JP2005106253A - ころ軸受 - Google Patents

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Yoshitaka Waseda
義孝 早稲田
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

【課題】製造コストの低減および潤滑性能を確保できるころ軸受の提供。
【解決手段】外輪1の一方の鍔部5の内径側の軸方向外方面を、軸方向内方に向かう縮径傾斜面5aとし、保持器3の円環部8,9に大径面10,11を形成し、大径面10,11の外径D3を一方の鍔部5の内径D1に比べて大きく、かつ外輪1の軌道部1aの内径D4に比べて小さく形成し、大径面10,11の軸方向両側を斜面16,17として、軸方向外側の斜面16を軸方向外側に順次縮径させ、斜面17と、針状ころ2の端面2aと、外輪1の内径面とで囲まれる断面略三角形状の環状空間が、グリースを保持するグリース保持空間20としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、軌道の両端縁部に鍔をもった外輪と、外輪の軌道部を転動自在な複数のころとが、保持器によって一体に組込まれてなるころ軸受の改良に関する。
軌道の両端縁部に鍔をもった外輪と、外輪の軌道部を転動自在な複数のころとが、保持器によって一体に組込まれてなるころ軸受として、種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなころ軸受の外輪として、外輪の鍔形状が外輪軌道部に対してほぼ直角に折曲されるタイプと、外輪軌道部に重ねられるよう折曲されるタイプとがある。
実公昭52−30427号
外輪の鍔形状が外輪軌道部に対してほぼ直角に折曲される前者のタイプでは、一方の鍔を曲げておき、ころを保持器に保持した状態でこの組品を他方から外輪に組込み、その後他方の鍔を折曲して外輪、ころ、保持器を非分離とする。しかしこの場合、他方の鍔を後曲げする工程が必要であり、製造コストが高くなる。
これに対し、外輪の鍔を外輪軌道部に対して重ねる後者のタイプでは、予め両側の鍔を折曲しておき、保持器を外輪に組込んで、ころを保持器の径方向内方から嵌め込むため、上記のような後曲げ加工が不要となる。しかしこの場合、ころはその両端面が鍔の端面に接触可能に配置されるので、潤滑剤(例えばグリース)を保持するスペースが乏しくなる。
本発明のころ軸受は、軸方向両側に径方向内方に向けて折曲された鍔部を有する外輪と、外輪の軌道部を転動自在な複数のころと、これらころを保持する保持器とから構成され、保持器の軸方向両側の環状部に、外輪の保持器装着側の鍔部内径より大径の大径環状面が形成され、少なくとも一方の大径環状面の軸方向内方側に連続して、該大径環状面ところの一方の端面との間で潤滑剤を保持するための空間を形成する小径環状面が形成され、少なくとも一方の大径環状面の軸方向外方側に、外輪への装着時に一方の鍔部に案内される被傾斜案内面が形成され、かつ、少なくとも一方の鍔部の内径側の軸方向外方面が、軸方向内方に向かって縮径された傾斜面とされていることを特徴とする。
本発明によると、鍔部形成のための熱処理工程、例えば焼鈍工程を省くことができるから、ころ軸受の製造コストを低減することができる。加えて、外輪に保持器を組込んだ状態で、グリース保持空間を形成することができるから、この空間に保持したグリースにより、長期にわたり良好な潤滑性を維持することができる。
さらにこの構成によれば、保持器を外輪に組込む際に、保持器の被傾斜案内面が鍔部の傾斜面に案内されて、容易に保持器を外輪に装着することができる。
本発明のころ軸受によれば、製造コストを低減し得るとともに、所定の潤滑性能を確保することができる。
以下、図面を参照して本発明による最良形態のころ軸受を説明する。図1はころ軸受の全体断面図、図2は保持器の単体斜視図、図3はころを保持した状態の保持器の断面図、図4は保持器を外輪に装着する途中を示す断面図である。
これらの図において、1は外輪、2は針状ころ、3は保持器を示し、これら外輪1、針状ころ2、および保持器3からころ軸受Aが構成されている。
外輪1は軌道部4の一方側および他方側に、径方向内方に折曲された鍔部5,6を有する。一方の鍔部5の内径D1は他方の鍔部6の内径D2に比べて大きく形成されている。一方の鍔部5の内径側の軸方向外方面が、軸方向内方に向かって縮径された傾斜面5aとされている。
保持器3は樹脂から環状に形成され、軸方向中心領域に、周方向等配にころ装着用のポケット7が複数形成され、ポケット7の間は柱部15とされている。保持器6は、ポケット7の軸方向両外側に円環部8,9を備える。ポケット7は内径側に向けて周方向幅が縮小するころ案内面7a,7bを有する。
円環部8,9の軸方向中央部位に環状の大径面10,11が形成されている。大径面10(11)の外径D3は一方の鍔部5の内径D1に比べて大きく、かつ外輪1の軌道部1aの内径D4に比べて小さく形成されている。大径面10,11の軸方向両側は斜面16,17とされている。これら斜面16,17のうち、軸方向外側の斜面16は軸方向外側に順次縮径され、軸方向内側の斜面17は、軸方向内側に順次縮径されている。特に、斜面17の最小径端部17aは、柱部15と同一の径D5となっている。斜面16の最小径端部16aの径D6は斜面17の最小径端部17aの径D5よりも大きく設定されている。大径面10,11は、少なくとも両径D1,D3の差分だけ、径方向内方に弾性圧縮可能である。一方の鍔部5の内径D1は斜面17の最小径端部17aの径D5よりもわずかに大きく設定されている。
斜面17と、針状ころ2の端面2aと、外輪1の内径面とで囲まれる断面略三角形状の環状空間が、グリースを保持するグリース保持空間20とされている。
保持器3の幅(軸方向長さ)B1は、外輪1の鍔部5,6の両軸方向内側面間の幅B2よりもわずかに小さく設定されている。
上記構成のころ軸受Aにおける組み立て手順を説明する。まず外輪1については両側を径方向に折曲して鍔部5,6を形成し、熱処理を施して所定の硬度を付与する。このようにした外輪1に、上記構成を有する保持器3を軸方向一方側開口から組込む。このとき、円環部8の斜面16が鍔部5の傾斜面5aに案内される被案内面となって、保持器3の弾性に抗して保持器3を軸方向に押圧すると、円環部8の斜面16に続いて大径面10が図4の仮想線で示すように縮径し、斜面16、大径面10、および斜面17の順に鍔部5(傾斜面5a)を乗越え、円環部8が外輪1内で弾性復元する。
さらに保持器3を押圧移動すると、今度は他方の円環部9に形成した斜面17が鍔部5の傾斜面5aに案内される被案内面となり、保持器3の弾性に抗して保持器3を軸方向に押圧すると、円環部9の斜面17に続いて大径面11が縮径し、斜面17、大径面11、および斜面16の順に鍔部5を乗越え、円環部9が外輪1内で弾性復元し、保持器3が外輪1に装着される。
鍔部5の内径D1および鍔部6の内径D2は、ともに斜面16の最小径端部16aの径D6より小さいので、保持器3の端面3aあるいは端面3bが鍔部5あるいは鍔部6に係止することで、保持器3が外輪1から抜止めされる。続いて、針状ころ2を保持器3の内径側からポケット7それぞれに装着することで外輪1に対して、保持器3、針状ころ2が一体的に組込まれる。
このようなころ軸受Aでは、鍔部5,6それぞれに保持器3の端面3a,3bが係止することでストッパの機能を果たして、ころ軸受A使用時の針状ころ2の抜止めを行うことができる。
上記ころ軸受Aによれば、その組み立て時に両側の鍔部5,6を形成し、外輪1を熱処理したのち保持器3を無理嵌めによって組込み、続いて針状ころ2をポケット7に装着する。したがって、一方側の鍔部6を折曲形成したのち針状ころ2を装着した保持器3を外輪1に組込み、他方側の鍔部6を折曲形成して製造するようにした従来のころ軸受に比べて、焼鈍のための熱処理工程を削減できるなど、製造工程を一部省略して、製造コストを低減することができる。
さらに、斜面17と、針状ころ2の端面2aと、外輪1の内径面とで囲まれるグリース保持空間20はグリースを保持するのに充分な容量を有した空間であり、このグリース保持空間20から外輪1の軌道部1aと針状ころ2との間にグリースを供給して長期にわたり潤滑性能に優れたころ軸受Aとすることができる。なお、上記構成を有する保持器3は対称形状であるため、外輪1に組込む際に方向性を考慮する必要がなく、作業性が向上する。
本発明の最良の形態のころ軸受の断面図 保持器の単体斜視図 針状ころを保持した状態の保持器の断面図 外輪に保持器を装着する途中の状態の断面図
符号の説明
1 外輪
2 針状ころ
3 保持器
5,6 鍔部
7 ポケット
8,9 円環部
10,11 大径面
15 平面部
20 グリース保持空間

Claims (1)

  1. 軸方向両側に径方向内方に向けて折曲された鍔部を有する外輪と、外輪の軌道部を転動自在な複数のころと、これらころを保持する保持器とから構成されたころ軸受であって、
    保持器の軸方向両側の環状部に、外輪の保持器装着側の鍔部内径より大径の大径環状面が形成され、少なくとも一方の大径環状面の軸方向内方側に連続して、該大径環状面ところの一方の端面との間で潤滑剤を保持するための空間を形成する小径環状面が形成され、少なくとも一方の大径環状面の軸方向外方側に、外輪への装着時に一方の鍔部に案内される被傾斜案内面が形成され、かつ、少なくとも一方の鍔部の内径側の軸方向外方面が、軸方向内方に向かって縮径された傾斜面とされている、ことを特徴とするころ軸受。
JP2003344195A 2003-10-02 2003-10-02 ころ軸受 Pending JP2005106253A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010196726A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Nsk Ltd シェル形ニードル軸受
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JP2015206392A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 日本精工株式会社 かご形保持器付ころ軸受

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