JP2005112299A

JP2005112299A - 自転車用雨避け装置

Info

Publication number: JP2005112299A
Application number: JP2003352630A
Authority: JP
Inventors: Hideki Hirata; 英樹平田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-10-10
Filing date: 2003-10-10
Publication date: 2005-04-28

Abstract

【課題】容易にセッティング及び収納を行うことができ、様々な種類の傘とセットで使用でき、確実に前方からの雨を避けることのできる自転車用雨避け装置を提供することを目的とする。
【解決手段】透明シート材１と、透明シート材１をロール状に巻き上げる弾発手段Ｓ付きのシート巻上部材２と、シート巻上部材２を自転車20のハンドル４の上方位置に保持する支持フレーム３と、を備える。また、支持フレーム３を、固定保持具５を介して、自転車20のハンドル４に取付取外自在に固定保持する。
【選択図】図１

Description

本発明は、自転車を運転中に、前方からの雨を避ける装置に関するものである。

従来の自転車用雨避け装置として、自転車の座席上方に固定保持した傘生地前方部と、透明な雨避け用シート体の上部とに、面状ファスナを貼着し、面状ファスナ同士を結合させると共に、上記シート体の下部を（紐で）前カゴの下部に取り付ける構成のものが知られている（例えば、特許文献１）。
登録実用新案第３０３６３８５号公報

この従来の自転車用雨避け装置は、面状ファスナを、傘の生地前方部に接着剤等で貼着する手間が掛かる。
そして、使用後に、接着剤を、傘から完全に取り去る作業も手間が掛かる上に、綺麗に取り去ることができず生地に残ってしまう虞れがあり、例えば他人から借りた傘に対しての使用には、不都合である。
さらに、傘の生地前方部の形状や大きさによっては、シート体を、上手く取り付けられない虞れがある。
また、雨が止んだ時に、シート体を取り外して畳む作業にも手間が掛かる。

そこで、本発明は、容易にセッティング及び収納を行うことができ、様々な種類の傘とセットで使用でき、確実に前方からの雨を避けることのできる自転車用雨避け装置を提供することを目的とする。

上記の目的を達成するために、本発明に係る自転車用雨避け装置は、透明シート材と、該透明シート材をロール状に巻き上げる弾発手段付きのシート巻上部材と、該シート巻上部材を自転車のハンドルの上方位置に保持する支持フレームと、を備えている。
また、上記支持フレームを、固定保持具を介して、自転車のハンドルに取付取外自在に固定保持する。

また、透明シート材と、該透明シート材をロール状に巻き上げる弾発手段付きのシート巻上部材と、を備え、さらに、自転車に着脱自在な取付手段を介して傘を立設し、該傘の芯棒に、上記シート巻上部材を取付けて、上記シート巻上部材を自転車のハンドルの上方位置に保持した。

本発明は、次のような著大な効果を奏する。
雨避け装置のセッティングは、透明シート材をシート巻上部材から引っ張り下ろして掛止フックを前かごに引っ掛けるだけでよく、容易かつ迅速に、前方からの雨を避けることができる。
そして、掛止フックを前かごから外せば、（自動的に）透明シート材がシート巻上部材に巻きつけられるので、収納も容易かつ迅速に行うことができる。
また、透明シート材を傘に張り付ける等の手間が掛からず、接着剤等で傘を汚す虞れもない。

以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
図１，図２，図３に於て、自転車20は、雨避け装置Ｒが備えられ、該雨避け装置Ｒは、透明シート材１と、透明シート材１をロール状に巻き上げる弾発手段Ｓ付きのシート巻上部材２と、シート巻上部材２を自転車20のハンドル４の上方位置に保持する支持フレーム３と、を備えている。
自転車20のハンドル４中間部附近に、傘８を、着脱自在な取付手段12により傘８の芯棒９の下部を固定して立設する。
シート巻上部材２は、立設した傘８の生地前方部の内側となる位置に、配設される。

一対の支持フレーム３，３は、ハンドル４の左右両側に着脱自在な固定保持具５，５を介して、上方へと延設されている。
具体的には、支持フレーム３，３は、固定保持具５，５から前方へ突設した下方フレーム部３ａ，３ａと、下方フレーム部３ａ，３ａの前端から上方へ延設された縦フレーム部３ｂ，３ｂと、から成り、縦フレーム部３ｂ，３ｂの上部には、ロール体保持部３ｃ，３ｃが形成されている。
ここで、支持フレーム３の下方フレーム部３ａを前方へ突設させるのは、支持フレーム３を、使用者から遠ざけて配設することにより、邪魔にならないようにするためである。

固定保持具５は、ハンドル４に当接する半円柱状内周面が形成され下方フレーム部３ａに突設された第１部材５ａと、ハンドル４に当接する半円柱状内周面が形成された第２部材５ｂと、を備えている。
そして、ボルトを、第２部材５ｂに形成された孔部に挿通し、第１部材５ａに形成されたネジ孔に螺合して、固定保持具５を合体して、ハンドル４に固定する。

シート巻上部材２は、透明シート材１を外周面に巻き付けた円筒状長細ロール体14と、ロール体14を周方向回転自在に枢支した軸棒15と、を備え、軸棒15の両端部は、上記支持フレーム３，３のロール体保持部３ｃ，３ｃに、固設される。
さらに、弾発手段Ｓは、ロール体14の内部に於て軸棒15廻りに配設されたコイルバネ16を備え、コイルバネ16は、一端が軸棒15に固定されると共に、他端がロール体14の内周面に固定される（図２参照）。

あるいは、図４に示すように、シート巻上部材２が、透明シート材１を外周面に巻き付けた円柱状長細ロール体14と、ロール体14から左右方向へ延設されロール体保持部３ｃ，３ｃに形成された孔部13，13に回転自在として枢支される軸棒15と、を備えるのもよい。この場合、弾発手段Ｓは、ロール体保持部３ｃの左右側方部に固設されたケース18と、ケース18内に於て軸棒15の端部廻りに付設された渦巻バネ17と、を備える。
渦巻バネ17は、内端が軸棒15に固定されると共に、外端がケース18の内周面に固定され、軸棒15の最端部は、ケース18に形成された孔部に（回転自在に）枢支される。
弾発手段Ｓは、ロール体保持部３ｃの左右両側に付設されても、左右どちらか一方に付設されてもよい。

また、図５は本発明に係る自転車用雨避け装置の別の実施の形態を示しており、図１〜図３の雨避け装置Ｒとの相違点は、傘８の芯棒９に、シート巻上部材２を取付けて、シート巻上部材２を自転車20のハンドル４の上方位置に保持した点である。
具体的には、一対の支持杆11，11が、傘８の芯棒９の上部９ａに取付取外自在な固定保持具10から、左右前方へ分岐して付設されている。
固定保持具10は、（図１（Ｂ）にて説明した）固定保持具５と同様に半円柱状内周面を形成した２つの部材を備え、ボルト結合にて、傘８の芯棒９の上部９ａに取付取外自在である。
そして、支持杆11，11の端部に形成されたロール体保持部11ａ，11ａにより、図２，図４に於て説明したと同様に、弾発手段Ｓ付きシート巻上部材２が保持される。なお、図示省略するが、傘８の芯棒９に、着脱自在な取付具を介して、シート巻上部材２を取付けて、ハンドル４の上方位置に、このシート巻上部材２を保持しても良い。

また、図１〜図３及び図５に於て、透明シート材１の下端辺部には、２つ以上の掛止フック７…を有する補強部材19が付設され、掛止フック７…は、自転車20の前かご６の前方下部６ａに掛止取外自在である。
あるいは、自転車20の前方部に、掛止フック７…を掛止取外自在な掛止部を、付設してもよい。

次に、図１〜図５に於て、上述のような雨避け装置Ｒの使い方（作用）を説明する。
図３の状態の透明シート材１の補強部材19を、矢印21のように下方へ引っ張り出し、掛止フック７…を、自転車20の前かご６の前方下部６ａに掛止して図２の状態にする。
このとき、透明シート材１は、弾発手段Ｓによる上方への巻上力により、緊張状態であり、走行中前方から風を受けても、緩まない。

そして、雨が止み、掛止フック７…を前かご６の前方下部６ａから外すと、透明シート材１は、（弾発手段Ｓにより図３のように）シート巻上部材２に巻かれて収納される。

以上のように、雨避け装置Ｒは、透明シート材１と、透明シート材１をロール状に巻き上げる弾発手段Ｓ付きのシート巻上部材２と、シート巻上部材２を自転車20のハンドル４の上方位置に保持する支持フレーム３と、を備えているので、透明シート材１をシート巻上部材２から引っ張り下ろして掛止フック７を前かご６の前方下部６ａに掛けるだけでよく、容易かつ迅速に、前方からの雨を避けるためのセッティングを完了することができる。
そして、掛止フック７を前かご６の前方下部６ａから外すだけで、透明シート材１がシート巻上部材２に巻きつけられるので、収納も容易かつ迅速に行うことができる。
また、透明シート材１を傘８に張り付ける等の手間が掛からない。

また、支持フレーム３を、固定保持具５を介して、自転車20のハンドル４に取付取外自在に固定保持するので、簡素な構造でありながら、雨避け装置Ｒを、様々な自転車20に、容易に取り付けることができ、しかも、使用しない時には、容易に取り外すことができる。

また、透明シート材１と、透明シート材１をロール状に巻き上げる弾発手段Ｓ付きのシート巻上部材２と、を備え、さらに、自転車20に着脱自在な取付手段12を介して傘８を立設し、傘８の芯棒９に、シート巻上部材２を取付けて、シート巻上部材２を自転車20のハンドル４の上方位置に保持しているので、透明シート材１をシート巻上部材２から引っ張り下ろして掛止フック７を前かご６の前方下部６ａに掛けるだけでよく、容易かつ迅速に、前方からの雨を避けるためのセッティングを完了することができる。
また、透明シート材１を傘８に張り付ける等の手間が掛からない。
さらに、支持杆11，11が、頭上に位置するように配設され、使用者の運転の支障にならないので、一層好都合である。

本発明に係る自転車用雨避け装置の実施の一形態で、（Ａ）は斜視図を示し、（Ｂ）は要部拡大断面側面図である。正面図である。正面図である。本発明に係る自転車用雨避け装置の他の実施の形態を示す要部拡大一部断面正面図である。本発明に係る自転車用雨避け装置の別の実施の形態を示す斜視図である。

符号の説明

１透明シート材
２シート巻上部材
３支持フレーム
４ハンドル
５固定保持具
８傘
９芯棒
９ａ上部
11 支持杆
20 自転車
Ｒ雨避け装置
Ｓ弾発手段

Claims

透明シート材（１）と、該透明シート材（１）をロール状に巻き上げる弾発手段（Ｓ）付きのシート巻上部材（２）と、該シート巻上部材（２）を自転車（20）のハンドル（４）の上方位置に保持する支持フレーム（３）と、を備えたことを特徴とする自転車用雨避け装置。
上記支持フレーム（３）を、固定保持具（５）を介して、自転車（20）のハンドル（４）に取付取外自在に固定保持する請求項１記載の自転車用雨避け装置。
透明シート材（１）と、該透明シート材（１）をロール状に巻き上げる弾発手段（Ｓ）付きのシート巻上部材（２）と、を備え、
さらに、自転車（20）に着脱自在な取付手段（12）を介して傘（８）を立設し、
該傘（８）の芯棒（９）に、上記シート巻上部材（２）を取付けて、上記シート巻上部材（２）を自転車（20）のハンドル（４）の上方位置に保持したことを特徴とする自転車用雨避け装置。