JP2005102382A - 住宅用分電盤 - Google Patents

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Kengo Matsui
謙吾 松井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】 建物の壁面に箱体を上下逆さまに取着した時でも箱体を取り外す必要がなく内器ブロックを上下反転せずにそのまま箱体に取着することができる住宅用分電盤を提供する。
【解決手段】 ハンドル4b,5bの操作方向を上下方向としてブレーカ4及び分岐ブレーカ5を左右方向に並設した内器ブロック1を取り付ける取付部(20,24),(21,25),(22,23)は、それぞれ箱体2の中心位置Aから上下左右の対称位置に形成し、これら対称位置にある一対の取付部(20,24),(21,25),(22,23)をそれぞれ同一形状に形成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、各ハンドルの操作方向を上下方向として主幹ブレーカ及び分岐ブレーカを左右方向に並設した住宅用分電盤に関するものである。
従来から、特開2001−157321号公報に示される如く、住宅用分電盤としては、各ハンドルの操作方向を上下方向として主幹ブレーカ及び分岐ブレーカを左右方向に並設したものが一般的である。この住宅用分電盤は、図5及び図6に示すように、ハンドル突部4a,5aから突出する各ハンドル4b,5bの操作方向を上下方向として主幹ブレーカ4及び分岐ブレーカ5,5,5,・・・を左右方向に並設した内器ブロック1と、この内器ブロック1を取付ける取付部8,9,10,11を含む底板6及びこの底板6の四周から立設した側板7により前面に開口を有する形状に形成され、各ハンドル4b,5bを前面側として内器ブロック1を取着する箱体2と、ハンドル突部4a,5aが嵌合する窓孔3a,3bを有して箱体2の開口口縁に取着される蓋体3とを備えたものである。
内器ブロック1は、主幹ブレーカ4及び分岐ブレーカ5を左右方向に並設したブレーカ取付部材13と、このブレーカ取付部材13の主幹ブレーカ4側に中間取付台14を介して連設される木板取付部材15とを有している。ブレーカ取付部材13は板状の金属にて形成され、その左右方向両端側には、上面側からねじを挿通させて箱体2の取付部8と中間取付台14とにブレーカ取付部材13を取付けるねじ挿通用のダルマ孔13a,13bが形成されている。中間取付台14は、合成樹脂により形成され、上面にブレーカ取付部材13をねじで取付けるとともに、ブレーカ取付部材13とは反対側の側面に形成された取付孔(図示せず)に木板取付部材15を嵌め込み、長手方向両端側が箱体2の取付部10,11にねじで取付けられるものである。木板取付部材15は、合成樹脂により中央に木板16を嵌合させる凹所を有した形状に形成され、一端側が中間取付部材14に取付けられるとともに他端側が箱体2の取付部9に取付けられる。
箱体2は、中央部に電線挿通孔17を有し、この電線挿通孔17の左右方向両側であってブレーカ取付部材13及び木板取付部材15を取付けるための取付部8,9と、電線挿通孔17の上下方向両側であって電線挿通孔17の孔縁に沿って中間取付台14を取付けるための取付部10,11とが形成された底板6と、この底板6の四周から前面側に立設した側板7とにより前面に開口を有する形状に形成されている。取付部8は、上下方向で並設する形で底板6から前面側に立設した一対の支柱8a,8bであり、取付部9は、上下方向で並設する形で底板とほぼ同一高さ位置に形成された一対のボス9a,9bである。これら取付部8,9は、それぞれ上側の取付部8a,9a及び上側の側板7a間の方が下側の取付部8b,9b及び下側の側板7b間よりも広くなる位置に形成され、内器ブロック1を若干箱体2の下側に取付けるようにしている。取付部10,11は、左右方向に等間隔で中間取付台14をねじで取付けるための孔10a,10a,・・・,11a,11a,・・・が形成されており、取付られる分岐ブレーカ5,5,・・・の数に応じて中間取付台14をどの位置にでも取り付けることができるようになっている。なお、12は中間取付台14と木板取付部材15とを省いてブレーカ取付部材13のみを取付ける時に用いる取付部であり、ブレーカ取付部材13のダルマ孔13bにねじを挿通させてブレーカ取付部材13を直接取付けることができるようになっている。また、71は電線挿通用のノックアウト孔であり、必要に応じて工具で叩いて切断することができるようになっている。
蓋体3は、各ブレーカ4,5の各ハンドル突部4a,5aが嵌合する窓孔3a,3bを有して箱体2の開口口縁に取着される蓋本体18と、この蓋本体18に回動自在に取着された扉19とで形成され、箱体2の開口口縁に合わせて取着される。
ここで、住宅用分電盤にあっては、建物の壁面に取着する際、建物内に導出される電線を箱体内に挿通させ易くするため、箱体から内器ブロック及び蓋体を一旦外して箱体のみを先に取付けるため、建物の壁面に箱体を間違って上下逆さまに取着してしまう恐れがある。上述した住宅用分電盤にあっては、取付部8は、上下方向で並設する形で底板6から前面側に立設した一対の支柱8a,8bであり、取付部9は、上下方向で並設する形で底板とほぼ同一高さ位置に形成された一対のボス9a,9bであるので、取付部8と取付部9との形状が異なり、内器ブロック1を箱体2同様逆さまにしないと内器ブロック1を箱体2に取付けることができない。このため、箱体2を建物の壁面から外して取着し直さなければならない。なお、中間取付台14及び木板取付部材15を用いず、ブレーカ取付部材13のダルマ孔13bにねじを挿通させてブレーカ取付部材13を直接取付部12に取付ける場合、建物の壁面に箱体2を上下逆さまに取着した時でも内器ブロック1を上下逆さまにせずに取付けできるようにも見えるが、内器ブロック1を若干箱体2の下側に取付けるようになっているので、建物の壁面に箱体2を上下逆さまに取着してしまうと蓋体3の窓孔3aにブレーカ5のハンドル突部4a,5aを嵌合させることができず、やはり、一度箱体2を建物の壁面から外して取着し直さなければならないという問題があった。
特開2001−157321号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、建物の壁面に箱体を上下逆さまに取着した時でも箱体を取り外す必要がなく内器ブロックを上下反転せずにそのまま箱体に取着することができる住宅用分電盤を提供することである。
上記課題を解決するために、本願の請求項1記載の住宅用分電盤は、各々ハンドル突部から突出するハンドルの操作方向を上下方向として主幹ブレーカ及び分岐ブレーカを左右方向に並設した内器ブロックと、この内器ブロックを取り付ける複数の取付部を有した底板及びこの底板の四周から立設した側板により前面に開口を有する形状に形成され、各ハンドルを前面側として内器ブロックを収納する箱体と、ハンドル突部が嵌合する窓孔を有して箱体の開口口縁に取着される蓋体と、を備えた住宅用分電盤において、前記取付部を箱体の中心位置から上下左右の対称位置に形成し、該対称位置にある取付部同士を同一形状に形成した構成としてある。
本願の請求項2記載の住宅用分電盤は、請求項1のものの箱体の側板のうち、上下方向の一対の側板に、電線挿通用のノックアウト孔を設けた構成としてある。
本願の請求項3記載の住宅用分電盤は、請求項1又は請求項2のものの箱体は、その中心位置から上下左右で対称に形成された構成としてある。
本願の請求項1記載の住宅用分電盤においては、箱体を建物の壁面に上下逆さまに配設した場合であっても、箱体を建物の壁面に上下間違えなく配設した時に対して箱体の各側板からの各取付部の位置が変わらず、そのまま内器ブロックを正規方向に取付けることができるので、建物の壁面に箱体を上下逆さまに取着した時でも箱体を取り外す必要がなく内器ブロックを上下反転せずにそのまま箱体に取着することができる。
本願の請求項2記載の住宅用分電盤においては、建物の天井側(床側)から電線がきており、箱体の上面側(下面側)から箱体内に電線を挿通させる場合、建物の壁面に箱体を上下逆さまに取付けたときでも電線を箱体の上面側(下面側)から挿通させることができることとなり、請求項1の効果に加え、箱体を上下間違えて取付けた場合でも電線の引き回し作業が容易となる。
本願の請求項3記載の住宅用分電盤においては、建物の壁面に箱体を取着する際、箱体の上下を全く気にする必要がなく取着することができ、請求項1又は請求項2の効果に加え、箱体を建物の壁面に取着する作業が容易となる。
(実施形態1)
本願の請求項1に対応した実施形態1の住宅用分電盤を図1乃至図3に基づいて説明する。なお、背景技術と基本的機能が同一の部材については同じ符号を付している。この実施形態の住宅用分電盤は、ハンドル突部4a,5aから突出する各ハンドル4b,5bの操作方向を上下方向として主幹ブレーカ4及び分岐ブレーカ5,5,5,・・・を左右方向に並設した内器ブロック1と、この内器ブロック1を取付ける取付部20,21,22,23,24,25を含む底板6及びこの底板6の四周から立設した側板7により前面に開口を有する形状に形成され、各ハンドル4b,5bを前面側として内器ブロック1を取着する箱体2と、ハンドル突部4a,5aが嵌合する窓孔3a,3bを有して箱体2の開口口縁に取着される蓋体3とを備えたものである。
内器ブロック1は、主幹ブレーカ4及び各分岐ブレーカ5,5,5,・・・を左右方向に並設したブレーカ取付部材13と、このブレーカ取付部材13における主幹ブレーカ4と分岐ブレーカ5との間を支持して取付部22,23に取着される第1の中間取付台14aと、ブレーカ取付部材13の主幹ブレーカ4側を支持して取付部22,23に取着される第2の中間取付台14bと、この第2の中間取付台14bの側面に形成された取付孔(図示せず)に係合させた状態で取付部21(25)に取着される木板取付部材15とを有している。
ブレーカ取付部材13は分岐ブレーカ5,5,5,・・・を配設して一端側が取付部20(24)にねじ28にて取着される一対のフレーム26,26と、主幹ブレーカ4を配設して一端側が一対のフレームの他端側とともに第1の中間取付台14aにねじ29にて取着される基板27とを有している。第1の中間取付台14aは、合成樹脂により形成され、上面に一対のフレーム26,26及び基板27を取着し、長手方向両端側が箱体2の取付部22,23にねじ30,31で取付られる。
第2の中間取付台14bは、第1の中間取付台14a同様、合成樹脂により形成され、上面に基板27の他端側をねじ32,32で取付けるとともに、基板27とは反対側の側面に形成された取付孔(図示せず)に木板取付部材15を嵌め込み、長手方向両端側が箱体2の取付部22,23にねじ33,34で取付けられるものである。木板取付部材15は、合成樹脂により中央に木板16を嵌合させる凹所を有した形状に形成され、一端側が第2の中間取付部材14bに取付けられるとともに他端側が箱体2の取付部21,21にねじ35,35で取付けられる。
箱体2は、中央部に電線挿通孔17を有し、この電線挿通孔17の左右方向両側であってブレーカ取付部材13及び木板取付部材15を取付けるための取付部20(24),21(25)と、電線挿通孔17の上下方向両側であって電線挿通孔17の孔縁に沿って各中間取付台14a,14bを取付けるための取付部22,23とが形成された底板6と、この底板6の四周から前面側に立設した側板7とにより前面に開口を有する形状に形成されている。
取付部20(24)は、上下方向で並設する形で底板6から前面側に立設した一対の支柱20a(24a),20b(24b)であり、取付部21(25)は、上下方向で並設する形で底板6とほぼ同一高さ位置に形成された一対のボス21a(25a),21b(25b)である。これら取付部20(24),21(25)は、取付部20と取付部24とが箱体2の中心位置Aから上下左右の対称位置、かつ、同一形状に形成され、取付部21と取付部25とが箱体2の中心位置Aから上下左右の対称位置、かつ、同一形状に形成されているのである。
取付部22,23は、左右方向で等間隔に第1及び第2の中間取付台14a,14bをねじ30,31,32,33で取付けるための孔22a,22a,・・・,23a,23a,・・・が形成されており、取付けられる分岐ブレーカ5,5,・・・の数に応じて中間取付台14a,14bをどの位置にでも取り付けることができるようになっている。これら取付部22,23は、箱体2の中心位置Aから上下左右の対称位置、かつ、同一形状に形成されている。なお、71は電線挿通用のノックアウト孔であり、必要に応じて工具で叩いて切断することができるようになっており、72は、各取付部同様、箱体2の中心位置Aから上下左右の対称位置となる側板7に配設されて蓋体3を係止するための係止部である。
これらの取付部の構造により、図1に示すように、作業者が間違えず建物の壁面(図示せず)にノックアウト孔71を上側として箱体2を取着した場合には、内器ブロック1は取付部20,21,22,23に取着でき、図2に示すように、作業者が間違えて建物の壁面(図示せず)にノックアウト孔71を下側として箱体2を取着した場合には、内器ブロック1は取付部24,25,23,22に取着できるようになっている。つまり、建物の壁面に箱体2を上下逆さまに取着した時でも箱体2を建物の壁面から取り外す必要がなく内器ブロック1を上下反転せずにそのまま箱体2に取着することができるのである。
また、このように作業者が間違えず建物の壁面に箱体2を取着した場合と、作業者が間違えて箱体2を上下逆さまに取着した場合とで、内器ブロック1の位置が全く同じ位置となるので、建物の壁面に箱体2を上下逆さまに取着した時でも主幹ブレーカ4のハンドル突部4aが蓋体3の窓孔3aに、分岐ブレーカ5,5,・・・のハンドル突部5aが蓋体3の窓孔3bにそれぞれ嵌合することとなる。そして、同じく箱体2の中心位置Aから上下左右の対称位置となる側板7に蓋体3を係止する係止部72が配設されているので、蓋体3も箱体2にそのまま取着することができるようになっている。
蓋体3は、図3に示すように、各ブレーカ4,5の各ハンドル突部4a,5aが嵌合する窓孔3a,3bを有して箱体2の開口口縁に取着される蓋本体18と、この蓋本体18に回動自在に取着された扉19とで形成され、箱体2の開口口縁に合わせた状態で取着される。つまり、箱体2の開口口縁に配設された4つの係止部72,72,72,72に係止されるようになっている。
(実施形態2)
本願の請求項1〜3に対応した実施形態2の住宅用分電盤を図4に基づいて説明する。実施形態1と異なる点は、電線挿通用のノックアウト孔71,73を対向する上下方向の一対の側板7a,7bに各々設けた点と、箱体2自身をその中心位置Aから上下左右で対称に形成した点とであり、これについて説明する。
すなわち、図4に示すように、ノックアウト孔71,73は、箱体2の上下の側板7a,7bに各々形成されており、箱体2の上面側(下面側)から箱体2内に電線を挿通させる場合、建物の壁面に箱体2を上下逆さまに取付けたときでも電線を箱体2の上面側(下面側)から挿通させることができることとなり、箱体2を上下間違えて取付けた場合でも電線の引き回し作業が容易となる。
そして、ノックアウト孔71,73自身も(形や大きさを同一として)箱体2の中心位置Aから上下左右の対称位置に形成されており、箱体2自身をその中心位置Aから上下左右で対称に形成しているので、建物の壁面に箱体2を取着する際、箱体2の上下を全く気にする必要がなく取着することができ、箱体2を建物の壁面に取着する作業が容易となる。
本願発明の実施形態1である住宅用分電盤の箱体を示す正面図である。 図1のものの箱体を建物の壁面に上下逆さまに取着した状態を示す正面図である。 図1のものに蓋体を取着した状態を示す正面図である。 本願発明の実施形態2である住宅用分電盤の箱体を示す正面図である。 従来例を示す住宅用分電盤の箱体を示す正面図である。 図5のものに蓋体を取着した状態を示す正面図である。
符号の説明
1 内器ブロック
2 箱体
3 蓋体
3a 窓孔
4 主幹ブレーカ
4a ハンドル突部
5 分岐ブレーカ
5a ハンドル突部
6 底板
7 側板
20 取付部
21 取付部
22 取付部
23 取付部
24 取付部
25 取付部
A 箱体の中心位置

Claims (3)

  1. 各々ハンドル突部から突出するハンドルの操作方向を上下方向として主幹ブレーカ及び分岐ブレーカを左右方向に並設した内器ブロックと、この内器ブロックを取り付ける複数の取付部を有した底板及びこの底板の四周から立設した側板により前面に開口を有する形状に形成され、各ハンドルを前面側として内器ブロックを収納する箱体と、ハンドル突部が嵌合する窓孔を有して箱体の開口口縁に取着される蓋体と、を備えた住宅用分電盤において、
    前記取付部を箱体の中心位置から上下左右の対称位置に形成し、該対称位置にある取付部同士を同一形状に形成したことを特徴とする住宅用分電盤。
  2. 前記箱体の側板のうち、上下方向の一対の側板に、電線挿通用のノックアウト孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の電気部品収容ケース。
  3. 前記箱体は、その中心位置から上下左右で対称に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の住宅用分電盤。
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JP2007233689A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Omron Corp 開閉検知装置

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