JP2005103138A - 多機能チェア - Google Patents
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Abstract
【課題】 背凭および足掛部の回動操作の煩雑化、収納スペースが広い点。
【構成】 床上に載置されるベースフレーム8の前側に前側支脚部7を設け、前側支脚部7の上部に座席フレーム2の前側を回動自在に取付け、座席フレーム2の前側には足掛フレーム5を、座席フレーム2の後側には背凭フレーム3を夫々設け、前記座席フレーム2の後側は伸縮自在のアクチュエータ41により支持し、前記背凭フレーム3と足掛フレーム5はリクライニング用リンク9により背凭フレーム3の後方回動と足掛フレーム5の上方回動とが連動するように連結し、前記アクチュエータ41はその下部を前記ベースフレーム8に前後位置切替自在に取付けた多機能チェア。
【選択図】 図1
【構成】 床上に載置されるベースフレーム8の前側に前側支脚部7を設け、前側支脚部7の上部に座席フレーム2の前側を回動自在に取付け、座席フレーム2の前側には足掛フレーム5を、座席フレーム2の後側には背凭フレーム3を夫々設け、前記座席フレーム2の後側は伸縮自在のアクチュエータ41により支持し、前記背凭フレーム3と足掛フレーム5はリクライニング用リンク9により背凭フレーム3の後方回動と足掛フレーム5の上方回動とが連動するように連結し、前記アクチュエータ41はその下部を前記ベースフレーム8に前後位置切替自在に取付けた多機能チェア。
【選択図】 図1
Description
本発明は、種々の形態(形状)に変位(移行)する多機能チェアに係るものである。
従来、座席に対して背凭および足掛部が回動自在に構成したは公知である。
しかし、公知例は、背凭および足掛部を夫々独立して回動させているために複数のアクチュエータが必要であり、また、収納するにスペースを要していた。
特開2000−342376号
しかし、公知例は、背凭および足掛部を夫々独立して回動させているために複数のアクチュエータが必要であり、また、収納するにスペースを要していた。
背凭および足掛部の回動操作の煩雑化、収納スペースが広い点。
本願は構成を簡素にし、背凭および足掛部を連動して回動させて操作を容易にし、また、収納スペースを可及的に狭小にしたものであり、床上に載置されるベースフレーム8の前側に前側支脚部7を設け、前側支脚部7の上部に座席フレーム2の前側を回動自在に取付け、座席フレーム2の前側には足掛フレーム5を、座席フレーム2の後側には背凭フレーム3を夫々設け、前記座席フレーム2の後側は伸縮自在のアクチュエータ41により支持し、前記背凭フレーム3と足掛フレーム5はリクライニング用リンク9により背凭フレーム3の後方回動と足掛フレーム5の上方回動とが連動するように連結し、前記アクチュエータ41はその下部を前記ベースフレーム8に前後位置切替自在に取付けた多機能チェアとしたものである。
本発明は、前記リクライニング用リンク9は、前記アクチュエータ41による前記座席フレーム2の後側の上動に、前記背凭フレーム3の後方回動および前記足掛フレームの上方回動が夫々連動するように構成した多機能チェアとしたものである。
本発明は、前記ベースフレーム8は長さ方向に前側ベース部43と後側ベース部44に分割形成し、後側ベース部44は前側ベース部43に対して回動自在に取付けた多機能チェアとしたものである。
本発明は、前記リクライニング用リンク9には、該リクライニング用リンク9の作動をロックとアンロックに切替えるロック機構付きガススプリング26を設けた多機能チェアとしたものである。
本発明は、前記リクライニング用リンク9は、背凭フレーム3の回動と足掛フレーム5の回動とが連動する連動状態と、連動しない非連動状態とに切替自在に構成した多機能チェアとしたものである。
本発明は、前記リクライニング用リンク9は、前記アクチュエータ41による前記座席フレーム2の後側の上動に、前記背凭フレーム3の後方回動および前記足掛フレームの上方回動が夫々連動するように構成した多機能チェアとしたものである。
本発明は、前記ベースフレーム8は長さ方向に前側ベース部43と後側ベース部44に分割形成し、後側ベース部44は前側ベース部43に対して回動自在に取付けた多機能チェアとしたものである。
本発明は、前記リクライニング用リンク9には、該リクライニング用リンク9の作動をロックとアンロックに切替えるロック機構付きガススプリング26を設けた多機能チェアとしたものである。
本発明は、前記リクライニング用リンク9は、背凭フレーム3の回動と足掛フレーム5の回動とが連動する連動状態と、連動しない非連動状態とに切替自在に構成した多機能チェアとしたものである。
請求項1の発明では、背凭フレーム3および足掛フレーム5を連動させて回動でき、また、アクチュエータ41の位置を切替えることで、座席フレーム2の後側を上動させた立ち上がり補助状態に移行できる。
請求項2の発明では、立ち上がり補助状態に移行する際に、背凭フレーム3および足掛フレームを夫々連動させることができ、操作性を向上させられる。
請求項3の発明では、後側ベース部44ごと座席フレーム2を起こすと、座席フレーム2および背凭フレーム3が起立した収納モードにでき、収納スペースを小さくできる。
請求項4の発明では、安価にできる。
請求項5の発明では、ベッドモードおよび立ち上がり補助から収納モードに簡単に移行でき、操作性を向上させる。
請求項2の発明では、立ち上がり補助状態に移行する際に、背凭フレーム3および足掛フレームを夫々連動させることができ、操作性を向上させられる。
請求項3の発明では、後側ベース部44ごと座席フレーム2を起こすと、座席フレーム2および背凭フレーム3が起立した収納モードにでき、収納スペースを小さくできる。
請求項4の発明では、安価にできる。
請求項5の発明では、ベッドモードおよび立ち上がり補助から収納モードに簡単に移行でき、操作性を向上させる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は人工透析患者あるいは歯科受診患者が治療を受けるときに使用する治療用チェア、あるいは、寛いで着座するリラックスチェア等の多目的に使用できる多機能チェアであり、座席フレーム2に背凭フレーム3を横軸4により回動自在に取付ける。座席フレーム2の前側には足掛フレーム5の上部を軸6により回動自在に取付ける。
前記軸6は前側支脚部7の上部に軸装され、軸6には座席フレーム2の前側を回動自在に取付ける。前記前側支脚部7の下部は床上に載置されるベースフレーム8に取付ける。
前記座席フレーム2と背凭フレーム3と足掛フレーム5には、リクライニング用リンク9を設ける。リクライニング用リンク9は、前記横軸4に座席フレーム2の後横フレーム10を回転自在に挿通し、後横フレーム10に左右一対の背凭用アーム11の基部を固定し、背凭用アーム11の先端には嵌合部12を形成し、嵌合部12は背凭フレーム3の下部横杆13に着脱および回転自在に嵌合させる。
前記座席フレーム2と背凭フレーム3と足掛フレーム5には、リクライニング用リンク9を設ける。リクライニング用リンク9は、前記横軸4に座席フレーム2の後横フレーム10を回転自在に挿通し、後横フレーム10に左右一対の背凭用アーム11の基部を固定し、背凭用アーム11の先端には嵌合部12を形成し、嵌合部12は背凭フレーム3の下部横杆13に着脱および回転自在に嵌合させる。
また、後横フレーム10には背凭支持アーム14の基部を固定し、背凭支持アーム14の先端を前記下部横杆13より上側部分の前記背凭フレーム3に軸15により回動自在に取付ける。
また、後横フレーム10にはリンク用アーム16の基部を固定し、リンク用アーム16の先端に連結ロッド17の後端を取付ける。連結ロッド17の前端には嵌合部18を形成し、嵌合部18は前記軸6との取付部分より下方の前記足掛フレーム5に設けた横杆20に取付ける。
また、後横フレーム10にはリンク用アーム16の基部を固定し、リンク用アーム16の先端に連結ロッド17の後端を取付ける。連結ロッド17の前端には嵌合部18を形成し、嵌合部18は前記軸6との取付部分より下方の前記足掛フレーム5に設けた横杆20に取付ける。
したがって、足掛フレーム5を上方回動させると、連結ロッド17を牽引し、連結ロッド17が背凭支持アーム14および背凭用アーム11を後方(下方)回動させ、背凭支持アーム14および背凭用アーム11は背凭フレーム3を横軸4中心に後方(下方)回動させる(図1)。なお、足掛フレーム5と背凭フレーム3は連動し、背凭フレーム3を後側に倒せば、足掛フレーム5は上がる。
また、反対に、足掛フレーム5を下方回動させて連結ロッド17を押すと、連結ロッド17が背凭支持アーム14を前方回動させ、背凭支持アーム14は背凭フレーム3を横軸4中心に上方回動させる。
このようにして、リクライニング用リンク9は、背凭用アーム11の嵌合部12および連結ロッド17の嵌合部18を嵌合させると、背凭フレーム3の回動と足掛フレーム5の回動とが連動する連動状態になり、背凭フレーム3を略水平位置にまで倒すと、これに連動して足掛フレーム5が座席フレーム2に対して略水平状態になり、ベッドモードになる(図6)。
このようにして、リクライニング用リンク9は、背凭用アーム11の嵌合部12および連結ロッド17の嵌合部18を嵌合させると、背凭フレーム3の回動と足掛フレーム5の回動とが連動する連動状態になり、背凭フレーム3を略水平位置にまで倒すと、これに連動して足掛フレーム5が座席フレーム2に対して略水平状態になり、ベッドモードになる(図6)。
なお、リクライニング用リンク9の構成は任意であり、背凭フレーム3と足掛フレーム5はリクライニング用リンク9により背凭フレーム3の後方回動と足掛フレーム5の上方回動とが連動するように連結できればよく、特に、横軸4と後横フレーム10との構成や、背凭用アーム11等の回動構成は実施例以外の構成でもよい。
しかして、前記座席フレーム2の前横フレーム21と後横フレーム10との間には前記リクライニング用リンク9を作動させるリクライニング用アクチュエータ25を設ける。このリクライニング用アクチュエータ25は、油圧シリンダや伝動モータでにより直接リクライニング用リンク9を作動させて背凭フレーム3および足掛フレーム5を起伏させてもよいが、本実施例では、背凭フレーム3および足掛フレーム5の起伏作動は人力により行って、リクライニング用リンク9の固定(ロック)と解放(アンロック)をロック機構付きガススプリング26により行うように構成している。
ロック機構付きガススプリング26は、本体ケース27内にピストン28を設け、ピストン28は一方側シリンダ室29と他方側シリンダ室30とに仕切って夫々形成する。ピストン28には、一方側シリンダ室29と他方側シリンダ室30とのオリフィス31を入り切りさせるバルブ32を設ける(図3)。ロック機構付きガススプリング26は本体ケース27を前記前横フレーム21の取付部22に取付け、ピストン28に設けたピストンロッド33を前記後横フレーム10に固定のロックアーム34に取付ける。
35は本体ケース27内に封入した圧縮ガス、36はピストンロッド33に摺動自在に設けたピンであり、バルブ32を移動させてオリフィス31を入り切りさせる。
ロック機構付きガススプリング26は、オリフィス31を入りにしてピストン28の移動を自由にするとアンロック状態となり、前記後横フレーム10の横軸15が回転するのを許容し、前記リクライニング用リンク9を作動させて前記背凭フレーム3と足掛フレーム5を起伏回動させ、任意の位置にてオリフィス31を切りにすると、ピストン28の移動を規制してロック状態になり、背凭フレーム3と足掛フレーム5の起伏回動をロックする。
しかして、座席フレーム2の後部には立ち上がり補助機構40を設ける。立ち上がり補助機構40は、電動モータ等により構成したアクチュエータ41の上部を座席フレーム2の後横フレーム10に固定の補助用アーム42の下部に取付け、アクチュエータ41の下部をベースフレーム8の前側部分と後側部分の何れかに位置切替自在に取付けて構成する(図7)。
即ち、ベースフレーム8は、前記前側支脚部7を取付けた前側ベース部43と後側ベース部44とに形成し、前側ベース部43または後側ベース部44に前記アクチュエータ41の下部を取付けて取付角度を変更するように構成し、アクチュエータ41の下部がベースフレーム8の前側部分に位置するときは座席フレーム2の後部を支持する支持位置となり、アクチュエータ41の下部がベースフレーム8の後側部分に位置するときは補助位置となる。
この補助位置にて、アクチュエータ41のモータ45を作動させてロッド46を伸長させると、座席フレーム2の後部は軸6中心に上方回動し、座席フレーム2の後部が持ち上がった立ち上がり補助モードになる。
しかして、ベースフレーム8は、前記後側ベース部44の前端部を前側ベース部43に回動自在に取付ける。
アクチュエータ41の下部を補助位置にし、背凭フレーム3を座席フレーム2の上方に重なるように前に倒し、後側ベース部44の後端をアクチュエータ41と共に上方回動させて座席フレーム2を起こすと、座席フレーム2および背凭フレーム3が起立した収納モードとなる。
アクチュエータ41の下部を補助位置にし、背凭フレーム3を座席フレーム2の上方に重なるように前に倒し、後側ベース部44の後端をアクチュエータ41と共に上方回動させて座席フレーム2を起こすと、座席フレーム2および背凭フレーム3が起立した収納モードとなる。
この場合、ベースフレーム8とアクチュエータ41との関係は、アクチュエータ41の下部をベースフレーム8の前後側に位置切替できればよく、また、ベースフレーム8は後側ベース部44の後部が前側ベース部43に対して上方回動するように構成すればよく、構成は任意である。
実施例では、ベースフレーム8は、前記前側支脚部7を取付けた前側ベース部43に横杆50を設け、該横杆50に軸51により後側ベース部44を回動自在に取付ける。後側ベース部44には後部に左右方向の後横杆52を設ける。アクチュエータ41の下部には嵌合部53を設け、嵌合部53は前記横杆50または後横杆52に着脱自在に嵌合するように構成する(図4)。
実施例では、ベースフレーム8は、前記前側支脚部7を取付けた前側ベース部43に横杆50を設け、該横杆50に軸51により後側ベース部44を回動自在に取付ける。後側ベース部44には後部に左右方向の後横杆52を設ける。アクチュエータ41の下部には嵌合部53を設け、嵌合部53は前記横杆50または後横杆52に着脱自在に嵌合するように構成する(図4)。
したがって、アクチュエータ41は前側ベース部43の横杆50に嵌合させると通常位置となり、後側ベース部44の後横杆52に嵌合させると、補助位置となる。
しかして、リクライニング用リンク9は、背凭用アーム11の嵌合部12および連結ロッド17の嵌合部18の嵌合を外すと、背凭フレーム3の回動と足掛フレーム5の回動とが連動しない非連動状態とに切替えられ、収納モードに移行する。
しかして、リクライニング用リンク9は、背凭用アーム11の嵌合部12および連結ロッド17の嵌合部18の嵌合を外すと、背凭フレーム3の回動と足掛フレーム5の回動とが連動しない非連動状態とに切替えられ、収納モードに移行する。
(次に作用を述べる。)
多機能チェア1は、座席フレーム2が略水平で、背凭フレーム3および足掛フレーム5が所定角度で起立している状態が、着座モードとなり、この状態で着座する。
次に、人力操作により背凭フレーム3を後に倒すか、または、足掛フレーム5を上方回動させると、背凭フレーム3または足掛フレーム5は連動して後側に倒れ、上方回動し、座席フレーム2と背凭フレーム3と足掛フレーム5が略水平のベッドモードになる。
背凭フレーム3および足掛フレーム5はリクライニング用リンク9を介して設けられているから、例えば、背凭フレーム3を横軸4中心に後に倒すと、背凭支持アーム14が後方回動して後横フレーム10を回転させ、後横フレーム10はリンク用アーム16を回動させ、リンク用アーム16は連結ロッド17を前側に押し、連結ロッド17は足掛フレーム5の横杆20を軸6中心に上方回動させる。
多機能チェア1は、座席フレーム2が略水平で、背凭フレーム3および足掛フレーム5が所定角度で起立している状態が、着座モードとなり、この状態で着座する。
次に、人力操作により背凭フレーム3を後に倒すか、または、足掛フレーム5を上方回動させると、背凭フレーム3または足掛フレーム5は連動して後側に倒れ、上方回動し、座席フレーム2と背凭フレーム3と足掛フレーム5が略水平のベッドモードになる。
背凭フレーム3および足掛フレーム5はリクライニング用リンク9を介して設けられているから、例えば、背凭フレーム3を横軸4中心に後に倒すと、背凭支持アーム14が後方回動して後横フレーム10を回転させ、後横フレーム10はリンク用アーム16を回動させ、リンク用アーム16は連結ロッド17を前側に押し、連結ロッド17は足掛フレーム5の横杆20を軸6中心に上方回動させる。
しかして、任意の操作装置(ワイヤ)によりバルブ32を引くと、バルブ32はピストンロッド33に対して摺動し、オリフィス31は一方側シリンダ室29と他方側シリンダ室30を連通させる。
そのため、ピストン28は本体ケース27内を移動可能になり、ロック機構付きガススプリング26はアンロック状態となり、この状態でリクライニング用リンク9を変位させて背凭フレーム3および足掛フレーム5を起伏させる。
次に、所望位置にて、前記操作装置によりバルブ32を操作してピストンロッド33に対して摺動させ、オリフィス31による一方側シリンダ室29と他方側シリンダ室30の連通を遮断すると、ピストン28は本体ケース27内の移動が不能になり、ロック機構付きガススプリング26はロック状態となる。
そのため、ピストン28は本体ケース27内を移動可能になり、ロック機構付きガススプリング26はアンロック状態となり、この状態でリクライニング用リンク9を変位させて背凭フレーム3および足掛フレーム5を起伏させる。
次に、所望位置にて、前記操作装置によりバルブ32を操作してピストンロッド33に対して摺動させ、オリフィス31による一方側シリンダ室29と他方側シリンダ室30の連通を遮断すると、ピストン28は本体ケース27内の移動が不能になり、ロック機構付きガススプリング26はロック状態となる。
ロック機構付きガススプリング26は前側を軸15に取付け、後側は後横フレーム10の後横フレーム10に固定のロックアーム34に取付けているから、ロック機構付きガススプリング26がロックすると、ロックアーム34を介して後横フレーム10の回転をロックし、これによりリクライニング用リンク9の変位をロックし、背凭フレーム3および足掛フレーム5の傾斜を無段階にロックする。
このように、ロック機構付きガススプリング26は人力操作による背凭フレーム3および足掛フレーム5の起伏回動をロック・アンロックに切替えるので、構成が簡素であり、コストを低くする。
このように、ロック機構付きガススプリング26は人力操作による背凭フレーム3および足掛フレーム5の起伏回動をロック・アンロックに切替えるので、構成が簡素であり、コストを低くする。
しかして、座席フレーム2の前側は横軸6に回動自在に取付け、座席フレーム2の後横フレーム10には立ち上がり補助機構40のアクチュエータ41の上部を取付け、アクチュエータ41の下部はベースフレーム8の前側部分と後側部分の何れかに位置切替自在に取付けているから、アクチュエータ41の下部がベースフレーム8の前側部分に位置するときは支持位置となって、座席フレーム2に掛かる荷重を支持する。
また、アクチュエータ41の下部がベースフレーム8の後側部分に位置するときは補助位置となり、補助位置のときにアクチュエータ41のモータ45を作動させてロッド46を伸長させると、座席フレーム2の後部は軸6中心に上方回動し、座席フレーム2の後部が持ち上がった立ち上がり補助モードになる。
この場合、アクチュエータ41の上部は後横フレーム10に固定の補助用アーム42の下部に取付けているから、アクチュエータ41が座席フレーム2の後部を持ち上げると、補助用アーム42は後横フレーム10を回転させ、後横フレーム10は背凭用アーム11およびリンク用アーム16を回動させ、これにより、背凭フレーム3は後側回動し、足掛フレーム5は上方回動し、その結果、座席フレーム2に対して背凭フレーム3および足掛フレーム5は略起立状態になって、立ち上がり補助姿勢に干渉しないように退避する。
この場合、アクチュエータ41の上部は後横フレーム10に固定の補助用アーム42の下部に取付けているから、アクチュエータ41が座席フレーム2の後部を持ち上げると、補助用アーム42は後横フレーム10を回転させ、後横フレーム10は背凭用アーム11およびリンク用アーム16を回動させ、これにより、背凭フレーム3は後側回動し、足掛フレーム5は上方回動し、その結果、座席フレーム2に対して背凭フレーム3および足掛フレーム5は略起立状態になって、立ち上がり補助姿勢に干渉しないように退避する。
しかして、ベースフレーム8は、前記後側ベース部44の前端部を前側ベース部43に回動自在に取付けているから、アクチュエータ41の下部を補助位置にする。
次に、背凭用アーム11の先端の嵌合部12から背凭フレーム3の下部横杆13を外し、背凭支持アーム14の先端の軸15を中心に背凭フレーム3を前側に倒すと、背凭フレーム3は座席フレーム2の上方に重なる。
この背凭用アーム11を背凭フレーム3の下部横杆13から外ずすことで、リクライニング用リンク9を非連動状態に切替られ、背凭フレーム3を座席フレーム2に重ねられる。
次に、背凭用アーム11の先端の嵌合部12から背凭フレーム3の下部横杆13を外し、背凭支持アーム14の先端の軸15を中心に背凭フレーム3を前側に倒すと、背凭フレーム3は座席フレーム2の上方に重なる。
この背凭用アーム11を背凭フレーム3の下部横杆13から外ずすことで、リクライニング用リンク9を非連動状態に切替られ、背凭フレーム3を座席フレーム2に重ねられる。
次に、後側ベース部44の後端をアクチュエータ41と共に上方回動させて座席フレーム2を起こすと、座席フレーム2および背凭フレーム3が起立した収納モードとなる。
この場合、ベースフレーム8は、前記前側支脚部7を取付けた前側ベース部43に横杆50を設け、該横杆50に軸51により後側ベース部44を回動自在に取付け、後側ベース部44の後部に左右方向の後横杆52を設け、横杆50または後横杆52に着脱自在に嵌合する嵌合部53をアクチュエータ41の下部に設けているから、嵌合部53を横杆50または後横杆52に嵌脱させるだけで、アクチュエータ41の位置切替えができるだけでなく、後側ベース部44の回動構成も兼用するので、合理的な構成になる。
この場合、ベースフレーム8は、前記前側支脚部7を取付けた前側ベース部43に横杆50を設け、該横杆50に軸51により後側ベース部44を回動自在に取付け、後側ベース部44の後部に左右方向の後横杆52を設け、横杆50または後横杆52に着脱自在に嵌合する嵌合部53をアクチュエータ41の下部に設けているから、嵌合部53を横杆50または後横杆52に嵌脱させるだけで、アクチュエータ41の位置切替えができるだけでなく、後側ベース部44の回動構成も兼用するので、合理的な構成になる。
また、リクライニング用リンク9は、連結ロッド17の前端の嵌合部18を前記足掛フレーム5に設けた横杆20に着脱自在および回動自在に取付けているから、収納モードにするとき、横杆20から連結ロッド17を外すと、リクライニング用リンク9は収納モードの移行に干渉しない。
1…多目的チェア(フレーム)、2…座席フレーム、3…背凭フレーム、4…横軸、5…足掛フレーム、6…軸、7…前側支脚部、8…ベースフレーム、9…リクライニング用リンク、10…後横フレーム、11…背凭用アーム、12…嵌合部、13…下部横杆、14…背凭支持アーム、15…軸、16…リンク用アーム、17…連結ロッド、20…横杆、25…リクライニング用アクチュエータ、26…ロック機構付きガススプリング、27…本体ケース、28…ピストン、29…一方側シリンダ室、30…他方側シリンダ室、31…オリフィス、32…バルブ、33…ピストンロッド、34…ロックアーム、40…立ち上がり補助機構、41…アクチュエータ、42…補助用アーム、43…前側ベース部、44…後側ベース部、45…モータ、46…ロッド、50…横杆、52…後横杆、53…嵌合部。
Claims (5)
- 床上に載置されるベースフレーム8の前側に前側支脚部7を設け、前側支脚部7の上部に座席フレーム2の前側を回動自在に取付け、座席フレーム2の前側には足掛フレーム5を、座席フレーム2の後側には背凭フレーム3を夫々設け、前記座席フレーム2の後側は伸縮自在のアクチュエータ41により支持し、前記背凭フレーム3と足掛フレーム5はリクライニング用リンク9により背凭フレーム3の後方回動と足掛フレーム5の上方回動とが連動するように連結し、前記アクチュエータ41はその下部を前記ベースフレーム8に前後位置切替自在に取付けた多機能チェア。
- 請求項1において、前記リクライニング用リンク9は、前記アクチュエータ41による前記座席フレーム2の後側の上動に、前記背凭フレーム3の後方回動および前記足掛フレームの上方回動が夫々連動するように構成した多機能チェア。
- 請求項1または請求項2において、前記ベースフレーム8は長さ方向に前側ベース部43と後側ベース部44に分割形成し、後側ベース部44は前側ベース部43に対して回動自在に取付けた多機能チェア。
- 請求項1または請求項2または請求項3において、前記リクライニング用リンク9には、該リクライニング用リンク9の作動をロックとアンロックに切替えるロック機構付きガススプリング26を設けた多機能チェア。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記リクライニング用リンク9は、背凭フレーム3の回動と足掛フレーム5の回動とが連動する連動状態と、連動しない非連動状態とに切替自在に構成した多機能チェア。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003343387A JP2005103138A (ja) | 2003-10-01 | 2003-10-01 | 多機能チェア |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2003343387A Withdrawn JP2005103138A (ja) | 2003-10-01 | 2003-10-01 | 多機能チェア |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005103138A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011067968A1 (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-09 | 大東電機工業株式会社 | 椅子 |
CN105054641A (zh) * | 2015-08-20 | 2015-11-18 | 程叙毅 | 一种新型餐椅 |
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2003
- 2003-10-01 JP JP2003343387A patent/JP2005103138A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011067968A1 (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-09 | 大東電機工業株式会社 | 椅子 |
CN105054641A (zh) * | 2015-08-20 | 2015-11-18 | 程叙毅 | 一种新型餐椅 |
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