JP2007026697A - 電界放出型表示装置、およびその製造方法 - Google Patents

電界放出型表示装置、およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板に真空計測用の開口を設けることなく、真空領域の真空度を適切に検査可能な電界放出型表示装置およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】 真空領域7を挟んで対向する1対の基板1A,1Bと、基板1Aに形成された電子放出源2と、基板1Bに形成されたアノード電極3および蛍光体層4と、を備えている、電界放出型表示装置Aであって、真空領域7の気圧と大気圧との気圧差により、1対の基板1A,1Bの少なくとも一部どうしが接近したことを検出する接近検出手段5を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電界放出型表示装置、およびその製造方法に関する。
携帯型電子機器の表示部には、比較的薄型とされた表示装置が用いられている。また、最近では、家庭用テレビの分野においても、薄型表示装置を用いたものが主流となりつつある。この薄型表示装置には、液晶表示装置、有機EL表示装置、電界放出型表示装置などが含まれる。このうち、電界放出型表示装置には、視野角が広い、発色が豊かである、反応速度が速いなどの長所がある。
図8は、従来の電界放出型表示装置の一例を示している。この電界放出型表示装置Xは、1対の基板91A,91Bを備えている。基板91Aには、複数の電子放出源(図示略)がマトリクス状に形成されている。基板91Bには、アノード電極(図示略)および複数の蛍光体層(図示略)が積層されている。1対の基板91A,91Bに挟まれた領域は、1対の基板91A,91Bとシール部材92とにより気密された真空領域(図示略)とされている。このような構成により、上記電子放出源から上記真空領域を介して上記アノード電極へと電子を放出可能となっている。この電子が上記蛍光体層に衝突すると、上記蛍光体層に応じた色の光が放たれる。これにより、基板91Bの図中上面に画像が表示される。
電界放出型表示装置Xにおいては、上記真空領域をたとえば10-5Pa程度の真空に保つ必要がある。真空度が低下すると上記電子放出源から電子を放出できなくなるからである。電界放出型表示装置Xは、真空度測定用の圧力計93を備えている。電界放出型表示装置Xの製造工程においては、圧力計93によって上記真空領域の真空度を測定する。この結果、真空度が規定値以上であるものを製品として扱い、真空度が十分でないものは、たとえば不良品として廃棄する。
しかしながら、圧力計93を取り付けるためには、基板91Bに開口を設ける必要がある。この開口と圧力計93との接続箇所についても、適切に気密する必要がある。気密が適切になされないと、この接続箇所から外気が侵入し、上記真空領域の真空度が低下するおそれがある。また、圧力計93は、基板91Bから突出している。このため、電界放出型表示装置Xの薄型化が阻害される場合があった。
特開2000−82428号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、基板に真空計測用の開口を設けることなく、真空領域の真空度を適切に検査可能な電界放出型表示装置およびその製造方法を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される電界放出型表示装置は、真空領域を挟んで対向する1対の基板と、上記1対の基板の一方に形成された電子放出源と、上記1対に基板の他方に形成されたアノード電極および蛍光体層または光電変換膜と、を備えている、電界放出型表示装置であって、上記真空領域の気圧と大気圧との気圧差により、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する接近検出手段を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、上記真空領域の真空度を計測するために、専用の圧力センサを設ける必要がない。したがって、上記電界放出型表示装置の薄型化に適している。また、上記圧力センサを設けるための開口などを上記基板に形成する必要がない。このため、上記圧力センサと上記開口との接合部から上記真空領域に外気が不当に侵入してしまうといったおそれがない。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接近検出手段は、上記1対の基板の少なくとも一方に形成された一以上の突起を含む。このような構成によれば、上記1対の基板が接近したことを、上記突起とこれに対向する基板の一部とが接触したことをもって検出することができる。また、上記接近検出手段を比較的簡便な構成とすることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接近検出手段は、各々が上記1対の基板に形成されており、かつ互いに対向する部分を有する1対の突起を含む。このような構成によれば、上記1対の基板が接近したことを、上記1対の突起が互いに接触したことをもって検出することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接近検出手段は、対向配置された1対の電極を含む。このような構成によれば、上記1対の電極が導通したことをもって上記1対の基板が接近したことを検出することができる。また、上記1対の電極間の静電容量を計測することによっても、上記1対の基板が接近したことを検出することが可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接近検出手段は、圧電素子を含む。このような構成によっても、上記1対の基板が接近したことを適切に検出することができる。
本発明の第2の側面によって提供される電界放出型表示装置の製造方法は、1対の基板を対向配置させる工程と、上記1対の基板間に真空領域を形成する工程と、を有する、電界放出型表示装置の製造方法であって、上記真空領域を形成する工程において、または上記真空領域を形成する工程の後に、上記真空領域の気圧と大気圧との気圧差により、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する接近検出手段を用いて、上記真空領域が形成されたことを判断することを特徴としている。
このような構成によれば、上記真空領域の真空度を計測するために、専用の圧力センサを設ける必要がなく、製造効率を高めるのに適している。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接近検出手段としては、上記1対の基板の少なくとも一方に形成された突起を含むものを用い、上記突起が上記1対の基板の他方の一部に接触したことを検出することにより、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する。このような構成によれば、上記接近検出手段を容易に形成することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接近検出手段としては、各々が上記1対の基板に形成されており、かつ互いに対向する部分を有する1対の突起を含むものを用い、上記1対の突起が互いに接触したことを検出することにより、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する。このような構成によっても、上記接近検出手段を容易に形成することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接近検出手段としては、対向配置された1対の電極を含むものを用い、上記1対の電極が互いに導通したことを検出することにより、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する。このような構成によれば、上記1対の電極が導通したことをもって上記1対の基板が接近したことを検出することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記接近検出手段としては、圧電素子を含むものを用い、上記圧電素子からの出力信号により、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する。このような構成によっても、上記1対の基板が接近したことを適切に検出することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明に係る電界放出型表示装置の一例を示している。同図に示す電界放出型表示装置Aは、1対の基板1A,1B、複数の電子放出源2、アノード電極3、複数の蛍光体層4、接近検出手段5、シール部材6を備えている。電界放出型表示装置Aは、図1における図中上方に向けて画像を表示し得る比較的薄型の表示装置として構成されており、たとえば携帯型電子機器の表示部や家庭用TVなどに用いられる。
1対の基板1A,1Bは、たとえばガラス製の矩形状板であり、互いに対向している。1対の基板1A,1Bは、その厚さが1.1mm程度とされる。基板1Aは、その対向面に複数の電子放出源2が設けられており、カソード基板と呼ばれる。基板1Bは、その対向面にアノード電極3および複数の蛍光体層4が積層されており、アノード基板と呼ばれる。
1対の基板1A,1Bの間には、シール部材6が介在している。シール部材6は、たとえば樹脂製であり、1対の基板1A,1Bの縁部に沿う矩形環状である。シール部材6は、その厚さが1mm程度とされる。1対の基板1A,1B間の領域は、シール部材6により気密されている。この領域が、真空領域7となっている。真空領域7は、その気圧が10-5Pa程度とされている。
複数の電子放出源2は、アノード電極3に向けて電子を放出するためのものであり、基板1Aの対向面にマトリクス状に配置されている。図2に示すように、電子放出源2は、カソード電極21、ゲート電極22、複数のエミッタコーン23、および絶縁体層24からなる。
カソード電極21は、基板1A上に形成されており、たとえばAuの薄膜に対してパターニングを施すことにより形成されている。エミッタコーン23は、カソード電極21上に形成された円錐形状の突起であり、たとえばMoからなる。絶縁体層24は、たとえばSiO2酸化膜であり、その厚さがエミッタコーン23の高さ程度とされる。ゲート電極22は、たとえばMo、Nbなどの薄膜からなり、絶縁体層24上に形成されている。ゲート電極22および絶縁体層24には、複数のエミッタコーン23を収容可能な複数の貫通孔が形成されている。
アノード電極3は、図1に示すように基板1Bの対向面に形成されており、たとえばITO(Indium Tin Oxide)からなる透明電極である。複数の蛍光体層4は、アノード電極3上に形成されており、電子放出源2に正対している。複数の蛍光体層4には、SrTiO3:Prなどからなる赤色発光用、Zn(Ga,Al)24:Mnなどからなる緑色発光用、Y2SiO5:Ceなどからなる青色発光用が含まれている。本実施形態においては、これら3色用の3つの蛍光体層4により1つの画素が形成されている。なお、蛍光体層4に代えて、光電変換膜を備える構成としてもよい。
接近検出手段5は、真空領域7の気圧と大気圧との気圧差により1対の基板1A,1Bが弾性変形し互いに接近したことを検出するためのものである。接近検出手段5は、1対の突起51A,51B、1対の電極52A,52B、スルーホール53A,53B、および配線54A,54Bからなる。
1対の突起51A、51Bは、たとえばガラス製の角柱状であり、それぞれ1対の基板1A,1Bのほぼ中央に形成されている。これらの1対の突起51A,51Bは、1対の基板1A,1Bと一体的に形成されていてもよい。1対の電極52A,52Bは、たとえばAuからなる矩形状の薄膜であり、それぞれ1対の突起51A,51Bの先端に形成されている。スルーホール53A,53Bは、それぞれ1対の突起51A,51Bと1対の基板1A,1Bとを貫通しており、1対の電極52A,52Bと配線54A,54Bとを繋いでいる。配線54A,54Bは、1対の基板1A,1Bそれぞれの非対向面に形成されている。基板1Bに形成された配線54Bは、たとえばITOからなる透明配線とされている。
電界放出型表示装置Aを用いた画像表示は、以下のようにして行う。所望の画像を表示構成するのに発光させるべき画素に対応する電子放出源2において、カソード電極21とゲート電極22との間に電圧を印加する。この電位差により、エミッタコーン23から電子が放出され、アノード電極3へと向かう。この電子が正対する蛍光体層4に衝突すると、蛍光体層4に含まれる蛍光物質に応じた色の光が放たれる。これにより、基板1Bの図中上方に向けて、カラー画像を表示することができる。
次に、電界放出型表示装置Aの製造方法について、図3〜図5を参照しつつ説明する。
まず、図3に示すように、カソード基板としての基板1A,アノード基板としての基板1Bを用意する。基板1Aには、複数の電子放出源2、突起51A、電極52A、スルーホール53A、および配線54Aを形成しておく。基板1Bには、アノード電極3、複数の蛍光体層4、突起51B、電極52B、スルーホール53B、および配線54Bを形成しておく。これらの基板1A,1Bをシール部材6を挟んで貼り合わせる。
1対の基板1A,1Bをシール部材6を挟んで貼り合わせることにより、図4に示すように気密領域7’を形成する。気密領域7’は、1対の基板1A,1Bおよびシール部材6により十分に気密しておく。この状態においては、1対の電極52A,52Bの間には、隙間が存在している。また、気密領域7’に通じる真空排気口(図示略)を形成しておき、この真空排気口に真空ポンプPを接続する。配線54A,54Bには、電源Bを接続する。
次いで、真空ポンプPにより真空排気を行う。この真空排気により、気密領域7’の気圧を徐々に低下させる。気密領域7’の気圧が10-5Pa程度になるまで真空排気を継続し、気密領域7’を図5に示す真空領域7とする。本図においては、真空領域7は真空度が高いため、真空領域7の気圧と大気圧との気圧差により、1対の基板1A,1Bには、図中矢印で示す圧力が負荷されることとなる。この圧力により、1対の基板1A,1Bは弾性変形し、互いに接近する。そして、真空領域7の気圧が10-5Pa程度になると、1対の電極52A,52Bが接触することとなる。1対の電極52A,52Bが接触すると、電源Bからの電流が流れる。この通電の有無により、接近検出手段5を用いて1対の基板1A,1Bが互いに接近したことを検出することができる。
この後は、上記通電があった場合には、所定の真空度を有する真空領域7が形成されたと判断する。そして、追加の工程を経ることにより、図1に示す電界放出型表示装置Aを完成させる。一方、上記通電がない場合には、気密領域7’の気密状態が不十分であったため真空領域7の真空度が不足していると判断し、廃棄処分とする。
なお、本実施形態とは異なり、真空チャンバを用いた製造方法により電界放出型表示装置Aを製造してもよい。この場合、図3に示す基板1A,1Bおよびシール部材6を真空チャンバ内におく。そして、上記真空チャンバ内の気圧を10-5Pa程度とした状態で、基板1A,1Bおよびシール部材6を貼り合わせる。これにより、真空領域7を有する電界放出型表示装置Aを製造できる。接近検出手段5を用いた真空領域7の真空度の判定は、上述した手順と同様である。
次に、電界放出型表示装置Aの作用について説明する。
本実施形態によれば、1対の基板1A,1Bが接近したことを接近検出手段5を用いて検出することにより、真空領域7の真空度の適否を判断する。このため、真空領域7の真空度の適否を判断するために、たとえば真空度判定用の圧力センサを設ける必要がなく、製造工程を簡便化することができる。また、上記圧力センサを設けるための開口を1対の基板1A,1Bに形成する必要がない。したがって、上記圧力センサと上記開口との接合部に微細な孔が生じるなど真空領域7に外気が不当に侵入してしまうといった不具合もない。さらに、電界放出型表示装置Aからは、上記圧力センサが厚さ方向に大きく突出することがない。これは、電界放出型表示装置Aの薄型化に適している。
接近検出手段5は、突起51A,51Bと1対の電極52A,52Bという比較的単純な部材により構成されている。したがって、製造工程が不当に複雑化することがなく、製造効率を低下させるおそれがない。また、検出原理が比較的簡便であるため、誤検出の可能性が小さい。
なお、上述した実施形態においては、1対の電極52A,52Bが接触することにより通電したことをもって、1対の基板1A,1Bが接近したことを検出する構成としている。しかし、これと異なり、1対の電極52A,52B間における静電容量を測定することにより、1対の基板1A,1Bが接近したことを検出する構成としてもよい。1対の電極52A,52B間における静電容量は、これらの距離に反比例する。1対の電極52A,52B間における静電容量が、ある閾値以上となれば1対の基板1A,1Bが所定距離以内に接近したと判断し、真空領域7の真空度が適切であると判定できる。
図6および図7は、電界放出型表示装置Aについて、接近検出手段5の構成が異なる変形例を示している。なお、これらの図面においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図6に示された接近検出手段5は、1つの突起51Bのみを含む点が、図1に示した構成と異なっている。本図に示す変形例において、1対の電極52A,52B間の距離は図1に示した構成と略同一である。このような構成によっても、1対の基板1A,1Bが接近したことを、1対の電極52A,52Bの導通の有無により検出することができる。基板1Aには突起を設けなくて済むため、製造工程の簡便化に好ましい。また、このような構成においても、一対の電極52A,52B間の静電容量を計測することにより、1対の基板1A,1Bの接近を検出できることはもちろんである。
図7に示された接近検出手段5は、図1および図6に示した1対の電極52A,52Bに代えて、圧電素子55を備えている。圧電素子55は、圧電体の結晶を含んでおり、外圧が加わるとその大きさに比例した電圧を発生させるという性質を有する。圧電素子55の電圧を出力信号として測定すれば、突起51A,51Bの接触の有無を検出することができる。また、突起51A,51Bが接触した後に、さらに真空領域7の真空度が上がると、上記電圧はさらに大きくなる。これを利用して、突起51A,51Bが接触した後に圧電素子55の電圧がある閾値以上になったことをもって、真空領域7の真空度が適切であることを判断してもよい。
本発明に係る電界放出型表示装置およびその製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る電界放出型表示装置およびその製造方法の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明に係る電界放出型表示装置の一例を示す断面図である。 本発明に係る電界放出型表示装置の一例を示す要部拡大断面図である。 図1に示す電界放出型表示装置の製造方法の一例において、気密領域を形成する工程を示す断面図である。 図1に示す電界放出型表示装置の製造方法の一例において、気密領域からの真空排気を開始する状態を示す断面図である。 図1に示す電界放出型表示装置の製造方法の一例において、1対の基板どうしが接近した状態を示す断面図である。 本発明に係る電界放出型表示装置の接近検出手段の変形例を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る電界放出型表示装置の接近検出手段の他の変形例を示す要部拡大断面図である。 従来の電界放出型表示装置の一例を示す全体斜視図である。
符号の説明
A 電界放出型表示装置
B 電源
P 真空ポンプ
1A,1B 1対の基板
2 電子放出源
3 アノード電極
4 蛍光体層(または光電変換膜)
5 接近検出手段
6 シール部材
7 真空領域
7’ 気密領域
21 カソード電極
22 ゲート電極
23 エミッタコーン
24 絶縁体層
51A,51B 突起
52A、52B 1対の電極
53 スルーホール
54 配線
55 圧電素子

Claims (10)

  1. 真空領域を挟んで対向する1対の基板と、
    上記1対の基板の一方に形成された電子放出源と、
    上記1対に基板の他方に形成されたアノード電極および蛍光体層または光電変換膜と、
    を備えている、電界放出型表示装置であって、
    上記真空領域の気圧と大気圧との気圧差により、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する接近検出手段を備えていることを特徴とする、電界放出型表示装置。
  2. 上記接近検出手段は、上記1対の基板の少なくとも一方に形成された一以上の突起を含む、請求項1に記載の電界放出型表示装置。
  3. 上記接近検出手段は、各々が上記1対の基板に形成されており、かつ互いに対向する部分を有する1対の突起を含む、請求項2に記載の電界放出型表示装置。
  4. 上記接近検出手段は、対向配置された1対の電極を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の電界放出型表示装置。
  5. 上記接近検出手段は、圧電素子を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の電界放出型表示装置。
  6. 1対の基板を対向配置させる工程と、
    上記1対の基板間に真空領域を形成する工程と、
    を有する、電界放出型表示装置の製造方法であって、
    上記真空領域を形成する工程において、または上記真空領域を形成する工程の後に、上記真空領域の気圧と大気圧との気圧差により、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する接近検出手段を用いて、上記真空領域が形成されたことを判断することを特徴とする、電界放出型表示装置の製造方法。
  7. 上記接近検出手段としては、上記1対の基板の少なくとも一方に形成された突起を含むものを用い、
    上記突起が上記1対の基板の他方の一部に接触したことを検出することにより、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する、請求項6に記載の電界放出型表示装置の製造方法。
  8. 上記接近検出手段としては、各々が上記1対の基板に形成されており、かつ互いに対向する部分を有する1対の突起を含むものを用い、
    上記1対の突起が互いに接触したことを検出することにより、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する、請求項7に記載の電界放出型表示装置の製造方法。
  9. 上記接近検出手段としては、対向配置された1対の電極を含むものを用い、上記1対の電極が互いに導通したことを検出することにより、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する、請求項6ないし8のいずれかに記載の電界放出型表示装置の製造方法。
  10. 上記接近検出手段としては、圧電素子を含むものを用い、上記圧電素子からの出力信号により、上記1対の基板の少なくとも一部どうしが接近したことを検出する、請求項6ないし8のいずれかに記載の電界放出型表示装置の製造方法。
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