JP2005101990A - 移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機 - Google Patents

移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005101990A
JP2005101990A JP2003334341A JP2003334341A JP2005101990A JP 2005101990 A JP2005101990 A JP 2005101990A JP 2003334341 A JP2003334341 A JP 2003334341A JP 2003334341 A JP2003334341 A JP 2003334341A JP 2005101990 A JP2005101990 A JP 2005101990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
data
transmission
base station
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003334341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4021396B2 (ja
Inventor
Taichi Mashima
太一 真島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2003334341A priority Critical patent/JP4021396B2/ja
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to PCT/JP2004/014662 priority patent/WO2005032006A1/ja
Priority to CN200480027502.8A priority patent/CN1856948A/zh
Priority to EP04788442A priority patent/EP1667343A4/en
Priority to US10/572,739 priority patent/US7545779B2/en
Priority to DE04788442T priority patent/DE04788442T1/de
Priority to EP09005330.7A priority patent/EP2106188B1/en
Priority to RU2006113938/09A priority patent/RU2371855C2/ru
Priority to CN200910136898.4A priority patent/CN101697638A/zh
Priority to DE09005330T priority patent/DE09005330T1/de
Publication of JP2005101990A publication Critical patent/JP2005101990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4021396B2 publication Critical patent/JP4021396B2/ja
Priority to US12/419,317 priority patent/US7738430B2/en
Priority to RU2009120630/09A priority patent/RU2009120630A/ru
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA
    • H04W74/0833Random access procedures, e.g. with 4-step access
    • H04W74/0841Random access procedures, e.g. with 4-step access with collision treatment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/002Transmission of channel access control information
    • H04W74/006Transmission of channel access control information in the downlink, i.e. towards the terminal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】 効率の良くスループットの高いランダムアクセス制御を可能する。
【解決手段】 基地局11と移動局12とはスロットアロハ方式で通信を行う。下り通信フレームと上り通信フレームとの間には1.5フレーム分のオフセット時間が設定されている。基地局11は、上り通信フレーム中の任意のフレームが空線の場合に、送信許可信号Iを対応する下りフレームで報知する。各移動機12は、送信データを有する場合、送信許可信号Iを受信状態で受信し、送信状態に切り換えて、1フレーム分の先頭データを上りフレームで送信する。基地局11は、先頭データの後続データの連続送信を許可する場合、その移動機12に連続送信許可情報Pを送信し、連続送信の間、他の移動機12に送信禁止信号Bを送信する。移動機12は、連続送信許可信号Pを受信し、送信モードに切り換えて、後続データを、上り通信フレームの連続する複数フレームで送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明はランダムアクセス制御を実行するための移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機に関する。
移動体におけるスロッテドアロハ型ランダムアクセス制御は今までに種々の方式が検討されている。例えば、TDMA(Time Division Multiple Access )方式においては、デジタル自動車電話方式標準規格(ARIB STD−27)等で、部分エコー付き空線制御方式(ICMA−PE, Idle−Single Casting Multiple Access with Partial Echo)が使われている。尚、ICMA−PE自体については、非特許文献1に詳細が記載されている。
日本における PDC(Personal Digital Cellular)のようなTDMAのランダムアクセス制御では、TDMAの特性上、移動機では送信と受信が交互に行われる。移動機のデータ送信の後、次の受信タイミングまでに、時間的余裕があるため、基地局では移動機の送信が正確に行われたかを次の移動機の受信に反映することができ、時間的なタイムスロットの喪失は無い。また、移動機は全二重で通信が行えるため、基地局への送信の結果を次の受信で知ることが出来る。
移動機から送信するデータのサイズが大きく、送信が複数スロットにまたがった場合、基地局は、先頭スロットのデータに含まれている情報から残りスロットの数を判定し、残りスロットが0になるまで、他の移動機の送信を禁止することで、先頭スロットを送信した移動機へ優先的に送信を許可する「予約」を行うように構成することもできる。
一方、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式でのスロッテドアロハ型ランダムアクセス制御では、送受信のフレームが時間的に連続している。このため、基地局が、移動機が送信したデータを正確に受信できたか否かを通知する情報を次の移動機の受信タイミングまでに報知(送信)するためには、新たな概念が必要となる。
また、業務用無線機等の低価格化の要求が高いシステムでは、移動機は半二重で構成されることが多い。半二重タイプの移動機の場合、送信中及び送信終了直後は、送受信状態の切り替えなどのため、送信が出来ない。このため、移動機が送信して来た先頭フレームのデータを、基地局が正確に受信できたかを移動機に通知する場合、基地局は、移動機が先頭フレームを送信した後ある程度時間をおいて受信結果を示すデータを送信しなければならない。
FDMAのランダムアクセスは、たとえば、狭帯域デジタル通信方式規格(ARIB STD‐T61)に記載されており、また、特許文献1には、予約の考え方を用いた制御手法が記載されている。
まず、ARIB STD−T61の動作例を説明する。
ARIB STD‐T61では、基地局から移動機への下りフレームには、衝突制御のための情報が含まれている。この衝突制御情報は、以下の内容を含む。
1) 次の上りタイミング(フレーム番号は同じ)が空線であるか否かを示すI/B情報
2) フレーム番号が3つ前の上り信号が受信できたか否かを示すR/N情報
3) フレーム番号が3つ前の上り信号の部分エコーを示すPE情報
ARIB STD‐T61では、移動機からの送信は、先行3フレームまでは受信確認無しで送出可能となっている。
図11は、移動機MAとMBが連続する4フレームをほぼ同一のタイミングで送信し、衝突が発生している場合の動作例を示す。なお、この動作例では移動機MAの方が電波環境が良く、移動機MBの送信情報は基地局に届かなかったとする。以下に図11での動作を説明する。
移動機MAは基地局からの下り第1フレーム#1を受信すると、I/B(送信許可/禁止情報)がI(許可)であると判別し、送信を開始する。尚、情報長は4フレームであることが移動機MAの送信データ内に記録されている。一方、移動機MBは、下り第2フレーム#2を受信し、そのI/BがIであると判別し、送信を開始する。同様に情報長は4つであることが送信データ内に記録されている。
基地局は移動機MAの送信データを受信し、連続するデータであった(情報長が1より大きく、複数フレームに跨がる)ため、第4フレーム#4でI/BをBに切り替える。
移動機MAは、第4フレーム#4を受信した時点で、R/NがR、且つ、自局が先頭フレームで送ったCRCと受信したPEが一致していることを判別し、連続送信が継続可能であると判断して、最終フレーム#4も送信し、その後、すべてのデータを送信したので、送信終了とする。
一方、移動機MBは第3フレーム#3まで確認無しで送信したが、移動機MAの送信と衝突したため、送信データは基地局には届いていなかった。移動機MBは、第3フレーム#3まで送信した後、下りフレーム(例では第5フレーム#5)を受信した時点で、下りフレーム中のPEが自局が先頭フレームで送ったCRCと一致していないと判別する。移動機MBは、この時点で、自局の送信データが基地局に届いていないと判別し、送信失敗として、4フレーム目の送信は行わず、再度ランダム遅延後に再送を試みることとなる。
次に、特開2001‐285928号公報に開示されたランダムアクセス制御方式を図12を参照して説明する。
このランダムアクセス制御方式では、基地局からの移動局への下りフレームには、衝突制御のための情報がそれ以外のデータと共に格納されてる。衝突制御情報は、以下の内容を含む。
1) 上りタイミング(フレーム番号は同じ)での移動機の送信許可/禁止を指定するI/B情報
2) フレーム番号が3つ前の上り信号が受信できたか否かを示すR/N情報
3) 受信した3つ前のフレーム番号の上り信号がどの移動機のものかを示す移動局情報
なお、特開2001‐285928号公報に記載の実施の形態では、I/B情報を3ビットとして、以下のように詳細な情報を移動機に提供している。
000: 送信禁止1(同公報の図8中「禁1」)・・送信権が付与されている移動局からの上り送信フレーム信号が残り1つ
001: 送信禁止2(図8中「禁2」)・・最後の上り送信フレーム信号を受信したか、上り送信フレーム信号が受信エラー
010: 送信禁止3(図8中「禁3」)・・ある移動局から送信要求を含んだ上り迭信フレームを受信した
100: 送信権付与(図8中「付」)・・ 送信要求の上り送信フレーム信号を衝突無く、或いは、誤り無く送信した移動局に対して送信権を付与
101: 指定移動局送信許可(図8中「許」)・特定の移動局に送信権が付与されてい状態
111: 空き(図8中「空」)・・すべての移動局からの上り送信フレーム信号の送信を受け入れる状熊
図12は、移動機MAおよびMBが連続する4フレームを送信しようとしている場合の、上り及び下りフレームの送受信の例を説明するための図である。
以下を図12を参照して、その動作を具体例に基づいて説明する。
移動機MAは、基地局からの下りフレームのあるフレーム(第1フレーム#1とする)を受信すると、I/Bが“空き” であることを判別し、送信を開始する。尚、情報長は4つであることが送信データに記録されている。
基地局は、移動機MAが送信を開始したタイミングT1で、その信号を検知し、先頭フレームを最後まで受信していないが、I/Bを“送信禁止3″とする。その後、移動機MAの先頭送信フレームを最後まで受信し、移動機MAの送信データが連続するデータであるか否かを判別する。この例では、情報長が1より大きく、送信データが連続するデータであるので、基地局は、タイミングT2で移動機MAに送信権を付与して、I/Bを“送信権付与”とし、移動局情報を移動機MAを指定するものとする。移動機MAは基地局からのこれらの情報を含む第3フレーム#3を受信すると、送信が継続可能であることを判別し、残りの送信フレームをすべて送信する。その後、移動機MAは、すべての送信フレームを送信し終えた事で、送信終了となる。
一方、移動機MBは下りの第2フレーム#2のタイミングで、送信データを有していたが、下りフレーム中のI/Bが”送信禁止3”であった為、待機動作を行い、移動機MAの送信した後のタイミングT3において、I/Bが“空き”となったことを判別し、送信を開始する。
"電子情報通信学会論文誌 vol.J76‐B‐II,no.3,pp.157−165「部分エコー付き空線制御移動通信ランダムアクセス方式」" 特開2001‐285928号公報
従来のスロッテドアロハ型ランダムアクセス制御は、TDMA方式を念頭に設計されているが、例えば、FDMAでは送信および受信が時間的に連続であるため、移動機からの送信内容を基地局で処理し、次の移動機の送信に反映させるための制御が困難であった。
また、ARIB STD−T61に準拠したシステムでは、移動機は、3フレームまで基地局の受信確認無しで送信できるため、ある移動機が先頭3フレームを送信している途中で、他の移動機が送信を開始することが出来、上りフレームでの衝突が多く発生していた。
実際の通信では、移動機のランダムアクセス送信は、3フレーム以内という場合も多い。3フレーム以内の送信においては、基地局からの下りフレーム中のI/BはIのままであるので、事実上、空線制御がされていることが少なかった。
これらの問題は、特許文献1に開示されているランダムアクセス制御によりある程度は解決可能である。しかし、特許文献1に開示されているランダムアクセス制御では、基地局が送信権を付与することで特定の移動機が連続的に送信している間は、他の移動機との衝突はないが、送信権を付与するまですべての移動機が送信禁止状態となる。このため、スループットが低いという問題がある。また、この制御方式では、移動機が先頭フレームの送信を開始した時点で、送信信号を検知し、即座に衝突制御情報に反映したり、基地局が1つの送信フレームの受信を完了すると、即座に衝突制御情報に反映する必要がある。従って、基地局の制御負担が大きく、基地局の構成と制御が困難である。
また、ARIB STD−T61による制御方式と特許文献1に開示された制御方式では、移動機は、全二重方式で送受信の制御を行う必要がある。しかし、業務用無線機などの低価格での提供を要求される移動機は半二重で構成されることが多い。このため、これら半二重の移動機では、送信と受信の切りかえ時間を考慮したタイミング制御を行わなければならず、これらの制御方式を適用することができない。
このように従来のランダムアクセス制御は、効率が低く、より、高効率なランダムアクセス制御が望まれている。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされてものであり、効率の良くスループットの高いランダムアクセス制御を可能することを目的とする。
また、この発明は、制御負担の小さいランダムアクセス制御を可能することを目的とする。
また、この発明は、半二重構成の移動機にも適用可能なランダムアクセス制御を可能することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る移動体通信システムは、
基地局(11)と移動局(12)とがスロットアロハ方式で通信を行う通信システムであって、
基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間には所定のオフセット時間が設定されており、
基地局は、上り通信フレーム中の特定のフレームが空線の場合に、1フレーム分のデータの送信を許可する送信許可信号(I)を送信し、前記特定のフレームで前記移動機から受信した1フレーム分のデータに後続データが存在する場合に、該後続データの複数フレームにわたる連続送信を許可するか否かを判別し、連続送信を許可する場合に、連続送信を許可する連続送信許可信号(P)を送信し、
各移動機は、送信データを有する場合に、基地局からの送信許可信号(I)に応答して1フレーム分のデータを送信し、送信した1フレーム分のデータに対する連続送信許可信号(P)を受信すると、前記後続データを、前記上り通信フレームのうちの連続する複数のフレームで送信する、
ことを特徴とする。
例えば、前記移動機から前記基地局への上り通信フレームは、前記基地局から前記移動機への下り通信フレームに対して、1フレームより長く、2フレームより短い期間だけ遅れており、前記基地局(11)は、前記上り通信フレーム中の第1のフレームが空線の場合に、前記送信許可信号(I)を、前記下り通信フレーム中の前記第1のフレームに対応するフレームで送信し、前記移動機(12)は、送信データを有する場合に、送信許可信号を前記第1のフレームに対応するフレームで受信すると、前記上り通信フレーム中の前記第1のフレームで、前記1フレーム分のデータを送信し、前記特定のフレームで前記移動機から受信した1フレーム分のデータに後続データが存在する場合に、該後続データの複数フレームにわたる連続送信を許可するか否かを判別し、連続送信を許可する場合に、前記第1のフレームに対応するフレームより3フレーム後の第2のフレームで、前記連続送信許可信号(P)を送信し、前記移動機は、前記連続送信許可信号(P)を前記下り通信フレーム内の第2のフレームで受信すると、前記上り通信フレーム中の前記第2のフレームに対応するフレームを先頭する連続する複数のフレームで前記後続データを送信する。
例えば、前記移動機(12)は、前記連続送信許可信号(P)を受信すると、前記後続データを、前記基地局が受信できたことを確認することなく、連続するフレームで送信する。
例えば、前記移動機は、送信処理と受信処理とを選択的に実行可能な半二重型の構成を有し、受信モードにおいて、前記送信許可信号を受信すると、送信対象データが存在する場合には、送信モードに切り替わって上り通信フレームで前記1フレーム分のデータを送信し、続いて、受信モードとなって下り通信フレームを受信し、連続送信許可信号を受信すると、送信モードとなって前記後続データを前記上り通信フレームの複数のフレームで連続して送信する。
例えば、前記基地局は、前記移動機からの1フレーム分のデータを正常に受信したか否かを示す情報(R/N、CRC)を前記連続送信許可信号(P)と共に送信し、前記移動機は、基地局が自己が送信した1フレーム分のデータを正常に受信しているか否かを判別し、正常に受信していると判別した場合に、前記後続データを送信する。
例えば、前記基地局は、前記連続送信許可信号(P)と共に移動機を特定するための移動機特定情報を送信し、前記移動機は、前記移動機特定情報が自己を指定している場合に、前記後続データを送信する。
例えば、前記移動機(12)は、前記1フレーム分のデータと共に前記後続データのフレーム数を特定するための情報を送信し、前記基地局(11)は、前記移動機から通知された後続データのフレーム数に基づいて、移動機が前記後続データを送信している間、他の起動機のデータ送信を禁止する送信禁止信号(B)を送信し、前記移動機のうち、前記1フレーム分のデータを送信した移動機は、前記連続送信許可信号に従って前記後続データを連続的に送信し、その間、他の移動機は送信禁止信号に応答して、データの送信を控える。
例えば、前記基地局は、前記1フレーム分のデータの後続データの連続送信を許可しない場合に、連続送信を許可する連続送信許不可情報(D)を送信し、各移動機は、自己が送信した1フレーム分のデータを基地局が受信できたか異否かを判別し、受信できたと判定し、且つ連続送信不許可信号(D)を受信した場合、所定フレーム期間が経過するまで前記後続データの送信を待機して、その間に、送信許可信号(I)を受信すると、後続データの内の先頭の1フレーム分のデータを送信する。
例えば、前記移動機(12)は、送信データを有する場合に、所定期間だけ前記送信許可信号を(I)を受信できない場合には、送信失敗として、遅延時間を定め、遅延時間経過後、前記送信許可信号の受信を待機する処理を再度実行する。
例えば、前記基地局は、トラフィックの状況に基づいて、前記連続送信を許可するか否かを判別する手段を含む。
上記目的を達成するため、この発明の第2の観点にかかる基地局は、
スロットアロハ方式で通信を行う通信システム用の基地局であって、
基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間には所定のオフセット時間が設定されており、
基地局は、
上り通信フレームが空線の場合に、1フレーム分のデータの送信を許可する送信許可信号(I)を、前記下り通信フレーム中の所定フレームで送信する送信許可信号送信手段と、
前記所定のフレームに対応する上り通信フレーム中のフレームで前記移動機から送信されてくる1フレーム分のデータを前記受信する受信手段と、
受信した1フレーム分のデータに後続する2フレーム分以上のデータが存在する場合に、該後続データの連続送信を許可するか否かを判別し、連続送信を許可する場合に、連続送信を許可する連続送信許可情報(P)を下り通信フレームで送信する連続送信許可信号送信手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、この発明の第3の観点にかかる移動機は、
スロットアロハ方式で通信を行う通信システム用の移動局であって、
基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間には所定のオフセット時間が設定されており、
前記移動機は、
基地局からの送信許可信号(I)を受信する送信許可信号受信手段と、
前記送信許可信号に応答し、送信対象データが存在する場合には、上り通信フレームで1フレーム分の先頭データを送信する先頭データ送信手段と
先頭データの送信に続いて、下り通信フレームを受信し、連続送信許可信号を受信する連続送信許可信号受信手段と、
前記連続送信許可信号に応答して、前記先頭データに後続する後続データを前記上り通信フレームの複数のフレームで連続して送信する連続送信手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、この発明の第4の観点にかかる移動体通信方法は、
第1と第2の通信装置がスロットアロハ方式で通信を行う通信方法であって、
第1の通信装置から第2の通信装置への第1の通信フレームと第2の通信装置から第1の通信装置への第2の通信フレームとの間には所定のオフセット時間が設定されており、
第2の通信フレーム中の特定のフレームが空線の場合に、1フレーム分のデータの送信を許可する送信許可信号(I)を第1の通信装置から第2の通信装置に送信し、
送信許可信号(I)に応答して、3フレーム分以上の送信データのうちの1フレーム分のデータを第2の通信装置から第1の通信装置に送信し、
1フレーム分のデータに基づいて、該1フレーム分のデータの後続データについて、複数フレームにわたる連続送信を許可するか否かを判別し、
連続送信を許可する場合に、連続送信を許可する連続送信許可情報(P)を第1の通信装置から第2の通信装置に送信し、
この連続送信許可信号(P)に応答して、前記後続データを、前記第2の通信フレームのうちの連続する複数のフレームで送信する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、この発明の第5の観点にかかるコンピュータプログラムは、
通信機能を有するコンピュータを、
基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間にオフセット時間が設定され、スロットアロハ方式で通信を行う通信システム用の基地局であって、
上り通信フレームが空線の場合に、1フレーム分のデータの送信を許可する送信許可信号(I)を、前記下り通信フレーム中の所定フレームで送信する送信許可信号送信手段と、
前記所定のフレームに対応する上り通信フレーム中のフレームで前記移動機から送信されてくる1フレーム分のデータを前記受信する受信手段と、
受信した1フレーム分のデータに後続する2フレーム分以上のデータが存在する場合に、該後続データの連続送信を許可するか否かを判別し、連続送信を許可する場合に、連続送信を許可する連続送信許可情報(P)を下り通信フレームで送信する連続送信許可信号送信手段と、
を備える基地局として機能させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、この発明の第6の観点にかかるコンピュータプログラムは、
通信機能を有するコンピュータを、
基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間にオフセット時間が設定され、スロットアロハ方式で通信を行う通信システム用の移動局であって、
基地局からの送信許可信号(I)を受信する送信許可信号受信手段と、
前記送信許可信号に応答し、送信対象データが存在する場合には、上り通信フレームで1フレーム分の先頭データを送信する先頭データ送信手段と
先頭データの送信に続いて、下り通信フレームを受信し、連続送信許可信号を受信する連続送信許可信号受信手段と、
前記連続送信許可信号に応答して、前記先頭データに後続する後続データを前記上り通信フレームの複数のフレームで連続して送信する連続送信手段、
を備える移動機として機能させることを特徴とする。
この発明によれば、効率の良くスループットの高いランダムアクセス制御が可能となる。
また、この発明によれば、制御負担の小さいランダムアクセス制御が可能となる。
さらに、この発明は、半二重構成の移動機にも適用可能である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るランダムアクセス制御を、該ランダムアクセス制御を適用した移動体無線通信システムを例に説明する。
この実施の形態に係るランダムアクセス制御を適用する移動通信システムは、図1に示すように、基地局11と、基地局11の通信エリアに存在する複数の移動機(移動局)12から構成されている。
基地局11は、他の基地局11とネットワークを介して接続されている。また、基地局11と各移動機12とは、一般の携帯電話通信に関する様々な制御動作を行うが、以下では、ランダムアクセス制御に関連する部分を中心に説明する。
基地局11は、FDM(Frequency Divison Multiplexing)方式の全二重通信方式をサポートする装置であり、図2に示すように、制御部101と、記憶部102と、受信部103と,送信部104と,アンテナ105と,を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部102に格納されている動作プログラムを実行して、通信制御を行う。
制御部101は、ランダムアクセスに関連して、データ送受信部111と、ヘッダ情報解析部112と、衝突制御情報生成部113と、CRC(Cycric Redandancy Check)演算部114と、予約カウンタ115、とを備える。
データ送受信部111は、移動機12との間でデータの送受信を制御する。
ヘッダ情報解析部112は、受信フレーム(移動機12からフレーム単位で送信されてくるデータ)に付されているヘッダ情報を解析し、そのフレームが先頭フレームであるか否か、送信されてくるフレームの総数(データ長)などを求める。
衝突制御情報生成部113は、複数の移動機12が同時にデータの連続送信を行わないように制御するために通信エリア内の全移動機12に送信する衝突制御情報を生成する。衝突制御情報の詳細は、後述する。
CRC演算部114は、受信データのCRCコードのチェック等の処理を行う。
予約カウンタ115は、特定の移動機12からデータを複数フレームで連続して受信する場合に、残りデータの受信フレーム数をカウントするためのカウンタである。
記憶部102は、制御部101の動作プログラム、固定データなどを記憶する。
受信部103は、移動機12からのデータをアンテナ105を介して受信し、受信データを復調して、例えば、ベースバンド信号に変換して制御部101に提供する。
送信部104は、移動機12に送信するデータ(ベースバンド信号)を制御部101より受信し、これを変調・増幅してアンテナ105を介して送信する。
各移動機12は、FDMA(Frequency Divison Multiple Access)方式の半二重通信方式をサポートする装置であり、図3に示すように、制御部201と、記憶部202と、受信部203と,送信部204と,アンテナ205と,を備える。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等から構成され、記憶部202に格納されている動作プログラムを実行して、通信制御を行う。
制御部201は、ランダムアクセス制御に関連して、データ送受信部211と、ヘッダ情報解析部212と、送信開始待ちタイマ213と、ランダム遅延部214と、予約待ちカウンタ215と、リサイクルカウンタ216と、を備える。
データ送受信部211は、基地局11との間でデータの送受信を制御する。
ヘッダ情報解析部212は、受信フレーム(基地局11からフレーム単位で送信されてくるデータ)に付されているヘッダ情報を解析し、ヘッダ情報に含まれている衝突制御情報などを求める。
送信開始待ちタイマ213は、制御部201がデータの送信を試み出してからの経過時間をカウントする。
ランダム遅延部214は、ランダムな遅延時間を特定するための乱数発生機能と発生した乱数に対応する時間(遅延時間)をカウントするタイマとを備え、この移動機12が先頭フレームを送信したにもかかわらず、基地局11がこれを適切に受信できない事態が発生した場合に、先頭フレームの再送信のタイミングを判別する。
予約待ちカウンタ215は、送信データが複数フレームにわたる場合に、先頭フレームを送信して基地局11に適切に受信されてから、残りデータを連続して送信することの「予約」ができるまでのフレーム数をカウントする。
リサイクルカウンタ216は、この移動機12が先頭フレームを送信したにもかかわらず、基地局11がこれを適切に受信できない事態が連続して発生した場合に、その連続回数をカウントする。
記憶部202は、制御部201の動作プログラム、固定データなどを記憶する。
受信部203は、基地局11からのデータをアンテナ205を介して受信・復調して、例えば、ベースバンド信号に変換して制御部201に提供する。
送信部204は、基地局11に送信するデータ(ベースバンド信号)を制御部201より受信し、これを変調・増幅してアンテナ205を介して送信する。
このような構成の基地局11と移動機12との間で実行されるランダムアクセス方式は、スロッテドアロハ方式とし、ICMA−PE方式を基本とし、図4のようなフレーム構成をとるFDM/FDMAのシステムとする。
即ち、下り信号(下りフレーム)と上り信号(上りフレーム)との間に、ほぼ1.5フレーム期間に相当する送受信オフセット時間を設け、フレーム番号をそれぞれ付与する。
また、移動機12は半二重通信であり、送信している間は受信ができず、受信している間は送信ができない。このため、受信動作(受信モード)と送信動作(送信モード)とを切り替え時間を挟んで別のタイミングで行う(設定する)。受信動作の期間は、下りフレームのいずれかのフレーム期間を含み、送信モードの期間は、上りフレームのいずれかのフレーム期間を含むように、切り替え制御される。
基地局11から移動機12への送信信号(下りフレーム)は、衝突制御のための情報をそれ以外のデ−夕と共に含む。衝突制御情報は、以下の内容の情報を含む。
1) 上りタイミング(フレーム番号は同じ)が空線であるか否かを示すI/B情報
2) フレーム番号が3つ前の上り信号が受信できたか否かを示すR/N情報
3) 次の上りタイミング(フレーム番号は同じ)から連続送信を許可するか否かを示すP/D情報
4) フレーム番号が3つ前の上り信号の部分エコーを示すPE情報
次に、このようなフレーム構成を用いて、移動機12と基地局11との間でデータを送受信する場合の、動作を説明する。
まず、基地局11の動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
基地局11は、図5に示す処理を繰り返して実行している。
基地局11は、移動機12からの送信データをアンテナ105を介して受信部102で受信して復調し、制御部101に供給する。制御部101はCRC演算部114でCRCチェックを行い、受信データが正確に受信されているか否かを判別する(ステップS11)。
制御部101は、受信があり且つ正確に受信されている場合(ステップS11;Yes)には、次の下りフレーム(受信データが第nフレームであった場合には、第n+3フレームとなる)で送信するデータ中のR/Nを受信ありを示すRに、PEを受信データのCRC演算値に設定する(ステップS12)。
一方、ステップS11で、受信が無い又はデータが正確に受信されていないと判別された場合(ステップS11;No)には、次の下りフレームで送信するデータ中のR/Nを受信無しを示すNに、PEに「0」を設定する(ステップS13)。
制御部101は、ステップS12又はS13に続いて、受信フレームが先頭フレームで且つ残りフレームがあるか否かをヘッダ情報解析部112により受信データのヘッダ情報から判別する(ステップS14)。
受信データが先頭フレームではない、或いは、残りフレームが無いと判断した場合(ステップS14;No)には、次の下りフレームで送信するデータ中のP/Dを連続受信を許可しないD(連続送信不許可信号)に設定する(ステップS15)。
一方、ステップS14で、受信フレームが先頭フレームで且つ残りフレームがあると判別すると(ステップS14;Yes)、既に、次の上りフレームを使用していずれかの移動機がデータ送信を行う旨の予約が設定されているか否かを、残りフレーム数を示す予約カウンタ115の値から判別する(ステップS16)。予約があれば(ステップS16;Yes)、予約されている送信を受信するために、前述のステップS15に進む。一方、予約が無ければ(ステップS16;No)、次の下りフレームで送信するデータ中のP/Dを連続送信を許可するP(連続送信許可信号)に設定し(ステップS17)、予約カウンタ115に残りフレーム数(ヘッダ情報解析部112が取得した総送信フレーム数−1)を設定する(ステップS18)。
ステップS16又はS18に続いて、改めて、連続送信の予約があるか否かを判定する(ステップS19)。予約がないと判断すれば(ステップS19;No)、次の下りフレームで送信するI/BをI(次フレームは空線)に設定する(ステップS20)。次に、予約があると判断すれば(ステップS19;Yes)、予約カウンタ115の値をチェックして(ステップS21)、「1」であれば、次回フレームでの上り方向の送信で予約されているデータの送信が完了するので、予約を解除し(予約カウンタ115のカウント値を0にする)(ステップS22)、「1」でなければ、予約カウンタ115のカウント値を−1する(ステップS23)。
ステップS22,S23の処理後、次の下りフレームで送信するI/BをBに設定(送信禁止)する(ステップS24)。
続いて、次フレーム期間が開始すると、ステップS12又は13で設定したR/N、PE、ステップS15又はS24で設定したI/Bを含む衝突制御情報を送信部104を介して送信し(ステップS25)、さらに、次フレームのデータ部分を送信する(ステップS26)。
制御部101は、以上の動作を繰り返して実行する。
一方、移動機12の制御部201は、例えば、動作モードが受信モードの期間中に、タイマ割り込みなどに応答して、図6に示すランダムアクセス制御処理を開始する。
まず、制御部201は、送信対象のデータが存在するか否かを判別する(ステップS31)。送信データは、予め1フレームで送信される単位であるパケットに分割されて記憶部202に格納されている。各パケットはヘッダ情報とペイロードとを含み、ペイロードは、送信対象の実データとCRC情報とを含む。
送信データがあると判別された場合(ステップS31;Yes)、リサイクルカウンタ216に0を設定し、予約待ちカウンタ215に所定の初期値を設定する(ステップS32)。続いて、送信開始待タイマ213をスタートして経過時間の計時を開始させる(ステップS33)。
続いて、ヘッダ情報解析部212により、直前の下りフレームで受信された衝突制御情報中のI/BがI(空線)であるかB(送信不可)であるかを判別する(ステップS34)。
I/B=I、即ち、次の上りフレームが空線(空フレーム)であると判別した場合には、データ送受信部211により送信対象データで未送信のデータのうちの最初の1フレーム分のパケットデータを送信部204を介して送信する(ステップS35)。さらに、リサイクルカウンタ216を+1する(ステップS35)
続いて、送受信モードを、受信モードに切り替えて、次の下りフレームの受信を待機し、受信する(ステップS36)。
一方、ステップS34で、I/B=Bであると判別された場合には、ステップS33でスタートした送信開始待タイマ213のカウント値が設定値に達したか否か、すなわち、所定時間が経過したか否かを判別し(ステップS37)、経過していなければ(ステップS37;No)、送受信モードを、受信モードに切り替えて、次の下りフレームの受信を待機し、受信し(ステップS38)、ステップS34に戻る。
ステップS37で、所定時間が経過したと判別した場合(ステップS37;Yes)、送信失敗として、適当な処理を実行する(ステップS39)。
制御部201は、ステップS36で次の下りフレームを受信部203を介して受信すると、ヘッダ情報解析部212により、受信した衝突制御情報中のR/NがR(基地局11がデータを受信)であるかN(基地局受信せず)であるかを判別する(ステップS40)。
R/N=R、即ち、先の上りフレームで基地局11が何らかのデータを受信している場合(ステップS40;R)には、受信フレームに含まれているPEと、ステップS35で先の上りフレームで送信した先頭フレームのデータのCRC演算値が一致するか否かを判別する(ステップS41)。
「受信PE=送信したCRC演算値」であると判別した場合(ステップS41;Yes)は、ステップS35で送信した先頭フレームを基地局11が正常に受信し(R/N=R)、これに対応する応答を送信して来たことを意味する。即ち、今回受信した下りフレームのデータの宛先が自局であることを意味する。
次に、制御部201は、送信データが残っているか否かを判別し(ステップS42)、残っていなければ(ステップS42;No)、送信完了となる。
一方、送信データが残っている場合(ステップS42;Yes)には、受信フレームに含まれていたP/DがP(連続送信許可)であるか、D(連続送信不許可)であるかを判別し(ステップS43)、Pであれば、動作モードを送信モードに切り替え、次フレームのデータを送信する(ステップS44)。続いて、送信データが残っているか否かを判別し(ステップS45)、残っていなければ(ステップS45;No)、送信完了となる。一方、送信データが残っていれば、ステップS44に戻って次の上りフレームで順次データを送信する。この場合、移動機12の動作モードは送信モードが連続することになる。
一方、ステップS43で、P/D=Dと判別した場合、次の上りフレームではデータを送信せず、受信モードのまま、次の下りフレームを受信し(ステップS46)、受信フレーム中の衝突制御情報中のI/BがI(空線)であるかB(送信不可)であるかを判別する(ステップS47)。I/B=I、即ち、次の上りタイミングが空線であると判別した場合には、前述のステップS35に戻って、先頭フレームのデータを送信する。
一方、ステップS47で、I/B=Bであると判別された場合には、データの送信をできない回数が予め設定されている回数、即ち、予約待ちカウンタ215に設定されている回数に達したか否かを判別する(ステップS48)。達していなければ(ステップS48;No)、予約待ちカウンタ215の値を−1し(ステップS49)、ステップS46に戻る。一方、ステップS48で、データの送信をできない回数が予め設定されている回数、即ち、予約待ちカウンタ215に当初設定された回数に達したと判別した場合には(ステップS48;Yes)、送信失敗として、所定の処理を実行する(ステップS50)。
なお、ステップS40でR/N=N、又は、ステップS41で受信したPEが送信したCRC値に一致しないと判定された場合には、何らかの理由で、ステップS35で送信した先頭フレームのデータは基地局11に正常に受信されていない。即ち、R/N=Nならば、全く受信されておらず、受信したPEが送信したCRC値に一致しないならば、他の移動機からのデータが受信されたから、或いは、ステップS35で送信したデータが誤った内容で受信されている。この場合には、リサイクルカウンタ216のカウント値、即ち、先頭フレームの送信回数(リサイクル数)が予め設定されている回数に達したか否かを判別する(ステップS51)。
先頭フレームの送信回数が、予め設定されている回数に達していれば(ステップS51;Yes)、送信失敗とし、所定の処理を行う(ステップS39)。
一方、リサイクルカウンタ216のカウント値が設定値に達していなければ、再度先頭フレームを送信するため、ランダム遅延部214により、乱数を発生してランダムに遅延時間を決定し、この遅延時間を計測し(ステップS52)、その後、ステップS33にリターンする。
基地局11及び移動機12を上記構成とし、基地局11と移動機12との間で、上述のランダムアクセス動作を行うことにより、送信及び受信が時間的に連続であるFDMAにおいても、連続送信を許可するか否かを示すP/D情報を移動局12が参照し、移動機12が送信を待機できる。従って、基地局11の制御に時間的余裕ができ、制御が簡易化する。
移動機12は、送信した先頭フレーム(または、連続許可が出る前の単一フレーム)の送信が、基地局11で受け付けられたか否かを確認し、受け付けられたことを確認した場合に、後続データを送信する。従って、複数の移動機12間で、無駄な衝突が発生しない。
ある移動機12の先頭フレームを受信した直後の2フレームの間でも、すべての移動機12が基地局11にデータを送信可能である。従って、スループットが高い。
半二重のような送信と受信を同時に行うことが出来ない移動機12に対しても、切替時間まで含めたタイミングで制御が可能である。
なお、上述のランダムアクセス制御を実行するための諸条件をまとめると主に次のようになる。
1)前提条件
1−1)移動体通信のスロッテドアロハランダムアクセス制御方式である。
1−2)基地局11がFDM、移動機がFDMAである。
1−3)基地局11と移動機12が構成するフレーム構造には送信から受信までに送受信オフセット時間がある。
1−4)基地局で送信される下り制御データのフレーム内に衝突制御情報が配置される。
1−5)基地局は衝突制御情報をすべての移動機に報知する。
1−6)衝突制御情報は、上りフレームが空線であるか送信禁止であるかの“空線/禁止"情報(I/B)を含む。
1−7)衝突制御情報は、上りフレーム信号を基地局11が受信出来たか否かを示す“受信/非受信”情報(R/N)を含む。
1−8)衝突制御情報は、どの移動機に対しての情報であるかを示す“受信データ”情報(PE)を含む
1−9)移動機は、衝突制御情報の“受信/非受信”と”受信データ”情報を解析することで、自局が送信したデータが基地局にて正常に受信できたかどうかを判定可能である。
1−10) 移動機12が送信するデータの中には、全情報を送信するまでの何フレーム数(全フレーム数、残りフレーム数等)を示すデータを含む。
1−11)“受信データ”情報は、移動機が送信したフレームデータを基地局でCRC判定した結果である。
2)本実施の形態での条件
2−1)衝突制御情報は、上りフレームの送信を連続的に行っても良いか否かを示す“連続許可/非許可”情報を含む。
2−2)衝突制御情報の、“空線/禁止”情報は、その衝突制御情報を報知するフレームと同一番号の上りフレームに対する情報である。
2−3)衝突制御情報の”受信/非受信”情報は、その情報を報知するフレーム番号より3つ前フレームの上り信号に対する情報である
2−4)衝突制御情報の、“連続許可/非許可”情報は、その情報を送信するフレームと同一番号の上りフレームに対する情報である。
2−5)衝突制御情報の“受信データ情報”は、その衝突制御情報を報知するフレームの番号より3つ前フレームの上り信号に対する情報である。
2−6)移動機12は、“空線/禁止"情報が空線を示している場合、単一フレーム(パケット)を送信できる。
2−7)移動機12は、自局が送信した単一フレームが基地局にて受信出来たと判定し、且つ“連続許可/非許可”情報が連続許可を示していた場合、次の送信から連続したフレームを送信できる。
2−8)移動機12は、自局が送信した単一フレームが基地局にて受信できたと判定し、且つ”連続許可/非許可”情報が連続不許可を示していた場合、1フレーム毎に変更される”予約待ちカウンタ”を起動し、“予約待ちカウン夕”が満了するまで送信を待機できる。
2−9)“予約待ちカウン夕"が満了した場合は、ランダムアクセス失敗として、再度ランダムアクセスを試みる
次に、上述の動作を、具体例に基づいて、説明する。
まず、ある移動機が、他の移動機との衝突無く1フレーム分のデータを送信する場合の動作例を図7を参照して説明する。
ここで、下りフレーム内に図示したアルファベットはそれぞれI/B、R/N、P/D、及びPEの内容を示し、例えば「I,N,D,0」と記されている場合は、I/B=I(上りタイミングが空線)、R/N=N(フレーム番号が3つ前の上り信号を受信できていない)、P/D=D(次の上りタイミングからの連続送信を許可しない)、およびPEの内容が0、と言う意味である。
図7の例では、下りフレーム#0で受信した衝突制御情報に含まれるI/BがI、即ち、上りのフレーム#0は空線である。制御部201は、送信したい情報をCRCの結果(A)と共に送信部204を介して送信する。このときヘッダ情報は、総データ数(スロット数;ここでは1)、等の情報を含む。
基地局11は、移動機12から送信されたデータをアンテナ105を介して受信し、受信部103で復調して制御部101に供給する。
制御部101は、受信データを解析し、CRCチェックを行う等し、受信がエラー無くできたことを確認する。ここで、正常に受信できていれば、衝突制御情報のR/NをR,PEを受信したデータのCRC演算結果とし、下りの第3フレーム#3に含めて、送信する。
移動機12は、下りフレーム#3を受信し、これを復調し、これを解析し、R/Nから基地局11が受信できたか否かを判別する。図7の例では、制御部201は、R/NがRであるため、基地局11がデータを受信したことを判定し、さらに、基地局11が正確なデータを受領したことを、PEがAであること、送信したデータのCRCがやはりAであることから判別し、送信が成功したことを知る。
次に、移動機12が、1フレーム分のデータを送信するが、他の移動機12との送信データの衝突や、無線状況によって、基地局12に送信が届かなかった場合の動作の例を図8を参照して説明する。
まず、場面とし、移動機MAはT1のタイミングで受信したI/BがIであったため送信を開始する。一方、移動機MBも同時に送信を開始し、衝突が発生し、移動機MBのデータが基地局11に届いてしまった、とする。
基地局11は、R/NをR、PEを移動機Bが送信したCRC演算値と同じ「B」として、3フレーム後のT2のタイミングで報知(送信)する。
移動機MAおよびMBは、それぞれ、タイミングT2で衝突制御情報を受信し、移動機MAは送信失敗、移動機MBは送信成功と判別する。
移動機MAは、送信失敗のため、ランダム遅延をして、タイミングT3で再び送信を行ったが、無線状態が悪くこれも基地局11に届かなかった。このため、タイミングT4で、基地局11はR/NをN、PEを0としてて報知する。移動機MAは、これにより、送信失敗を知り、再度、ランダム遅延後のタイミングT5で再送し、タイミングT6においてR/NがR、PEのCRCが「A」となって一致したため送信成功となりランダムアクセスが終了する。
次に、移動機MAとMBとが4つの連続したデータを送信する場合の衝突制御の例を図9を参照して説明する。
なお、この例では、基地局11が特定の移動機12にデータを送信する場合には、その宛先を示す情報を送信データに含めるものとする。
まず、基地局11は、第0フレーム#0〜第2フレーム#2で、3フレーム前に受信がないので、R/N=N、PE=0とし(ステップS13)、また、予約もないとして、P/D=Pとする(ステップS17)。
移動機MAは、送信データを所有しており(図6ステップS31;Yes)、受信した第0フレーム#0のI/BがIであるため(ステップS34;I)、未送信4フレーム分のデータパケットのうちの先頭フレームのパケットを送信する(ステップS35)。このパケットは、ヘッダ情報に、送信元がMAであること、先頭フレームであること、総情報長が4で残りが3フレーム分あるという情報を含み、CRC情報として1が付加されている。
基地局11は、移動機MAの送信データを受信し、これを解析する。基地局11は、送信データが先頭フレームであること、残りデータが3フレームあること等を求め、さらに、CRCチェックを行う(ここでは、CRC=1で正しかったとする)。
基地局は、データを受信し、CRCチェックが正しかったため、図5のステップS11でYesと判定し、第3フレーム#3のR/NをRに,PEにCRCの値の1をセットする(ステップS12)。受信データが先頭フレームで、残りフレームが存在するため、ステップS14でYesと判定され、ステップS16で予約の有無を判定する。この例では、予約は無いと判定し(ステップS16;No)、第3フレームのP/DをPとし(ステップS17)、予約カウンタ115に予約有りと残りフレーム数の「3」をセットする(ステップS18)。
続いて、ステップS19で予約があるか否かを判別し、ステップS18で予約がセットされているので、Yesとなって、予約カウンタ115のカウント値が3から2に更新され(ステップS23)、I/B=Bにセットされる(ステップS24)。続いて、第3フレーム#3のデータを送信される(ステップS25,S26)。この第3フレーム#3のヘッダ情報は、宛先として移動機MAを特定する情報を含む。
下り第4フレーム#4のタイミングで、基地局11の予約カウンタ115のカウント値が2から1に更新され(ステップS23)、第5フレーム#5で、予約がリセットされる(ステップS22)。また、第4,第5フレーム#4,#5でも、I/B=Bとなる(ステップS24)。
移動機MAは、自己宛の下り第3フレーム#3を受信し(ステップS36)、R/NがRで(ステップS40;R)、PEが自分が送ったCRC=1に一致し(ステップS41;Yes)、P/DがPである(ステップS43;P)ので、残りの3フレーム分のデータを上りの第3、第4、第5フレーム#3,#4,#5の3フレーム連続でデータを送信する(ステップS44,S45)。移動機MAはすべてのデータを送信した後、送信終了とする。
一方、移動機MCは、1フレーム分の送信データを有しており、第1フレーム#1でI/BがIであるので、データを送信する。
基地局11は、移動機MCの送信データを受信し、これを解析する。基地局11は、送信元がMCであること、送信データが先頭フレームであること、残りデータが0フレームあること等を求め、さらに、CRCチェックを行う(ここでは、CRC=3で正しかったとする)。
基地局11は、受信データのCRCチェックが正しかったため、図5のステップS11でYesと判定し、第4フレーム#4のR/NをRに,PEにCRCの値の3をセットする(ステップS12)。
受信データが先頭フレームであるが、残りフレームが存在しないため、ステップS14でNoと判定され、ステップS15で、第4フレームのP/DをDとする。一方、第3フレームで、予約カウンタ115は予約ありの状態になっており(ステップS19;Yes)、予約カウンタ115のカウント値を2から1に更新し(ステップS23)、I/B=Bとして(ステップS24)、第4フレーム#4を移動機MC宛に送信する(ステップS25,S26)。
移動機MCは、基地局11からの第4フレーム#4を受信し(ステップS36)、R/N=R,PE=3であると判別する(ステップS40;R,S41;Yes)。そして、残りデータが無いため(ステップS42;No)、送信完了となる。
一方、移動機MBも、送信データを所有しており(図6ステップS31;Yes)、受信した第2フレーム#2のI/BがIであるため(ステップS34;I)、先頭フレームのパケットを送信する(ステップS35)。このパケットは、ヘッダに先頭フレームであること、総情報長が4で残りが3フレーム分あるという情報を含み、CRC情報として2が付加されている。
基地局11は、移動機MBの送信データを受信し、これを解析する。基地局11は、送信データが先頭フレームであること、残りデータが3フレームあること等を求め、さらに、CRCチェックを行う(ここでは、CRC=2で正しかったとする)。
基地局11は、データを受信し、CRCチェックが正しかったため、図5のステップS11でYesと判定し、第5フレーム#5のR/NをRに,PEにCRCの値の2をセットする(ステップS12)。受信データが先頭フレームで、残りフレームが存在するため、ステップS14でYesと判定され、ステップS16で予約の有無を判定する。この例では、予約があるため(ステップS16;Yes)、第5フレームのP/DをDとする(ステップS15)。続いて、予約カウンタ115に予約有りがセットされているか否かを判別する(ステップS19)。この例では、予約があり(ステップS19;Yes)、予約カウンタ115の値が「1」であるため(ステップS21;=1)、予約を解除し(ステップS22)、I/B=Bとし(ステップS24)、第5フレームを移動機MB宛に送信する。
移動機MBは、下り第5フレーム#5を受信し(ステップS36)、R/NがRで(ステップS40;R)、PEが自分が送ったCRC=2に一致し(ステップS41;Yes)、残りデータがあるので(ステップS42;Yes)、P/Dを判別し(ステップS43)、Dであるので、ステップS46で次フレーム、即ち、第6フレーム#6を受信する。
第6フレーム#6は、I/B=Iであるので、ステップS35に戻り、残りデータのうちの先頭フレームのデータを送信すると共にリサイクルカウンタの値を+1する。この例では、第2フレーム#2で1フレーム分のデータを送信してあるので、残り3フレーム分のデータのうちの先頭フレームである第2フレームのデータを送信する。
基地局11は、移動機MBの送信データを受信し、送信データが先頭フレームであること、残りデータが3フレームあること等を求め、さらに、CRCチェックを行う(ここでは、CRC=2で正しかったとする)。
基地局11は、図5のステップS11でYesと判定し、第9フレーム#9のR/NをRに,PEにCRCの値の2をセットする(ステップS12)。さらに、ステップS14でYesと判定され、ステップS16で予約がないと判定され(ステップS16;No)、P/DをPとする(ステップS17)。続いて、予約カウンタ115に残りフレーム数「2」をセットする(ステップS18)。
続いて、ステップS19で予約があるか否かを判別し、ステップS18で予約がセットされているので、Yesとなって、予約カウンタ115のカウント値が2から1に更新され(ステップS23)、I/B=Bにセットされて(ステップS24)、第3フレーム#3のデータが送信される(ステップS25,S26)。
移動機MBは、基地局11から第9フレーム#9をステップS36で受信し、R/N=R、PE=2で一致し、受信したP/DがPであることから(ステップS43;P)、第9,第10フレーム#9,#10を送信する(ステップS44,S45)。
ここで、図示するように、仮に送信データのうちの第4フレーム目のデータが何らかの原因により正常に受信されなくても、移動機MBの今回のデータ送信は終了する。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、移動機12半二重の場合を示したが、移動機が全二重のみ、または全二重と半二重が混在するネットワークにも、この発明のランダムアクセス制御をそのまま適用可能である。
また、下りフレームに対する上りフレームの遅延時間を1.5フレーム期間としたが、その期間は1フレーム期間より長ければ、移動局12の処理能力に応じて任意である。例えば、1.2フレーム期間としてもよく、2.5フレーム期間、3.5フレーム期間、或いは3フレーム期間としてもよい。基地局11はこのフレーム遅延の設定に応じて、下りフレームの各フレーム期間に、適宜情報を設定する。
また、上記実施の形態では、ICMA−PE方式を基本として説明したが、衝突制御情報I/B、R/N、P/Dは各々明示的に指定する必要はなく、たとえばすべての移動機の送信可能を“状態1”、特定の移動機への連続送信許可を“状態2”、特定の移動機が連続送信中を“状態3”というように分けても良い。
なお、本実施の形態において、基地局11は、例えば、通信トラフィックが多く、移動機12の連続的な送信を時間的に分散させたい場合に、P/DをDに指定して、“予約待ちカウン夕”を基地局11よりの指示で適当な値に設定することで、移動機12の連続的な送信を時間的に分散させることが可能である。
例えば、トラフィックが多い状況で、基地局11が移動機12からの連続的な送信を禁止したい場合には、P/DをDとするように制御し、逆に、トラフィックが少ない状況では、連続的な送信を認めることが可能な場合に、P/Dを必ずPとするように制御してもよい。
例えば、図10に示すように、トラフィックを測定し(ステップS61)、測定したトラフィック量が第2の基準量より多い場合には(ステップS61;Yes)、P/Dに占めるDの割合をK1%、予約待ちカウンタの初期値をK2,とする(ステップS63)。一方、測定したトラフィック量が第1の基準量〜第2の基準量の範囲の場合には(ステップS62;No、ステップS64;Yes)、P/Dに占めるDの割合をM1%、予約待ちカウンタの初期値をM2とし(K1>M1,K2>M2;ステップS65)、トラフィック量が第1の基準量未満の場合には(ステップS62、S64;No)、トラフィックの制御を行わないようにすればよい。
なお、通常の基地局や移動機に、上述のランダムアクセス制御を実行させるようプログラムを作成し、これを通常の基地局や移動機にインストールして実行させるようにしてもよい。
本実施の形態に係る移動体通信システムの構成図であるである。 図1に示す基地局の構成例を示すブロック図である。 図1に示す移動機(移動局)の構成例を示すブロック図である。 図1に示す移動体通信システムが構成する上り及び下りフレームの構成を示す図である。 基地局の基本動作を説明するためのフローチャートである。 移動機の基本動作を説明するためのフローチャートである。 移動体通信システムの動作例を説明するためのタイミングチャートであ 移動体通信システムの動作例を説明するためのタイミングチャートである。 移動体通信システムの動作例を説明するためのタイミングチャートである。 基地局の動作の応用例を説明するためのフローチャートである。 従来の移動体通信システムの動作例を説明するためのタイミングチャートである。 従来の移動体通信システムの動作例を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
11 基地局
12 移動機(携帯端末)

Claims (15)

  1. 基地局と移動機とがスロットアロハ方式で通信を行う通信システムであって、
    基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間には所定のオフセット時間が設定されており、
    基地局は、上り通信フレーム中の特定のフレームが空線の場合に、1フレーム分のデータの送信を許可する送信許可信号を送信し、前記特定のフレームで前記移動機から受信した1フレーム分のデータに後続データが存在する場合に、該後続データの複数フレームにわたる連続送信を許可するか否かを判別し、連続送信を許可する場合に、連続送信を許可する連続送信許可信号を送信し、
    各移動機は、送信データを有する場合に、基地局からの送信許可信号に応答して1フレーム分のデータを送信し、送信した1フレーム分のデータに対する連続送信許可信号を受信すると、前記後続データを、前記上り通信フレームのうちの連続する複数のフレームで送信する、
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記移動機から前記基地局への上り通信フレームは、前記基地局から前記移動機への下り通信フレームに対して、1フレームより長い所定期間だけ遅れており、
    前記基地局は、前記上り通信フレーム中の第1のフレームが空線の場合に、前記送信許可信号を、前記下り通信フレーム中の前記第1のフレームに対応するフレームで送信し、
    前記移動機は、送信データを有する場合に、送信許可信号を前記第1のフレームに対応するフレームで受信すると、前記上り通信フレーム中の前記第1のフレームで、前記1フレーム分のデータを送信し、
    前記特定のフレームで前記移動機から受信した1フレーム分のデータに後続データが存在する場合に、該後続データの複数フレームにわたる連続送信を許可するか否かを判別し、連続送信を許可する場合に、前記第1のフレームに対応するフレームより所定フレーム後の第2のフレームで、前記連続送信許可信号を送信し、
    前記移動機は、前記連続送信許可信号を前記下り通信フレーム内の第2のフレームで受信すると、前記上り通信フレーム中の前記第2のフレームに対応するフレームを先頭する連続する複数のフレームで前記後続データを送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 前記移動機は、前記連続送信許可信号を受信すると、前記後続データを、前記基地局が受信できたことを確認することなく、連続するフレームで送信する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体通信システム。
  4. 前記移動機は、
    送信処理と受信処理とを選択的に実行可能な半二重型の構成を有し、
    受信モードにおいて、前記送信許可信号を受信すると、送信対象データが存在する場合には、送信モードに切り替わって上り通信フレームで前記1フレーム分のデータを送信し、続いて、受信モードとなって下り通信フレームを受信し、連続送信許可信号を受信すると、送信モードとなって前記後続データを前記上り通信フレームの複数のフレームで連続して送信する、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の移動体通信システム。
  5. 前記基地局は、前記移動機からの1フレーム分のデータを正常に受信したか否かを示す情報を前記連続送信許可信号と共に送信し、
    前記移動機は、基地局が自己が送信した1フレーム分のデータを正常に受信しているか否かを判別し、正常に受信していると判別した場合に、前記後続データを送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動体通信システム。
  6. 前記基地局は、前記連続送信許可信号と共に移動機を特定するための移動機特定情報を送信し、
    前記移動機は、前記移動機特定情報が自己を指定している場合に、前記後続データを送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の移動体通信システム。
  7. 前記移動機は、前記1フレーム分のデータと共に前記後続データのフレーム数を特定するための情報を送信し、
    前記基地局は、前記移動機から通知された後続データのフレーム数に基づいて、移動機が前記後続データを送信している間、他の起動機のデータ送信を禁止する送信禁止信号を送信し、
    前記移動機のうち、前記1フレーム分のデータを送信した移動機は、前記連続送信許可信号に従って前記後続データを連続的に送信し、その間、他の移動機は送信禁止信号に応答して、データの送信を控える、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の移動体通信システム。
  8. 前記移動機は、送信データを有する場合に、所定期間だけ前記送信許可信号を受信できない場合には、送信失敗として、遅延時間を定め、遅延時間経過後、前記送信許可信号の受信を待機する処理を再度実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の移動体通信システム。
  9. 前記基地局は、前記1フレーム分のデータの後続データの連続送信を許可しない場合に、連続送信を許可する連続送信不許可信号を送信し、
    各移動機は、自己が送信した1フレーム分のデータを基地局が受信できたか異否かを判別し、受信できたと判定し、且つ連続送信不許可信号を受信した場合、所定フレーム期間が経過するまで前記後続データの送信を待機して、その間に、送信許可信号を受信すると、後続データの内の先頭の1フレーム分のデータを送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の移動体通信システム。
  10. 前記基地局は、トラフィックの状況に基づいて、前記連続送信を許可するか否かを判別する手段を含む、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の移動体通信システム。
  11. スロットアロハ方式で通信を行う通信システム用の基地局であって、
    基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間には所定のオフセット時間が設定されており、
    基地局は、
    上り通信フレームが空線の場合に、1フレーム分のデータの送信を許可する送信許可信号を、前記下り通信フレーム中の所定フレームで送信する送信許可信号送信手段と、
    前記所定のフレームに対応する上り通信フレーム中のフレームで前記移動機から送信されてくる1フレーム分のデータを前記受信する受信手段と、
    受信した1フレーム分のデータに後続する2フレーム分以上のデータが存在する場合に、該後続データの連続送信を許可するか否かを判別し、連続送信を許可する場合に、連続送信を許可する連続送信許可信号を下り通信フレームで送信する連続送信許可信号送信手段と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  12. スロットアロハ方式で通信を行う通信システム用の移動機であって、
    基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間には所定のオフセット時間が設定されており、
    前記移動機は、
    基地局からの送信許可信号を受信する送信許可信号受信手段と、
    前記送信許可信号に応答し、送信対象データが存在する場合には、上り通信フレームで1フレーム分の先頭データを送信する先頭データ送信手段と
    先頭データの送信に続いて、下り通信フレームを受信し、連続送信許可信号を受信する連続送信許可信号受信手段と、
    前記連続送信許可信号に応答して、前記先頭データに後続する後続データを前記上り通信フレームの複数のフレームで連続して送信する連続送信手段と、
    を備えることを特徴とする移動機。
  13. 第1と第2の通信装置がスロットアロハ方式で通信を行う通信方法であって、
    第1の通信装置から第2の通信装置への第1の通信フレームと第2の通信装置から第1の通信装置への第2の通信フレームとの間には所定のオフセット時間が設定されており、
    第2の通信フレーム中の特定のフレームが空線の場合に、1フレーム分のデータの送信を許可する送信許可信号を第1の通信装置から第2の通信装置に送信し、
    送信許可信号に応答して、3フレーム分以上の送信データのうちの1フレーム分のデータを第2の通信装置から第1の通信装置に送信し、
    1フレーム分のデータに基づいて、該1フレーム分のデータの後続データについて、複数フレームにわたる連続送信を許可するか否かを判別し、
    連続送信を許可する場合に、連続送信を許可する連続送信許可信号を第1の通信装置から第2の通信装置に送信し、
    この連続送信許可信号に応答して、前記後続データを、前記第2の通信フレームのうちの連続する複数のフレームで送信する、
    ことを特徴とする移動体通信方法。
  14. 通信機能を有するコンピュータを、
    基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間にオフセット時間が設定され、スロットアロハ方式で通信を行う通信システム用の基地局であって、
    上り通信フレームが空線の場合に、1フレーム分のデータの送信を許可する送信許可信号を、前記下り通信フレーム中の所定フレームで送信する送信許可信号送信手段と、
    前記所定のフレームに対応する上り通信フレーム中のフレームで前記移動機から送信されてくる1フレーム分のデータを前記受信する受信手段と、
    受信した1フレーム分のデータに後続する2フレーム分以上のデータが存在する場合に、該後続データの連続送信を許可するか否かを判別し、連続送信を許可する場合に、連続送信を許可する連続送信許可信号を下り通信フレームで送信する連続送信許可信号送信手段と、
    を備える基地局として機能させるコンピュータプログラム。
  15. 通信機能を有するコンピュータを、
    基地局から移動機への下り通信フレームと移動機から基地局への上り通信フレームとの間にオフセット時間が設定され、スロットアロハ方式で通信を行う通信システム用の移動機であって、
    基地局からの送信許可信号を受信する送信許可信号受信手段と、
    前記送信許可信号に応答し、送信対象データが存在する場合には、上り通信フレームで1フレーム分の先頭データを送信する先頭データ送信手段と
    先頭データの送信に続いて、下り通信フレームを受信し、連続送信許可信号を受信する連続送信許可信号受信手段と、
    前記連続送信許可信号に応答して、前記先頭データに後続する後続データを前記上り通信フレームの複数のフレームで連続して送信する連続送信手段、
    を備える移動機として機能させるコンピュータプログラム。
JP2003334341A 2003-09-25 2003-09-25 移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機 Expired - Lifetime JP4021396B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003334341A JP4021396B2 (ja) 2003-09-25 2003-09-25 移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機
CN200910136898.4A CN101697638A (zh) 2003-09-25 2004-09-24 基站和移动台
EP04788442A EP1667343A4 (en) 2003-09-25 2004-09-24 MOBILE COMMUNICATION SYSTEM AND METHOD, BASE STATION AND MOBILE STATION
US10/572,739 US7545779B2 (en) 2003-09-25 2004-09-24 Mobile communication system, mobile communication method, base station, and mobile station
DE04788442T DE04788442T1 (de) 2003-09-25 2004-09-24 Mobilkommunikationssystem, mobilkommunikationsverfahren, basisstation und mobilstation
EP09005330.7A EP2106188B1 (en) 2003-09-25 2004-09-24 Base station, and mobile station
PCT/JP2004/014662 WO2005032006A1 (ja) 2003-09-25 2004-09-24 移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機
CN200480027502.8A CN1856948A (zh) 2003-09-25 2004-09-24 移动通信系统、移动通信方法、基站和移动台
DE09005330T DE09005330T1 (de) 2003-09-25 2004-09-24 Mobiles Kommunikationssystem, mobiles Kommunikationsverfahren, Basisstation und Mobilstation
RU2006113938/09A RU2371855C2 (ru) 2003-09-25 2004-09-24 Система мобильной связи, способ мобильной связи, базовая станция и мобильная станция
US12/419,317 US7738430B2 (en) 2003-09-25 2009-04-07 Mobile communication system, mobile communication method, base station, and mobile station
RU2009120630/09A RU2009120630A (ru) 2003-09-25 2009-05-29 Система мобильной связи, способ мобильной связи, базовая станция и мобильная станция

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003334341A JP4021396B2 (ja) 2003-09-25 2003-09-25 移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005101990A true JP2005101990A (ja) 2005-04-14
JP4021396B2 JP4021396B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=34386025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003334341A Expired - Lifetime JP4021396B2 (ja) 2003-09-25 2003-09-25 移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機

Country Status (7)

Country Link
US (2) US7545779B2 (ja)
EP (2) EP2106188B1 (ja)
JP (1) JP4021396B2 (ja)
CN (2) CN1856948A (ja)
DE (2) DE09005330T1 (ja)
RU (2) RU2371855C2 (ja)
WO (1) WO2005032006A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008124800A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Nec Corp 移動通信システムにおけるランダムアクセス通信方法、移動通信システム
JP2008187520A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Kenwood Corp 移動体通信システム、基地局、移動体および移動体通信方法
WO2008105044A1 (ja) * 2007-02-23 2008-09-04 Fujitsu Limited アップリンク帯域割当方法及び装置
JP2009514430A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線通信システムにおいて割当をデクリメントする方法及び装置
JP2010541381A (ja) * 2007-09-27 2010-12-24 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド 周波数分割複信システムにおける半二重および全二重加入者局オペレーションのための方法
US8238289B2 (en) 2005-10-27 2012-08-07 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for requesting selected interlace mode in wireless communication systems
US8457092B2 (en) 2005-06-16 2013-06-04 Qualcomm Incorporated Quick paging channel with reduced probability of missed page
US8761080B2 (en) 2005-03-15 2014-06-24 Qualcomm Incorporated Multiple other sector information combining for power control in a wireless communication system
US9055552B2 (en) 2005-06-16 2015-06-09 Qualcomm Incorporated Quick paging channel with reduced probability of missed page

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1746743B1 (en) * 2005-07-21 2010-01-06 Mitsubishi Electric R&D Centre Europe B.V. Method for transmission in a TDD system with variable length guard period
JP4326557B2 (ja) * 2006-11-08 2009-09-09 フェリカネットワークス株式会社 無線通信システム、情報通信端末、携帯電話、リーダライタ、通信方法およびコンピュータプログラム
US8942166B2 (en) * 2010-02-12 2015-01-27 Google Technology Holdings LLC Method for providing a contention based uplink channel
US8953631B2 (en) * 2010-06-30 2015-02-10 Intel Corporation Interruption, at least in part, of frame transmission
US8914017B2 (en) * 2011-12-01 2014-12-16 Acer Incorporated Mobile communication devices, cellular stations, multi-carrier systems, and methods for handling random access failures
TWI457031B (zh) * 2011-12-01 2014-10-11 Acer Inc 處理隨機存取失敗之裝置、系統、及方法
CN103856284B (zh) * 2012-11-28 2017-05-24 电信科学技术研究院 一种业务处理方法及装置
CN103888984A (zh) * 2012-12-19 2014-06-25 中兴通讯股份有限公司 一种基站射频单元冗余热备份的方法及系统
CN107786993B (zh) * 2016-08-26 2021-10-01 深圳市中兴微电子技术有限公司 一种信号测试方法和装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09116954A (ja) * 1995-10-17 1997-05-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 群予約型空線制御アクセス方法
JPH1056417A (ja) 1996-08-07 1998-02-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> スケジューリング型空線制御アクセス方法
US6577610B1 (en) * 1997-06-30 2003-06-10 Spacenet, Inc. Flex slotted Aloha transmission system and method
US6567416B1 (en) * 1997-10-14 2003-05-20 Lucent Technologies Inc. Method for access control in a multiple access system for communications networks
CA2265313A1 (en) * 1998-04-15 1999-10-15 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus enabling multiple access on a broadband communication network
JP2000307586A (ja) * 1999-04-15 2000-11-02 Toshiba Corp パケット通信システムのアクセス制御方法及びこのパケット通信システムに用いられる基地局装置
JP2000341292A (ja) 1999-05-28 2000-12-08 Toshiba Corp パケット通信システム、このパケット通信システムに用いられる基地局装置及び端末装置
SG114476A1 (en) * 1999-11-04 2005-09-28 Ntt Docomo Inc Method, base station and mobile station for timeslot selection and timeslot assignment
JP4447110B2 (ja) * 2000-03-30 2010-04-07 株式会社日立国際電気 ランダムアクセス制御方法
WO2002080483A1 (en) * 2001-03-30 2002-10-10 Advanced Metering Data Systems, L.L.C. Enhanced wireless packet data communication system, method, and apparatus apllicable to both wide area networks and local area networks
US6920121B2 (en) * 2003-03-17 2005-07-19 Qprs Limited Quality packet radio service for a general packet radio system
DE102004020956B4 (de) * 2004-04-28 2009-03-26 Atmel Germany Gmbh Kommunikationsverfahren in RFID-oder Remote-Sensor-Systemen

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8761080B2 (en) 2005-03-15 2014-06-24 Qualcomm Incorporated Multiple other sector information combining for power control in a wireless communication system
US8457092B2 (en) 2005-06-16 2013-06-04 Qualcomm Incorporated Quick paging channel with reduced probability of missed page
US9055552B2 (en) 2005-06-16 2015-06-09 Qualcomm Incorporated Quick paging channel with reduced probability of missed page
US8750908B2 (en) 2005-06-16 2014-06-10 Qualcomm Incorporated Quick paging channel with reduced probability of missed page
US8331285B2 (en) 2005-10-27 2012-12-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus of establishing access channel in wireless communication systems
US8457042B2 (en) 2005-10-27 2013-06-04 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for transmitting and receiving a sectorparameters message in an active state in wireless communication system
US8199661B2 (en) 2005-10-27 2012-06-12 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for processing supplemental and non supplemental assignments
US8218479B2 (en) 2005-10-27 2012-07-10 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for processing a multi-code word assignment in wireless communication systems
US8238289B2 (en) 2005-10-27 2012-08-07 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for requesting selected interlace mode in wireless communication systems
US8248950B2 (en) 2005-10-27 2012-08-21 Qualcomm Incorporated Method of transmitting and receiving a redirect message in a wireless communication system
US8265066B2 (en) 2005-10-27 2012-09-11 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for reducing power consumption in wireless communication systems
US8289908B2 (en) 2005-10-27 2012-10-16 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for processing simultaneous assignment in wireless communication systems
US8289897B2 (en) 2005-10-27 2012-10-16 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for processing open state in wireless communication system
US8326330B2 (en) 2005-10-27 2012-12-04 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for updating configuration attributes using FastRepage attribute in wireless communication systems
US9125078B2 (en) 2005-10-27 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for setting reverse link CQI reporting modes in wireless communication system
US8971222B2 (en) 2005-10-27 2015-03-03 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for decrementing assignments in wireless communication systems
US8923211B2 (en) 2005-10-27 2014-12-30 Qualcomm Incorporated Method and apparatus of processing an access grant block in wireless communication systems
US8477808B2 (en) 2005-10-27 2013-07-02 Qualcomm Incorporated Method and apparatus of assigning in wireless communication systems
US8520628B2 (en) 2005-10-27 2013-08-27 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for monitoring other channel interference in wireless communication system
US8599712B2 (en) 2005-10-27 2013-12-03 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for setting reverse link CQI reporting modes in wireless communication system
US8675549B2 (en) 2005-10-27 2014-03-18 Qualcomm Incorporated Method of serving sector maintenance in a wireless communication systems
US8744444B2 (en) 2005-10-27 2014-06-03 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for transmitting a pilot report (PilotReport) message in wireless communication systems
JP2009514430A (ja) * 2005-10-27 2009-04-02 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線通信システムにおいて割当をデクリメントする方法及び装置
US8094632B2 (en) 2006-11-13 2012-01-10 Nec Corporation Random access communication method and mobile communication system in mobile communication system
JP2008124800A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Nec Corp 移動通信システムにおけるランダムアクセス通信方法、移動通信システム
JP2008187520A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Kenwood Corp 移動体通信システム、基地局、移動体および移動体通信方法
WO2008105044A1 (ja) * 2007-02-23 2008-09-04 Fujitsu Limited アップリンク帯域割当方法及び装置
JP2010541381A (ja) * 2007-09-27 2010-12-24 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド 周波数分割複信システムにおける半二重および全二重加入者局オペレーションのための方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2106188A1 (en) 2009-09-30
US20090201893A1 (en) 2009-08-13
RU2006113938A (ru) 2007-11-20
RU2371855C2 (ru) 2009-10-27
CN101697638A (zh) 2010-04-21
RU2009120630A (ru) 2010-12-10
US7545779B2 (en) 2009-06-09
EP1667343A4 (en) 2011-06-15
DE09005330T1 (de) 2010-04-15
EP2106188B1 (en) 2013-12-04
WO2005032006A1 (ja) 2005-04-07
US20070030831A1 (en) 2007-02-08
JP4021396B2 (ja) 2007-12-12
EP1667343A1 (en) 2006-06-07
CN1856948A (zh) 2006-11-01
DE04788442T1 (de) 2007-01-04
US7738430B2 (en) 2010-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4021396B2 (ja) 移動体通信システム、移動体通信方法、基地局及び移動機
US9609666B2 (en) System and method for reserving a channel for coexistence of U-LTE and Wi-Fi
EP2606585B1 (en) Method of collision resolution in a wide channel
JP4342683B2 (ja) 送受信装置及び送受信方法
US6625162B2 (en) Method and apparatus for data transmission with control over access to a transmission medium
EP3331311A1 (en) Wireless communication system, and base station side and user equipment side device and method
KR20210042345A (ko) 정보 전송 방법 및 장치
CN107211362B (zh) 一种数据传输方法、终端及ran设备
CN105101446A (zh) 一种用于非授权频段的冲突避免方法及装置
JP6593450B2 (ja) 端末装置、基地局装置、無線通信システム及び無線通信方法
JP2008252889A (ja) 無線通信システムにおいてランダムアクセスプロセスを処理する方法及び装置
CN107079470B (zh) 用于许可辅助接入的媒体接入控制
CN104335665A (zh) 分帧的通信系统中的无线电资源预留
JP2010103991A (ja) Ul−sch伝送を処理する方法及び通信装置
US11882078B2 (en) Method, device and apparatus for determining channel detection mechanism, and storage medium
US8898242B2 (en) Apparatus and method of controlling the same in a system for communications between a priority terminal and a non-priority terminal
KR20180050390A (ko) 물리적 다운링크 제어 채널의 전송 방법 및 장치
KR20060104488A (ko) 무선 랜에서 이동 통신 단말기의 데이터 프레임을 전송하는방법
KR20170028786A (ko) 무선 통신 시스템에서 데이터를 전송하는 방법 및 장치
EP0720310A1 (en) Random access system for mobile communication
CN113647182B (zh) 无线通信的方法和设备
CN107548070B (zh) 数据传输方法、装置及系统
CN113068264A (zh) 信息处理方法、装置、基站设备及通信系统
CN113840326A (zh) 在无线局域网中转发数据的方法和设备
WO2019141069A1 (zh) 用于管理非授权频段的信道占用时长的方法和设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4021396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term