JP2005107633A - 文書管理検索システム - Google Patents
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Abstract
そこで電子メール、文書ファイルをデータベース化し、問題解決する力のある文書を系統的、能率的に検索するシステムを提供する。
【解決手段】 電子メール保存部と文書ファイル保存部とにデータベースを保存し、電子メールおよび文書ファイル検索処理部が指定周期毎に検索条件に合う電子メールまたは文書ファイルの個数を抽出、表示する。
【選択図】 図1
Description
以下、この発明の実施の形態1を図1に示す文書検索システムブロック図に基づいて説明する。
図1において、電子メール受発信処理部1は、この実施の形態1による文書管理検索システムを運用する第1の管理人、例えば製鉄プラントや発電所建設プラント等の大規模プラントのプロジェクトマネジャ(以下、PMと記す)が受発信した電子メールを後述する電子メール保存部2に保存するため、必要とされる電子メールのみを取り出し処理してデータベース化を行う。
電子メール保存部2は、前記電子メール受発信処理部1が処理、データベース化したものを保存する。PMが受発信した文書ファイルである紙文書3および電子ファイル文書4は、入力部7および入力表示部6を通じての操作者(前記PMやPMのアシスタント)のインタラクティブな操作に基づき、文書ファイル受発信処理部5で必要とされるもののみを取り出しの上データベース化される。文書ファイル保存部8は、前記文書ファイル受発信処理部5が処理、データベース化したものを保存する。電子メール検索処理部10および文書ファイル検索処理部12は、操作部9を操作することによって、前記電子メール保存部2および文書ファイル保存部8に保存されているデータベースから後述する指定された周期ごとに、検索条件に合致した電子メールの個数または文書ファイルの個数を抽出し、表示部11に表示する。
一般的に電子メールは基本的には個人に帰属する性格が強く、データベース化の機構に乏しい欠点があるため、特に同時進行的に情報共有を図るためにはグループウェア等の特別のソフトウェア機能が利用されるが、本実施の形態1における電子メールの保存機能は、前記の如く参照プロジェクトの電子メールデータを保存するものであるから、参照プロジェクトにおいてプロジェクトを代表する者、具体的にはプロジェクトに参画する一つの企業のPMがそのプロジェクトに関して受発信する電子メールデータの保存を行う。特に本実施の形態1が意識しているプロジェクト進行上の問題の発生とその解決法に関しては、発生する問題の殆どはPMに通達され、PMによる検討と判断によってその解決が進捗するから、プロジェクトの末端に位置し、重要な判断を行わない各担当者の相互間で受発信される連絡までも含むようなグループウェアなどは基本的には不要である。従って、電子メール受発信処理部1は通常市販されているパーソナルコンピュータ(以下、PCと略記)とそのPCにインストールされた電子メールソフトウェア機能を用いて、参照プロジェクトのPMが受発信する全ての電子メールから参照プロジェクトに関する電子メールのみを区分して収集することで実現できる。さらに、この収集作業は特別なものではなく、通常市販されている電子メールソフトウェア機能を活用して電子メールの区分のためのフォルダを作成して関係する電子メールをそのフォルダの下に置くことが可能であり、この作業を参照プロジェクトのPMがプロジェクト進捗の過程において電子メールの受発信ごとに逐次行うことにより実現される。なおこの電子メール受発信処理部1は当然のこととして入力部7と入力表示部6を有するが、前述のようにこの部分は通常市販されているPCとそのPCにインストールされた電子メールソフトウェア機能により実現されるから自明のこととして図示していない。
“□”“日付”“∪”“書類種別”(“ファイル内容”).“拡張子”
の形式としている。ここに“□”はアイコンを示し、実際は何等かの絵柄が付属しているが図示しない。“日付”は当該ファイルの日付であり、西暦年、月、日の順に構成されている。“書類種別”は図2においてはフォルダ名と同一であるが、以後の検索の便を考えて特定の個人名とするなど自由に命名することが出来る。この後に“ファイル内容”を続ける。最後はファイルの種別を表す拡張子である。第2のウィンドウ24の下部にファイル名の命名を操作者に要求する第3のウィンドウ25が設けられている。この第3のウィンドウ25のデフォルト値は下記の通りである。
日付:該当ファイルが入力された日付
書類種別:フォルダ名
ファイル内容:入力の形態が紙文書3をスキャンしたものであった場合は新たに入力する。電子ファイル文書4であった場合は入力された電子ファイルの元のファイル名
ファイルの種類:入力の形態が紙文書3をスキャンしたものであった場合はイメージファイルの拡張子、電子ファイル文書4であった場合は入力された電子ファイルの元の拡張子
日付:因果関係を明らかにすることを考慮すれば書類またはファイルが発行された日付とする。
書類種別:必要に応じて発信者企業名または個人名とする。
ファイル内容:可能な限りキーワードを盛り込む。特に入力が電子ファイル文書4の場合は元のファイル名にこだわらず、新たにキーワードを含むファイル名とする。
前記の入力ならびに保存操作を必要に応じてフォルダを作成しつつ逐次に参照プロジェクトの終了まで実施することにより、当該参照プロジェクトの文書データベースは文書ファイル保存部8に構築される。
F(W)=F(1)=0
である。
次に、STEP4において、現在は
W=1であったから、W+1に対応する週は03/1/13、すなわち2003年1月13日を最終日とする1週間であり、
F(W+1)=F(2)
は2003年1月13日を最終日とする1週間の電子メール個数である。その個数は図3(a)に示すようにその前の週より多いから
F(1)−F(2)<0
となるので、STEP4の条件式
F(W)−F(W+1)≧Th、かつTh=0
は週を表す変数がW=1のとき満足されない。
従ってSTEP4においてはNOと判断され、STEP5の強調表示は経由せずSTEP6に至る。STEP6では週を表す変数Wに1を加え、W=2としてSTEP7に至る。
Wmax=25
である。ここでは比較を始めたところであり、前記のように
W=2
であるから、
W=2<Wmax=25
となっており、当然のことながらSTEP4における条件式
W>Wmax
は満足されないのでNOと判断され、STEP4に戻る。
このフローは当該週1個の処理を示すもので、前記のように順次週を表す変数Wを増加させて同様の処理が行われることになる。
F(W+1)=F(3)
は2003年1月20日を最終日とする1週間の電子メール個数である。その個数は図3(a)に示すようにその前の週、すなわち2003年1月13日を最終日とする週より少ないから
F(1)−F(2)>0
となるので、STEP4の条件式
F(W)−F(W+1)≧Th、かつTh=0
は変数W=2のときには満足されるので、STEP4においてはYESと判断され、STEP5の処理を経由する。すなわち当該週のエリアを強調表示する処理が行われる。この強調表示は、たとえばその部分を半透明色にて覆う等の手段によって実現されるが、図の表示上は点線で囲むものとし、これを図6に示す。図6(a)〜図6(c)の折れ線、棒グラフは前述した図3(a)〜図3(c)と同一である。
W=24
に至るまで繰返すことにより、最初は図6の1個の週であったものが図7のように全て前記の条件を満足するものを表示してSTEP4からSTEP7に至るまでの繰返しループを終了する。この終了時の表示を図7に示す。図7の表示における強調範囲は、閾値Th=0、すなわち当該週とその翌週の電子メールの個数を比較して、翌週の個数が当該週より少ないか等しいかであれば該当するものと判断したものである。
Th=1
となる。この場合はその前のTh=0の場合に比較すると条件が厳しくなるのでSTEP3からSTEP7までの一連の処理を行った結果としての強調表示の範囲は以前より狭くなる。この結果を見て操作者は次の入力をSTEP8にて再度行う。
また、操作者が強調表示が不要と判断した場合には、STEP15により強調表示の終了操作を行うことにより、この強調表示すなわちオプション表示はSTEP16を経てOFFとなる。
なお、前記の実施の形態1では図1に示したように電子メール保存部2と文書ファイル保存部8とが並存する場合についてのものであった。前記したように電子メールによる情報交換と紙文書による公式の技術文書の授受を併用するのが最近の受注生産のプロジェクトにおける企業内もしくは企業間のコミュニケーションの基本的な様相となっているのがその理由である。しかし大規模な企業の中にはその一部門が社内の他部門に対して設備や業務を発注する場合も多く、この場合は基本的には電子メールのみを用いて発注側と受注側のコミュニケーションが図られる場合も多い。この場合、各種文書は電子メールの添付ファイルとなるか、自社内のイントラネットに設置された共用サーバに設置されることになる。このようないわゆるペーパーレスの企業内受発注プロジェクトの場合にも本発明を適用することができる。
このようにこの実施の形態2では、電子メールによる情報をデータベースとして文書検索を行うシステムであるので、前記実施の形態1と同様の効果を奏する。
5 文書ファイル受発信処理部、8 文書ファイル保存部、9 操作部、
10 電子メール検索処理部、11 表示部、12 文書ファイル検索処理部、
81 第1の電子メール保存部、82 第2の電子メール保存部、
83 第3の電子メール保存部、100 電子メール保存部。
Claims (14)
- 業務遂行時、時間経過に沿って作成された文書を管理するとともに、前記文書を検索する文書管理検索システムであって、
前記文書管理検索システムは、電子メール受発信処理部、電子メール保存部、電子メール検索処理部と、文書ファイル受発信処理部、文書ファイル保存部、文書ファイル検索処理部と、操作部および表示部とを備えており、前記電子メール受発信処理部と前記文書ファイル受発信処理部は、前記業務の管理者が受発信した電子メールおよび文書ファイルの内、必要とされるものをそれぞれ保存すべく処理してデータベース化するものであり、前記電子メール保存部と文書ファイル保存部は、前記データベースをそれぞれ保存するものであり、前記操作部を操作することにより、前記電子メール検索処理部および文書ファイル検索処理部は、指定された周期ごとに、検索条件に合致した前記保存されているデータベースの電子メール個数および文書ファイル個数を抽出し、前記表示部に表示することを特徴とする文書管理検索システム。 - 前記電子メール検索処理部および文書ファイル検索処理部は、前記保存されているデータベースから、電子メールまたは文書ファイルの個数を指定された周期でカウントし、前記個数が閾値以上に減少した日付部分を検索して前記データベースを抽出し、前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の文書管理検索システム。
- 前記電子メール受発信処理部と文書ファイル受発信処理部は、1個のキーワードを与えてデータベース化とすることを特徴とする請求項1に記載の文書管理検索システム。
- 前記データベース化は、ファイル名を付して行われるものであることを特徴とする請求項3に記載の文書管理検索システム。
- 前記ファイル名は、年月日、発信者名、前記ファイルの内容を含むことを特徴とする請求項4に記載の文書管理検索システム。
- 前記電子メール検索処理部および文書ファイル検索処理部による検索は、前記ファイル名に対して行われるものであることを特徴とする請求項5に記載の文書管理検索システム。
- 前記抽出された検索条件に合致する電子メール個数または文書ファイル個数は、前記表示部に強調表示されることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の文書管理検索システム。
- 時間経過に沿って作成された文書を管理するとともに、前記文書を検索する文書管理検索システムであって、
前記文書管理検索システムは、電子メール受発信処理部、電子メール保存部、電子メール検索処理部と、操作部および表示部とを備えており、前記電子メール受発信処理部は、第1の管理者が受発信した電子メールの内必要とするものを保存すべく処理してデータベース化するものであり、前記電子メール保存部は、前記第1の管理者が発信した第1の電子メールの前記データベースを保存する第1の電子メール保存部と、第2の管理者が発信し前記第1の管理者が受信した第2の電子メールの前記データベースを保存する第2の電子メール保存部と、前記第1、第2の電子メール以外であって、前記第1の管理者が受信した電子メールの前記データベースを保存する第3の電子メール保存部とで構成されており、前記操作部を操作することにより、前記電子メール検索処理部は指定された周期ごとに、検索条件に合致した前記保存されているデータベースの電子メールの個数を抽出し、前記表示部に表示することを特徴とする文書管理検索システム。 - 前記電子メール検索処理部は、前記保存されているデータベースから電子メールの個数を指定された周期でカウントし、前記個数が閾値以上に減少した日付部分を検索して前記データベースを抽出し、前記表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載の文書管理検索システム。
- 前記電子メール受発信処理部は1個のキーワードを与えてデータベース化することを特徴とする請求項8に記載の文書管理検索システム。
- 前記データベース化は、ファイル名を付して行われるものであることを特徴とする請求項10に記載の文書管理検索システム。
- 前記ファイル名は、年月日、発信者名、前記ファイルの内容を含むことを特徴とする請求項11に記載の文書管理検索システム。
- 前記電子メール検索部による検索は、前記ファイル名に対して行われるものであることを特徴とする請求項12に記載の文書管理検索システム。
- 前記抽出された検索条件に合致する電子メールの個数は、前記表示部に強調表示されることを特徴とする請求項8または請求項9のいずれか1項に記載の文書管理検索システム。
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2003
- 2003-09-29 JP JP2003336978A patent/JP4286624B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4718897B2 (ja) * | 2005-05-24 | 2011-07-06 | 株式会社日立製作所 | 電子メールおよびファイルの管理方法、プログラム及び計算機システム |
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