JP2005105143A - 光学素子用封止材および面実装型led素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クラックの発生が抑制されると共に、封止対象体に対する高い密着性および透明性を有し、しかも、経時的に劣化することを抑制することのできる封止材を提供すること、その放射強度が経時的に小さくなることを抑制することのできる面実装型LED素子を提供すること。
【解決手段】 光学素子用封止材は、特定の構造単位を有する環状オレフィン系重合体からなることを特徴とする。面実装型LED素子は、封止材によって封止構造が形成されてなる面実装型LED素子であって、封止材が、上記の光学素子用封止材よりなることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 光学素子用封止材は、特定の構造単位を有する環状オレフィン系重合体からなることを特徴とする。面実装型LED素子は、封止材によって封止構造が形成されてなる面実装型LED素子であって、封止材が、上記の光学素子用封止材よりなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光学素子用封止材および面実装型LED素子に関する。
従来、光学素子用封止材としては、耐熱性、接着性、耐水性、機械的強度、電気特性などに優れており、例えば電気・電子部品の絶縁材料などの種々の分野で使用されているエポキシ化合物と硬化剤とを含有してなる組成物からなるものが用いられている。
このようなエポキシ系光学素子用封止材は、半導体の保護および集光の観点から必要とされる高い透明性および密着性を有するものであることから、LED素子におけるLEDチップを封止するための封止材としても広く用いられている。
近年、LED素子の分野においては、波長460nm付近に主発光を有する高輝度の青色LED素子の開発や、紫外線領域(例えば、波長350〜400nmの領域)に主発光を有するLED素子の開発が進められている。
更に、紫外発光素子と蛍光体を併用し、紫外発光素子から放射される光のうちの短波長側の光成分の一部または全部を蛍光体の作用によって長波長側の光成分に変換し、この変換された光成分と、当該紫外発光素子から放射された未変換の光成分とを合成することによってこれらの光成分の色が混色されて白色光を発光する白色LEDが提案されている。
更に、紫外発光素子と蛍光体を併用し、紫外発光素子から放射される光のうちの短波長側の光成分の一部または全部を蛍光体の作用によって長波長側の光成分に変換し、この変換された光成分と、当該紫外発光素子から放射された未変換の光成分とを合成することによってこれらの光成分の色が混色されて白色光を発光する白色LEDが提案されている。
しかしながら、LED素子において、硬化剤として酸無水物を含有してなる組成物からなるエポキシ系光学素子用封止材によって封止構造を形成した場合には、この封止材に酸無水物に由来の変質が発生しやすいため、屋外に曝されたり、あるいは紫外線を放射する光源に曝されるなどの使用環境下において封止材に黄変色が生じ、LED素子自体の放射光度が経時的に小さくなってしまうなどの問題がある。
而して、このような問題を解決するためには、エポキシ系光学素子用封止材に用いられるエポキシ化合物として、例えば芳香族エポキシ化合物の芳香環を水素化することによって得られる脂環式エポキシ化合物などが提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献4参照。)が、これらのエポシキ化合物を含有してなる組成物からなる封止材によっても、LED素子の経時的な放射光度の低下を十分に抑制することができない。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、クラックの発生が抑制されると共に、封止対象体に対する高い密着性および透明性を有し、しかも、経時的に劣化することを抑制することのできる封止材を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、その放射強度が経時的に小さくなることを抑制することのできる面実装型LED素子を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、その放射強度が経時的に小さくなることを抑制することのできる面実装型LED素子を提供することにある。
本発明の光学素子用封止材は、下記一般式(1)で表される構造単位を有する環状オレフィン系重合体からなることを特徴とする。
〔式中、A1 、A2 、A3 およびA4 は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基、シクロアルキル基、ハロゲン化炭化水素基、および、加水分解性シリル基、あるいは−(CH2 )p −Xで表される極性基を示す。また、A1 とA4 とは、一体化してアルキレン基あるいはシクロアルキレン基を形成していてもよく、更に、A1 とA2 またはA1 とA4 は、互いに結合して酸無水物、ラクトンあるいはイミドに由来の基を形成していてもよい。mは0あるいは1である。
ここで、−(CH2 )p −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはアキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。〕
ここで、−(CH2 )p −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはアキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。〕
本発明の光学素子用封止材においては、前記環状オレフィン系重合体は、上記一般式(1)において、A1 、A2 、A3 およびA4 の少なくとも1つが加水分解性シリル基である構造単位を含み、
加水分解性シリル基が下記一般式(2)で表される基であることが好ましい。
加水分解性シリル基が下記一般式(2)で表される基であることが好ましい。
〔式中、Yは炭素数1〜10のアルコシキ基、炭素数1〜10のアリロキシ基、ハロゲン原子、あるいは互いに結合して5〜7員環を形成する炭素数1〜10の脂肪族ジオール、脂環族ジオールまたは芳香族ジオールから誘導される基を示し、R4 は、水素原子あるいは炭素数1〜20の炭化水素基を示す。rは0〜5の整数であり、sは1〜3の整数である。〕
このような光学素子用封止材としては、前記環状オレフィン系重合体は、上記一般式(2)で表される加水分解性シリル基を有する構造単位の含有割合が、当該環状オレフィン系重合体を構成する全構造単位に対して0.2〜30モル%であることが好ましい。
本発明の光学素子用封止材においては、環状オレフィン系重合体のガラス転移温度が250℃〜450℃であることが好ましい。
本発明の光学素子用封止材は、下記一般式(1)で表される構造単位を有する環状オレフィン系重合体の架橋体からなることを特徴とする。
〔式中、A1 、A2 、A3 およびA4 は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基、シクロアルキル基、ハロゲン化炭化水素基、および、加水分解性シリル基、あるいは−(CH2 )p −Xで表される極性基を示す。また、A1 とA4 とは、一体化してアルキレン基あるいはシクロアルキレン基を形成していてもよく、更に、A1 とA2 またはA1 とA4 は、互いに結合して酸無水物、ラクトンあるいはイミドに由来の基を形成していてもよい。mは0あるいは1である。
ここで、−(CH2 )p −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはアキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。〕
ここで、−(CH2 )p −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはアキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。〕
発明の光学素子用封止材としては、前記環状オレフィン系重合体は、上記一般式(1)において、A1 、A2 、A3 およびA4 の少なくとも1つが加水分解性シリル基である構造単位を含み、
加水分解性シリル基が下記一般式(2)で表される基であることが好ましい。
加水分解性シリル基が下記一般式(2)で表される基であることが好ましい。
〔式中、Yは、炭素数1〜10のアルコシキ基、炭素数1〜10のアリロキシ基、ハロゲン原子、あるいは互いに結合して5〜7員環を形成する炭素数1〜10の脂肪族ジオール、脂環族ジオールまたは芳香族ジオールから誘導される基を示し、R4 は、水素原子あるいは炭素数1〜20の炭化水素基を示す。rは0〜5の整数であり、sは1〜3の整数である。〕
このような光学素子用封止材においては、前記環状オレフィン系重合体は、上記一般式(2)で表される加水分解性シリル基を有する構造単位の含有割合が、当該環状オレフィン系重合体を構成する全構造単位に対して0.2〜30モル%であることが好ましい。
本発明の面実装型LED素子は、封止材によって封止構造が形成されてなる面実装型LED素子であって、
封止材が、上記の光学素子用封止材よりなることを特徴とする。
封止材が、上記の光学素子用封止材よりなることを特徴とする。
本発明の光学素子用封止材によれば、特定の環状オレフィン系重合体あるいは当該特定の環状オレフィン系重合体の架橋体よりなる樹脂材料からなるものであるため、クラックの発生が抑制されると共に、封止対象体に対する高い密着性および透明性が得られ、しかも、優れた耐紫外線特性を有することから、経時的な劣化を抑制することができる。
本発明の面実装型LED素子によれば、上記の光学素子用封止材によって封止構造が形成されており、当該封止構造を形成する封止材が経時的な劣化が抑制されてなるものであることから、その放射強度が経時的に小さくなることを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の光学素子用封止材(以下、「特定の封止材」ともいう。)は、下記の(イ)または(ロ)の構成を有する封止材である。
本発明の光学素子用封止材(以下、「特定の封止材」ともいう。)は、下記の(イ)または(ロ)の構成を有する封止材である。
(イ)上記一般式(1)で表される構造単位(以下、「特定の構造単位」ともいう。)を有する環状オレフィン系重合体(以下、「特定の環状オレフィン系重合体」ともいう。)からなる光学素子用封止材(以下、「第1の封止材」ともいう。)
(ロ)特定環状オレフィン系重合体の架橋体(以下、「特定の架橋体」ともいう。)からなる光学素子用封止材(以下、「第2の封止材」ともいう。)
(ロ)特定環状オレフィン系重合体の架橋体(以下、「特定の架橋体」ともいう。)からなる光学素子用封止材(以下、「第2の封止材」ともいう。)
<第1の封止材>
第1の封止材は、特定の環状オレフィン系重合体よりなる第1の封止材用樹脂材料からなるものである。
第1の封止材は、特定の環状オレフィン系重合体よりなる第1の封止材用樹脂材料からなるものである。
第1の封止材を構成する特定の環状オレフィン系重合体は、少なくとも1種以上の特定の構造単位を有するものである。また、この特定の環状オレフィン系重合体は、同一の構成を有する少なくとも2以上の特定の構造単位が連続して配列されてなる部分を有するものであることが好ましい。
特定の構造単位を表す一般式(1)において、A1 、A2 、A3 およびA4 は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基、シクロアルキル基、ハロゲン化炭化水素基、および、加水分解性シリル基、あるいは−(CH2 )p −Xで表される極性基(以下、「特定極性基」ともいう。)を示す。
ここで、特定極性基を表す−(CH2 )P −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはオキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。
ここで、特定極性基を表す−(CH2 )P −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはオキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。
また、A1 とA4 とは、一体化してアルキレン基、シクロアルキレン基を形成していてもよい。更に、A1 とA2 またはA1 とA4 は、互いに結合して酸無水物、ラクトンあるいはイミドに由来の基を形成していてもよい。
mは、0あるいは1である。
mは、0あるいは1である。
特定の環状オレフィン系重合体は、2以上の特定の構造単位を有するものである場合には、当該特定の環状オレフィン系重合体を構成するすべての特定の単量体が同一の構成を有するものに限られず、複数種類の単量体を用いることにより、各特定の構造単位におけるA1 、A2 、A3 、A4 およびmの各々がその一部または全部が異なったものであってもよい。
特定の環状オレフィン系重合体は、一般式(1)におけるA1 、A2 、A3 およびA4 の少なくとも1つが加水分解性シリル基である特定の構造単位を含むものであることが好ましい。
特定の環状オレフィン系重合体は、加水分解性シリル基を含有する特定の構造単位を有することにより、トルエンやシクロヘキサンなどの炭化水素溶媒に対する溶解度が高くなることから、後述する手法において、第1の封止材によって封止構造を形成するために用いられる特定の環状オレフィン系重合体を含有する重合体溶液(以下、「第1の封止材形成用溶液」ともいう。)の調製が容易となる。
特定の環状オレフィン系重合体は、加水分解性シリル基を含有する特定の構造単位を有することにより、トルエンやシクロヘキサンなどの炭化水素溶媒に対する溶解度が高くなることから、後述する手法において、第1の封止材によって封止構造を形成するために用いられる特定の環状オレフィン系重合体を含有する重合体溶液(以下、「第1の封止材形成用溶液」ともいう。)の調製が容易となる。
また、加水分解性シリル基は、上記一般式(2)で表される基(以下、「特定加水分解性シリル基」ともいう。)であることが好ましい。
一般式(2)において、Yは炭素数1〜10のアルコシキ基、炭素数1〜10のアリロキシ基、ハロゲン原子、あるいは互いに結合して5〜7員環を形成する炭素数1〜10の脂肪族ジオール、脂環族ジオールまたは芳香族ジオールから誘導される基を示し、R4 は、水素原子あるいは炭素数1〜20の炭化水素基を示す。
rは0〜5の整数であり、sは1〜3の整数である。
一般式(2)において、Yは炭素数1〜10のアルコシキ基、炭素数1〜10のアリロキシ基、ハロゲン原子、あるいは互いに結合して5〜7員環を形成する炭素数1〜10の脂肪族ジオール、脂環族ジオールまたは芳香族ジオールから誘導される基を示し、R4 は、水素原子あるいは炭素数1〜20の炭化水素基を示す。
rは0〜5の整数であり、sは1〜3の整数である。
特定の環状オレフィン系重合体において、特定加水分解性シリル基を含有する特定の構造単位(以下、「特定シリル基含有構造単位」ともいう。)の含有割合は、当該特定の環状オレフィン系重合体を構成する全構造単位に対して0.2〜30モル%であることが好ましく、特に好ましくは0.5〜20モル%である。
特定シリル基含有構造単位の含有割合が0.2モル%未満である場合には、特定の環状オレフィン系重合体の有機溶媒に対する溶解度が低くなり、第1の封止材形成用溶液を用いる手法によって第1の封止材による封止構造を形成することが困難となるおそれがあると共に、得られる第1の封止材の耐溶媒性、耐薬品性および機械的強度が小さくなり、更に当該第1の封止材の封止対象体に対する密着性が小さくなるおそれがある。
一方、特定シリル基含有構造単位の含有割合が30モル%を超える場合には、得られる第1の封止材の吸水性が大きくなることに起因して割れ(クラック)が生じやすくなるおそれがある。
特定シリル基含有構造単位の含有割合が0.2モル%未満である場合には、特定の環状オレフィン系重合体の有機溶媒に対する溶解度が低くなり、第1の封止材形成用溶液を用いる手法によって第1の封止材による封止構造を形成することが困難となるおそれがあると共に、得られる第1の封止材の耐溶媒性、耐薬品性および機械的強度が小さくなり、更に当該第1の封止材の封止対象体に対する密着性が小さくなるおそれがある。
一方、特定シリル基含有構造単位の含有割合が30モル%を超える場合には、得られる第1の封止材の吸水性が大きくなることに起因して割れ(クラック)が生じやすくなるおそれがある。
特定の環状オレフィン系重合体を構成する特定の構造単位は、下記一般式(3)で表される単量体(以下、「特定単量体」ともいう。)により形成されるものである。
〔式中、A1 、A2 、A3 およびA4 は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アルケニル基、シクロアルキル基、ハロゲン化炭化水素基、および、加水分解性シリル基、あるいは−(CH2 )p −Xで表される極性基を示す。また、A1 とA4 とは、一体化してアルキレン基、シクロアルキレン基、アルケニレン基あるいはアリーレン基を形成していてもよく、また、A1 とA2 とは、一体化してアルキリデン基を形成していてもよく、更に、A1 とA2 またはA1 とA4 は、互いに結合して酸無水物、ラクトンあるいはイミドに由来の基を形成していてもよい。mは0あるいは1である。
ここで、−(CH2 )P −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはオキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。〕
ここで、−(CH2 )P −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはオキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。〕
このような特定単量体の具体例としては、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−プロピルビシクロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ブチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−デシルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチル−5−エチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−フルオロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−クロロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5,5,6,6−テトラフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5,6−ジメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−フェニルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−シクロヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−シクロオクチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−インダニルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−エチリデンビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
テトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、
9−メチルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、
9−エチルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−プロピルビシクロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ブチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−デシルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチル−5−エチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−フルオロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−クロロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5,5,6,6−テトラフルオロビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−トリフルオロメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5,6−ジメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−フェニルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−シクロヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−シクロオクチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−インダニルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−エチリデンビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
テトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、
9−メチルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、
9−エチルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エン、
3−メチルトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エン、
4−メチルトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エン、
トリシクロ[6.2.1.02,7 ]ウンデカ−9−エン、
トリシクロ[8.2.1.02,9 ]トリデカ−11−エン、
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−3,8−ジエン、
トリシクロ[6.2.1.02,7 ]ウンデカ−3,9−ジエン、
トリシクロ[8.2.1.02,9 ]トリデカ−5,11−ジエン、
3−メチルトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エン、
4−メチルトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エン、
トリシクロ[6.2.1.02,7 ]ウンデカ−9−エン、
トリシクロ[8.2.1.02,9 ]トリデカ−11−エン、
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−3,8−ジエン、
トリシクロ[6.2.1.02,7 ]ウンデカ−3,9−ジエン、
トリシクロ[8.2.1.02,9 ]トリデカ−5,11−ジエン、
5−トリメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−トリエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチルジメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチルジエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチルジクロロシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ジメチルメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ジメチルエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ジメチルクロロシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
4−トリメトキシシリルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
4−メチルジメトキシシリルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
4−トリエトキシシリルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
5−[1’−メチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−エチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,3’−ジメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,3’,4’−トリメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,3’,3’,4’,4’−ペンタメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−エチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,3’−ジメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]エチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−メチル−4’−フェニル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[3’−メチル−2’,4’−ジオキサ−3’−シラスピロ[5.5]ウンデシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−メチル−3’−フェニル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−メチル−2’,7’−ジオキサ−1’−シラシクロヘプチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
4−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]テトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
4−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]テトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
5−トリエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチルジメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチルジエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−メチルジクロロシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ジメチルメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ジメチルエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−ジメチルクロロシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
4−トリメトキシシリルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
4−メチルジメトキシシリルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
4−トリエトキシシリルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
5−[1’−メチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−エチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,3’−ジメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,3’,4’−トリメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,3’,3’,4’,4’−ペンタメチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−エチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,3’−ジメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]エチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−メチル−4’−フェニル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[3’−メチル−2’,4’−ジオキサ−3’−シラスピロ[5.5]ウンデシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−メチル−3’−フェニル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
5−[1’−メチル−2’,7’−ジオキサ−1’−シラシクロヘプチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、
4−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]テトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
4−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]テトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸メチル、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸エチル、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸t−ブチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸メチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸エチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸プロピル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸t−ブチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸トリフロロメチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸トリフロロエチル、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボン酸ジメチル、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボン酸ジエチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−酢酸エチル、
8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エン、
8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エン、
8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エン、
8−メチル−8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エン、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸エチル、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸t−ブチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸メチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸エチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸プロピル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸t−ブチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸トリフロロメチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸トリフロロエチル、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボン酸ジメチル、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボン酸ジエチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−酢酸エチル、
8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エン、
8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エン、
8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エン、
8−メチル−8−エトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エン、
アクリル酸ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イル、
メタクリル酸ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イル、
アクリル酸ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イルメチル、
メタクリル酸ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イルメチル、
メタクリル酸ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イル、
アクリル酸ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イルメチル、
メタクリル酸ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−イルメチル、
2−[(3−オキセタニル)メトキシ]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、
2−[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、
2−[(3−オキセタニル)メトキシメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、
2−[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、
4−[(3−メチル−3−オキセタニル)メトキシメチル]テトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸(3−エチル−オキセタニル)メチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸(3−エチル−3−オキセタニル)メチル
などの環状オレフィンが挙げられる。
これらは、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
2−[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシ]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、
2−[(3−オキセタニル)メトキシメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、
2−[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシメチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン、
4−[(3−メチル−3−オキセタニル)メトキシメチル]テトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸(3−エチル−オキセタニル)メチル、
2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−エン−2−カルボン酸(3−エチル−3−オキセタニル)メチル
などの環状オレフィンが挙げられる。
これらは、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
特定の構造単位を形成するための特定単量体としては、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エン、8−メチル−8−メトキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−3−エンから選ばれる1種以上の環状オレフィンを用いることが好ましい。
特定単量体として、このような環状オレフィンを用いることにより、ガラス転移温度が十分に高く、線膨張係数の低い環状オレフィン系重合体を得ることができ、また、得られる特定の封止材が一層優れた耐紫外線特性を有するものとなる。
特定単量体として、このような環状オレフィンを用いることにより、ガラス転移温度が十分に高く、線膨張係数の低い環状オレフィン系重合体を得ることができ、また、得られる特定の封止材が一層優れた耐紫外線特性を有するものとなる。
また、特定シリル基含有構造単位を形成するための特定単量体としては、5−トリメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−トリエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−メチルジメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−メチルジエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、4−トリメトキシシリルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、5−[1’−メチル−2’,5’−ジオキサ−1’−シラシクロペンチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−[1’−メチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンを用いることが好ましく、特に、5−トリメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−トリエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、5−メチルジメトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン、4−トリメトキシシリルテトラシクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−9−エン、5−[1’,4’,4’−トリメチル−2’,6’−ジオキサ−1’−シラシクロヘキシル]ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンから選ばれる1種以上の環状オレフィンを用いることが好ましい。
特定の環状オレフィン系重合体においては、当該特定の環状オレフィン系重合体を構成する特定の構造単位の種類や全構造単位中における特定の構造単位の含有割合を適宜選択することにより、ガラス転移温度、線膨張係数等の物理的特性、有機溶媒に対する溶解度などを制御することができる。
具体的には、例えば5−ヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンなどの鎖状アルキル基を有する環状オレフィンに由来の特定の構造単位を有する特定の環状オレフィン系重合体は、有機溶媒に対する溶解度が高くなると共に、得られる特定の封止材が柔軟性を有するものとなり、しかも、そのガラス転移温度の制御が容易となる。
また、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エン、トリシクロ[6.2.1.02,7 ]ウンデカ−9−エン、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−3,8−ジエンなどの環状オレフィンに由来の特定の構造単位を複数種類有する特定の環状オレフィン系重合体は、得られる特定の封止材が優れた靱性、可撓性を有するものとなる。
更に、特定極性基を含有する特定の構造単位を有する特定の環状オレフィン系重合体は、得られる特定の封止材が封止対象体に対する密着性の優れたものとなる。
更に、特定極性基を含有する特定の構造単位を有する特定の環状オレフィン系重合体は、得られる特定の封止材が封止対象体に対する密着性の優れたものとなる。
特定の環状オレフィン系重合体には、特定の構造単位以外の構造単位(以下、「他の構造単位」ともいう。)が含有されていてもよい。
他の構造単位の具体例としては、例えばエチレン等のα−オレフィンに由来する構造単位、シクロヘキセン等の単環オレフィンに由来する構造単位、(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位などが挙げられる。
このような他の構造単位の含有割合は、全構造単位中20モル%以下であることが好ましい。
他の構造単位の具体例としては、例えばエチレン等のα−オレフィンに由来する構造単位、シクロヘキセン等の単環オレフィンに由来する構造単位、(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位などが挙げられる。
このような他の構造単位の含有割合は、全構造単位中20モル%以下であることが好ましい。
特定の環状オレフィン系重合体は、ガラス転移温度が、通常、250〜450℃の範囲にあるものであり、好ましくは300〜400℃である。
ガラス転移温度が250℃未満である場合には、得られる特定の封止材が熱変形するなどの問題が生じるおそれがある。
一方、ガラス転移温度が450℃を超える場合には、特定の環状オレフィン系重合体が剛直になるため、得られる特定の封止材が割れが生じやすく、靱性の小さいものとなる。
ここに、特定の環状オレフィン系重合体のガラス転移温度は、動的粘弾性測定によって得られるTanδ(貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E”/E’)の温度分布のピーク温度の値として求められる。
ガラス転移温度が250℃未満である場合には、得られる特定の封止材が熱変形するなどの問題が生じるおそれがある。
一方、ガラス転移温度が450℃を超える場合には、特定の環状オレフィン系重合体が剛直になるため、得られる特定の封止材が割れが生じやすく、靱性の小さいものとなる。
ここに、特定の環状オレフィン系重合体のガラス転移温度は、動的粘弾性測定によって得られるTanδ(貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E”/E’)の温度分布のピーク温度の値として求められる。
特定の環状オレフィン系重合体は、o−ジクロロベンゼンを溶媒とし、温度条件120℃でゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定されるポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)が30,000〜500,000であると共にポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が50,000〜1,000,000であることが好ましく、更に好ましくは数平均分子量(Mn)が50,000〜200,000であると共に重量平均分子量(Mw)が100,000〜500,000であることが好ましい。
数平均分子量が30,000未満であって重量平均分子量が50,000未満である場合には、特定の環状オレフィン系重合体が破断強度および破断伸びの小さいものとなることに起因して得られる特定の封止材に割れが生じやすくなるおそれがある。一方、数平均分子量が500,000を超えて重量平均分子量が1,000,000を超える場合には、後述する封止材形成用溶液を用いる手法によって特定の封止材による封止構造を形成することが困難となるおそれがある。
数平均分子量が30,000未満であって重量平均分子量が50,000未満である場合には、特定の環状オレフィン系重合体が破断強度および破断伸びの小さいものとなることに起因して得られる特定の封止材に割れが生じやすくなるおそれがある。一方、数平均分子量が500,000を超えて重量平均分子量が1,000,000を超える場合には、後述する封止材形成用溶液を用いる手法によって特定の封止材による封止構造を形成することが困難となるおそれがある。
特定の環状オレフィン系重合体は、線膨張係数が70ppm/℃以下の範囲にあるものであり、好ましくは60ppm/℃以下である。
線膨張係数が70ppm/℃を超える場合には、得られる特定の封止材に、温度変化の大きい使用環境下において、寸法変化に伴なう変形などが発生し、割れが生じるおそれがある。
線膨張係数が70ppm/℃を超える場合には、得られる特定の封止材に、温度変化の大きい使用環境下において、寸法変化に伴なう変形などが発生し、割れが生じるおそれがある。
特定の環状オレフィン系重合体には、公知の酸化防止剤を添加することもでき、これにより、当該特定の環状オレフィン系重合体の酸化安定性を向上させることができる。
酸化防止剤としては、例えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4’−チオビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、ペンタエリスリチルテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート等のフェノール系化合物またはヒドロキノン系化合物、トリス(4−メトキシ−3,5−ジフェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリストールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト等のリン系化合物などを用いることができ、これらのうち、分解温度(5%重量減少)が250℃以上の化合物を好ましく用いることができる。 このような酸化防止剤は、特定の環状オレフィン系重合体100質量部に対して0.05〜5.0質量部となる割合で添加されることが好ましい。
酸化防止剤としては、例えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4’−チオビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、ペンタエリスリチルテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート等のフェノール系化合物またはヒドロキノン系化合物、トリス(4−メトキシ−3,5−ジフェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリストールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト等のリン系化合物などを用いることができ、これらのうち、分解温度(5%重量減少)が250℃以上の化合物を好ましく用いることができる。 このような酸化防止剤は、特定の環状オレフィン系重合体100質量部に対して0.05〜5.0質量部となる割合で添加されることが好ましい。
以上のような特定の環状オレフィン系重合体は、単量体を付加重合し、必要に応じて水素化することによって製造することができる。
付加重合処理は、窒素またはアルゴン雰囲気下において反応容器に、単量体と、当該単量体に対する質量比が1〜20となる量の溶媒と、必要に応じて分子量調節剤とを仕込み、この系を−20〜100℃の温度範囲に設定した後、更に重合触媒を添加することにより、重合温度−20〜100℃の範囲において単量体を重合反応させることによって行われる。
なお、重合反応に供する重合触媒量や分子量調節剤量、単量体の重合体への転化率および重合温度を制御することにより、得られる特定の環状オレフィン系重合体の分子量を調節することができる。
なお、重合反応に供する重合触媒量や分子量調節剤量、単量体の重合体への転化率および重合温度を制御することにより、得られる特定の環状オレフィン系重合体の分子量を調節することができる。
溶媒としては、シクロヘキサン、シクロペンタン、メチルシクロペンタン等の脂環式炭化水素溶媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素溶媒、トルエン、ベンゼン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素溶媒、クロロメタン、ジクロロメタン、1,2−ジクロロメタン、1,1−ジクロロメタン、テトラクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロシクロペンタン、クロロシクロヘキサン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素溶媒、酢酸エチル、ニトロメタン、N−メチルピロリドン、ピリジン、ジメチルホルムアミド、アセトアミド等の極性溶媒などを用いることができる。
これらは、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらは、単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
分子量調節剤としては、エチレン、1−ヘキセン、1−オクテン等のα−オレフィン、スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、4−エチルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、1−ビニルナルタレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニル化合物、シクロオクタジエン、シクロドデカトリエン等の環状非共役ポリエン、ジフェニルジシドロシラン、水素などが挙げられ、好ましくはα−オレフィンあるいは芳香族ビニル化合物が用いられる。
重合触媒としては、例えば下記(1)〜(3)の触媒を用いることができる。
(1)ニッケル化合物と、超強酸、ルイス酸およびイオン性ホウ素化合物から選ばれた化合物と、有機アルミニウム化合物とを含むニッケル系多成分触媒
(2)少なくとも1つのニッケル−炭素間を連結するシグマ結合を有し、超強酸アニオンを対アニオンとするニッケル錯体よりなるニッケル系単成分触媒
(3)パラジウム化合物と、ホスフィン化合物および/またはホスホニウム化合物と、イオン性ホウ素化合物と、必要に応じて有機アルミニウム化合物あるいは有機リチウム化合物とを含むパラジウム系多成分触媒
(2)少なくとも1つのニッケル−炭素間を連結するシグマ結合を有し、超強酸アニオンを対アニオンとするニッケル錯体よりなるニッケル系単成分触媒
(3)パラジウム化合物と、ホスフィン化合物および/またはホスホニウム化合物と、イオン性ホウ素化合物と、必要に応じて有機アルミニウム化合物あるいは有機リチウム化合物とを含むパラジウム系多成分触媒
重合反応の反応停止剤としては、水、アルコール、有機酸、炭酸ガスなどを用いることができる。
以上のような付加重合処理によって得られる反応溶液中に含有されている状態の重合体は、公知の方法によって触媒残査を除去した後、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトンなどの貧溶媒中に注ぐことにより、当該溶液に残存する未反応の単量体を除去すると共に、当該重合体を凝固し、得られた凝固物を減圧乾燥することによって回収することができる。また、付加重合処理によって得られた反応溶液は、得られる第1の封止材の性能を損なわないならば、触媒残査の除去や凝固の操作を行うことなく、例えば製膜工程などの封止材によって封止構造を形成するための工程に用いることができる。
触媒残査を除去する方法としては、例えば反応溶液にマレイン酸、フマル酸、シュウ酸、リンゴ酸などの有機酸の水/アルコール混合物を添加し、この混合溶液を重合体溶液相と触媒残査などを含む水相と分離させて当該水相を除去する手法、ケイソウ土、アルミナ、シリカなどの吸着剤による吸着除去法、フィルターによる濾過分離法などを用いることができる。
特定の環状オレフィン系重合体を得るための特定単量体として、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−3,8−ジエンや5−エチリデンビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンなどの重合に関与しない不飽和結合を有する特定単量体(以下、「特定不飽和結合含有単量体」ともいう。)を用いた場合には、特定不飽和結合含有単量体を付加重合処理に供することによって得られた重合体は、更に水素化処理することが必要であり、これにより、特定不飽和結合含有単量体に由来の特定の構造単位が形成される。
また、付加重合処理によって得られた重合体が不飽和結合を有するものである場合には、この重合体が高温条件下において酸化しやすく、また熱による劣化を受けやすいものであるため、当該重合体における不飽和結合の90モル%以上、好ましくは95モル%以上、更に好ましくは99モル%以上を水素化するよう水素化処理を行うことが好ましい。
また、付加重合処理によって得られた重合体が不飽和結合を有するものである場合には、この重合体が高温条件下において酸化しやすく、また熱による劣化を受けやすいものであるため、当該重合体における不飽和結合の90モル%以上、好ましくは95モル%以上、更に好ましくは99モル%以上を水素化するよう水素化処理を行うことが好ましい。
また、特定の環状オレフィン系重合体を得るための特定単量体として、5−フェニルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンなどの芳香族置換基を有する特定単量体(以下、「特定芳香族置換基含有単量体」ともいう。)を用いた場合にも、特定芳香族置換基含有単量体を付加重合処理に供することによって得られた重合体は、更に水素化処理することが必要であり、これにより、特定芳香族置換基含有単量体に由来の特定の構造単位が形成される。
また、付加重合処理によって得られた重合体が芳香族置換基を有するものである場合には、この重合体が紫外線領域において吸収を示すものであることから、紫外線を吸収することに起因してその特性が劣化するおそれがあるため、当該重合体における芳香族環の90モル%以上、好ましくは95モル%以上、更に好ましくは99モル%以上を水素化するよう水素化処理を行うことが好ましい。
また、付加重合処理によって得られた重合体が芳香族置換基を有するものである場合には、この重合体が紫外線領域において吸収を示すものであることから、紫外線を吸収することに起因してその特性が劣化するおそれがあるため、当該重合体における芳香族環の90モル%以上、好ましくは95モル%以上、更に好ましくは99モル%以上を水素化するよう水素化処理を行うことが好ましい。
特に、特定のオレフィン系重合体として、アクリロイル基もしくはメタアクリロイル基を有する特定の構造単位を有するものを得ようとする場合には、付加重合処理には特定不飽和結合含有単量体および特定芳香族基含有単量体を供さないことが好ましい。
水素化触媒としては、ニッケル、ロジウム、パラジウム、白金等の化合物が、シリカ、ケイソウ土、アルミナ、活性炭等の固体上に担持された不均一系触媒、チタン、ニッケル、パラジウム、コバルト等の化合物と有機金属化合物とを組み合わせてなる均一系触媒、ルテニウム、オスミニウム、ロジウム、イリジウム等の錯体よりなる触媒などを好適に用いることができる。
溶媒としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、テトラリン等の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、メチルペンタン、メチルシクロヘキサン、デカリン等の脂環族炭化水素などを用いることができ、また、必要に応じて、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ブチルエーテル等のエーテル類などを用いることもできる。
水素化処理は、0.5〜15MPaの水素圧、20〜200℃の温度で行われることが好ましい。
以上のような水素化処理によって得られる反応溶液中に含有されている状態の水素化された重合体は、付加重合処理によって直接的に得られた重合体と同様に、公知の方法によって触媒残査を除去した後、この触媒残査が除去された溶液を貧溶媒中に注ぐことにより当該水素化された重合体を凝固し、得られた凝固物を減圧乾燥することによって回収される。
第1の封止材を構成する第1の封止材用樹脂材料には、特定の環状オレフィン系重合体の他、例えば公知の環状オレフィン系開環(共)重合体の水素化体、環状オレフィンとエチレンとの付加重合体などが含有されていてもよく、これにより、得られる第1の封止材において特定の環状オレフィン系重合体に由来の靱性を損なうことなく、当該特定の環状オレフィン系重合体のガラス転移温度を調節することができる。
また、第1の封止材用樹脂材料には、ガラス繊維、アルミナ繊維などの繊維状の充填材、マイカ、タルク、クレイなどの粉末状の充填材などの特開平4−218557号公報等に記載の公知の充填材、またはナノコンポジット用にクレイを挿入型構造または層剥離型構造とした充填材などが充填されていてもよい。
これらの充填材の充填量は、得られる第1の封止材の透明性を損なわない範囲であれば特に限定されるものではない。
これらの充填材の充填量は、得られる第1の封止材の透明性を損なわない範囲であれば特に限定されるものではない。
更に、第1の封止材用樹脂材料には、紫外線吸収剤、補強材、充填剤、着色剤、顔料、難燃剤などを助剤として添加することもでき、特に、LED素子用の封止材として用いる場合には、助材として蛍光体が添加されていてもよい。
ここに、蛍光体とは、発光素子の発光を受けて励起し、励起波長よりも長い波長の光を発光するものであり、発光素子としては、その発光が青色領域から紫外線領域の範囲の波長を有するものを用いることが好ましい。
ここに、蛍光体とは、発光素子の発光を受けて励起し、励起波長よりも長い波長の光を発光するものであり、発光素子としては、その発光が青色領域から紫外線領域の範囲の波長を有するものを用いることが好ましい。
第1の封止材によれば、封止材用樹脂材料を、例えば炭化水素溶媒、ハロゲン化炭化水素溶媒、あるいはこれらからなる混合溶媒から選ばれた溶媒中に溶解させた第1の封止材形成用溶液を調製し、この第1の封止材形成用溶液を封止対象体上に塗布あるいは流延し、得られた膜を乾燥させることによって封止対象体を封止する封止構造を形成することができる。
また、第1の封止材用樹脂材料を、当該第1の封止材用樹脂材料を構成する特定の環状オレフィン系重合体以外の熱可塑性樹脂と配合した配合組成物を得、この配合組成物を成形材料として溶融押出機などを用いる溶融押出法によって成形し、この成形体を第1の封止材として用いることもできる。
また、第1の封止材用樹脂材料を、当該第1の封止材用樹脂材料を構成する特定の環状オレフィン系重合体以外の熱可塑性樹脂と配合した配合組成物を得、この配合組成物を成形材料として溶融押出機などを用いる溶融押出法によって成形し、この成形体を第1の封止材として用いることもできる。
<第2の光学素子用封止材>
第2の光学素子用封止材は、前述した特定の環状オレフィン系重合体の架橋体よりなる第2の封止材用樹脂材料からなるものである。
第2の光学素子用封止材は、前述した特定の環状オレフィン系重合体の架橋体よりなる第2の封止材用樹脂材料からなるものである。
第2の封止材を構成する特定の架橋体は、特定の環状オレフィン系重合体を含有する架橋性組成物を得、この架橋性組成物を架橋することにより形成されるものである。
この特定の架橋体は、当該特定の架橋体を形成するための架橋性組成物を構成する特定の環状オレフィン系重合体の有する優れた特性を有し、しかも、架橋構造が形成されてなるものであることから、その線膨張係数が一層低いものとなり、また破断強度、破断伸度が大きくなることから、得られる第2の封止材には、一層優れた耐熱性、機械的強度、耐溶媒性、耐薬品性が得られることとなる。
この特定の架橋体は、当該特定の架橋体を形成するための架橋性組成物を構成する特定の環状オレフィン系重合体の有する優れた特性を有し、しかも、架橋構造が形成されてなるものであることから、その線膨張係数が一層低いものとなり、また破断強度、破断伸度が大きくなることから、得られる第2の封止材には、一層優れた耐熱性、機械的強度、耐溶媒性、耐薬品性が得られることとなる。
架橋体を得るための架橋性組成物としては、温度10〜280℃の範囲の比較的温和な温度条件によって短時間で特定の架橋体を得ることができることから、ラジカル反応、加水分解/縮合反応、あるいはカチオン反応によって架橋体を形成することのできる組成物が好適に用いられる。
ラジカル反応によって架橋体を得るための架橋性組成物(以下、「ラジカル架橋性組成物」ともいう。)としては、下記(1)〜(2)の組成物が挙げられる。
(1)特定の環状オレフィン系重合体に、過酸化物あるいはアゾ化合物を配合してなる組成物。
このような組成物は、熱や活性光線などの作用によって発生させたラジカルによって架橋される。
このような組成物は、熱や活性光線などの作用によって発生させたラジカルによって架橋される。
(2)特定の環状オレフィン系重合体に、過酸化物および還元性の金属化合物を配合してなる組成物。
このような組成物は、レドックス反応により発生させたラジカルによって架橋される。
このような組成物は、レドックス反応により発生させたラジカルによって架橋される。
以上のようなラジカル架橋性組成物は、特定の環状オレフィン系重合体として、メタアクリロイル基、あるいはアクリロイル基を側鎖置換基に有する特定の構造単位を有する環状オレフィン系重合体を用いた場合には、一層容易に架橋体を得ることができる。
加水分解/縮合反応によって架橋体を得るための架橋性組成物(以下、加水分解架橋性組成物」ともいう。)、およびカチオン反応によって架橋体を得るための架橋性組成物(以下、「カチオン架橋性組成物」ともいう。)としては、各々、特定の環状オレフィン系重合体として、特定シリル基含有構造単位を有する環状オレフィン系重合体、あるいはオキセタニル基を有する特定単位構造を有する環状オレフィン系重合体(以下、これらを「特定基含有環状オレフィン系重合体」ともいう。)を用いてなる、下記の(1)〜(4)の組成物が挙げられる。
(1)特定基含有環状オレフィン系重合体に、スズ、アルミニウム、亜鉛、チタニウム、アンチモン等の金属の酸化物、当該金属のアルコキシド、当該金属のフェノキシド、当該金属のβ−ジケトネート、当該金属のアルキル化物、当該金属のハロゲン化物、当該金属の有機酸塩などの金属化合物を配合してなる組成物。
(2)特定基含有環状オレフィン系重合体に、BF4 、PF6 、AsF6 、SbF6 、B(C6 F5 )4 などから選ばれた対アニオンを有する芳香族スルホニウム塩、当該対アニオンを有する芳香族アンモニウム塩、当該対アニオンを有する芳香族ピリジウム塩、当該対アニオンを有する芳香族ホスホニウム塩、当該対アニオンを有する芳香族ヨードニウム塩、当該対アニオンを有するヒドラジウム塩、当該対アニオンを有するフェロセニウム塩などの加熱することにより酸として作用する化合物を配合してなる組成物。
(3)特定基含有環状オレフィン系重合体に、トリアルキル亜リン酸エステル、トリアリール亜リン酸エステル、ジアルキル亜リン酸エステル、モノアルキル亜リン酸エステル、次亜リン酸エステル、有機カルボン酸と第2級または第3級アルコールとのエステル、有機カルボン酸のヘミアセタールエステル、有機カルボン酸のトリアルキルシリルエステル、アルキルスルホン酸の単環または多環シクロアルキルエステル、アルキルアリールスルホン酸の単環または多環シクロアルキルエステルなどの水または水蒸気の存在下で加熱することにより酸として作用するエステル化合物を配合してなる組成物。
(4)特定基含有環状オレフィン系重合体に、可視域のg線およびh線、紫外域のi線や、紫外線、遠紫外線、X線、電子線などの光線を照射することにより、ブレンステッド酸あるいはルイス酸を生成するジアゾニウム塩、アンモニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、アルセニウム塩、オキソニウム塩等のオニウム塩、ハロゲン含有オキサジアゾール化合物、ハロゲン含有トリアジン化合物、ハロゲン含有アセトフェノン化合物、ハロゲン含有ベンゾフェノン化合物等のハロゲン含有有機化合物、キノンジアジド化合物、α,α−ビス(スルホニル)ジアゾメタン化合物、α−カルボニル−α−スルホニル−ジアゾメタン化合物、スルホニル化合物、有機酸エステル化合物、有機酸アミド化合物、有機酸イミド化合物などの光酸発生剤を配合してなる組成物。
(2)特定基含有環状オレフィン系重合体に、BF4 、PF6 、AsF6 、SbF6 、B(C6 F5 )4 などから選ばれた対アニオンを有する芳香族スルホニウム塩、当該対アニオンを有する芳香族アンモニウム塩、当該対アニオンを有する芳香族ピリジウム塩、当該対アニオンを有する芳香族ホスホニウム塩、当該対アニオンを有する芳香族ヨードニウム塩、当該対アニオンを有するヒドラジウム塩、当該対アニオンを有するフェロセニウム塩などの加熱することにより酸として作用する化合物を配合してなる組成物。
(3)特定基含有環状オレフィン系重合体に、トリアルキル亜リン酸エステル、トリアリール亜リン酸エステル、ジアルキル亜リン酸エステル、モノアルキル亜リン酸エステル、次亜リン酸エステル、有機カルボン酸と第2級または第3級アルコールとのエステル、有機カルボン酸のヘミアセタールエステル、有機カルボン酸のトリアルキルシリルエステル、アルキルスルホン酸の単環または多環シクロアルキルエステル、アルキルアリールスルホン酸の単環または多環シクロアルキルエステルなどの水または水蒸気の存在下で加熱することにより酸として作用するエステル化合物を配合してなる組成物。
(4)特定基含有環状オレフィン系重合体に、可視域のg線およびh線、紫外域のi線や、紫外線、遠紫外線、X線、電子線などの光線を照射することにより、ブレンステッド酸あるいはルイス酸を生成するジアゾニウム塩、アンモニウム塩、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、アルセニウム塩、オキソニウム塩等のオニウム塩、ハロゲン含有オキサジアゾール化合物、ハロゲン含有トリアジン化合物、ハロゲン含有アセトフェノン化合物、ハロゲン含有ベンゾフェノン化合物等のハロゲン含有有機化合物、キノンジアジド化合物、α,α−ビス(スルホニル)ジアゾメタン化合物、α−カルボニル−α−スルホニル−ジアゾメタン化合物、スルホニル化合物、有機酸エステル化合物、有機酸アミド化合物、有機酸イミド化合物などの光酸発生剤を配合してなる組成物。
これらの加水分解架橋性組成物あるいはカチオン架橋性組成物のうち、(3)の組成物、具体的には、特定の環状オレフィン系重合体にエステル化合物が配合されてなる組成物は、ポットライフが長く、優れた貯蔵安定性を有すると共に、形成される架橋体よりなる特定の封止材が寸法安定性、耐溶媒性および耐薬品性などの特性に優れたものとなることから好ましく用いられる。また、(4)の組成物、具体的には光酸発生剤が配合されてなる組成物は、比較的穏和な条件での架橋が可能であり、架橋体の生産性に優れたものであることから好ましく用いられる。
以上の(1)〜(4)の加水分解架橋性組成物において、特定シリル基含有構造単位を有する特定の環状オレフィン系重合体における当該特定シリル基含有構造単位の含有割合は、当該特定の環状オレフィン系重合体を構成する全構造単位に対して0.2〜30モル%であることが好ましく、特に好ましくは0.5〜20モル%である。
特定シリル基含有構造単位の含有割合が0.2モル%未満である場合には、加水分解架橋性組成物が十分に架橋せず、形成される架橋体が線膨張係数の大きなものとなり、得られる第2の封止材の吸水性が大きくなって割れが生じやすくなるおそれがあり、また、得られる第2の封止材の耐溶媒性、耐薬品性および機械的強度が小さくなり、更に当該第2の封止材が封止対象体に対して密着性の小さいものとなるおそれがある。また、後述する第2の封止材形成用溶液を用いる手法によって第2の封止材による封止構造を形成することが困難となるおそれもある。
一方、特定シリル基含有構造単位の含有割合が30モル%を超える場合には、形成される架橋体が線膨張係数の大きなものとなり、得られる第2の封止材の吸水性が大きくなることに起因して割れが生じやすくなるおそれがある。
特定シリル基含有構造単位の含有割合が0.2モル%未満である場合には、加水分解架橋性組成物が十分に架橋せず、形成される架橋体が線膨張係数の大きなものとなり、得られる第2の封止材の吸水性が大きくなって割れが生じやすくなるおそれがあり、また、得られる第2の封止材の耐溶媒性、耐薬品性および機械的強度が小さくなり、更に当該第2の封止材が封止対象体に対して密着性の小さいものとなるおそれがある。また、後述する第2の封止材形成用溶液を用いる手法によって第2の封止材による封止構造を形成することが困難となるおそれもある。
一方、特定シリル基含有構造単位の含有割合が30モル%を超える場合には、形成される架橋体が線膨張係数の大きなものとなり、得られる第2の封止材の吸水性が大きくなることに起因して割れが生じやすくなるおそれがある。
また、以上の(1)〜(4)のカチオン架橋性組成物において、オキセタニル基を有する特定構造単位を有する特定の環状オレフィン系重合体における当該オキセタニル基を有する特定構造単位の含有割合は、当該特定の環状オレフィン系重合体を構成する全構造単位に対して0.2〜30モル%であることが好ましく、特に好ましくは0.5〜20モル%である。
オキセタニル基を有する特定構造単位の含有割合が0.2モル%未満である場合には、カチオン架橋性組成物が十分に架橋せず、形成される架橋体が線膨張係数の大きなものとなり、得られる第2の封止材の吸水性が大きくなって割れが生じやすくなるおそれがあり、また、得られる第2の封止材の耐溶媒性、耐薬品性および機械的強度が小さくなり、更に当該第2の封止材が封止対象体に対して密着性の小さいものとなるおそれがある。また、後述する第2の封止材形成用溶液を用いる手法によって第2の封止材による封止構造を形成することが困難となるおそれもある。
一方、オキセタニル基を有する特定構造単位の含有割合が30モル%を超える場合には、形成される架橋体が線膨張係数の大きなものとなり、得られる第2の封止材の吸水性が大きくなることに起因して割れが生じやすくなるおそれがある。
オキセタニル基を有する特定構造単位の含有割合が0.2モル%未満である場合には、カチオン架橋性組成物が十分に架橋せず、形成される架橋体が線膨張係数の大きなものとなり、得られる第2の封止材の吸水性が大きくなって割れが生じやすくなるおそれがあり、また、得られる第2の封止材の耐溶媒性、耐薬品性および機械的強度が小さくなり、更に当該第2の封止材が封止対象体に対して密着性の小さいものとなるおそれがある。また、後述する第2の封止材形成用溶液を用いる手法によって第2の封止材による封止構造を形成することが困難となるおそれもある。
一方、オキセタニル基を有する特定構造単位の含有割合が30モル%を超える場合には、形成される架橋体が線膨張係数の大きなものとなり、得られる第2の封止材の吸水性が大きくなることに起因して割れが生じやすくなるおそれがある。
架橋体を得るための架橋性組成物(ラジカル架橋性組成物、加水分解架橋性組成物およびカチオン架橋性組成物)において、環状オレフィン系重合体に配合される組成物形成用配合物の含有割合は、特定の環状オレフィンン系重合体100質量部に対して0.0001〜5.0質量部であることが好ましい。
特定の架橋体を得るための架橋性組成物には、チタン、アルミニウム、ジルコニウムから選ばれた金属のアルコキシド、あるいは当該金属のアリロキシド、および当該金属のアルコキシド化合物の縮合度が3〜30である縮合体、アルコキシル基を有するシラン化合物、アリロキシル基を有するシラン化合物、あるいはアルコキシル基を有するシラン化合物の縮合度が3〜30である縮合体(以下、これらを「添加化合物」ともいう。)を添加することができ、これにより、形成される架橋体よりなる封止材を寸法安定性や耐溶媒性および耐薬品性に優れたものとすることができる。
添加化合物の具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、シクロヘキシルトリメトキシシラン、シクロヘキシルトリエトキシシラン、ジシクロヘキシルジメトキシシラン、シクロペンチルトリメトキシシラン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イルトリメトキシシラン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン−5−イルトリメトキシシラン、アルミニウムトリメトキシド、アルミニウムトリエトキシド、チタンテトラエトキシド、ジルコニウムテトラエトキシド、およびこれらの縮合度が3〜30である縮合体などが挙げられる。
また、架橋性組成物には、添加化合物と共に、シリカ、アルミナ、ジルコニア、チタニアなどの平均粒径が100nm以下の酸化物の粒子あるいはコロイド状粒子(以下、これらを「添加粒子」ともいう。)を添加することができる。
また、架橋体を得るための架橋性組成物としては、特定の環状オレフィン系重合体に、メタクリロイル基、アクリロイル基などのラジカル重合性置換基を有するシラン化合物と、ラジカル発生剤とを配合してなる組成物を用いることもでき、このような組成物は、光あるいは熱などの作用によって架橋することができる。
第2の封止材を構成する第2の封止材用樹脂材料には、ガラス繊維、アルミナ繊維などの繊維状の充填材、マイカ、タルク、クレイなどの粉末状の充填材などの特開平4−218557号公報等に記載の公知の充填材、またはナノコンポジット用にクレイを挿入型構造または層剥離型構造とした充填材などを充填することができる。
これらの充填材の充填量は、得られる第2の封止材の透明性を損なわない範囲であれば特に限定されるものではない。
これらの充填材の充填量は、得られる第2の封止材の透明性を損なわない範囲であれば特に限定されるものではない。
また、第2の封止材用樹脂材料には、紫外線吸収剤、補強材、充填剤、着色剤、顔料、難燃剤などを助剤として添加することもでき、特に、LED素子用の封止材として用いる場合には、助材として蛍光体が添加されていてもよい。
ここに、蛍光体とは、発光素子の発光を受けて励起し、励起波長よりも長い波長の光を発光するものであり、発光素子としては、その発光が青色領域から紫外線領域の範囲の波長を有するものを用いることが好ましい。
ここに、蛍光体とは、発光素子の発光を受けて励起し、励起波長よりも長い波長の光を発光するものであり、発光素子としては、その発光が青色領域から紫外線領域の範囲の波長を有するものを用いることが好ましい。
第2の封止材によれば、架橋性組成物を、例えば炭化水素溶媒、ハロゲン化炭化水素溶媒、あるいはこれらからなる混合溶媒から選ばれた溶媒中に溶解させた第2封止材形成用溶液を調製し、この第2の封止材形成用溶液を封止対象体上に塗布あるいは流延し、得られた膜を乾燥させた後、更に、この膜に対して適宜の架橋処理を行うことによって封止対象体を封止する封止構造を形成することができる。
また、架橋性組成物を、当該架橋性組成物を構成する特定の環状オレフィン系重合体以外の熱可塑性樹脂と配合した配合組成物を得、この配合組成物を成形材料として溶融押出機などを用いる溶融押出法によって成形し、この成形体に対して適宜の架橋処理を行うことによって得られた架橋成形体を第2の封止材として用いることもできる。
また、架橋性組成物を、当該架橋性組成物を構成する特定の環状オレフィン系重合体以外の熱可塑性樹脂と配合した配合組成物を得、この配合組成物を成形材料として溶融押出機などを用いる溶融押出法によって成形し、この成形体に対して適宜の架橋処理を行うことによって得られた架橋成形体を第2の封止材として用いることもできる。
以上のような特定の用封止材は、例えば面実装型LED素子の封止材として好適に用いることができる。
本発明の面実装型LED素子は、特定の光学素子用封止材によって封止構造が形成されてなる構成を有し、搭載されるべきプリント回路基板に対して、ハンダ付などによって直接的に密着した状態で電気的に接続されるLED素子である。
図1は、本発明の面実装型LED素子の構成の一例を示す説明図である。
この面実装型LED素子10は、その表面(図1において上面)に配線パターン11aが形成され、裏面(図1において下面)に、当該配線パターン11aとスルーホール11bを介して電気的に接続されている端子11cが形成された樹脂製の配線基板11と、当該配線基板11の表面にマウントされたLEDチップ13と、このLEDチップ13に給電を行うための、例えば金、アルミニウムなどの金属よりなる給電ワイヤー15とを備えており、LEDチップ13と給電ワイヤー15とを覆うよう設けられた、特定の封止材よりなる封止構造体18によって封止構造が形成されてなるものである。
この面実装型LED素子10は、その表面(図1において上面)に配線パターン11aが形成され、裏面(図1において下面)に、当該配線パターン11aとスルーホール11bを介して電気的に接続されている端子11cが形成された樹脂製の配線基板11と、当該配線基板11の表面にマウントされたLEDチップ13と、このLEDチップ13に給電を行うための、例えば金、アルミニウムなどの金属よりなる給電ワイヤー15とを備えており、LEDチップ13と給電ワイヤー15とを覆うよう設けられた、特定の封止材よりなる封止構造体18によって封止構造が形成されてなるものである。
この面実装型LED素子10は、配線基板11の表面にLEDチップ13を、例えばフィリプチップ方式でマウントし、このLEDチップ13に給電ワイヤー15を配線した後、例えば特定の封止材を形成するための封止材用樹脂材料を溶媒中に溶解させた封止材形成用溶液を、LEDチップ13および給電ワイヤー15上に塗布し、得られた塗膜を乾燥させる工程を経ることによって製造されてなるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下において、分子量、ガラス転移温度、線膨張係数および全光線透過率は、下記の方法によって測定した。
(1)重量平均分子量および数平均分子量
ウオターズ(WATERS)社製150C型ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)装置において、東ソー(株)製のHタイプカラムを用い、o−ジクロロベンゼンを溶媒として、温度120℃の条件下で測定した。得られた分子量は標準ポリスチレン換算値である。
(2)全光線透過率
ASTM−D1003に準拠し、厚さ150μmのフィルムを試料として用いることによって測定した。
(3)Tanδのピーク温度(ガラス転移温度)
動的粘弾性のTanδ(貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E”/E’)のピーク温度を重合体のガラス転移温度として測定した。
動的粘弾性の測定は、オリエンテック社製の「DDV−01FP」を用い、測定周波数が10Hz、昇温速度が4℃/分、加振モードが単一波形、加振振幅が2.5μm条件によって行い、得られたTanδの温度分散ピーク温度をガラス転移温度に係るピーク温度とした。
(4)線膨張係数:
セイコーインスツルメント社製のTMA(Thermal Mechanical Analysis)装置「SS6100」を用いて、膜厚100μm、幅3mm、長さ10cm以上である形状を有する試料を、チャック間距離10mmで固定し、当該試料を室温から200℃程度まで、一旦、昇温して残留ひずみをとった後、室温から3℃/minで昇温し、チャック間距離の伸びから線膨張係数を求めた。
ウオターズ(WATERS)社製150C型ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)装置において、東ソー(株)製のHタイプカラムを用い、o−ジクロロベンゼンを溶媒として、温度120℃の条件下で測定した。得られた分子量は標準ポリスチレン換算値である。
(2)全光線透過率
ASTM−D1003に準拠し、厚さ150μmのフィルムを試料として用いることによって測定した。
(3)Tanδのピーク温度(ガラス転移温度)
動的粘弾性のTanδ(貯蔵弾性率E’と損失弾性率E”との比E”/E’)のピーク温度を重合体のガラス転移温度として測定した。
動的粘弾性の測定は、オリエンテック社製の「DDV−01FP」を用い、測定周波数が10Hz、昇温速度が4℃/分、加振モードが単一波形、加振振幅が2.5μm条件によって行い、得られたTanδの温度分散ピーク温度をガラス転移温度に係るピーク温度とした。
(4)線膨張係数:
セイコーインスツルメント社製のTMA(Thermal Mechanical Analysis)装置「SS6100」を用いて、膜厚100μm、幅3mm、長さ10cm以上である形状を有する試料を、チャック間距離10mmで固定し、当該試料を室温から200℃程度まで、一旦、昇温して残留ひずみをとった後、室温から3℃/minで昇温し、チャック間距離の伸びから線膨張係数を求めた。
窒素雰囲気下において、容積2リットルのステンレス製反応器に、特定単量体としてビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン700ミリモル、トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エン(endo体/exo体=94/4)570ミリモル、5−トリエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン30ミリモルと、分子量調節剤として1−ヘキセン5ミリモルと、溶媒としてシクロヘキサン400g、塩化メチレン100gとを仕込んだ。次いで、この系に、メチルトリエトキシシラン8.0ミリモルと、1,5−シクロオクタジエン0.4ミリモルと、メチルアルモキサン8.0ミリモルと、三フッ化ホウ素エチルエーテラート1.2ミリモルと、オクタン酸ニッケルのヘキサフロロアンチモン酸変性体とをこの順に仕込み、重合反応を開始した。
ここに、オクタン酸ニッケルのヘキサフロロアンチモン酸変性体は、オクタン酸ニッケルのヘキサン溶液と、ヘキサフロロアンチモン酸とを、−10℃の温度条件下においてモル比1:1で反応させ、副生するビス(ヘキサフロロアンチモン酸)ニッケル[Ni(SbF6 )2 ]の沈殿を濾過によって除去し、トルエンで希釈することによって得られたものであり、その添加量がニッケル原子として0.40ミリモルとなるように添加した。
ここに、オクタン酸ニッケルのヘキサフロロアンチモン酸変性体は、オクタン酸ニッケルのヘキサン溶液と、ヘキサフロロアンチモン酸とを、−10℃の温度条件下においてモル比1:1で反応させ、副生するビス(ヘキサフロロアンチモン酸)ニッケル[Ni(SbF6 )2 ]の沈殿を濾過によって除去し、トルエンで希釈することによって得られたものであり、その添加量がニッケル原子として0.40ミリモルとなるように添加した。
そして、温度30℃の条件下において3時間かけて付加重合処理を行い、この付加重合処理をメタノールを添加することによって停止した。付加重合処理に供した単量体の重合体への転化率は92%であった。
付加重合処理によって得られた反応溶液にシクロヘキサン480gを添加することによって希釈し、この希釈液に水660ミリリットルと、乳酸48ミリモルとを添加して充分に撹拌した後、重合反応によって生成した共重合体を含有する共重合溶液相と水相とを静置分離して触媒に係る反応物などの残査を含んだ水相を除去し、その後、共重合体溶液を4リットルのイソプロピルアルコールに注いで共重合体を凝固させることにより、未反応単量体および残査を除去した。
得られた凝固物を乾燥することにより、環状オレフィン系重合体(以下、「共重合体(A)」ともいう。)を75g得た。
得られた共重合体反応溶液中に残存する未反応の単量体をガスクロマトグラフィーにより分析することによって共重合体(A)の組成を求めたところ、全構造単位中におけるビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンに由来する特定の構造単位の含有割合は63モル%であり、5−トリエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンに由来する特定の構造単位の含有割合は2.1モル%であり、endo−トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エンに由来する特定の構造単位の含有割合は35モル%であった。
また、共重合体(A)のポリスチレン換算の数平均分子量は89,000、重量平均分子量は187,000であり、また、Mw/Mnは2.1であった。
得られた凝固物を乾燥することにより、環状オレフィン系重合体(以下、「共重合体(A)」ともいう。)を75g得た。
得られた共重合体反応溶液中に残存する未反応の単量体をガスクロマトグラフィーにより分析することによって共重合体(A)の組成を求めたところ、全構造単位中におけるビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンに由来する特定の構造単位の含有割合は63モル%であり、5−トリエトキシシリルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エンに由来する特定の構造単位の含有割合は2.1モル%であり、endo−トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ−8−エンに由来する特定の構造単位の含有割合は35モル%であった。
また、共重合体(A)のポリスチレン換算の数平均分子量は89,000、重量平均分子量は187,000であり、また、Mw/Mnは2.1であった。
次に、共重合体(A)10gをシクロヘキサン35.5g中に溶解し、この系に、架橋触媒として亜リン酸トリブチルを、当該共重合体(A)100部に対して0.5部添加することによって封止材形成用溶液(以下、「封止材形成用溶液(A)」ともいう。)を得た。
この封止材形成用溶液(A)をキャストすることによって得られたフィルムを、温度150℃の条件下で2時間乾燥処理し、更に真空下において温度200℃の条件下で1時間乾燥処理することにより、重合体フィルムを得た。
更に、得られた重合体フィルムを温度150℃の条件の水蒸気下で4時間熱処理し、その後、真空下において温度200℃の条件下で1時間乾燥処理することにより、ガラス板上に厚さ1mmの架橋体フィルム(以下、「封止材フィルム(A)」ともいう。)を作製した。
得られた封止材フィルム(A)についての特性を確認したところ、全光線透過率は90%、吸水率は0.02%であり、当該封止材フィルム(A)を構成する材料のガラス転移温度は375℃、線膨張係数は50ppm/℃であった。
この封止材形成用溶液(A)をキャストすることによって得られたフィルムを、温度150℃の条件下で2時間乾燥処理し、更に真空下において温度200℃の条件下で1時間乾燥処理することにより、重合体フィルムを得た。
更に、得られた重合体フィルムを温度150℃の条件の水蒸気下で4時間熱処理し、その後、真空下において温度200℃の条件下で1時間乾燥処理することにより、ガラス板上に厚さ1mmの架橋体フィルム(以下、「封止材フィルム(A)」ともいう。)を作製した。
得られた封止材フィルム(A)についての特性を確認したところ、全光線透過率は90%、吸水率は0.02%であり、当該封止材フィルム(A)を構成する材料のガラス転移温度は375℃、線膨張係数は50ppm/℃であった。
得られた封止材形成用溶液(A)から150mm×75mmの試験片を切り出し、この試験片の波長340nm、400nm、700nmの各々における透過率を測定した。その後、紫外線(UV線)蛍光ランプを備えた紫外線照射装置(スガ試験機社製「Dew Panel Light ControlWeather Meter DWPL−5R」)を用い、ブラックパネル温度63℃、照射強度3mW/cm2 の条件によって試験片に150時間連続して紫外線を照射し、この紫外線を照射した試験片の波長340nm、400nm、700nmの各々における透過率を測定した。結果を表1に示す。
〔比較例1〕
芳香族エポキシ樹脂(ビスフェノール型エポキシ樹脂、ジャパンエポキシレジン(株)製「エピコート828US」)100gと、硬化剤(新日本理化社製「MH−700」)90gと、硬化触媒(日本化学工業社製「ヒシコーリンPX−4ET」)1.0gとを混合した混合物を、厚さ1mmに注型し、得られたシート体を温度100℃の条件下で3時間予備硬化処理し、その後、更に温度120℃の条件下で3時間本硬化処理し、形成された硬化体を冷却することにより、エポキシフィルム(以下、「比較用封止材フィルム」ともいう。)を作製した。
得られた比較用封止材フィルムについて、実施例1と同様の手法によって紫外線照射前後の各々の透過率を測定した。結果を表1に示す。
芳香族エポキシ樹脂(ビスフェノール型エポキシ樹脂、ジャパンエポキシレジン(株)製「エピコート828US」)100gと、硬化剤(新日本理化社製「MH−700」)90gと、硬化触媒(日本化学工業社製「ヒシコーリンPX−4ET」)1.0gとを混合した混合物を、厚さ1mmに注型し、得られたシート体を温度100℃の条件下で3時間予備硬化処理し、その後、更に温度120℃の条件下で3時間本硬化処理し、形成された硬化体を冷却することにより、エポキシフィルム(以下、「比較用封止材フィルム」ともいう。)を作製した。
得られた比較用封止材フィルムについて、実施例1と同様の手法によって紫外線照射前後の各々の透過率を測定した。結果を表1に示す。
配線基板上にフィリップチップ方式でマウントされた白色発光ダイオードチップ(波長382nmの紫外発光ダイオードチップと、入射光を赤色光、緑色光、青色光に変換する蛍光体を組み合わせてなるLEDチップ)上に、実施例1において得られた封止材形成用溶液(A)をキャスト法によって塗布し、得られた塗膜を温度150℃の条件下で2時間乾燥処理し、更に真空下において温度200℃の条件下で1時間乾燥処理した後に、温度150℃の条件の水蒸気下で4時間熱処理し、その後、真空下において温度200℃の条件下で1時間乾燥処理することにより、当該白色発光ダイオードチップが封止材によって封止されてなる封止構造を有するLED素子(以下、「LED素子(1)」ともいう。)を作製した。
得られたLED素子(1)を2万時間発光させた後、このLED素子(1)を構成する封止材の全光線透過率を測定したところ、88%であった。これにより、LED素子(1)の封止材は2万時間の発光後にも高い透明性を維持していることが確認された。
また、2万時間発光させた後のLED素子(1)には、クラックが生じていないことが目視にて確認され、また、封止材に白色発光ダイオードチップおよび配線基板に対する高い密着性があることが確認された。
得られたLED素子(1)を2万時間発光させた後、このLED素子(1)を構成する封止材の全光線透過率を測定したところ、88%であった。これにより、LED素子(1)の封止材は2万時間の発光後にも高い透明性を維持していることが確認された。
また、2万時間発光させた後のLED素子(1)には、クラックが生じていないことが目視にて確認され、また、封止材に白色発光ダイオードチップおよび配線基板に対する高い密着性があることが確認された。
〔比較例2〕
白色発光ダイオードチップが比較例1に係るエポキシ系封止材によって封止されてなる構成を有すること以外は実施例2と同様の構成を有するLED素子(以下、「比較用LED素子(1)」ともいう。)を作製した。
得られた比較用LED素子(1)を150時間発光させた後、このLED素子(1)を構成する封止材の全光線透過率を測定したところ、60%と大幅に低下していた。
白色発光ダイオードチップが比較例1に係るエポキシ系封止材によって封止されてなる構成を有すること以外は実施例2と同様の構成を有するLED素子(以下、「比較用LED素子(1)」ともいう。)を作製した。
得られた比較用LED素子(1)を150時間発光させた後、このLED素子(1)を構成する封止材の全光線透過率を測定したところ、60%と大幅に低下していた。
10 面実装型LED素子
11 配線基板
11a 配線パターン
11b スルーホール
11c 端子
13 LEDチップ
15 給電ワイヤー
18 封止構造体
11 配線基板
11a 配線パターン
11b スルーホール
11c 端子
13 LEDチップ
15 給電ワイヤー
18 封止構造体
Claims (8)
- 下記一般式(1)で表される構造単位を有する環状オレフィン系重合体からなることを特徴とする光学素子用封止材。
ここで、−(CH2 )p −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立に、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはアキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。〕 - 前記環状オレフィン系重合体は、上記一般式(2)で表される加水分解性シリル基を有する構造単位の含有割合が、当該環状オレフィン系重合体を構成する全構造単位に対して0.2〜30モル%であることを特徴とする請求項2に記載の光学素子用封止材。
- 環状オレフィン系重合体のガラス転移温度が250℃〜450℃であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光学素子用封止材。
- 下記一般式(1)で表される構造単位を有する環状オレフィン系重合体の架橋体からなることを特徴とする光学素子用封止材。
ここで、−(CH2 )p −Xにおいて、Xは−COOR1 、−OCOR2 または−OR3 を示し、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ独立して、炭素数1〜10の炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、あるいはアキセタニル基を含む置換基を表し、pは0〜5の整数である。〕 - 前記環状オレフィン系重合体は、上記一般式(2)で表される加水分解性シリル基を有する構造単位の含有割合が、当該環状オレフィン系重合体を構成する全構造単位に対して0.2〜30モル%であることを特徴とする請求項6に記載の光学素子用封止材。
- 封止材によって封止構造が形成されてなる面実装型LED素子であって、
封止材が、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の光学素子用封止材よりなることを特徴とする面実装型LED素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003340739A JP2005105143A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 光学素子用封止材および面実装型led素子 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006324410A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Showa Denko Kk | 発光ダイオード封止材用樹脂組成物 |
JP2007009044A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Jsr Corp | 環状オレフィン付加重合体の製造方法および環状オレフィン付加重合体 |
JP2019512565A (ja) * | 2016-03-01 | 2019-05-16 | サウジ アラビアン オイル カンパニーSaudi Arabian Oil Company | 天然ガス改良用高選択性ポリノルボルネンホモポリマー膜 |
-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003340739A patent/JP2005105143A/ja not_active Withdrawn
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JP7029402B2 (ja) | 2016-03-01 | 2022-03-03 | サウジ アラビアン オイル カンパニー | 天然ガス改良用高選択性ポリノルボルネンホモポリマー膜 |
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