JP2005103966A - 表皮付き樹脂成形品およびその製造方法 - Google Patents

表皮付き樹脂成形品およびその製造方法 Download PDF

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礼宗 松原
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Abstract

【課題】 中空体に貼着した表皮材の端末端末を切断刃により凹溝に押し込んで余剰分を切除し、凹溝内に止着することにより、中空体に貼着する表皮材に所要の余剰分をとってあっても、その端末が適切に処理された表皮付き樹脂成形品を得ることができる表皮付き樹脂成形品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 ブロー成形により成形された中空体2に表皮材5を貼着した表皮付き樹脂成形品である。中空体2の裏面側外周端に沿って少なくともその一部に切断刃が入る程度の幅を有する凹溝7を形成する。凹溝7は中空体2の中空部3側に突出し、かつその突出方向に向かって溝幅が縮小するように内面が傾斜している。切断刃を凹溝7に沿わせて表皮材5の端末を押し込むようにしながらその端末余剰部分を切除することにより、中空体2に貼着された表皮材5の端末が凹溝7内に入り込み止着される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ブロー成形により成形された中空体に表皮材を貼着した表皮付き樹脂成形品およびその製造方法に関するものである。
パーティクルボードのような基盤表面に合成樹脂シートを被せ、基盤表面と合成樹脂シートの間の空気を吸引して基盤表面に合成樹脂シートを貼着する方法および成形品は、特開平7−205270号公報に記載されている。また、ブロー成形される中空体に表皮材を貼着し、その表皮材の端末を中空体の裏側に形成された凹溝に差し込んで係着する方法は、特開2000−43134公報に記載されている。
特開平7−205270号公報 特開2000−43134公報
上記特開2000−43134公報に記載されている方法によれば、中空体に貼着された表皮材の端末を中空体の裏側に形成された凹溝に差し込み係着するので、中空体に貼着された表皮材の端末がそのまま露出しないところから、中空体が美麗に仕上げられ、経年変化による表皮材の端末剥離も生じがたい表皮付き中空体を得ることができる。
しかしながら、中空体の裏面側に形成される凹溝は、差し込まれた表皮材の端末が抜け出さないように表皮材の肉厚より小さい幅に形成されているため、凹溝には表皮材の端末余剰分まで差し込み係着することはできないものである。このため、中空体に貼着する表皮材はその寸法を精確に規定しなければならないが、表皮材は貼着工程において少なからず伸縮することを考慮すれば、上記特開2000−43134公報に記載されている方法は実用性に乏しいものである。
そこで、本発明は、ブロー成形される中空体には、その裏面側外周端に沿って少なくともその一部に切断刃が入る程度の幅を有する凹溝を形成することにより、中空体に貼着した表皮材の端末を切断刃により上記凹溝に押し込んで余剰分を切除し、裏面外周端に沿った位置に配置することができ、中空体に貼着する表皮材に所要の余剰分をとってあっても、その端末が適切に処理された表皮付き樹脂成形品およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に係る表皮付き樹脂成形品は、ブロー成形により成形された中空体に表皮材を貼着した表皮付き樹脂成形品であって、中空体の裏面側外周端に沿って少なくともその一部に切断刃が入る程度の幅を有する凹溝が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る表皮付き樹脂成形品は、請求項1に係る構成において、中空体の裏面側外周端に沿って形成される凹溝は、中空体の中空部側に突出し、かつその突出方向に向かって溝幅が縮小するように内面が傾斜していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に係る表皮付き樹脂成形品の製造方法は、ブロー成形により成形された中空体に表皮材を貼着し、かつ貼着された表皮材の端末余剰部分を切除する表皮付き樹脂成形品の製造方法であって、ブロー成形により成形される中空体には、その裏面側外周端に沿って少なくともその一部に切断刃が入る程度の幅を有する凹溝が形成されるとともに、中空体に貼着する表皮材はその端末が上記凹溝にかかるように配置し、切断刃を上記凹溝に沿わせて表皮材の端末を押し込むようにしながらその端末余剰部分を切除することにより、中空体に貼着された表皮材の端末を中空体の裏面外周端に沿った位置に配置することを特徴とするものである。
本発明によれば、ブロー成形される中空体に、その裏面側外周端に沿って少なくともその一部に切断刃が入る程度の幅を有する凹溝を形成することにより、中空体に貼着した表皮材の端末を切断刃により上記凹溝に押し込んで余剰分を切除し、裏面外周端に沿った位置に配置することができ、中空体に貼着する表皮材に所要の余剰分をとってあっても、その端末が適切に処理された表皮付き樹脂成形品を得ることができる。
図1ないし図3は本発明の一実施の形態に係る樹脂成形品を示し、図1は全体斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2における細線円Xで囲んだ部分の詳細断面図である。また、図4ないし図6は本発明の一実施の形態に係る樹脂成形品の製造方法を示し、図4は中空二重壁構造体の表面に加飾シートを貼着する態様を示す断面図、図5は中空二重壁構造体を載置した治具を上昇させて中空二重壁構造体の表面に加飾シートを接触させた態様を示す断面図、図6は中空二重壁構造体の表面に加飾シートを貼着した態様を示す断面図である。また、図7ないし図9は本発明の他の実施の形態に係る樹脂成形品を示し、図7はその斜視図、図8は図7のB−B断面図、図9は図8における表皮材の端末の切除工程を示す一部断面図である。
図1ないし図3において、1は樹脂成形品である。この樹脂成形品1は、熱可塑性樹脂の中空二重壁構造体である中空体2の中空部3に発泡体4を充填したものを主体とし、中空体2の表面16は加飾シートなどの表皮材5を貼着して美麗に仕上げたものである。中空体2にはその裏面17側に補強のための凹状リブ6を形成してある。中空体2の裏面17側には、その外周端よりやや内側に外周端に沿った凹溝7が形成されており、この凹溝7は少なくともその一部に切断刃14が入る程度の幅を有するものである。表皮材5の余剰部分を切断刃14より切除しやすくするため、上記凹溝7は中空体2の中空部3側に突出し、かつその突出方向に向かって溝幅が縮小するように内面8,9が傾斜している。
中空体2の中空部3に充填する発泡体4は、中空体2をブロー成形した後、その中空部3内に発泡樹脂材を注入して発泡させたものであり、中空体2がその表面16に表皮材5を貼着する際の圧力によって変形しないように中空部3に補強を施し、中空体2をその表面に加わる圧力に対して剛性を高くする。なお、中空体2の中空部3に施す補強手段は他の適宜の構成であってもよい。
中空体2を構成する熱可塑性樹脂は、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタート樹脂、ポリブチレンテレフタート樹脂あるいは変性PPOなどのエンジニアリングプラスチックおよびこれらのブレンド体である。
また、発泡体4は、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチロールあるいは発泡ポリウレタンなどであるが、リサイクルのうえでその材質は、中空体2と同材質であることが好ましい。
また、表皮材5は、リサイクル性を考慮すると、中空体2と同材質であることが好ましが、特にそれに限定されるものではない。表皮材5と中空体2との接着は、表皮材5の中空体2側の面に感熱性の接着性樹脂からなる接着層を形成してもよいし、あるいはエマルジョンタイプの粘着性の接着剤であってもよい。また、予め中空体2の表面16に上記接着剤を塗布しておいてもよい。
図7ないし図9には本発明に係る表皮付き樹脂成形品1の他例を示す。この樹脂成形品1は、中空体2の表面16側から裏面17側に起立する側壁を有していて、中空体2の側壁端縁に凹溝7が形成されている。なお、この実施の形態に係る中空体2はその中空部3に発泡体を充填していないものである。
本発明に係る樹脂成形品1は、ブロー成形され、かつ中空部3に発泡体4を充填した中空体2の表面に、図4ないし図6に示す工程で表皮材5を貼着して構成する。
図4ないし図6において、10は治具であって昇降台11を備えている。治具10上には中空部3に発泡体4を充填された中空体2が載置され、その周囲を上下二分割可能な密封カバー12で覆う構成をなし、密封カバー12内の上部には加熱体13が配置されている。そして、密封カバー12の上下分割部分には、表皮材5を中空体2の表面16と対向するように配置され、この状態において密封カバー12内の空気を吸引排気する(図4参照)。
図4の状態から、昇降台11を上昇させて、治具10上に載置した中空体2の表面16に表皮材5が密接して緊迫する状態とし(図5参照)、加熱体13により加熱を続けながら表皮材5の下方の空間からさらに空気を吸引排出し(その構成は図示していない)、中空体2の表面16と表皮材5間の空気を抜いて中空体2の表面16に表皮材5の貼着のための所要の圧力で密着させる(図6参照)。なお、この工程において密封カバー12の上部空間に加圧流体を導入して中空体2の表面に対して表皮材5を圧着する手段を併用してもよい。なお、密封カバー12内の空気を吸引排気する手段では1気圧を超える圧力状態とならないが、加圧手段の併用により大きい圧力を得ることができるので、中空体2の表面形状がたとえ複雑であっても、表皮材5をその形状に確実に沿わせて貼着することができる。
以上の工程で中空体2の表面16に表皮材5が貼着されたならば、密封カバー12を開いて中空二重壁構造体1を取り出す。そして、以後後加工として、中空体2の裏面17に形成された凹溝7に切断刃14入れ、その刃先を上記凹溝7に沿わせて表皮材5の端末を押し込むようにしながらその端末余剰部分15を切除し、中空体2に貼着された表皮材5の端末を中空体2の裏面17の外周端に沿った位置に配置させる。端末余剰部分15を切除した表皮材5の端末に凹溝7内に入り込み止着する。このため、中空体2に貼着する表皮材5に所要の余裕をもたせてあっても、貼着後の端末余剰分を切除処理したうえ、その端末を凹溝7内に適切に収め込んで確実に止着することができる。
本発明に係る表皮付き樹脂成形品は、浴室の壁面に装備される洗面器等の置台などの樹脂成形品などのような建築構造体はもとより、自動車関係の各種部材などとして広範囲な分野での利用拡大が期待できるものである。また、表皮付き樹脂成形品を構成する中空体、その中空部に充填する発泡体および表皮材を同材質のものとすれば、廃棄後のリサイクルが容易であり、資源の再利用の促進など環境保全の面にも大いに貢献できるものである。
本発明の一実施の形態に係る樹脂成形品を示す全体斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図2における細線円Xで囲んだ部分の詳細断面図である。 本発明の一実施の形態に係る樹脂成形品の製造方法を示し、中空二重壁構造体の表面に加飾シートを貼着する態様を示す断面図である。 中空二重壁構造体を載置した治具を上昇させて中空二重壁構造体の表面に加飾シートを接触させた態様を示す断面図である。 中空二重壁構造体の表面に加飾シートを貼着した態様を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る樹脂成形品の斜視図である。 図7のB−B断面図である。 図8における表皮材の端末の切除工程を示す一部断面図である。
符号の説明
1 樹脂成形品
2 中空体
3 中空部
4 発泡体
5 表皮材
6 凹状リブ
7 凹溝
8,9 内面
10 治具
11 昇降台
12 密封カバー
13 加熱体
14 切断刃
15 端末余剰部分
16 表面
17 裏面

Claims (3)

  1. ブロー成形により成形された中空体に表皮材を貼着した表皮付き樹脂成形品であって、
    中空体の裏面側外周端に沿って少なくともその一部に切断刃が入る程度の幅を有する凹溝が形成されている
    ことを特徴とする表皮付き樹脂成形品。
  2. 中空体の裏面側外周端に沿って形成される凹溝は、中空体の中空部側に突出し、かつその突出方向に向かって溝幅が縮小するように内面が傾斜している
    ことを特徴とする請求項1記載の表皮付き樹脂成形品。
  3. ブロー成形により成形された中空体に表皮材を貼着し、かつ貼着された表皮材の端末余剰部分を切除する表皮付き樹脂成形品の製造方法であって、
    ブロー成形により成形される中空体には、その裏面側外周端に沿って少なくともその一部に切断刃が入る程度の幅を有する凹溝が形成されるとともに、中空体に貼着する表皮材はその端末が上記凹溝にかかるように配置し、
    切断刃を上記凹溝に沿わせて表皮材の端末を押し込むようにしながらその端末余剰部分を切除することにより、
    中空体に貼着された表皮材の端末を中空体の裏面外周端に沿った位置に配置すること
    を特徴とする表皮付き樹脂成形品の製造方法。
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