため、画素混合取り込みモードにおいては、全画素取り込みモードにおけるのよりも感度が向上し、低照度時においてもより短時間の露光で撮影することができる。
固体撮像素子10は、AFE11から受け付けた信号に従って、動作モードを切り替える。また、固体撮像素子10は、TG14から受け付けた信号に従って撮像を実行する。
AFE11は、固体撮像素子10が出力するアナログ信号をディジタル信号に変換して信号処理エンジン12に伝達したり、マイコン16から受け付けたディジタル信号をアナログ信号に変換して固体撮像素子10に入力したりするための機能ブロックである。AFE11は、また、CDS(correlated double sampling)法によって、個々の画素のオフセット・ノイズを低減する機能も担っている。
信号処理エンジン12は、AFE11を介して固体撮像素子10から受け付けた信号を処理するための機能ブロックである。すなわち、固体撮像素子10が撮像した画像データのホワイトバランスを調整する等のディジタル信号処理を実行する。また、信号処理エンジン12は測光回路を内蔵しており、AFE11を介して、固体撮像素子10から受け付けた信号を用いて被写体周辺の照度を求める。
メモリ装置13は、固体撮像素子10が撮像した画像データを記憶する機能ブロックであって、例えば、SDRAM(synchronous dynamic random access memory)が用いられる。前記信号処理エンジン12は、メモリ装置13に記憶されている画像データを参照して、上述のような信号処理を実行する。
TG14は、マイコン16からの信号に応じて、撮像のタイミングを指示する信号を固体撮像素子10に入力し、ストロボ発光のタイミングを指示する信号をストロボ装置15に入力する機能ブロックである。
ストロボ装置15は、TG14からストロボ発光のタイミングを指示する信号を受け付けてストロボ発光する機能ブロックである。
マイコン16は、信号処理エンジン12が求めた被写体周辺の照度に応じて、固体撮像素子10の動作モードと固体撮像素子10が撮像する際の電荷蓄積時間とを決定する。また、マイコン16は、当該照度に応じて、ストロボ装置15がストロボ発光するタイミングを決定し、更に、マイコン16は、AFE11を介して固体撮像素子10にゲインを設定する。
なお、固体撮像素子10の電荷蓄積時間とは、固体撮像素子10が備えている画素毎の露光時間である。固体撮像素子10は、画素を順に走査するようにして撮像するので、画素毎の露光期間は走査の順にずれる。
[2] 固体撮像素子10の動作モード等を決定する処理
上述のように、マイコン16は、信号処理エンジン12が求めた被写体周辺の照度に応じて、固体撮像素子10の動作モード、固体撮像素子10が撮像する際の電荷蓄積時間、ストロボ装置15がストロボ発光するタイミング、および、固体撮像素子10に設定すべきゲインを決定する。
一般に、固体撮像素子10は、撮像をするに際して、照度Lが低いほど電荷蓄積時間Tを長くする必要がある。この関係は概ね次のような数式にて表される。
Figure 2005117187
なお、上式においてConst.は固体撮像素子10の特性によって決まる定数である。また、照度Lはlux単位で、電荷蓄積時間Tは秒単位で表される。
図2は、照度Lと必要な画質を実現するための電荷蓄積時間Tとの関係を示すグラフである。図2に示されるように、必要な画質を実現するためには、照度Lが低くなるにつれて電荷蓄積時間Tを大きくする必要がある。
しかしながら、電荷蓄積時間Tがあまり長い場合には、電荷蓄積期間中の手ぶれによって画質の劣化が生じ易くなる。従って、電荷蓄積時間Tを手ぶれの影響を被らない範囲に留めておくのが望ましい。このため、マイコン16は、前記照度が所定値を上回っているか否かによって、固体撮像素子10の動作モードを変更する。
本実施の形態においては、手ぶれの影響が無視できる電荷蓄積時間Tの範囲は1/30秒以下であると考えて、照度Lが(Const.×30)以上である場合には、マイコン16にて、全画素取り込みモードを選択する。逆に、照度Lが(Const.×30)未満である場合には、マイコン16は画素混合取り込みモードを選択する。
図3は、照度Lに応じて固体撮像素子10の動作モードを変更する場合における、照度Lと必要な画質を実現するための電荷蓄積時間Tを示すグラフである。図3に示されるように、全画素取り込みモードを選択すると電荷蓄積時間Tが1/30秒を越えるような照度Lであっても、固体撮像素子10の動作モードを画素混合取り込みモードに変更することによって電荷蓄積時間Tを短縮することができる。従って、手ぶれの影響を回避することができる。
さて、図3から明らかなように、動作モードを画素混合取り込みモードとした場合であっても、照度Lが更に低い場合には、電荷蓄積時間Tが1/30秒を上回って、手ぶれの影響を被ることになる。このような場合の対策として、前記AFE11により固体撮像素子10のゲインを向上させることができる。
すなわち、固体撮像素子10のゲインを向上させることによって、電荷蓄積時間Tが不足しているために暗くなっている画像を適当な明るさに補正することができる。
図4は、固体撮像素子10のゲインを補正する場合における照度Lと電荷蓄積時間Tとの関係を表すグラフである。図4に示されるように、画素混合取り込みモードを選択するだけでは電荷蓄積時間Tを1/30秒以下に抑えることができないような照度Lであっても、ゲインを調整することによって電荷蓄積時間Tを1/30秒以下に抑えて、手ぶれの影響を回避することができる。
本願発明においては固体撮像素子としてMOS型の撮像素子を採用しており、MOS型の撮像素子はダイナミックレンジが広い。従って、かなり照度Lが低い場合であっても、ゲインを調整することによって画質の劣化を抑えながら明るさを調整することができる。
しかしながら、照度Lが特に低い場合には、ゲインの調整によっても画質の劣化を避けることができない。そのような場合には、前記ストロボ装置15によって被写体を照明して、必要な照度Lを確保する必要がある。そこで、図4に示されるような特に照度Lが低い範囲ではストロボ撮影を行う。このようにすれば、特に照度Lが低い範囲であっても優れた画質を実現することができる。
以上をまとめると、マイコン16は、照度Lに応じて、(1)固体撮像素子10の動作モードと、(2)電荷蓄積時間Tと、(3)ゲイン調整の要否と、(4)ストロボ撮影の要否とを決定する。なお、電荷蓄積時間Tの決定は、照度Lと電荷蓄積時間Tとの対応テーブルを参照することによって行うとしても良いし、前述のような式を用いて算出するとしても良い。
[3] ストロボ撮影処理
次に、本実施の形態におけるストロボ撮影処理について説明する。本実施の形態においては、固体撮像素子10の動作モードが画素混合取り込みモードである場合にストロボ撮影を行う。
本実施の形態における画素混合取り込みモードでは、全画素取り込みモードの9画素を一組として1画素分の信号を生成するので、全画素取り込みモードよりも感度が高く、従って蓄積時間を短縮できる。
また、本実施の形態における画素混合取り込みモードは全画素取り込みモードと比較して走査時間が短いという特徴がある。具体的には、全画素取り込みモードにおける走査時間が130m秒であるのに対して、画素混合取り込みモードにおける走査時間は15m秒である。このため、電荷蓄積時間Tが15m秒よりも大きければ全画素が同時に受光するタイミングを作ることができる。
図5は、本実施の形態におけるストロボ撮影時の各画素の電荷蓄積期間の関係を模式的に示す図である。図5に示されるように、固体撮像素子10の各画素は走査される順に電荷蓄積時間(1/30秒)だけ電荷を蓄積して走査を受ける。この走査時間は前述のように15m秒である。
このため、最初に走査される画素(以下、「先頭画素」という。)の電荷蓄積期間と最後に走査される画素(以下、「末尾画素」という。)の電荷蓄積期間とは、1/30秒から15m秒を引いた時間(約18m秒)だけ重複する。通常、ストロボ発光期間は数m秒程度であるので、本実施の携帯においては、この重複期間にストロボ発光を行うことにより、全画素を同時に受光させ、撮像する。
このようにすれば、メカシャッターを要することなくストロボ撮影が可能となる。また、わずか数m秒の間に先頭画素から末尾画素までの全画素を露光させるので、露光過剰となったり画像がぶれたりするといった不都合も生じない。すなわち、前述した従来技術の問題を解決することができる。
[4] 固体撮像装置1の動作
次に、固体撮像装置1の動作について説明する。図6は、固体撮像装置1が静止画を撮像する際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。図6に示されるように、先ず、固体撮像装置1は、マイコン16が信号処理エンジン12に問い合わせることにより、照度Lを測定し(ステップS100)、得られた照度Lが所定値L1以上であるか否かをマイコン16にて判断する。
ここで所定値L1とは、固体撮像素子10の動作モードを全画素取り込みモードとした場合に、電荷蓄積時間Tが1/33m秒となるような照度Lである。
照度Lが所定値L1以上であると判定された場合には(ステップS101:YES)、マイコン16は、AFE11を介して、固体撮像素子10の動作モードを全画素取り込みモードに設定する(ステップS102)。また、照度Lが所定値L1未満であると判定された場合には(ステップS101:NO)、動作モードを画素混合取り込みモードに設定する(ステップS111)。
そして、マイコン16は、前記図4のグラフに示されるように、照度Lに応じて電荷蓄積時間Tを決定し、決定した電荷蓄積時間Tを、AFE11を介して固体撮像素子10に設定する(ステップS103)。
マイコン16は、前記照度Lが所定値L2以上であるか否かを判断する。この場合において、所定値L2は、固体撮像素子10の動作モードを画素混合取り込みモードとした場合に、電荷蓄積時間Tが1/33m秒となるような最大の照度Lである。
そして、照度Lが所定値L2未満であると判定された場合には(ステップS104:NO)、マイコン16は、AFE11を介して固体撮像素子10に、照度Lに応じたゲインを設定する(ステップS105)。
照度Lが所定値L2以上であると判定された場合(ステップS104:YES)、または、ステップS105の処理を完了した後、固体撮像素子10は各画素に蓄積されている電荷を放出させる(ステップS106)。
そして、固体撮像素子10は、TG14からの信号を受け付けると、画素ごとに電荷の蓄積を開始する(ステップS107)。この場合において、電荷の蓄積は、前述のように、先頭画素から順に末尾画素まで、時間をずらせながら行われる。
また、照度Lが所定値L3未満である場合には(ステップS108:NO)、ストロボ装置15は、TG14からの信号を受け付けて、ストロボ発光を行う(ステップS109)。この場合において、所定値L3は、固体撮像素子10の動作モードを画素混合取り込みモードとし、かつ、ゲイン調整をしても、十分な画質を得ることができない最大の照度Lである。
照度Lが所定値L3以上である場合(ステップS108:YES)、または、ステップS109にてストロボ発光した後、固体撮像素子10は各画素に蓄積された電荷を順次転送する(ステップS110)。このようして得られたアナログ画像信号はAFE11にてディジタル画像データに変換された後、メモリ装置13に格納され、信号処理エンジン12による信号処理を受ける。
[5] 画素混合取り込みモードについて
画素混合取り込みモードについては、特願2003−18142号、特願2003−18143号、特願2003−283316号に開示されている通りである。画素混合取り込みモードの詳細についてはこれらに譲り、ここではその概略を説明する。
固体撮像素子10は、2次元格子状に配列された画素を備えており、これらの画素にはR(red)、G(green)、B(blue)の3種類のカラーフィルタのいずれかが割り当てられている。図7は、固体撮像素子10が備える各画素に割り当てられたカラーフィルタの配列を示す図である。図7に示されるように、各画素は2次元格子状に配列されており、かつ、隣り合う画素には相異なるカラーフィルタが割り当てられている。
固体撮像素子10は、画素混合取り込みモードにおいては、5画素×5画素の正方領域に含まれる画素であって、当該正方領域の中心に位置する画素に割り当てられているカラーフィルタと同色のカラーフィルタを割り当てられている9つの画素を一組とする。そして、これら一組の画素のそれぞれに蓄えられた電荷を合算して1画素の電荷とする。
こうすることによって、画素混合取り込みモードにおいては、全画素取り込みモードにおけるよるも、その感度が向上する。従って、より短い電荷蓄積時間での撮像が可能となり、走査時間も短縮することができる。また、本願発明に係る画素混合取り込みモードは、全画素取り込みモードの色配置と同様の色配置を得ることができることを特徴である。
[6] 変形例
以上、本願発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本願発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記実施の形態においては、低照度時に被写体を照明する手段として、ストロボ装置を用いるとしたが、本願発明がこれに限定されないのは言うまでも無く、これに代えて次のようにするとしても良い。
すなわち、低照度時に被写体を照明する手段として、LED照明装置を用いるとしても良い。LED照明装置は、ストロボ装置とは異なって、長時間に亘って点灯状態を維持することができる一方、ストロボ装置ほど高い照度を与えることができない。このため、先頭画素の電荷蓄積期間が始まってから、末尾画素の電荷蓄積期間が終わるまでの間、点灯し続けるとしても良い。
また、この場合において、手ぶれの影響を回避するために、LED照明装置を点灯し続ける時間を1/30秒以下とするとしても良い。LED照明装置を点灯し続ける時間を短縮するためには、より高い照度を与えることができるLED照明装置を使用すれば良い。また、前述のようにゲイン調整を併用すれば、電荷蓄積時間を短縮することができる。
(2) 上記実施の形態においては、先頭画素の電荷蓄積期間と末尾画素の電荷蓄積期間とは、約18m秒だけ重複するとしたが、本願発明がこれに限定されないのは言うまでも無く、これに代えて、次のようにするとしても良い。
すなわち、先頭画素の電荷蓄積期間と末尾画素の電荷蓄積期間とが重複する期間(以下、「重複期間」という。)中にストロボ発光させることができれば、電荷蓄積時間や重複期間の長さは上記実施の形態に例示した値以外の値をとるとしても良い。
また、測定された照度から決定される電荷蓄積時間により定まる重複期間がストロボ発光期間よりも短い場合であって、固体撮像装置のユーザの指示等によりストロボ撮影する場合には、電荷蓄積時間を延長して、必要な長さの重複期間を確保するとしても良い。
本願発明に係る固体撮像装置は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話機内蔵カメラ等のカラー固体撮像装置として、特に、低照度時の撮影制御をすることができる固体撮像装置として有用である。
本願発明の実施の形態に係る固体撮像装置の典型的な機能構成について、その主要部分を示す機能構成図である。 照度Lと静止画を撮像するために必要な電荷蓄積時間Tとの一般的な関係を示すグラフである。 照度Lに応じて固体撮像素子10の動作モードを変更する場合における、照度Lと静止画を撮像するために必要な電荷蓄積時間Tを示すグラフである。 固体撮像素子10のゲインを補正する場合における、照度Lと静止画を撮像するために必要な電荷蓄積時間Tとの関係を表すグラフである。 本実施の形態におけるストロボ撮影時の各画素の電荷蓄積期間の関係を模式的に示す図である。 固体撮像装置1が静止画を撮像する際に実行する処理の流れを示すフローチャートである。 固体撮像素子10が備える各画素に割り当てられたカラーフィルタ配列を示す図である。 従来技術に係るストロボ発光方式のデジタルカメラにてストロボ撮影する際の処理のタイミングを示す図である。 従来技術に係るLED点灯方式のデジタルカメラにてストロボ撮影する際の処理のタイミングを示す図である。
符号の説明
1……固体撮像装置
10…MOS型固体撮像素子
11…アナログ・フロント・エンド
12…信号処理エンジン
13…メモリ装置
14…タイミング・ジェネレータ
15…マイクロ・コンピュータ
16…ストロボ装置

Claims (5)

  1. 画素混合を行わない全画素取り込みモードと、1辺が5画素の正方領域に含まれる中心画素と同色の9画素を1組として画素混合する画素混合取り込みモードとのふたつの動作モードを有する固体撮像素子と、照度を測定する測光手段とを備えた固体撮像装置であって、
    前記測光手段にて測定された照度が所定値以上であるか否かを判定する照度判定手段と、
    前記照度判定手段にて前記照度が所定値以上であると判定された場合には前記固体撮像素子の動作モードを全画素取り込みモードとし、前記照度が所定値未満であると判定された場合には前記固体撮像素子の動作モードを画素混合取り込みモードとする動作モード選択手段と、
    前記動作モード選択手段にて選択された動作モードにて、前記固体撮像素子に静止画を撮像させる静止画撮像手段と
    を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記固体撮像素子の動作モードが前記画素混合取り込みモードである場合に、被写体を照明する照明手段と、
    前記照度に応じて前記固体撮像素子の電荷蓄積時間を決定する電荷蓄積時間決定手段と、
    前記照度に応じて前記照明手段にて被写体を照明する期間を決定する照明期間決定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記固体撮像素子のすべての画素が電荷を蓄積している期間に前記照明手段にて被写体を照明する
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記照明手段はストロボ発光によって被写体を照明する
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記照度に応じて前記固体撮像素子のゲインを決定するゲイン決定手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
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