JP2005107126A - 網膜走査画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一台の網膜走査表示装置によって同一の画像を複数人で同時に視認できるようにした網膜走査表示装置を提供する。
【解決手段】 画像信号に応じて変調した被変調光として出力する被変調光出力部2と、被変調光を水平に操作する水平走査部7と、被変調光を垂直に操作する垂直操作部9とを備えることにより、画像を表示する画像表示装置1であって、前記被変調光出力部2の後段に設けられ、複数の網膜上に画像を表示するために、前記被変調光出力部2から出力された被変調光を分岐する光分岐手段4を備えたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像信号に応じて変調した被変調光として出力する被変調光出力部2と、被変調光を水平に操作する水平走査部7と、被変調光を垂直に操作する垂直操作部9とを備えることにより、画像を表示する画像表示装置1であって、前記被変調光出力部2の後段に設けられ、複数の網膜上に画像を表示するために、前記被変調光出力部2から出力された被変調光を分岐する光分岐手段4を備えたことを特徴とするものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、人間の網膜上に画像を表示するようにした網膜走査表示装置に関わるものである。
従来、特許文献1に示すように、網膜走査表示装置が知られている。係る従来技術の該網膜走査表示装置100は図11に示すように、被変調光出力部101と、水平走査部102と、垂直走査部103とを備えている。該被変調光出力部101は、画像情報に応じてレーザ光を変調して、被変調光として出力するものである。水平走査部102は、前記被変調光を人間の網膜104に水平に走査し、垂直走査部103は前記被変調光を人間の網膜104に垂直に走査して該網膜104上に画像を表示するものである。
特許2874208公報
しかし、従来の網膜走査表示装置100においては、一台の網膜走査表示装置100では一人しか画像を視認して楽しむことができなかった。このため、例えば、複数の者が、同一の画像を同時に楽しもうとする場合には、複数台の網膜走査表示装置100を用意しなければならないため、多大の費用を必要とするだけでなく、複数台の網膜走査表示装置100を設置するためには、広範囲の設置スペースを必要とするため、網膜走査表示装置100を用いて複数の者が同一の画像を同時に楽しむことは現実には困難であった。
本発明は、前述の従来技術に鑑みてなされたもので、その目的は、一台の網膜走査表示装置によって同一の画像を複数人で同時に視認できるようにした網膜走査表示装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、光を画像信号に応じて変調した被変調光として出力する被変調光出力部と、被変調光を水平に走査する水平走査部と、被変調光を垂直に走査する垂直走査部とを備えることにより、画像を表示する画像表示装置であって、前記被変調光出力部の後段に設けられ、複数の網膜上に画像を表示するために、前記被変調光出力部から出力された被変調光を分岐する光分岐手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記水平走査部は、前記被変調光出力部から出力された被変調光を水平に走査し、前記垂直走査部は前記水平走査部から出力された被変調光を垂直に走査し、前記光分岐手段は前記水平走査部の後段に設けられたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像表示装置において、前記光分岐手段は前記垂直走査部の後段に設けられたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像表示装置において、前記光分岐手段の後段に前記被変調光の強度を調節する光強度調節手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像表示装置において、前記光強度調節手段は、光透過率を可変する光透過率調整部を有することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像表示装置において、前記光分岐手段によって複数に分割された光路は、外光の入射を遮断するための光遮断部によって覆われたことを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像表示装置において、画角を調節する画角調節手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の画像表示装置において、前記画角調節手段は、1対のレンズを有し、1対のレンズにおいて後段に配置されるレンズの焦点距離を前段に配置されるレンズの焦点距離よりも小さくしたことを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の画像表示装置において、前記画角調節手段は、1対のレンズを有し、1対のレンズにおいて後段に配置されるレンズの焦点距離を前段に配置されるレンズの焦点距離よりも大きくしたことを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像表示装置において、前記光分岐手段は、ハーフミラーであることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像表示装置において、前記光分岐手段は、ビームスプリッターであることを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明は、前記光分岐手段を有する前段ユニットと、前段ユニットよりも後段の後段ユニットとの位置関係を調整する位置調整手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の網膜走査表示装置においては、被変調光を分岐する光分岐手段を設けたので、分岐した被変調光によって複数の者が、同時に同一の画像を視認することができる。
請求項2に記載の網膜走査表示装置においては、光分岐手段は、水平走査部の後段に設けられているので、被変調光は、水平走査部の後段において分岐されることになる。このため、水平走査部は被変調光の分岐する数だけ設ける必要がなく、1つ設けるだけで足りる。
請求項2に記載の網膜走査表示装置においては、光分岐手段は、水平走査部の後段に設けられているので、被変調光は、水平走査部の後段において分岐されることになる。このため、水平走査部は被変調光の分岐する数だけ設ける必要がなく、1つ設けるだけで足りる。
請求項3に記載の網膜走査表示装置においては、光分岐手段は、垂直走査部の後段に設けられているので、被変調光は、垂直走査部の後段において分岐されることになる。このため、水平走査部および垂直走査部は被変調光の分岐する数だけ設ける必要がなく、1組だけ設ければ足りる。
請求項4に記載の網膜走査表示装置においては、被変調光の強度を調節する光強度調節手段を設けたので、被変調光の光路長の長短などに応じて被変調光の強度を任意に強めたり、弱めたりして、適切な強度に調節することができる。このため、複数人が同一の画像を同時に同様の明るさで視認することができる。
請求項5に記載の網膜走査表示装置においては、光透過率を可変する光透過率調整部を備えたので、光透過率調整部を調節することにより、被変調光の強度を任意に調節することができる。
請求項6に記載の網膜走査表示装置においては、光の分岐路ヘの外光の入射は光遮断部によって防止される。このため、外光に邪魔されることなく、良質な画像を視認することができる。
請求項7に記載の網膜走査表示装置においては、画角調節手段を設けたので、画角調節手段によって画角を調節することにより、画像を拡大したり、縮小したりして視認することができる。
請求項8に記載の網膜走査表示装置においては、画角調節手段を焦点距離の異なった1対のレンズによって構成したので、各種の焦点距離のレンズを選択して組付けることにより、容易に画角を調節することができる。又、後段に配置されるレンズの焦点距離を前段に配置されるレンズの焦点距離よりも小さくすることにより、画角を容易に大きくすることができる。
請求項9に記載の網膜走査表示装置においては、後段に配置されるレンズの焦点距離を前段に配置されるレンズの焦点距離よりも大きくすることにより、画角を容易に小さくすることができる。
請求項10に記載の網膜走査表示装置においては、ハーフミラーによって容易に光分岐手段を構成することができる。
請求項11に記載の網膜走査表示装置においては、ビームスプリッターによって容易に光分岐手段を構成することができる。
請求項12に記載の網膜走査表示装置においては、位置調整手段によって光分岐手段を有する前段ユニットと、前段ユニットよりも後段の後段ユニットとの位置調整ができる。
図1は本発明の第1実施形態を示す。本実施形態の網膜走査表示装置1においては、同図に示すように、被変調光出力部2から出力された被変調光が伝送される主光路3と、被変調光がハーフミラー4で分岐されることにより設けられた第1光分岐路5と第2光分岐路6とを有している。ハーフミラー4が、請求項1の光分岐手段に相当する。
被変調光出力部2は、光を画像信号に応じて変調した被変調光として出力する光学部品である。主光路3には、被変調光を水平に走査する一つの水平走査ミラー7が被変調光出力部2の後段であってハーフミラー4の前段に設けられている。水平走査ミラー7が請求項1の水平走査部に相当する。
第1光分岐路5には、凸レンズ8と、垂直走査ミラー9と、凸レンズ10とが配置されている。又、第2光分岐路6には、凸レンズ11と、垂直走査ミラー12と、凸レンズ13とが配置されている。垂直走査ミラー9,12が請求項1の垂直走査部に相当する。水平走査ミラー7、垂直走査ミラー9、12は回転自在に設けられている。水平走査ミラー7、垂直走査ミラー9、12の回転は、制御部14によって制御されるものである。制御部14は、被変調光出力手段2から伝送された制御信号に基づき水平走査ミラー7、垂直走査ミラー9,12の回転を制御することにより、被変調光は、人間の眼Mの虹彩M1で囲まれた瞳孔M2を通って水晶体M3に集光して網膜M4上を走査して画像を表示するものである。
次に、被変調光出力部2の構成について説明する。図2に示すように、前記被変調光出力部2は、画像信号処理手段15と、赤色光源16、緑色光源17、青色光源18と、コリメートレンズ19,20,21と、波長選択性ミラー22,23,24と、フォーカスレンズ25とを備えている。そして、画像信号処理手段15は、外部機器から入力された画像データに基づいて、赤色光源16、緑色光源17、青色光源18に対して強度変調信号を出力し、水平走査ミラー7、垂直走査ミラー9,12に制御信号を出力するものである。前記赤色光源16、緑色光源17、青色光源18からの出射光は、コリメートレンズ19,20,21によって略平行光線に成形された後に、前記波長選択性ミラー22,23,24によって合波され、フォーカスレンズ25によって出射される構成になっている。
このように構成された網膜走査表示装置1において、被変調光出力部2が起動すると、レーザ光が図2に示す被変調光出力部2において画像情報に応じて強度変調されて被変調光として出力される。被変調光は図1に示すように、水平走査ミラー7において水平に走査された後、この被変調光の一部はハーフミラー4を透過し、凸レンズ8によって垂直走査ミラー9に集光する。垂直走査ミラー9に集光した被変調光は、垂直走査ミラー9において垂直に走査された後、凸レンズ10によって人間の眼Mの虹彩M1で囲まれた瞳孔M2を通過して水晶体M3に集光して、網膜M4上に画像を表示する。
一方、ハーフミラー4で反射された被変調光は、凸レンズ11によって垂直走査ミラー12に集光する。垂直走査ミラー12に集光した被変調光は、垂直走査ミラー12において垂直に走査された後、凸レンズ13によって人間の眼Mの虹彩M1で囲まれた瞳孔M2を通過して水晶体M3に集光して、網膜M4上に画像を表示する。
このようにして、1つの被変調光出力部2から出力された被変調光は主光路3を伝送した後、第1,第2光分岐路5,6を伝送して、二人の人間の網膜M4上に画像を同時に表示することができる。このため、被変調光出力部2と水平走査ミラー7はそれぞれ1つ設けるだけで、二人の人間の網膜M4上に同一画像を同時に表示することができる。または、第1,第2光分岐路5,6を伝送して一人の人間の眼の網膜M4上に画像を図示して表示することができる。
尚、第1光分岐光路5,第2光分岐光路6に続いて、第3光分岐光路,第4光分岐光路・・・を設ければ、このように設けた光分岐光路の数に相当する人数の人間の網膜M4に画像を表示できるものである。第1実施形態において、ハーフミラー4が水平走査部7の後段に設けられているため、以下の作用効果を奏する。即ち、仮に、ハーフミラー4を水平走査ミラー7の前段に設けた場合には、二つの走査ミラー7を必要とするが、この実施形態においては、ハーフミラー4が水平走査部7の後段に設けられているため、水平走査ミラー7は一つで足りる。
図3は、第2実施形態を示す。この第2実施形態の特徴は、水平走査ミラー7とハーフミラー4との間に凸レンズ31を配置した点にある。このように凸レンズ31をハーフミラー4の前段に配置した場合、同図に示すように、凸レンズ31が被変調光を垂直走査ミラー9および垂直走査ミラー12に集光させる。このため、第1実施形態において用いた二つの凸レンズ8と凸レンズ11は不要になり、これら二つの凸レンズ8,11の機能は一つの凸レンズ31が果たす。又、図中、1点鎖線で示すように、第1、第2光分岐路5,6を、外光を遮光する光遮光部P1,P2で覆っても良い。このように構成することにより、第1、第2光分岐路5,6には外光が侵入しないため、外光に邪魔されない良質の画像を視認することができる。尚、水平走査ミラー7と垂直走査ミラー9,12の動作が、制御部によって制御される点については、第1実施形態と同様のため、制御部については記載を省略する。又、凸レンズ10と眼Mとの間に、外の風景、即ち、外光Gを通過させるためのハーフミラーHを設け、垂直走査ミラー9とこのハーフミラーHとの間の光路に外光が入射する現象を防止するようにこの光路を遮光部P1,P2で覆っても良い。このように構成した場合、このハーフミラーHを透過してきた外の風景に、被変調光によって形成される画像を重ね合せて鑑賞でき、且つ、外光が凸レンズ10で反射されることによる画像へのうつりこみを減らすことができる。
図4は、第3実施形態を示す。この第3実施形態の特徴は、第2実施形態において、ハーフミラー4と垂直走査ミラー12との間に一対の凸レンズ32,33を配置した点にある。この実施形態においては、被変調光出力部2から出力された被変調光は、凸レンズ31によって点Aに集光した後、拡散光となるが、一方の凸レンズ32によって平行光線になり、他方の凸レンズ33によって垂直走査ミラー12に集光する。この第3実施形態においては、垂直走査ミラー12上における被変調光の状態は、図中、点Aにおける被変調光の状態と同じである。即ち、この第3実施形態においては、一対の凸レンズによって第2光分岐路を長くすることができる。そして、一対の凸レンズ32,33間の距離を調節することにより、被変調光出力部2から所望の距離だけ離れた位置から画像を視認できる。
尚、第2光分岐路6中に、被変調光の強度を調整できる光強度調整手段34を設けても良い。この光強度調整手段34は、光の透過率を調整できる光透過率調整部によって構成することができる。この光透過率調整部は、図5に示すように、回転自在に設けられた回転体35の回転部分36を軸方向に横切る光の光透過率を、回転体36の回転方向(矢示方向)へ向けて変化させるように設けることにより、形成することができる。そして、回転体35の回転部分36を第2光分岐路6を横切るように配置した状態で、回転体35を回転させることにより、この回転体35の回転部分36を横切る被変調光の光透過率を調節することができ、眼の個人差や,まわりの環境に応じて好みの明るさで画像を鑑賞することができる。
又、図4中、1点鎖線で示すように、被変調光出力部2、水平走査ミラー7、凸レンズ31、ハーフミラー4、および凸レンズ32をユニット化し、一方、凸レンズ33、垂直走査ミラー12、および凸レンズ13をユニット化することができる。このように、ユニット化した場合には、両ユニットの対面部分Bにおいて、両者の光軸を合せるようにして両ユニットを組み付けすることができる。このように、被変調光出力部2、水平走査ミラー7、凸レンズ31、ハーフミラー4、および凸レンズ32をユニット化し、一方、凸レンズ33、垂直走査ミラー12、および凸レンズ13をユニットかすることにより、請求項12に記載の位置調整手段Cが構成される。又、第2実施形態と同様に、制御部については記載を省略する。
図6は、第4実施形態を示す。この第4実施形態の特徴は、垂直走査ミラー9の後段にハーフミラー4を配置した点にある。ハーフミラー4を透過した被変調光は凸レンズ37によって、人間の眼Mの虹彩M1で囲まれた瞳孔M2を通って水晶体M3に集光して網膜M4上に画像を表示するものである。又、ハーフミラー4で反射された被変調光は凸レンズ38によって、同様に、人間の眼Mの網膜M4上に集光するものである。この第4実施形態においては、垂直走査ミラー9の後段において、被変調光の光路が第1光分岐路5と第2光分岐路6とに分岐されるため、第1実施形態乃至第3実施形態のように二つの垂直走査ミラー9,12を設ける必要がなく、一つの垂直走査ミラー9を設ければ足りる。尚、第2実施形態と同様に、制御部については記載を省略する。
図7および図8は、第5実施形態を示す。この第5実施形態は、垂直走査ミラー9の後段に画角調整手段40を交換可能に設けた点にある。この第5実施形態の画角調整手段40は、1対の凸レンズ41、42によって構成され、後段に配置される凸レンズ42の焦点距離(nf)は、前段に配置される凸レンズ41の焦点距離(f)よりも大きくなっている(n>1)。この第5実施形態においては、前段の凸レンズ41の一方の焦点には垂直走査ミラー9が配置される。又、凸レンズ42の一方の焦点には人間の眼Mが位置している。そして、両凸レンズ41,42の他方の焦点は互いに位置αにおいて重なった位置関係にある。
この第5実施形態においては、垂直走査ミラー9で反射された1画素分の被変調光は平行光線S1の状態で凸レンズ41に入射し、この凸レンズ41からは収束光線S2になって位置αに収束した後、再び拡散光線S3となって凸レンズ42に入射する。この凸レンズ42からは平行光線S4になって出射して、人間の眼Mの網膜M4上に画像を表示する。
この第5実施形態においては、1対の凸レンズ41,42の内、後段に配置された凸レンズ42の焦点距離(nf)が前段に配置された凸レンズ41の焦点距離(f)よりも大きいため、この1対の凸レンズ41,42を前後逆に配置した場合に比較して、人間の眼Mに対する画角は小さくなるが、高精細な画像を提示することができる。。
図9及び図10は第6実施形態を示す。この第6実施形態の特徴は、図7および図8に示す第5実施形態の凸レンズ41と凸レンズ42との前後を逆にした点にある。この第6実施形態においては、1対の凸レンズ41,42の内、後段に配置された凸レンズ41の焦点距離(f)が前段に配置された凸レンズ42の焦点距離(nf)よりも小さいため、第5実施形態に比較して、人間の眼Mに対する画角Ω2は大きくなって、画像が拡大し、より没入感,高臨場感のある画像を提示できる。
尚、前述の実施形態においては、光分岐手段としてハーフミラー4を用いた場合について説明したが、光分岐手段としてビームスプリッタを用いても良い。
1 網膜走査画像表示装置
2 被変調光出力部
4 ハーフミラー(光分岐手段)
7 水平走査ミラー(水平走査部)
9,12 垂直走査ミラー(垂直走査部)
34 光強度調整手段
40 画角調整手段
C 位置調整手段
2 被変調光出力部
4 ハーフミラー(光分岐手段)
7 水平走査ミラー(水平走査部)
9,12 垂直走査ミラー(垂直走査部)
34 光強度調整手段
40 画角調整手段
C 位置調整手段
Claims (12)
- 光を画像信号に応じて変調した被変調光として出力する被変調光出力部と、被変調光を水平に走査する水平走査部と、被変調光を垂直に走査する垂直走査部とを備えることにより、画像を表示する画像表示装置であって、
前記被変調光出力部の後段に設けられ、複数の網膜上に画像を表示するために、前記被変調光出力部から出力された被変調光を分岐する光分岐手段を備えたことを特徴とする網膜走査型表示装置。 - 前記水平走査部は、前記被変調光出力部から出力された被変調光を水平に走査し、前記垂直走査部は前記水平走査部から出力された被変調光を水平に走査し、前記光分岐手段は前記水平走査部の後段に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記光分岐手段は前記垂直走査部の後段に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記光分岐手段の後段に前記被変調光の強度を調節する光強度調節手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像表示装置。
- 前記光強度調節手段は、光透過率を可変する光透過率調整部を有することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
- 前記光分岐手段によって複数に分割された光路は、外光の入射を遮断するための光遮断部によって覆われたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像表示装置。
- 画角を調節する画角調節手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像表示装置。
- 前記画角調節手段は、1対のレンズを有し、1対のレンズにおいて後段に配置されるレンズの焦点距離を前段に配置されるレンズの焦点距離よりも小さくしたことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
- 前記画角調節手段は、1対のレンズを有し、1対のレンズにおいて後段に配置されるレンズの焦点距離を前段に配置されるレンズの焦点距離よりも大きくしたことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
- 前記光分岐手段は、ハーフミラーであることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像表示装置。
- 前記光分岐手段は、ビームスプリッターであることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の画像表示装置。
- 前記光分岐手段を有する前段ユニットと、前段ユニットよりも後段の後段ユニットとの位置関係を調整する位置調整手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の画像表示装置。
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JP2003340013A JP2005107126A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 網膜走査画像表示装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008096815A1 (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | 画像表示装置 |
JP2011075953A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Brother Industries Ltd | ヘッドマウントディスプレイ |
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- 2003-09-30 JP JP2003340013A patent/JP2005107126A/ja active Pending
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