JP2005103450A - 表面処理装置、および、液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

表面処理装置、および、液晶表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄ブラシで被洗浄面をむらなく良好に洗浄する。
【解決手段】本洗浄装置は、ブラシ10A,10B、回転中のブラシ10A,10Bを基板30に近づけるブラシ駆動機構50、回転中のブラシ10A,10Bのスクラブ材先端との接触分離によって基板30上の各導体パターン31A〜31Aに発生する電位を測定する電位測定器41A〜41A、を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基板を含む製品の製造技術に係り、特に、回転体で基板の表面処理する表面処理技術に関する。
液晶表示装置用のガラス基板等の被洗浄面をディスク型ブラシによってスクラブ洗浄する洗浄装置として、例えば、特許文献1記載のものが知られている。ブラシによるスクラブ洗浄が一定の洗浄効果を挙げるには、基板の被洗浄面に対する、ブラシの押し込み量が精度よく調整される必要がある。そこで、特許文献1記載の洗浄装置には、被洗浄面よりも所定の高さΔhだけ高い位置に圧力検出面が位置付けられた圧力センサが設けられている。基板洗浄に先立ち、この圧力センサの圧力検出面にアーム先端のディスク型ブラシが押し当てられ、圧力センサの検知圧力が基準圧力に達したときの、アームの高さ情報Xが取り込まれる。基板洗浄中には、予め取り込まれた高さ情報Xよりも所定の高さΔhだけ低い位置にアームが位置付けられるように、アームの駆動軸が制御される。これにより、ディスク型ブラシが被洗浄面に与える圧力が基準圧力となるように、被洗浄面に対する、ディスク型ブラシの押し込み量が制御される。
特開平10−135167号公報
ところが、基板洗浄中、基板の被洗浄面に対して洗浄ブラシが傾斜していると、洗浄ブラシの一端部と他端部とにおいて、基板の被洗浄面に対する押し込み量に違いが生じる。このため、基板の洗浄面内において、洗浄効果にばらつきが生じる。
そこで、本発明は、複数の線材を有する回転体で被処理面をむらなく処理することができる表面処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、
軸と当該軸の外周面から離れる方向に先端が向けられた複数の線材を有する部材を、前記軸周りに回転させながら、前記軸の方向に沿って基板の一方の面内に並べられた第1及び第2の導体パターンと前記軸との間隔が狭くなる方向に移動させる駆動手段と、
回転中の前記部材の線材との接触により帯電する前記第1及び第2の導体パターンの電位をそれぞれ測定する電位測定手段と、
を備えることを特徴とする表面処理装置を提供する。
本発明によれば、回転体で被処理面をむらなく表面処理することができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。
まず、本実施の形態に係る調整用基板について説明する。ここでは、説明の便宜上、調整用基板の厚さ方向をZ方向、調整用基板の2つの幅方向をX方向及びY方向とする。
図3に示すように、本実施の形態に係る調整用基板30は、ガラス等で形成された板状の基材32、基材32の少なくとも一方の面内にY方向にそって適当な間隔Δyを置いて形成された複数の導体パターン31A〜31A、を有している。各導体パターン31A〜31Aは、それぞれ、基材32の一端から他端までX方向にそって伸びている。これら導体パターン31A〜31Aの形成材料の具体例としては、Al、Cr、Mo、Ta、W、Cu、Ti、Nd、Zr、In、Sn、Zn等が挙げられる。
なお、図3には、基材31に3本の導体パターン31A〜31Aが形成された場合を示したが、基材31に形成される導体パターンは、必ずしも3本である必要はない。例えば、導体パターン31A〜31Aの間にさらに導体パターンを形成してもよい。また、後述の位置補正処理において、洗浄ブラシの交換時期等を電位測定器の出力から判断する必要がない場合には、3本の導体パターン31A〜31Aの真ん中の導体パターン31Aが間引かれてもよい。
また、図3においては、基材32の一端から他端まで至る導体パターン31A〜31Aが形成されているが、例えば図4に示すように、基材32をY方向に横切るライン33とすべての導体パターン31A'〜31A'が交差していれば、各導体パターン31A'〜31A'の長さは、基材32のX方向幅より短くてもよい。
つぎに、本実施の形態に係る表面処理装置の構成を、処理対象基板の代わりに調整用基板30がセットされた状態を例に挙げて説明する。なお、ここでは、表面処理装置の一例として洗浄装置を挙げることにする。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る洗浄装置は、調整用基板30をX方向に搬送する基板搬送機構、調整用基板30を通過させるための間隔を開けて配置された上下1対のロール状洗浄ブラシ10A,10B、各洗浄ブラシ10A,10Bを回転及び移動させるブラシ駆動機構50、調整用基板30と洗浄ブラシ10A,10Bとの接触を検出する接触検知部40、を有している。なお、説明の便宜上、図1及び図2には、図3と同様なXYZの3方向を定義してある。
基板搬送機構は、調整用基盤30に接触する複数組の搬送ローラ61、各組の搬送ローラ61をY方向の軸周りに回転させるモータ(不図示)、を有している。この基板搬送機構によれば、各組の搬送ローラ61を回転させることにより、洗浄ブラシ10A,10Bの間に向けて調整用基板30をX方向に進行させることができる。
各洗浄ブラシ10A,10Bは、Y方向に沿って配置される軸11A,11B、各軸11A,11Bの外周面に巻き付けられたスクラブ材12A,12B、を有している。各スクラブ材12A,12Bは、例えばナイロン(登録商標)、アクリル等、調整用基板30の導体パターン31A〜31Aとの間で接触帯電を起こす誘電体繊維の束が適当な密度で植え込まれた布材であり、各繊維束の毛足は、適当な長さ(例えば1〜3cm程度)に精度よく揃えられている。
ブラシ駆動機構50は、各洗浄ブラシ10A,10Bを軸11A,11Bの軸心周りに回転させるモータ(不図示)、一方の洗浄ブラシ10Aの軸11Aの各端部をZ方向に移動させる調整用送りネジ51A,51A、他方の洗浄ブラシ10Bの軸11Bの各端部をZ方向に移動させる調整用送りネジ51B,51B、各調整用送り51A,51A,51B,51Bを駆動するモータ52A,52A,52B,52B、を有している。このようなブラシ駆動機構によれば、洗浄ブラシ10A,10Bを回転させながら、調整用基板30に対する、各洗浄ブラシ10A,10Bの傾斜を各調整用送りネジで調整することができる。
接触検知部40は、調整用基板30の片面側の導体パターン31A〜31Aの本数分の電位測定器41A〜41Aを有している。これらの電位測定器41A〜41Aは、調整用基板30の導体パターン31A〜31Aに1台ずつ接続される。この状態で、回転中の洗浄ブラシのスクラブ材と調整用基板30の各導体パターン31A〜31Aとが接触分離(摩擦)を起こすと、各電位測定器41A〜41Aが、接触帯電により導体パターン31A〜31Aに発生した電位を検知する。調整用基板30と洗浄ブラシのスクラブ材先端との間隔が不均一であれば、各電位測定器41A〜41Aの検出電位の変動タイミングにタイムラグが生じるため(図5参照)、各電位測定器41A〜41Aの検出電位をモニタすることによって、調整用基板30と洗浄ブラシのスクラブ材先端との間隔が不均一であるか否かを判断することができる。
つぎに、図3の調整用基板30を用いた、各洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正処理について説明する。
(1)スクラブ材と導体パターンとの接触の有無を判断するための基準となる電位変動幅(以下、基準幅)の決定
図3の調整用基板30を、導体パターン31A〜31Aの形成面を上側に向けた状態で基板搬送機構60にセットし、洗浄ブラシ10A,10Bの手前まで調整用基板30を搬送させる。このとき、洗浄ブラシ10A,10Bは、基板搬送機構60のローラ61上の調整用基板30に接触しない適当な高さの位置に配置されている。
その後、調整用基板30の導体パターン31A〜31Aのうち少なくとも1本の導体パターンに、接触検知部40の電位測定器を接続する。なお、ここでは、便宜上、導体パターン31Aに電位計測器41Aを接続することにする。電位測定器の接続完了後、洗浄ブラシ10A,10Bの回転を開始してから、調整用基板30の前進を再開させ、回転中の洗浄ブラシ10A,10Bの間に導体パターン31A〜31Aが位置付けられた位置で調整用基板30を停止させる(図1、図2参照)。
そして、洗浄ブラシ10Aの両側の調整用送りネジ51A,51Aをそれぞれ調整することによって、洗浄ブラシ10Aを調整用基板30に徐々に近づけてゆく。電位測定器41Aの検出電位に変動が現れたら、調整用基板30を上昇させてから、厚さ0.1mmの隙間ゲージを、導体パターン31A上を滑らせながら調整用基板30と洗浄ブラシ10Aとの間に挿入する。洗浄ブラシ10Aのスクラブ材12Aが隙間ゲージに接触すれば、洗浄ブラシ10Aのスクラブ材12Aと導体パターン31Aとの間に物理的な接触があったと判断する。このように、洗浄ブラシ10Aを調整用基板30に徐々に近づけながら、電位測定器に電位変動が現れたら、調整用基板30を所定の距離上昇させてから所定厚さの隙間ゲージを挿入する、という処理を適当な回数繰り返す。
そして、電位測定器41Aに現れた電位変動の幅ごとに、導体パターン31Aとスクラブ材12Aとの物理的接触の検出回数を集計し、この集計結果に基づき基準幅を決定する。ナイロン製のスクラブ材12Aとアルミニウムパターンとの接触の有無を、電位変動の幅ごとに10回ずつ検出したときの集計結果を図6に示す。この集計結果によれば、60mV以上の電位変動が現れたときには、必ず、導体パターン31Aとスクラブ材12Aとの間に接触が確認されたが、60mV未満の電位変動が現れたときには、必ずしも、導体パターン31Aとスクラブ材12Aとの接触が確認されるとは限らないことが判る。したがって、導体パターンがAl、スクラブ材がナイロンで形成されている場合の基準幅には60mVを設定することができる。
なお、スクラブ材の材質と導体パターンの材質との関係で基準幅があらかじめ明らかである場合には、以上の処理を実行する必要はない。
(2)洗浄ブラシ10Aの位置補正
図12に、洗浄ブラシ10Aの位置補正処理のフローチャートを示す。
図3の調整用基板30を、導体パターン31A〜31Aの形成面を上側に向けた状態で基板搬送機構60にセットし、洗浄ブラシ10A,10Bの手前まで調整用基板30を搬送させる。このとき、洗浄ブラシ10A,10Bは、基板搬送機構60のローラ61上の調整用基板30に接触しない適当な高さの位置に配置されている。
その後、調整用基板30の各導体パターン31A〜31Aに、接触検知部40の電位測定器41A〜41Aを1台ずつ接続する(S100)。電位測定器41A〜41Aの接続完了後、洗浄ブラシ10A,10Bの回転を開始してから調整用基板30の前進を再開させ、図1及び図2に示したように、回転中の洗浄ブラシ10A,10B間に導体パターン31A〜31Aが位置付けられた位置で調整用基板30を停止させる(S101)。そして、洗浄ブラシ10Aの調整用送りネジ51A,51Aをそれぞれ調整することによって、洗浄ブラシ10Aを調整用基板30に徐々に近づけてゆく(S102)。
洗浄ブラシ10Aを調整用基板30に近づけてゆく過程において、作業者は、各電位測定器40A〜41Aの検出電位をモニタしながら、すくなくとも1つの電位測定器の検出電位に基準幅以上の変動が現れたと判断したときには(S103)、以下の処理を行う。
すべての電位測定器40A〜41Aの検出電位に基準幅以上の変動が現れたと判断したときには(S104)、洗浄ブラシ10Aの位置補正を終了する(S106)。
一方、一部の電位測定器の検出電位に基準幅以上の変動が現れたと判断したときには(S104)、それがどの電位測定器であるかに応じて、以下のいずれかの処理によって洗浄ブラシ10Aの調整を行う(S105)。
導体パターン列の両端以外の導体パターン31Aに接続されている電位測定器41Aの検出電位にのみ基準幅以上の変動が現れた場合及び電位測定器41Aの検出電位にだけ基準幅以上の変動が現れなった場合には、調整用基板30の中央部付近の導体パターン31Aのみが、洗浄ブラシ10Aのスクラブ材と接触または非接触の状態にあることになる。このことは、長期使用等によりスクラブ材12Aの毛足に劣化(変形、削れ等)が発生している可能性があることを意味する。このため、電位測定器41Aの出力電位にのみ基準幅以上の変動が現れた場合または現れなかった場合には、作業者は、洗浄ブラシ10Aの交換またはスクラブ材12Aの毛足調整を行う必要がある。
導体パターン列の両端の導体パターン31A,31Aに接続された電位測定器41A,41Aのうち、いずれか一方の電位測定器の検出電位にのみ基準幅以上の変動が現れたら、その電位測定器の接続先の導体パターンだけが洗浄ブラシ10Aのスクラブ材12Aとの接触分離を起こしたことになる。そこで、いずれか一方の電位測定器の検出電位にだけ基準幅以上の変動が現れたときには、作業者は、洗浄ブラシ10Aの調整用送りネジ51A,51Aのうち、その電位測定器が接続されている導体パターン側の調整用送りネジの調整だけを停止する。これにより、調整用基板30に接触中の、洗浄ブラシ10Aの一端部の位置を固定し、調整用基板30に未接触の、洗浄ブラシ10Aの他端部のみ、さらに調整用基板30に近づける。
これにより、他の電位測定器41A,41Aの検出電位にも基準幅以上の変動が現れたら(S104)、洗浄ブラシ10Aの一端部から他端部までのスクラブ材先端が調整用基板30に接触しているため(すなわち、調整用基板30とスクラブ材先端との間隔が均一になっているため)、調整続行中の調整用送りネジの調整も停止する(S106)。なお、この後、洗浄ブラシ10Aの調整用送りネジ51A,51Aを同数だけ回転させることによって、洗浄ブラシ10Aを調整用基板30に離してから、再度、S102〜S106を繰り返してもよい。
例えば、図5に示すように、両方の調整用送りネジ51A,51Aの調整中に、電位測定器41Aの検出電位にのみ基準幅以上の変動が現れたら、電位測定器41Aに接続された導体パターン31Aのみが洗浄ブラシ10Aのスクラブ材12Aと接触分離を起こしているため、そのタイミングAで、導体パターン31A側の調整用送りネジ51Aの調整だけを停止する。その後、さらに他方の調整用送りネジ51Aの調整だけを続行し、すべての電位測定器41A,41Aの検出電位に基準幅以上の変動が現れたら、そのタイミングCで調整用送りネジ51Aの調整も停止する。これにより、調整用基板30に対する傾斜が小さくなるように洗浄ブラシ10Aの姿勢が補正されるため、洗浄ブラシ10Aのスクラブ材12Aの先端を調整用基板30のY方向幅全体に一様に接触させることができる。
なお、図4には、スクラブ材との接触帯電により導体パターンに負の電位が発生する場合を示しているが、スクラブ材との接触帯電により導体パターンに発生する電位の極性は、スクラブ材の材質と導体パターンの材質との組み合わせにより異なる。例えば、導体パターンがAl、スクラブ材がナイロンで形成されている場合には、導体パターンに負の電位が発生するが、導体パターンがCr、スクラブ材がナイロンで形成されている場合には、導体パターンに正の電位が発生する。
(3)洗浄ブラシ10Bの位置補正
洗浄ブラシ10Aの位置補正が終了したら調整用基板30を後退させてから、調整用基板30の表裏を反転させ、洗浄ブラシ10Aの位置補正と同様な処理を実行する。これにより、調整用基板30に対する傾斜が小さくなるように洗浄ブラシ10Bの姿勢が補正される。なお、両側面に導体パターンが形成された調整用基板を用いている場合には、このとき、調整用基板の表裏を反転させる必要はない。
このような、洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正処理を、洗浄対象基板の洗浄処理に先立ち実行しておけば、洗浄対象基板の洗浄中、各洗浄ブラシ10A,10Bのスクラブ材12A,12Bの先端を洗浄対象基板の被洗浄面に一様に接触させることができる。また、位置補正後の洗浄ブラシ位置から、予め定められた押し込み量に相当する距離、洗浄ブラシを洗浄対象基板に移動させるようにすれば、機差による、洗浄対象基板に対する洗浄ブラシの押し込み量のばらつきも抑制することができる。したがって、洗浄対象基板の被洗浄面内における洗浄効果のばらつきが抑制されるから、洗浄対象基板の被洗浄面をむらなく良好に洗浄することができる。
この効果を確認するため、同環境に放置された2枚の基板(730mm幅)を、同じ洗浄条件の下で、本実施の形態に係る位置補正の前後の洗浄ブラシによってスクラブ洗浄し、次式に定義される異物除去率を算出した。
異物除去率=(洗浄前異物数−洗浄後異物数)/洗浄前異物数
ここで、洗浄前異物数は、洗浄前の基板の外観検査で検出された異物数であり、洗浄後異物数は、洗浄後の基板の外観検査で検出された異物数である。
その結果、位置補正後の洗浄ブラシで洗浄された基板の異物除去率が約98%であったのに対して、位置補正前の洗浄ブラシで洗浄した基板の異物除去率は約76%であった。このような相違が生じた原因は、位置補正前の洗浄ブラシで洗浄した基板表面の片側領域に未洗浄部分が存在していたことにある。以上の結果より、洗浄ブラシの位置補正を実行しておけば、洗浄対象基板の被洗浄面をむらなく良好に洗浄できることが確認された。なお、本実施の形態においては、上側洗浄ブラシ10A、下側洗浄ブラシ10Bの順番で位置補正を行っているが、下側洗浄ブラシ10B、上側洗浄ブラシ10Aの順番で位置補正を行っても、同様な効果を得ることができる。また、両面に導体パターンが形成された調整用基板を用いている場合には、調整用基板の両面の導体パターンにそれぞれ電位測定器を接続することによって、2つの洗浄ブラシ10B,10Aの双方の位置補正を一緒に行っても、同様な効果を得ることができる。
以上においては、洗浄対象基板の洗浄処理に先立ち、調整用基板を用いて洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正を行っているが、洗浄対象基板にTEG(Test Element Group)として導体パターンを形成しておけば、洗浄対象基板の洗浄処理中に洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正を行うことも可能である。以下、洗浄対象基板の洗浄処理中に洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正を行う場合について説明する。ここでは、一方の面内に4面のパネルが配置された基板を洗浄対象基板とする場合を例に挙げる。
図7に、洗浄対象基板70を示し、図8に、この洗浄対象基板70を洗浄する洗浄装置の概略構成を示す。なお、説明の便宜上、図7には、洗浄対象基板70の厚さ方向をZ方向、洗浄対象基板70の2つの幅方向をX方向及びY方向として定義し、図8にも、図7と同様な3方向XYZを定義してある。
洗浄対象基板70の一方の面内には、対向する縁領域にそれぞれY方向にそって適当な間隔Δyおきに配置された複数のパッド72B〜72B,72A〜72A、パネルの配置領域71を迂回して対応パッド間を接続する配線パターン72C〜72Cが形成されている。これらのパターン72A〜72A,72B〜72B,72C〜72Cの材質は、調整用基板10の導体パターンと同様のものであればよい。そして、図7には図示されていないが、洗浄対象基板70の他方の面にも、同様なパッド72a〜72a,72b〜72b及び配線パターン72c〜72cが形成されている。
なお、図7には、対向する縁領域にパッドが3つずつが形成された洗浄対象基板70を示したが、パッド間にさらにパッドが形成されてもよい。また、洗浄処理中に、洗浄ブラシ10A,10Bの交換時期等を電位測定器の出力から判断する必要がない場合には、3つのパッドの真ん中のパッド72A,72a,72B,72bが間引かれてもよい。
このような洗浄対象基板70を洗浄する洗浄装置は、図8に示すように、洗浄対象基板70をX方向に搬送する基板搬送機構(不図示)、洗浄対象基板70を通過させるための間隔を開けて配置された上下1対のロール状洗浄ブラシ10A,10B、各洗浄ブラシ10A,10Bを回転及び移動させるブラシ駆動機構50、洗浄対象基板70に対する洗浄ブラシ10A,10Bの片当たりを検出する接触検知部40'、情報処理装置80を有している。
これらの構成のうち、基板搬送機構、ロール状洗浄ブラシ10A,10B、ブラシ駆動機構50は、図1及び図2の洗浄装置のものと同様であるため、ここでは、具体的な構成の図示及び説明を省略する。
接触検知部40'は、洗浄ブラシ10A,10B間に到達した洗浄対象基板70の前端部を検知する位置センサ43、進行中の洗浄対象基板70の前端部(基板の進行方向端部)が洗浄ブラシ10A,10B間に到達したときに洗浄対象基板70の後端部(前端に対向する端部)側の各パッド72A〜72A,72a〜72aに対向する導電性の針を有する上下1対のプローブ42A,42a、プローブ42A,42aをZ方向に往復移動させるプローブ移動機構44、プローブ42A,42aの各針に接続された電位計測器41A'〜41A',41a'〜41a'、洗浄装置全体を制御する情報処理装置80を有している。ここで、プローブ42A,42aが、洗浄ブラシ10A,10Bよりも、基板進行方向に向かって手前側に配置されているのは、プローブ42A,42aの針と洗浄液との接触を防止するためである。
この洗浄装置では、洗浄対象基板70の洗浄処理中、情報処理装置80の制御により、図13に示した処理が行われる。
搬送中の洗浄対象基板70の前端部が位置センサ43によって検知されると、情報処理装置80は、基板移動機構を制御することにより、洗浄対象基板70を一旦停止させる(S110)。これにより、洗浄対象基板70の一端側のパッド72B〜72B,72b〜72bの列(以下、前端側パッド列)が、回転中の洗浄ブラシ10A,10Bの間に位置付けられ、洗浄対象基板70の他端側のパッド72A〜72A,72a〜72aの列(以下、後端側パッド)が、プローブ42A,42aの針先の間に位置付けられる。
この状態で、情報処理装置80は、プローブ移動機構44を制御することによって、プローブ42A,42aの針を、それぞれ、洗浄対象基板70の両面内の前端側パッド列のパッド72A〜72A,72a〜72aに接触させる(S111)。
その後、情報処理装置80は、さらにブラシ駆動機構50を制御することによって、少なくとも1つの電位測定器の検出電位に基準幅以上の変動が現れるまで(すなわち、基板両面の前端側パッド列のパッド72A〜72A,72a〜72aの少なくとも1つにスクラブ材の先端が接触するまで)、洗浄ブラシ10A,10Bを洗浄対象基板70側に移動させる(S112,S113)。
その結果、情報処理装置80は、すべての電位計測器41A〜41A,41a〜41aの検出電位に基準幅以上の変動が現れたと判断した場合(S114)、すなわち、回転中の洗浄ブラシ10A,10Bのスクラブ材12A,12Bの先端が洗浄対象基板70のY方向幅全体に接触したと判断した場合には、プローブ移動機構及び基板移動機構を制御することによって、プローブ42A,42aを洗浄対象基板70から離してから、洗浄対象基板70の前進を再開させる。これにより、回転中の洗浄ブラシ10A,10Bの間を洗浄対象基板70が通過し、洗浄対象基板70が洗浄される(S116)。
一方、情報処理装置80は、一部の電位計測器の出力電位で基準幅以上の電位変動が現れたと判断した場合(S114)、すなわち、回転中の洗浄ブラシ10A,10Bのスクラブ材12A,12Bの先端と洗浄対象基板70との間隔が不均一な場合には、以下の処理を実行する(S115)。
洗浄対象基板70の両面内の後端側パッド列の両端パッド72A,72A3,72a,72a以外のパッド72A,72aに接触中の針に接続された電位測定器41A',41a'の両方または一方にだけ基準幅以上の電圧変動が現れた場合または現れない場合には、長期使用によりスクラブ材に劣化(変形、削れ等)が発生している可能性があるため、情報処理装置80は、音声、画像等により警告を出力する。これにより、作業者は、洗浄ブラシが交換時期またはスクラブ材の毛足調整時期にあることを把握することができる。
また、洗浄対象基板70の一方の面内の後端側パッド列の両端パッド72A,72Aに接触中の針に接続された電位計測器41A',41A'のうち、一方にだけ基準幅以上の電位変動が現れた場合には、情報処理装置80は、調整用送りネジ52A,52Aのうち、基準幅以上の電位変動が現れた電位測定器の接続先パッド側の調整用送りネジの調整だけが停止するようにブラシ移動機構50を制御する。同様に、洗浄対象基板70の他方の面内の後端側パッド列の両端パッド72a,72aに接触中の針に接続された電位計測器41a',41a'のうち、一方にだけ基準幅以上の電位変動が現れた場合には、情報処理装置80は、調整用送りネジ52B,52Bのうち、基準幅以上の電位変動が現れた電位測定器の接続先パッド側の調整用送りネジの調整だけを停止するように、ブラシ移動機構50を制御する。これにより、洗浄対象基板70に接触中の、洗浄ブラシの一端部の位置が動かずに、洗浄対象基板70に未接触の、洗浄ブラシの他端部のみが、さらに洗浄対象基板70に徐々に近づけられる。その結果、後端側パッド列のすべてのパッドに接触している針の接続先の電位計測器の検出電位に基準幅以上の変動が現れたら、情報処理装置80は、ブラシ移動機構50を制御することにより、このときの洗浄ブラシ10A,10Bの位置(原点)から、予め定められた押し込み量に相当する距離、洗浄ブラシ10A,10Bを洗浄対象基板70側に移動させる。これにより、洗浄対象基板70に対する洗浄ブラシ10A,10Bの押し込み量が再設定される。
その後、情報処理装置80は、プローブ移動機構44及び基板移動機構を制御することにより、プローブ42A,42Bを洗浄対象基板70から離してから、洗浄対象基板70の前進を再開させる。これにより、回転中の洗浄ブラシ10A,10Bの間を洗浄対象基板70が通過し、洗浄対象基板70が洗浄される(S115)。
このような処理によれば、個々の洗浄対象基板の洗浄処理前に、洗浄対象基板と洗浄ブラシとの間隔の不均一が補正され、洗浄対象基板に対する洗浄ブラシの押し込み量が再調整される。このため、複数の洗浄対象基板を連続洗浄しても、ブラシ移動機構50を制御することにより、洗浄対象基板間の洗浄むらを抑制することができる。
この効果を確認するため、洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正を行ないながら複数の洗浄対象基板(730mm幅)70を連続洗浄し、10000枚の洗浄対象基板70の洗浄処理が終了するごとに原点位置の洗浄ブラシ10A,10Bと洗浄対象基板70との間隔を測定した。また、比較例として、洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正を行わずに複数の洗浄対象基板(730mm幅)70を連続洗浄し、10000枚の洗浄対象基板70の洗浄処理が終了するごとに、原点位置の洗浄ブラシ10A,10Bと洗浄対象基板70との間隔を測定した。
その結果、洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正を行わずに複数の洗浄対象基板70を連続した場合には、図9のグラフ92に示すように、洗浄処理済みの洗浄対象基板70の数が多くになるにしたがって、原点位置の洗浄ブラシ10A,10Bと洗浄対象基板70との間隔が開いていったのに対して、洗浄ブラシ10A,10Bの位置補正を行ないながら複数の洗浄対象基板70を連続した場合には、図9のグラフ91に示すように、洗浄処理済みの洗浄対象基板70の数が多くになっても、原点位置の洗浄ブラシ10A,10Bと洗浄対象基板70との間に隙間がほとんど空かないことが確認された。このことから、上記効果が確認された。
また、図8の洗浄装置によれば、洗浄対象基板70に反りが発生しているか否かを、以下のように検査することもできる。情報処理装置80は、洗浄対象基板70のパッド72A〜72Aにプローブ42Aの針を押しつけた状態で、位置補正済みの洗浄ブラシ10Aを回転させながら、洗浄対象基板70に徐々に近づける。その結果、一部の電位測定器にのみ基準幅以上の電位変動が現れた場合には、情報処理装置80は、洗浄対象基板70が部分的に洗浄ブラシ10Aに接触していると判断し、洗浄対象基板70に反りが発生している旨を出力する。さらに、情報処理装置80は、洗浄ブラシ10Aを洗浄対象基板70側に移動させ、全電位測定器に基準幅以上の電位変動が現れたら、そのときの洗浄ブラシ位置から、一部の電位測定器にのみ基準幅以上の電位変動が現れたときの洗浄ブラシ位置までの間隔を算出し、その算出結果を洗浄対象基板70の反りの程度を表す情報として出力する。図11に、730mm幅の洗浄対象基板70の検査結果を示す。図11において、ブラシの高さは、洗浄対象基板70から離れるほど大きな値を示し、各パッド72A〜72Aに対応付けられた列に示された「接触」及び「非接触」は、パッドに接触中の針に接続された電位計測器に所定幅以上の電位変動が現れたこと及び現れなかったことを示している。このような検査結果が得られた場合、情報処理装置80は、パッド72Aの位置が0.4mmだけ洗浄ブラシ10A側に凸の反りが洗浄対象基板70に生じている旨の情報を出力する。
なお、ここでは、ロール状洗浄ブラシの位置補正を行う場合を2例に挙げたが、ディスク型洗浄ブラシの回転軸の傾斜も、同様な位置補正によって補正することができる。すなわち、ディスク型洗浄ブラシの回転軸が基板表面に対して傾斜している場合に、回転中のディスク型洗浄ブラシを徐々に基板表面に接近させてゆくと、基板表面の所定の領域にスクラブ材が最初に接触するため、ロール型洗浄ブラシと同様、基板表面に形成された導体とスクラブ材の接触帯電を利用して位置補正を行うことができる。
ところで、以上においては、基板と回転中の洗浄ブラシのスクラブ材との接触帯電を利用して、洗浄ブラシの交換時期等の判断も行っているが、プローブの針と回転中の洗浄ブラシ10A,10Bのスクラブ材との接触帯電を利用して、洗浄ブラシの交換時期等の判断を行うようにしてもよい。このようにする場合には、例えば、図10に示すように、図8の洗浄装置に、接触探知部40'と同様な構成の接触探知部をさらに設けて、この接触探知部の2つのプローブ42A', 42a'のうち、一方のプローブ42A'を、洗浄ブラシ10Aの軸11Aから所定の間隔の位置に全針の先端が位置付けられる位置に配置し、他方のプローブ42a'を、洗浄ブラシ10Bの軸11bから所定の間隔の位置に全針の先端が位置付けられる位置に配置すればよい。そして、この場合には、例えば1枚の洗浄対象基板の洗浄が終してから、つぎの洗浄対象基板がセンサ43に検知されるまでの間等に、情報処理装置80が、各洗浄ブラシ10A,10Bについて少なくとも1つの電位測定器に基準幅以上の電位変動が現れるまで(各プローブ42A',42a'の少なくとも1本の針が洗浄ブラシ10A,10Bに接触するまで)、プローブ42A',42a'を洗浄ブラシ10A,10B側に移動させるようにすればよい。その結果、いずれか一方の洗浄ブラシに対応する電位計測器のうち、一部の電位計測器の検出電位にだけ基準幅以上の変動が現れた場合には、長期使用によりスクラブ材に劣化(変形、削れ等)が発生している可能性があるため、情報処理装置80が、音声、画像等により警告を出力するようにすればよい。
最後に、本実施の形態に係る洗浄装置の用途について説明する。
図14に、液晶表示装置の製造工程の一部を示す。液晶表示装置の製造工程には複数の洗浄工程が含まれている。本実施の形態に係る洗浄装置は、例えば、これらの洗浄工程に適用することができる。具体的には、受入れ基板の洗浄処理工程(S120)、成膜処理(S122)前の基板の洗浄処理工程(S123)、フォトリソグラフィ工程(S124〜S129)前の基板の洗浄工程(S)、検査(S131)の洗浄工程(S130)のいずれもに適用することができる。本実施の形態に係る洗浄装置を、液晶表示装置の製造工程の洗浄工程に適用すれば、基板をむらなく良好に洗浄することができるため、液晶表示装置の製造工程の歩留まりを向上させることができる。なお、本実施の形態に係る洗浄装置は、液晶表示装置の製造工程に限らず、基板の洗浄処理が含まれていれば、どのような製品の製造工程にも適用することができる。
以上、洗浄装置への適用例を挙げたが、本発明は、回転体で基板表面を処理する表面処理装置であれば、洗浄装置以外にも適用することができる。例えば、起毛した布材が巻き付けられたローラで基板表面をラビングするラビング装置等にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る洗浄装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る洗浄装置の構成を説明するための図(電位測定器側から見た、図1の洗浄装置の概略側面図)である。 本発明の実施の形態に係る調整用基板の正面図である。 本発明の実施の形態に係る調整用基板の正面図である。 図1の洗浄装置の各電位計測器の出力信号を示した図である。 洗浄ブラシと基板との間の接触が確認された割合を、電位計測器の検出電位に対応付けて示した図である。 本発明の実施の形態に係る洗浄対象基板の正面図である。 本発明の実施の形態に係る洗浄装置の構成を説明するための図である。 図8の洗浄装置における、洗浄ブラシの位置補正の効果を説明するための図である。 図8の洗浄装置において、洗浄対象基板の反りを検出する方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る洗浄装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る、洗浄ブラシの位置補正処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る、洗浄ブラシの位置補正処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る、液晶パネル製造工程の一部のフローチャートである。
符号の説明
10A,10B…洗浄ブラシ、12A,12B…スクラブ材、30…調整用基板、31A〜31A,31A'〜31A'…導体パターン、40,40'…接触検知部、41A〜41A,41A'〜41A',41a'〜41a',41A''〜41A'',41a''〜41a''…電位測定器、42A,42a,42A',42a'…プローブ、43…位置センサ、50…ブラシ駆動機構、51A,51A,51B,51B…調整用送りネジ、70…洗浄対象基板、72A〜72A,72B〜72B,72C〜72C,72a〜72a,72b〜72b,72c〜72c…TEGパターン

Claims (10)

  1. 軸と当該軸の外周面から離れる方向に先端が向けられた複数の線材を有する部材を、前記軸周りに回転させながら、前記軸の方向に沿って基板の一方の面内に並べられた第1及び第2の導体パターンと前記軸との間隔が狭くなる方向に移動させる駆動手段と、
    回転中の前記部材の線材との接触により帯電する前記第1及び第2の導体パターンの電位をそれぞれ測定する電位測定手段と、
    を備えることを特徴とする表面処理装置。
  2. 請求項1記載の洗浄装置であって、
    前記第1及び第2の導体パターンの間隔に応じた間隔で並べられた第1及び第2の導体部材を有するプローブと、
    前記第1の導体パターンと前記第1の導体部材との間隔及び前記第2の導体パターンと前記第2の導体部材との間隔が狭くなる方向に前記プローブを移動させるプローブ移動手段と、
    を備え、
    前記電位測定手段は、
    前記第1の導体部材に接触中の第1の導体パターンの電位及び前記第2の導体部材に接触中の第2の導体パターンの電位をそれぞれ測定することを特徴とする表面処理装置。
  3. 請求項2記載の表面処理装置であって
    前記軸に交差する方向に前記基板を搬送する搬送手段と、
    前記第1及び第2の導体部材の並びと前記軸とに前記第1及び第2の導体パターンが対向する位置に到達した前記基板を検出する基板検出手段と、
    前記基板検出手段が前記基板を検出した場合に、前記プローブ移動手段が前記プローブを移動させ、前記駆動手段が前記部材を移動させる、ことを特徴とする表面処理装置。
  4. 請求項1、2及び3のいずれか1項に記載の表面処理装置であって、
    前記第1及び第2の導体パターンの間に、回転中の前記部材の線材との接触により帯電する第3の導体パターンが形成されている場合、前記電位測定手段は、前記第1〜第3のパターンの電位を測定することを特徴とする表面処理装置。
  5. 請求項1、2及び3のいずれか1項に記載の表面処理装置であって、
    回転中の前記部材の移動中に、前記第2の導体パターンの電位よりも先に前記第1の導体パターンの電位に基準幅以上の変動が現れた場合に、前記駆動手段を制御して、前記第1及び第2の導体パターンが形成された前記面に対する、前記部材の姿勢を変更させる制御手段を有することを特徴とする表面処理装置。
  6. 請求項5記載の表面処理装置であって、
    回転中の前記ブラシの移動中に、前記第2の導体パターンの電位よりも先に前記第1の導体パターンの電位に基準幅以上の変動が現れた場合、前記駆動手段は、前記制御手段の制御により、前記軸の両端部のうち、前記第2の導体パターンよりも前記第1の導体パターンに近い側の一端部の移動を停止し、前記第1の導体パターンよりも前記第2の導体パターンに近い側の他端部を前記基板に近づける、ことを特徴とする表面処理装置。
  7. 軸と当該軸の外周面から離れる方向に先端が向けられた複数の線材を有する部材を、前記軸周りに回転させる駆動手段と、
    前記軸の方向にそって並べられた複数の導体部材を有するプローブと、
    前記各導体部材の先端と前記軸との間隔が狭くなる方向に、前記プローブを移動させるプローブ移動手段と、
    回転中の前記部材の線材との接触により前記各導体部材に生じる電位をそれぞれ測定する電位測定手段と、
    を備えることを特徴とする表面処理装置。
  8. 基板を含む液晶表示装置の製造方法であって、
    軸と当該軸の外周面から離れる方向に先端が向けられた複数の線材を有する、回転中の部材を、当該部材の回転軸にそって前記基板または調整用基板の第1の面内に並んだ第1及び第2の導体パターンに近づけながら、回転中の前記部材との接触により帯電する前記第1及び第2の導体パターンの電位をそれぞれ測定する測定処理と、
    回転中の前記部材の移動に、前記第2の導体パターンの電位よりも先に前記第1の導体パターンの電位に基準幅以上の変動が現れた場合に、前記第1の面に対する前記部材の姿勢を変更する補正処理と、
    前記補正処理が行われた後、回転中の前記部材と前記基板とを接触させながら、回転中の前記部材と前記基板とを相対的に移動させ、前記基板の表面を処理する基板表面処理と、
    を含むことを特徴とする、液晶表示装置の製造方法。
  9. 請求項8記載の、液晶表示装置の製造方法であって、
    前記洗浄処理において、
    予め定められた押込み量に応じた距離だけ、前記補正処理後の前記部材の位置から前記部材を移動させた状態で、前記基板の表面を処理することを特徴とする、液晶表示装置の製造方法。
  10. 基板を含む液晶表示装置の製造方法であって、
    軸と当該軸の外周面から離れる方向に先端が向けられた複数の線材を有する、回転中の部材の前記線材に前記基板を接触させて、前記基板の表面を処理する工程を含み、
    前記工程には、
    回転中の前記部材の回転軸にそって並べられた複数の導体部材を有するプローブを、前記各導体部材の先端と前記部材との間隔が狭くなる方向に移動させながら、前記線材との接触により前記各導体部材に生じる電位をそれぞれ測定する処理が含まれることを特徴とする、液晶表示装置の製造方法。
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