JP2005110419A - ハーネスプロテクタ - Google Patents

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Mitsuharu Suzuki
光治 鈴木
Toshisuke Katsumata
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Abstract

【課題】 所定の枝線を所定の箇所に確実にしかも容易に接続できるようにして組付け性の向上を図ることができるハーネスプロテクタを提供すること。
【解決手段】 ハーネスプロテクタ10は、ハーネス50の幹線51から枝分かれし且つ端部にコネクタ52が配置された枝線53,53を被覆するためのものである。このハーネスプロテクタ10は、内側に枝線収容空間13を有し、枝線収容空間13の長手方向の三方を囲んで形成され、長手方向に並べられた複数のU字底部14の間に複数のスリット15が配置された本体11と、本体11の長手方向の開口部分を覆って本体11に組み付けられる蓋体12と、を備えて、スリット15側に主として曲げ可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハーネスの幹線から枝分かれし且つ端部にコネクタが配置された枝線を被覆するためのハーネスプロテクタに関する。
従来のハーネスプロテクタの一例としては、例えば電子制御式自動車エンジンのインジェクタに電流を供給するインジェクタハーネスを被覆するものであって、樹脂ハウジングに給電ハーネスおよび複数の給電用コネクタを一体に形成し、該樹脂ハウジングを燃料分配管またはエンジンのその他の部材に係止したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなハーネスプロテクタは、樹脂ハウジンングに、外方に延びた取付けステー部が延設されており、各給電用コネクタを各インジェクタの入力用コネクタにそれぞれ結合させた状態で、取付けステー部が管体に固定された取付けステーの他端の取付け部にボルトおよびナットにより締付固定されて、給電ハーネスが燃料分配管に保持されている。
特許2586532号公報(第2−3頁、第1図)
ところで、通常、インジェクタハーネスは、幹線から気筒毎に枝線が枝分かれされてゴム製のチューブ等で覆われ、その枝線の端部にコネクタが取付けられている。そのため、気筒毎のインジェクタのコネクタに対し、所定のコネクタを間違えずに結合させなければならない。しかし、前記チューブは方向性がないため、エンジン製造工程における結合作業時に所定のインジェクタに配置された相手方コネクタに異なるコネクタを結合させてしまう可能性が高く、所定のインジェクタの相手方コネクタに、所定のコネクタを間違えなく結合させるようにできることが組付け性の向上の面から根本的に望まれている。
また、上記のインジェクタハーネスでは、ゴム製のチューブの端部にコネクタが配置されているため、そのコネクタが、コネクタに挿通される枝線の首部に対して揺動され易く、コネクタが枝線の首部に対して揺動され続けることによって、枝線の首部が損傷を受ける虞がある。
また、上記のインジェクタハーネスでは、幹線から枝分かれされた枝線の寸法精度が、幹線において巻かれている電線の巻回数により大きく変動するために高くない。それにより、枝線の寸法精度を向上させることが難しい。
上記特許文献1に開示されたハーネスプロテクタでは、樹脂ハウジングに給電ハーネスおよび複数の給電用コネクタが一体に形成されているため、所定のインジェクタの入力用コネクタに、所定の給電用コネクタを間違えなく結合させるとともに、枝線の首部に損傷を与えることがなく、枝線の寸法精度を向上させることができる。
しかしながら、当該給電用コネクタが、樹脂ハウジング上で移動不能に自由度なく配置される。そのため、気筒毎のインジェクタの入力用コネクタに対して給電用コネクタをそれぞれ結合するに際し、当該複数の給電用コネクタを各入力用コネクタに同時に一度に結合させないと、入力用コネクタ内の端子に給電用コネクタ内の端子を確実に電気的に接続させることができない。よって、インジェクタへの組付けが容易ではなく、入力用コネクタ内の端子に給電用コネクタ内の端子が確実に接続されないと、エンジン不調等の不具合が起こる虞がある。
また、取付けステー部が取付けステーの他端の取付け部に締付固定されることにより、給電ハーネスを一体に形成した樹脂ハウジングが燃料分配管に保持されるため、エンジンの振動や走行中の車両振動が樹脂ハウジングに直接的に伝わり易い。そのとき、その振動が樹脂ハウジングを介して給電コネクタにも伝わるため、インジェクタの入力用コネクタと給電用コネクタとに緩みが生じた場合、入力用コネクタ内の端子と給電用コネクタ内の端子とが接触不良を起こし、上記と同様にしてエンジン不調等の不具合が起こる虞がある。
また、給電用コネクタの位置が、樹脂ハウジング上で移動不能に配置されていて給電コネクタに自由度がないため、インジェクタの位置が、例えばエンジンのインテークマニホールドの側部に斜めに傾斜して配置されているような場合、各給電用コネクタを各入力用コネクタに同時に一度に結合させることが更に難しくなり、組付け作業が煩雑になって工数の増加をまねく虞がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハーネスの幹線から枝分かれし且つ端部にコネクタが配置された枝線を被覆して当該枝線の曲がる方向を規制し、所定の枝線を所定の箇所に確実にしかも容易に接続できるようにして組付け性の向上を図ることができるハーネスプロテクタを提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項1に記載したように、
ハーネスの幹線から枝分かれし且つ端部にコネクタが配置された枝線を被覆するためのハーネスプロテクタであって、
内側に枝線収容空間を有し、当該枝線収容空間の長手方向の三方を囲んで形成され、長手方向に並べられた複数のU字底部の間に複数のスリットが配置された本体と、
前記本体の長手方向の開口部分を覆って当該本体に組み付けられる蓋体と、
を備えて、前記スリット側に主として曲げ可能に構成したことを特徴としている。
このように構成されたハーネスプロテクタにおいては、本体の枝線収容空間内にハーネスの幹線から枝分かれした枝線が収容され、蓋体が本体の開口部分を覆って本体に組み付けられる。そして、このハーネスプロテクタは、本体の複数のU字底部の間に配置された複数のスリット側に主として曲げられる。従って、このハーネスプロテクタにおいては、ハーネスプロテクタによって被覆された枝線が、幹線からコネクタを接続するための所定の相手方コネクタ側に向けて主として一方向に曲げられるため、コネクタを所定の相手方コネクタ側に配置することができる。よって、例えば、従来のような、インジェクタに対して枝線が間違えて接続される、インジェクタへの接続を容易に行なえない、インジェクタに枝線を確実に接続することができない、インジェクタに接続した枝線が接触不良を起こす、という問題を解消できる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項2に記載したように、
前記スリットが、前記本体の片側に配置されていることを特徴としている。
このようにすると、コネクタを接続するための所定の相手方コネクタ側にスリットを向けて本体を配置すれば、本体が相手方コネクタに向けて曲げ易くなるため、コネクタをインジェクタに向け易くなる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項3に記載したように、
前記本体が、反スリット側に、前記スリットに互い違いに配置された切欠きを有することを特徴としている。
このようにすると、スリットおよび切欠きによって本体が長手方向と交差する方向に曲がり易くなる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項4に記載したように、
前記本体と前記蓋体とが、長手方向の一端部に配置されたヒンジにより展開可能に繋げられていることを特徴としている。
このようにすると、ヒンジを介して繋げられた本体と蓋体とが一体構造になるため、一体成形により製造されて単一部品として取り扱うことができる。それによって、本体と蓋体とを別々に製造した場合と比べて、部品管理が増大することがなく、工数の減少を図ることができる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項5に記載したように、
前記本体と前記蓋体には、前記ヒンジに対応した長手方向の一端部に係止機構が配置されていることを特徴としている。
このようにすると、展開されていた本体と蓋体とが閉じられて、係止機構により結合されることによって本体と蓋体との一端部側のみが固定される。そして、他端部側は固定されていないので、本体と蓋体とが相対的にずれるように曲げられても、それを阻止するようなことがなく、スムースな曲げを行なうことができる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項6に記載したように、
前記コネクタ側の端部に、当該コネクタ内に挿通される枝線の首部を支持する枝線支持部を有することを特徴としている。
このようにすると、コネクタ内に挿通される枝線の首部が枝線支持部によって支持されるため、コネクタが枝線の首部に対して揺動することがなくなって、枝線の首部に損傷を与えることがない。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項7に記載したように、
前記ハーネスの前記幹線が幹線プロテクタにより被覆され、前記本体が、当該幹線プロテクタ側に、前記幹線プロテクタに係合される係合部を有することを特徴としている。
このようにすると、本体の係合部が、幹線プロテクタに係合されることによって、本体が幹線プロテクタに連結される。それにより、本体が幹線プロテクタに曲げ可能にして離脱不能に結合されるため、幹線プロテクタから本体を離脱しないように保持することができる。
また、本発明に係るハーネスプロテクタは、請求項8に記載したように、
前記係合側の端部に、蛇腹状の補助曲げ部を有することを特徴としている。
このようにすると、係合部が幹線プロテクタに結合された本体が、補助曲げ部の所で曲げられる。それにより、スリットの所で曲げられる本体に加えて、補助曲げ部が、その曲げを助長して、よりスムースに曲がるようにすることができる。
本発明によれば、例えば、従来のような、インジェクタに対して枝線が間違えて接続される、インジェクタへの接続を容易に行なえない、インジェクタに枝線を確実に接続することができない、インジェクタに接続した枝線が接触不良を起こす、という問題を解消でき、所定の枝線を所定の箇所に確実にしかも容易に接続できるようにして組付け性の向上を図ることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るハーネスプロテクタの一実施形態を示す使用状態の外観斜視図、図2は図1に示すハーネスプロテクタの展開状態の外観斜視図、図3は図1に示すハーネスプロテクタの組立状態の外観斜視図、図4は図3のA−A矢視断面図、図5は図3のB−B矢視断面図、そして図6は本発明に係るハーネスプロテクタの変形例を示す使用状態の外観斜視図である。
図1〜図5に示すように、本発明の一実施形態であるハーネスプロテクタ10は、エンジンのインジェクタ(不図示)に給電するためのインジェクタハーネス50の幹線51から枝分かれし且つ端部にコネクタ52が配置された枝線53,53を被覆するためのハーネスプロテクタであって、内側に枝線収容空間13を有し、枝線収容空間13の長手方向の三方を囲んで形成され、長手方向に並べられた9個のU字底部14の間に8個のスリット15が配置された本体11と、本体11の長手方向の開口部分を覆って本体11に組み付けられる蓋体12と、を備えて、スリット15側に主として曲げ可能に構成されている。
このように構成されたハーネスプロテクタ10の詳細について以下に説明する。
ハーネスプロテクタ10は、その本体11と蓋体12とが、例えば合成樹脂、ゴム、ゴムを含有する合成樹脂、等の可撓性があって且つ耐熱性がある高分子材料を素材として成形されている。
本体11は、枝線53,53の長手方向(即ち、枝線収容空間13の長手方向)の三方を包囲するように枝線収容空間13に沿って形成された(換言すれば、枝線収容空間13のを形成するための)断面視U字形状の壁からなり、本体11の長手方向に並んだ9個のU字底部14の間に8個のスリット15が形成されている。
本体11は、長手方向の一端部に、コネクタ52に連結されるコネクタ連結部16の本体11側を構成する本体側コネクタ連結部17を有し、長手方向の他端部に、幹線プロテクタ60に形成された連結部61に係合される係合部18を有する。また、本体11は、係合部18側に、蛇腹状の補助曲げ部19を有する。係合部18は、幹線プロテクタ60に係合されることによって、本体11および蓋体12を幹線プロテクタ60に対して回動可能に連結し且つ本体11および蓋体12が幹線プロテクタ60に対して離脱しないようにし、本体11および蓋体12が補助曲げ部19の所で曲げ可能となるように保持する。
また、本体11および蓋体12は、本体11のスリット15が幹線プロテクタ60に収容されている幹線51の長手方向左側(即ち、図1中左方)に向くように配置され且つ他端部の係合部18が幹線プロテクタ60に組み付けられることによって、インジェクタ(不図示だが、図1中コネクタ52より左側に配置されるものとして想定してもらいたい。)に向けて主として一方向に、より多く曲げられ、コネクタ52を所定のインジェクタに配置された相手方コネクタ(不図示)に接続させることができる。
また、本体11および蓋体12は、本体11の係合部18が幹線プロテクタ60に組み付けられた状態で、その他端部が、補助曲げ部19の所で幹線51に対し予め定められた方向に曲げられるため、スリット15の所で曲げられる本体11に加えて、補助曲げ部19が、その曲げを助長して、よりスムースに曲がるようにすることができる。
コネクタ52は、インジェクタの相手方コネクタに嵌合結合されることによって、内部に収容された一対の端子(不図示)が、相手方コネクタに収容された一対の端子に電気的に接続され、エンジンコントロールユニット(不図示)から枝線53,53に供給されている電流をインジェクタに与えてインジェクタを作動させる。インジェクタは、内部に配置された電磁弁が、加圧されている燃料経路に連通接続されているため、インテークマニホールド(不図示)内に燃料を噴射する。
図2に示すように、展開状態にある本体11と蓋体12とにおいて、本体側コネクタ連結部17は、コネクタ52に対応して幅広に形成されており、本体側コネクタ連結部17の一方の側部に、係止機構20の本体11側を構成する係止突起21を有する。また、本体側コネクタ連結部17の端部には、枝線支持部22の本体11側を構成する本体側支持面23が形成されている。そして、本体側コネクタ連結部17の他方の側部には、ヒンジ24の一端部が連結されている。この展開状態において枝線収容空間13内に枝線53,53が収められる。
係合部18は半円の板形状に形成されているため、幹線プロテクタ60の連結部61に係合した状態で、本体11および蓋体12を幹線プロテクタ60に対して僅かに回動させて幹線プロテクタ60に対するスリット15の位置を変更させることができる。本体11および蓋体12は、ヒンジ24を介して繋げられた一体構造を有し、一体成形により製造される単一部品として取り扱うことができるので、本体と蓋体とを別々に製造した場合と比べて、部品管理が増大することがなく、工数の減少を図ることができる。
断面視I字形状を有する蓋体12は、本体11の枝線収容空間13を覆うための比較的薄肉の板状に形成された板部25を有し、板部25の長手方向の一端部にコネクタ連結部16の蓋体12側を構成する蓋体側コネクタ連結部26を有する。また、蓋体側コネクタ連結部26の一方の側部が、ヒンジ24の他端部に連結されており、蓋体側コネクタ連結部26の他方の側部に、係止機構20の蓋体12側を構成する突起受け部27が形成されている。そして、蓋体側コネクタ連結部26の端部には、枝線支持部22の蓋体12側を構成する蓋体側支持面28が形成されている。また、蓋体12は、枝線収容空間13の長手方向に沿って、一対のリブ29,29が突出形成されている。
図3に示すように、ヒンジ24を中心に回動して蓋体12と本体11とを閉じると、板部25が枝線収容空間13を閉塞して配置され、突起受け部27が係止突起21にスナップアクション的に嵌合されることによって、蓋体側コネクタ連結部26と本体側コネクタ連結部17とが合わされたコネクタ連結部16が形成される。このとき、係止機構20により結合されることによって本体11と蓋体12とのコネクタ連結部16側の一端部側のみが固定され、これに対して、他端部側は固定されないので、本体11と蓋体12とが相対的にずれるように曲げされても、それを阻止するようなことがなく、スムースな曲げを行なうことができる。
また、ヒンジ24を中心に回動して蓋体12と本体11とを閉じることにより、蓋体側支持面28と本体側支持面23とで一対の丸孔状をなす枝線支持部22が形成される。コネクタ連結部16はコネクタ52の端面に密着して配置される。そして、枝線支持部22は、コネクタ52の端面に密着したコネクタ連結部16上でコネクタ52内に挿通される枝線53,53の首部を挟持するため、コネクタ52が枝線53,53の首部に対して揺動することがなくなって、枝線53,53の首部に損傷を与えないようにできる。このとき、ハーネスプロテクタ10は、コネクタ連結部16がコネクタ52の端面に密着して配置され、本体11の係合部18が幹線プロテクタ60に係合されることにより、幹線51から枝分かれされた枝線53,53の長さ寸法を、ハーネスプロテクタ10の長さでもって設定することができるため、枝線53,53の寸法精度を向上させることができる。
図4に示すように、ハーネスプロテクタ10は、そのスリット15が、断面視U字形状をなす本体11の底面から略半分の高さに亘って切除するように形成されており、蓋体12の板部25が、本体11の切除されていない残りの部分と同一平面上に配置されているため、スリット15の所で(図4中では下方向に)主として、より多く曲がるようになっている。
図5に示すように、ハーネスプロテクタ10は、断面視U字形状をなす本体11のU字底部14と、蓋体12の板部25とが、枝線53,53の全周を覆って配置される。そのため、エンジルーム内が高温になったとしても、その温度を枝線53,53に直接与えないようにすることができる。
幹線プロテクタ60は、そのヒンジ62を介して展開状態にあるときに幹線プロテクタ60内に収容された幹線51から枝分かれした気筒毎の枝線53,53がハーネスプロテクタ10の本体11の枝線収容空間13内に収容され、そしてハーネスプロテクタ10の本体11に蓋体12が係止結合されてから閉じられる。幹線プロテクタ60が閉じられることにより、係合部18が幹線プロテクタ60の連結部61に連結され、枝線53,53の先端部に配置される端子(不図示)がコネクタ52内に収容されてコネクタ52がコネクタ連結部16に連結される。このとき、ハーネスプロテクタ10が係合部18を介して回動されることにより、図1中左方に向けてスリット15が配置され、補助曲げ部19により、幹線51(幹線プロテクタ60)の長手方向に沿ってハーネスプロテクタ10の長手方向と交差する方向に予め定められた角度をもって本体11および蓋体12が配置される。
幹線プロテクタ60は、エンジンのカムカバーの側部やインテークマニホールド上に組み付けられる。そして、ハーネスプロテクタ10が、スリット方向に、図1中左方に向けて曲げられることにより、コネクタ52が所定のインジェクタの近傍に配置され、所定のインジェクタの近傍に配置されているコネクタ52が、該インジェクタの相手方コネクタに結合される。
このように、ハーネスプロテクタ10がスリット側に主として曲げられることにより、コネクタ52を所定の相手方コネクタ側に配置することができるため、所定の相手方コネクタに対して所定の枝線のコネクタを間違えなく結合させることができるとともに、相手方コネクタへの結合を容易に行なうことができ、相手方コネクタに枝線のコネクタを確実に接続することができる。また、相手方コネクタに枝線のコネクタを確実に結合させることができるので、接触不良が起こらない。
上述したハーネスプロテクタ10によれば、ハーネスプロテクタ10によって被覆された枝線53,53が、幹線51からインジェクタに向けて主として一方向に曲げられるため(即ち、本体11がその長手方向と交差する一方向に曲げられるため)、コネクタ52を所定のインジェクタ側に配置させることができる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、スリット15をインジェクタ側に向けて本体を配置すれば、本体11がインジェクタに向けて曲げ易くなるため、コネクタ52をインジェクタに向け易くなる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、ヒンジ24を介して繋げられた本体11と蓋体12とが一体構造になるため、一体成形により製造されて単一部品として取り扱うことができる。それによって、本体11と蓋体12とを別々に製造した場合と比べて、部品管理が増大することがなく、工数の減少を図ることができる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、展開されていた本体11と蓋体12とが閉じられて、係止機構20により結合されることによって本体11と蓋体12との一端部側のみが固定される。そして、他端部側は固定されていないので、本体11と蓋体12とが相対的にずれるように曲げされても、それを阻止するようなことがなく、スムースな曲げを行なうことができる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、コネクタ52内に挿通される枝線53,53の首部が枝線支持部22によって支持されるため、コネクタ52が枝線53,53の首部に対して揺動することがなくなって、枝線53,53の首部に損傷を与えることがない。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、本体11の係合部18が、幹線プロテクタ60に係合されることによって、本体11が幹線プロテクタ60に連結される。それにより、本体11が幹線プロテクタ60に曲げ可能にして離脱不能に結合されるため、幹線プロテクタ60から本体11を離脱しないように保持することができる。
また、上述したハーネスプロテクタ10によれば、係合部18が幹線プロテクタ60に結合された本体11が、補助曲げ部19の所で曲げられる。それにより、スリット15の所で曲げられる本体11に加えて、補助曲げ部19が、その曲げを助長して、よりスムースに曲がるようにすることができる。
図6に示すように、本発明に係るハーネスプロテクタの変形例であるハーネスプロテクタ30は、9個の複数のU字底部14の間に8個の複数のスリット15が形成された本体11の反スリット側の開口部端面に、スリット15に対して互い違いに7個ずつの複数の切欠き31が配置されている。
切欠き31は、本体11を反スリット側(即ち、スリット15とは反対側)である板部25側へ曲がり易くするため、スリット15および切欠き31によって、本体11がその長手方向と交差する方向(即ち、図6中では左方向および右方向)に曲がり易くなる。この場合、スリット15を本体11の右側に、切欠き31を本体11の左側に向けて設けてもよい。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形,改良,等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、本発明は、上述したインジェクタハーネスに係る実施形態に限定されるものではなく、所定の枝線を所定の箇所に確実にしかも容易に接続できるようにし、それにより組付け性の向上を図ることができるハーネスプロテクタに向けられていることは言うまでもない。
例えば、蓋体の断面形状は、I字形状に限定されることはなく、本体に組付け可能なU字形状にしてもよい。
また、スリットの数については、ハーネスプロテクタの長さ、その曲げ許容角度、等を考慮して選択決定される。
本発明に係るハーネスプロテクタの一実施形態を示す使用状態の外観斜視図である。 図1に示したハーネスプロテクタの展開状態の外観斜視図である。 図1に示したハーネスプロテクタの組立状態の外観斜視図である。 図3のA−A矢視断面図である。 図3のB−B矢視断面図である。 本発明に係るハーネスプロテクタの変形例を示す使用状態の外観斜視図である。
符号の説明
10 ハーネスプロテクタ
11 本体
12 蓋体
13 枝線収容空間
14 U字底部
15 スリット
18 係合部
19 補助曲げ部
20 係止機構
21 係止突起(係止機構)
22 枝線支持部
23 本体側支持面(枝線支持部)
24 ヒンジ
27 突起受け部(係止機構)
28 蓋体側支持面(枝線支持部)
31 切欠き
50 インジェクタハーネス
51 幹線
52 コネクタ
533 枝線
60 幹線プロテクタ

Claims (8)

  1. ハーネスの幹線から枝分かれし且つ端部にコネクタが配置された枝線を被覆するためのハーネスプロテクタであって、
    内側に枝線収容空間を有し、当該枝線収容空間の長手方向の三方を囲んで形成され、長手方向に並べられた複数のU字底部の間に複数のスリットが配置された本体と、
    前記本体の長手方向の開口部分を覆って当該本体に組み付けられる蓋体と、
    を備えて、前記スリット側に主として曲げ可能に構成したことを特徴とするハーネスプロテクタ。
  2. 前記スリットが、前記本体の片側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載したハーネスプロテクタ。
  3. 前記本体が、反スリット側に、前記スリットに互い違いに配置された切欠きを有することを特徴とする請求項1に記載したハーネスプロテクタ。
  4. 前記本体と前記蓋体とが、長手方向の一端部に配置されたヒンジにより展開可能に繋げられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載したハーネスプロテクタ。
  5. 前記本体と前記蓋体には、前記ヒンジに対応した長手方向の一端部に係止機構が配置されていることを特徴とする請求項4に記載したハーネスプロテクタ。
  6. 前記コネクタ側の端部に、当該コネクタ内に挿通される枝線の首部を支持する枝線支持部を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載したハーネスプロテクタ。
  7. 前記ハーネスの前記幹線が幹線プロテクタにより被覆され、前記本体が、当該幹線プロテクタ側に、前記幹線プロテクタに係合される係合部を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載したハーネスプロテクタ。
  8. 前記係合部側の端部に、蛇腹状の補助曲げ部を有することを特徴とする請求項7に記載したハーネスプロテクタ。
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