JP2005113283A - 耐水紙及び包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹脂を塗工した構成にて調湿性を実現でき、水分を含む品物を包装しても水滴の溜まりを阻止する。
【解決手段】 包装体に利用可能な耐水紙20において、紙基材21上に塗工して形成された樹脂層22を、無機粒子22a及び/又は吸水性樹脂22bからなる調湿剤を含む構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、主に、食品などの品物を包装するための耐水紙及び包装体に係り、特に、樹脂を塗布又は含浸(以下、塗工という)した構成にて調湿性を実現でき、水分を含む品物を包装しても水滴の発生を阻止し得る耐水紙及び包装体に関する。
一般に、耐水紙は、例えばフッ素樹脂、アクリル樹脂コート紙、ポリビニルアルコール樹脂、澱粉などの天然高分子を、塗布装置などで紙の表層に塗布するか又は内添、サイズプレスなどで紙の全層に含浸させることにより、紙基材に耐水性を付与して作成される。
しかしながら、このような耐水紙は、樹脂の耐水性により、紙本来の吸湿放湿性(以下、調湿性という)を失っている。このため、耐水紙からなる包装容器で複数の食品を包装する場合、ある食品から出た水分が耐水紙に吸湿されずに他の食品を湿らせ、食材の食感等を損ねることがある。また、ある食品の水蒸気が耐水紙表面で結露し、食材の一部を水でひどく濡らすことがある。特に、結露は、電子レンジ等で食材を加熱したときに顕著に現れる。
なお、一般的な耐水紙とは別な構成の耐水紙として、ポリエチレン等のラミネート紙又はフィルム貼合紙のように、フィルムを貼り合わせた構造をもつものがある。しかしながら、この構造の耐水紙は、リサイクル時に、フィルムの剥離が困難であり且つ熱収縮による凹凸を生じさせることから、離解性がなく資源回収が困難であるとして、近年の環境問題に伴う資源回収への要求の高まりから敬遠される傾向にある。
一方、リサイクル時の離解性を有する観点から、図9に示すように、紙11の表面にアクリル系エマルジョンを数回にわたって塗布し、アクリル系樹脂層12を積層させた加工紙(耐水紙)10が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この加工紙10は、アクリル樹脂を薄く複数回塗ることにより、厚塗り一回の場合に比べ、より微細にリサイクル時に粉砕でき、離解性に優れている。また、図10に示すように、加工紙10は耐水性及び耐油性にも優れているが、前述同様に調湿性を失っている。
このため、この加工紙10を用いたカートンは、冷蔵室や冷蔵庫などで冷凍保存する食品を包装する場合、冷蔵室等からの出し入れ時の結露により、内側角や塗工表面に結露水を発生させてしまう。また、この加工紙10を用いたカートンは、電子レンジなどで再加熱する食品を包装する場合、再加熱時の蒸気により、内側に水滴を発生させてしまう。
さらに、この種の加工紙10を用いたカートンは、一般的なアクリル系樹脂を用いた場合、罫線部の劣化が大きいことから、発生した水滴が罫線部から繊維にしみ込み、層間剥離を起こし易い状況にある。このような層間剥離は、外観の異常と剛性の劣化を生じさせるため、商品の流通段階や販売後に苦情の原因となる。
特開平6−57689号公報。
以上説明したように、従来の耐水紙は、フィルムを貼り合わせた構成の場合、離解性が無く資源回収が困難となっている。一方、樹脂を塗工した構成の場合、調湿性を失うため、水分を含む食品を包装した場合、包装の内側に水滴が溜まり易い不具合がある。
本発明は上記実情を考慮してなされたもので、樹脂を塗工した構成にて調湿性を実現でき、水分を含む品物を包装しても水滴の溜まりを阻止し得る耐水紙及び包装体を提供することを目的とする。
請求項1に対応する発明は、紙基材と、前記紙基材上に塗工して形成された樹脂層とを備えた耐水紙であって、前記樹脂層は、下記A耐水剤と、下記B調湿剤とを含んでいることを特徴とする耐水紙。
A:ポリエステル系樹脂からなる耐水剤、
B:無機粒子及び/又は吸水性樹脂からなる調湿剤。
このように請求項1に対応する発明は、紙基材上に塗工して形成された樹脂層が調湿剤を含むため、樹脂を塗工した構成にて調湿性を実現でき、水分を含む品物を包装しても水滴の溜まりを阻止することができる。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する耐水紙において、前記A耐水剤としては、前記ポリエステル系樹脂と、ラテックス樹脂とが配合されてなる耐水紙である。
このように請求項2に対応する発明は、樹脂層の耐水剤がポリエステル系樹脂とラテックス樹脂とからなるので、請求項1に対応する作用に加え、罫線部の割れによる劣化を阻止することができる。
請求項3に対応する発明は、請求項2に対応する耐水紙において、前記A耐水剤を100重量部とし、このA耐水剤に含まれる前記ポリエステル系樹脂の固形分と前記ラテックス樹脂の固形分との合計を40重量部としたとき、当該各固形分の配合比(ポリエステル系樹脂固形分/ラテックス樹脂固形分)が10/30〜30/10重量部の範囲内にある耐水紙である。
このように請求項3に対応する発明は、耐水剤の固形分の配合比を規定したので、請求項2に対応する作用に加え、より容易に製造することができる。
請求項4に対応する発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に対応する耐水紙において、前記A耐水剤の樹脂の固形分を40重量部としたとき、前記B調湿剤の固形分は、20〜1重量部の範囲内にある耐水紙である。
このように請求項4に対応する発明は、耐水剤と調湿剤との間の固形分の配合比を規定したので、請求項1〜3に対応する作用に加え、より容易に製造することができる。
請求項5に対応する発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応する耐水紙において、前記紙基材としては、コッブ吸水度(JIS P8140-1976)における接触時間を10秒間としたときの吸水度が100〜10[g/m]の範囲内にある耐水紙である。
このように請求項5に対応する発明は、紙基材の吸水度を規定したことにより、請求項1〜4に対応する作用に加え、塗工した樹脂層が紙基材に適切に浸透して両者が結合するので、折れ加工時にも樹脂層の剥離を阻止することができる。
請求項6に対応する発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に対応する耐水紙からなる包装体である。
このように請求項6に対応する発明は、上述した耐水紙からなる包装体であるので、請求項1〜5に対応する作用を奏する包装体を実現することができる。
請求項7に対応する発明は、請求項2乃至請求項5のいずれか1項に対応する耐水紙からなる包装体において、前記耐水紙としては、折り曲げ用の罫線部を備えた包装体である。
このように請求項7に対応する発明は、上述した耐水紙からなる包装体が罫線部を備えたので、罫線部に関連した請求項2〜5に対応する作用を奏する包装体を実現することができる。
以上説明したように本発明によれば、樹脂を塗工した構成にて調湿性を実現でき、水分をもつ品物を包装しても水滴の溜まりを阻止し得る耐水紙及び包装体を提供できる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1乃至図3は本発明の一実施形態に係る耐水紙の構成を示す模式図である。この耐水紙20は、紙基材21と、紙基材21上に塗工して形成された樹脂層22とを備えている。なお、詳細は後述するが、図1は無機粒子22aが単独で調湿剤に用いられる場合を示し、図2は吸水性樹脂22bが単独で調湿剤に用いられる場合を示し、図3は無機粒子22a及び吸水性樹脂22bの両者が調湿剤に用いられる場合を示している。
ここで、紙基材21は、乾燥後に樹脂層22となる水性エマルジョンが塗工された際に、この水性エマルジョンを適度に浸透させて樹脂層22との良好な結合を得る観点から、適切な範囲の吸水度(液体吸水性)を有することが好ましい。紙基材21の吸水度は、コッブ吸水度(JIS P8140-1976)の測定環境(例、測定器具、試験片、操作手順、蒸留水など)の下で、接触時間を2分間ではなく10秒間として測定したときの値が100〜10[g/m・10sec]の範囲内にあることが好ましい。
係る吸水度を満たす紙基材21は通常の抄紙工程にて得られる。例えば、紙基材21の表面粗さは、原料叩解度(CSF)やウェットプレス圧の調整、ヤンキードライヤの使用、顔料のプレコート、カレンダー処理などにより、調節可能である。また、紙基材21の吸水度は、酸性サイズ剤又は中性サイズ剤の内添、サイズプレスによる表面サイズコーティング等により、調節可能である。
なお、紙基材21は、表面の吸水度が100[g/m・10秒]より多くなると紙基材21内部への水性エマルジョン(塗工液)の浸透が多くなり、紙表面に均一な皮膜が形成されずにピンホールができ易くなるので、十分な性能が得られない。この対策としては、(1)過剰の塗布量を用いる方式、又は(2)乾燥炉まで到達する時間を早める(生産速度を上げる)方式とが考えられる。しかしながら、前者の方式は、樹脂層22の材料を過剰に消費するので好ましくない。後者の方式は、乾燥炉が固定長のため、生産速度を上げると、乾燥不足を起こし、被膜状態が悪くなることが予想される。
また、紙基材21は、表面の吸水度が10[g/m・10秒]未満の場合、紙基材21内部への水性エマルジョンの浸透が少なくなり、塗工皮膜と紙基材21との結合いわゆるアンカー効果が弱くなり、折れ加工時に樹脂層22が紙基材21から剥離し易くなる。従って、紙基材21の吸水度は、前述した範囲内にあることが好ましい。
一方、樹脂層22は、耐水剤及び調湿剤を含む水性エマルジョンの塗工及び乾燥により形成される。樹脂層22は紙基材21の片面に限らず、両面又は全層に形成してもよい。
耐水剤は、罫線部の割れによる劣化を防ぐ観点から、ポリエステル系樹脂とラテックス樹脂とが配合されていることが好ましい。具体的には、耐水剤を100重量部とし、この耐水剤に含まれるポリエステル系樹脂の固形分とラテックス樹脂の固形分との合計を40重量部としたとき、当該各固形分の配合比(ポリエステル系樹脂固形分/ラテックス樹脂固形分)が10/30〜30/10重量部の範囲内にあることが好ましい。なお、耐水剤の樹脂の固形分を40重量部としたとき、後述する調湿剤の固形分は20〜1重量部の範囲内にあることが好ましい。
調湿剤は、無機粒子22a及び吸水性樹脂22bのいずれか一方、又は両方を含む薬剤である。
無機粒子22aは、化学的に構成されたクレー、焼成クレー、炭酸カルシウム粉末、シリカ、炭(黒炭、白炭)、マイカ、カオリン、スメクタイト等の多孔質体が使用可能となっている。
調湿剤として無機粒子22aを単独で用いる場合、無機粒子22aの配合比は、耐水剤の固形分を40重量部としたとき、1〜10重量部程度の範囲内にあることが妥当である。理由は、配合された無機粒子22aのうち、樹脂層22の表面近傍の無機粒子22aが機能を発現することから、無機粒子22aの配合比をある程度多くすると、無機粒子22aの性能が飽和するためである。
吸水性樹脂22bは、ポリアクリル酸塩系高吸水性樹脂22b(アクリル酸−澱粉グラフト共重合体ナトリウム塩、アクリル酸・ビニルアルコール共重合体、アクリル酸ソーダ重合体、アクリル酸ソーダ・アクリルアミド共重合体)や、ポリエチレンオキサイド変性物、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体などが使用可能となっている。このような吸水性樹脂22bは、水性エマルジョンに分散させた際に過剰に吸水しないような処置がされているものが望ましい。この種の処置としては、例えば、水分散時には不溶化させる処理と、塗工加熱後には吸水性能を発現させる処理とからなる処置が挙げられる。
調湿剤として吸水性樹脂22bを単独で用いる場合、吸湿性樹脂22bの配合比は、耐水剤の固形分を40重量部としたとき、1〜40重量部の範囲内であれば良い。理由は、吸水性樹脂22bを配合した樹脂層22では、樹脂骨格を通って水を移動可能なので、樹脂層22の表面近傍で吸水、吸湿した水を樹脂骨格を通して紙基材21まで移動可能であり、配合比にもよるが、最大吸水量や吸水速度等が配合比にほぼ比例するためである。
以上のような調湿剤を含む樹脂層22は、吸水した水を乾燥状態になれば放出し、湿潤状態になれば吸湿するため、湿度の変化に対して一定の時間(吸水、放出した水の量による)であるが、調湿作用を実現可能となる。
なお、無機粒子22aや吸水性樹脂22bの配合量は、ある程度多くすれば吸水量が多くなり(コッブ吸水度で紙の坪量程度又はそれ以上)、ある程度少なくすれば吸水量が少なくなる(コッブ吸水度で5[g/m]程度)といった傾向がある。本発明では、樹脂層22上に蒸気や結露による水滴の溜まりを阻止すればよいため、要求性能のバランスを考慮して設定すればよい。
次に、耐水剤及び調湿剤を含む水性エマルジョンの塗布量は、乾燥後で2〜40[g/m・dry]の範囲が好適である。塗布量が2[g/m・dry]より少ないと、連続した均一な皮膜形成が不十分となり耐水性等の性能が十分に発現されないからである。また、塗布量が40[g/m・dry]より多くなると、乾燥能力が不足し易くなって製造が困難となる。なお、塗布量は、基材の状態、要求性能に合わせて設定すればよい。
紙基材21への塗布には、オンマシン又はオフマシンで使用されるロッドバーコータ、グラビアコータ、ロールコータ、バーコータ、ブレードコータ、エアナイフコータ、カーテンコータなどの塗布装置が使用可能である。塗布後の乾燥温度は、特に限定されないが、水を飛ばしエマルジョン粒子同士を凝集させ溶融させる観点から、70〜150℃位の温度であれば十分に使用可能である。
続いて、以上のような耐水紙20からなる包装体の一例について図4を用いて説明する。この包装体Pは、図4(a)に示す如き、展開した状態から耐水紙20の側部のa〜e面に接する罫線部(折り曲げ部)flを折り曲げた後、側部のb面とe面を接着し、また、底部のa1面とb1・c1面を接着し、側部のd面とa2面を互いに接着し、破線の罫線部flを外部から谷折りすることにより、図4(b)に示すように、折り畳み状態に製造される。この折り畳み状態は、例えば食品販売店への輸送時や保管時に対応しており、使用時には、図4(c)に示す如き、箱型の状態に容易に組み立て可能となっている。包装体Pは、折り畳み状態と、組み立て状態との両者を含む概念であり、組み立て状態の時には包装容器と呼んでもよい。
なお、包装体Pは、図1〜図3の耐水紙20に限らず、紙基材21の両面に樹脂層22を有する耐水紙(図示せず)でも同様に適用可能となっている。また、包装体Pは、罫線部を有するものであれば、図4に示す構成に限らず、例えば他の箱型形状、袋型形状又は紙トレー形状をもつ構成といった任意の構成が適用可能であることは言うまでもない。
例えば包装体Pは、図4(b)に例示したような折り畳み状態をもつ必要はなく、例えば底部が蓋部よりも小さい形状に設計して積み重ね可能に実現してもよい。但し、この種の積み重ね可能な構成も一例であり、包装体Pに必須ではない。すなわち、包装体Pとしては、例示した折り畳み状態や積み重ね可能といった省スペース化を図る構成は必須ではなく、罫線部を有する構成が必須であり、罫線部以外の構成は任意のものが適用可能となっている。
次に、以上のように構成された耐水紙及び包装体の作用を説明する。
(製造時)
始めに、耐水剤と調湿剤とを配合してなる水性エマルジョンを準備する。また、この水性エマルジョンを浸透させる紙基材21を準備する。
続いて、図1〜図3のいずれかに示すように、紙基材21上に水性エマルジョンを塗工し、水性エマルジョンを紙基材21の表層に浸透させる。
次に、浸透させた水性エマルジョンを乾燥させると、紙基材21の表面に樹脂層22が形成される。これにより、耐水紙20の製造が完了する。
次に、この耐水紙20は、図4(a)に示す如き、罫線部flが形成された展開状態に裁断される。しかる後、罫線部flが折り曲げられ、側部及び底部の重なる面が接着されることにより、図4(b)に示す如き、折り畳み状態の包装体Pに加工される。
(使用時)
包装体Pは、通常、この折り畳み状態で食品工場に輸送されて保管される。しかる後、食品工場にて食品の包装時に、図4(c)に示す如き、箱型の状態に組み立てられる。
そして、包装体Pは、例えば、水分を含む食品を収容した状態で冷蔵室に保管され、冷凍車により冷凍食品として流通される。しかる後、包装体Pで包装された冷凍食品は、利用者に販売され、冷蔵庫に保管された後、電子レンジ等で加熱され、食用に供される。
ここで、冷蔵室や冷蔵庫からの出し入れ時には結露水が発生し、水滴が包装体Pの内側に付着する。また、電子レンジによる再加熱時には水蒸気が発生し、水滴が包装体Pの内側に付着する。
しかしながら、包装体Pの耐水紙20は、図5〜図7に示すように、調湿剤の3通りの構成に応じて水滴を吸水する。例えば調湿剤が無機粒子22aを単独で含む場合、図5に示すように、水滴は樹脂層22表面の無機粒子22aに吸水される。また、調湿剤が吸水性樹脂22bを単独で含む場合、図6に示すように、水滴は、樹脂層22内の吸水性樹脂22bに吸水されて紙基材21内部に浸透し、紙基材21の表面から蒸発する。調湿剤が無機粒子22a及び吸水性樹脂22bの両方を含む場合、図7に示すように、水滴は、樹脂層22表面の無機粒子22aに吸水されると共に、樹脂層22内の吸水性樹脂22bに吸水されて紙基材21内部に浸透し、紙基材21の表面から蒸発する。
いずれにしても、包装体Pの内側では、発生した水滴が樹脂層22の調湿剤に吸水されるので、水滴が無い状態となる。また、樹脂層22は、吸水した水分を乾燥状態になれば放出し、湿潤状態になれば吸湿する。このため、湿度の変化に対し、吸水量及び放出量に応じて調湿作用を実現することができる。
上述したように本実施形態によれば、紙基材21上に塗工して形成された樹脂層22が調湿剤を含むため、樹脂を塗工した構成にて調湿性を実現でき、水分を含む品物を包装しても水滴の溜まりを阻止することができる。
また、樹脂層22の耐水剤がポリエステル系樹脂とラテックス樹脂とからなるので、罫線部の割れによる劣化を阻止することができる。
また、耐水剤の固形分の配合比(ポリエステル系樹脂固形分/ラテックス樹脂固形分)を10/30〜30/10重量部の範囲内に規定したので、より容易に製造することができる。
また、耐水剤と調湿剤との間の固形分の配合比を、耐水剤の樹脂の固形分40重量部に対し、調湿剤の固形分を20〜1重量部の範囲内として規定したので、より容易に製造することができる。
また、紙基材21の吸水度を100〜10[g/m・10秒]の範囲内に規定したことにより、塗工した樹脂層22が紙基材21に適切に浸透して両者が結合するので、折れ加工時にも樹脂層22の剥離を阻止することができる。
さらに、以上のような耐水紙20から包装体Pを作成したので、以上の効果を奏する包装体を実現することができる。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
以下、前述した実施形態を実施例により詳細に説明するが、本発明は前述した実施形態及び以下の各実施例に何等限定されない。
図8は本発明の各実施例1〜12及び比較例1〜4の構成及び試験・評価結果を一覧して示す図である。なお、以下の説明中「%」、「部」は、それぞれ「重量%」、「重量部」を表す。また、図8に示す各試験・評価の方法は次の通りである。
<水の有無>
結露水、蒸気による樹脂層22上での水の溜まりの有無は、以下のように評価した。
まず、紙基材21をカートン形状に打ち抜き、箱形の包装容器を複数個作成する。各包装容器を(i)−20℃冷凍室又は(ii)−5℃冷蔵室、にそれぞれ1時間保存後、室温下に戻した10分間の間に樹脂層22上に水が溜まった否かを目視及び指による触診検査により評価した。同様に、包装容器を(iii)40℃90%Rhの多湿雰囲気に1時間保存後、室温下に戻した10分間の間に樹脂層22上に水が溜まった否かを目視及び指による触診検査により評価した。評価した箇所は、樹脂層22上の平面部及び罫線の入ったコーナ(角)部である。
平面部は、水の溜まりがなく、さらさらの状態であれば合格とした。
コーナ部は、水が溜まり易いため、水の有無にかかわらず、結露水の代わりとして蒸留水を数滴垂らし、25℃60%環境下で1時間後の外観変化を見た。コーナ部は、罫線の吸水による膨張状態及びめくれた状態のいずれも無ければ合格とした。
なお、合格は、図8において“−”で表記した。
<吸水度>
吸水度としては、「JIS P8140-1976:紙及び板紙の吸水度試験方法(コッブ法)」を参考にして、蒸留水を樹脂層22に接触させ、10秒後の吸水度を測定した。この吸水度の測定においては、コッブ法と同様に「試験片が水に触れると同時にストップウォッチを始動させる」ようにしたが、その後、コッブ法とは異なり、「あらかじめ定めた接触時間(10秒)になった時」に試験面以外の部分に余分の水が触れないように注意して水を捨て、手早く試験片を外す、という手順を用いた。なお、この手順(接触時間10秒)以外の測定環境(測定器具、試験片など)は、コッブ法と同じとした。
<臭気>
臭気(備考欄)としては、臭気を塗工した耐水紙20を10cm×10cm大に切り、臭気瓶に入れ、80℃30分で加熱後、臭気瓶内に捕集された臭いがどのようなものか官能で評価した。
<剥離の有無>
剥離の有無は、「JIS K5600−5−6:1999(塗料一般試験方法、第5部 塗膜の機械的性質 、第6節 付着性(クロスカット法)」に記載した方法(図8中、セロテープ剥離試験ともいう)により、0〜5の6段階で評価した。6段階のうち、0〜2を合格とし、3〜5を不合格とした。なお、切れ込みのカットの間隔は2mm間隔とした(柔らかい素地で塗膜厚みが30μm以下のため)。
(実施例及び比較例)
次に、各実施例1〜12及び比較例1〜4について述べる。図8に示すように、実施例1〜3は調湿剤の重量部を変えた例であり、実施例4〜7は調湿剤の内容を変えた例である。実施例8〜10は、主に、耐水剤における樹脂の配合比を変えた例である。実施例11,12は、主に、紙基材の吸水度を変えた例である。また、比較例1,2は、主に、調湿剤を使用しない例であり、比較例3,4は紙基材の吸水度を変えた例である。以下、順次説明する。
(実施例1〜3)
実施例1〜3は、紙基材21として、坪量260gのカード紙を使用した。紙基材21の吸水度は50[g/m・10秒]である。
実施例1〜3の水性エマルジョンは、ポリエステル系樹脂とラテックス樹脂がそれぞれ20重量部ずつ分散された、固形分40%の水性エマルジョン100重量部に対し、2次粒径3μmなる炭酸カルシウム(無機粒子22a)を配合して作成した。
ここで、実施例1の炭酸カルシウムの配合量は10重量部であり、実施例2の同配合量が5重量部であり、実施例3の同配合量が1重量部である。
実施例1〜3の耐水紙20は、上述した紙基材21に水性エマルジョンを塗布量8[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
(実施例4〜7)
実施例4〜7の紙基材21は、実施例1〜3と同じものを用いた。
実施例4〜7の水性エマルジョンは、ポリエステル系樹脂とラテックス樹脂がそれぞれ20重量部ずつ分散された、固形分40%の水性エマルジョン100重量部に対し、5重量部の無機粒子22aを配合して作成した。
ここで、実施例4の無機粒子22aは、平均1次粒径3μmなるよう破砕した珪藻土であり、実施例5の無機粒子22aは、平均粒径2μmなるスメクタイトである。実施例6の無機粒子22aは、平均粒径10μmなる炭(黒炭)であり、実施例7の無機粒子22aは、平均粒径10μmなる炭(白炭)である。
実施例4〜7の耐水紙20は、上述した紙基材21に水性エマルジョンを塗布量8[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
(実施例8)
実施例8の紙基材21は、実施例1〜3と同じものを用いた。
実施例8の水性エマルジョンは、ポリエステル系樹脂のみ40重量部分散された、固形分40%の水性エマルジョン100重量部に対し、吸水性ポリマーをエマルジョン化した水溶液40%を50重量部配合して作成した。
実施例8の耐水紙20は、上述した紙基材21に水性エマルジョンを塗布量8[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
(実施例9,10)
実施例9,10の紙基材21は、実施例1〜3と同じものを用いた。
実施例9,10の水性エマルジョンは、ポリエステル系樹脂とラテックス樹脂が所定の配合比で分散された固形分40%の水性エマルジョン100重量部に対し、2次粒径3μmなる炭酸カルシウムを1重量部配合して作成した。
ここで、実施例9の所定の配合比は、ポリエステル系樹脂30重量部に対し、ラテックス樹脂10重量部である。また、実施例10の所定の配合比は、ポリエステル系樹脂10重量部に対し、ラテックス樹脂30重量部である。
実施例9,10の耐水紙20は、上述した紙基材21に水性エマルジョンを塗布量8[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
(実施例11,12)
実施例11は、紙基材21として、秤量260gのコートボールを使用した。実施例11の紙基材21の吸水度は97[g/m・10秒]である。
実施例12は、紙基材21として、秤量260gのカップ原紙を使用した。実施例12の紙基材21の吸水度は13[g/m・10秒]である。
実施例11,12の水性エマルジョンは、実施例2と同じものを用いた。
実施例11の耐水紙20は、上述した紙基材21に水性エマルジョンを塗布量10[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
実施例12の耐水紙20は、上述した紙基材21に水性エマルジョンを塗布量7[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
(比較例1)
比較例1の紙基材は、実施例1〜3と同じものを用いた。
比較例1の水性エマルジョンは、アクリル系樹脂を用いる一方、調湿剤を含めずに作成した。すなわち、比較例1の水性エマルジョンとしては、アクリル系樹脂とラテックス樹脂がそれぞれ20重量部分散された、固形分40%の水性エマルジョン100重量部の液を作成した。
比較例1の耐水紙は、上述した紙基材に水性エマルジョンを塗布量8[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
(比較例2)
比較例2の紙基材は、実施例1〜3と同じものを用いた。
比較例2の水性エマルジョンは、調湿剤を含めずに作成した。すなわち、比較例2の水性エマルジョンは、ポリエステル系樹脂とラテックス樹脂が、それぞれ20重量部分散された、固形分40%の水性エマルジョン100重量部の液を作成した。
比較例2の耐水紙は、上述した紙基材に水性エマルジョンを塗布量8[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
(比較例3,4)
比較例3,4は、紙基材として、坪量260gのカード紙を使用した。
但し、比較例3の紙基材の吸水度は130[g/m・10秒]であり、比較例4の紙基材の吸水度は8[g/m・10秒]である。
比較例3,4の水性エマルジョンは、実施例1〜3と同じものである。
比較例3,4の耐水紙は、上述した紙基材に水性エマルジョンを塗布量8[g/m・dry]で塗布し、乾燥させて作成した。
(評価結果)
実施例1〜12は、図8に示すように、調湿剤を含むため、いずれも結露水による水の溜まりを阻止することができた。また、実施例1,4〜8,10〜12は、蒸気による水の溜まりをも阻止することができた。実施例2,3,9は、蒸気による水の溜まりが若干あるものの、実用上は差し支えない範囲であった。ここで、吸湿力は調湿剤の配合量によるものの、湿度が高い状態での吸湿を防ぐには、吸水性ポリマーを配合した実施例7が優れていた。また、臭気吸着性は、調湿剤に黒炭又は白炭を用いた実施例6,7が優れていた。実施例10は、調湿機能は問題無いが、ラテックスの配合比が高いためか、ラテックス臭があった。
実施例11,12は、実施例1と同様に、結露水、蒸気による水の溜まりがどの環境下においても生じない。但し、実施例11,12は、紙基材21の吸水度を変えたことにより、水性エマルジョンの塗布量が他の実施例1〜10と若干異なっている。この理由は、実施例11では、紙基材21の吸水度が高いことにより、同じ版式で塗工しても紙基材21に吸水されてしまうことから、塗布量が多めに出るためである。また、実施例12では、紙基材21の吸水度が低いことにより、版から紙基材21への転移性が若干劣り、かつ吸収もしないため、塗布量が低くなってしまうためである。
また、剥離の有無は、セロテープ(登録商標)剥離試験により、6段階で評価した結果、実施例1〜12と比較例1〜3においては評価0〜2のいずれかで合格としたが、比較例4のみ、評価4で不合格とした。
一方、比較例1,2は、調湿剤を含まないため、いずれも結露水などによる水の溜まりを防げなかった。
なお、実施例1と、アクリル系樹脂を使用した比較例1とを比較した結果、罫線部での割れの発生の有無に違いがあった。実施例1は、罫線割れを起こさず、結露水の浸透を防いでいるため、剥離等が見られなかった。一方、比較例1は、アクリル系樹脂のためか、亀裂が入って罫線割れを起こしており、剥離が若干見られた。
比較例3,4は、紙基材の吸水度が10〜100[g/m・10秒]の範囲から外れていたため、比較例3に関しては水性エマルジョンが表面被覆に残らず、塗膜形成できなかった。また前述したが、比較例4に関しては水性エマルジョンと、紙基材の接着性が悪いため、セロテープ剥離試験の結果、樹脂層が紙基材との界面から剥離し、紙基材との密着性が低いことが分かった。
なお、図示しないが、実施例1〜12は、「JIS P8137-1976:紙及び板紙の撥水度試験方法」に従って、樹脂層22表面の撥水度を測定した結果、いずれも撥水度がR6以上を示した。実施例1〜12は、平面部の罫線部に水滴を垂らすと玉形状になり、水滴が最小の接触面積を保っていた。実施例1〜12は、平面部の罫線部においては水の滴下によるめくれ、浮き上がり等も見られなかった。
本発明は、結露水、蒸気による水が溜まり易い環境下で、水の溜まりを阻止し得る耐水紙及び包装体として利用される。具体的には、冷蔵室や冷凍庫からの出し入れ時に発生する結露水や、電子レンジなどによる再加熱時に発生する蒸気、といった水分を吸水する包装容器として利用できる。包装容器の構成要素の中でも、特に、罫線部の耐水劣化を阻止する点で優れている。また、本発明の耐水紙及び包装体は、PEラミネートと比較して樹脂使用量を削減できるため、環境保全型包装資材としての工業的意義が極めて大きい。
本発明の一実施形態に係る耐水紙の構成を示す模式図である。 同実施形態における耐水紙の構成を示す模式図である。 同実施形態における耐水紙の構成を示す模式図である。 同実施形態における包装体の構成を説明するための模式図である。 同実施形態における包装体の耐水紙の作用を説明するための模式図である。 同実施形態における包装体の耐水紙の作用を説明するための模式図である。 同実施形態における包装体の耐水紙の作用を説明するための模式図である。 本発明の各実施例及び比較例の構成及び試験・評価結果を一覧して示す図である。 従来の耐水紙の構成を示す模式図である。 従来の耐水紙の性能を説明するための模式図である。
符号の説明
20…耐水紙、21…紙基材、22…樹脂層、22a…無機粒子、22b…吸水性樹脂、P…包装体、fl…罫線部。

Claims (7)

  1. 紙基材と、前記紙基材上に塗工して形成された樹脂層とを備えた耐水紙であって、
    前記樹脂層は、下記A耐水剤と、下記B調湿剤とを含んでいることを特徴とする耐水紙。
    A:ポリエステル系樹脂からなる耐水剤、
    B:無機粒子及び/又は吸水性樹脂からなる調湿剤。
  2. 請求項1に記載の耐水紙において、
    前記A耐水剤は、前記ポリエステル系樹脂と、ラテックス樹脂とが配合されてなることを特徴とする耐水紙。
  3. 請求項2に記載の耐水紙において、
    前記A耐水剤を100重量部とし、このA耐水剤に含まれる前記ポリエステル系樹脂の固形分と前記ラテックス樹脂の固形分との合計を40重量部としたとき、当該各固形分の配合比(ポリエステル系樹脂固形分/ラテックス樹脂固形分)が10/30〜30/10重量部の範囲内にあることを特徴とする耐水紙。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の耐水紙において、
    前記A耐水剤の樹脂の固形分を40重量部としたとき、前記B調湿剤の固形分は、20〜1重量部の範囲内にあることを特徴とする耐水紙。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の耐水紙において、
    前記紙基材は、コッブ吸水度(JIS P8140-1976)における接触時間を10秒間としたときの吸水度が100〜10[g/m]の範囲内にあることを特徴とする耐水紙。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の耐水紙からなることを特徴とする包装体。
  7. 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の耐水紙からなる包装体において、
    前記耐水紙は、折り曲げ用の罫線部を備えたことを特徴とする包装体。
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