JP2005114031A - リニアガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レールの上面を覆うレールカバーを係合させるためのレールの研削加工の速度を高めることができる手段を提供する。
【解決手段】両側の側面4に軌道面を形成した凹部5を有するレール2と、レール2の上面を覆うレールカバー12と、レール2を直線的に移動する鞍状のスライダ7と、スライダ7に設けた連結路8a,8bを循環すると共にレール2の凹部5を転動する転動体6とを備えたリニアガイド装置1において、レールカバー12に係合部を有する側縁部13を設けると共に、レール2の上部側面4aの下部に、上部側面4aから下方に向かってレール2の幅方向に縮小する斜面である係合面としての上部軌道面5aを設け、この係合面にレールカバー12の係合部13bを係合させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、切削機械や研削機械等の工作機械や木工機械、切断機および産業機械等の案内部に設けられ、テーブル等の移動台を直線的に移動させるためのリニアガイド装置に関する。
従来のリニアガイド装置は、鞍状のスライダに連結路を設け、この連結路を循環するボールをレールの側面に設けた凹部の軌道面に転動させてスライダがレールを直線的に移動するようにし、レールの両側の上部側面の上部に設けたアンダーカットに長手方向の縁部を90度より小さい角度で折り曲げたレールカバーを係合させてレールの上面を覆い、スライダの移動方向の前後端に設けたシールにより、塵や製品屑等の侵入を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2719985号公報(第3頁右欄25行−第4頁右欄4行、第2図、第4図)
一般に、レールの側面に設ける軌道面を形成する凹部は研削加工により成形され、加工精度の向上および加工工数の削減のためには、凹部と側面とを総形砥石を用いて一度に成形することが望ましい。
しかしながら、上述した従来の技術においては、レールの上部側面の上部に段状のアンダーカットを設けてレールカバーを係合させる構成としているため、レールの側面に細かな凹凸を形成する必要があり、総形砥石を細かな凹凸を有する形状としなければならず、この細かな凹凸が研削加工の際に欠損する恐れを回避するために研削加工の速度を高めることが困難となり、加工効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、レールの上面を覆うレールカバーを係合させるためのレールの研削加工の速度を高めることができる手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、両側の側面に軌道面を形成した凹部を有するレールと、該レールの上面を覆うレールカバーと、前記レールを直線的に移動する鞍状のスライダと、該スライダに設けた連結路を循環すると共に前記レールの軌道面を転動する転動体とを備えたリニアガイド装置において、前記レールカバーに係合部を有する側縁部を設けると共に、前記レールの上部側面の下部に、前記上部側面から下方に向かって前記レールの幅方向に縮小する斜面である係合面を設け、該係合面に前記レールカバーの係合部を係合させたことを特徴とする。
また、前記レールカバーに係合部を有する側縁部を設けると共に、前記レールの上部側面の下部に、前記上部側面から下方に向かって前記レールの幅方向に縮小する斜面である係合面を設け、該係合面と前記上部側面との角部に前記レールカバーの係合部を係合させたことを特徴とする。
これにより、本発明は、レールの側面形状を単純化してこれを成形する総形砥石の研削面の形状を単純化することができ、高速での研削加工を容易に行うことができ、レールの加工時間を短縮してその加工効率を向上させることができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるリニアガイド装置の実施例について説明する。
図1は実施例1のレールとレールカバーを示す断面図、図2は実施例1のリニアガイド装置を示す斜視図、図3は図2のB−B断面線の右側半断面図、図4は図1のA部拡大図である。
図1、図2、図3において、1はリニアガイド装置である。
2はリニアガイド装置1のレールであり、合金鋼等の鋼材で製作された略I字状の断面形状を有する長尺の棒状部材であって、その上面2aには工作機械の基台等にレール2を固定するための段付ボルト穴3が所定のピッチで複数設けられている。
レール2の側面4には、その上部側面4aの下部に上部側面4aから下方に向かってレール2の幅方向に縮小する斜面である上部軌道面5aが、下部側面4bの上部に下部側面4bから上方に向かってレール2の幅方向に縮小する斜面である下部軌道面5bが設けられており、この上部軌道面5aおよび下部軌道面5bによりレール2の側面4の略中央部にその長手方向に沿った略V字状の溝である凹部5が形成される。
凹部5の上部軌道面5aと下部軌道面5bには、それぞれ転動体としてのころ6が転動する。
また、上部軌道面5aの上部側面4aとの角部の近傍は、後述するレールカバー12の係合部13bが係合する係合面として機能する。
更に、レール2の上部側面4aと下部側面4bとは同一平面、つまり上部側面4a間の幅と下部側面4b間の幅が同一となるように形成されている。
7はスライダであり、合金鋼等の鋼材で製作された略コの字状の断面形状を有する鞍状部材であって、その上面にはねじ穴7aが設けられており、このねじ穴7aを用いて工作機械の移動台等がボルト等により締結される。
また、スライダ7の両方の側壁7bには図3に示すころ6を循環させるための略45度に傾斜した長方形断面の連結路8a、8bが設けられ、その内側の側面にはレール2の凹部5の上部軌道面5a、下部軌道面5bにそれぞれころ6を介して対向する転動面9a、9b等からなる転動部9が形成されている。
この連結路8aはレール2の凹部5の上部軌道面5aとスライダ7の転動部9の転動面9aで形成される転動路を、連結路8bはレール2の凹部5の下部軌道面5bとスライダ7の転動部9の転動面9bで形成される転動路をそれぞれ連結しており、これにより形成されるそれぞれの循環転動路には複数のころ6と所定の量の潤滑剤、例えばグリースが封入され、ころ6が循環しながら転動する。反対側の側壁7bにおいても同様である。これによりスライダ7がレール2に直線往復運動可能に支持される。
なお、上記の連結路8a、8bや転動部9をスライダ7に設ける場合は、製作上の都合により適宜に分割して製作し、これをボルト等の締結手段により組立ててスライダ7を形成するようにしてもよい。この場合にスライダ7の本体は鋼材で製作するようにしてもよく、比較的軟質の金属材料や樹脂材料等で製作するようにしてもよい。
10は保持板であり、金属材料や樹脂材料等で製作され、スライダ7の転動部9のV字溝9cに嵌め込まれ、ころ6を保持してその脱落を防止する。
12はレールカバーであり、弾力性のある合金鋼等の薄板によりレール2の長手方向の長さと略同等の長さに製作され、図4に示すようにその長手方向に沿った側縁部13は、プレス加工等によりレール2の上部側面4aおよび凹部5の上部軌道面5aに沿う形状に折り曲げられ、垂直面であるカバー側面13aと斜面である係合部13bとに成形され、両方のカバー側面13aの間はレール2の上面2aに沿う平面として成形され、図1に示すようにレールカバー12の弾性を利用して係合部13bをレール2の係合面としての上部軌道面5aに係合して装着される。
本実施例のレールカバー12は、板厚0.2mm以上、好ましくは0.25〜0.3mmのステンレス板、例えばSUS301CPS、SUS304CSPを用い、その両方のカバー側面13aをレール2の上面2aと上部側面4aとの角部の面取2bより小さい内曲げRとして折り曲げてカバー側面13aを成形し、更に上部軌道面5aに沿うように係合部13bを折り曲げて側縁部13を成形したものである。
なお、レールカバー12の係合部13bの折り曲げ後の角度は、上部側面4aと係合面との挟み角よりは5度程度小さくなるように成形すれば、レールカバー12の装着後のレールカバー12とレール2の密着性を適切にすることができる。
また、レールカバー12の装着性を良好なものとするためには、前記の密着性を損なわない範囲でできる限り係合部13bの端部がカバー側面13aから内側に入り込まないように設定する。この場合に係合部13bの端部が上部軌道面5aのころ6の転動面に干渉しないように考慮する。
14はサイドシールであり、合金鋼等の板材で製作された芯金に天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料のシール部14aを形成し、そのシール部14aがレール2やレールカバー12の外形表面に当接してスライダ7の往復動に伴って摺動する。
15はエンドキャップであり、金属材料や樹脂材料等で製作され、その外側に配置されたサイドシール14と共にスライダ7の移動方向の前後端にボルト等により締結される。
上記のレールカバー12をレール2の上面2aを覆うように装着する場合は、一方の凹部5の係合面としての上部軌道面5aにレールカバー12を傾けて係合部13bを係合させ、その状態で他の側のカバー側面13aをその弾性により押し広げて他方の上部軌道面5aに他方の係合部13bを他方の上部軌道面5a係合させてレールカバー12をレール2に装着する。
これにより、レールカバー12がレール2の上面2aの全面を覆い、下部側面4b、凹部5およびレールカバー12を摺動するサイドシール14のシール部14aにより段付ボルト穴3や凹部5への塵や鉄やアルミニウム、木屑等の製作屑等の侵入を防止することができる。
この場合に、レールカバー12の板厚が0.15mm程度であるときは、実験による確認においてサイドシール14の摺動に伴う押圧力によりレールカバー12のレール2の段付ボルト穴3を覆う部分が沈み込んで変形による凹部が形成され、そこに製作屑等が残留してサイドシール14による製作屑等の除去作用を維持することが困難になるため、本実施例ではレールカバー12の板厚を上記のように0.25〜0.3mmとしてレールカバー12の上面の変形を防止している。
また、本実施例のレール2の側面4の成形は、両方の側面4をそれぞれの側面形状に対応させた研削面を有する総形砥石により一度に成形する。この場合に総形砥石の研削面の形状が細かな凹凸を持たない単純な形状であるので、総形砥石の欠損を防止して高速での研削加工を容易に行うことができる。
また、レール2の側面4には、通常高周波焼入れ等による焼入れが施され、このときに上部側面4aの垂直方向の長さが不足したり、細かな凹凸を持つ形状であったりすると、焼入れの際の加熱時に熱がその部位に集中して割れが発生しやすく不良の原因となりやすい。このため側面4を単純な形状とし、上部側面4aの垂直方向の長さを適正な長さとすることによって、割れの発生を防止して焼入れによる不良を低減することも可能となる。
以上説明したように、本実施例では、リニアガイド装置のレールの上部側面の下部に設けた下方に向かって縮小する斜面である係合面としての上部軌道面にレールカバーの係合部をその弾性により係合するようにしたことによって、レールの側面形状を単純化してこれを成形する総形砥石の研削面の形状を単純化することができ、高速での研削加工を容易に行うことができ、レールの加工時間を短縮してその加工効率を向上させることができる。
また、レールとレールカバーとで形成する単純化した外周面にサイドシールを摺動させるようにしたことによって、サイドシールのシール部を容易に形成することができ、サイドシールを安価に製造することができると共に塵や製品屑等の侵入に対する充分な防塵性能を得ることができる。
更に、レールの上部側面と下部側面とを同一面上に形成したことによって、レールの製造における検査工程において検査台に一方の上部側面と下部側面を載置して他方を水平とすることができ、検査作業を容易に行うことができる。
図5は実施例2のレールとレールカバーを示す部分拡大図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
21は係合面としての傾斜面であり、レール2の両側の上部側面4aの下部に設けた上部側面4aから下方に向かってレール2の幅方向に縮小する斜面であって、レールカバー12の係合部13bがその弾性により係合する。
本実施例の傾斜面21は、上部側面4aと凹部5の上部軌道面5aとの角部に設けられ、上部側面4aを垂直面とし、傾斜面21は垂直から30度、上部軌道面5aは垂直から45度傾けて傾斜面21と上部軌道面5aの角部がころ6の転動面に干渉しないように成形されている。
なお、傾斜面21の傾斜角は垂直から25〜35度に設定すれば、レールカバー12の密着性や装着性を損なうことはない。
また、レールカバー12の側縁部13の係合部13bは、傾斜面21に沿うように折り曲げられるため、実施例1の係合部13bよりは少ない折曲げ角で折り曲げられている。
このように、レールの側面4の上部側面4aと凹部5の上部軌道面5aとの角部に傾斜面21を設けることによっても、レール2の側面形状を単純化することができる。
レールカバー12をレール2の上面2aを覆うように装着する場合は、一方の傾斜面21に、レールカバー12を傾けて片側の係合面12bを係合させ、その状態で他の側のカバー側面13aをその弾性により押し広げて他方の傾斜面21に他方の係合面12bを係合させてレールカバー12をレール2に装着する。これによりレールカバー12がレール2の上面2aの全面を覆い、段付ボルト穴3や凹部5の各軌道面への塵や製作屑等の侵入を防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加えて、レールの上部側面と凹部の上部軌道面との角部に傾斜面を設けてレールカバーの係合部を少ない折曲げ角で折り曲げられるようにしたことによって、レールへのレールカバーの装着性を更に向上させることができる。
図6は実施例3のレールとレールカバーを示す部分拡大図である。
なお、上記実施例1および実施例2と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例のレール2およびレールカバー12は上記実施例2のレール2およびレールカバー12と同様であるが、レールカバー12の側縁部13の係合部13bは、係合面としての傾斜面21と上部側面4aとの角部25の頂部または角部25に設けたフィレットR部に係合している。
従って、レールカバー12のカバー側面13aの垂直方向の長さは、上記実施例2のカバー側面13aの長さよりは短くなるように成形されている。
これにより、上記実施例2の効果に加えて、傾斜面と上部側面との角部にレールカバーの係合部を係合させるようにしたことによって、レールカバーの側縁部の弾性をより有効に活用することができ、レールカバーのレールへの密着性をより高めることができる。
また、係合部の折り曲げ精度を緩めることが可能になり、レールカバーを容易に製作することができる。
図7は実施例3のレールカバーの他の態様を示す部分拡大図である。
なお、上記実施例3と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本態様のレールカバー12の側縁部13の係合部13bの折り曲げ角度αは、傾斜面21と上部側面4aとの角部25のなす角度βよりの小さく成形されており、係合面としての傾斜面21へはレールカバー12の係合部13bの先端部付近で係合している。
従って、レールカバー12のカバー側面13aの垂直方向の長さは、上記実施例2のカバー側面13aの長さよりは長くなるように成形されている。
これにより、上記実施例2の効果に加えて、傾斜面と上部側面とのなす角度より小さい折り曲げ角度でレールカバーの係合部を折り曲げるようにしたことによって、レールカバーの係合部の弾性をより有効に活用することができ、レールカバーのレールへの密着性を高めることができる。
また、係合部の折り曲げ精度を緩めることが可能になり、レールカバーを容易に製作することができる。
なお、上記の図6、図7に示したレールカバーは実施例2のレールに適用した場合を例に説明したが、実施例1および後述する実施例4、実施例5のレールカバーにも同様に適用することができる。
図8は実施例4のレールとレールカバーを示す部分拡大図である。
なお、上記実施例1および実施例2と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例のリニアガイド装置1は、転動体としてボール31を用いており、レール2の凹部5の上部軌道面5aおよび下部軌道面5bには、ボール31が転動する軌道面32が設けられている。
本実施例の上部側面4aと上部軌道面5aとの角部には、実施例2と同様に係合面としての傾斜面21が設けられており、実施例2と同様にしてレール2にレールカバー12が装着される。
以上説明したように、ボールを転動体としたリニアガイド装置のレールにおいても、上記実施例2と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施例において、上部軌道面を係合面とすれば上記実施例1と同様の効果を奏することができる。
また、図9に示すボール31を転動体とした他のリニアガイド装置1のレール2に本発明を適用する場合は以下のようにする。
図9はボールを用いた他のリニアガイド装置を示す断面図、図10は図9のC部拡大図である。
なお、上記実施例1、実施例2、実施例4と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9、図10において、35はレール2の側面4に設けられた凹部であり、その底部にはボール31の軌道面32が2列に形成されている。
なお、凹部35に設けるボール31の軌道面32は2列に限らず、3列以上の場合も同様である。
凹部35と上部側面4aの角部には、上部側面4aから下方に向かってレール2の幅方向に縮小する係合面としての傾斜面21が設けられ、実施例4と同様にレールカバー12の係合部13bが係合している。
このように、ボールを転動体としたリニアガイド装置の他の態様のレールにおいても、上記実施例2と同様の効果を奏することができる。
図11は実施例5のレールカバーを示す斜視図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図において、40は切欠き部であり、レールカバー12の両方の側縁部13のスライダ7の移動方向の前端部41aまたは後端部41bの両方の側縁部13の一部を側方から見て端面42に向かって拡大するように斜めに切欠いて設けられている。
本実施例では、前端部41aの両方の側縁部13の係合部13bに切欠き部40が設けられている。
上記の構成の作用について説明する。
上記のレールカバー12をレール2の上面2aに装着する場合は、前端部41aをレール2の上面2aに載せてカバー側面13aをレール2の両側の上部側面4aに嵌合させ、レールカバー12をスライダ7の移動方向に斜めに押し込む。
この時、側縁部13の係合部13bに設けた切欠き部40が、その斜面により押し広げられ、係合部13aをレール2の係合面に円滑に導き、更にレールカバーを押し込むことによって両方の係合部13aを係合面に容易に係合させることができ、レールカバー12をレール2に容易に装着することができる。
以上説明したように、本実施例のレールカバーを上記各実施例に適用すれば、上記実施例1の効果に加えて、両方の側縁部の端部に端面に向かって斜めに切欠いた切欠き部を設けたことによって、係合部をレールの係合面に円滑に導くことができ、レールカバーをレールに容易に装着することができる。
なお、切欠き部は前端部に設けるとして説明したが、後端部に設けるようにしてもよく、両方の端部に設けるようにしてもよいが、少なくとも一方の端部に設ければ上記の効果を奏することができる。
また、切欠き部は係合部を切欠いて設けるとして説明したが、カバー側面を含めて切欠き部を設けるようにしてもよい、要は側縁部の一部を斜めに切欠くようにすれば上記と同様の効果を得ることができる。
上記各実施例においては、レールの上面を水平方向に設置する場合を例に説明したが、上面を垂直方向または傾斜させて設置した場合も同様である。
また、レールの上面と上部側面との角部の面取を設けるとしてとして説明したが、フィレットRを設けるようにしてもよい。これによりレールカバーの装着の際に円滑に係合させることが可能となると共にレールの取扱時等の角部の打痕や傷等の発生を防止することができる。
実施例1のレールカバーとレールを示す断面図 実施例1のリニアガイド装置を示す斜視図 図2のB−B断面線の右側半断面図 図1のA部拡大図 実施例2のレールとレールカバーを示す部分拡大図 実施例3のレールとレールカバーの示す部分拡大図 実施例3のレールカバーの他の態様を示す部分拡大図 実施例4のレールとレールカバーを示す部分拡大図 ボールを用いた他のリニアガイド装置を示す断面図 図9のC部拡大図 実施例5のレールカバーを示す斜視図
符号の説明
1 リニアガイド装置
2 レール
2a 上面
3 段付ボルト穴
4 側面
4a 上部側面
4b 下部側面
5、35 凹部
5a 上部軌道面
5b 下部軌道面
6 ころ
7 スライダ
7a ねじ穴
7b 側壁
8a、8b 連結路
9 転動部
9a、9b 転動面
9c V字溝
10 保持板
11 ボルト
12 レールカバー
13 側縁部
13a カバー側面
13b 係合部
14 サイドシール
14a シール部
15 エンドキャップ
21 傾斜面
31 ボール
32 軌道面

Claims (5)

  1. 両側の側面に軌道面を形成した凹部を有するレールと、該レールの上面を覆うレールカバーと、前記レールを直線的に移動する鞍状のスライダと、該スライダに設けた連結路を循環すると共に前記レールの軌道面を転動する転動体とを備えたリニアガイド装置において、
    前記レールカバーに係合部を有する側縁部を設けると共に、前記レールの上部側面の下部に、前記上部側面から下方に向かって前記レールの幅方向に縮小する斜面である係合面を設け、該係合面に前記レールカバーの係合部を係合させたことを特徴とするリニアガイド装置。
  2. 両側の側面に軌道面を形成した凹部を有するレールと、該レールの上面を覆うレールカバーと、前記レールを直線的に移動する鞍状のスライダと、該スライダに設けた連結路を循環すると共に前記レールの軌道面を転動する転動体とを備えたリニアガイド装置において、
    前記レールカバーに係合部を有する側縁部を設けると共に、前記レールの上部側面の下部に、前記上部側面から下方に向かって前記レールの幅方向に縮小する斜面である係合面を設け、該係合面と前記上部側面との角部に前記レールカバーの係合部を係合させたことを特徴とするリニアガイド装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記係合面が、前記レールの凹部の上部軌道面であることを特徴とするリニアガイド装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3において、
    前記レールの上部側面と下部側面とが、同一面上に形成されていることを特徴とするリニアガイド装置。
  5. 請求項1から請求項3または請求項4において、
    前記レールカバーの両方の側縁部のスライダの移動方向の前後の端部の少なくとも一方に、前記側縁部の一部を端面に向かって斜めに切欠いた切欠き部を設けたことを特徴とするリニアガイド装置。

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