JP2005111187A - 内視鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 既存の内視鏡装置を用いて、簡単確実に処理プログラムの書込書換が可能な内視鏡装置を提供する。
【解決手段】 内視鏡静止画像データを記録する着脱可能なメモリカード102と、内視鏡静止画像データを生成処理するファームウェアのプログラムデータを格納する書換え可能なEEPROM112と、メモリーカード102に内視鏡静止画像データに代えてファームウェアの新しいプログラムデータを格納させ、その新しいプログラムデータを読み込みEEPROM112に格納されているファームウェアのプログラムデータと書き換えるCPU105とを備えた内視鏡装置。
【選択図】 図5
【解決手段】 内視鏡静止画像データを記録する着脱可能なメモリカード102と、内視鏡静止画像データを生成処理するファームウェアのプログラムデータを格納する書換え可能なEEPROM112と、メモリーカード102に内視鏡静止画像データに代えてファームウェアの新しいプログラムデータを格納させ、その新しいプログラムデータを読み込みEEPROM112に格納されているファームウェアのプログラムデータと書き換えるCPU105とを備えた内視鏡装置。
【選択図】 図5
Description
本発明は、内視鏡装置に関し、特に内視鏡画像の静止画像データを生成する画像処理プログラムの書込、及び書換機能を有する内視鏡装置に関する。
近年、医療分野において、内視鏡を用いて体腔内患部を観察治療処置する内視鏡装置が用いられている。この内視鏡装置は、体腔内に挿入され、体腔内患部に照明光を投射すると共に、その照明光により照明された患部からの反射光の結像位置に配置した固体撮像素子によって撮像信号に変換する電子内視鏡と、この電子内視鏡において撮像生成した撮像信号に所定の信号処理を施して内視鏡画像信号を生成させるカメラコントロールユニットと、このカメラコントロールユニットで生成された内視鏡画像信号を基に内視鏡画像を表示するモニターと、及び前記内視鏡画像信号を記録する各種記録機器とからなっている。
この内視鏡装置のカメラコントロールユニットにおいて、電子内視鏡で撮像した撮像信号から生成される内視鏡画像信号は、内視鏡観察治療処置に応じて、例えば、動画像、静止画像、患部と他の部位との判別を明確にするための色処理、静止画像の圧縮記録等の信号処理が行われる。前記カメラコントロールユニットは、前記複数の信号処理をマイクロプロセッサによりデジタル的に行うための複数の処理プログラムが事前設定されている。
このマイクロプロセッサに設定されている処理プログラムに欠陥があったり、または処理プログラムの変更、或いは更新を行う際には、保守サービスマンが内視鏡装置の設置場所に出かけて、該当処理プログラムが設定されているボード、例えば、書換可能なROMを搭載した基板(以下、単にROM基板と称する)をカメラコントロールユニットから取り外し、その取り外したボードを所定の保守サービスセンターに持ち帰って処理プログラムの欠陥修正、変更、及び更新を行っている。或いは、該当処理プログラムが設定されている内視鏡装置の設置場所において、プログラム書き換え用専用機器を用いて処理プログラムの欠陥修正、変更、及び更新が行われる。
このように、処理プログラムが設定されているボードのカメラコントロールユニットからの取り外し作業は、非常に煩雑であり、かつ熟練した保守サービスマンによる実行が求められる。この処理プログラムが設定されているボードを熟練した保守サービスマンによる煩雑な取り外し作業を行うことなく、前記処理プログラムの欠陥修正、変更、及び更新を可能とする方法が提案されている。
このボードに記録されている処理プログラムの欠陥修正、変更、更新において、着脱可能なメモリーカードに新規処理プログラムを一旦書込記憶させ、そのメモリカードから前記ボードの処理プログラムを書込書き換える方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、無線通信により処理プログラムの書込、書き換える方法も提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−179986号公報。
特開2003−84994号公報。
また、無線通信により処理プログラムの書込、書き換える方法も提案されている(特許文献2参照)。
前述したように、マイクロプロセッサにおいて各種情報を処理する処理プログラムが書込記憶されているROM基板等のボードに対して、処理プログラムの欠陥修正、変更、更新などの為の書込書換は、前記特許文献1に提案されているように、前記処理プログラムの書込書換専用の着脱可能なメモリカードを用いることは、コスト上昇の要因となり、かつ、このメモリカードを着脱するためのカード着脱機能を前記カメラコントロールユニットに設ける必要がある。
また、前記特許文献2に提案されているように、前記処理プログラムの書込書換を無線通信により行うためには、前記カメラコントロールユニットに無線通信により処理プログラムの受信アンテナと、その受信した無線通信から処理プログラムをエンコードする機能とを備える必要がある。
つまり、いずれの方法においても、従来のカメラコントロールユニットに新たな機能の追加が必要となり、内視鏡装置のコスト上昇要因となる。このために、既存のカメラコントロールユニットの機能を用いて、コスト上昇することなく、かつ、処理プログラムの書込書換時に熟練した保守サービスマンによるボード取り外し作業を必要としない内視鏡装置が求められている。
本発明は、このように事情に鑑みてなされたもので、既存の内視鏡装置を用いて、簡単確実に処理プログラムの書込書換が可能な内視鏡装置を提供することを目的としている。
本発明の内視鏡装置は、内視鏡静止画像データを記録する着脱可能なメモリカード手段と、ファームウェアであって、前記内視鏡静止画像データの生成処理をする第1のプログラムデータを格納する書換え可能なメモリ手段と、前記メモリーカード手段に格納された第2のプログラムデータによって前記メモリ手段に格納されている第1のプログラムデータを書き換える書換手段と、を具備することを特徴としている。
本発明により、内視鏡装置の画像処理用のファームウェアの各種プログラムデータを静止画データの記録用メモリカードを用いて簡単確実に書込書換が可能となる。
本発明の内視鏡装置は、熟練者による専用機器を用いた処理プログラムが格納されたボードの取り外し作業が不要となり、通常時は内視鏡画像の静止画データを記録するメモリーカードを用いて、画像処理用のファームウェアの各種プログラムデータを簡単確実に書換更新が可能となる効果を有している。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図6は、本発明の内視鏡装置の一実施形態に係り、図1は本発明に係る内視鏡装置の構成を示すブロック図、図2は図1に示した内視鏡装置に用いた拡張コネクタに接続された複数の拡張基板の外観を示す斜視図、図3は図1に示した内視鏡装置に用いた拡張コネクタの構成を示すブロック図、図4は図1に示した内視鏡装置に用いた拡張コネクタに接続される拡張基板の接続関係を示すブロック図、図5は図1に示した内視鏡装置に用いた拡張コネクタに接続されるPCBOD基板の構成を示すブロック図、図6はPCBOD基板の処理プログラムの書換動作を説明するフローチャートである。
最初に図1により、本発明に係る内視鏡装置について説明する。本実施の形態の内視鏡装置1は、体腔内の観察患部を撮像して撮像信号を生成する固体撮像素子(以下、CCDと称する)3を有する電子内視鏡2と、この電子内視鏡2のCCD3を駆動制御すると共に、撮像生成された撮像信号に所定の信号処理を施して、内視鏡画像信号を生成するカメラコントロールユニット(以下、CCUと称する)4と、このCCU4で生成された内視鏡画像信号により内視鏡画像を表示する図示していないモニタと、前記内視鏡画像信号を記録する図示していない各種記録機器とからなっている。
前記電子内視鏡2は、体腔内に挿入される挿入部先端に、例えば補色単板式のCCD3が備えられ、そのCCD3により観察患部像を光電変換して撮像信号を得るものである。なお、この電子内視鏡2に代えて、体腔内に挿入される硬性鏡の接眼部に着脱自在に取り付けられる前記CCD3を有するカメラヘッドで前記接眼部からの観察患部像の撮像信号を得る硬性内視鏡でも良い。
前記CCU4は、前述したように、前記CCD3を駆動制御する機能と、前記CCD3において、撮像生成した撮像信号に所定の信号処理を施して内視鏡画像信号を生成する機能とを有している。前記CCU4は、前述し機能を患者回路5と、この患者回路5と電気的に絶縁した二次回路6とに分離して同一のメイン基板7上に配置されている。
このCCU4の患者回路5には、CCD駆動回路14、ラッチ回路17、プリアンプ回路18、可変水晶発振器(以下、VCXOと称する)19、位相同期回路(以下、PLLと称する)20、タイミング信号発生器(以下、TGと称する)21、相関二重サンプリング回路(以下、CDSと称する)22、自動利得制御回路(以下、AGCと称する)23、アナログ/デジタル変換器(以下、A/Dと称する)24、及び電子ボリューム(以下、EVRと称する)39からなっている。
前記CCD駆動回路14は、後述する二次回路6の同期信号発生器(以下、SSGと称する)13からラッチ回路17を介して供給される各種同期信号と、VCXO19からの基準クロック信号とにより前記CCD3の光電変換と、光電変換した電荷の読み出し駆動制御を行う。前記SSG13は、水平同期信号HD、垂直同期信号VD、ライン判別信号IDをそれぞれ生成して、フォトカプラ(以下、PCと称する)15a,15b,15cを介してラッチ回路17に供給される。ラッチ回路17は、それら同期信号HD、VD、IDをラッチして前記CCD駆動回路14に供給する。
前記プリアンプ18は、前記CCD駆動回路14の駆動制御の基で前記CCD3によって撮像された撮像信号を増幅する。前記VCXO19は、前記CCD駆動回路19の駆動を制御するクロック信号を生成供給する。前記PLL20は、前記プリアンプ18からの撮像信号の位相と、前記TG21からのタイミング信号の位相との比較を行い、前記VCXO19のクロック信号の位相制御を行う。つまり、PLL20とVCXO19によりCCD駆動回路14によるCCD駆動信号の位相と、プリアンプ18から出力される撮像信号の位相との位相同期制御が行われる。
前記TG21は、前記SSG13からPC15dを介して供給されたクロック信号CLKによりタイミング信号を生成する。前記CDS22は、前記プリアンプ18で増幅された撮像信号を相関二重サンプリング処理する。このCDS22は、前記TG21からのタイミング信号により駆動制御される。前記AGC23は、前記CDS22において相関二重サンプリング処理された撮像信号の利得を制御する。
前記A/D24は、前記AGC23から出力された撮像信号をデジタル撮像信号に変換する。このA/D24は、前記TG21からのタイミング信号により駆動制御される。このA/D24において変換されたデジタル撮像信号は、PC15eを介して後述する二次回路6のOBクランプ回路へ供給される。
前記EVR39は、前記二次回路6の後述する検波回路38からの内視鏡画像信号の明るさを示す検波信号をPC15fを介して取り込み、この検波信号により前記AGC23の利得を制御する。なお、この検波信号は、前記CCD駆動回路14にも供給され、CCD3を駆動制御するCCD駆動信号も制御される。
二次回路6は、水晶発振器(以下、CXOと称する)12、SSG13、OBクランプ回路25、色分離回路26、FIRフィルタ27、1Hディレイ回路(以下、1HDLと称する)28a,28b,28c,28d、色信号同時化回路29、RGBマトリックス回路30、遅延補償回路31、エンハンス回路32、ペイント・ホワイトバランス回路(以下、ペイントW/Bと称する)33、γ回路34a,34b,34c、拡張コネクタ35、デジタル/アナログ変換回路(以下、D/Aと称する)36、エンコーダ37、検波回路38、マイクロプロセッサ(以下、CPUと称する)44からなっている。
前記CXO12は、基準クロック信号を発振して、前記SSG13へ供給する。前記SSG13は、前記CXO12からの基準クロック信号の基づいて、水平同期信号HD、垂直同期信号VD、ライン判別信号ID、基準クロックCLKをそれぞれ生成して、前記PC15a〜15dを介して、前記患者回路5へ供給する。さらに、前記SSG13は、前記水平同期信号HD、垂直同期信号VD、基準クロックCLK、フィールド判別信号FLD、色同期信号CSYNCをそれぞれ生成して、前記拡張コネクタ35に供給する。
前記OBクランプ回路25は、前記A/D24からPC15eを介して供給されたデジタル撮像信号の黒レベルを調整する。前記色分離回路26は、前記OBクランプ回路25において黒レベル調整されたデジタル撮像信号から輝度信号Yとクロマ信号Cとに分離する。前記FIRフィルタ27は、前記色分離回路26において分離されたクロマ信号Cの擬色等を除去する。前記1HDL28a,28b,28c,28dは、入力された信号を1H遅延させるものである。
前記FIRフィルタ27において擬色等が除去されたクロマ信号Cは、前記色信号同時化回路29に直接供給されると共に、前記1HDL28aにより1H遅延させた1H遅延クロマ信号Cと、この1HDL28aからの1H遅延クロマ信号Cを1HDL28bによりさらに1H遅延させた2H遅延クロマ信号Cとが供給される。この色信号同時化回路29は、直接供給されたクロマ信号C、1H遅延クロマ信号C、及び2H遅延クロマ信号Cの線順次色信号を同時化して色差信号を生成する。
前記遅延補償回路31は、前記色分離回路26により分離された輝度信号Yとクロマ信号Cとの間の伝送遅れを補償調整するものである。つまり、輝度信号Yの位相と前記色信号Cの位相とを補償調整する。この遅延補償回路31において、遅延補償された輝度信号Yは、エンハンス回路32に直接供給されると共に、前記1HDL28cにより1H遅延された1H輝度信号Yと、この1HDL28cからの1H輝度信号を前記1HDL28dによりさらに1H遅延させた2H輝度信号とが供給される。このエンハンス回路32は、前記遅延補償回路31から直接供給された輝度信号Y、前記1HDL28cからの1H輝度信号、前記1HDL28dからの2H輝度信号から水平方向の輪郭強調処理する。
このエンハンス回路32において輪郭強調処理された輝度信号と、前記色信号同時化回路29において生成された色差信号は、RGBマトリックス回路30において、所定のマトリックス演算処理されて、8ビットのR(赤)、G(緑)、B(青)の各信号(以下、単にRGB信号と称する)を生成する。
前記ペイントW/B回路33は、前記RGBマトリックス回路30から供給された8ビットのRGB信号のペイント処理(色調補正)及びホワイトバランスの調整処理を行う。前記γ補正回路34a〜34cは、前記ペイントW/B回路33において、ペイント処理とホワイトバランス調整された前記RGB信号のγ補正処理を行い、そのγ補正したRGB信号を拡張コネクタ35へと供給する。
この拡張コネクタ35は、後述する機能と各種拡張基板が接続されるようになっている。前記γ補正回路34a〜34cにおいて、それぞれγ補正されたRGB信号は、前記拡張コネクタ35を介して、D/A回路36に供給される。このD/A回路は、前記RGB信号をデジタルからアナログ信号に変換してエンコーダ回路37に供給する。
このエンコーダ回路37は、前記D/A回路36から供給されたアナログRGB信号からコンポジット信号VBS及び輝度/色分離信号Y/Cを生成する。このエンコーダ回路37により生成されたコンポジット信号VBS及び輝度/色分離信号Y/Cは、図示していないモニタに出力されて、内視鏡画像が表示される。
前記検波回路38は、前記RGBマトリックス回路30からのRGB信号を検波して検波信号(明るさ信号)を検出する。この検波回路38において、検出された検波信号は、図示していない光源装置に供給されて、照明光の光量調整制御を行うと共に、PC15fを介して、前記患者回路5のEVR39とCCD駆動回路14に供給される。EVR39は、検波信号により前記AGC回路23の利得を制御する。前記CCD駆動回路14は、検波信号によりCCD3の電子シャッタ機能を制御する。前記CPU44は、前記拡張コネクタ35を介して、後述する各種拡張基板を駆動制御する。
前述した患者回路5と二次回路6とは、メイン基板7上に形成配置されており、前記患者回路5と二次回路6との間は、電気的に絶縁され、各種信号の送受信は、PC15a〜15fを介して行うようになっている。
前記拡張コネクタ35には、例えば耳鼻科用に使用する拡張基板である色処理用拡張基板41、静止画用拡張基板42、静止画圧縮/記録用基板43等の拡張基板が接続されようになっている。これら拡張基板は、図2に示すように、前記メイン基板7に設けられた拡張コネクタ35に、拡張基板である色処理用拡張基板41、静止画用拡張基板42、静止画圧縮/記録用基板43が順次重ねて接続配置されるようになっている。
前記拡張コネクタ35は、図3に示すように、例えば180ピンのオスコネクタよりなり、各接続ピンは制御用ピン郡51、入力ピン郡52、出力ピン郡53の3つに分類されている。この拡張コネクタ35の制御用ピン郡51には、前記CPU44のデータバスとアドレスバスとが接続され、さらに、前記SSG13からの前記水平同期信号HD、垂直同期信号VD、基準クロックCLK、フィールド判別信号FLD、色同期信号CSYNC等の各種同期信号が供給されるようになっている。前記拡張コネクタ35の入力ピン郡52には、前記RGBマトリクス回路30で生成され、前記ペイントW/B回路33においてペイント処理とホワイトバランス補正され、さらに、前記γ補正回路34a〜34cにおいてγ補正された8ビットのRGB信号が供給される。前記拡張コネクタ35の出力ピン群53は、前記D/A36が接続されている。前記拡張コネクタ35には、3ステートバッファ54が設けられており、この3ステートバッファ54は、前記γ補正回路34a〜34cから供給されたRGB信号、または拡張コネクタ35の出力ピン群53から供給されたRGB信号のいずれかを前記D/A36に選択出力するものである。この3ステートバッファ35の出力切換選択は、基準電位Vccとコネクタ1(CONE1)に接続供給される電位により選択切り換えられる。
つまり、前記拡張コネクタ35に、前記拡張基板41〜43のいずれも接続されてない場合は、前記3ステートバッファ35は、基準電位Vccによりハイ(High)レベルに設定されて、入力されたRGB信号をD/A36に出力する。前記拡張コネクタ35に前記拡張基板41〜43のいずれかが接続されると、前記3ステートバッファ54のCONE1は、その接続された拡張基板41〜43により接地され、2ステートバッファ54のCONE1がロー(Low)レベルに設定されて入力されたRGB信号はD/A36への出力が停止され、出力用ピン群53からのRGB信号がD/A36へ出力される。
この拡張コネクタ35に接続される前記拡張基板41〜43のコネクタの構成について図4を用いて説明する。
前記色処理用拡張基板41、または前記静止画用拡張基板42には、前記拡張コネクタ35であるオスコネクタに接続される180ピンのメスコネクタ55と他の拡張基板が接続されるオスコネクタ57が設けられている。
前記色処理用拡張基板41、または前記静止画用拡張基板42には、前記拡張コネクタ35であるオスコネクタに接続される180ピンのメスコネクタ55と他の拡張基板が接続されるオスコネクタ57が設けられている。
このメスコネクタ55とオスコネクタ57は、前記拡張コネクタ35の制御用ピン群51、入力用ピン群52、及び出力用ピン群53にそれぞれ対応接続される制御用ピン群、入力用ピン群、出力用ピン群が設けられている。このメスコネクタ55とオスコネクタ57の制御用ピン群には、前記拡張コネクタ35の制御用ピン群51を介して前記CPU44のデータバスとアドレスバス、及び前記SSG13からの各種同期信号とが接続されている。前記メスコネクタ55の入力用ピン群には、前記拡張コネクタ35の入力用ピン群52を介して前記γ補正回路34a〜34cからのRGB信号が供給され、そのRGB信号は、色処理用拡張基板41、或いは静止画用拡張基板42に設けられた信号処理回路56に供給される。この信号処理回路56には、前記CPU44のデータバスとアドレスバス、及びSSG13からの各種同期信号が接続されている。この信号処理回路56の出力は、メスコネクタ57の入力用ピン群と、前記色処理用拡張基板41、或いは静止画用拡張基板42に設けられた3ステートバッファ58に接続されている。
この3ステートバッファ58の出力は、前記メスコネクタ55の出力用ピン群に接続されている。前記3ステートバッファ58は、前述した3ステートバッファ54と同様に、基準電位VccとCONE1に接続される電位により出力選択されるようになっている。なお、前記3ステートバッファ58のCONE1は、メスコネクタ57に接続される拡張基板に設けられた接地用のコネクタ2(CONE2)にも接続される。
前記信号処理回路56は、前記色処理拡張基板41に設けられRGB信号のマトリックス条件を変更設定するマトリックス係数設定部、マトリックス乗算部等であり、静止画用拡張基板42に設けられるフレームメモリ、そのフレームメモリのコントローラ等である。
次に、このような構成の拡張コネクタ35に各種拡張基板41〜43を接続した際の動作について説明する。
最初に、前記拡張コネクタ35に、前記色処理拡張基板41が接続された場合について説明する。前記色処理用拡張基板41には、前記CPU44からアドレスバスを介して送信されたアドレスコードをデコードするアドレスデコードと、このアドレスデコードによりデコードしたアドレスコードがこの色処理拡張基板41を示すコードの場合にID信号をCPU44に送信するID信号発生部と、前記CPU44からデータバスを介して、送信された色処理用のデータを受信するデータレジスタと、このデータレジスタにより受信した色処理用データにより信号処理する信号処理回路56とからなっている。
最初に、前記拡張コネクタ35に、前記色処理拡張基板41が接続された場合について説明する。前記色処理用拡張基板41には、前記CPU44からアドレスバスを介して送信されたアドレスコードをデコードするアドレスデコードと、このアドレスデコードによりデコードしたアドレスコードがこの色処理拡張基板41を示すコードの場合にID信号をCPU44に送信するID信号発生部と、前記CPU44からデータバスを介して、送信された色処理用のデータを受信するデータレジスタと、このデータレジスタにより受信した色処理用データにより信号処理する信号処理回路56とからなっている。
この信号処理回路56は、前記データレジスタからの色処理用データによりRGB信号のマトリックス係数を設定するマトリックス係数設定部と、このマトリックス係数設定部で設定された係数により前記RGB信号をマトリックス乗算するマトリックス乗算器と、及び前記SSG13からの同期信号の下で、前記マトリックス乗算器の駆動タイミングを制御するタイミング信号発生部とからなっている。
前記CPU44は、前記アドレスバスを介して、アドレスコードを送信し、そのアドレスコードと一致する拡張基板のID信号発生部からのID信号により色処理用拡張基板41の接続を認識する。次に、CPU44は、データバスを介して色処理用拡張基板41のデータレジスタに所望の色処理を行うためのデータを送信する。例えば、患部と他の部位との識別を容易にするためにRGBの色の混合マトリックス比率を変えるデータを送信する。このCPU44からの色処理データにより前記信号処理回路56のマトリックス係数設定部によりRGB信号のマトリックス乗算条件設定が行われる。このマトリックス係数の基で前記マトリックス乗算器により前記RGB信号のマトリックス乗算処理が行われる。この信号処理回路56において、マトリックス乗算されたRGB信号は、オスコネクタ57の出力側ピン群に出力すると共に、3ステートバッファ58に出力する。
前記拡張コネクタ35の3ステートバッファ54は、前記色処理用拡張基板41のメスコネクタ55が接続されたことで、前記CONE1がメスコネクタ55に設けられたCONE2を介して接地されるために、ローレベルとなり、前記3ステートバッファ54は不動作状態となる。
一方、色処理用拡張基板41の3ステートバッファ58は、CONE1には何も接続されなく、基準電位Vccによるハイレベルとなり、前記信号処理回路56において、所望のマトリックス係数で乗算されたRGB信号が出力用ピン群から前記D/A36へと出力する。
つまり、色処理用拡張基板41によりRGB信号を所望のマトリックス係数により乗算されたマトリックスRGB信号がD/A36に出力され、そのD/A36によりアナログ信号に変換されたRGB信号がエンコーダ37において、コンポジット信号VBSと輝度/色分離信号Y/Cに変換されてモニタにCPU44から選定された色彩の内視鏡画像が表示される。
つまり、色処理用拡張基板41によりRGB信号を所望のマトリックス係数により乗算されたマトリックスRGB信号がD/A36に出力され、そのD/A36によりアナログ信号に変換されたRGB信号がエンコーダ37において、コンポジット信号VBSと輝度/色分離信号Y/Cに変換されてモニタにCPU44から選定された色彩の内視鏡画像が表示される。
なお、CPU44からデータバスを介して色処理用拡張基板41のデータレジスタに供給する色処理用データは、図示していない入力手段を用いて術者によりCPU44に設けられているデータメモリに記憶されている複数のマトリックス係数から選択指示できるようになっている。
前記静止画用拡張基板42は、前述した色処理用拡張基板41と基本的には同じで、信号処理回路56として、静止画データを記録生成するフレームメモリと、このフレームメモリのメモリ量を制御設定するメモリコントローラが設けられている。
つまり、CPU44は、静止画用拡張基板42の接続を認識すると、静止画生成データによりフレームメモリに静止画RGB信号を記臆させると共に、そのフレームメモリに記憶された静止画RGB信号を用いて3ステートバッファ58からD/A36とエンコーダ37を介して、モニタに静止画像信号を供給する。さらに、前記静止画圧縮/記録用基板43は、前述した色処理用拡張基板41と静止画用拡張基板42とほぼ同じ作用であり、信号の処理が静止画記録のための圧縮処理と、その圧縮された静止画データの記録媒体への書込記録処理の機能が設けられている。
つまり、CPU44は、静止画用拡張基板42の接続を認識すると、静止画生成データによりフレームメモリに静止画RGB信号を記臆させると共に、そのフレームメモリに記憶された静止画RGB信号を用いて3ステートバッファ58からD/A36とエンコーダ37を介して、モニタに静止画像信号を供給する。さらに、前記静止画圧縮/記録用基板43は、前述した色処理用拡張基板41と静止画用拡張基板42とほぼ同じ作用であり、信号の処理が静止画記録のための圧縮処理と、その圧縮された静止画データの記録媒体への書込記録処理の機能が設けられている。
次に、耳鼻科分野における患者への説明用とカルテ作成用の静止画生成、その静止画の記録等の処理プログラムの書込書換が可能な拡張基板について図5を用いて説明する。この拡張基板のPCBOD100は、内視鏡画像を圧縮するJPEG形式と、非圧縮のBMP形成で記録したり、記録したファイルの再生を行う機能を有している。
このPCBOD100は、内視鏡静止画像データをメモリカード102に記録させると共に、そのメモリカードに記録された内視鏡静止画像データを読み出して、再生表示を可能とする。
このPCBOD100は、前記拡張コネクタ35に接続され各種同期信号と静止画信号データが供給されるコントローラ104、このコントローラ104にデータバスを介して接続された表示用SDRAM103と第1のバストランシーバー109、前記コントローラ104と表示用SDRAM103にアドレスバスを介して接続された第1のバスバッファ106、この第1のバスバッファ106とアドレスバスを介して接続されたアドレスデコーダー113、WORK用SDRAM107、CPU105、JPEG専用IC108、EEPROM112、並びに第2のバスバッファ111、前記第1のバストランシーバー109とデータバスを介して接続された前記WORK用SDRAM107、前記CPU105、前記JPEG専用IC108、前記EEPROM112、並びに第2のバストランシーバー110、前記第2のバスバッファ111がアドレスバスを介して接続され、かつ、前記第2のバストランシーバー110がデータバスを介して接続されたPCカードアダプタ101、及びこのPCカードアダプタ101に着脱自在な前記メモリカード102からなっている。
このPCBOD100は、前記拡張コネクタ35に接続され各種同期信号と静止画信号データが供給されるコントローラ104、このコントローラ104にデータバスを介して接続された表示用SDRAM103と第1のバストランシーバー109、前記コントローラ104と表示用SDRAM103にアドレスバスを介して接続された第1のバスバッファ106、この第1のバスバッファ106とアドレスバスを介して接続されたアドレスデコーダー113、WORK用SDRAM107、CPU105、JPEG専用IC108、EEPROM112、並びに第2のバスバッファ111、前記第1のバストランシーバー109とデータバスを介して接続された前記WORK用SDRAM107、前記CPU105、前記JPEG専用IC108、前記EEPROM112、並びに第2のバストランシーバー110、前記第2のバスバッファ111がアドレスバスを介して接続され、かつ、前記第2のバストランシーバー110がデータバスを介して接続されたPCカードアダプタ101、及びこのPCカードアダプタ101に着脱自在な前記メモリカード102からなっている。
このような構成のPCBOD100の動作について説明する。最初にメモリカード102に静止画像データを記録する動作について説明する。なお、メモリカード102は、書換読み出し可能な半導体メモリであり、EEPROM112は、ファームウェアが書込記録されており、書換可能な機能を有している。
前記拡張コネクタ35から入力された静止画信号データは、コントローラー104からデータバスを介して、表示用SDRAM103に書き込まれる。この表示用SDRAM103は、アドレスバスを介して前記コントローラー104からの制御信号によって前記RGB信号データの書込制御が行われる。この表示用SDRAM103に前記RGB信号データの書込期間、及び前述したモニタに静止画像表示期間は、前記CPU105により第1のバスバッファ106をオフ状態に制御して、前記表示用SDRAM103に書込記録されている静止画信号データへのアクセスが出来ないように制御されている。
前記拡張コネクタ35から入力された静止画信号データは、コントローラー104からデータバスを介して、表示用SDRAM103に書き込まれる。この表示用SDRAM103は、アドレスバスを介して前記コントローラー104からの制御信号によって前記RGB信号データの書込制御が行われる。この表示用SDRAM103に前記RGB信号データの書込期間、及び前述したモニタに静止画像表示期間は、前記CPU105により第1のバスバッファ106をオフ状態に制御して、前記表示用SDRAM103に書込記録されている静止画信号データへのアクセスが出来ないように制御されている。
前記表示用SRAM103に書き込まれた静止画信号データをメモリーカード102に記録する際には、前記CPU105により前記第1のバスバッファ106をオンさせてCPU105が第1のバストランシーバー109を介して、前記表示用SDRAM103に書込記録されている前記静止画信号データを読み出し、前記WORK用SDRAM107に書込記録する。
次に、前記CPU105は、前記WORK用SDRAM107に書込記録した静止画信号データを用いて正方画素変換処理、RGB信号のYCrCb信号変換処理、及びJPEG専用IC108を用いたJPEG圧縮処理を行う。
前記正方画素変換処理は、前記WORK用SDRAM107に書込記録した静止画信号データを用いて静止画像を内視鏡装置1に接続されるモニタ表示させるのではなく、パーソナルコンピュータのモニタに表示させる場合に、前記電子内視鏡2のCCD3の1画素と、パーソナルコンピュータのモニタの1画素の形状が異なることにより、書込記録されている静止画像の形状が変化してしまう不具合を回避する為の処理である。
前記正方画素変換処理は、前記WORK用SDRAM107に書込記録した静止画信号データを用いて静止画像を内視鏡装置1に接続されるモニタ表示させるのではなく、パーソナルコンピュータのモニタに表示させる場合に、前記電子内視鏡2のCCD3の1画素と、パーソナルコンピュータのモニタの1画素の形状が異なることにより、書込記録されている静止画像の形状が変化してしまう不具合を回避する為の処理である。
前記YCrCr信号変換処理は、前記正方画素変換処理された静止画信号データをJPEG圧縮する為に、RGB信号データをYCrCb信号データへの変換処理である。
前記正方画素変換処理とYCrCd信号変換処理は、前記EEPROM112に事前設定されているそれぞれの処理プログラムにより前記CPU105において行われる。
前記正方画素変換処理とYCrCd信号変換処理は、前記EEPROM112に事前設定されているそれぞれの処理プログラムにより前記CPU105において行われる。
前記正方画素変換処理とYCrCb信号変換処理された静止画像信号データは、JPEG圧縮するために、前記CPU105の制御により前記JPEG専用IC108に送信され、このJPEG専用IC108において所定のJPEG圧縮処理が行われる。このJPEG専用IC108において、JPEG圧縮された静止画像データは、順次前記WORK用SDRAM107に書込記録される。
このWORK用SDRAM107に書込記録されたJPEG圧縮静止画データは、1画面分のデータが書込記録されると、その1画面分のJPEG圧縮静止画データのヘッダ情報を付加して、1つのファイルを作成する。この作成されたファイルを構成するJPEG圧縮静止画像データは第2のバストランシーバー110を介し、アドレスデータは第2のバスバッファ111を介してPCカードアダプタ101に伝送され、このPCカードアダプタ101に挿着されたメモリーカード102に書込記録する。なお、第2のバスバッファ111は、PCカードアダプタ101にメモリーカード102が挿着されていることを検出した際にのみオンする。
次に、前記メモリカード102に書込記録されたJPEG圧縮静止画データを読み出し、内視鏡装置1のモニタに再生表示させる際に、前述した記録時と逆の動作を行わせる。つまり、前記CPU105の制御により、前記メモリーカード102に書込記録されているJPEG圧縮画像データをPCカードアダプタ101よって読み出し、第2のバストランシーバー102と第2のバスバッファ111を介してWORK用SDRAM107に記録する。
このWORK用SDRAM107に記録した前記JPEG圧縮静止画像データは、前記CPU105の制御により、前記JPEG専用IC108において、JPEG伸張処理を行うために読み出される。このJPEG専用IC108において伸張処理された静止画像データは、再度前記WORK用SDRAM107に記録される。このWORK用SDRAM107に記録されたJPEG伸張静止画像データは、読み出されて、前記CPU105によりYCrCb信号からRGB信号への変換処理と、長方形画素変換処理が行われて、再々度WORK用SDRAM107に保存する。
次に、前記CPU105は、第1のバスバッファ106をオンさせて、前記WORK用SDRAM107から読み出した静止画データを第1のバストランシーバー109を介して、表示用SDRAM105に書込記録する。この表示用SDRAM103に記録された静止画データは、前記コントローラー104の制御により読み出されて、拡張コネクタ35を介してメイン基板7に出力される。
前記EEPROM112は、前記CPU105において展開駆動される各種プログラムが格納されるフラッシュメモリである。このEEPROM112は、2つのメモリバンクに分かれており、メモリバンク1にはブートプログラム、自己検査用プログラム、通常プログラム書換え用プログラムが格納されている。メモリバンク2には通常プログラム、検査プログラム書換えプログラムが格納されている。
次に、前記EEPROM112に格納されている各種プログラムの内、例えば、通常プログラムの書換動作について説明する。このEEPROM112に格納されている通常プログラムの書換に際して、その書換用通常プログラム、所謂アップグレード用通常プログラムは、前記PCカードアダプタ101に挿着されるメモリカード102に記録されている。
前記PCBOD100が前記CCU4の拡張コネクタ35に接続された状態において、前記CCU4の電源が印加された起動時は、PCBOD100のEEPROM112のメモリバンク1から立ち上がり、CPU105は前記CCU4の図示しない動作指示用スイッチのステータスを見てリセットを掛ける。
前記CCU4の動作指示用スイッチのステータスが処理プログラムの書換処理ではなく、通常プログラムを用いた内視鏡静止画像の圧縮/記録処理である場合は、前記コントローラー104から第1のバスバッファ106を介して、アドレスデコーダー113にEEPROM112から通常プログラムを読み出し、CPU105に展開させるためのアドレス信号を供給する。このアドレスデコーダー113は、前記コントローラー104からの通常プログラム読み出しアドレス信号により、前記EEPROM112のメモリバンク2への切換を行い、そのメモリバンク2に格納されている通常プログラム読み出しアドレス信号を生成供給する。CPU105は、EEPROM112から読み出し展開された通常プログラムにより静止画像圧縮/記録処理を行う。
前記CCU4の動作指示用スイッチのステータスが前記EEPROM112に格納されている通常プログラムの書換である場合は、前記コントローラー104から第1のバスバッファ106を介するアドレス信号は、アドレスデコーダー113にEEPROM112から通常プログラム書き換え用プログラムを読み出し、CPU105に展開させるためのアドレス信号となる。このアドレスデコーダー113は、前記コントローラー104からの通常プログラム書き換え用プログラム読み出しアドレス信号により、前記EEPROM112をメモリバンク1への切換を行い、そのメモリバンク1に格納されている通常プログラム書き換え用プログラム読み出しアドレス信号を生成供給する。CPU105は、EEPROM112から読み出し展開された通常プログラム書き換え用プログラムにより通常プログラムの書き換え処理が行われる。同様に、メモリバンク2のプログラムによりメモリバンク1のプログラムの書換を行うことが出来る。
従って、前記EEPROM112のメモリバンク1とメモリバンク2には、お互いのプログラムを書き換えるためのプログラムが格納して、PCカードアダプタ101を介してメモリーカード102から書き換え用データをダウンロードして、EEPROM112のメモリバンク1の自己検査用プログラムと、メモリバンク2の通常プログラムをそれぞれ書き換えバージョンアップすることが出来る。
なお、アドレスデコーダー113の主機能は、アドレスデコーダー(CPU105からのチップセレクトをさらに細分化)、リセット信号のコントロール、EEPROM112の2つのメモリバンクに格納されている自己検査用プログラムと、通常プログラムのプログラムの切り替え等である。
次に具体的なプログラム書換え時の手順を図6のフローチャートを用いて説明する。前記PCBOD100のCPU105は、前記メモリカード102に記録されている静止画像データを再生処理する再生モードが駆動すると、前記メモリカード102に記録されている静止画像データのフォルダ名が読み出されて、そのフォルダ名が図示していないモニタに表示される。なお、静止画像データは、前記フォルダ名以下に記録されている。
前記ステップST1において、モニタに表示されているフォルダ名から予め設定されているプログラム書き換えモードを示す「UPGRADE」フォルダにカーソルを移動させると共に、前記CCU4に設けられている操作用指示入力用のフロントパネルに設けられている左右矢印キーを同時に押圧操作するとプログラム書き換えモードが開始できるように設定している。
そこで、ステップST2において、CPU105は、前記「UPGRADE」フォルダにカーソルが設定され、かつ、フロントパネルの左右矢印キーが同時押圧操作されたか判定する。このステップST2の判定の結果、「UPGRADE」フォルダがカーソル選択され、かつ、左右矢印キーが同時操作されたと判定されると、CPU15は、ステップST3において、モニタに「ソフトウェアを書き換えるか?」とのメッセージを表示させる。このステップST3において、「ソフトウェアを書き換える?」に「はい」が選択されると、ステップST5以降が実行される。
前記ステップST2において、「UPGRADE」フォルダのカーソル選択と、左右矢印キーの同時操作が行われない場合、及びステップST3において、「ソフトウェアの書き換えるか?」に対して「いいえ」が選択されると、CPU105は、ステップST4において、前記メモリカード102に記録されている静止画像データを読み出し、再生表示するための通常プログラムをEEPROM112から読み出し、その通常プログラムの下で前記メモリカード102から読み出した静止画像データの再生処理が実行される。なお、前記ステップST2とST3の判定により、ユーザーが間違ってソフトウェアのアップグレードプログラムを起動してしまう不具合を予防している。
前記ステップST3において、CPU105は「ソフトウェア書き換えるか?」のメッセージに対して「はい」が選択されたと判定すると、ステップST5において、EEPROM112のFRAM最終番地に0x001の値を代入する。この0x001の値を代入することにより、ステップST6において本発明の内視鏡装置1を再起動されて、自動的にPCBOD100のEEPROM112に格納されている通常プログラム書き換え用プログラムが起動される。
前記ステップST6における前記内視鏡装置1の再起動が行われると、ステップST7において、CPU105は、FRAMの最終番地が0x001の値であるか判定する。このステップST7の判定結果、FRAMの最終番地が0x001の値でないとステップST16の通常処理動作が起動し、最終番地が0x001の値であると判定されると、ステップST8以降が実行される。
CPU105は、ステップST8において、EEPROM112から検査プログラムを起動させる。この検査プログラムは、PCBOD100のメモリーチェックプログラムと通常プログラム書換え用プログラムからなる。次に、CPU105は、ステップST9において、前記検査プログラムから通常プログラム書換え用プログラムを選択して、ステップST10おいて、メインプログラムの書き換えか否か判定する。このステップST10の判定の結果、メインプログラムの書き換えでないと判定されると、ステップST14において、前記FRAMの最終番地をクリアして、ステップST15以降が実行される。
前記ステップST10において、メインプログラムの書き換えであると判定されると、CPU105はステップST11において、メモリカード102に格納されているアップグレードするプログラムの新ファイルがあるかどうか判定する。新ファィルがないと判定されると前記ステップST8に戻り、新ファイルがあると判定されると、CPU105はステップST12において、EEPROM112のFRAMの最終番地をクリアした後、FRAMにアップグレードする新ファイルを書き込み、通常プログラムをアップグレードする。
次にCPU105はステップST13において、アップグレードしたソフトウェアと、メモリーカード102のファイルを照合し、同一であればステップST13の内視鏡装置1の電源再投入を行い、ステップST16の通常処理動作を起動させる。
前記ステップST13において、アップグレードしたソフトウェアと、メモリーカード102のファイルを照合し、同一でないと判定されると前記ステップST8に戻り、再度プログラムバージョンアップを行う。
以上説明したように、内視鏡装置を通常使用時に、静止画像データを記録するメモリカードを用いて、PCBOD100のEEPROM112に格納されている各種処理プログラムのバージョンアップが可能となる。
[付記]
以上詳述した本発明の実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
以上詳述した本発明の実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
(付記1) 内視鏡静止画像データを記録する着脱可能なメモリカード手段と、
ファームウェアであって、前記内視鏡静止画像データの生成処理をする第1のプログラムデータを格納する書換え可能なメモリ手段と、
前記メモリーカード手段に格納された第2のプログラムデータによって前記メモリ手段に格納されている第1のプログラムデータを書き換える書換手段と、
を具備することを特徴とした内視鏡装置。
ファームウェアであって、前記内視鏡静止画像データの生成処理をする第1のプログラムデータを格納する書換え可能なメモリ手段と、
前記メモリーカード手段に格納された第2のプログラムデータによって前記メモリ手段に格納されている第1のプログラムデータを書き換える書換手段と、
を具備することを特徴とした内視鏡装置。
(付記2) 前記メモリカード手段は、カード形状に形成された半導体メモリであることを特徴とした付記1記載の内視鏡装置。
(付記3) 前記メモリ手段は、書換可能な読み出し専用のメモリであることを特徴とした付記1記載の内視鏡装置。
(付記4) 前記書換手段は、マイクロプロセッサからなり、前記メモリ手段に書込記録されているファームウェアのプログラムデータにより各種信号処理を行うことを特徴とした付記1記載の内視鏡装置。
1 内視鏡装置
2 電子内視鏡
3 固体撮像素子(CCD)
4 カメラコントロールユニット(CCU)
5 患者回路
7 二次回路
35 拡張コネクタ
41 色処理用拡張基板
42 静止画用拡張基板
43 静止画圧縮/記録用基板
101 PCカードアダプタ
102 メモリカード
103 表示用SDRAM
104 コントローラ
105 マイクロプロセッサ(CPU)
106,111 バスバッファ
107 WORK用SDRAM
108 JPEG専用IC
109,110 バストランシーバー
112 EEPROM
113 アドレスデコーダー
代理人 弁理士 伊藤 進
2 電子内視鏡
3 固体撮像素子(CCD)
4 カメラコントロールユニット(CCU)
5 患者回路
7 二次回路
35 拡張コネクタ
41 色処理用拡張基板
42 静止画用拡張基板
43 静止画圧縮/記録用基板
101 PCカードアダプタ
102 メモリカード
103 表示用SDRAM
104 コントローラ
105 マイクロプロセッサ(CPU)
106,111 バスバッファ
107 WORK用SDRAM
108 JPEG専用IC
109,110 バストランシーバー
112 EEPROM
113 アドレスデコーダー
代理人 弁理士 伊藤 進
Claims (1)
- 内視鏡静止画像データを記録する着脱可能なメモリカード手段と、
ファームウェアであって、前記内視鏡静止画像データの生成処理をする第1のプログラムデータを格納する書換え可能なメモリ手段と、
前記メモリーカード手段に格納された第2のプログラムデータによって前記メモリ手段に格納されている第1のプログラムデータを書き換える書換手段と、
を具備することを特徴とした内視鏡装置。
Priority Applications (1)
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JP2003352904A JP2005111187A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 内視鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003352904A JP2005111187A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 内視鏡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005111187A true JP2005111187A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34543650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003352904A Withdrawn JP2005111187A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | 内視鏡装置 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-10-10 JP JP2003352904A patent/JP2005111187A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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