JP2005112524A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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JP2005112524A JP2003347732A JP2003347732A JP2005112524A JP 2005112524 A JP2005112524 A JP 2005112524A JP 2003347732 A JP2003347732 A JP 2003347732A JP 2003347732 A JP2003347732 A JP 2003347732A JP 2005112524 A JP2005112524 A JP 2005112524A
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Koichi Mishima
浩一 三島
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Abstract

【課題】 外部の装置や設備に対しては必要な通信インターフェースだけを持ち、構成が容易で、装置を構成する複数のエレベータ運転制御手段と外部の装置や設備との間で効率良く通信を行うことができるエレベータ制御装置を提供する。
【解決手段】 エレベータ情報管理装置1aは、監視センター1b、監視盤1c、情報表示装置1d、通信事業者1eなどの外部の装置や設備のうち必要な全ての通信相手との通信インターフェースを有するとともに、エレベータ運転制御手段であるモーター制御装置2f、乗場制御装置2i、かご制御装置2l、ドア制御装置2oと、情報をシリアル伝送するバスによって接続される。これにより、エレベータ運転制御手段と外部の装置や設備との間で効率良く通信を行うことができる。
【選択図】 図1


Description

この発明はエレベータの制御装置に関するものであり、特に監視盤や監視センターや情報表示装置や通信事業者と情報の授受を行うための通信経路に関するものである。
従来から、エレベータ制御装置と通信を行う外部の装置や設備として、建物の監視室に設置された監視盤や、エレベータの動作を監視する監視センターや、乗りかご内や乗場への情報表示を行う情報表示装置などがある。
前記監視盤は、エレベータの現在位置や管制運転などの運転状況を表示したり、監視室からエレベータの運転切替操作を行ったりするものである。
前記監視センターは、エレベータ保守会社のサービスセンターなどに設けられ、エレベータが故障していないか監視したり、エレベータの運行データを受信して保守や故障解析に利用したりするものである。
前記情報表示装置は、ビデオデッキなどの映像などを表示すると共に、エレベータの現在位置や運転状況を表示するものである。また、乗客の誘導メッセージを表示することもある。
エレベータ制御装置は、これらの装置や設備と接続する通信経路によって、各装置や設備との情報の授受を行っている。
エレベータ制御装置と前記監視盤との間は、数10mから数100mの距離となるため、RS422やRS485に準拠した通信方式を用いることが多い。近年では、Ethernet(登録商標、CSMA/CD方式に基づくLAN)を用いることも増えてきている。
エレベータ制御装置と前記監視センターとの間は、通信距離が長くなるため、公衆電話回線を使用して通信している。
エレベータ制御装置と前記情報表示装置との間は、小規模なシステムでは前記監視盤と同様にRS422やRS485に準拠した通信方式を用いることが多いが、動画を配信したりする場合にはEthernetを用いることが多い。
さらに近年は、エレベータ制御装置からインターネットを経由して前記監視センターと通信したり、携帯端末からインターネットを経由してエレベータ制御装置と通信したりする方法が考え出されている。エレベータ制御装置と外部の装置との間でインターネットを経由して通信を行うためには、特許文献1に記載されている様に、エレベータ制御装置にインターネットサーバーを接続して、エレベータ制御装置とインターネットサーバーとの間で通信を行うことによって、インターネットを経由してエレベータ制御装置と通信を行う様にすることが一般的である。
エレベータ制御装置と前記インターネットサーバーの間は、Ethernet、USBなど様々な接続方法が考えられるので、これらから1つを選択して使用することになる。
また、群管理方式のエレベータの場合には、各号機のエレベータ制御装置間で通信を行
う。この場合の通信方式としては、RS485準拠の通信方式やEthernetが用いられることが多い。
この様にエレベータ制御装置には、外部に接続される装置や設備に合わせて、多彩な通信インターフェースを設ける必要がある。
特開2002−114456号公報(第3頁、図1)
しかし、これらの通信インターフェースは必ずしも全て必要なわけではなく、物件毎に必要な通信インターフェースだけを設ければ良い。監視センターへの接続を行うことは多いが、監視盤への接続を行うことはそれほど多く無い。さらに、情報表示装置やインターネットヘの接続を行うことは比較的少ない。各号機間で通信を行うのは、群管理方式エレベータの場合だけであることは言うまでもない。
従って、エレベータ制御装置に最初から全ての通信インターフェースを設けると製品コストが余分に高くなってしまう。実際には、各通信インターフェースを持った装置を、必要に応じてエレベータ制御装置に接続する構成としているが、これらの装置を互いに接続するインターフェースは必要になる。そのため、例えば前記監視センターにだけ接続すれば良いエレベータ制御装置であっても、前記監視盤や前記情報表示装置との通信インターフェースを持った装置を接続出来る様に拡張性を持たせなければならず、余分なコストとなってしまうと共に装置も小型化できなくなってしまう。各物件に合わせて、必要な通信インターフェースだけを持ったエレベータ制御装置を開発すれば、この様な問題は起こらないが、その場合、エレベータ制御装置を設計変更する毎に複数の装置を設計変更しなければならなくなり現実的では無い。
また、エレベータ制御装置は、モーター制御を行うコントローラ、運転シーケンス制御を行うコントローラ、群管理制御を行うコントローラなど複数のエレベータ運転制御手段で構成されていることが多い。前記監視センターや前記監視盤などの外部の装置や設備は各コントローラとの通信を行う必要があるが、実際には、各コントローラに通信インターフェースもしくは通信インターフェースを持った装置と接続するインターフェースを設けると製品コストが高くなってしまうので、1つのコントローラが前記監視センターや前記監視盤などの外部の設備との通信インターフェースもしくは通信インターフェースを持った装置と接続するインターフェースを持ち、他のコントローラの通信データを中継するのが一般的である。そのため、通信データを中継するコントローラの処理の負荷が高くなってしまうと共に、通信に余分な時間がかかってしまう。
本発明は上記課題を解決し、外部の装置や設備に対しては必要な通信インターフェースだけを持ち、構成が容易で、装置を構成する複数のエレベータ運転制御手段と外部の装置や設備との間で効率良く通信を行うことができるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。また、群管理方式エレベータの場合に、自号機の装置を構成する複数のエレベータ運転制御手段と他号機との間で効率良く通信を行うことができるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明に係るエレベータ制御装置では、エレベータの運転制御を行う少なくとも2つのエレベータ運転制御手段と、外部の装置及び設備のうち必要な全ての通信相手との通信インターフェースを有するとともに、少なくとも2つのエレベータ運転制御手段に対して授受を行う情報を管理するエレベータ情報管理手段と、少
なくとも2つのエレベータ運転制御手段とエレベータ情報管理手段とを接続する唯一の通信インターフェースであるエレベータ情報通信手段とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明に係るエレベータ制御装置では、エレベータの運転制御を行う少なくとも2つのエレベータ運転制御手段と、外部の装置及び設備のうち必要な全ての通信相手との通信インターフェース、及び他号機との通信インターフェースを有し、エレベータの群管理制御を行うとともに、少なくとも2つのエレベータ運転制御手段に対して授受を行う情報を管理するエレベータ群管理兼情報管理手段と、少なくとも2つのエレベータ運転制御手段とエレベータ群管理兼情報管理手段とを接続する唯一の通信インターフェースであるエレベータ情報通信手段とを備えたことを特徴とする。
第1の発明によれば、エレベータ情報通信手段によって、少なくとも2つのエレベータ運転制御手段が互いに制御信号を授受しながらエレベータの運転制御を行う。さらに、エレベータ情報通信手段によって、エレベータ情報管理手段は少なくとも2つのエレベータ運転制御手段と直接信号やデータを通信して、外部の装置及び設備、例えば建物の監視室に設置された監視盤、遠隔地に設置されエレベータの動作を監視する監視センター、乗りかご内や乗場への情報表示を行なう情報表示装置、インターネットへの接続サービスを行う通信事業者などのうち必要な全ての通信相手と通信を行う。この様に構成することによって、外部の装置及び設備のうち必要な通信相手とだけ通信を行うエレベータ制御装置を構成することが容易になる。さらに、外部の装置及び設備と、エレベータ制御装置を構成する少なくとも2つのエレベータ運転制御手段との間で効率良く通信を行う事が出来る。
また、第2の発明によれば、エレベータ情報通信手段によって、少なくとも2つのエレベータ運転制御手段が互いに制御信号を授受しながらエレベータの運転制御を行う。さらに、エレベータ情報通信手段によって、エレベータ群管理兼情報管理手段はエレベータ運転制御手段と直接信号やデータを通信して、外部の装置及び設備のうち必要な全ての通信相手と通信を行うと共に、他号機と通信を行う。この様に構成することによって、外部の装置及び設備のうち必要な通信相手とだけ通信を行うエレベータ制御装置を構成することが容易になる。さらに、外部の装置及び設備と、エレベータ制御装置を構成する少なくとも2つのエレベータ運転制御手段との間で効率良く通信を行う事が出来る。さらに、自号機のエレベータ制御装置を構成する少なくとも2つのエレベータ運転制御手段と他号機との間で効率良く通信を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。同図において、エレベータ情報管理装置1aは、監視センター1b、及び監視盤1c、及び情報表示装置1d、及び通信事業者1eとの通信インターフェース機能を有し、それぞれと相互に情報を通信することができる。
監視センター1bは、エレベータ保守会社のサービスセンターであり、管轄する地域のエレベータの運行状況を監視し、エレベータの故障時に故障情報を収集する。また、監視センター1bからの指令によってエレベータの運転操作を行う。例えば、監視センター1bからの指令によってエレベータの運転を休止させる。監視センター1bとエレベータ情報管理装置1aは、電話回線などの広域通信網によって接続する。
監視盤1cは、エレベータが設置されている建物の監視室に設けられ、乗りかごの現在
位置や運転方向などの運転状況を表示する。また、監視盤1cの操作によってエレベータに管制運転やセキュリティ運転などの様々な運転を行わせる。監視盤1cとエレベータ情報管理装置1aは、RS422やRS485規格に準拠した通信方式で接続するのが一般的であるが、近年では、Ethernetの利用も増えている。
情報表示装置1dは、エレベータの乗りかご内や乗場に設けたディスプレイに、乗りかごの現在位置や運転方向などの運転状況を表示する。また、情報表示装置1dは、エレベータの運転状況に合わせて、例えば「ドアが閉まります」などの様に乗客を誘導する表示を行う。情報表示装置1dとエレベータ情報管理装置1aは、監視盤1cと同様に、RS422やRS485やEthernetによって接続する。
通信事業者1eは、アクセス回線を通じてエレベータ情報管理装置1aをインターネットへ接続する。通信事業者1eとエレベータ情報管理装置1aを接続するアクセス回線には、xDSL方式や光ケーブルなど様々な方法がある。
一方、エレベータ情報管理装置1aは、エレベータの運転制御を行うための複数のエレベータ運転制御手段、すなわちモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びかご制御装置1l、及びドア制御装置1oとシリアル伝送によってバス接続される。すなわち、エレベータ情報管理装置1aと、エレベータの運転制御を行うための複数のエレベータ運転制御手段とは、これらを接続する唯一の通信インターフェースであるエレベータ情報通信手段、すなわち情報をシリアル伝送するバスによって接続される。
モーター制御装置1fは、エレベータを走行させるためのシーケンス制御を行い、巻上機モーター1gを駆動してエレベータの走行制御を行う。また、モーター制御装置1fは、巻上機モーター1gの回転軸に設置されたエンコーダー1hから出力されるパルスをカウントして乗りかごの位置データを作成する。
乗場制御装置1iは、各階に設置された乗場操作盤1j、1kからの乗場呼び入力信号によって乗場呼び登録データを作成する。また、乗場制御装置1iは、乗場操作盤1j、1kに乗場呼び登録の応答ランプ出力信号を出力する。乗場制御装置1iと乗場操作盤1j、1kはシリアル伝送によってバス接続され、乗場呼び入力信号と応答ランプ出力信号を通信する。
かご制御装置1lは、かご操作盤1m、1nからのかご呼び入力信号によってかご呼び登録データを作成する。また、かご制御装置1lは、かご操作盤1m、1nにかご呼び登録の応答ランプ出力信号を出力する。かご制御装置1lとかご操作盤1m、1nはシリアル伝送によってバス接続され、かご呼び入力信号と応答ランプ出力信号を通信する。また、かご制御装置1lは、乗場呼びやかご呼びに応答するためのエレベータの運転制御を行う。
ドア制御装置1oは、ドアモーター1pを駆動して乗りかごのドアの開閉制御を行う。
以上の様に構成されたエレベータ制御装置において、エレベータの運転制御は以下の様に行われる。
かご制御装置1lは、自身が作成したかご呼び登録データと乗場制御装置1iが作成した乗場呼び登録データとモーター制御装置1fが作成した乗りかごの位置データに基づいてエレベータの走行方向と応答する階を決定し、モーター制御装置1fに指示する。
モーター制御装置1fは、かご制御装置1lから指示された走行方向と応答する階に基
づいてエレベータの走行制御を行う。
乗りかごが応答する階に到着したら、かご制御装置1lは、モーター制御装置1fが作成した乗りかごの位置データによって戸開可能な位置であるかを判断し、戸開可能な位置であれば、ドア制御装置1oに戸開指令を出力する。また、かご内で戸開釦が操作された場合にも同様に、かご制御装置1lはドア制御装置1oに戸開指令を出力する。ドア制御装置1oは、かご制御装置1lからの戸開指令に基づきドアの開閉制御を行う。
ここで、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oの間では、互いにバス接続されたシリアル伝送によって通信を行う。
また、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oは、それぞれが制御している機器の故障を検出したら故障情報を保存し、シリアル伝送によってエレベータ情報管理装置1aに故障検出を伝える。
次に、監視センター1b、及び監視盤1c、及び情報表示装置1d、及び通信事業者1eの動作について説明する。
監視センター1bは、定期的にエレベータの運転状況をエレベータ情報管理装置1aに問い合わせる。エレベータ情報管理装置1aは、監視センター1bからの問い合わせに対して、かご制御装置1l及び、モーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oが故障検出しているかどうかを回答する。故障検出している場合、監視センター1bは、エレベータ情報管理装置1aに故障情報の送信を要求する。
これに対してエレベータ情報管理装置1aは、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oに故障情報の送信を要求する。かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oは、シリアル伝送によって故障情報をエレベータ情報管理装置1aに送信し、エレベータ情報管理装置1aは、受信した故障情報を監視センター1bに送信する。
また、監視センター1bがエレベータの運転を休止させる指令をエレベータ情報管理装置1aに送信した場合、エレベータ情報管理装置1aは、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oにシリアル伝送によって運転休止を指示してエレベータの運転を休止させる。
監視盤1cは、エレベータ情報管理装置1aから送信されたデータを監視盤上に表示する制御を行う。エレベータ情報管理装置1aは、モーター制御装置1fが作成する乗りかごの位置データや、かご制御装置1lが決定する乗りかごの運転方向に基づいて、監視盤1cへ表示データを作成して送信する。また、監視盤1cが管制運転やセキュリティ運転を行わせる指令をエレベータ情報管理装置1aに送信した場合、エレベータ情報管理装置1aは、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oにシリアル伝送によって監視盤1cからの指示に従った運転を指示する。
情報表示装置1dは、エレベータ情報管理装置1aから送信されたデータを、乗場や乗りかご内のディスプレイに表示する制御を行う。エレベータ情報管理装置1aは、モーター制御装置1fが作成する乗りかごの位置データやかご制御装置1lが決定する乗りかごの運転方向に基づいて、情報表示装置1dへ表示データを作成して送信する。
通信事業者1eは、アクセス回線を通じてエレベータ情報管理装置1aをインターネットに接続する。パソコンや携帯電話からインターネットを経由してエレベータの運転状況
を見る場合には、エレベータ情報管理装置1aに対する操作コマンドを予め決めておき、エレベータ情報管理装置1aは、操作コマンドに応じたデータの送信を、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oに要求する。かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oは、要求されたデータをシリアル伝送によってエレベータ情報管理装置1aに送信し、エレベータ制御装置1aは、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oから受信したデータを、通信事業者1eに送信する。この様にして、インターネットを経由してパソコンや携帯電話からエレベータの運転状況を見ることが出来る。
以上の様に構成することによって、エレベータの制御を行う各制御装置、すなわち、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oのデータをエレベータ情報管理装置1aが効率良く管理することが可能になり、外部の装置及び設備、すなわち、監視センター1b、及び監視盤1c、及び情報表示装置1d、及び通信事業者1eとのデータ通信を効率良く行うことが出来る。また、例えば、監視センター1bのみとの接続を行えば良い場合には、エレベータ情報管理装置1aのみ必要最小限の装置に変更すれば良く、エレベータの制御を行う各制御装置は変更しないでも済む。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。同図において、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、監視センター2b、及び監視盤2c、及び情報表示装置2d、及び通信事業者2eとの通信インターフェース機能を有し、それぞれと相互に情報を通信することができる。また、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、他号機との通信インターフェース機能を有し、他号機と接続されエレベータの群管理制御を行う。
監視センター2bは、エレベータ保守会社のサービスセンターであり、管轄する地域のエレベータの運行状況を監視し、エレベータの故障時に故障情報を収集する。また、監視センター2bからの指令によってエレベータの運転操作を行う。例えば、監視センター2bからの指令によってエレベータの運転を休止させる。監視センター2bとエレベータ群管理兼情報管理装置2aは、電話回線などの広域通信網によって接続する。
監視盤2cは、エレベータが設置されている建物の監視室に設けられ、乗りかごの現在位置や運転方向などの運転状況を表示する。また、監視盤2cの操作によってエレベータに管制運転やセキュリティ運転などの様々な運転を行わせる。監視盤2cとエレベータ群管理兼情報管理装置2aは、RS422やRS485規格に準拠した通信方式で接続するのが一般的であるが、近年では、Ethernetの利用も増えている。
情報表示装置2dは、エレベータの乗りかご内や乗場に設けたディスプレイに、乗りかごの現在位置や運転方向などの運転状況を表示する。また、情報表示装置2dは、エレベータの運転状況に合わせて、例えば「ドアが閉まります」などの様に乗客を誘導する表示を行う。情報表示装置2dとエレベータ群管理兼情報管理装置2aは、監視盤2cと同様に、RS422やRS485やEthernetによって接続する。
通信事業者2eは、アクセス回線を通じてエレベータ群管理兼情報管理装置2aをインターネットへ接続する。通信事業者2eとエレベータ群管理兼情報管理装置2aを接続するアクセス回線には、xDSL方式や光ケーブルなど様々な方法がある。
一方、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、モーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びかご制御装置2l、及びドア制御装置20とシリアル伝送によってバス接
続される。すなわち、エレベータ群管理兼情報管理装置2aと、エレベータの運転制御を行うための複数のエレベータ運転制御手段とは、これらを接続する唯一の通信インターフェースであるエレベータ情報通信手段、すなわち情報をシリアル伝送するバスによって接続される。また、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、他号機とRS485準拠の通信方式やEthernetによって接続する。
モーター制御装置2fは、エレベータを走行させるためのシーケンス制御を行い、巻上機モーター2gを駆動してエレベータの走行制御を行う。また、モーター制御装置2fは、巻上機モーターの回転軸に設置されたエンコーダー2hから出力されるパルスをカウントして乗りかごの位置データを作成する。
乗場制御装置2iは、各階に設置された乗場操作盤2j、2kからの乗場呼び入力信号によって乗場呼び登録データを作成する。また、乗場制御装置2iは、乗場操作盤2j、2kに乗場呼び登録の応答ランプ出力信号を出力する。乗場制御装置2iと前記乗場操作盤2j、2kはシリアル伝送によってバス接続され、乗場呼び入力信号と応答ランプ出力信号を通信する。
かご制御装置2lは、かご操作盤2m、2nからのかご呼び入力信号によってかご呼び登録データを作成する。また、かご制御装置2lは、かご操作盤2m、2nにかご呼び登録の応答ランプ出力信号を出力する。かご制御装置2lと前記かご操作盤2m、2nはシリアル伝送によってバス接続され、かご呼び入力信号と応答ランプ出力信号を通信する。また、かご制御装置2lは、乗場呼びや、かご呼びに応答するためのエレベータの運転制御を行う。
ドア制御装置2oは、ドアモーター2pを駆動して乗りかごのドアの開閉制御を行う。
以上の様に構成されたエレベータ制御装置において、エレベータの運転制御は以下の様に行われる。
乗場制御装置2iは、自身が作成した乗場呼び登録データをシリアル伝送によってエレベータ群管理兼情報管理装置に送信する。エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、他号機と通信して同一群管理システム内の各号機の乗場呼び登録データに対して最適な応答号機を決定し、自号機への乗場呼び割付データを作成する。
かご制御装置2lは、自身が作成したかご呼び登録データと、エレベータ群管理兼情報管理装置2aが作成した乗場呼び割付データと、モーター制御装置2fが作成した乗りかごの位置データに基づいてエレベータの走行方向と応答する階を決定し、モーター制御装置2fに指示する。
モーター制御装置2fは、かご制御装置2lから指示された走行方向と応答する階に基づいてエレベータの走行制御を行う。
乗りかごが応答する階に到着したら、かご制御装置2lは、モーター制御装置2fが作成した乗りかごの位置データによって戸開可能な位置であるかを判断し、戸開可能な位置であれば、ドア制御装置2oに戸開指令を出力する。また、かご内で戸開釦が操作された場合にも同様に、かご制御装置2lはドア制御装置2oに戸開指令を出力する。ドア制御装置2oは、かご制御装置2lからの戸開指令に基づきドアの開閉制御を行う。
ここで、かご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びドア制御装置2oの間では、互いにパス接続されたシリアル伝送によって通信を行う。
また、かご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びドア制御装置20は、それぞれが制御している機器の故障を検出したら故障情報を保存し、シリアル伝送によってエレベータ群管理兼情報管理装置2aに故障検出を伝える。
次に、監視センター2b、及び監視盤2c、及び情報表示装置2d、及び通信事業者2eの動作について説明する。
監視センター2bは、定期的にエレベータの運転状況を、エレベータ群管理兼情報管理装置2aに問い合わせる。エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、監視センター2bからの問い合わせに対して、かご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びドア制御装置20が故障検出しているかどうかを回答する。故障検出している場合、監視センター2bは、エレベータ群管理兼情報管理装置2aに故障情報の送信を要求する。
これに対して、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、かご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びドア制御装置20に故障情報の送信を要求する。かご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びドア制御装置2oは、シリアル伝送によって故障情報をエレベータ群管理兼情報管理装置2aに送信し、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、受信した故障情報を監視センター2bに送信する。
また、監視センター2bがエレベータの運転を休止させる指令をエレベータ群管理兼情報管理装置2aに送信した場合、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、かご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びドア制御装置2oにシリアル伝送によって運転休止を指示してエレベータの運転を休止させる。
監視盤2cは、前記エレベータ群管理兼情報管理装置2aから送信されたデータを監視盤上に表示する制御を行う。エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、モーター制御装置2fが作成する乗りかごの位置データや、かご制御装置2lが決定する乗りかごの運転方向に基づいて、監視盤2cへ表示データを作成して送信する。また、監視盤2cが管制運転やセキュリティ運転を行わせる指令をエレベータ群管理兼情報管理装置2aに送信した場合、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、かご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びドア制御装置2oに、シリアル伝送によって監視盤2cからの指示に従った運転を指示する。
情報表示装置2dは、エレベータ群管理兼情報管理装置2aから送信されたデータを乗場や乗りかご内のディスプレイに表示する制御を行う。エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、モーター制御装置2fが作成する乗りかごの位置データや、かご制御装置2lが決定する乗りかごの運転方向に基づいて、情報表示装置2dへ表示データを作成して送信する。
通信事業者2eは、アクセス回線を通じてエレベータ群管理兼情報管理装置2aをインターネットに接続する。パソコンや携帯電話からインターネットを経由してエレベータの運転状況を見る場合には、エレベータ群管理兼情報管理装置2aに対する操作コマンドを予め決めておき、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、操作コマンドに応じたデータの送信を、かご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i及びドア制御装置2oに要求する。かご制御装置2l、及び、モーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及びドア制御装置2oは、要求されたデータをシリアル伝送によってエレベータ群管理兼情報管理装置2aに送信し、エレベータ群管理兼情報管理装置2aは、か
ご制御装置2l、及びモーター制御装置2f、及び乗場制御装置2i、及び前記制御装置2oから受信したデータを通信事業者2eに送信する。この様にして、インターネットを経由してパソコンや携帯電話からエレベータの運転状況を見ることが出来る。
以上の様に構成することによって、エレベータの制御を行う各制御装置、すなわち、かご制御装置1l、及びモーター制御装置1f、及び乗場制御装置1i、及びドア制御装置1oのデータをエレベータ群管理兼情報管理装置2aが効率良く管理することが可能になり、外部の装置及び設備、すなわち、監視センター2b、及び監視盤2c、及び情報表示装置2d、及び通信事業者2eとのデータ通信を効率良く行うことが出来る。また、エレベータの制御を行う各制御装置を1カーシステムと同じ構成のままで、群管理システムを実現できる。
本発明によれば、外部の装置や設備に対しては必要な通信インターフェースだけを持ち、構成が容易で、装置を構成する複数のエレベータ運転制御手段と外部の装置や設備との間で効率良く通信を行うことができるエレベータ制御装置を提供することができる。また、群管理方式エレベータの場合に、自号機の装置を構成する複数のエレベータ運転制御手段と他号機との間で効率良く通信を行うことができるエレベータ制御装置を提供することができる。
本発明に係るエレベータ制御装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図。 本発明に係るエレベータ制御装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図。
符号の説明
1a…エレベータ情報管理装置
1b…監視センター
1c…監視盤
1d…情報表示装置
1e…通信事業者
1f…モーター制御装置
1g…巻上機モーター
1h…エンコーダー
1i…乗場制御装置
1j、1k…乗場操作盤
11…かご制御装置
1m、1n…かご操作盤
1o…ドア制御装置
1p…ドアモーター
2a…エレベータ群管理兼情報管理装置
2b…監視センター
2c…監視盤
2d…情報表示装置
2e…通信事業者
2f…モーター制御装置
2g…巻上機モーター
2h…エンコーダー
2i…乗場制御装置
2j、2k…乗場操作盤
2l…かご制御装置
2m、2n…かご操作盤
2o…ドア制御装置
2p…ドアモーター

Claims (2)

  1. エレベータの運転制御を行う少なくとも2つのエレベータ運転制御手段と、外部の装置及び設備のうち必要な全ての通信相手との通信インターフェースを有するとともに、前記少なくとも2つのエレベータ運転制御手段に対して授受を行う情報を管理するエレベータ情報管理手段と、前記少なくとも2つのエレベータ運転制御手段と前記エレベータ情報管理手段とを接続する唯一の通信インターフェースであるエレベータ情報通信手段とを備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. エレベータの運転制御を行う少なくとも2つのエレベータ運転制御手段と、外部の装置及び設備のうち必要な全ての通信相手との通信インターフェース、及び他号機との通信インターフェースを有し、エレベータの群管理制御を行うとともに、前記少なくとも2つのエレベータ運転制御手段に対して授受を行う情報を管理するエレベータ群管理兼情報管理手段と、前記少なくとも2つのエレベータ運転制御手段と前記エレベータ群管理兼情報管理手段とを接続する唯一の通信インターフェースであるエレベータ情報通信手段とを備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。
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