JP2005106306A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 無機系繊維からなる芯材がガスバリア性を有する外被材で覆われ、内部を減圧して構成された真空断熱材であって、
   前記外被材は、表面を保護する表面保護フィルムと、この表面保護フィルムよりも内側に位置し金属によって形成されるガスバリア層と、このガスバリア層よりも内側に位置し前記外被材内を密封すべく溶着可能な溶着層とを有し、
   前記外被材と前記芯材との間に、前記芯材を覆うとともに芯材を圧縮する有機材層を介在させたことを特徴とする真空断熱材。
2. 前記有機材層は、局部的に圧縮変形しても前記ガスバリア層のガスバリア性を保持する厚さを有する請求項１記載の真空断熱材。
3. 前記有機材層は前記溶着層の内面を被覆するように前記外被材に設けた有機材層であることを特徴とする請求項１又は２記載の真空断熱材。
4. 前記溶着層の厚さと前記有機材層の厚さの合計厚さを４０μｍ以上としたことを特徴とする請求項３記載の真空断熱材。
5. 前記有機材層は、前記外被材とは別に、前記芯材を覆う有機材層であることを特徴とする請求項１又は２記載の真空断熱材。
6. 前記有機材層として２０μｍ以上のポリエチレンテレフタラート樹脂を使用したことを特徴とする請求項５記載の真空断熱材。
7. 外箱と内箱間に充填された発泡断熱材中に真空断熱材が配設される冷蔵庫であって、
   この真空断熱材は無機系繊維の芯材とこの芯材を被覆する外被材とを備え、
   この外被材は、最外面を構成する表面保護フィルムと、この表面保護フィルムよりも内側に位置し金属によって形成されるガスバリア層と、外被材を熱溶着して内部を密封する熱溶着層とを備えて構成され、
   前記熱溶着層と前記芯材表面との間に有機材層を有する冷蔵庫。
8. 外箱と内箱間に充填された発泡断熱材中に真空断熱材が配設される冷蔵庫であって、
   この真空断熱材は無機系繊維の芯材とこの芯材を被覆する外被材とを備え、
   この外被材は、最外面を構成する表面保護フィルムと、この表面保護フィルムよりも内側に位置し金属によって形成されるガスバリア層と、外被材を熱溶着して内部を密封する熱溶着層とを備えて構成され、
   前記熱溶着層と前記芯材表面との間に有機材層を介在し、前記芯材表面から前記ガスバリア層までの層の厚みを４０μｍ以上とした冷蔵庫。
9. 前記芯材の表面に有機材層がコーティングされ、前記外被材の前記ガスバリア層内面を被覆する熱溶着層の層の厚みを２５μｍ以下としたことを特徴とする請求項７又は８に記載の冷蔵庫。
10. 前記芯材の表面を有機材層フィルムで覆って、前記外被材の前記ガスバリア層内面を被覆する熱溶着層の層の厚みを２５μｍ以下としたことを特徴とする請求項７又は８に記載の冷蔵庫。