JP2005104889A5 - - Google Patents
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本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、コットン及びポリエステルの粉体であって、粒子径が1〜200μm、20℃・100%RHにおける吸湿率が20%以上、かつ(20℃・100%RHにおける吸湿率)/(20℃・45%RHにおける吸湿率)で表わされる吸湿率の比が1.2以上である吸湿放湿性粉体が、汗をすばやく吸収しかつ吸収した汗を放湿することにより、肌の快適性を向上させることを知見した。具体的には、上記粉体を組成物中に用いることにより、一度吸収した汗を放出できることから汗の吸収力が持続し、容器に充填した場合にも目詰まりがなく、汗と臭いを抑制し、塗布時のムセがないことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は
[1]ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、コットン及びポリエステルの各粉体から選ばれ、粒子径が1〜200μmであり、20℃・100%RHにおける吸湿率が20%以上であり、かつ(20℃・100%RHにおける吸湿率)/(20℃・45%RHにおける吸湿率)で表わされる吸湿率の比が1.2以上である粉体を含有することを特徴とする組成物、
[2]制汗・脱臭剤である[1]記載の組成物を提供する。
[1]ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、コットン及びポリエステルの各粉体から選ばれ、粒子径が1〜200μmであり、20℃・100%RHにおける吸湿率が20%以上であり、かつ(20℃・100%RHにおける吸湿率)/(20℃・45%RHにおける吸湿率)で表わされる吸湿率の比が1.2以上である粉体を含有することを特徴とする組成物、
[2]制汗・脱臭剤である[1]記載の組成物を提供する。
以下、本発明につきさらに詳しく説明する。
本発明の吸湿放湿性粉体は、ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、コットン及びポリエステルから選ばれる粉体である。これらは1種単独又は2種以上を適且組み合わせて用いることができる。
本発明の吸湿放湿性粉体は、ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、コットン及びポリエステルから選ばれる粉体である。これらは1種単独又は2種以上を適且組み合わせて用いることができる。
例えば、上記条件に合う粉体としては、近年では吸湿放湿性繊維を衣類に活用し、快適な着心地を訴求する商品も上市されてきた。このような繊維を使用する場合、繊維をカット、破砕及び粉砕等して、本発明の吸湿率及び吸湿率の比の範囲内であって、粒子径1〜200μmの粉体にすることにより、本発明の粉体を得ることができる。
本発明の粉体に使用可能な繊維としては、ナイロン繊維として、ハイグラ(ユニチカ(株)製)、エチレンビニルアルコール繊維として、ソフィスタ((株)クラレ製)、コットン及びポリエステル繊維として、スカイクール(旭化成(株)製)等が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、これらの中でも、ハイグラ(ユニチカ(株)製)が好ましい。
[実施例1〜3,比較例1〜5]
表1,2の組成のパウダースプレイタイプの制汗・消臭剤を常法に基づいて調製した。
得られた組成物を、噴射剤と混合して容器に充填した。得られたものについて下記方法に基づいて、運動後の快適性、さらさら感、汗を抑える効果感、臭いを抑える効果、目詰まりのなさ、ムセのなさを評価した。結果を表1,2に併記する。なお、粉体の素材、形状及び処理方法、吸湿率、吸湿率の比及び粒子径について表3に示す。
表1,2の組成のパウダースプレイタイプの制汗・消臭剤を常法に基づいて調製した。
得られた組成物を、噴射剤と混合して容器に充填した。得られたものについて下記方法に基づいて、運動後の快適性、さらさら感、汗を抑える効果感、臭いを抑える効果、目詰まりのなさ、ムセのなさを評価した。結果を表1,2に併記する。なお、粉体の素材、形状及び処理方法、吸湿率、吸湿率の比及び粒子径について表3に示す。
*1 サンスフェアH−121(洞海化学工業(株)製)
*2 KSP−101(信越化学工業(株)製)
*3 球状、平均粒径6μm、吸油量150mL/100g
*4 クジン抽出液(丸善製薬(株)製)
*1 サンスフェアH−121(洞海化学工業(株)製)
*2 KSP−101(信越化学工業(株)製)
*3 球状、平均粒径6μm、吸油量150mL/100g
*4 クジン抽出液(丸善製薬(株)製)
[実施例4]
表6に示す組成のデオドラントスティックを常法に基づいて調製し、容器に充填した。
表6に示す組成のデオドラントスティックを常法に基づいて調製し、容器に充填した。
[実施例5]
表7に示す組成のミストタイプ制汗消臭剤を常法に基づいて調製し、容器に充填した。
表7に示す組成のミストタイプ制汗消臭剤を常法に基づいて調製し、容器に充填した。
[実施例6]
表12に示す組成のシート状制汗消臭剤を常法に基づいて調製した。
表12に示す組成のシート状制汗消臭剤を常法に基づいて調製した。
[実施例7]
表13に示す組成の足用制汗消臭剤を常法に基づいて調製し、容器に充填した。
表13に示す組成の足用制汗消臭剤を常法に基づいて調製し、容器に充填した。
[実施例8]
表14に示す組成のシート状の汗、あぶら取りシートを常法に基づいて調製した。
表14に示す組成のシート状の汗、あぶら取りシートを常法に基づいて調製した。
Claims (2)
- ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、コットン及びポリエステルの各粉体から選ばれ、粒子径が1〜200μmであり、20℃・100%RHにおける吸湿率が20%以上であり、かつ(20℃・100%RHにおける吸湿率)/(20℃・45%RHにおける吸湿率)で表わされる吸湿率の比が1.2以上である粉体を含有することを特徴とする組成物。
- 制汗・脱臭剤である請求項1記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003339270A JP4288480B2 (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 制汗・消臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003339270A JP4288480B2 (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 制汗・消臭剤 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005104889A JP2005104889A (ja) | 2005-04-21 |
JP2005104889A5 true JP2005104889A5 (ja) | 2006-09-28 |
JP4288480B2 JP4288480B2 (ja) | 2009-07-01 |
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ID=34534505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5026919B2 (ja) * | 2007-10-24 | 2012-09-19 | ライオン株式会社 | 水及びエタノールを含まないエアゾール型制汗デオドラント剤組成物 |
JP6401093B2 (ja) * | 2014-04-03 | 2018-10-03 | ライオン株式会社 | デオドラント組成物 |
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2003
- 2003-09-30 JP JP2003339270A patent/JP4288480B2/ja not_active Expired - Fee Related
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