JP2005110420A - ハーネスプロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 枝線の長さ寸法のバラツキの影響を少なくでき、所定の枝線を所定のインジェクタに容易且つ確実に接続でき、更に枝線が損傷を受けることを防止して品質の向上を図ることができるとともに、インジェクタに対してコネクタにピッチずれがあったとしてもインジェクタへの組み付けが容易で作業性が良好であるハーネスプロテクタを提供すること。
【解決手段】 ハーネスプロテクタ10は、幹線41と、幹線41上で位置が予め定められた複数の分岐部42で幹線41から分岐された、エンジンの所定のインジェクタに給電するための枝線43と、枝線43の端部に配置されたコネクタ44と、を有するインジェクタハーネス40を被覆する。ハーネスプロテクタ10は、幹線41および枝線43を収容し且つ、各分岐部42の間を湾曲部を挟んで連続するアーチ状に繋ぐハーネス収容部11を備え、分岐部42に近接してコネクタ44をそれぞれ配置した構造を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば電子制御式自動車エンジンのインジェクタに電流を供給するインジェクタハーネスを被覆するハーネスプロテクタに関する。
従来のハーネスプロテクタの一例としては、直線状をなして電線が束ねられた幹線の一部から、エンジンの気筒数に対応した数の複数の枝線が枝分かれし、枝分かれした枝線の端部にコネクタがそれぞれ取付けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−274256号公報(第2−3頁、第1図)
上記特許文献1に開示されたハーネスプロテクタでは、幹線から枝分かれした枝線の長さ寸法にバラツキが生じ易い。
また、上記特許文献1に開示されたハーネスプロテクタでは、幹線から気筒毎に枝分かれした枝線が、どのインジェクタに組み付けられるのかが明確ではないため、組付けが煩雑になるばかりか、所定のインジェクタのコネクタに異なる枝線のコネクタを結合させてしまう可能性があり、異なる枝線のコネクタを結合させてしまった場合にはエンジン不調等の不具合が生じる虞がある。
その上、上記特許文献1に開示されたハーネスプロテクタでは、コネクタが枝線に対して揺動され易く、枝線が損傷を受ける可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、枝線の長さ寸法のバラツキの影響を少なくでき、所定の枝線を所定のインジェクタに容易且つ確実に接続でき、更に枝線が損傷を受けることを防止して品質の向上を図ることができるとともに、インジェクタに対してコネクタにピッチずれがあったとしてもインジェクタへの組み付けが容易で作業性が良好であるハーネスプロテクタを提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項1に記載したように、
幹線と、
前記幹線上で位置が予め定められた複数の分岐部で当該幹線から分岐された、エンジンの所定のインジェクタに給電するための枝線と、
前記枝線の端部に配置されたコネクタと、
を有するインジェクタハーネスを被覆するハーネスプロテクタであって、
前記幹線および前記枝線を収容し且つ、前記各分岐部の間を湾曲部または角部を挟んで連続するアーチ状に繋ぐハーネス収容部を備え、前記分岐部に近接して前記コネクタをそれぞれ配置していることを特徴としている。
このように本発明に係るハーネスプロテクタは、その幹線および枝線を収容するハーネス収容部が、各分岐部の間を湾曲部または角部を挟んで連続するアーチ状に繋ぎ且つ、分岐部に近接してコネクタをそれぞれ配置している。従って、枝線を極端に短くすることができる。それにより、枝線の長さ寸法のバラツキの影響を少なくでき、コネクタをインジェクタに対応した所定の位置に容易且つ確実に配置することができる。また、本発明に係るハーネスプロテクタは、インジェクタに対するコネクタのピッチずれを吸収することができる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項2に記載したように、
前記ハーネス収容部が、当該ハーネス収容部の長手方向の三方を囲んで形成された本体と、当該本体の開口部分を覆って前記本体に組み付けられる蓋体と、の内側に形成されることを特徴としている。
このように本体および蓋体により、ハーネス収容部が四方全周を囲まれるため、エンジンルーム内が高温になったとしても、幹線および枝線が、その温度の影響を直接的に受けることがないので、幹線および枝線が温度による損傷を受けないようにすることができる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項3に記載したように、
前記本体が、そのアーチ状部分の可撓性を向上させるための本体側切欠きを有することを特徴としている。
このようなハーネスプロテクタによれば、各分岐部間の距離を本体側切欠きによって容易に調整することができるようになるので、インジェクタに対するコネクタの位置を容易に調整することができる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項4に記載したように、
前記蓋体が、そのアーチ状部分の可撓性を向上させるための、前記本体側切欠きに対応して配置された、蓋体側切欠きを有することを特徴としている。
このようなハーネスプロテクタによれば、各分岐部間の距離を蓋体側切欠きによって容易に調整することができるようになるので、インジェクタに対するコネクタの位置を容易に調整することができる。もちろん、本体側切欠きを有する本体に組み付ければ、両切欠きによって、より可撓し易くなるので、好ましい。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項5に記載したように、
前記本体および前記蓋体が、前記コネクタに当接支持可能なコネクタ連結部を有することを特徴としている。
このようなハーネスプロテクタによれば、特にインジェクタの相手方コネクタとの接続の際にコネクタ連結部にコネクタが当接されて支持されるため、コネクタの揺動が抑えられ、枝線の損傷を防止することができる。よって、枝線の耐久性を保証することができる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項6に記載したように、
前記本体と前記蓋体が、当該本体および当該蓋体を一体的に結合するための係止機構を有することを特徴としている。
このようなハーネスプロテクタによれば、係止機構を介して一体的に結合された本体と蓋体とにより内部にハーネス収容部11を画成する管形状となるため、埃、塵、または水、等といった異物の進入(浸入)を防止してインジェクタハーネスの品質を保証することができる。
本発明によれば、幹線から枝分かれした枝線の長さ寸法にバラツキが生じ易い点、所定のインジェクタのコネクタに異なる枝線のコネクタを結合させてしまう可能性がある点、および枝線が損傷を受ける可能性がある点を解消でき、枝線の長さ寸法のバラツキの影響を少なくでき、所定の枝線を所定のインジェクタに容易且つ確実に接続できるとともに、更に枝線が損傷を受けることを防止して品質の向上を図れるハーネスプロテクタを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るハーネスプロテクタの一実施形態を示す外観斜視図、図2は図1に示すハーネスプロテクタの一部破断平面図、図3は図1に示すハーネスプロテクタの本体単体の外観斜視図、そして図4は図1に示すハーネスプロテクタの蓋体単体の外観斜視図である。
図1〜図4に示すように、本発明の一実施形態であるハーネスプロテクタ10は、幹線41と、幹線41上で位置が予め定められた複数の分岐部42で幹線41から分岐された、エンジンの所定のインジェクタに給電するための枝線43と、枝線43の端部に配置されたコネクタ44と、を有するインジェクタハーネス40を被覆するハーネスプロテクタであって、幹線41および枝線43を収容し且つ、各分岐部42の間を湾曲部を挟んで連続するアーチ状に繋ぐハーネス収容部11を備え、分岐部42に近接してコネクタ44をそれぞれ配置した構造を有している。
また、ハーネス収容部11は、当該ハーネス収容部11の長手方向の三方を囲んで形成された本体12と、本体12の開口部分を覆って本体12に組み付けられる蓋体13と、の内側に配置されている。
また、本体12は、そのアーチ状部分の可撓性を向上させるための本体側切欠き14を有する。
また、蓋体13は、そのアーチ状部分の可撓性を向上させるための、本体側切欠き14に対応して配置された、蓋体側切欠き15を有する。
また、本体12および蓋体13は、コネクタ44に当接支持可能なコネクタ連結部16を有する。
また、本体12と蓋体13が、本体12および蓋体13を一体的に結合するための係止機構17を有する。
このように構成されたハーネスプロテクタ10の詳細について以下に説明する。
ハーネスプロテクタ10は、その本体12と蓋体13とが、例えば合成樹脂、ゴム、ゴムを含有する合成樹脂、等の可撓性があって且つ耐熱性がある高分子材料を素材として成形されており、直列4気筒、またはV型8気筒のエンジンに適用される。
本体12は、幹線41の長手方向(即ち、ハーネス収容部11の長手方向)の三方を包囲するようにハーネス収容部11に沿って形成された(換言すれば、ハーネス収容部11の一部を形成するための)断面視略コ字形状の壁からなる3個の平面視アーチ形状の本体側アーチ部18と、枝線43(即ち、枝線43に対応するハーネス収容部11の一部)の三方を包囲するようにハーネス収容部11に沿って形成された(換言すれば、ハーネス収容部11の一部を形成するための)断面視略コ字形状の壁からなり且つ各本体側アーチ部18の端部に配置された4個の本体側基部19と、本体12の一端部に配置された本体側基部19に一体形成され且つ、幹線41(即ち、ハーネス収容部11の一部)の長手方向の三方を包囲するようにハーネス収容部11に沿って形成された(換言すれば、ハーネス収容部11の一部を形成するための)断面視略コ字形状の壁からなる本体側幹線挿入部20と、を一体に有する。更に、本体12は、3個の本体側アーチ部18の内周側中央の下部にアーチ形状に沿って切除した本体側切欠き14を有する。
蓋体13は、断面視略I字形状を有し、本体12の本体側アーチ部18の開口部を覆うための3個の蓋体側アーチ部21と、本体12の本体側基部19の開口部を覆うための4個の蓋体側基部22と、本体12の本体側幹線挿入部20の開口部を覆うための蓋体側幹線挿入部23と、を一体に有する。更に、蓋体13は、3個の蓋体側アーチ部21の内周側中央に三角形状に切除した蓋体側切欠き15を有する。
ここで、本体側アーチ部18および蓋体側アーチ部21(即ち、ハーネス収容部11)は、湾曲部に代えて、各分岐部42の間を例えば、V字形状、W字形状、等の角部を挟んで連続するアーチ状に繋ぐものとしてもよい。
そして、各本体側基部19と各蓋体側基部22との端部開放部に4個のコネクタ連結部16が形成されており、4個のコネクタ連結部16に4個のコネクタ44が組み付けられている。
コネクタ44は、内部に収容された一対の端子(不図示)が、各枝線43に電気的に接続され、インジェクタ(不図示)に配置されたインジェクタコネクタに嵌合結合されることによって、それら端子が、インジェクタに配置された相手方コネクタに収容された一対の端子に電気的に接続され、エンジンコントロールユニット(不図示)から枝線43に供給されている電流をインジェクタに与えてインジェクタを作動させる。インジェクタは、内部に配置された電磁弁が、加圧されている燃料経路に連通接続されているため、インテークマニホールド(不図示)内に燃料を噴射する。
コネクタ連結部16は、インジェクタの相手方コネクタとの接続の際に、コネクタ44に当接して揺動しないように支持するため、コネクタ44の揺動が抑えられ、よって枝線43の損傷が防止される。従って、枝線43の耐久性を保証することができる。
図2に示すように、ハーネス収容部11は本体12と蓋体13との間に形成された空間であり、このハーネス収容部11に幹線41が本体12の開口部分から挿入される。ハーネス収容部11は、本体12および蓋体13により画成され、幹線41および枝線43の四方全周を囲むように配置されるため、エンジンルーム内が高温になったとしても、幹線41および枝線43が、その温度の影響を直接的に受けることがないので、幹線41および枝線43が温度による損傷を受けないようにすることができる。
幹線41は、各基部19,22近傍のハーネス収容部11内において分岐部42が形成されており、各分岐部42において枝線43が分岐されている。分岐された枝線43は、各基部19,22内に僅かな長さで引き出され、コネクタ連結部16に組み付けられているコネクタ44内で端子に電気的に接続されている。ハーネス収容部11に収容された幹線41は、各分岐部42の間が、本体側アーチ部18と蓋体側アーチ部21に沿ってアーチ状にされており、分岐部42に近接してコネクタ44が配置される。そのため、枝線43を極端に短くすることができる。それにより、枝線43の長さ寸法のバラツキの影響を少なくでき、コネクタ44を所定のインジェクタに対応した所定の位置に容易且つ確実に配置することができる。また、ハーネス収容部11が、各分岐部42の間をアーチ状の湾曲部で繋いでいるため、インジェクタに対するコネクタ44のピッチずれを吸収でき、更にインジェクタが、例えばインテークマニホールド等に埋設されていても、そのインテークマニホールドに干渉することなく、幹線41を配置することができる。このように、ハーネスプロテクタ10は、アーチ状の湾曲部(または角部)といった応力吸収部を備えているため、インジェクタに対してコネクタ44に微微なピッチずれがあったとしても、応力吸収部を撓ませて(つまり、該応力吸収部に応力を吸収させて)各コネクタ44の位置を調整しながら、全てのコネクタ44をインジェクタへ一括して容易に組み付けることが可能であり、またコネクタ44を一つずつインジェクタへ組み付けることも可能である。よって、ハーネスプロテクタ10はインジェクタへ組み付ける際の作業性が非常に良好である。
図3に示すように、本体12は、本体側基部19の側部と、本体側幹線挿入部20の側部と、本体側アーチ部18の中央部外側と、に係止機構17の本体側を構成する12個の係合部24が形成されている。
図4に示すように、蓋体13は、蓋体側基部22の側部と、蓋体側幹線挿入部23の側部と、蓋体側アーチ部21の中央部外側と、に係止機構17の蓋体側を構成する12個の係止部25が形成されている。
本体側切欠き14は3個の本体側アーチ部18の内周側中央部の下部にアーチ状に沿って切除されているため、更に本体12を本体側アーチ部18の内周側に可撓させ易くなり、各分岐部42間の距離を容易に調整することができるので、コネクタ44の位置をインジェクタに対して容易に調整することができる。
その上、蓋体側切欠き15も3個の蓋体側アーチ部21の内周側中央部に三角形状に切除されているため、蓋体13を蓋体側アーチ部21の内周側に可撓させ易くなり、各分岐部42間の距離を容易に調整することができるので、コネクタ44の位置をインジェクタに対して容易に調整することができる。
蓋体13の各係止部25は、蓋体13が本体12を覆ってハーネス収容部11を閉塞する際に、本体12の各係合部24にスナップアクション的に嵌入されて係止されるため、本体12と蓋体13とを一体的に組付けることができる。本体12と蓋体13とは、係止機構17を介して一体的に結合されることによって、内部にハーネス収容部11を画成する管形状となるため、ハーネス収容部11内への埃、塵、または水、等といった異物の進入(浸入)を防止してインジェクタハーネス40の品質を保証することができる。
このようなハーネスプロテクタ10では、分岐部42で分岐され且つ端部にコネクタ44が装着された枝線43を有する幹線41が、蓋体13が組み付けられていない状態の本体12のハーネス収容部11に収められる。そして、蓋体13が本体12に取付けられる際に、蓋体13の各係止部25が、本体12の各係合部24に嵌入係止されることにより、本体12と蓋体13とが一体に結合される。これにより、コネクタ44は、各基部19,22の開放部において、コネクタ連結部16に当接可能に支持される。
ハーネスプロテクタ10は、エンジンのインテークマニホールド上に組み付けられる。コネクタ44は、気筒毎の所定のインジェクタのみに対応するよう各基部19,22の枝線43上に配置されるため、所定のインジェクタコネクタにコネクタ44を確実にしかも容易に装着することができる。
上述したハーネスプロテクタ10によれば、分岐部42に近接してコネクタ44をそれぞれ配置するように幹線41および枝線43を収容するハーネス収容部11が各分岐部42の間をアーチ状の湾曲部で繋ぐ。
従って、枝線43を極端に短くすることができる。それにより、枝線43の長さ寸法のバラツキの影響を少なくでき、コネクタ44をインジェクタに対応した所定の位置に容易且つ確実に配置することができる。また、ハーネス収容部11が各分岐部42の間をアーチ状の湾曲部で繋ぐ形状を有するため、インジェクタに対するコネクタ44のピッチずれを吸収でき、更にインジェクタが、例えばインテークマニホールド等に埋設されていても、そのインテークマニホールドに干渉することなく、幹線41を配置することができる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、本体12と、当該本体12の開口部分を覆って本体12に組み付けられる蓋体13と、により、ハーネス収容部11が四方全周を囲まれるため、エンジンルーム内が高温になったとしても、幹線41および枝線43が、その温度の影響を直接的に受けることがないので、幹線41および枝線43が温度による損傷を受けないようにすることができる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、各分岐部42間の距離(換言すれば、各本体側基部19間の距離および各蓋体側基部22間の距離)を、本体側切欠き14および蓋体側切欠き15の少なくとも一方によって更に容易に調整することができるので、コネクタ44の位置をインジェクタの相手方コネクタに対して容易に調整することができる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、特にインジェクタの相手方コネクタとの接続の際にコネクタ連結部16にコネクタ44が当接されて支持されるため、コネクタ44の揺動が抑えられ、枝線43の損傷を防止することができる。よって、枝線43の耐久性を保証することができる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、係止機構17を介して一体的に結合された本体12と蓋体13とにより内部にハーネス収容部11を画成する管形状となるため、埃、塵、または水、等といった異物の進入(浸入)を防止してインジェクタハーネス40の品質を保証することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形,改良,等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、蓋体の断面形状は、略I字形状に限定されることはなく、本体に組付け可能な略コ字形状にしてもよい。また、本体および蓋体の壁厚(板厚)については、可撓性を考慮して、より薄い方が好ましい。
また、各切欠きの形状は、適宜選択されるので、図示したものに限定されない。そして、切欠きは複数個を連続的に配置してもよい。
また、係止機構については、図示した係止部と係合部とに代えて、フックと突部との組み合わせや、棒と孔との組み合わせを用いてもよい。
本発明に係るハーネスプロテクタの一実施形態を示す外観斜視図である。 図1に示したハーネスプロテクタの一部破断平面図である。 図1に示したハーネスプロテクタの本体単体の外観斜視図である。 図1に示したハーネスプロテクタの蓋体単体の外観斜視図である。
符号の説明
10 ハーネスプロテクタ
11 ハーネス収容部
12 本体
13 蓋体
14 本体側切欠き
15 蓋体側切欠き
16 コネクタ連結部
17 係止機構
24 係合部(係止機構)
25 係止部(係止機構)
41 幹線
42 分岐部
43 枝線
44 コネクタ

Claims (6)

  1. 幹線と、
    前記幹線上で位置が予め定められた複数の分岐部で当該幹線から分岐された、エンジンの所定のインジェクタに給電するための枝線と、
    前記枝線の端部に配置されたコネクタと、
    を有するインジェクタハーネスを被覆するハーネスプロテクタであって、
    前記幹線および前記枝線を収容し且つ、前記各分岐部の間を湾曲部または角部を挟んで連続するアーチ状に繋ぐハーネス収容部を備え、前記分岐部に近接して前記コネクタをそれぞれ配置していることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  2. 前記ハーネス収容部が、当該ハーネス収容部の長手方向の三方を囲んで形成された本体と、当該本体の開口部分を覆って前記本体に組み付けられる蓋体と、の内側に形成されることを特徴とする請求項1に記載したハーネスプロテクタ。
  3. 前記本体が、そのアーチ状部分の可撓性を向上させるための本体側切欠きを有することを特徴とする請求項2に記載したハーネスプロテクタ。
  4. 前記蓋体が、そのアーチ状部分の可撓性を向上させるための、前記本体側切欠きに対応して配置された、蓋体側切欠きを有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載したハーネスプロテクタ。
  5. 前記本体および前記蓋体が、前記コネクタに当接支持可能なコネクタ連結部を有することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載したハーネスプロテクタ。
  6. 前記本体と前記蓋体が、当該本体および当該蓋体を一体的に結合するための係止機構を有することを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載したハーネスプロテクタ。
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