JP2005108180A - 情報提供装置及び情報提供方法 - Google Patents

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清 今泉
Tetsuya Kubota
哲也 久保田
Shigeru Nakano
茂 中野
Takumi Ochiai
巧 落合
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Abstract

【課題】ショッピングカート等の移動体を用いて移動中の使用者に対して、その使用者の意思に適応した情報を迅速且つ効率的に提供する。
【解決手段】ショッピングカートCTを他から識別するための識別情報を記憶するICタグ6と、固定設置されているリーダDMと、により構成され、リーダDMにより識別情報を検出することにより当該リーダDMが設置されている設置位置にショッピングカートCTが接近したか否かを検出し且つ当該接近したことが検出されたショッピングカートCTを他から識別するCPU1と、ショッピングカートCTに設けられたディスプレイ2と、ショッピングカートCTが展示台Dに接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出されたショッピングカートCTが識別されたとき、当該展示台D上の商品に対応する情報を、識別されたショッピングカートCTに設けられたディスプレイ2を用いて提供するCPU1と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供装置の技術分野に属し、より詳細には、例えばショッピングカート等の移動体と共に移動している使用者に対して必要な情報を提供する情報提供装置の技術分野に属する。
従来、例えば大型の食料品店において食料品を購入する場合、そのときに購入すべき食料品の種類や数を紙片等に記録して携行し、それを見ながら、その内容とそのときに当該食料品店において勧めているお買い得の食料品等とを比較考慮しながら買物をするのが一般的である。
そしてこの場合、買物をする者は、その時のお買い得品が何かを一品目毎に値段や量を比較しながら探す必要があった。またこのときには、単に値段が安いだけでなくその鮮度や産地等を一つ一つ目視で確認しながら実際に購入する食料品を決める必要がある。
しかしながら、上述した従来の買物の形態では、買物をする使用者に対する負担が過大になり、また、近年多くなる傾向にあるいわゆる纏め買いの場合には、購入すべき食料品も多品種多数に及ぶため、無駄な買物をしたり、或は必要なものが購入できないなど、効率的に買物ができない場合があると言う問題点があった。
なお、上述した如き買物の際の利便性を高める工夫として、例えば下記特許文献1に記載のカート装置がある。これは、商品バーコードを読み取り、ホストから価格データを受信してそのときにカートに入れられている商品の合計金額を当該カート上に表示可能としたものであるが、この技術は、買物をする使用者に対して単に商品金額や合計金額を提供するに止まるものであり、買物に役立つ情報を提供したり、またこれにより購買意欲を向上させようとするものではない。
特開平2−236698号公報(第1図及び第2図)
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、ショッピングカート等の移動体を用いて移動中の使用者に対して、その使用者の意思に適応した情報を迅速且つ効率的に提供し、その結果としてその使用者が目的とする買物等の処理を迅速且つ効率的に行うことが可能な情報提供装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ショッピングカート等の移動体と共に移動し且つ当該移動体を他の移動体から識別するための識別情報を記憶するICタグ等の移動識別手段と、前記移動識別手段に対して非接触であり且つ固定設置されているリーダ等の固定識別手段と、により構成され、前記固定識別手段により前記識別情報を検出することにより当該固定識別手段が設置されている設置位置に前記移動体が接近したか否かを検出し且つ当該接近したことが検出された前記移動体を他の移動体から識別するCPU等の接近識別手段と、前記移動体に設けられたディスプレイ等の提供手段と、前記移動体が前記設置位置に接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出された移動体が識別されたとき、当該設置位置に対応する情報を、前記識別された移動体に設けられた前記提供手段を用いて提供するCPU等の提供制御手段と、を備える。
よって、非接触式の接近識別手段により移動体の接近を検出してその移動体を識別したとき、その位置に対応する情報をその識別した移動体上の提供手段により提供するので、当該移動体の使用者の意思に適応した情報をタイミングよく当該使用者に提供することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報提供装置において、前記識別された移動体に対して、当該移動体が接近した前記設置位置に対応する前記情報を伝送する伝送手段を更に備え、前記提供制御手段は、前記伝送された情報を前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供するように構成される。
よって、提供すべき情報を有する設置位置に移動体が接近した度毎にその情報を接近した移動体に伝送するので、移動体において情報の提供に供させるべき部材を簡略化することができると共に、設置位置毎に提供すべき情報を更新することができるので、簡易な処理で提供すべき情報の更新を行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報提供装置において、前記移動体は、前記伝送された情報を蓄積する記憶部等の蓄積手段を更に備え、前記提供制御手段は、前記伝送された情報又は前記蓄積されている情報の少なくともいずれか一方を前記提供手段を用いて提供するように構成される。
よって、設置位置毎に伝送された情報を移動体上に蓄積し、その蓄積した情報又はその時に伝送された情報の少なくともいずれか一方を提供するので、いずれの設置位置に移動体が接近しても、対応する情報を迅速に提供することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記移動体は、取得すべき取得情報を示す識別情報を記憶するUSBメモリ等の記憶手段を更に備え、前記提供制御手段は、前記移動体が前記設置位置に接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出された移動体が識別されたとき、前記識別情報に基づき、前記識別された移動体が接近したことが検出された前記設置位置に対応する前記情報から前記取得情報を抽出して前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供する制御手段を備える。
よって、記憶されていた識別情報に基づき、提供された情報から取得情報が抽出されて使用者に提供されるので、必要な情報を使用者が迅速に取得することができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記提供された情報に関連する関連情報を取得する無線ネットワーク等の取得手段を更に備え、前記提供制御手段は、前記識別された移動体が接近したことが検出された前記設置位置に対応する前記情報と共に前記関連情報を前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供するように構成される。
よって、移動体が接近した位置に対応する情報に加えてそれに関連する関連情報も取得できるので、使用者にとってより有効な情報をタイミングよく提供することができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記移動体は、当該移動体を移動させる使用者が既に所有している物品を示す物品情報を記憶するUSBメモリ等の記憶手段を更に備え、前記提供制御手段は、前記移動体が前記設置位置に接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出された移動体が識別されたとき、前記物品情報に基づき、前記識別された移動体が接近したことが検出された前記設置位置に対応する前記情報から前記物品情報に対応する対応情報を抽出して前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供する制御手段を備える。
よって、記憶されていた物品情報に基づき、提供された情報から対応情報が抽出されて使用者に提供されるので、物品情報に関連して必要な対応情報を使用者が迅速に取得することができる。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の情報提供装置において、前記物品情報は、前記物品を保管する保管庫に備えられた情報記録手段により前記記憶手段に記録された物品情報であるように構成される。
よって、使用者が既に所有している物品との関係において対応情報を取得することができる。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の情報提供装置において、前記物品情報及び前記対応情報に共に関連する関連情報を取得する無線ネットワーク等の取得手段を更に備え、前記提供制御手段は、前記識別された移動体が接近したことが検出された前記設置位置に対応する前記関連情報を前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供するように構成される。
よって、移動体が接近した位置に対応する情報に加えてそれに関連する関連情報も取得できるので、使用者にとってより有効な情報をタイミングよく提供することができる。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項4から8のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記記憶手段は半導体メモリであるように構成される。
よって、簡易な構成で取得情報を変更して有効な情報のみを提供することができる。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項5又は8に記載の情報提供装置において、前記取得した関連情報に対応する前記設置位置を示す位置情報を取得する無線ネットワーク等の位置情報取得手段を更に備え、前記提供制御手段は、少なくとも前記位置情報が取得されたとき、当該取得された位置情報により示される前記設置位置まで前記識別された移動体を誘導するための誘導情報を前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供するように構成される。
よって、関連情報に対応する設置位置に至るまで移動体を誘導するための誘導情報が更に提供されるので、当該関連情報に対応する設置位置まで容易に移動することができる。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記提供手段は、提供されるべき前記情報を視覚的に表示する表示手段であるように構成される。
よって、情報が視覚的に提供されるので、使用者は、迅速且つ容易に必要な情報の内容を認識することができる。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記移動体はショッピングカートであると共に、前記設置位置は、当該ショッピングカートが搬送される店内に複数設けられており、前記情報は、各前記設置位置に展示されている商品に関するお勧め情報であるように構成される。
よって、ショッピングカートを用いた買物中に、夫々の設置位置において当該設置位置に対応するお勧め情報を入手することができ、効率的且つ楽しく買物を行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、請求項5又は8から12のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記移動体はショッピングカートであり、前記設置位置は、当該ショッピングカートが搬送される食料品店内に複数設けられていると共に、前記情報は、各前記設置位置に展示されている食料品に関するお勧め情報であり、前記関連情報は、当該お勧め情報により示される前記食料品を用いた調理法を示すレシピ情報であるように構成される。
よって、ショッピングカートを用いた買物中に、夫々の設置位置において当該設置位置に対応するお勧め情報を入手することができると共に、そのお勧め情報に対応するレシピ情報まで入手することができるので、より効率的且つ楽しく買物を行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項14に記載の発明は、請求項10から13のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記移動体はショッピングカートであり、前記設置位置は、当該ショッピングカートが搬送される食料品店内に複数設けられていると共に、前記情報は、各前記設置位置に展示されている食料品に関するお勧め情報であり、前記関連情報は、当該お勧め情報により示される前記食料品を用いた調理法を示すレシピ情報であり、前記位置情報は、前記レシピ情報に含まれている食料品に対応する前記設置位置を示す情報であり、更に前記誘導情報は、前記移動体の現在位置から前記レシピ情報に含まれている食料品に対応する前記設置位置に至る前記食料品店内の経路を示す情報であるように構成される。
よって、ショッピングカートを用いた買物中に、夫々の設置位置において当該設置位置に対応するお勧め情報を入手することができると共に、そのお勧め情報に対応するレシピ情報まで入手することができるので、より効率的且つ楽しく買物を行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項15に記載の発明は、請求項4、5、9から14のいずれか一項に記載の情報提供装置において、前記移動体はショッピングカートであり、前記設置位置は、当該ショッピングカートが搬送される店内に複数設けられていると共に、前記情報は、各前記設置位置に展示されている商品に関する情報であり、前記識別情報は、前記ショッピングカートを使用している使用者が購入すべき商品を示す情報であるように構成される。
よって、ショッピングカートを用いた買物中に、夫々の設置位置において当該設置位置に対応するお勧め情報を入手することができると共に、必要なお勧め情報が提供されることになるので、より楽しく買物を行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項16に記載の発明は、ショッピングカート等の移動体と共に移動し且つ当該移動体を他の移動体から識別するための識別情報を記憶する移ICタグ等の動識別手段と、前記移動識別手段に対して非接触であり且つ固定設置されているリーダ等の固定識別手段と、により構成されるCPU等の接近識別手段において実行され、前記固定識別手段により前記識別情報を検出することにより当該固定識別手段が設置されている設置位置に前記移動体が接近したか否かを検出し且つ当該接近したことが検出された前記移動体を他の移動体から識別する接近識別工程と、前記移動体が前記設置位置に接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出された移動体が識別されたとき、当該設置位置に対応する情報を、前記識別された移動体に設けられたディスプレイ等の提供手段を用いて提供する提供工程と、を含む。
よって、非接触式の接近識別手段により移動体の接近を検出してその移動体を識別したとき、その位置に対応する情報をその識別した移動体上の提供手段により提供するので、当該移動体の使用者の意思に適応した情報をタイミングよく当該使用者に提供することができる。
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、非接触式の接近識別手段により移動体の接近を検出してその移動体を識別したとき、その位置に対応する情報をその識別した移動体上の提供手段により提供するので、当該移動体の使用者の意思に適応した情報をタイミングよく当該使用者に提供することができる。
従って、使用者が当該提供された情報を用いて必要な処理を行うに当たり、迅速且つ効率的にその処理を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、提供すべき情報を有する設置位置に移動体が接近した度毎にその情報を接近した移動体に伝送するので、移動体において情報の提供に供させるべき部材を簡略化することができると共に、設置位置毎に提供すべき情報を更新することができるので、簡易な処理で提供すべき情報の更新を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、設置位置毎に伝送された情報を移動体上に蓄積し、その蓄積した情報又はその時に伝送された情報の少なくともいずれか一方を提供するので、いずれの設置位置に移動体が接近しても、対応する情報を迅速に提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、記憶されていた識別情報に基づき、提供された情報から取得情報が抽出されて使用者に提供されるので、必要な情報を使用者が迅速に取得することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、移動体が接近した位置に対応する情報に加えてそれに関連する関連情報も取得できるので、使用者にとってより有効な情報をタイミングよく提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、記憶されていた物品情報に基づき、提供された情報から対応情報が抽出されて使用者に提供されるので、物品情報に関連して必要な対応情報を使用者が迅速に取得することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、使用者が既に所有している物品との関係において対応情報を取得することができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項6又は7に記載の発明の効果に加えて、移動体が接近した位置に対応する情報に加えてそれに関連する関連情報も取得できるので、使用者にとってより有効な情報をタイミングよく提供することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項4から8のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、簡易な構成で取得情報を変更して有効な情報のみを提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項5又は8に記載の発明の効果に加えて、関連情報に対応する設置位置に至るまで移動体を誘導するための誘導情報が更に提供されるので、当該関連情報に対応する設置位置まで容易に移動することができる。
請求項11に記載の発明によれば、請求項1から10のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、情報が視覚的に提供されるので、使用者は、迅速且つ容易に必要な情報の内容を認識することができる。
請求項12に記載の発明によれば、請求項1から11のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、ショッピングカートを用いた買物中に、夫々の設置位置において当該設置位置に対応するお勧め情報を入手することができ、効率的且つ楽しく買物を行うことができる。
請求項13に記載の発明によれば、請求項5又は8から12のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、ショッピングカートを用いた買物中に、夫々の設置位置において当該設置位置に対応するお勧め情報を入手することができると共に、そのお勧め情報に対応するレシピ情報まで入手することができるので、より効率的且つ楽しく買物を行うことができる。
請求項14に記載の発明によれば、請求項10から13のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、ショッピングカートを用いた買物中に、夫々の設置位置において当該設置位置に対応するお勧め情報を入手することができると共に、そのお勧め情報に対応するレシピ情報まで入手することができるので、より効率的且つ楽しく買物を行うことができる。
請求項15に記載の発明によれば、請求項4、5、9から14のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、ショッピングカートを用いた買物中に、夫々の設置位置において当該設置位置に対応するお勧め情報を入手することができると共に、必要なお勧め情報が提供されることになるので、より楽しく買物を行うことができる。
請求項16に記載の発明によれば、非接触式の接近識別手段により移動体の接近を検出してその移動体を識別したとき、その位置に対応する情報をその識別した移動体上の提供手段により提供するので、当該移動体の使用者の意思に適応した情報をタイミングよく当該使用者に提供することができる。
従って、使用者が当該提供された情報を用いて必要な処理を行うに当たり、迅速且つ効率的にその処理を行うことができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。
(I)実施形態
初めに、本発明に係る実施形態について、図1乃至図7を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、食料品店において食料品等を購入する際に用いる、いわゆるショッピングカートを含み、当該ショッピングカートを伴って買物をする使用者に対して必要な情報を提供する情報提供システムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
また、図1及び図2は実施形態に係る情報提供システムの概要構成を示す図であり、図3は当該情報提供システムに含まれるデータベースの構成を示す図であり、図4は当該情報提供システムにより情報に提供を受けつつ買物をする際の各構成部材の機能を示すフローチャートであり、図5乃至図7は当該情報提供システムを活用して買物を行っている際に後述するディスプレイに表示される画面を夫々例示する図である。
先ず、実施形態に係る情報提供システムについて、図1を用いて概念的に説明する。
図1(a)に示すように、当該情報提供システムSは、端末装置Tが搭載された移動体としてのショッピングカートCTと、当該ショッピングカートCTが移動する食料品店内に各売り場毎に設けられた複数の展示台Dと、各端末装置Tに対する後述する情報の提供を一括して制御する中央処理装置SSと、各端末装置Tと中央処理装置SSとを無線通信により接続する取得手段及び位置情報取得手段としての無線ネットワークLと、により構成されている。
そして、上記ショッピングカートCTには、後述する如き移動識別手段としてのいわゆるIC(Integrated Circuit)タグ6が備えられており、このICタグ6には、当該ICタグ6が備えられたショッピングカートCTをその食料品店に備えられている全てのショッピングカートCTから識別するための識別情報が記録されている。
一方、上記展示台Dには、各ショッピングカートCTに備えられた夫々のICタグ6との無線による情報の授受が可能な固定識別手段としてのリーダDMが夫々に備えられており、このリーダDMにより各ICタグ6内の識別情報を読み取ることで、そのICタグ6を備えるショッピングカートCTが当該識別情報を読み取ったリーダDMを備える展示台Dに接近したことを検出する。
この後、その展示台Dに接近していると検出されているショッピングカートCT上の端末装置Tに対して、無線ネットワークLを介して、その展示台Dに展示されている商品に関する情報を中央処理装置SSから提供する。
次に、上記端末装置Tの構成及び動作について、図1(b)を用いて説明する。なお、図1(b)は当該端末装置Tの概要構成等を示すブロック図である。
図1(b)に示すように、実施形態に係る端末装置Tは、提供制御手段としてのCPU1と、提供手段としてのディスプレイ2と、当該ディスプレイ2の表面に備えられたタッチパネル3と、上記無線ネットワークLに接続して中央処理装置SSとの間で必要な情報の授受を行うための無線インターフェース4と、後述するUSBメモリとの間で情報の授受を行うためのUSBインターフェース5と、蓄積手段としての記憶部7と、により構成されている。なおl、図1(b)には、当該端末装置Tと共に移動することとなる上記ICタグ6も併記する。
次に、動作を説明する。
先ず、ICタグ6は、上述したように当該端末装置Tが備えられているショッピングカートCTを他のショッピングカートCTから識別するための識別情報を記憶しており、当該識別情報を無線電波を介して上記リーダDMに送信する。
一方、USBインターフェース5は、記憶手段としてのUSBメモリMMが装填されたとき、当該USBメモリMMに記憶されている内容を読み出し、USB情報SuとしてCPU1に出力する。
更に、無線インターフェース4は、無線ネットワークLを介して中央処理装置SSから提供情報Srを取得し、CPU1に出力する。
他方、タッチパネル3は、ショッピングカートCTの使用者により操作されると、当該操作に対応する操作情報Stpを生成してCPU1へ出力する。
これらにより、CPU1は、上記USB情報Su、提供情報Sr及び操作情報Stpを用いて、ディスプレイ2に表示させるべき表示情報Sdpを生成し、ディスプレイ2に出力して必要な表示を実行させる。
このとき、当該CPU1としての処理に必要な情報は、メモリ情報Smとして記憶部7に一時的に記憶されると共に、必要に応じてメモリ情報Smとして読み出されて、必要な処理に供される。
次に、上記中央処理装置SSの構成及び動作について、図2を用いて説明する。なお、図2は当該中央処理装置SSの概要構成を示すブロック図である。
図2に示すように、実施形態に係る中央処理装置SSは、接近識別手段としてのCPU10と、不揮発性の記憶媒体であるデータベース11と、各展示台Dに接続されたインターフェース12と、キーボード又はマウス等により構成される入力部13と、上記無線ネットワークLに接続して各展示台Dとの間で必要な情報の授受を行うための無線インターフェース14と、により構成されている。
次に、動作を説明する。
先ず、入力部13は、データベース11内に格納されている情報を更新する際等に用いられ、中層処理装置SSの管理者により操作されると、当該操作に対応する操作情報Sopを生成してCPU10へ出力する。
一方、無線インターフェース4は、CPU1を介してデータベース11から読み出された情報を、無線ネットワークLを介して各端末装置Tに対して提供情報Srとして伝送する。
更に、インターフェース12は、各展示台Dから、当該展示台D上のリーダDMにおいて読み取られた上記識別情報Sdが送信されてくると、これを纏めてインターフェース情報SifとしてCPU10へ出力する。
他方、データベース11は、各端末装置T上に表示すべき情報を蓄積記憶し、必要に応じてデータベース情報SdbとしてCPU1に出力すると共に、入力部13における操作により当該表示すべき情報が更新されると、その更新された情報をCPU10を介してデータベース情報Sdbとして受け取り、指定されたアドレスに蓄積記憶する。
ここで、当該データベース11の細部構成について、図3を用いて説明する。なお、図3は、当該細部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、データベース11は、商品情報データベース20と、お勧めメニューデータベース21と、売場情報データベース22と、お勧め情報データベース23と、により構成されている。
このとき、商品情報データベース20には、当該食料品店内に在庫として保管又は展示されている全ての商品に関する商品情報200が、夫々の商品の種類毎に個々に識別可能に格納されている。そして、各商品情報200には、一つの商品情報200を他の商品情報200から識別するための商品識別情報を含むヘッダHと、各商品に関する具体的な情報(例えば、品名に関する情報、生産地に関する情報又は賞味期限に関する情報等)が文字として含まれている文字情報LTと、その商品の展示台D上における展示状態を示す画像等を含む画像情報Gと、その商品を使ったお勧めのメニューを示す後述のお勧めメニュー情報201を識別するためのリンク情報Rと、が含まれている。
一方、お勧めメニューデータベース21には、当該食料品店内に在庫として保管又は展示されている全ての商品につき、それらの商品を用いたお勧めの料理のレシピ(調理法)に関するお勧めメニュー情報201が、夫々のお勧めメニューの種類毎に個々に識別可能に格納されている。そして、各お勧めメニュー情報201には、一つのお勧めメニュー情報201を他のお勧めメニュー情報201から識別するためのメニュー識別情報を含むヘッダHと、各お勧めメニューに関する具体的な情報(例えば、その料理を調理するために必要な材料たる商品名に関する情報、その調理法に関する情報又はその料理における一人当たりのカロリー量に関する情報等)が文字として含まれている文字情報LTと、そのお勧めメニューの料理の完成状態を示す画像等を含む画像情報Gと、そのお勧めメニューの料理を調理するために必要な商品に対応する商品情報200を識別するための商品情報リンクI並びに当該必要な商品が展示されている食料品店内の位置を示す後述の売場情報203を識別するための売場案内リンクPを含む商品リンク情報202を各商品毎に含むリンク情報Rと、が含まれている。
ここで、当該商品リンク情報202内には、上記商品情報リンクI及び売場案内リンクPの他に、一の商品に対応する商品リンク情報202を他の商品に対応する商品リンク情報202から識別するための商品識別情報を含むヘッダHが併せて含まれている。
更に、売り場情報データベース22には、当該食料品店内に展示されている全ての商品の展示位置に関する売場情報203が、夫々の商品の種類毎に個々に識別可能に格納されている。そして、各売場情報203には、一つの売場情報203を他の売場情報203から識別するための売場識別情報を含むヘッダHと、各商品毎の売り場を示す店内位置情報が画像として含まれている画像情報Gと、が含まれている。
そして最後に、お勧め情報データベース23には、当該食料品店における各展示台D毎のその日のお勧め商品に関するお勧め情報204が、夫々の展示台D毎に個々に識別可能に格納されている。そして、各お勧め情報204には、一つのお勧め情報204を他のお勧め情報204から識別するためのお勧め情報識別情報を含むヘッダHと、各お勧め情報に関する具体的な情報(例えば、その日のお勧めである商品の名称情報等)が文字として含まれている文字情報LTと、その名称情報等に対応する商品情報200を識別するためのリンク情報Rと、が、一の展示台Dにおける商品毎に含まれている。
次に、上述した構成を備える情報提供システムSを用いた、買物中における情報提供処理について、具体的に図4乃至図7を用いて説明する。
先ず、図4(a)に示すように、実施形態に係る情報提供システムSを備える食料品店において買物をする場合、その使用者は、その自宅等に備えられたパーソナルコンピュータ等を用いて、その使用者が購入すべき食料品を入力し(ステップS1)、これをUSBメモリMMに記憶させた上で(ステップS2)携行し、上記食料品店に赴く。
次に、当該USBメモリMMを携行する使用者は、当該USBメモリMMをいずれかのショッピングカートCTにおけるUSBインターフェース5に装着する。
このとき、端末装置T上のCPU1は、その電源がオンとされると常時USBインターフェース5にUSBメモリMMが装着されたか否かを監視しており(ステップS10)、装着されないまま電源がオンとされたときは(ステップS10;NO)後述するステップS12の処理に移行し、一方、USBメモリMMが装着されたときは(ステップS;YES10)、当該USBメモリMM内のUSB情報Suを読み出す。そして、読み出されたUSB情報Suに含まれている商品(購入すべき商品)を示す情報を読み出し、無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して当該読み出した情報をそのショッピングカートCTを示す識別情報と共に中央処理装置SSに送信する。
その後、中央処理装置SSにおいては、その送信された情報に基づき、購入すべき商品に対応する売場情報204を売場情報データベース22内において検索し、その検索結果を再度無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して元のショッピングカートCTに備えられた端末装置Tに送信し、その商品が展示されている売り場を示す位置情報を画像としてディスプレイ2に表示させ、その売り場に使用者を誘導する(ステップS11)。
次に、当該誘導により、目的とする売り場にショッピングカートCTが接近すると、その売り場にある展示台D上のリーダDMがその端末装置TにおけるICタグ6からの識別情報を読み取り、その識別情報SdをCPU10に出力する。これと並行して、CPU10は、当該識別情報Sdが送信されてきた展示台Dに対応するその日のお勧め商品を示すお勧め情報204をお勧め情報データベース23内において検索する。そして、その検索結果を無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して元のショッピングカートCTに備えられた端末装置Tに送信し、そのお勧め情報204をディスプレイ2に表示させる(ステップS12)。このとき、当該ディスプレイ2には、例えば図5(a)に示す如き、その展示台Dにおけるその日のお勧め商品を示すお勧め情報204に対応するお勧め情報画像G1が、当該お勧めである商品名を含んで表示される。なお、図5(a)は野菜売り場に対応するお勧め情報画像G1の例である。
また、お勧め情報データベース23内において検索した検索結果を送信すべきショッピングカートCTの識別は、展示台D上のリーダDMにおいて読み取られたICタグ6からの識別情報を中央処理装置SSが取得したとき、その取得した識別情報と無線ネットワークL上の対応するショッピングカートCTのアドレスとが中央処理装置SS上で予め対応付けられており、その対応付けに基づいて検索結果を送信すべきショッピングカートCTが識別される。
次に、当該お勧め情報画像G1が表示されている状態で、いずれかのお勧め商品の商品名がタッチパネル3上で操作されると、その操作が為されたことを示す情報が無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して中央処理装置SSに伝送される。これにより、中央処理装置SSにおいて、上記操作されたお勧め商品を含むお勧め情報204内のリンク情報Rを用いて対応する商品情報200を商品情報データベース20内において検索し、その検索結果を再度無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して(お勧め情報204の場合と同様にして識別された)元のショッピングカートCTに備えられた端末装置Tに送信し、その検索された商品情報200を示す画像情報G及び文字情報LTを含む画像をディスプレイ2に表示させる(ステップS12)。
このとき、ディスプレイ2上には、例えば図5(b)に示す如き、その選択されたお勧め商品を示す商品情報画像G2が表示される。そして、当該商品情報画像G2には、その商品を示す画像、その商品の商品名、生産地及び賞味期限等を示す文字及びその商品を用いたお勧めメニューを示すお勧めメニュー情報201を表示させるためのリンクボタンB2が含まれている。
より具体的には、例えば図5(a)に示すお勧め情報画像G1おいて「トマト」が選択されたとすると、図5(b)に示す商品情報画像G2の例としては、通常のトマトに関する商品情報(図5(b)左)とプチトマトに関する商品情報(図5(b)右)とが表示されている。
次に、お勧め商品に関する商品情報画像G2を表示している期間においては、タッチパネル3上において上記リンクボタンB2が操作されたか否かが常に監視されており(ステップS13)、当該リンクボタンB2が操作されないときは(ステップS13;NO)上記ステップS12に戻ってそのままお勧め情報に関する表示を継続し、一方、リンクボタンB2が操作されたときは(ステップS13;YES)、当該操作されたリンクボタンB2を示す情報が無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して中央処理装置SSに伝送される。これにより、中央処理装置SSにおいて、上記操作されたリンクボタンB2を含む商品情報200内のリンク情報Rを用いて対応するお勧めメニュー情報201をお勧めメニューデータベース21内において検索し、その検索結果を再度無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して(お勧め情報204の場合と同様にして識別された)元のショッピングカートCTに備えられた端末装置Tに送信し、その検索されたお勧めメニュー情報201に含まれる画像情報G及び文字情報LTを含む画像をディスプレイ2に表示させる(ステップS14)。
より具体的には、例えば図5(b)に示す商品情報画像G2おいて「トマト」に対応する画像(図5(b)左)内のリンクボタンB2が選択されたときは、例えば図6(a)に示す如き「冷製トマトパスタ」を示すお勧めメニュー情報画像G3が表示され、一方、図5(b)に示す商品情報画像G2おいて「プチトマト」に対応する画像(図5(b)右)内のリンクボタンB2が選択されたときは、例えば図6(b)に示す如き「中華プチトマトサラダ」を示すお勧めメニュー情報画像G3が表示される。
そして、夫々のお勧めメニュー情報画像G3内には、対応して検索されているお勧めメニュー情報201に基づいて、当該お勧めメニューの内容を示す画像(調理終了状態の画像)、並びにその料理を調理するために必要な材料たる商品名に関する情報、その調理法に関する情報又はその料理における一人当たりのカロリー量に関する情報等が文字情報として表示される。これに加えて、当該材料に関する情報として、その料理に必要な材料の売り場を示す売場情報を表示させるためのリンクボタンB31及びその材料に関する商品情報を表示させるためのリンクボタンB32が、夫々の材料毎に表示される(ステップS14)。
次に、お勧めメニューに関するお勧めメニュー情報画像G3を表示している期間においては、タッチパネル3上において上記リンクボタンB31又はB32のいずれかが操作されたか否かが常に監視されており(ステップS15)、当該リンクボタンB31が操作されたときは(ステップS15;売場情報)、当該操作されたリンクボタンB31を示す情報が無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して中央処理装置SSに伝送される。これにより、中央処理装置SSにおいて、上記操作されたリンクボタンB31を含むお勧めメニュー情報201内のリンク情報Rに含まれるその商品の売場案内リンクPを用いて対応する売場情報203を売場情報データベース22内において検索し、その検索結果を再度無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して(お勧め情報204の場合と同様にして識別された)元のショッピングカートCTに備えられた端末装置Tに送信し、その検索された売場情報203に含まれる画像情報Gを含む画像をディスプレイ2に表示させる(ステップS16)。
より具体的には、例えば図6(a)に示すお勧めメニュー情報画像G3おいて「パスタ」に対応するリンクボタンB31が選択されたときは、例えば図7(a)に示す如き売場案内画像G4が表示される。そして、当該売場案内画像G4においては、お勧めメニュー情報画像G3において選択された「パスタ」が展示されている食料品店内の位置が画像により表示される。
そして、この売場案内画像G4が表示されている期間においては、清算すべき旨の操作がタッチパネル3上又は図示しない食料品店内の清算場所において行われたか否かが常に監視されており(ステップS18)、当該清算操作が実行されていないときは(ステップS18;NO)上記ステップS12の処理に戻ってそれまでの処理を繰り返し、一方、清算操作が行われたときは(ステップS18;YES)、実際の清算処理及び金銭の支払のための処理を行うと共に、どのような情報がディスプレイ2上に表示されたときにどのような商品が購入されたかを示す統計的な情報を生成する等の情報の整理処理を実行し(ステップS19)、その情報を無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して中央処理装置SSに伝送してデータベース11内の図示しない領域に蓄積し、一連の処理を終了する。
他方、上記ステップS15の判定において、上記リンクボタンB32が操作されたときは(ステップS15;商品情報)、当該操作されたリンクボタンB32を示す情報が無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して中央処理装置SSに伝送される。これにより、中央処理装置SSにおいて、上記操作されたリンクボタンB32を含むお勧めメニュー情報201内のリンク情報Rに含まれる商品情報リンクIを用いて対応する商品の商品情報200を商品情報データベース20内において検索し、その検索結果を再度無線インターフェース4及び14並びに無線ネットワークLを介して(お勧め情報204の場合と同様にして識別された)元のショッピングカートCTに備えられた端末装置Tに送信し、その検索された商品情報203に含まれる画像情報G及び文字情報LTを含む画像をディスプレイ2に表示させ(ステップS17)、その後上記ステップS12の処理に戻る。
このとき、ディスプレイ2上には、例えば図7(b)に示す如き、その選択されたお勧め商品を示す商品情報画像G2が表示される。そして、当該商品情報画像G2には、上記ステップS12の場合と同様に、その商品を示す画像、その商品の商品名、生産地及び賞味期限等を示す文字及びその商品を用いたお勧めメニューを示すお勧めメニュー情報201を表示させるためのリンクボタンB2が含まれている。
より具体的には、例えば図6(a)に示すお勧めメニュー情報画像G3おいて「パスタ」に対応するリンクボタンB32が選択されたときは、図7(b)に示す商品情報画像G2の例としては、通常のパスタに関する商品情報(図7(b)左)とペンネに関する商品情報(図7(b)右)とが表示されている。
以上夫々説明したように、実施形態の情報提供装置Sにおける処理によれば、非接触式のICタグ6及びそのリーダDMによりショッピングカートCTの展示台Dへの接近を検出してそのショッピングカートCTを識別したとき、その位置に対応する商品情報200等をその識別したショッピングカートCT上のディスプレイ2により提供するので、当該ショッピングカートCTの使用者の意思に適応した商品情報200等をタイミングよく当該使用者に提供することができる。
従って、使用者が当該提供された商品情報200等を用いて必要な買物を行うに当たり、迅速且つ効率的にその買物を行うことができる。
また、提供すべき商品情報200等に対応する展示台Dの位置にショッピングカートCTが接近する度毎にその商品情報200等をその接近したショッピングカートCTに伝送するので、ショッピングカートCTにおいて商品情報200等の提供に供させるべき部材を簡略化することができると共に、展示台Dの位置毎に提供すべき商品情報200等を更新することができるので、簡易な処理で提供すべき商品情報200等の更新を行うことができる。
更に、提供される商品情報200等のうち使用者が購入すべき商品としてUSBメモリMMに記憶させた商品に関する商品情報200等が提供されるので、不要な商品情報200等を確認する必要なしに必要な商品情報200等のみを迅速に取得することができる。
更にまた、USBメモリMMに購入すべき商品を記憶させるので、簡易な構成で必要な商品を変更して有効な商品情報200等のみの提供を受けることができる。
また、商品情報200以外にお勧めメニュー情報201等も取得できるので、使用者にとってより有効な情報をタイミングよく提供することができる。
更に、お勧めメニュー情報201内に含まれている商品が展示されている位置に至るまでショッピングカートCTを誘導するための売場情報203が更に提供されるので、当該位置まで容易に移動することができる。
更にまた、商品情報200等がディスプレイ2により視覚的に提供されるので、使用者は、迅速且つ容易に必要な商品情報200等の内容を認識することができる。
従って、必要な商品情報200等を迅速に入手して効率的且つ楽しく買物を行うことができる。
なお、一度端末装置Tを介して提供された商品情報200等を記憶部7内に蓄積記憶しておき、これを必要に応じて読み出して再度表示するように構成すれば、一度中央処理装置SSから提供された情報を再度中央処理装置SSに接続することなく表示することができるので、同じ展示台Dの位置に再度ショッピングカートCTが移動してきても、必要な商品情報200等を迅速に提供することができる。
また、上述した実施形態の場合において、図4ステップS19の情報整理の段階で、ショッピングカートCTの使用者がそれまでに提供された各情報に基づいて商品を購入する場合には(A)その使用者が通常よりも安い価格で商品を購入できること、又は(B)その商品に関する広告を出した広告主が対応する広告料を食料品店又は実施形態に係る情報提供装置Sのシステム提供者に支払うようにすること、の少なくともいずれか一方が実行されるように構成することもできる。
この(A)の場合、先ず、ショッピングカートCTの使用者が通常よりも安い価格で商品を購入できるようにする場合は、例えばディスプレイ2に表示されるお勧め情報204上に店頭表示価格よりも安い特別価格を含ませておき、清算時に当該お勧め情報204に基づく商品購入があったと判断された場合には、その使用者はお勧め情報204上で表示した上記特別価格でその商品を購入することができるようにする。これにより、ショッピングカートCTの使用者に対して個々のサービスを提供できると共により購買意欲を向上させることができることとなる。
また、上記(B)としてその商品に関する広告を出した広告主が対応する広告料を食料品店又は実施形態に係る情報提供装置Sのシステム提供者に支払うようにする場合には、清算時に、お勧め情報204に基づく商品購入があったと判断された場合には、提供された情報(=お勧め情報204)の依頼主である食品メーカや広告主からの広告料をその食料品店が受け取るようにしたり、当該広告料を通常より高く設定するようにして、販売店舗である食料品店や上記システム提供者に支払うようにすることができる。
更にまた、ショッピングカートCTに商品情報を読取る装置(例えばいわゆるICタグリーダ)を備えさせれば、お勧め情報204の提供後に商品がショッピングカートCTに投入されたのか、或はお勧め情報204の提供前にショッピングカートCTに投入されたものかを判別することができるため、実施形態の情報提供装置Sによる効果をより正確に把握することができる。
(II)変形形態
次に、本発明に係る変形形態について、図8乃至図11を用いて説明する。
先ず、第1の変形形態について、図8乃至図10を用いて説明する。
上述した実施形態においては、USBメモリMMには家庭において使用者が自ら購入すべき商品を入力していたが、これ以外に、家庭にある保管庫としての冷蔵庫内にある商品としての食材と連携させて買物をすることもできる。
即ち、第1の変形形態の場合は、各食材自体又は各食材の包装自体夫々にICタグが貼り付けられていることが前提となる。そして、このICタグには、それが貼り付けられている食材の、名称、生産日、生産場所及び賞味期限等の情報が記録されており、これらの情報を例えば図8(a)に示すような冷蔵庫50内に備えられた図示しないICタグリーダにより読み出すことで、当該冷蔵庫50に備えられた情報記録手段としてのディスプレイ52にそれらの情報を表示するように構成することができる(図8(b)参照)。
そして、この情報の表示と共に、接続部51に接続されたUSBメモリMMに現在冷蔵庫50に保管されている商品の名称及び数量を示す情報を転送して記録させる。
次に、当該USBメモリMMを所持して実施形態に係る食料品店に赴き、ショッピングカートCTのUSBインターフェース5に挿入し、図9に示すフローチャートに従って買物を始める。なお、図9に示すフローチャートにおいて、図4(b)に示すフローチャートと同様の処理については同一のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
第1の変形形態においては、先ず当該USBメモリMMがいずれかのショッピングカートCTにおけるUSBインターフェース5に装着されて当該USBメモリMM内のUSB情報Suが読み出されると、その内容を示す一覧表が、例えば図10(a)に示す選択画面G5の如く表示される。この選択画面G5においては、USBメモリMM内に記憶されていた食材の名称が名称欄60内に一覧に表示されている。そして、実際に料理に使用する食材がタッチパネル3を介して選択される(ステップS20)と、その選択された食材が、図10(a)に示す如く他の選択されていない食材と識別可能に選択食材表示61として表示される。その後、決定ボタンB41を操作すれば実施形態と同様のステップS11に進んでその食材に関連する売場までの誘導が開始され、一方、取消ボタンB42が操作されると、上記選択食材表示61が消失し、新たな食材の選択が再度開始される。
そして、上記ステップS11の処理における誘導に従ってショッピングカートCTを移動させて関連する食材の売場に近付くと、その売場に展示されているお勧め食材に関する情報が、例えば図10(b)に示す食材画面G6内の食材表示欄62としてディスプレイ2に表示され(ステップS12)、更に当該食材画面G6内の食材使用ボタンB51に続けて検索スタートボタンB52が操作されると、その表示されている食材(図10(b)の場合は「殻つきエビ」)と、上記ステップS20において選択されている食材(図10(a)に示す場合は「トマト」と「ブロッコリー」)と、を用いたお勧めメニュー(レシピ)が表示される(ステップS13、S14。図6参照)。
そして、これ以降は図4(b)に示したステップS15乃至S19等同様の処理が実行され、必要な食材の購入が完了する。
以上説明した第1の変形形態に係る情報提供装置の動作によれば、上述した実施形態に係る情報提供装置Sの動作による効果に加えて、USBメモリMMに記憶されていた食材情報に基づき、お勧め商品等に関する情報が抽出されて使用者に提供されるので、食材情報に関連して必要な情報を使用者が迅速に取得することができる。
また、使用者が既に所有している食材との関係において必要な情報を取得することができる。
更に、ショッピングカートCTが接近した位置に対応する情報に加えてそれに関連するお勧めメニュー情報等も取得できるので、使用者にとってより有効な情報をタイミングよく提供することができる。
なお、上述した第1の変形形態においては、各食材等夫々にICタグが貼り付けられており、そのICタグに、それが貼り付けられている食材の、名称、生産日、生産場所及び賞味期限等の情報が記録されている場合について説明したが、これ以外に、ICタグにはその食材等を他の食材等から識別するための識別情報(番号等)のみが記録されており、この識別情報を冷蔵庫内に備えられたICタグリーダにより読み出し、その読み出した識別情報に基づき冷蔵庫が例えばインターネット等のネットワークを介して接続されたサーバに記録されている当該識別情報に対応する食材の、名称、生産日、生産場所及び賞味期限等の情報を入手し、ディスプレイにそれらの情報を表示するように構成することもできる。
更には、食材を最初に冷蔵庫に入れた時点で、冷蔵庫は上記のようにサーバからICタグに記録された識別情報に対応する、食材の、名称、生産日等の情報を入手し、これらの情報を冷蔵庫に備えられた記憶装置に記憶させておいて、ディスプレイにそれらの情報を表示させるように構成してもよい。
次に、第2の変形形態として、いわゆる販売促進効果を意図したものとして、ディスプレイ2上において種々のアプリケーションを動作させることも可能である。
即ち、例えば図11(a)において、上記お勧め商品情報として使用者に提示した情報(図5参照)に含まれている食材を食材表示70乃至71として含む食材画面G7を表示しておき、これらが全てショッピングカートCTに入れられたとき、代金が割引となる旨を表示するように構成することもできる。この場合、その食材がショッピングカートCTに入れられたか否かは、例えば食材自体に取り付けられたICタグを当該ショッピングカートCTに取り付けられたICタグリーダにより読み取ることで認識しても良いし、或いは、食材に付されているバーコードを、同じくショッピングカートCTに取り付けられたバーコードリーダにより読み取ることで認識しても良い。
更に、お勧め商品の全てがショッピングカートCTに入れられたとき、食材画面G7に表示されている各食材表示70乃至72を、いわゆるスロットマシーンのように回転表示し、同じ食材が全て横に揃った場合には更に割引率を増加するように構成すれば、販売促進としての効果は更に向上する。
更にまた、食材購入のための表示とは別個になるが、ディスプレイ2上に二つのジャンケン画面73及び74を表示し、これらの一方を端末装置T内のCPU1で制御して「グー」、「チョキ」又は「パー」のいずれかをランダムに表示するようにし、他方については使用者の操作により上記一方とタイミングを合わせて「グー」、「チョキ」又は「パー」のいずれかを表示するように構成すれば、使用者側が買ったときに割引率を増大させることで更なる販売促進効果を期待することができる。
また、図4又は図9に示すフローチャートに対応するプログラムをフレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又は当該プログラムをインター等のネットワークを介して取得して記録しておき、当該プログラムを読み出して汎用のマイクロコンピュータ等において実行することにより、当該マイクロコンピュータを実施形態に係るCPU1又は10として機能させることも可能である。
以上夫々説明したように、本発明は商店又はスーパーマーケット等の大規模店舗における誘導案内及び商品提示の分野に利用することが可能であるが、これだけでなく、例えば大規模工場における商品搬送時において、各位置で積みおろしすべき荷物を搬送カート上に表示する如き場合に適用することも可能である。
実施形態の情報提供装置の概要構成を示す図であり、(a)は全体の概念図であり、(b)は端末装置の概要構成を示すブロック図である。 実施形態の中央処理装置の概要構成を示すブロック図である。 実施形態のデータベースの構造を示す図である。 実施形態の買物における機能を示すフローチャートであり、(a)は買物開始前の処理を示すフローチャートであり、(b)は買物自体における機能を示すフローチャートである。 実施形態の買物処理における表示画面例を示す図(I)であり、(a)はお勧め商品情報画像を例示する図であり、(b)は商品情報画像を例示する図である。 実施形態の買物処理における表示画面例を示す図(II)であり、(a)はお勧めメニュー情報画像を例示する図(i)であり、(b)はお勧めメニュー情報画像を例示する図(ii)である。 実施形態の買物処理における表示画面例を示す図(III)であり、(a)は売場情報画像を例示する図であり、(b)は商品情報画像を例示する他の図である。 第1の変形形態に関する図面であり、(a)は当該第1の変形形態に係る冷蔵庫の概観斜視図であり、(b)は当該冷蔵庫における表示例を示す図である。 第1の変形形態の買物を示すフローチャートである。 第1の変形形態の買物に係る表示画面例を示す図であり、(a)は第1の表示例を示す図であり、(b)は第2の表示例を示す図である。 第2の変形形態に係る販売促進用の画面例を示す図であり、(a)は第1の表示例を示す図であり、(b)は第2の表示例を示す図である。
符号の説明
1、10 CPU
2、52 ディスプレイ
3 タッチパネル
4、14 無線インターフェース
5 USBインターフェース
6 ICタグ
7 記憶部
11 データベース
12 インターフェース
13 入力部
20 商品情報データベース
21 お勧めメニューデータベース
22 売場情報データベース
23 お勧め情報データベース
50 冷蔵庫
51 接続部
60 名称欄
61 選択食材表示
62 食材表示欄
70、71、72 食材表示
73、74 ジャンケン画面
200 商品情報
201 お勧めメニュー情報
202 商品リンク情報
203 売場情報
204 お勧め情報
S 情報提供システム
T 端末装置
CT ショッピングカート
D 展示台
DM リーダ
SS 中央処理装置
L 無線ネットワーク
MM USBメモリ
H ヘッダ
LT 文字情報
G 画像情報
R リンク情報
I 商品リンク
P 売り場リンク
B2、B31、B32 リンクボタン
B41 決定ボタン
B42 取消ボタン
B51 食材使用ボタン
B52 検索スタートボタン
G1 お勧め情報画像
G2 商品情報画像
G3 お勧めメニュー情報画像
G4 売場案内画像
G5 選択画面
G6 食材画面
G7 食材画面
Su USB情報
Sr 提供情報
Stp、Sop 操作情報
Sdp 表示情報
Sm メモリ情報
Sd 識別情報
Sif インターフェース情報
Sdb データベース情報

Claims (16)

  1. 移動体と共に移動し且つ当該移動体を他の移動体から識別するための識別情報を記憶する移動識別手段と、前記移動識別手段に対して非接触であり且つ固定設置されている固定識別手段と、により構成され、前記固定識別手段により前記識別情報を検出することにより当該固定識別手段が設置されている設置位置に前記移動体が接近したか否かを検出し且つ当該接近したことが検出された前記移動体を他の移動体から識別する接近識別手段と、
    前記移動体に設けられた提供手段と、
    前記移動体が前記設置位置に接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出された移動体が識別されたとき、当該設置位置に対応する情報を、前記識別された移動体に設けられた前記提供手段を用いて提供する提供制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の情報提供装置において、
    前記識別された移動体に対して、当該移動体が接近した前記設置位置に対応する前記情報を伝送する伝送手段を更に備え、
    前記提供制御手段は、前記伝送された情報を前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供することを特徴とする情報提供装置。
  3. 請求項2に記載の情報提供装置において、
    前記移動体は、前記伝送された情報を蓄積する蓄積手段を更に備え、
    前記提供制御手段は、前記伝送された情報又は前記蓄積されている情報の少なくともいずれか一方を前記提供手段を用いて提供することを特徴とする情報提供装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記移動体は、取得すべき取得情報を示す識別情報を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記提供制御手段は、
    前記移動体が前記設置位置に接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出された移動体が識別されたとき、前記識別情報に基づき、前記識別された移動体が接近したことが検出された前記設置位置に対応する前記情報から前記取得情報を抽出して前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供する制御手段を備えることを特徴とする情報提供装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記提供された情報に関連する関連情報を取得する取得手段を更に備え、
    前記提供制御手段は、前記識別された移動体が接近したことが検出された前記設置位置に対応する前記情報と共に前記関連情報を前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供することを特徴とする情報提供装置。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記移動体は、当該移動体を移動させる使用者が既に所有している物品を示す物品情報を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記提供制御手段は、
    前記移動体が前記設置位置に接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出された移動体が識別されたとき、前記物品情報に基づき、前記識別された移動体が接近したことが検出された前記設置位置に対応する前記情報から前記物品情報に対応する対応情報を抽出して前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供する制御手段を備えることを特徴とする情報提供装置。
  7. 請求項6に記載の情報提供装置において、
    前記物品情報は、前記物品を保管する保管庫に備えられた情報記録手段により前記記憶手段に記録された物品情報であることを特徴とする情報提供装置。
  8. 請求項6又は7に記載の情報提供装置において、
    前記物品情報及び前記対応情報に共に関連する関連情報を取得する取得手段を更に備え、
    前記提供制御手段は、前記識別された移動体が接近したことが検出された前記設置位置に対応する前記関連情報を前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供することを特徴とする情報提供装置。
  9. 請求項4から8のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記記憶手段は半導体メモリであることを特徴とする情報提供装置。
  10. 請求項5又は8に記載の情報提供装置において、
    前記取得した関連情報に対応する前記設置位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を更に備え、
    前記提供制御手段は、少なくとも前記位置情報が取得されたとき、当該取得された位置情報により示される前記設置位置まで前記識別された移動体を誘導するための誘導情報を前記識別された移動体に備えられた前記提供手段を用いて提供することを特徴とする情報提供装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記提供手段は、提供されるべき前記情報を視覚的に表示する表示手段であることを特徴とする情報提供装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記移動体はショッピングカートであると共に、
    前記設置位置は、当該ショッピングカートが搬送される店内に複数設けられており、
    前記情報は、各前記設置位置に展示されている商品に関するお勧め情報であることを特徴とする情報提供装置。
  13. 請求項5又は8から12のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記移動体はショッピングカートであり、
    前記設置位置は、当該ショッピングカートが搬送される食料品店内に複数設けられていると共に、
    前記情報は、各前記設置位置に展示されている食料品に関するお勧め情報であり、
    前記関連情報は、当該お勧め情報により示される前記食料品を用いた調理法を示すレシピ情報であることを特徴とする情報提供装置。
  14. 請求項10から13のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記移動体はショッピングカートであり、
    前記設置位置は、当該ショッピングカートが搬送される食料品店内に複数設けられていると共に、
    前記情報は、各前記設置位置に展示されている食料品に関するお勧め情報であり、
    前記関連情報は、当該お勧め情報により示される前記食料品を用いた調理法を示すレシピ情報であり、
    前記位置情報は、前記レシピ情報に含まれている食料品に対応する前記設置位置を示す情報であり、
    更に前記誘導情報は、前記移動体の現在位置から前記レシピ情報に含まれている食料品に対応する前記設置位置に至る前記食料品店内の経路を示す情報であることを特徴とする情報提供装置。
  15. 請求項4、5、9から14のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記移動体はショッピングカートであり、
    前記設置位置は、当該ショッピングカートが搬送される店内に複数設けられていると共に、
    前記情報は、各前記設置位置に展示されている商品に関する情報であり、
    前記識別情報は、前記ショッピングカートを使用している使用者が購入すべき商品を示す情報であることを特徴とする情報提供装置。
  16. 移動体と共に移動し且つ当該移動体を他の移動体から識別するための識別情報を記憶する移動識別手段と、前記移動識別手段に対して非接触であり且つ固定設置されている固定識別手段と、により構成される接近識別手段において実行され、前記固定識別手段により前記識別情報を検出することにより当該固定識別手段が設置されている設置位置に前記移動体が接近したか否かを検出し且つ当該接近したことが検出された前記移動体を他の移動体から識別する接近識別工程と、
    前記移動体が前記設置位置に接近したことが検出され且つ当該接近したことが検出された移動体が識別されたとき、当該設置位置に対応する情報を、前記識別された移動体に設けられた提供手段を用いて提供する提供工程と、
    を含むことを特徴とする情報提供方法。
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