JP2005108933A - リーケージトランスおよびリーケージトランスの製造方法 - Google Patents

リーケージトランスおよびリーケージトランスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 低背化を実現できると共に、製造コストの低減を図ることが可能なリーケージトランスおよびリーケージトランスの製造方法を提供すること。
【解決手段】 一次側巻線70と二次側巻線71とが上下方向に配置されるリーケージトランス10であり、上鍔部43および下鍔部44を有し、上鍔部43と下鍔部44の間に存在する第1の巻枠部45に二次側巻線71が巻回されるボビン40と、ボビン40を途中位置で保持する第1の保持軸32を有し、この第1の保持軸32が立設されているプレート部31を有するボビンベース30と、全周に亘って設けられる側壁22の内部に凹陥部21を有し、この凹陥部21にボビンベース30およびボビン40を嵌め込んで、ボビンベース30およびボビン40を覆うためのケースコア20と、下鍔部44とプレート部31との間に形成されると共に、一次側巻線70が巻回される第2の巻枠部60と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、TVモニターやパーソナルコンピュータの表示装置におけるバックライト用放電灯の点灯回路等に用いられる、DC/ACインバータ回路等に使用されるリーケージトランスおよびリーケージトランスの製造方法に関する。
パーソナルコンピュータ等の表示装置は、バックライト用放電灯の点灯回路を具備している。この点灯回路においては、高電圧化によって表示装置を駆動させるためのリーケージトランスが、一般に用いられている。
この種のリーケージトランスとしては、例えば特許文献1記載の構成がある。この構成では、コアの底面に立設された軸に、巻き崩れが生じないように、ボンディングによって固められた一次側巻線をボビンレスで配置する。この後に、二次側巻線が巻回されたボビンを、軸に挿入している。
また、一次側巻線をボンディングによって固めない場合には、図8に示すように、別途のボビン1に対して一次側巻線2を巻回させる。その後に、上下方向(高さ方向)に、一次側巻線2が巻回されたボビン1と、二次側巻線3が巻回されたボビン4とを重ねるように配置する構成も存在する。
特開2002−299134号公報(段落番号0015、図6参照)
上述したように、特許文献1記載のリーケージトランスでは、巻崩れ防止のために、一次側巻線をボンディングによって固める必要がある。そのため、当該リーケージトランスは、ボンディングを行わない場合と比較して、工数がかさみ、製造コストが高くなる、という問題を有している。
また、図8に示す構成では、一次側巻線2のボンディングを行う必要はない。しかしながら、この構成では、一次側巻線2を巻回しているボビン1の上鍔部1aと、二次側巻線3を巻回しているボビン4の下鍔部4aとが重ねられるため、上下方向(高さ方向)の寸法が大きくなる。さらに、図8に示す構成では、ボビン1,4が4つ存在している。このため、部品点数が多くなり、コストがかさむ、という問題も生じる。
かかる問題を解消するため、図9に示すような、巻枠が高さ方向に2つ存在するボビン5に、一次側巻線2と二次側巻線3とを巻回させる構成も考えられる。しかしながら、ダブルボビン型のリーケージトランスにおいては、一次側巻線2を巻回するためのボビンが2つ存在し、両方のボビンを一体的に形成することはできない。また、一次側巻線2は、2つのボビン1,4に跨るため、巻回した一次側巻線2が型崩れしやすい。
さらに、図9に示すようなボビン5に、一次側巻線2を巻回させる場合、まず不図示のコア部材に2つのボビン5を挿入し、該2つのボビン5を固定状態とし、2つのボビン5の間隔が変動しないようにする必要がある。その後に、不図示の巻線機を用いて一次側巻線2を巻回させる。しかしながら、この場合、2つのボビン5がコア部材に挿入されるため、巻線機の巻線ノズルが移動するスペースが取れない。このため、図9に示す構成は、現状では実現困難である。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、低背化を実現できると共に、製造コストの低減を図ることが可能なリーケージトランスおよびリーケージトランスの製造方法を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、一次側巻線と二次側巻線とが上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランスにおいて、上鍔部および下鍔部を有すると共に、これら上鍔部と下鍔部の間に存在する第1の巻枠部に二次側巻線が巻回されるコイルボビンと、コイルボビンを途中位置で保持する第1の保持軸を有すると共に、この第1の保持軸が立設されているプレート部を有するボビンベースと、全周に亘って設けられる側壁の内部に凹陥部を有し、この凹陥部にボビンベースおよびコイルボビンを嵌め込んで、該ボビンベースおよび該コイルボビンを覆うためのコア部材と、下鍔部とプレート部との間に形成されると共に、一次側巻線が巻回される第2の巻枠部と、を具備するものである。
このように構成した場合には、コイルボビンを第1の保持軸に保持させると、コイルボビンの下鍔部とプレート部との間には、隙間が形成され、この隙間が一次側巻線を巻回するのに適した、第2の巻枠部となる。このように、コイルボビンの下鍔部が、第2の巻枠部の上鍔部を兼ねるので、コイルボビンを2つ高さ方向に重ねた場合と比較して、鍔部が1つ分省かれる。そのため、鍔部1つ分だけ高さを低くすることができ、リーケージトランスの低背化を図ることが可能となる。また、第2の巻枠部が形成された状態では、未だコア部材にボビンベースが嵌め込まれていないので、第2の巻枠部に対して、巻線機のノズルを位置させることができる。そのため、巻線機を介して一次側巻線を容易に巻回させることができる。それによって、一次側巻線のボンディングが不要となり、コストを削減することができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、コイルボビンは2つ設けられていて、第1の保持軸は少なくとも2つ設けられると共に、下鍔部と前記プレート部の間の部位のうち、コイルボビンを保持する2つの第1の保持軸が互いに向き合わない部位を第2の巻枠部として用いるものである。
このように構成した場合には、コイルボビンを保持する2つの第1の保持軸のうち、互いに向き合わない部位が第2の巻枠部として用いられる。このため、一次側巻線は、当該第2の巻枠部において、略ベルト状に掛け渡される。この場合には、最初に二次側巻線をコイルボビンに巻回しておき、次に第2の巻枠部に一次側巻線を巻回させる。それによって、一次側巻線および二次側巻線の両方を良好に巻回させることができる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、一次側巻線と二次側巻線との間の磁気結合を調整する調整用巻線が巻回される2つの第2の保持軸を有すると共に、第1の保持軸は、コイルボビンの中心孔よりも細径のボビン差込部と、プレート部に向かうにつれて径が大きくなるスカート部と、を具備していて、スカート部の途中位置にコイルボビンの中心孔の下縁部が係止されることにより、該コイルボビンが第1の保持軸の途中位置に保持されると共に、第2の保持軸のうち互いに向き合わない部位も第2の巻枠部を構成するものである。
このように構成した場合には、第1の保持軸のうち、スカート部の途中位置にコイルボビンの中心孔の下端縁が係止される。それによって、コイルボビンの下鍔部とプレート部との間に隙間が形成され、この隙間の一部が第2の巻枠部となる。また、一次側巻線は、第2の巻枠部を構成する部位に巻回される。すなわち、第1の保持軸のうち、互いに向き合わない部位に巻回され、さらに第2の保持軸のうち、互いに向き合わない部位に巻回される。このため、一次側巻線は、4つの保持軸の外側に掛け渡される状態で巻回される。それにより、2つの二次側巻線を良好に励磁することができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、第1の保持軸には孔部が形成されていて、この孔部にコア部材の底面から突出している柱脚部が差し込まれるものである。このため、ボビンベースをコア部材に嵌め込む際に、第1の保持軸に柱脚部が差し込まれる。それによって、ボビンベースがずれず、コア部材において安定的に設けられる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、一次側巻線と二次側巻線とが上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランスにおいて、上鍔部および下鍔部を有すると共に、これら上鍔部と下鍔部の間に存在する第1の巻枠部に二次側巻線が巻回されるコイルボビンと、コイルボビンを途中位置で保持する第1の保持軸を有すると共に、この第1の保持軸が立設されているプレート部を有するボビンベースと、下鍔部とプレート部との間に形成されると共に、一次側巻線が巻回される第2の巻枠部と、を具備するものである。
このように構成した場合には、コイルボビンを第1の保持軸に保持させると、コイルボビンの下鍔部とプレート部との間には、隙間が形成され、この隙間が一次側巻線を巻回するのに適した、第2の巻枠部となる。このように、コイルボビンの下鍔部が、第2の巻枠部の上鍔部を兼ねるので、コイルボビンを2つ高さ方向に重ねた場合と比較して、鍔部が1つ分省かれる。そのため、鍔部1つ分だけ高さを低くすることができ、リーケージトランスの低背化を図ることが可能となる。また、第2の巻枠部に対して、巻線機のノズルを位置させることができ、該巻線機を介して一次側巻線を容易に巻回させることができる。それによって、コア部材にボビンベースごと嵌め込むことができ、一次側巻線のボンディングが不要となり、コストを削減することができる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、コア部材に側壁で囲まれた凹陥部が設けられていて、この凹陥部の内部に、一次側巻線と二次側巻線とが上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランスを製造するリーケージトランスの製造方法において、上鍔部および下鍔部を有すると共に、これら上鍔部と下鍔部の間に存在する第1の巻枠部に二次側巻線を巻回する第1の工程と、ボビンベースのプレート部に立設されている第1の保持軸に対し、第1の工程が終了したコイルボビンを該第1の保持軸の途中位置に保持させる第2の工程と、第2の工程により下鍔部とプレート部との間に形成される第2の巻枠部に、一次側巻線を巻回する第3の工程と、凹陥部に対し、ボビンベースを嵌め込む第4の工程と、第4の工程の後に、コア部材に対して蓋コアを取り付けて、凹陥部の上方側を閉塞する第5の工程と、を有するものである。
このように構成した場合には、第2の工程により保持軸にコイルボビンが挿入され、それによってコイルボビンの下鍔部とプレート部との間で第2の巻枠部が形成される。そして、第3の工程では、この第2の巻枠部に対し、一次側巻線が巻回される。次に、第4の工程では、コイルボビンおよび一次側巻線が巻回されたボビンベースごと、コア部材に嵌め込む。さらに、第5の工程によって、コア部材に対して蓋コアが取り付けられ、凹陥部の上方側が蓋コアによって閉塞される。
このようにすると、コイルボビンの下鍔部が、第2の巻枠部の上鍔部を兼ねるので、コイルボビンを2つ高さ方向に重ねた場合と比較して、鍔部が1つ分省かれる。そのため、鍔部1つ分だけ高さを低くすることができ、リーケージトランスの低背化を図ることが可能となる。また、第2の巻枠部が形成された状態では、未だコア部材にボビンベースが嵌め込まれていないので、第2の巻枠部に対して、巻線機のノズルを位置させることができる。そのため、巻線機を介して一次側巻線を容易に巻回させることができる。それによって、一次側巻線のボンディングが不要となり、コストを削減することができる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、コイルボビンは2つ設けられていて、第1の保持軸は少なくとも2つ設けられると共に、第3の工程では、下鍔部とプレート部の間の部位のうち、コイルボビンを保持する2つの第1の保持軸が互いに向き合わない部位を第2の巻枠部として一次側巻線を巻回するものである。
このような方法を採用した場合には、コイルボビンを保持する2つの第1の保持軸のうち、互いに向き合わない部位が第2の巻枠部として、第3の工程において一次側巻線が巻回されるが、一次側巻線は、当該第2の巻枠部において、略ベルト状に掛け渡される。この場合には、最初に二次側巻線をコイルボビンに巻回しておき、次に第2の巻枠部に一次側巻線を巻回させる。それによって、一次側巻線および二次側巻線の両方を良好に巻回させることができる。
本発明によると、リーケージトランスの低背化を実現することができる。また、リーケージトランスの製造コストの低減を図ることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係るリーケージトランスについて、図1から図7に基づいて説明する。このうち、図1は、リーケージトランス10の構成を示す分解斜視図であり、図2は、リーケージトランス10の全体構成を示す斜視図である。
リーケージトランス10は、図1に示すように、コア部材としてのケースコア20と、ボビンベース30と、コイルボビン40と、蓋コア50と、を主要な構成要素としている。このうち、ケースコア20と蓋コア50は、絶縁性を備えた磁性材から構成されている。当該磁性材の一例として、ニッケル系のフェライトコアが挙げられる。しかしながら、ケースコア20と蓋コア50の材質はこれには限られず、パーマロイ等、他の磁性材を用いても良い。また、ボビンベース30およびコイルボビン40は、例えば樹脂等の絶縁かつ励磁されない材質から構成されている。しかしながら、ボビンベース30は、上述の磁性材から構成されていても良い。
図1に示すように、ケースコア20は、平面形状が略矩形となる直方体形状に形成されている。また、ケースコア20は、隅角部が丸い菱形状の凹陥部21を有している。そのため、ケースコア20の外周面と凹陥部21との間の側壁22は、該凹陥部21の形状に応じて肉厚が変化する。すなわち、側壁22には、比較的厚肉の部分と、薄肉の部分とが存在する。
なお、ケースコア20の側壁22には、後述する一次側巻線70等を外部に導出させるための、複数の窪み部が形成されるようにしても良い。
また、ケースコア20の底面20aからは、4本の柱脚部23が、該底面20aから離間するように上方に向かって突出している。これらの柱脚部23は、菱形の凹陥部21の長手方向および短手方向に沿う、直交する2つの対角線上に存在している。このうち、長手方向の対角線に沿う柱脚部23a,23bは、後述する第1の保持軸32の孔部37に差し込まれる。また、短手方向の対角線に沿う柱脚部23c,23dは、後述する第2の保持軸33の孔部37に差し込まれる。
なお、以下の説明においては、上方側とは、ケースコア20の底面20aから見て、凹陥部21の開放側を指す。また、下方側とは、凹陥部21の開放側から見て、ケースコア20の底面20a側を指す。
上述のケースコア20には、ボビンベース30が取り付けられる。ボビンベース30は、図1に示すように、プレート部31と、第1の保持軸32と、第2の保持軸33とから構成されている。このうち、プレート部31は、上述の凹陥部21に嵌め込まれる部分であり、そのため該凹陥部21より僅かに小さく、かつ同一形状を為している。
また、第1の保持軸32および第2の保持軸33は、プレート部31から上方側に向かって突出している。また、第1の保持軸32の直径は、第2の保持軸33の直径よりも大きい。しかしながら、第1の保持軸32の直径を、第2の保持軸33の直径よりも小さくなるように形成しても良い。また、2つの第1の保持軸32は、菱形の凹陥部21の長手方向に沿う対角線上に存在している。第1の保持軸32には、後述するコイルボビン40が差し込まれる。なお、以下の説明において、第1の保持軸32と第2の保持軸33とを総称する場合には、保持軸32,33と呼ぶ。
第1の保持軸32は、図1、図3〜図7に示すように、プレート部31側の下方に比べて細径のボビン差込部34と、下方に向かうにつれて径が大きくなるスカート部35と、該スカート部35の下縁と同程度の径を有すると共に最もプレート部31側に位置している下縁部36と、から構成されている。また、コイルボビン40は、ボビン差込部34に差し込まれ、スカート部35の上方側で係止される。
また、第2の保持軸33の直径は、第1の保持軸32の直径よりも小さい。また、2つの第2の保持軸33は、菱形の凹陥部21の短手方向に沿う対角線上に存在している。この第2の保持軸33には、一次側巻線70のうち、磁気結合を調整するための調整用巻線70aが差し込まれるようにしても良い。なお、第2の保持軸33は、その直径が上下方向において一定となるように形成されている。
ここで、調整用巻線70aが一次側巻線70と一体的である場合には、ボビン40の第1の保持軸32への差し込みに先立って、第2の保持軸33に、該調整用巻線70aを巻回させておく必要がある。しかしながら、調整用巻線70aは、例えば、一本の導線を巻回させる場合のように、一次側巻線70と必ずしも一体的でなくても良く、一次側巻線70と二次側巻線71との間の磁気結合を良好に調整可能であれば、別体的であっても良い。
また、第1の保持軸32および第2の保持軸33には、それぞれ孔部37および孔部38が形成されている。孔部37および孔部38は、上述の柱脚部23a,23bおよび柱脚部23c,23dの外径より僅かに大きい内径を有している。
また、第1の保持軸32は、コイルボビン(以下、ボビンとする。)40の中心孔40aに差し込まれる。ボビン40は、図1に示すように、二次側巻線71を巻回する巻線部41と、この巻線部41と一体的に設けられている端子台42と、を有している。また、巻線部41は、二次側巻線71を巻回させるための、上鍔部43と下鍔部44とで囲まれた第1の巻枠部45を有している。そのため、巻線部41の外観形状は、略プーリ状となっている。
また、端子台42は、巻線部41よりも上方側に位置している。それにより、端子台42がケースコア20の側壁22を乗り越えて、外方に突出することを可能としている。また、端子台42には端子46が設けられている。本実施の形態では、端子台42には、例えば4つの端子46a,46b,46c,46dが設けられている。しかしながら、端子46の個数は、例えば5つ設ける等、種々変更可能である。また、複数の端子46のうち、端子46bおよび端子46cには、二次側巻線71の一端側および他端側が絡げられる。
このボビン40を第1の保持軸32に差し込む場合、該ボビン40は、スカート部35のうち上方側の所定位置(図3〜図7では、スカート部35の上端側)で係止される。そして、ボビン40がスカート部35の上方側で係止されると、下鍔部44とプレート部31の間には、第2の巻枠部60が形成される。この第2の巻枠部60には、一次側巻線70が巻回される。それにより、一次側巻線70と二次側巻線71とでは、下鍔部44を挟んで対向配置される状態となる。
また、ケースコア20の上部には、蓋コア50が配置される。蓋コア50には、例えば図7に示すように、上述の凹陥部21に対応する、凹部51が形成されている。凹部51には、上述の第1の保持軸32と対向するように、薄肉の突出部52が設けられている。そのため、蓋コア50をケースコア20の上部に嵌め込むと、突出部52と第1の保持軸32とは、僅かな隙間g(図7参照)を有した状態で対向する。
なお、本実施の形態では、突出部52は、ボビン40の中心孔40aに差し込まれない。しかしながら、突出部52も、第1の保持軸33と共に、ボビン40の中心孔40aに差し込まれるように構成しても良い。この場合には、第1の保持軸33の上端よりも、ボビン40の上端面の高さ位置が高く設ければ良い。このようにすれば、突出部52が中心孔40aに差し込まれるため、蓋コア50がずれるのを防ぐことができる。
また、蓋コア50の凹部51に、突出部52等を設けずにフラットな構成としても良い。この場合、柱脚部23a〜23dが側壁21より若干短く、当該柱脚部23a〜23dと蓋コア50との間にギャップが形成されるように構成しても良い。
また、蓋コア50は、図1に示す構成では、その平面形状が略矩形状であると共に、この略矩形状の長辺のうちの一辺から上方に向かって、略三角形状の2つの切欠部53を有している。しかしながら、蓋コア50の形状は、これに限られない。例えば、蓋コア50の外観形状は、凹陥部21を良好に塞ぐことができるケースコア20と略同一形状を為していても良い。
以上のような構成を有するリーケージトランス10の製造方法について、以下に説明する。なお、この製造方法の説明に際しては、図3〜図7に基づいて説明する。
まず、ボビン40の第1の巻枠部45に対して、巻線機等を用いて二次側巻線71を巻回させる(第1の工程に対応)。この巻回が終了すると、続いて、ボビン40を第1の保持軸32に差し込む(図3参照;第2の工程に対応)。この場合、端子台42が、図3において上方に位置するように、ボビン40を第1の保持軸32に差し込む。なお、差し込まれたボビン40は、スカート部35の上方側で係止される。それによって、下鍔部44とプレート部31の間には隙間が生じ、この隙間が第2の巻枠部60となる(図4参照)。
次に、不図示の巻線機を用いて、第2の巻枠部60に一次側巻線70を巻回させる(図5参照;第3の工程に対応)。そして、一次側巻線70の第2の巻枠部60に対する巻回が終了すると、ボビン40が取り付けられているボビンベース30を、ケースコア20の内部に設置する(第4の工程に対応)。それによって、一次側巻線70および二次側巻線71を取り付けた状態のボビンベース30が、ケースコア20の内部に収納される(図6参照)。
続いて、凹陥部21を塞ぐように、蓋コア50をケースコア20に対して取付固定する(第5の工程に対応)。この場合、切欠部53に端子台42が嵌合する状態で取り付ける(図2参照)。すると、図7に示すように、突出部52が、柱脚部23a〜23dの夫々と、隙間gを有して対向する状態となる。また、図1および図2において凹陥部21の手前側に、不図示の端子台を取り付け、凹陥部21の手前側が塞がれる。このようにすれば、凹陥部21の開放側が蓋コア50、端子台42および不図示の端子台によって塞がれて、磁束が外部に漏れるのを低減する。
なお、不図示の端子台にも、上述の端子台42と同様に、複数の端子が設けられている。複数の端子のうち、いずれか2つの端子には、一次側巻線70の一端側および他端側が絡げられる。
以上のような工程を実行することにより、リーケージトランス10は、図2および図7に示す完成状態となる。
このような構成のリーケージトランス10によれば、ボビン40を第1の保持軸32に保持させると、ボビン40の下鍔部44とプレート部31との間には、第2の巻枠部60が形成される。このため、第2の巻枠部60に一次側巻線70を安定的に巻回させることができる。この場合、ボビン40の下鍔部44が、第2の巻枠部60の上鍔部を兼ねるので、2つのボビン40を高さ方向に重ねた場合と比較して、鍔部が1つ分省かれる。そのため、1つの鍔部の分だけ高さを低くすることができ、リーケージトランス10の低背化(リーケージトランス10の高さ寸法を小さくすること)を実現可能となる。
また、図9に示すような構成とは異なり、一次側巻線70を第2の巻枠部60に巻回させた後に、ケースコア20の内部に、ボビン40を取り付けたボビンベース30が嵌め込まれる。このため、巻線機の巻線ノズルが移動するスペースが取れない、といった問題を生じさせずに、低背化を実現可能となる。
さらに、第2の巻枠部60が形成された状態では、未だケースコア20にボビンベース30が嵌め込まれていない。このため、第2の巻枠部60に対して、巻線機の巻線ノズルを位置させることができ、巻線ノズルを介して一次側巻線70を容易に巻回させることができる。それによって、一次側巻線70をボンディングせずとも、ボビンベース30ごと凹陥部21に嵌め込めば、巻回された一次側巻線70が形崩れを生じさせずに済む。そのため、一次側巻線70のボンディングが不要となり、コストを削減することができる。
さらに、上述の実施の形態では、ボビン40を保持する第1の保持軸32のうち、互いに向き合わない側が、第2の巻枠部60として用いられている。このため、一次側巻線70は、当該第2の巻枠部60において、略ベルト状に掛け渡され、巻回が容易となる。すなわち、最初に二次側巻線71をボビン40に巻回しておき、次に第2の巻枠部60に一次側巻線70を巻回させると、一次側巻線70および二次側巻線71の両方を効率的に巻回させることができる。
さらに、ボビンベース30には、2つの第2の保持軸33が設けられるので、この第2の保持軸33に調整用巻線70aを保持させることにより、一次側巻線70と二次側巻線71との間の磁気結合を調整することができる。また、第2の保持軸33のうち、互いに向き合わない部分で、一次側巻線70を良好に保持することができる。また、第1の保持軸32には、スカート部35が設けられているので、このスカート部35の途中位置にボビン40の中心孔40aの下縁部を係止させることができる。それによって、ボビン40の下鍔部44とプレート部31との間に第2の巻枠部60を形成することができる。
また、第1の保持軸32および第2の保持軸33には、夫々孔部37,38が形成されていて、これらの孔部37,38に柱脚部23a〜23dが差し込まれる。このため、ボビンベース30がケースコア20に対してずれず、安定的に位置決めされる。また、柱脚部23a〜23dは、フェライト等の磁性材料から形成されているので、該柱脚部23a〜23dと突出部52、側壁22、底面20a等によって磁路を形成することができる。それにより、一次側巻線70によって二次側巻線71を良好に励磁することができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、ボビン40の個数を2つとしている。しかしながら、ボビン40の個数は、2つに限られるものではなく、例えば4つ設ける等、種々変更可能である。ボビン40の個数を、例えば4つ設ける場合には、第1の保持軸32を4つ設ける必要があるが、夫々の第1の保持軸32へのボビン40の挿入によって、第2の巻枠部60を形成することができ、上述したような低背化およびコストの低減を図ることができる。
また、上述の実施の形態では、第1の保持軸32には、スカート部35が設けられていて、このスカート部35にボビン40が係止される。しかしながら、スカート部35を設けずに、他の部分でボビン40を係止するようにしても良い。例えば、第1の保持軸32を段差状に形成し、この段差状の部分の上面側にて、ボビン40を受け止めるようにしても良い。
また、上述のリーケージトランス10は、ノート型パーソナルコンピュータの表示装置におけるバックライト用放電灯として使用される場合には、限られず、種々の電子機器に用いることが可能である。その例としては、携帯電話装置の表示装置、カーナビゲーションの表示装置、蛍光灯、PDP等が挙げられる。
さらに、上述の第2の保持軸33は、調整用巻線70aを保持している。しかしながら、この第2の保持軸33に別個のボビンを保持させるようにしても良い。この場合には、調整用巻線70aが巻回された別個のボビンごと、第2の保持軸33に挿入される。
本発明のリーケージトランスは、例えばノート型パーソナルコンピュータの表示装置のバックライト用放電灯として利用することができる。
本発明の一実施の形態に係るリーケージトランスの構成を示す分解斜視図である。 図1のリーケージトランスの全体を示す斜視図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、コイルボビンをボビンベースに取り付ける前の状態を説明する断面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、第1の保持軸にコイルボビンを差し込んで、ボビンベースにコイルボビンを保持させた状態を示す断面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、一次側巻線が間隔部に巻回された状態を示す断面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、コア部材にボビンベースが嵌め込まれた状態を示す断面図である。 図1のリーケージトランスの製造方法を説明する図であり、蓋コアが取り付けられて、リーケージトランスが完成した状態を示す断面図である。 従来のリーケージトランスの構成を示す側断面図である。 従来のリーケージトランスに関して、2つの鍔部が存在するコイルボビンの構成を示す側断面図である。
符号の説明
10…リーケージトランス
20…コア部材
21…凹陥部
22…側壁部
23…柱脚部
30…ボビンベース
31…プレート部
32…第1の保持軸(保持軸)
33…第2の保持軸(保持軸)
34…ボビン差込部
35…スカート部
36…下縁部
40…コイルボビン
43…上鍔部
44…下鍔部
45…第1の巻枠部
50…蓋コア
51…凹部
52…突出部
53…切欠部
60…第2の巻枠部
70…一次側巻線
71…二次側巻線

Claims (7)

  1. 一次側巻線と二次側巻線とが上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランスにおいて、
    上鍔部および下鍔部を有すると共に、これら上鍔部と下鍔部の間に存在する第1の巻枠部に上記二次側巻線が巻回されるコイルボビンと、
    上記コイルボビンを途中位置で保持する第1の保持軸を有すると共に、この第1の保持軸が立設されているプレート部を有するボビンベースと、
    側壁の内部に凹陥部を有し、この凹陥部に上記ボビンベースおよび上記コイルボビンを嵌め込んで、該ボビンベースおよび該コイルボビンを覆うためのコア部材と、
    上記下鍔部と上記プレート部との間に形成されると共に、上記一次側巻線が巻回される第2の巻枠部と、
    を具備することを特徴とするリーケージトランス。
  2. 前記コイルボビンは2つ設けられていて、前記保持軸は少なくとも2つ設けられると共に、前記下鍔部と前記プレート部の間の部位のうち、前記コイルボビンを保持する2つの前記第1の保持軸が互いに向き合わない部位を前記第2の巻枠部として用いることを特徴とする請求項1記載のリーケージトランス。
  3. 前記一次側巻線と前記二次側巻線との間の磁気結合を調整する調整用巻線が巻回される2つの第2の保持軸を有すると共に、
    前記第1の保持軸は、
    前記コイルボビンの中心孔よりも細径のボビン差込部と、
    前記プレート部に向かうにつれて径が大きくなるスカート部と、
    を具備していて、上記スカート部の途中位置に前記コイルボビンの中心孔の下縁部が係止されることにより、該コイルボビンが前記第1の保持軸の途中位置に保持されると共に、上記第2の保持軸のうち互いに向き合わない部位も前記第2の巻枠部を構成することを特徴とする請求項2記載のリーケージトランス。
  4. 前記第1の保持軸には孔部が形成されていて、この孔部に前記コア部材の底面から突出している柱脚部が差し込まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  5. 一次側巻線と二次側巻線とが上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランスにおいて、
    上鍔部および下鍔部を有すると共に、これら上鍔部と下鍔部の間に存在する第1の巻枠部に上記二次側巻線が巻回されるコイルボビンと、
    上記コイルボビンを途中位置で保持する第1の保持軸を有すると共に、この第1の保持軸が立設されているプレート部を有するボビンベースと、
    上記下鍔部と上記プレート部との間に形成されると共に、上記一次側巻線が巻回される第2の巻枠部と、
    を具備することを特徴とするリーケージトランス。
  6. コア部材に側壁で囲まれた凹陥部が設けられていて、この凹陥部の内部に、一次側巻線と二次側巻線とが上下方向に重ねられて配置されるリーケージトランスを製造するリーケージトランスの製造方法において、
    上鍔部および下鍔部を有すると共に、これら上鍔部と下鍔部の間に存在する第1の巻枠部に上記二次側巻線を巻回する第1の工程と、
    ボビンベースのプレート部に立設されている第1の保持軸に対し、上記第1の工程が終了した上記コイルボビンを該第1の保持軸の途中位置に保持させる第2の工程と、
    上記第2の工程により上記下鍔部と上記プレート部との間に形成される第2の巻枠部に、上記一次側巻線を巻回する第3の工程と、
    上記凹陥部に対し、上記ボビンベースを嵌め込む第4の工程と、
    上記第4の工程の後に、上記コア部材に対して蓋コアを取り付けて、上記凹陥部の上方側を閉塞する第5の工程と、
    を有することを特徴とするリーケージトランスの製造方法。
  7. 前記コイルボビンは2つ設けられていて、前記第1の保持軸は少なくとも2つ設けられると共に、前記第3の工程では、前記下鍔部と前記プレート部の間の部位のうち、前記コイルボビンを保持する2つの前記第1の保持軸が互いに向き合わない部位を前記第2の巻枠部として前記一次側巻線を巻回することを特徴とする請求項6記載のリーケージトランスの製造方法。
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