JPH0641482Y2 - 座席のクッション受け取付構造 - Google Patents

座席のクッション受け取付構造

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JPH0641482Y2
JPH0641482Y2 JP1987197545U JP19754587U JPH0641482Y2 JP H0641482 Y2 JPH0641482 Y2 JP H0641482Y2 JP 1987197545 U JP1987197545 U JP 1987197545U JP 19754587 U JP19754587 U JP 19754587U JP H0641482 Y2 JPH0641482 Y2 JP H0641482Y2
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JP
Japan
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seat
cushion
shape
seat frame
pipe
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JP1987197545U
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JPH01150041U (ja
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廉 神田
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、伸縮性を有する布製シート材を用いた航空機
又は車両用座席のクッション受け取付構造に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来より、航空機又は車両用座席のシートボトムの下部
には、金属板製のクッション受けに代えて伸縮性を有す
る布材又は合成樹脂製のシート材で形成したクッション
受けが構成され、シートボトムの薄型化、軽量化が図ら
れている。このようなクッション受けの構造として、第
10図及び第11図に示すように、1枚の布製シート材の両
端部を折り返し、適宜間隔を置いた内側を直線状に縫合
して筒部51,51を形成し、該筒部51,51に夫々ねじ52,52
…用の挿通孔を穿設すると共に、該ねじ挿通孔の対応す
る位置に挿通孔が穿設してある芯金53,53を挿通して成
るクッション受け54を座席のシートボトムを載置する座
席枠55に螺合固定する構造のものがあった。
而して、座席枠55への取り付けに際しては、先ずクッシ
ョン受け54の一方の芯金53を座席枠55の一側に螺合固定
し、次に他方の芯金53を治具(図示していない。)を用
いて張引し、適当な張りを持たせた状態で座席枠55に掛
け渡した後、固定ねじ52,52…等を用いて座席枠55に一
体的に固定していた。
また、第12図及び第13図に示すように、1枚の布材等の
両端部を折り返し、適宜間隔を置いた内側を直線状に縫
合して筒部61,61を形成すると共に、該筒部61,61内に芯
材62,62を間装して構成したクッション受け63の掛止縁
を座席枠64側に固設したリテーナ65,65の掛止溝66,66に
挿通させて、クッション受け63を座席枠64に張設する構
造のものも提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記芯金53を用いるクッション受け54は、座席
枠55への取り付け作業に治具が必要であるため、作業が
煩雑であるばかりでなく、その作業に長時間を要すると
いう問題を有していた。
また、クッション受け63をリテーナ65を用いて張設する
構造においては、使用中にリテーナ65,65の掛止溝66,66
が開いてクッション受け63が外れたり、クッション受け
63の交換に際して布材をリテーナ65に引っ掛けて破損す
ることもあるという問題を有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたもので、座席枠
に対するクッション受けの着脱を迅速容易に行い得るク
ッション受け取付構造を提供することを目的とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る座席のクッシ
ョン受け取付構造は、布製シート材の少なくとも相互に
対向する両端縁に夫々筒部を縫合構成すると共に、夫々
の筒部に該筒部幅より長いパイプ状の支持杆を挿通し、
上記各支持杆の両突出端を、座席枠の前後端又は左右端
の夫々に該支持杆の外形と略同様な形状の係合部を有
し、かつ該係合部を斜め上方へ向けて突設して成る1組
みずつのフックに着脱自在に上方から掛け止め得るよう
に構成したことを要旨とするものである。
また、上記支持杆は断面形状において略円形状、略三角
形又は四角形等の多角形状の種々のパイプを用いること
ができる。
(作用) 上記構成によれば、先ず一側の支持杆の両突出端を各フ
ックに斜め上方から掛け止め、次に布製シート材を引っ
張りつつ他側の支持杆の両突出端を反対側の各フックに
上方から押し込むように掛け止めることができるので、
布製シート材から成るクッション受けの両端縁をその筒
部に間挿した支持杆によって座席枠に治具を用いること
なく適当な張りを持たせて着脱自在に張設することがで
きる。
しかも、このクッション受けの上部にはクッションが載
置されるので、両支持杆はそれぞれのフックから不用意
に外れることはない。
〔実施例〕
以下、本考案に係るクッション受け取付構造の実施例を
図面に従って説明する。
図面において、1は、伸縮性を有する布材又は合成樹脂
製のシート材等から成るクッション受け、2は、座席の
シートボトムを載置する座席枠、3,4は、クッション受
け1を座席枠2に取り付け固定するための断面形状にお
いて真円又は楕円の円形状を成すパイプ状の支持杆であ
る。該クッション受け1は、シート材の相互に対向する
両端縁、例えば前後又は左右を折り返し、その両端部か
ら適宜間隔を置いた内側を縫合、又は接着加工して筒部
1a,1bを形成したものであり、該筒部1a,1bには、夫々上
記支持杆3,4を挿通し得るように構成する。
支持杆3,4は、クッション受け1を構成するシート材の
幅よりやや長く形成し、このシート材から食み出した一
方の支持杆3の両端部分を座席枠2を構成する前ビーム
5近傍に構成した1組みのフック6,6に着脱自在に掛け
止めると共に、同じく他方の支持杆4の両端部分を後ビ
ーム7近傍に構成した1組みのフック8,8に着脱自在に
掛け止める。
該フック6,6,8,8の形状は、第4図乃至第7図に示すよ
うに、芯材3,4の荷重を受けると共に、クッション受け
1に荷重が掛かり両端縁が中心方向へ張引されたとき支
持杆3,4を掛け止め得るように支持杆3,4の外形と略同様
な形状、例えば半円形状に構成されている。本実施例に
おいては約180度に相当する円弧形状とし、挿入側、即
ち支持杆3,4を掛け止める係合部6a,8aを上方へ向け、か
つ垂直方向に対して約45度傾斜させた姿勢で座席枠2を
構成する前ビーム5又は後ビーム7近傍に固設構成して
ある。而して、支持杆3の両突出端を、係合部6a,6aが
斜め上方に向いている各フック6,6に上方から容易に掛
け止めることができるため、先ずクッション受け1の一
側を各フックの6,6に掛け止め、次にこのクッション受
け1の布製シート材を引っ張りつつ他側の支持杆4の両
突出端を反対側の各フック8,8にも上方から押し込むよ
うに掛け止めることができる。従って、クッション受け
1を座席枠2に治具を用いることなく適当な張りを持た
せて張設することができる。なお、このクッション受け
1の上部にはクッションが載置されるので、両支持杆3,
4がそれぞれのフック6,6,8,8から不用意に外れることを
防止することができる。
なお、このフック6,6,8,8の形状は、支持杆3,4の断面形
状に対応させたものであるため、例えば、第8図に示す
ように、支持杆3,4の形状がその断面形状において四角
形状又はその他の多角形状に成る場合には、これに適合
する形状に形成することもできる。
また、第9図に示すように、クッション受け1を座席枠
2に対して左右方向に構成することもできる。即ち、一
方の支持杆3を掛け止める1組みのフック9,9を座席枠
2の左右一側に構成すると共に、他方の支持杆4を掛け
止める1組みのフック10,10を座席枠2の他側に構成
し、これらのフック9,9,10,10に対し夫々支持杆3,4を着
脱自在に掛け止めるよう構成することもできる。
〔考案の効果〕
本考案に係るクッション受け取付構造は、以上のように
構成したから、クッション受けの取り付けの際に、治具
を用いることなく、支持杆をフックに掛け止めることが
できるため、クッション受けに損傷を加えることなく、
座席枠に対し容易にかつ迅速に着脱させることができ、
保守点検が容易である。
また、クッション受けが、布製シート材で構成されてい
るため、それ自体クッション性を有しており、シートボ
トムを薄型化、軽量化しても座席としての使用感を損な
うことがなく、航空機用座席の構成に際しては大きな利
点となる。
さらに、支持杆を中空パイプにより構成することによ
り、クッション受けの重量を更に軽量化することができ
る等、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はクッション受けを座席枠に取り付ける状態を示
す斜視図、 第2図はクッション受け取付構造を示す平面図、 第3図はクッション受けの縫合状態を示す概略図、 第4図は前ビームに構成したフックを示す要部側面図、 第5図は同じく要部平面図、 第6図は後ビームに構成したフックを示す要部側面図、 第7図は同じく要部平面図、 第8図は1組みフックの他の実施例を示す要部斜視図、 第9図はフックの取付位置を変えた他の実施例を示す斜
視図、 第10図は従来の芯金を用いたクッション受けの斜視図、 第11図は同じくクッション受けの縫合状態を示す概略
図、 第12図は従来のリテーナを用いたクッション受けの縫合
状態を示す概略図、 第13図は同じくリテーナ部分の要部拡大断面図である。 1……クッション受け、2……座席枠 3,4……支持杆、5……前ビーム 6,8,9,10……フック 6a,8a……係合部、7……後ビーム

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】布製シート材の少なくとも相互に対向する
    両端縁に夫々筒部を縫合構成すると共に、夫々の筒部に
    該筒部幅より長いパイプ状の支持杆を挿通し、 上記各支持杆の両突出端を、座席枠の前後端又は左右端
    の夫々に該支持杆の外形と略同様な形状の係合部を有
    し、かつ該係合部を斜め上方へ向けて突設して成る1組
    みずつのフックに着脱自在に上方から掛け止め得るよう
    に構成したことを特徴とする座席のクッション受け取付
    構造。
  2. 【請求項2】上記支持杆が、断面形状において略円形状
    のパイプであることを特徴とする請求項1の座席のクッ
    ション受け取付構造。
  3. 【請求項3】上記支持杆が、断面形状において略三角
    形、四角形等の多角形状のパイプであることを特徴とす
    る請求項1の座席のクッション受け取付構造。
JP1987197545U 1987-12-28 1987-12-28 座席のクッション受け取付構造 Expired - Lifetime JPH0641482Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01150041U JPH01150041U (ja) 1989-10-17
JPH0641482Y2 true JPH0641482Y2 (ja) 1994-11-02

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898852U (ja) * 1981-12-25 1983-07-05 豊田通商株式会社 緩衝部材
JPS60128558U (ja) * 1984-02-06 1985-08-29 池田物産株式会社 弾性体クロスの固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01150041U (ja) 1989-10-17

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