JP2005107050A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の加熱ヒータに対する加熱制御の処理速度を高め,且つ,経済的な定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 定着装置に複数の発熱手段のうちの少なくとも1の上記発熱手段に対して使用される複数の電力出力パターンであって,該複数の電力出力パターン中における信号総数の中に占める供給信号の数或いは遮断信号の数の比率が等しい電力出力パターンを2以上含む上記パターン記憶手段と,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率が等しい電力出力パターンを所定の稼働状況の変化に応じて選択するパターン選択手段とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は,画像形成装置に用いられる定着装置に関し,特に,加熱ヒータ等に供給される交流電力を半波毎に制御して上記加熱ヒータを加熱して定着ローラの表面温度を制御する定着装置に関するものである。
複写機,ファクシミリ,プリンタ等の画像形成装置には,記録紙上に転写されたトナー画像を上記記録紙に定着させる定着装置が設けられている。一般に,上記定着装置には,電源電力を受けて発熱する加熱ヒータと,該加熱ヒータの熱により加熱される定着ローラと,この定着ローラに圧接してニップ領域を形成する加圧ローラとが設けられている。上記ニップ領域にトナー画像を担持した記録紙が通紙されると,所定の定着温度に加熱された上記定着ローラによりトナーが加熱溶融されて上記記録紙にトナー画像が定着される。
ところで,従来,上記定着装置においては,1つの加熱ヒータにより上記定着ローラの表面を加熱させていた。しかし,記録紙の多様化に伴い,上記定着ローラの表面を上記記録紙のサイズや材質,通紙する記録紙の枚数等に応じた温度に加熱してより精度の高い画像形成処理が要求されるようになってきた。そのため,近年,複数の加熱ヒータを用いて上記定着ローラの表面を加熱して,上記定着ローラの温度制御を行うことにより画像形成処理の精度の向上が図られている。
一方,特許文献1には,定着ローラを加熱する加熱ヒータに供給される交流電力のゼロクロス点を検出し,上記定着ローラの表面温度に対応した出力パターンに基づき,上記ゼロクロス点付近にて上記ヒータへの交流電力の供給をON/OFF制御して,上記定着ローラの表面温度に応じた半波交流電力を上記加熱ヒータに供給することにより上記定着ローラの表面温度を制御する温度制御装置が提案されている。尚,上記出力パターンは上記加熱ヒータに対して電力を供給する供給信号と電力を遮断する遮断信号とにより構成されている。上記文献公知の温度制御装置によれば,例えば,定着ローラの表面温度が低いときは上記出力パターンを変更して上記加熱ヒータへの電力供給量を多くし,定着ローラの表面温度が定着温度に近づくに従って再度出力パターンを変更して電力供給量を減らすよう電力の供給量を調整して加熱ヒータを加熱制御することにより定着ローラの表面温度を制御している。これにより,交流電力のON/OFF時に生じるノイズの発生を抑制することが可能となる。また,特許文献2,3にも上記半波交流電力を加熱ヒータに供給して定着ローラの表面温度を制御する技術が開示されている。
特公平2−4909号公報 特公平10−169188号公報 特開平10−97155号公報
上記公知文献に記載された温度制御技術を複数の加熱ヒータにより定着ローラを加熱する定着装置に適用する場合,上記定着ローラの表面温度の変化,或いは,記録紙のサイズ等に応じた温度制御を行うために,上記複数の加熱ヒータに供給されるそれぞれの電力量の比,即ち,上記複数の加熱ヒータに供給される電力の配分が常に一定となるよう,上記公知文献に記載された出力パターンを構成することが望ましいとされている。そのためには,上記複数の加熱ヒータそれぞれに対応する出力パターンの信号総数に対する供給信号が占める比率の上記複数の加熱ヒータ毎の比を常に一定とすることが考えられる。この比を一定にするためには,複数の加熱ローラそれぞれに対して予め用意された膨大な数の出力パターンから上記供給信号が占める比率の上記複数の加熱ヒータ毎の比が一定となる出力パターンを上記複数の加熱ヒータについてそれぞれ選択する処理を行う必要がある。しかしながら,かかる選択処理には多大な時間が費やされるため問題である。この問題は,上記加熱ヒータの数が増加するほど重大化する傾向にある。もちろん,上記選択処理を実行する演算処理装置(CPU)を高速化し,処理に使用される作業領域(RAM)を増大することにより上記問題を解決することも可能ではあるが,これは,経済的に良い解決手法とは言えない。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,複数の加熱ヒータに対する加熱制御の処理速度を高め,且つ,経済的な定着装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,電源から供給される電力を受けて発熱する複数の発熱手段と,上記複数の発熱手段の熱により記録紙材上の未定着画像を定着させる定着手段と,上記発熱手段或いは上記定着手段の温度を検出する温度検出手段と,上記発熱手段に対して電力を供給するための供給信号及び/又は電力を遮断するための遮断信号が所定の信号総数の下で配列された複数の電力出力パターンを上記発熱手段毎に記憶するパターン記憶手段と,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンから上記温度検出手段による検出温度に応じた電力出力パターンを上記複数の発熱手段それぞれについて選択するパターン選択手段と,上記パターン選択手段により選択された上記電力出力パターンに基づいて上記複数の発熱手段それぞれへの電力供給のON/OFFの切替を制御して上記発熱手段或いは上記定着手段の温度を所定の目標温度に加熱維持する温度制御手段と,を備えた画像形成装置の定着装置において,上記パターン記憶手段は,上記複数の発熱手段のうちの少なくとも1の上記発熱手段に対して使用される複数の電力出力パターンであって,該複数の電力出力パターン中における上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率が等しい電力出力パターンを2以上含むものであり,上記パターン選択手段は,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率が等しい電力出力パターンを所定の稼働状況の変化に応じて選択するものであることを特徴とする定着装置として構成されている。
これにより,例えば,2つの加熱ヒータを備えた定着装置であれば,そのうちの1つの加熱ヒータに対応する電力出力パターンの構成を簡略化することができるため,上記2つの加熱ヒータそれぞれに対応する電力出力パターンの選択処理を迅速に行うことが可能となり,装置全体の制御処理を高速化することができる。また,処理の高速化を図るために高性能なCPU等を備える必要がないため経済的である。また,3つ以上の加熱ヒータのうち1つの加熱ヒータに対応する電力出力パターンの構成を簡略化し,他の2つの加熱ヒータに関しては,それぞれの加熱ヒータに対応する電力出力パターンにおける信号総数に対する上記供給信号或いは上記遮断信号の占める比率の上記加熱ヒータ毎の比が一定となるような電力出力パターンを選択することにより,比較的高い精度で定着ローラの温度制御を実現することができる。
この場合,上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率が上記稼働状況に応じて異なるものであるため,例えば,上記記録材のサイズ,材質,定着枚数,若しくは上記目標温度等により定着装置の稼働状況が変動した場合であっても,その稼働状況に応じた供給信号の比率を有する電力出力パターンにより温度制御を行うことが可能となる。
ここで,上記パターン記憶手段は,上記複数の発熱手段に対して複数の電力出力パターンが同時に適用された結果生成される合成電力出力パターン中における上記供給信号が略周期的間隔をもって配置されるような電力出力パターンを2以上含むものであり,上記パターン選択手段は,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から,上記合成電力出力パターン中における上記供給信号が略周期的間隔をもって配置されるような電力出力パターンを選択するものであることが望ましい。上記電力出力パターンにおいて上記供給信号の配列位置によっては,定着ローラ等の表面温度の急激な変動を生じるだけでなく,加熱ヒータ等に供給する交流電源電圧にフリッカが生じる。従って,上記供給信号ができるだけ連続して配列しないよう構成された電力出力パターンを選択することにより上記温度の変動を防止し,フリッカの発生を抑制することができる。
また,上記パターン記憶手段は,上記複数の発熱手段に対して同時に使用される複数の電力出力パターン中における上記供給信号が同時に上記複数の発熱手段に供給されるタイミング位置に配置される電力出力パターンを概略排除したものであり,上記パターン選択手段は,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から,上記供給信号が同時に上記複数の発熱手段に供給されるタイミング位置に配置されないような電力出力パターンを略選択するものであることが望ましい。これによっても上記フリッカを抑制することができる。
また,上記パターン選択手段は,上記温度検出手段による検出温度と上記目標温度との温度差に基づき上記電力出力パターンを選択するものであることが考えられる。これにより,例えば上記温度差が大きい場合は上記供給信号数の比率が大きい電力出力パターンを選択し,上記温度差が小さい場合は上記供給信号数の比率が小さい電力出力パターンを選択することで,より精度の高い温度制御を行うことが可能となる。
また,上記複数の発熱手段に供給される交流電力のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段を更に備え,上記温度制御手段は,上記ゼロクロス検出手段によるゼロクロス検出信号に同期して上記複数の発熱手段それぞれへの電力供給のON/OFFの切替を制御するものであれば,ON/OFFの切替時に発生するノイズを効果的に抑制することが可能となる。
また,上記定着装置を備えた画像形成装置であっても,前記課題を解決することができる。
以上説明したように,本発明によれば,定着装置に複数の発熱手段のうちの少なくとも1の上記発熱手段に対して使用される複数の電力出力パターンであって,該複数の電力出力パターン中における信号総数の中に占める供給信号の数或いは遮断信号の数の比率が等しい電力出力パターンを2以上含む上記パターン記憶手段と,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率が等しい電力出力パターンを所定の稼働状況の変化に応じて選択するパターン選択手段とが設けられているため,複数の加熱ヒータそれぞれに対応する電力出力パターンの選択処理を迅速に行うことが可能となり,装置全体の制御処理の高速化を図ることが可能となる。また,処理の高速化を図るために高性能なCPUや容量の大きいRAM等を備える必要がないため経済的である。また,3つ以上の加熱ヒータのうち1つの加熱ヒータに対応する電力出力パターンの構成を簡略化し,他の2以上の加熱ヒータに関しては,電力出力パターンにおける信号総数に対する供給信号数の比率の加熱ヒータ毎の比が一定となるような電力出力パターンを選択することにより,比較的高い精度で定着ローラの温度制御を実現することができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の一実施形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施形態に係る定着装置Xの概略構成を示す模式図,図2は定着装置Xの温度制御装置の概略構成を示すブロック図,図3は用紙サイズA4Rに対応した電力出力パターンの一例を示すパターンテーブル,図4は図3に示されるパターンテーブル30及びパターンテーブル31を重ね合わせた合成電力出力パターンを示す合成電力出力パターンテーブル,図5は電力出力パターンの他の例を示すパターンテーブルである。
《第1の実施形態》
まず,図1の模式図を用いて,本発明の第1の実施形態に係る定着装置Xの概略構成について簡単に説明する。尚,本定着装置Xは複写機,ファクシミリ装置,プリンタ装置等の画像形成装置に適用されるものである。
本定着装置Xは,定着手段の一例である定着ローラ1と,この定着ローラ1に圧接してニップ領域を形成する加圧ローラ2と,温度検出手段の一例であるサーミスタ素子8と,交流電源4と,ゼロクロス検出手段の一例であるゼロクロス検出器5と,スイッチング素子7a,7bと,このスイッチング素子7a,7bを制御するスイッチング制御装置6a,6bと,上記定着ローラ1の表面温度を制御する温度制御装置10とにより構成されている。
上記定着ローラ1は内部に発熱手段の一例であるハロゲンヒータ3a及びハロゲンヒータ3bを備え,上記定着ローラ1の外部に設けられた交流電源4と電源ケーブルにより接続され,この交流電源4から供給される電力を受けて発熱する。上記ハロゲンヒータ3aは定着ローラ1の中央部を重点に加熱するものであり,そのためハロゲンヒータ3aの中央部には両端部より多くのフィラメントが巻かれており,上記ハロゲンヒータ3bは定着ローラ1の両端部を重点に加熱するものであり,そのためハロゲンヒータ3bの両端部には中央部より多くのフィラメントが巻かれている。尚,本定着装置Xにおいては,2つのハロゲンヒータ3a,3bにより上記定着ローラ1の表面を加熱する構成となっているが,3以上のハロゲンヒータにより加熱する構成であってもよい。また,上記定着ローラ1の表面を上記ハロゲンヒータ3a,3bにより内部から加熱する内部加熱方式を採用しているが,外部加熱方式,即ち,上記定着ローラ1の表面を複数の加熱ローラ等の外部加熱手段により外部から加熱するものであってもよい。
スイッチング制御装置6a,6bは,後述する温度制御装置10からの制御信号を受けて,スイッチング素子7a,7bに対して交流電源4からの交流電力の供給を切り替えるのON/OFF信号を出力する。尚,本定着装置Xでは,スイッチング制御装置6a,6bと温度制御装置10とが別個に設けられているが,スイッチング制御装置6a,6bが温度制御装置10に含まれた構成であってもかまわない。
スイッチング素子7a,7bは上記ハロゲンヒータ3a,ハロゲンヒータ3bそれぞれへの交流電力の供給を切り替えるトライアック等からなるものであり,上記スイッチング制御装置6a,6bから出力された上記ON/OFF信号を受信することにより上記ハロゲンヒータ3a,3bへの交流電力の供給のON/OFFを切り替える。
ゼロクロス検出器5はハロゲンヒータ3a,3bと交流電源4とを接続する電源ケーブル上に配置されており,上記交流電源4から供給される交流電力のゼロクロスを検出して,検出されたゼロクロス検出信号を後述する温度制御装置10へ出力する。
サーミスタ素子8は,上記定着ローラ1の表面温度を検出する温度センサーであり,検出された温度検出信号を後述する温度制御装置10へ出力する。尚,上記サーミスタ素子8は上記ハロゲンヒータ3a,3bの加熱温度或いは上記定着ローラ1の内部温度を検出するものであってもよい。
次に,上記温度制御装置10の概略構成について,図1及び図2のブロック図を用いて説明する。
温度制御装置10は,CPU11と,パターンメモリ12(パターン記憶手段の一例)と,データメモリ13と,プログラムメモリ14と,A/D変換器15(温度検出手段の一例)と,インターフェース16(I/F)とがバス20により通信可能に接続されて構成されている。更に,上記温度制御部10は上記インターフェース16を介してゼロクロス検出器5,スイッチング制御部6a,6bと通信可能に接続されている。
パターンメモリ12には,上記ハロゲンヒータ3a,3bに対して電力を供給するための供給信号及び/又は電力を遮断するための遮断信号が所定の信号総数の下で配列された複数の電力出力パターンが上記ハロゲンヒータ3a,3b毎に記憶されている。具体的には,上記ハロゲンヒータ3aに対応する6つの電力出力パターンからなるパターンテーブル30(図3(a)),及び,上記ハロゲンヒータ3bに対応する6つの電力出力パターンからなるパターンテーブル31(図3(b))が格納されている。更に,上記ハロゲンヒータ3bに対応する6つの電力出力パターンからなるパターンテーブル40(図4)も格納されている。尚,3以上のハロゲンヒータを用いた定着装置Xであれば,上記パターンメモリ12に,3以上のハロゲンヒータそれぞれに対応するパターンテーブルが記憶される。
上記パターンテーブル30,31は,上記ハロゲンヒータ3a,3bに対して同時に使用される複数の電力出力パターン中における上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率の上記ハロゲンヒータ3a,3b毎の比が等しい電力出力パターンを2以上含むものである。尚,上記パターンメモリ12に記憶されたパターンテーブルに含まれる各電力出力パターンの信号総数は20であり,これは,交流電力10周期(交流半波20周期)分に相当する。また,上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率は,上記信号総数が一定の場合は上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数とみなすことができ,上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率の上記ハロゲンヒータ3a,3b毎の比は,上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の上記ハロゲンヒータ3a,3b毎の比とみなすことができる。
また,上記パターンテーブル30,31は,上記ハロゲンヒータ3a,3bに対して複数の電力出力パターンが同時に適用された結果生成される合成電力出力パターン中における上記供給信号が略周期的間隔をもって配置されるような電力出力パターンを2以上含むものでもある。
更に,上記パターンテーブル30,31は,上記ハロゲンヒータ3a,3bに対して同時に使用される複数の電力出力パターン中における上記供給信号が同時に上記ハロゲンヒータ3a,3bに供給されるタイミング位置に配置される電力出力パターンを概略排除したものでもある。
データメモリ13には,上記サーミスタ素子8により検出されたアナログの温度検出信号が上記A/D変換器15によりデジタル化された温度検出信号が記憶される。
プログラムメモリ14には,CPU11によって読み出され,演算処理されることにより温度制御を実現するための温度制御プログラムが格納されている。
CPU10は,上記プログラムメモリ14に格納された温度制御プログラムに従って,本定着装置Xの全体を統括的に制御するとともに定着ローラ1の表面の温度制御を実行する演算処理装置であって,上記温度制御装置10の中枢的役割を果たす。そのため,上記温度制御プログラムは,上記パターンメモリ12に記憶された複数の電力出力パターンから上記サーミスタ素子8,A/D変換器15により検出された定着ローラ1の表面温度(検出温度)に応じた電力出力パターンを上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれについて選択するパターン選択機能を有する。
上記パターン選択機能は,上記パターンメモリ12に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率の上記ハロゲンヒータ3a,3b毎の比が等しい電力出力パターンを所定の稼働状況の変化に応じて選択するものである。
また,上記パターン選択機能は,上記パターンメモリ12に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から,上記合成電力出力パターン中における上記供給信号が略周期的間隔をもって配置されるような電力出力パターンを選択するものでもある。また,上記パターンメモリ12に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から,上記供給信号が同時に上記ハロゲンヒータ3a,3bに供給されるタイミング位置に配置されないような電力出力パターンを略選択するものでもある。
また,上記温度制御プログラムは,上記パターン選択機能により選択された電力出力パターンに基づいて上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれへの電力供給のON/OFFの切替を制御して定着ローラ1の表面温度を所定の定着温度(目標温度)に加熱維持する温度制御機能も有する。具体的には,上記パターン選択機能により選択された電力出力パターンに従ったON/OFF信号を上記スイッチング制御部6a,6bに出力し,このスイッチング制御部6a,6bに,スイッチング素子7a,7bによる交流電力の供給のON/OFFの切替を行わせる。尚,上記スイッチング制御部6a,6bは上記CPUにより温度制御装置10から出力された電力出力パターンに応じて,上記定着ローラ1の表面温度を所定の定着温度(目標温度)に加熱維持するため,上記ゼロクロス検出器5からのゼロクロス検出信号に同期して上記スイッチング素子7a,7bに交流電力の供給のON/OFFの切替をさせる。
次に,図3の電力出力パターン図を参照して,上記温度制御装置10による上記定着ローラ1の表面の温度制御について,具体的には,CPU11が電力出力パターンを選択する処理について説明する。ここで,図3(a)はハロゲンヒータ3aに対応する6つの電力出力パターン(30−1〜30−6)を有するパターンテーブル30であり,(b)はハロゲンヒータ3bに対応する6つの電力出力パターン(31−1〜31−6)を有するパターンテーブル31である。上記複数の電力出力パターンはそれぞれ定着ローラ1の表面温度と定着温度との差分温度Δtに対応する電力出力パターンであり,その対応関係を以下の表1に示す。
Figure 2005107050
尚,上記表1におけるT1〜T6は,T1<T2<T3<T4<T5<T6の関係を有する。従って,この表1は,稼働状況の一例としての定着ローラ1の表面温度の上昇(或いは下降)に応じて各ハロゲンヒータへ電力を供給する電力出力パターンを変化させていることを示す。
また,図3に示すパターンテーブル30,31における電力出力パターンは交流電源4の交流波10周期分(交流半波では20周期分)を1サイクルとして交流電力の供給を制御するものを例示したものであり,そのため,上記電力出力パターンにはいずれにパターンについても上記ハロゲンヒータ3a,3bに対して電力を供給するための供給信号及び電力を遮断するための遮断信号が合わせて20個含まれている。つまり,電力出力パターンの信号総数は20である。また,パターンテーブル中のDUTYは電力出力パターン中の信号総数に占める供給信号数の比率,即ち,上記1サイクルでハロゲンヒータ3a,3bに供給される電力の供給率(電力供給率)を示す。また,パターンテーブル中の「2」或いは「1」は上記供給信号を示し,「0」は上記遮断信号を示す。
そして,この第1の実施形態の場合,上記CPU11により上記ハロゲンヒータ3aに対する電力出力パターン中の供給信号の占める比率と,上記ハロゲンヒータ3bの供給信号の占める比率との比が,上記のように定着温度の変化にかかわらず常時一定に保たれている。ここでは,上記CPU11により上記差分温度ΔtがT1未満であると判断されると,上記ハロゲンヒータ3aへの供給信号の占める比率と,上記ハロゲンヒータ3bへの供給信号の占める比率との比が4:1となるような電力出力パターン30−1を上記パターンテーブル30から選択し,上記パターンテーブル31からは電力出力パターン31−1を選択する。そしてCPU11により選択された電力出力パターン30−1は,及び30−2は,スイッチング制御部6a,6bそれぞれに出力される。
結局,上記スイッチング制御部6aは,上記CPU11から出力された電力出力パターン30−1に基づきスイッチング素子7aを切り替えることにより上記ハロゲンヒータ3aに100%の電力を供給させた場合,上記スイッチング制御部6bは,上記CPU11から出力された電力出力パターン31−1に基づきスイッチング素子7bを切り替えることにより上記ハロゲンヒータ3bに25%の電力を供給させることになる。
また,上記CPU11により差分温度ΔtがT1以上T2未満であると判断されると,上述と同様にして,上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれへの供給信号の占める比率との比が4:1となるような電力出力パターン30−2を上記パターンテーブル30から選択し,上記パターンテーブル31からは電力出力パターン31−2を選択する。上記スイッチング制御部6a,6bは上記選択された電力出力パターン30−2,31−2それぞれに基づいてハロゲンヒータ3aに80%の電力を供給し,ハロゲンヒータ3bに20%の電力を供給する。
このように,上記差分温度ΔtがT2以上T3未満,T3以上T4未満,T4以上T5未満,T5以上T6未満と判断された場合も,上述と同様にして,上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれへの供給信号の占める比率との比が4:1となるよう,上記各パターンテーブル30,31から電力出力パターンがそれぞれ選択される。即ち,上記差分温度Δtがどの範囲にある場合であっても,上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれへの供給信号の占める比率との比が一定(4:1)となる電力出力パターンが選択される。
このように,定着ローラ1の実測された表面温度と所定の定着温度(目標温度)との差分温度Δtに応じて上記ハロゲンヒータ3a,3bを加熱する場合,上記ハロゲンヒータ3aへの電力供給量に対して上記ハロゲンヒータ3bへの電力供給量が常に一定(例えば1/4)となるため,記録紙を定着装置Xに通紙する場合に,定着ローラ1の両端部の過熱が防止される。
上記のようにして採用される電力出力パターンは,稼働状況,例えば,記録紙のサイズ等に応じて別のものが選択される。例えば,上記パターンメモリ12(図2)にサイズA4,B5,B5R,A3等のあらゆるサイズの記録紙に定着動作を行う稼働状況に対応する電力出力パターンテーブルを予め記憶させておき,不図示の用紙検出センサにより検出された用紙サイズに応じた電力出力パターンテーブルから上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれへの供給信号の占める比率との比が一定となるよう電力出力パターンを選択するものであってもよい。この場合,定着装置Xの稼働状況に応じて上記供給信号数の比率の比を異なるものとしてもよい。例えば,サイズB5Rの記録紙を通紙する場合は,サイズA4Rの記録紙より幅が狭いため,サイズA4Rの記録紙を通紙する場合よりも両端部が過熱されやすい。従って,この場合は,上記ハロゲンヒータ3aへの供給信号の占める比率と,上記ハロゲンヒータ3bへの供給信号の占める比率との比が,例えば6:1或いは8:1となる上記電力出力パターンをそれぞれ選択して,ハロゲンヒータ3bへの電力供給量をハロゲンヒータ3aへの電力供給量の1/6,或いは1/8とするものであってもよい。
ここで,図4に示される合成電力出力パターンテーブル40について説明する。かかる合成電力出力パターンテーブル40は,図3に示されるパターンテーブル30及びパターンテーブル31を単に重ね合わせたものであって,上記ハロゲンヒータ3a,3bに対して複数の電力出力パターンが同時に適用された結果生成される合成電力出力パターンである。尚この合成電力出力パターンテーブル40に基づいて定着ローラ1の表面温度の温度制御がなされるわけではない。尚,上記合成パターンテーブル40内に示される「3」は上記ハロゲンヒータ3a,3bについての電力出力パターンの供給信号の配列位置が同じ位置(重複した位置)にあることを意味する。
まず,合成パターン40−5を用いてこの合成電力出力パターン40−5の供給信号の配列位置について説明する。上記合成電力出力パターン40−5中における5つの供給信号は略周期的間隔をもって配置されている。この理由は,ハロゲンヒータへの電力供給を略周期的にON或いはOFFさせるためである。即ち,上記5つの供給信号が連続して配列するよう上記ハロゲンヒータ3a,3bについての電力出力パターンを選択すれば,5連続の交流半波によりハロゲンヒータが加熱されて,定着ローラ1の表面温度が急激に加熱され,それ以外の15の半波周期では加熱されないため,定着ローラ1の表面温度が急激に冷却される状況が生じ,定着ローラ1の昇温効率が悪く,温度制御としては好ましくないからである。従って,合成電力出力パターン40−5に示すように,ハロゲンヒータ3a,3bについて同時に使用される各電力出力パターンを重ね合わせたときに,双方のハロゲンヒータへの電力供給が連続して行われたり,行われなかったりしないように略周期的にON或いはOFFするような合成電力出力パターンを生成し得る上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれについての電力出力パターンを選択することにより,定着ローラ1の表面温度の急激な変動を生じることなく,効率のよい温度制御が実現され得る。
次に,合成パターン40−2を用いてこの合成パターン40−2の供給信号の配列位置について説明する。上記合成パターン40−2内には1サイクル(交流半波では20周期分)に20個の供給信号が連続的に配列されている。これは,少なくとも上記ハロゲンヒータ3a,3bのいずれかに常に電力が供給されていることを意味している。しかしながら,上記ハロゲンヒータ3a,3bに対して同時に使用される複数の電力出力パターン中における上記供給信号が重複するような位置,言い換えれば,上記供給信号が同時に上記ハロゲンヒータ3a,3bに供給されるタイミング位置には配置されていない。即ち,上記ハロゲンヒータ3a,3bの両方に同時に電力が供給されるような状態が排除されるような電力出力パターン30−2と31−2が選択されているからである。これは,上記電力出力パターン31−2の供給信号及び上記電力出力パターン30−2の供給信号が重複した位置に配列されると,上記ハロゲンヒータ3a,3bの両方に電力が供給される場合と,両方に電力が供給されない場合が生じ,定着ローラ1の表面温度が急激に変動するだけでなく,交流電源電圧にフリッカが発生することになるためである。上記フリッカも,定着ローラ1の昇温効率を低下させる要因となるため,供給信号ができるだけ重複しない位置に配列された上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれについての電力出力パターンが選択されることが望ましい。
また,合成パターン40−1,40−3,40−5において供給信号を比較した場合も同じように,供給信号の配列位置ができるだけ重複しないように,即ち,合成電力出力パターン中における供給信号にできるだけ周期性が生じるよう電力出力パターンを選択することが望ましいと考えられる。
尚,CPU11により選択された上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれへの供給信号の占める比率との比が一定であるか否かに関わらず,上記供給信号及び遮断信号が配列された電力出力パターンを用いて複数のハロゲンヒータを加熱する定着装置において,ハロゲンヒータへの電力供給ができるだけ周期的にON或いはOFFするよう上記供給信号が配列された,或いは,上記供給信号ができるだけ重複しない位置に配列された上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれについての電力出力パターンを選択することにより電源電圧のフリッカや,定着ローラ表面温度の急激な変動を防止することが可能である。
《第2の実施形態》
上述の第1の実施形態例では,CPU11により選択されるハロゲンヒータ3aの電力出力パターン内の信号総数に対する供給信号の数の比率と,ハロゲンヒータ3bの電力出力パターン内の信号総数に対する供給信号の数の比率との比は常に一定(例えば4:1)であることについて説明した。このように,上記供給信号の比率それぞれの比が常に一定となるよう電力出力パターンが選択されれば,上記複数のハロゲンヒータに供給される電力量の配分が常に一定となり,上記定着ローラ1の表面温度の変動(例えば前記差分温度Δtの変動(表1参照)),或いは,記録紙のサイズ等のいわゆる稼働状況に応じて最適な温度制御を行うことが可能である。
しかしながら,複数のハロゲンヒータそれぞれに対して予め用意された膨大な数の出力パターンから供給信号の比率それぞれの比が一定となる出力パターンを上記複数のハロゲンヒータそれぞれについて選択するという複雑な処理を行うことにより多大な時間が費やされるという課題が生じる。かかる課題を回避する手法について以下に述べる。
まず,前記パターンメモリ(図2参照)に,上記ハロゲンヒータ3bに対応する電力出力パターンとして図5に示されるパターンテーブル50を予め記憶させておく。尚,このパターンテーブル50には,信号総数に対する上記供給信号の数の比率がすべて一定(例えば20%)の電力出力パターン(50−1〜50−6)が含まれている。
上記CPU11により,上記差分温度Δtに応じて上記供給信号数の比率の異なる上記ハロゲンヒータ3aの電力出力パターンをパターンテーブル30(図3(a))から選択し,上記ハロゲンヒータ3bの電力出力パターンをパターンテーブル50から選択する。上述の第1の実施形態例では,信号総数に対する上記供給信号の数の比率の上記ハロゲンヒータ3a,3b毎の比を一定とするために膨大な数の電力出力パターンを用意し,その中から上記供給信号の数の比率の各ハロゲンヒータ毎の比が一定となる電力出力パターンの組合わせを選択していたが,この第2の実施形態例では,上記供給信号の比率それぞれの比は一定とはならないが,上記ハロゲンヒータ3bに対応する電力出力パターンの構成を簡略化することができる。そのため,上記CPU11に上記選択処理を実行させることにより,上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれに対応する電力出力パターンの選択処理を迅速に行うことが可能となり,装置全体の制御処理を高速化することができる。
尚,この場合も,上述の第1の実施形態例と同じように,上記ハロゲンヒータ3a,3bに対して複数の電力出力パターンが同時に適用された結果生成される合成電力出力パターン(不図示)中における上記供給信号が略周期的間隔をもって配置されるような電力出力パターン,或いは,上記供給信号が同時に上記ハロゲンヒータ3a,3bに供給されるタイミング位置に配置されないような電力出力パターンを上記ハロゲンヒータ3a,3bそれぞれについて選択することが望ましい。
また,上記ハロゲンヒータ3a,3bの他に,図示しないハロゲンヒータ3cを更に設けて,3つハロゲンヒータで定着ローラ1の表面温度を制御する場合は,上記ハロゲンヒータ3a,3bについては,上述の第1の実施形態例と同様に信号総数に対する供給信号の数の比率の比が上記ハロゲンヒータ3a,3bについて一定となるよう電力出力パターンを選択し,上記ハロゲンヒータ3cについては上記信号総数に対する上記供給信号の数の比率が一定の電力出力パターンを選択する構成も考えられる。このように構成されることにより,上記ハロゲンヒータ3cについての電力出力パターンが簡略化されるため,この電力出力パターン数を少なくすることができる。その結果,比較的高い精度を維持したままで,処理の高速化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る定着装置Xの概略構成を示す模式図。 定着装置Xの温度制御装置の概略構成を示すブロック図。 電力出力パターンの一例を示すパターンテーブル。 図3に示されるパターンテーブル30及びパターンテーブル31を重ね合わせた合成電力出力パターンを示す合成電力出力パターンテーブル。 電力出力パターンの他の例を示すパターンテーブル。
符号の説明
X…定着装置
1…定着ローラ(定着手段)
2…加圧ローラ
3a,ab…ハロゲンヒータ(加熱手段)
4…交流電源
5…ゼロクロス検出器
6a,6b…スイッチング制御部
7a,7b…スイッチング素子
8…サーミスタ素子(温度検知手段)
10…温度制御装置
11…CPU
12…パターンメモリ(パターン記憶手段)
13…データメモリ
14…パターン選択部(パターン選択手段)
15…A/D変換器
16…インターフェース(I/F)

Claims (7)

  1. 電源から供給される電力を受けて発熱する複数の発熱手段と,
    上記複数の発熱手段の熱により記録紙材上の未定着画像を定着させる定着手段と,
    上記発熱手段或いは上記定着手段の温度を検出する温度検出手段と,
    上記発熱手段に対して電力を供給するための供給信号及び/又は電力を遮断するための遮断信号が所定の信号総数の下で配列された複数の電力出力パターンを上記発熱手段毎に記憶するパターン記憶手段と,
    上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンから上記温度検出手段による検出温度に応じた電力出力パターンを上記複数の発熱手段それぞれについて選択するパターン選択手段と,
    上記パターン選択手段により選択された上記電力出力パターンに基づいて上記複数の発熱手段それぞれへの電力供給のON/OFFの切替を制御して上記発熱手段或いは上記定着手段の温度を所定の目標温度に加熱維持する温度制御手段と,
    を備えた画像形成装置の定着装置において,
    上記パターン記憶手段は,上記複数の発熱手段のうちの少なくとも1の上記発熱手段に対して使用される複数の電力出力パターンであって,該複数の電力出力パターン中における上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率が等しい電力出力パターンを2以上含むものであり,
    上記パターン選択手段は,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から上記信号総数の中に占める上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率が等しい電力出力パターンを所定の稼働状況の変化に応じて選択するものであることを特徴とする定着装置。
  2. 上記供給信号の数或いは上記遮断信号の数の比率が上記稼働状況に応じて異なるものである請求項1に記載の定着装置。
  3. 上記パターン記憶手段は,上記複数の発熱手段に対して複数の電力出力パターンが同時に適用された結果生成される合成電力出力パターン中における上記供給信号が略周期的間隔をもって配置されるような電力出力パターンを2以上含むものであり,
    上記パターン選択手段は,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から,上記合成電力出力パターン中における上記供給信号が略周期的間隔をもって配置されるような電力出力パターンを選択するものである請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 上記パターン記憶手段は,上記複数の発熱手段に対して同時に使用される複数の電力出力パターン中における上記供給信号が同時に上記複数の発熱手段に供給されるタイミング位置に配置される電力出力パターンを概略排除したものであり,
    上記パターン選択手段は,上記パターン記憶手段に記憶された上記複数の電力出力パターンの中から,上記供給信号が同時に上記複数の発熱手段に供給されるタイミング位置に配置されないような電力出力パターンを略選択するものである請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 上記パターン選択手段は,上記温度検出手段による検出温度と上記目標温度との温度差に基づき上記電力出力パターンを選択するものである請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 上記複数の発熱手段に供給される交流電力のゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段を更に備え,
    上記温度制御手段は,上記ゼロクロス検出手段によるゼロクロス検出信号に同期して上記複数の発熱手段それぞれへの電力供給のON/OFFの切替を制御するものである請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 請求項1〜6の定着装置を備えた画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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