以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、システムの全体構成図である。
スキャナ機能及びプリンタ機能を備えた画像形成装置Aと外部機器としてのPC(パーソナルコンピュータPCの略)等のホストコンピュータからのプリントデータをLAN(ローカルエリアネットワークの略)及びパラレルI/F(インタフェースの略)を通じて出力できるシステム構成を示している。
図2は、図1のシステムに接続されている画像形成装置Aの一実施形態を示す構成図である。
自動原稿送り装置(以下、ADFという)にある、原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のスタートキー[スタート]34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。
読み取りユニット(読み取り手段)50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像情報(原稿情報)を読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。
さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿があることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はモータ30によって駆動される。
第1トレイ8、第2トレイ9,第3トレイ10に積載された転写紙(記録媒体)は、各々、第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。
読み取りユニット(読み取り手段)50にて読み込まれた原稿の画像データ(原稿情報)は、書き込みユニット57からのレーザーによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。
そして、転写紙(記録媒体)は、プリンタエンジン(印刷手段)の感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、プリンタエンジン(印刷手段)の定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ローラ19によって搬送された転写紙(記録媒体)を、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向に導くことができる。
切り替え板101を上に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙することができる。
また、切り替え板101を下方向に切り替えることで、搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108に搬送することができる。
ステープル台108に積載された転写紙(記録媒体)は、一枚排紙される毎に紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了とともにステープラ106によって綴じられる。
ステープラ106で綴じられた転写紙(記録媒体)群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ104は、原稿毎、あるいは、画像メモリー(蓄積手段)66によってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
転写紙(記録媒体)の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙(記録媒体)を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えのための分岐爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット111にストックする。
その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙(記録媒体)は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えのための分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。このように転写紙(記録媒体)の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
図3は、図2の画像形成装置に設けられている操作部30の構成図である。
操作部30は、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、スタートキー[スタート]34、モードクリアキー35、テスト印刷キー[印刷]200があり、液晶タッチパネル31には、機能キー37、部数、及び画像形成装置Aの状態を示すメッセージなどが表示される。
テスト印刷キー200は、設定されている印刷部数に関わらず1部だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。
また、キー39は、コピー機能、プリンタ機能、蓄積コピー機能を切り替えるキーである。
コピー機能は、スキャナで読み取った画像の情報(原稿情報)を転写紙(記録媒体)に指定された動作で複写する機能である。
プリンタ機能は、外部からLAN及びパラレルI/F等で接続され、外部からの画像情報(原稿情報)を蓄積して、機械の操作でプリントできる機能である。
蓄積コピー機能とは、スキャナで読み取った画像や、外部からの画像データを蓄積して、機械の操作でプリントできる機能である。
図4は、操作部30の液晶タッチパネル31の一表示形態を示した図であって、同図(a)は、コピー機能を選択設定する表示画面であり、同図(b)は、プリンタ機能用の操作表示画面であり、同図(c)は、蓄積コピー機能用の操作画面である。
オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。
また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれば変倍値等)は、キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用しているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
図4(a)に示すように、図3において左上は、「コピーできます」「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリア、その右は、セットした枚数を表示するコピー枚数表示部、その下は画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー、転写紙(記録媒体)を自動的に選択する自動用紙選択キー、コピーを一部ずつページ順に揃える処理を指定するソートキー[ソート]、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー[スタック]、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、倍率を等倍にセットする等倍キー[等倍]、拡大/縮小倍率をセットする変倍キー[変倍]、両面モードを設定する両面キー[両面]、綴じ代モード等を設定する消去/移動キー[消去/移動]、スタンプや日付やページ等の印字を設定する印字キー[印字]である。なお、図4(a)〜(c)において、選択されているモードはキーが網掛け表示されている。
図4(b)に示すように、印刷要求の許可を設定するオンライン/オフラインキー[オンライン],[オフライン]、データイン状態で排出されていない画像を強制排出する強制排出キー[強制排出]、画像情報(原稿情報)のデータ入力状態を示すデータインキー[データイン]、転写紙(記録媒体)のセット状況を知らせるキー[A4],[A4R],[A3],[B5]がある。
図5は、操作部30の液晶タッチパネル31の一表示形態を示した図であって、同図(a)は、蓄積コピー機能用の操作表示画面であり、同図(b)は、蓄積コピー機能用の操作表示画面であり、同図(c)は、ファイルを削除する場合の削除ファイルを選択する画面である。
転送された画像のユーザ名、ファイル名、ページ数、登録時刻が表示される。網掛け表示部は出力指定されたファイルを示し、順の項目はその印刷順を示している。個々の出力指定は複数設定可能で設定順に出力を行う。
印刷キー[印刷]は、設定したファイルを印刷する画面(図5(a))へ移行させるためのキーである。
読み取りキー[読み取り]は、スキャナから画像を蓄積させるための画面に移行するためのキーである。
取り消しキー[取消]は、出力のために設定したファイル選択を解除するためのキーである。
上下キー[↑↓]は、ファイル数が一度に表示できるファイル数を越えた場合に、画面をスクロールするためのキーである。
削除キー[削除]は選択ファイルを削除するためのキーである。
図5(a)に示すように、出力条件を設定し、コピー動作を印字キー[印字]にて開始できる。複数のファイルを設定した場合は設定順につながったひとかたまりの画像群として処理される。よって、ステープルのモード設定をすると、ファイル毎ではなく、全画像に対してステープルされる。
図5(b)に示すように、各モードを設定し、スタートキー[スタート]にて読み込み動作が開始される。このファイルのユーザ名、ファイル名は、自動的に表示のように設定される。ファイルが複数ある場合はファイル名を区別できるようにネーミングされる。読み込み終了キーで読み込み動作が終了し、ファイルが閉じられる。
図5(c)に示すように、削除ファイルを選択する画面は、印刷する場合のファイル選択と画面を兼用し、選択後、印刷キー[印刷]を押下するか、削除キー[削除]を押下するかで、選択したファイルの処理を切り替えている。削除キー[削除]を押下すると、図6(a)の画面に移行する。
図6は、操作部30の液晶タッチパネル31の一表示形態を示した図であって、同図(a)は、削除キー[削除]を押下した後に削除処理を確認する表示画面であり、同図(b)は、削除処理を実行した後の表示画面であり、同図(c)は、原稿読み取り動作時に、読み取った画像の情報(原稿情報)の印刷を制限するための表示画面である。
図6(a)に示すように、この画面の中で了解キー[YES]を押下すると、指定されたファイルの画像情報を削除する。この時、図6(b)に移行する。
非了解キー[NO]を押下すると指定されたファイルの削除を中止し、図5(c)のファイル選択されていない画面に戻る。
図6(b)は、削除処理を実行した後の画面である。削除されたファイルの情報はなくなり、削除ファイル(画像)の削除をキャンセルするためのキーとして、削除キー[削除]の代わりに復活キー[復活]が表示される。
この復活キー[復活]は、このキーが表示されている期間にこの復活キー[復活]を押下すると、直前に削除されたファイルを復活させ、再度印刷できる状態に戻すことができる。
復活機能としては、削除時に実際の画像情報を削除せず、削除したことを記憶することにより、復活を容易にすることができる。この場合、新たなファイル蓄積処理まで全体の画像記憶容量を増やすことなく、復活処理が容易になる。
新たな蓄積後も復活可能とするためには、復活用のメモリを別途用意する必要があり、用意しない場合には、新たな蓄積時に画像情報(原稿情報)が上書きされてしまう。
図6(c)に示すように、原稿読み取り動作時に、読み取った画像の情報(原稿情報)の印刷を制限するためにその印刷にパスワードをつけて、印刷動作を制限することができる。一旦蓄積させ、印刷動作をするために読み込み画像を印刷することが可能となる。
本実施形態では、セキュリティ上の問題を解決するために、パスワードを読み込み時につけて、印刷時にそのパスワードを入力しないと印刷できないようにしている。
読み込み時のパスワード入力を実現している画面が図6(c)で、印刷動作開始前にパスワードデータを入力しておくとそのパスワードデータが有効になる。パスワードを入力しないで読み込み動作を実行すると、パスワード管理されない。
図7(a)は、操作部30の液晶タッチパネル31のパスワード入力時の一表示形態を示した図であって、印刷時のパスワードが設定されているファイルに対する印刷及び削除指定選択時にパスワードの入力を促す表示画面を示している。
図7(a)に示すように、パスワードを入力すると、選択画面表示に戻りそのファイルが反転し選択される。パスワードの入力が一致しないときはファイル選択をせず、リスト画面に戻る。パスワードについては、外部からの画像蓄積時もパスワード情報が付加されていれば、印刷時は同様な処理を行う。このときは、外部ホストコンピュータ側のドライバ等で、パスワード入力できるようにする必要がある。
図7(b)は、操作部30の液晶タッチパネル31の一表示形態を示した図であって、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態であることを表示し、ファイルの途中まで蓄積できた原稿情報を保持する制御時の画面である。
このとき、メインコントローラ(制御手段)20は、データ蓄積許容量の満杯状態を検知したことを満杯検知手段を用いて検出した場合、図7(b)に示すように、ファイルの途中まで蓄積できた原稿情報を保持するか否かのメッセージ([これまでに読み取った画像の情報(原稿情報)を登録しますか?]/[はい]/[いいえ])を液晶タッチパネル31上に表示する制御を実行し、登録する処理が選択された場合([はい]が押下された場合)に画像メモリー(蓄積手段)66が実行している画像情報の入力動作を中止する制御を実行する。
図8は、操作部30の液晶タッチパネル31の一表示形態を示した図であって、同図(a)は、ファイルの途中まで蓄積できた原稿情報を破棄する制御時の画面であり、同図(b)は、蓄積日時が最も古いファイルを削除する制御時の表示画面であり、同図(c)は、印刷手段における印刷済みのファイルを優先して削除する制御時の表示画面である。
メインコントローラ(制御手段)20は、図8(a)に示すように、ファイルの途中まで蓄積できた原稿情報を破棄する制御を実行すると同時に、画像メモリー(蓄積手段)66が実行している画像情報の入力動作を中止する制御を実行することができる。
また、メインコントローラ(制御手段)20は、図8(b)に示すように、蓄積日時が最も古いファイル(具体的には、REPORT1というファイル)から順にあらかじめソートしてから、画像メモリー(蓄積情報)66が満杯であることを表示し、ファイルの原稿情報を削除する制御を実行すると共に、画像メモリー(蓄積手段)66が実行している画像情報の入力動作を継続する制御を選択することもできる。
さらに、メインコントローラ(制御手段)20は、図8(c)に示すように、印刷手段における印刷済みのファイル(具体的には、TEST01というファイル)を優先して蓄積日時の古い順にあらかじめソートしてから、画像メモリー(蓄積情報)66が満杯であることを表示し、ファイルの原稿情報を削除する制御を実行することもできる。
次に、図2を用いて、本発明における画像読み取り手段、及び画像を記録面上に潜像形成するまでの動作を説明する。
ここで潜像とは、感光体15面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
読み取りユニット(読み取り手段)50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等で構成されている。
露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。
原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53及びCCDイメージセンサ54を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定した倍率に対応してレンズ53及びCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。
レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体15面上に集光結像する。
偏光されたレーザ光は感光体15が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体15の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体15面上に画像(静電潜像)が形成される。
上述のように、プリンタエンジン(印刷手段)の書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザ光を照射される位置に、主走査同期信号(後述する主走査同期信号/LSYNC)を発生するビームセンサが配置されている。
この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、及び後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
本実施形態における画像処理部(画像読み取り部と画像書き込み部)の構成について、図2及び図10を用いて説明する。図10は、メモリーコントローラ(満杯検知手段)65とこれに接続されている各種のデバイスの動作を説明するための機能ブロック図である。
露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ54にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ61にてディジタル信号に変換する。
A/Dコンバータ61にてディジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正手段62によるシェーディング補正処理がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、及びγ補正(ガンマ補正)等が成されて第1印字合成手段72に出力される。
CPU(制御手段)68から出力される画像信号(アドレスと画像情報(原稿情報))は、印字イメージデータ発生装置74に出力される。
印字イメージデータ発生装置74は、受け取った画像信号(アドレスと画像情報(原稿情報))から印字イメージを作成して第1印字合成手段72に出力している。
セレクタ64では、第1印字合成手段72から出力される画像信号、外部画像入出力手段75(例えば、スキャナプリンタ)から出力される画像信号の、これらの送り先である第2印字合成手段73又はメモリーコントローラ(満杯検知手段)65への切り替えが行われる。
第2印字合成手段73から変倍部71を経由した画像信号は変倍部71において設定されている変倍率に合わせて拡大縮小され、書き込みユニット57に送られる。
メモリーコントローラ(満杯検知手段)65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。
図2には特に明示していないが、画像処理部(IPU、制御手段)49は、読み取り部50から入力される画像情報(原稿情報)以外にも、外部機器から供給される画像情報(原稿情報)(例えばパーソナルコンピュータPC等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有している。
メモリーコントローラ(満杯検知手段)65等への設定や、読み取り部50及び書き込み部57の制御を行うCPU(制御手段)68、及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。更にCPU(制御手段)68は、メモリーコントローラ(満杯検知手段)65を介して、画像メモリー(蓄積手段)66のデータの書き込み、読み出しが行える。
ここで、図12を用いて、セレクタ64における1ページ分の画像信号について説明する。図12は、セレクタ64における1ページ分の画像信号のタイミングチャートである。
フレームゲート信号/FGATEは、1ページの画像情報(原稿情報)の副操作方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。
主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、ラインゲート信号/LGATEである。これらの信号は、画素同期信号VCLKに同期しており、画素同期信号VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られている。
画像処理部(IPU)49は、画像入力、出力それぞれに対して別個のフレームゲート信号/FGATE、主走査同期信号/LSYNC、ラインゲート信号/LGATE、画素同期信号VCLKの発生機構を有しており、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
図9は、メインコントローラ(制御手段)20を中心とする制御装置の機能ブロック図である。
メインコントローラ(制御手段)20は画像形成装置Aの全体を制御する。メインコントローラ(制御手段)20には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリー(蓄積手段)66に書き込む制御、画像メモリー(蓄積手段)66からの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1等の分散制御装置が接続されている。
各分散制御装置とメインコントローラ(制御手段)20は必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている。
また、紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ(例えば、図9に示す、中間クラッチ21、第1給紙クラッチ22、第2給紙クラッチ23、第3給紙クラッチ24)も接続されている。
プリンタコントローラ(印字手段)40は、外部からの画像及びプリント指示するコマンドを解析し、画像情報(原稿情報)として、印刷できる状態にビットマップ展開し、印刷モードをコマンドから解析し動作を決定している。
その画像及びコマンドをLANコントロール及びパラレルI/Fコントロールを通じて受信し動作するために、LANコントロール部411とパラレルI/F部412が機能している。
図10は、メモリーコントローラ(満杯検知手段)65とこれに接続されている各種のデバイスの動作を説明するための機能ブロック図である。図11は、図10におけるメモリーコントローラ(満杯検知手段)65と画像メモリー(蓄積手段)66の詳細を説明するための機能ブロック図である。
図11を用いて、図10におけるメモリーコントローラ(満杯検知手段)65と、画像メモリー(蓄積手段)66の詳細を説明する。
メモリーコントローラ(満杯検知手段)65は、入力データセレクタ101、画像合成手段102、1次圧縮/伸長手段103、出力データセレクタ104、2次圧縮/伸長手段105が実行する2次圧縮/伸長処理のブロックを有している。
各ブロックへの制御データの設定はCPU(制御手段)68より行われる。図2におけるアドレス、データは画像情報(原稿情報)を示しており、CPU(制御手段)68に接続されるデータ、アドレスは図示していない。
画像メモリー(蓄積手段)66は、1次及び2次記憶装置(蓄積手段)106,107からなる。1次記憶装置(蓄積手段)106は、入力画像情報(原稿情報)の転送速度に略同期してメモリへのデータ書き込み、または画像出力時のメモリからのデータ読み出しが高速に行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。
また、1次記憶装置(蓄積手段)106は、処理を行う画像情報(原稿情報)の大きさにより複数のエリアに分割して画像情報(原稿情報)の入出力を同時に実行可能な構成(メモリーコントローラ(満杯検知手段)65とのインタフェース部)をとっている。
各分割したエリアに画像情報(原稿情報)の入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするために、メモリーコントローラ(満杯検知手段)65とのインタフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
2次記憶装置(蓄積手段)107は、入力された画像の合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく大容量のメモリである。
1次及び2次記憶装置(蓄積手段)106,107とも、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別なくデータの処理が行え、制御も比較的簡単になるが、DRAM等の素子は高価なため、2次記憶装置にはアクセス速度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理を1次記憶装置を介して行う構成になっている。
上述のような画像メモリー(蓄積手段)66の構成を採用することにより、大量の画像情報(原稿情報)の入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装置Aを安価、かつ比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
次に、メモリーコントローラ(満杯検知手段)65の動作の概略を説明する。
<1>画像入力(画像メモリー(蓄積手段)66への保存)
入力データセレクタ101は複数のデータの内から、画像メモリー(蓄積手段)66(1次記憶装置(蓄積手段)106)への書き込みを行う画像情報(原稿情報)の選択を行う。
入力データセレクタ101によって選択された画像情報(原稿情報)は、画像合成手段102に供給され、既に画像メモリー(蓄積手段)66に保存されているデータとの合成を行う。
画像合成手段102によって処理された画像情報(原稿情報)は、1次圧縮/伸長手段103によりデータを圧縮し、圧縮後のデータを1次記憶装置(蓄積手段)106に書き込む。
1次記憶装置(蓄積手段)106に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長手段105が実行する2次圧縮/伸長処理で更に圧縮を行った後に2次記憶装置(蓄積手段)107に保存される。
<2>画像出力(画像メモリー(蓄積手段)66からの読み出し)
画像出力時は、1次記憶装置(蓄積手段)106に記憶されている画像情報(原稿情報)の読み出しを行う。出力対象となる画像情報が1次記憶装置(蓄積手段)106に格納されている場合には、1次圧縮/伸長手段103で1次記憶装置(蓄積手段)106の画像情報(原稿情報)の伸長を行い、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力データとの画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ104で選択し、出力する。
画像合成手段102は、1次記憶装置(蓄積手段)106のデータと、入力データとの合成(画像情報(原稿情報)の位相調整機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像出力、1次記憶装置(蓄積手段)106へのライトバック、両方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行う。
出力対象となる画像が1次記憶装置(蓄積手段)106に格納されていない場合には、2次記憶装置(蓄積手段)107に格納されている出力対象画像情報(原稿情報)を2次圧縮/伸長手段105が実行する2次圧縮/伸長処理で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置(蓄積手段)106に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
図13は、ホストコンピュータ側からコマンドを受信した際のコマンド処理を説明するためのフローチャートである。
まずコマンド処理(ステップS1300)の実行時にプリンタファイル登録開始コマンドを受け取ると、画像情報を蓄積するための初期化処理を行い、ファイル登録状態へ移行し(ステップS1301のY→ステップS1310)、ファイル登録処理(ステップS1310)、プリンタファイル登録処理(ステップS1311)、プリンタ登録管理処理(ステップS1312)、画像情報を蓄積するための初期化処理(ステップS1313)を行い、プリンタファイル登録状態を終了して復帰する(ステップS1313→ステップS1399)。
また、コマンド処理(ステップS1300)の実行時にユーザ名登録コマンドを受け取ると、プリンタファイル登録状態の確認処理(ステップS1320)へ移行し、プリンタファイル登録が選択されている場合は(ステップS1320のY)、ユーザ名データを記憶する処理(受け取った情報をファイルの属性情報として記憶する処理)(ステップS1321)を行い、ユーザ名登録状態を終了して復帰する(ステップS1322→ステップS1399)。
また、コマンド処理(ステップS1300)の実行時にファイル名登録コマンドを受け取ると、プリンタファイル登録状態の確認処理(ステップS1330)へ移行し、プリンタファイル登録が選択されている場合は(ステップS1330のY)、ファイル名データを記憶する処理(受け取った情報をファイルの属性情報として記憶する処理)(ステップS1331)を行い、ファイル名登録登録状態を終了して復帰する(ステップS1331→ステップS1399)。
また、コマンド処理(ステップS1300)の実行時に時刻登録コマンドを受け取ると、プリンタファイル登録状態の確認処理(ステップS1340)へ移行し、プリンタファイル登録が選択されている場合は(ステップS1340のY)、時刻データを記憶する処理(受け取った情報をファイルの属性情報として記憶する処理)(ステップS1341)を行い、録時刻登録登録状態を終了して復帰する(ステップS1341→ステップS1399)。
画像情報の入力が完了して、最後にプリンタファイル登録終了コマンドを受け取ると、ファイルの登録処理(ステップS1350→ステップS1351)を行い、プリンタファイル登録状態を終了して復帰する(ステップS1351→ステップS1399)。
図14は、スキャナで原稿を読み取る際の、スキャナ登録モード移行処理を説明するためのフローチャートである。
スキャナ登録モード移行処理(ステップS1400)の実行時に図4(c)の読み取りキー[読み取り]が押されると(ステップS1401のY)、スキャナ画像情報を蓄積するための初期化処理を行い(ステップS1402)、スキャナファイル登録状態へ移行する(ステップS1403)。スキャナ登録管理(ステップS1404)を実行し全ての原稿の読み取りが完了して、図5(b)の終了キーが押されると、ファイルの登録処理を行い(ステップS1405)、スキャナファイル登録状態を終了して復帰する(ステップS1405→ステップS1499)。
図15は、画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積した画像をプリントする蓄積プリント処理を説明するためのフローチャートである。
蓄積プリント処理(ステップS1500)が実行されると、プリント動作指示の検出処理が実行され(ステップS1501)、指示があった場合(ステップS1501のY)、対応する画像メモリー(蓄積手段)66から画像情報を読み出して印刷する処理(ステップS1502)を実行し、印刷処理の終了を待って(ステップS1503のY)、蓄積プリント処理を終了して復帰する(ステップS1503→ステップS1599)。
<スキャナ読み込み処理:第1実施形態>
図16は、原稿画像をスキャナで読み取る場合のスキャナ読み込み処理の第1実施形態を説明するためのフローチャートである。
スキャナ読み込み処理(ステップS1600)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS1601のY)、スキャナファイルの登録状態をチェックする(ステップS1602)。
スキャナファイルが登録状態である場合(ステップS1602のY)、原稿の存在をチェックし(ステップS1603)、原稿が存在するのであれば(ステップS1603のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS1604)。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS1604のY)、ファイルの登録処理を行い(ステップS1610)、スキャナファイル登録状態を解除し(ステップS1611)、スキャナ読み込み処理を終了して復帰する(ステップS1611→ステップS1699)。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS1604のN)、原稿をスキャンして得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS1605)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS1606のN→ステップS1605→ステップS1606→ステップS1606のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS1606のY)、DF使用モードで次原稿が存在する場合は(ステップS1608のY)、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す(ステップS1608のY→ステップS1604→ステップS1605→ステップS1606→ステップS1607→ステップS1608→…)。
<スキャナ読み込み処理:第2実施形態>
図17は、原稿画像をスキャナで読み取る場合のスキャナ読み込み処理の第2実施形態を説明するためのフローチャートである。
スキャナ読み込み処理(ステップS1700)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS1701のY)、スキャナファイルの登録状態をチェックする(ステップS1702)。
スキャナファイルが登録状態である場合(ステップS1702のY)、原稿の存在をチェックし(ステップS1703)、原稿が存在するのであれば(ステップS1703のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS1704)。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS1704のY)、これまでに読み込んだ原稿画像情報を破棄し(ステップS1710)、スキャナファイル登録状態を解除し(ステップS1711)、スキャナ読み込み処理を終了して復帰する(ステップS1711→ステップS1799)。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS1704のN)、原稿をスキャンして得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS1705)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS1706のN→ステップS1705→ステップS1706→ステップS1706のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS1706のY)、DF使用モードで次原稿が存在する場合は(ステップS1708のY)、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す(ステップS1708のY→ステップS1704→ステップS1705→ステップS1706→ステップS1707→ステップS1708→…)。
<スキャナ読み込み処理:第3実施形態>
図18は、原稿画像をスキャナで読み取る場合のスキャナ読み込み処理の第3実施形態を説明するためのフローチャートである。
スキャナ読み込み処理(ステップS1800)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS1801のY)、スキャナファイルの登録状態をチェックする(ステップS1802)。
スキャナファイルが登録状態である場合(ステップS1802のY)、原稿の存在をチェックし(ステップS1803)、原稿が存在するのであれば(ステップS1803のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS1804)。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS1804のY)、蓄積日時が最も古いファイルを自動的に削除し(ステップS1810)、ステップS1804にジャンプする。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS1804のN)、原稿をスキャンして得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS1805)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS1806のN→ステップS1805→ステップS1806→ステップS1806のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS1806のY)、DF使用モードで次原稿が存在する場合は(ステップS1808のY)、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す(ステップS1808のY→ステップS1804→ステップS1805→ステップS1806→ステップS1807→ステップS1808→…)。
<スキャナ読み込み処理:第4実施形態>
図19は、原稿画像をスキャナで読み取る場合のスキャナ読み込み処理の第4実施形態を説明するためのフローチャートである。
スキャナ読み込み処理(ステップS1900)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS1901のY)、スキャナファイルの登録状態をチェックする(ステップS1902)。
スキャナファイルが登録状態である場合(ステップS1902のY)、原稿の存在をチェックし(ステップS1903)、原稿が存在するのであれば(ステップS1903のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS1904)。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS1904のY)、印刷済みのファイルの中で蓄積日時が最も古いファイルを自動的に削除し(ステップS1910)、ステップS1904にジャンプする。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS1904のN)、原稿をスキャンして得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS1905)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS1906のN→ステップS1905→ステップS1906→ステップS1906のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS1906のY)、DF使用モードで次原稿が存在する場合は(ステップS1908のY)、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す(ステップS1908のY→ステップS1904→ステップS1905→ステップS1906→ステップS1907→ステップS1908→…)。
図19に示すように、削除対象のファイルを決定する際に印刷済みのファイルを優先しているため、まだ印刷を行っていない必要なファイルを誤って消去してしまう可能性を低減することが可能である。
<スキャナ読み込み処理:第5実施形態>
原稿画像をスキャナで読み取る場合のスキャナ読み込み処理の第5実施形態について説明する。
第5実施形態は、大部分が第2実施形態と同様であるので、図17を用いて説明する。
スキャナ読み込み処理(ステップS1700)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS1701のY)、スキャナファイルの登録状態をチェックする(ステップS1702)。
スキャナファイルが登録状態である場合(ステップS1702のY)、原稿の存在をチェックし(ステップS1703)、原稿が存在するのであれば(ステップS1703のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS1704)。
第5実施形態は、ステップS1704のYを選択した場合(ステップS1710部分)において、第2実施形態と異なっている。
ステップS1704において、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS1704のY)、図7(b)に示すようなメモリフルアラート処理を行う。ファイルの途中まで蓄積できた原稿情報を保持するか否かのメッセージ([これまでに読み取った画像の情報(原稿情報)を登録しますか?]/[はい]/[いいえ])が液晶タッチパネル31上に表示される。
図7(b)の画面において、[はい]が選択された場合は、メモリが満杯になるまでに読み込んだ原稿画像はそのまま保持しておくので、ファイルの登録処理を行い、ファイル数をインクリメントした上で、ステップS1711に進み、スキャナファイルの登録状態を解除し、スキャナ読み込み処理を終了して復帰する(ステップS1711→ステップS1799)。
図7(b)の画面において、[いいえ]キーが押された場合には、それまでに読み込んだ原稿画像情報を破棄し、ステップS1711に進んでスキャナファイルの登録状態を解除し、スキャナ読み込み処理を終了して復帰する(ステップS1711→ステップS1799)。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS1704のN)、原稿をスキャンして得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS1705)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS1706のN→ステップS1705→ステップS1706→ステップS1706のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS1706のY)、DF使用モードで次原稿が存在する場合は(ステップS1708のY)、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す(ステップS1708のY→ステップS1704→ステップS1705→ステップS1706→ステップS1707→ステップS1708→…)。
<スキャナ読み込み処理:第6実施形態>
原稿画像をスキャナで読み取る場合のスキャナ読み込み処理の第6実施形態について説明する。
第6実施形態は、大部分が第3実施形態と同様であるので、図18を用いて説明する。
スキャナ読み込み処理(ステップS1800)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS1801のY)、スキャナファイルの登録状態をチェックする(ステップS1802)。
スキャナファイルが登録状態である場合(ステップS1802のY)、原稿の存在をチェックし(ステップS1803)、原稿が存在するのであれば(ステップS1803のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS1804)。
第6実施形態は、ステップS1804のYを選択した場合(ステップS1810部分)において、第3実施形態と異なっている。
ステップS1804において、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS1804のY)、図8(a)に示すようなメモリフルアラート処理(メモリが満杯であることを液晶タッチパネル31に表示して警告)を行い、削除対象のファイルの選択を促す。
図8(a)の画面において、削除対象のファイルが選択され、[削除]キーが押下されると、選択されたファイルを削除し、ステップS1804に戻って、再度画像メモリー(蓄積手段)66が満杯かどうかのチェックを行う。画像メモリーがまだ満杯である場合は、上記の処理(削除対象のファイルを選択し、削除を行う)を繰り返す。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS1804のN)、原稿をスキャンして得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS1805)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS1806のN→ステップS1805→ステップS1806→ステップS1806のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS1806のY)、DF使用モードで次原稿が存在する場合は(ステップS1808のY)、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す(ステップS1808のY→ステップS1804→ステップS1805→ステップS1806→ステップS1807→ステップS1808→…)。
<スキャナ読み込み処理:第7実施形態>
原稿画像をスキャナで読み取る場合のスキャナ読み込み処理の第7実施形態について説明する。
第7実施形態は、大部分が第3実施形態と同様であるので、図18を用いて説明する。
スキャナ読み込み処理(ステップS1800)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS1801のY)、スキャナファイルの登録状態をチェックする(ステップS1802)。
スキャナファイルが登録状態である場合(ステップS1802のY)、原稿の存在をチェックし(ステップS1803)、原稿が存在するのであれば(ステップS1803のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS1804)。
第7実施形態は、ステップS1804のYを選択した場合(ステップS1810部分)において、第3実施形態と異なっている。
ステップS1804において、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS1804のY)、図8(b)に示すように、あらかじめファイルリストを蓄積日時の古い順にソートしてから、メモリフルアラート処理(メモリが満杯であることを液晶タッチパネル31に表示して警告)を行い、削除対象のファイルの選択を促す。
図8(b)の画面において、削除対象のファイルが選択され、[削除]キーが押下されると選択されたファイルを削除し、ステップS1804に戻って、再度画像メモリー(蓄積手段)66が満杯かどうかのチェックを行う。画像メモリーがまだ満杯である場合は、上記の処理(削除対象のファイルを選択し、削除を行う)を繰り返す。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS1804のN)、原稿をスキャンして得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS1805)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS1806のN→ステップS1805→ステップS1806→ステップS1806のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS1806のY)、DF使用モードで次原稿が存在する場合は(ステップS1808のY)、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す(ステップS1808のY→ステップS1804→ステップS1805→ステップS1806→ステップS1807→ステップS1808→…)。
このように蓄積日時が古いファイルから順にファイルリストを表示するため、一般的に蓄積日時が古いファイルの方が不要である可能性が高いので、削除対象のファイルを容易に選択できるようになり、機器の操作性が向上する。
<スキャナ読み込み処理:第8実施形態>
原稿画像をスキャナで読み取る場合のスキャナ読み込み処理の第8実施形態について説明する。
第8実施形態は、大部分が第3実施形態と同様であるので、図18を用いて説明する。
スキャナ読み込み処理(ステップS1800)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS1801のY)、スキャナファイルの登録状態をチェックする(ステップS1802)。
スキャナファイルが登録状態である場合(ステップS1802のY)、原稿の存在をチェックし(ステップS1803)、原稿が存在するのであれば(ステップS1803のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS1804)。
第8実施形態は、ステップS1804のYを選択した場合(ステップS1810部分)において、第3実施形態と異なっている。
ステップS1804において、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS1704のY)、図8(c)に示すように、あらかじめファイルリストを印刷済みのファイルを優先して蓄積日時の古い順にソートしてから、メモリフルアラート処理(メモリが満杯であることを液晶タッチパネル31に表示して警告)を行い、削除対象のファイルの選択を促す。
図8(c)の画面において、削除対象のファイルが選択され、[削除]キーが押下されると選択されたファイルを削除し、ステップS1804に戻って、再度画像メモリー(蓄積手段)66が満杯かどうかのチェックを行う。画像メモリーがまだ満杯である場合は、上記の処理(削除対象のファイルを選択し、削除を行う)を繰り返す。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS1804のN)、原稿をスキャンして得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS1805)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS1806のN→ステップS1805→ステップS1806→ステップS1806のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS1806のY)、DF使用モードで次原稿が存在する場合は(ステップS1808のY)、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す(ステップS1808のY→ステップS1804→ステップS1805→ステップS1806→ステップS1807→ステップS1808→…)。
このように印刷済みのファイルを優先して蓄積日時が古いファイルから順にファイルリストを表示するため、一般的に印刷済みのファイルの方が不要である可能性が高いので、削除対象のファイルを容易に選択できるようになり、機器の操作性が向上する。
<外部画像データ処理:第1実施形態>
図20は、原稿画像を外部機器から入力する場合の外部画像データ処理の第1実施形態を説明するためのフローチャートである。
外部画像データ処理(ステップS2000)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に外部機器からの原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS2001のY)、画像展開処理(ステップS2002)を1ページ分実行し(ステップS2001→ステップS2003→ステップS2001)、1ページ分の画像展開処理が終了した後、ファイルの登録状態をチェックする(ステップS2003)。
プリンタファイルが登録状態である場合(ステップS2004のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS2005)。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS2005のY)、ファイルの登録処理を行い(ステップS2010)、ファイル登録状態を解除し(ステップS2011)、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2011→ステップS2099)。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS2005のN)、外部機器から得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS2006)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS2007のN→ステップS2006→ステップS2007→ステップS2007のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS2007のY)、ページ数情報のインクリメント処理を実行し、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2008→ステップS2099)。
プリンタファイルが登録状態でない場合(ステップS2004のN)、印刷処理を実行し(ステップS2020)、印刷の終了を待って(ステップS2021)、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2021→ステップS2099)。
<外部画像データ処理:第2実施形態>
図21は、原稿画像を外部機器から入力する場合の外部画像データ処理の第2実施形態を説明するためのフローチャートである。
外部画像データ処理(ステップS2100)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に外部機器からの原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS2101のY)、画像展開処理(ステップS2102)を1ページ分実行し(ステップS2101→ステップS2103→ステップS2101)、1ページ分の画像展開処理が終了した後、ファイルの登録状態をチェックする(ステップS2103)。
プリンタファイルが登録状態である場合(ステップS2104のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS2105)。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS2105のY)、これまでに読み込んだ原稿画像情報を破棄し(ステップS2110)、プリンタファイル登録状態を解除し(ステップS2111)、外部画像データ処理を終了して復帰する(ステップS2111→ステップS2199)。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS2105のN)、外部機器から得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS2106)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS2107のN→ステップS2106→ステップS2107→ステップS2107のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS2107のY)、ページ数情報のインクリメント処理を実行し、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2108→ステップS2199)。
プリンタファイルが登録状態でない場合(ステップS2104のN)、印刷処理を実行し(ステップS2120)、印刷の終了を待って(ステップS2121)、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2121→ステップS2199)。
<外部画像データ処理:第3実施形態>
図22は、原稿画像を外部機器から入力する場合の外部画像データ処理の第3実施形態を説明するためのフローチャートである。
外部画像データ処理(ステップS2200)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に外部機器からの原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS2201のY)、画像展開処理(ステップS2202)を1ページ分実行し(ステップS2201→ステップS2203→ステップS2201)、1ページ分の画像展開処理が終了した後、ファイルの登録状態をチェックする(ステップS2203)。
プリンタファイルが登録状態である場合(ステップS2204のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS2205)。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS2205のY)、印刷済みのファイルの中で蓄積日時が最も古いファイルを自動的に削除し(ステップS2210)、ステップS2205にジャンプする。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS2205のN)、外部機器から得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS2206)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS2207のN→ステップS2206→ステップS2207→ステップS2207のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS2207のY)、ページ数情報のインクリメント処理を実行し、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2208→ステップS2299)。
プリンタファイルが登録状態でない場合(ステップS2204のN)、印刷処理を実行し(ステップS2220)、印刷の終了を待って(ステップS2221)、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2221→ステップS2299)。
<外部画像データ処理:第4実施形態>
ここで、原稿画像を外部機器から入力する場合の外部画像データ処理の第4実施形態について説明する。
第4実施形態は、大部分が第1実施形態と同様であるので、図20を用いて説明する。
外部画像データ処理(ステップS2000)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に外部機器からの原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS2001のY)、画像展開処理(ステップS2002)を1ページ分実行し(ステップS2001→ステップS2003→ステップS2001)、1ページ分の画像展開処理が終了した後、ファイルの登録状態をチェックする(ステップS2003)。
プリンタファイルが登録状態である場合(ステップS2004のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS2005)。
第4実施形態は、ステップS2005のYを選択した場合(ステップS2010部分)において、第1実施形態と異なっている。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS2005のY)、ホスト側に画像メモリー(蓄積手段)が満杯であることを通知し、ファイル登録状態を解除し(ステップS2011)、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2011→ステップS2099)。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でなければ(ステップS2005のN)、外部機器から得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS2006)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS2007のN→ステップS2006→ステップS2007→ステップS2007のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS2007のY)、ページ数情報のインクリメント処理を実行し、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2008→ステップS2099)。
プリンタファイルが登録状態でない場合(ステップS2004のN)、印刷処理を実行し(ステップS2020)、印刷の終了を待って(ステップS2021)、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2021→ステップS2099)。
<外部画像データ処理:第5実施形態>
原稿画像を外部機器から入力する場合の外部画像データ処理の第5実施形態について説明する。
第5実施形態は、大部分が第3実施形態と同様であるので、図22を用いて説明する。
外部画像データ処理(ステップS2200)の実行時にスタートキー[スタート]が押された時に外部機器からの原稿読み込みの指示有りと判定し(ステップS2201のY)、画像展開処理(ステップS2202)を1ページ分実行し(ステップS2201→ステップS2203→ステップS2201)、1ページ分の画像展開処理が終了した後、ファイルの登録状態をチェックする(ステップS2203)。
プリンタファイルが登録状態である場合(ステップS2204のY)、画像情報を蓄積する画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でないかどうかチェックする(ステップS2205)。
第5実施形態は、ステップS2205のYを選択した場合において、第3実施形態と異なっている。
ここで、画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態の場合は(ステップS2205のY)、満杯状態が解除されるまで画像データの蓄積処理を停止する(ステップS2205でNが選択されるまで、ステップS2205を繰り返す)。
画像メモリー(蓄積手段)66が満杯状態でない場合、あるいは満杯状態が解除された場合は(ステップS2205のN)、外部機器から得られた画像情報を画像メモリー(蓄積手段)66に蓄積する(ステップS2206)。この処理をメモリ蓄積終了まで繰り返す(ステップS2207のN→ステップS2206→ステップS2207→ステップS2207のN→…)。
メモリ蓄積終了後(ステップS2207のY)、ページ数情報のインクリメント処理を実行し、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2208→ステップS2299)。
プリンタファイルが登録状態でない場合(ステップS2204のN)、印刷処理を実行し(ステップS2220)、印刷の終了を待って(ステップS2221)、外部機器読み込み処理を終了して復帰する(ステップS2221→ステップS2299)。