JP2008187520A - 移動体通信システム、基地局、移動体および移動体通信方法 - Google Patents

移動体通信システム、基地局、移動体および移動体通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信号送信を要求する複数の移動体の全てから基地局への信号送信完了時間を短縮することができる移動体通信システムを提供すること。
【解決手段】基地局2と複数の移動体3とを備え、基地局2と複数の移動体3とがスロッテドアロハ方式で通信を行う移動体通信システム1では、複数の移動体3は、所定数の移動体群に群分けされ、基地局2は、基地局2に対する複数の移動体3のアクセス状況に基づいて、基地局2に信号送信可能な移動体群を制限する群制限情報を生成する基地局制御部と、群制限情報を送信する基地局側送信部とを備え、複数の移動体3はそれぞれ、基地局側送信部から送信される群制限情報に基づいて、基地局2への信号送信が可能であるか否かを判断する移動体制御部を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロッテドアロハ方式で通信を行う移動体通信システム、基地局、移動体および移動体通信方法に関する。
移動通信分野では、複数の移動体(端末局)から基地局へ信号送信を行う場合に、スロッテドアロハ方式のランダムアクセスという手法を用いて、基地局への信号送信権を端末局が取得し、この信号送信権を取得した端末局が基地局へ信号送信を行う通信システムが知られている。この種の通信システムとして、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式のランダムアクセス方法で、複数の端末局と基地局との間の通信を行う通信システムが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−101990号公報
特許文献1に記載された通信システムでは、たとえば、4つの端末局(端末局A、端末局B、端末局C、端末局Dとする)と基地局との間の通信を行う場合、端末局Aが複数フレームの上り信号を連続して基地局へ送信している状態で、他の端末局B、C、Dが上り信号を基地局へ送信しようとすると、基地局から下り信号としてビジー情報(I/B=B)が送出される。そのため、端末局B、C、Dには、送信規制がかかり、端末局B、C、Dは、送信抑制状態となる。端末局Aからの信号送信が完了すると、基地局から下り信号としてアイドル情報(I/B=I)が送出されるため、信号送信を抑制されていた端末局B、C、Dは、一斉に信号送信を開始する。
しかしながら、アイドル情報に基づいて、信号送信を抑制されていた端末局B、C、Dが一斉に信号送信を開始するため、端末局B、C、Dからの上り信号が衝突する。たとえば、端末局Bが送信したフレームが正常に基地局へ到達し、端末局C、Dが送信したフレームが正常に基地局へ到達しなかった場合、端末局C、Dは、各々、ランダムな時間経過後に再度、信号送信を試みることなる。
このように、端末局Aが複数フレームの上り信号を連続して基地局へ送信している状態で、端末局B、C、Dが上り信号を基地局へ送信しようとすると、端末局Aからの信号送信完了後に、端末局B、C、Dからの上り信号が衝突して、端末局C、Dの信号送信にランダムな遅延時間が生じる。すなわち、他の全ての端末局B、C、Dからの信号送信が完了するまでに時間がかかる。
そこで、本発明の課題は、信号送信を要求する複数の移動体の全てから基地局への信号送信完了時間を短縮することができる移動体通信システムおよび移動体通信方法を提供することにある。また、本発明の課題は、信号送信を要求する複数の移動体の全てから基地局への信号送信完了時間を短縮することが可能となる構成を備える基地局および移動体を提供することにある。なお、本明細書における「信号送信完了時間」とは、移動体がランダムアクセスを行って、次の送信を開始するまでの時間を意味する。
上記の課題を解決するため、本発明は、基地局と複数の移動体とを備え、基地局と複数の移動体とがスロッテドアロハ方式で通信を行う移動体通信システムにおいて、複数の移動体は、所定数の移動体群に群分けされ、基地局は、基地局に対する複数の移動体のアクセス状況である移動体アクセス状況に基づいて、基地局に信号送信可能な移動体群を制限する群制限情報を生成する基地局制御部と、群制限情報を送信する基地局側送信部とを備え、複数の移動体はそれぞれ、基地局側送信部から送信される群制限情報に基づいて、基地局への信号送信が可能であるか否かを判断する移動体制御部を備えることを特徴とする。
本発明において、基地局制御部は、移動体アクセス状況に基づいて、基地局の混雑状態を示すランダムアクセス率を算出するアクセス率算出部と、ランダムアクセス率が所定の閾値以上のときに、群制限情報として、基地局への信号送信可能な移動体群の番号である送信可能群番号を設定する群情報生成部とを備えることが好ましい。
本発明において、移動体は、複数の移動体のそれぞれが属する移動体群の番号である自己群番号が記憶される移動体記憶部と、送信可能群番号と自己群番号とが一致するときに、基地局へ信号送信を行う移動体側送信部とを備えることが好ましい。
本発明において、自己群番号は、複数の移動体のそれぞれに予め設定される個別の識別番号と、群分けされる移動体群の数である群分け数とに基づいて設定されることが好ましい。
本発明において、群情報生成部は、ランダムアクセス率に基づいて群分け数を設定し、基地局側送信部は、群分け数の情報を送信するとともに、移動体制御部は、識別番号と群分け数とに基づいて自己群番号を算出する群番号演算部を備えることが好ましい。
本発明において、基地局は、複数の移動体のいずれかが複数フレームの信号送信を要求して、他の移動体が基地局へ信号送信できない場合に、群制限情報を送信することが好ましい。
また、上記の課題を解決するため、本発明は、所定数の移動体群に群分けされる複数の移動体とスロッテドアロハ方式で通信を行う通信システム用の基地局において、基地局に対する複数の移動体のアクセス状況である移動体アクセス状況に基づいて、基地局に信号送信可能な移動体群を制限する群制限情報を生成する基地局制御部と、群制限情報を送信する基地局側送信部とを備えることを特徴とする。
さらに、上記の課題を解決するため、本発明は、スロッテドアロハ方式で基地局と通信を行う通信システム用の移動体において、所定数の移動体群に群分けされるとともに、基地局に対する複数の移動体のアクセス状況に応じて生成され、基地局への信号送信が可能な移動体群を制限する群制限情報に基づいて、基地局への信号送信が可能であるか否かを判断する移動体制御部を備えることを特徴とする。
さらにまた、上記の課題を解決するため、本発明は、所定数の移動体群に群分けされる複数の移動体と基地局とをスロッテドアロハ方式で通信する移動体通信方法において、基地局に対する複数の移動体のアクセス状況である移動体アクセス状況に基づいて、基地局に信号送信可能な移動体群を基地局が選択する移動体群選択ステップと、移動体群選択ステップで選択された移動体群に属するか否かを移動体が判断する移動体群判断ステップとを備えることを特徴とする。
本発明の移動体通信方法において、移動体群選択ステップは、移動体アクセス状況に基づいて算出される基地局の混雑状態を示すランダムアクセス率と所定の閾値とを比較する比較ステップと、比較ステップでランダムアクセス率が閾値以上のときに、基地局への信号送信可能な移動体群の番号である送信可能群番号を設定する群番号設定ステップとを備え、移動体群判断ステップで、複数の移動体のそれぞれが属する移動体群の番号である自己群番号と送信可能群番号とが一致するか否かを判断することが好ましい。
本発明にかかる移動体通信システムおよび移動体通信方法では、信号送信を要求する複数の移動体の全てから基地局への信号送信完了時間を短縮することができる。また、本発明にかかる基地局および移動体を用いると、信号送信を要求する複数の移動体の全てから基地局への信号送信完了時間を短縮することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(移動体通信システムの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる移動体通信システム1の概略構成を示す図である。図2は、図1に示す基地局2の概略構成を示すブロック図である。図3は、図1に示す移動体3の概略構成を示すブロック図である。
本形態の移動体通信システム1は、図1に示すように、基地局2と、基地局2の通信エリア内に存在する複数の移動体(端末局)3とを備えている。この移動体通信システム1では、複数の移動体3と基地局2との間で、スロッテドアロハ方式のランダムアクセスが実行される。本形態のランダムアクセスでは、FDMA方式が採用されるとともに、ICMA−PE(Idle−Single Casting Multiple Access with Partial Echo)方式が採用されている。
本形態では、複数の移動体3は後述のように、基地局2の混雑状態に応じて、所定数の移動体群に群分けされる。たとえば、複数の移動体3が、1群と2群との2つ移動体群に群分けされる場合には、複数の移動体3は、1群の移動体群あるいは2群の移動体群のいずれかに属する。本形態のランダムアクセスでは、後述のように、一定条件下では、ある移動体群に属する移動体3のみが、基地局2に対してアクセス(信号送信)を行うことが可能になる。
なお、基地局2は、他の基地局2とネットワークを介して接続されている。また、基地局2と各移動体3とは、無線通信に関する様々な制御動作を行うが、以下では、ランダムアクセスの制御に関連する部分を中心に説明する。
基地局2は、FDM(Frequency Divison Multiplexing)方式の全二重通信方式をサポートする装置であり、図2に示すように、基地局制御部としての制御部5と、記憶部6と、受信部7と、基地局側送信部としての送信部8と、アンテナ9とを備えている。
制御部5は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部6に格納されている動作プログラムを実行して、各種の通信制御を行う。この制御部5は、ランダムアクセス制御に関連する構成として、データ送受信部11と、ヘッダ情報解析部12と、衝突制御情報生成部13と、アクセス率算出部14と、群情報生成部15と、CRC(Cycric Redandancy Check)演算部16と、予約カウンタ17とを備えている。
データ送受信部11は、移動体3とのデータ(信号)の送受信を制御する。ヘッダ情報解析部12は、移動体3から基地局2へフレーム単位で送信されてくる上り信号(上りフレーム)に付されているヘッダ情報を解析する。たとえば、ヘッダ情報解析部12は、そのフレームが先頭フレームであるか否かを判断したり、送信されてくるフレームの総数(データ長)を算出する。
衝突制御情報生成部13は、複数の移動体3が信号の連続送信を同時に行わないようにするランダムアクセス制御を行うため、基地局2の通信エリア内の全移動体3に送信する衝突制御情報を生成する。衝突制御情報には、以下の情報が含まれている。
(1)上りタイミング(フレーム番号は同じ)が空線であるか否かを示すI/B情報
(2)フレーム番号が3つ前の上り信号が受信できたか否かを示すR/N情報
(3)次の上りタイミング(フレーム番号は同じ)からの連続送信を許可するか否かを示すP/D情報
(4)フレーム番号が3つ前の上り信号の部分エコーを示すPE情報
これらの情報の生成フローについては後述する。
アクセス率算出部14は、基地局2に対する複数の移動体3のアクセス状況に基づいて、基地局2の混雑状態を示すランダムアクセス率を算出する。このランダムアクセス率は、たとえば、基地局2が受信する複数フレームの送信要求の単位時間(たとえば1分間)当たりの受信回数に基づいて算出されたり、複数の移動機3からの単位時間当たりのアクセス回数に基づいて算出される。
群情報生成部15は、基地局2に信号送信可能な移動体群を制限するために、基地局2の通信エリア内の全移動体3に送信する群制限情報を生成する。具体的には、ランダムアクセス率が所定の閾値以上のときに、群制限情報として、基地局2への信号送信が可能な移動体群の番号である送信可能群番号を設定する。
また、本形態の群情報生成部15は、ランダムアクセス率に基づいて群分け数を設定する。すなわち、本形態では、ランダムアクセス率に応じて群分け数を変更している。たとえば、ランダムアクセス率が比較的低い場合には、群分け数を少なく設定し、ランダムアクセス率が比較的高い場合には、群分け数を多く設定している。この群分け数は、群制限情報として、送信可能群番号とともに基地局2の通信エリア内の全移動体3に送信される。送信可能群番号および群分け数の設定フローについては後述する。
CRC演算部16は、受信した上り信号のCRCコードのチェック等の処理を行う。予約カウンタ17は、特定の移動体3から複数フレームの信号で連続して受信する場合に、残りのフレーム数をカウントするためのカウンタである。
記憶部6には、基地局2の動作プログラムや固定データ等が記憶されている。受信部7は、アンテナ9を介して移動体3から信号を受信して、受信した信号を復調する。たとえば、受信部7は、受信した信号をベースバンド信号に変換して制御部5に提供する。送信部8は、移動体3に送信する信号(ベースバンド信号)を制御部5から受信し、これを変調、増幅してアンテナ9を介して移動体3に送信する。本形態では、送信部8は、衝突制御情報および群制限情報を含む信号をアンテナ9を介して移動体3に送信する。
各移動体3は、FDMA方式の半二重通信方式をサポートする装置であり、図3に示すように、移動体制御部としての制御部21と、移動体記憶部としての記憶部22と、受信部23と、移動体側送信部としての送信部24と、アンテナ25とを備えている。また、本形態では、各移動体3にはそれぞれ、予め、個別の識別番号が設定されている。この識別番号は、たとえば、移動体3同士で通信を行う際に、自局や宛先局(相手方の局)を特定するために使用される。
制御部21は、CPU、DSP(Digital Signal Processor)等から構成され、記憶部22に格納されている動作プログラムを実行して、各種の通信制御を行う。この制御部21は、ランダムアクセス制御に関連する構成として、データ送受信部26と、ヘッダ情報解析部27と、群番号演算部としての群番号演算判定部28と、送信開始待ちタイマ29と、ランダム遅延部30と、予約待ちカウンタ31と、リサイクルカウンタ32とを備えている。
データ送受信部26は、基地局2との信号の送受信を制御する。ヘッダ情報解析部27は、基地局2から移動体3へフレーム単位で送信されてくる下り信号(下りフレーム)に付されているヘッダ情報を解析し、ヘッダ情報に含まれている群制限情報や衝突制御情報等を求める。
群番号演算判定部28は、各移動体3がそれぞれ属する移動体群の番号である自己群番号を算出する。本形態では、自己群番号は、移動体3ごとに設定された識別番号と、群制限情報の含まれている群分け数とに基づいて算出される。具体的には、識別番号をUnum、群分け数をGmaxとすると、自己群番号Gnumは、下式によって算出される。
Gnum=(Unum/Gmaxの余り)+1・・・(式a)
たとえば、群分け数Gmaxが3の場合、識別番号Unumが1であれば、自己群番号Gnumは2となり、識別番号Unumが2であれば、自己群番号Gnumは3となり、識別番号Unumが3であれば、自己群番号Gnumは1となる。
また、群番号演算判定部28は、群制限情報に含まれる送信可能群番号と自己群番号とが一致するか否かを判断する。すなわち、群番号演算判定部28は、群制限情報に基づいて、基地局2への信号送信が可能であるか否かを判断する。本形態では、後述のように、送信可能群番号と自己群番号とが一致する場合に、その移動体3は基地局2へ信号を送信する。
送信開始待ちタイマ29は、制御部21が信号の送信を試み出してからの経過時間をカウントする。ランダム遅延部30は、ランダムな遅延時間を特定するための乱数発生機能と、発生した乱数に対応する時間(遅延時間)をカウントするタイマとを備えている。このランダム遅延部30は、移動体3が先頭フレームを送信したにもかかわらず、基地局2がこれを適切に受信できない事態が発生した場合に、先頭フレームの再送信のタイミングを判別する。
予約待ちカウンタ31は、上り信号が複数フレームにわたる場合に、先頭フレームが送信され基地局2で適切に受信されてから、「予約」ができるまでの下り信号のフレーム数をカウントする。ここで、「予約」とは、上り信号が複数フレームにわたる場合に、送信された先頭フレームを受信した基地局2が先頭フレームに含まれている情報から残りフレームの数を判定し、残りフレームがなくなるまで、他の移動機3の信号送信を禁止することで、先頭スロットを送信した移動機3へ優先的に信号送信を許可することをいう。
リサイクルカウンタ32は、この移動体3が先頭フレームを送信したにもかかわらず、基地局2がこれを適切に受信できない事態が連続して発生した場合に、その連続回数をカウントする。
記憶部22には、移動体3の動作プログラム、固定データ等が記憶されている。たとえば、記憶部22には、識別番号や群番号演算判定部28で算出された自己群番号が記憶されている。受信部23は、アンテナ25を介して基地局2から信号を受信し、復調する。たとえば、受信部23は、受信した信号をベースバンド信号に変換して制御部21に提供する。送信部24は、基地局2に送信する信号(ベースバンド信号)を制御部21から受信し、これを変調、増幅してアンテナ25を介して基地局2に送信する。本形態では、後述のように、送信可能群番号と自己群番号とが一致する場合に、送信部24は、アンテナ25を介して基地局2に信号を送信する。
(ランダムアクセスの制御方法)
図4は、図1に示す移動体通信システム1で通信される信号のフレーム構成および移動体3の動作モードを説明するための図である。図5は、図1に示す基地局2での制御フローを説明するためのフローチャートである。図6は、図1に示す移動体3での制御フローを説明するためのフローチャートである。
上述のように構成された移動体通信システム1は、以下のようにランダムアクセス制御を行う。
なお、図4に示すように、下り信号(下りフレーム)と上り信号(上りフレーム)との間には、ほぼ1.5フレーム期間に相当する送受信オフセット時間が設けられている。また、移動体3における通信は、半二重通信であり、送信している間は受信ができず、受信している間は送信ができない。そのため、受信動作(受信モード)と送信動作(送信モード)とが切り替え時間を挟んで別のタイミングで行われる。ここで、移動体3では、受信動作が下りフレームのいずれかのフレーム期間に含まれ、送信動作が上りフレームのいずれかのフレーム期間に含まれるように、モードの切り替え制御が行われる。
はじめに、基地局2での制御を図5のフローチャートを参照して説明する。図5に示すように、まず、衝突制御情報生成部13は、複数フレームにわたる上り信号の連続送信を許可する予約があるか否かを判断する(ステップS11)。ステップS11で、予約がないと判断されると、衝突制御情報生成部13は、次の下りフレーム(受信信号が第nフレームである場合には、第n+3フレーム)で送信するI/B情報を「I」(次フレームは空線)に設定する(ステップS12)。一方、ステップS11で、予約があると判断されると、衝突制御情報生成部13は、次の下りフレームで送信するI/B情報を「B」(送信禁止)に設定する(ステップS13)。
ステップS12で、I/B情報が「I」に設定されると、群情報生成部15は、アクセス率算出部14で算出されたランダムアクセス率が所定の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS14)。ステップS14で、ランダムアクセス率が所定の閾値以上であると判断されると、群情報生成部15は、送信可能群番号を設定する(ステップS15)。また、ステップS15で、群情報生成部15は、ランダムアクセス率に基づいて、群分け数を設定する。
ステップS13で、I/B情報が「B」に設定されると、または、ステップS14で、ランダムアクセス率が所定の閾値未満であると判断されると、あるいは、ステップS15で、送信可能群番号が設定されると、その後、データ送受信部11は、移動体3から信号(上りフレーム)を受信したか否かを判断するとともに、上りフレームを受信したと判断した場合には、CRC演算部16は、CRCチェックを行い、上りフレームが正確に受信されているか否かを判断する(ステップS16)。
ステップS16で、上りフレームが受信されておりかつ正確に受信されていると判断されると、次の下りフレームで送信するR/N情報を「R」(受信あり)に設定し、PE情報を受信信号のCRC演算値に設定する(ステップS17)。一方、ステップS16で、上りフレームが受信されていないまたは正確に受信されていないと判断されると、次の下りフレームで送信するR/N情報を「N」(受信無し)に設定し、PE情報を「0」を設定する(ステップS18)。
ステップS17またはステップS18の後、ヘッダ情報解析部12は、上りフレームに付されてくるヘッダ情報を解析し、現在、基地局2と通信中の移動体3から送信される上り信号に残りフレームがあるか否かを判断する(ステップS19)。ステップS19で、残りフレームがないと判断されると、衝突制御情報生成部13は、予約を解除して(ステップS20)、次の下りフレームで送信する信号中のP/D情報を「D」(連続受信の不許可)に設定する(ステップS21)。
一方、ステップS19で、上り信号に残りフレームがあると判断されると、衝突制御情報生成部13は、次の上りフレームを使用して他の移動体3が複数フレームの上り信号の連続送信を行うための予約が設定されているか否かを、残りフレーム数を示す予約カウンタ17の値から判断する(ステップS22)。
ステップS22で、他の移動体3による予約があると判断されると、データ送受信部11は、他の移動体3から受信した情報を破棄して、ステップS21へ進む(ステップS23)。
一方、ステップS22で、他の移動体3による予約がないと判断されると、衝突制御情報生成部13は、信号を受信した移動体3の予約があるか否かを判断する(ステップS24)。ステップS24で、予約があると判断されるとステップS21へ進み、予約がないと判断されると、衝突制御情報生成部13は、次の下りフレームで送信する信号中のP/D情報を「P」(連続送信の許可)に設定し(ステップS25)、その後、予約を設定する(ステップS26)。
ステップS21またはステップS26の後、次フレーム期間になると、制御部5は、ステップS12またはステップS13で設定したI/B情報と、ステップS17またはステップS18で設定したR/N情報およびPE情報と、ステップS21またはステップS25で設定したP/D情報とを含む衝突制御情報を送信部8を介して送信する(ステップS27)。また、ステップS27では、制御部5は、ステップS15で、送信可能群番号および群分け数が設定されている場合には、送信可能群番号および群分け数を群制限情報として送信部8を介して送信する。その後、制御部5は、次フレームのその他の情報を送信部8を介して送信する(ステップS28)。
基地局2は、以上の制御を繰り返して実行する。
次に、移動体3での制御を図6のフローチャートを参照して説明する。図6に示すように、まず、データ送受信部26は、送信対象(送信データ)が存在するか否かを判断する(ステップS31)。なお、送信データは、予め1フレームで送信される単位であるパケットに分割されて記憶部22に記憶されている。各パケットはヘッダ情報とペイロードとを含み、ペイロードは、実データとCRC情報とを含む。
ステップS31で、送信対象が存在すると判断されると、データ送受信部26は、受信部23を介して下りフレームを受信する(ステップS32)。そして、送信開始待タイマ29は、経過時間の計時を開始する(ステップS33)。また、ステップS33では、リサイクルカウンタ32を0に設定し、予約待ちカウンタ31に所定の初期値を設定する。その後、ヘッダ情報解析部27は、受信された下りフレームの衝突制御情報の中のI/B情報が「I」であるか「B」であるかを判断する(ステップS34)。
ステップS34で、I/B情報が「I」であると判断されると、ヘッダ情報解析部27は、受信された下りフレームの中に送信可能群番号が設定されているか否か(すなわち、移動体群の指定があるか否か)を判断する(ステップS35)。
ステップS35で、送信可能群番号が設定されていると判断されると、群番号演算判定部28は、移動体3ごとに設定された識別番号と、受信された下りフレームの中に含まれている群分け数とに基づいて、自己群番号を算出し(ステップS36)、自己群番号と送信可能群番号とが一致するか否かを判断する(ステップS37)。
ステップS37で、自己群番号と送信可能群番号とが一致しないと判断されると、ステップS32へ戻り、再び、下りフレームを受信する。一方、ステップS37で、自己群番号と送信可能群番号とが一致すると判断されると、データ送受信部26は、未送信の送信対象の最初の1フレーム(先頭フレーム)分のパケットデータを送信部24を介して送信する(ステップS38)。
その後、データ送受信部26は、次の下りフレームの受信を待機して、やがて、次の下りフレームを受信する(ステップS39)。その後、ヘッダ情報解析部27は、受信した衝突制御情報中のR/N情報が「R」であるか「N」であるかを判断する(ステップS40)。
ステップS40で、R/N情報が「R」である(すなわち、先の上りフレームを基地局2が何らかの形で受信している)と判断されると、ヘッダ情報解析部27は、受信した下りフレームに含まれているPE情報と、ステップS38で送信した先頭フレームのCRC演算値が一致するか否かを判断する(ステップS41)。
ステップS41で、受信したPE情報が送信したCRC演算値と一致すると判断されると、データ送受信部26は、残りの上りフレームがあるか否かを判断する(ステップS42)。ここで、ステップS41で、受信したPE情報が送信したCRC演算値と一致すると判断されるということは、ステップS38で送信した先頭フレームを基地局2が正常に受信し、かつ、これに対応する応答を送信してきたことを意味する。すなわち、今回受信した下りフレームの宛先が自局であることを意味する。
また、ステップS40でR/N情報が「N」である、または、ステップS41で受信したPE情報が送信したCRC演算値と一致しないと判断されると、ステップS32へ戻り、再び、下りフレームを受信する。これらの判断がされるということは、何らかの理由で、ステップS38で送信した先頭フレームが基地局2に正常に受信されていないことを意味する。すなわち、R/N情報が「N」ならば、全く受信されておらず、受信したPE情報が送信したCRC演算値に一致しないならば、他の移動体3から送信された信号に応答する信号が受信された、あるいは、ステップS32で受信した信号が誤っていることを意味する。
ステップS42で、残りの上りフレームがないと判断されると、送信完了となる。一方、ステップS42で、残りの上りフレームがあると判断されると、ヘッダ情報解析部27は、受信した衝突制御情報中のP/D情報が「P」(連続送信許可)であるか、「D」(連続送信不許可)であるかを判断する(ステップS43)。
ステップS43で、P/D情報が「P」であると判断されると、データ送受信部26は、次フレームを送信し(ステップS44)、その後、残りの上りフレームがあるか否かを判断する(ステップS45)。ステップS45で、残りの上りフレームがないと判断されると、送信完了となる。一方、ステップS45で、残りの上りフレームがあると判断されると、ステップS44に戻って、残りの上りフレームを順次、送信する。この場合、移動体3の動作モードは連続して送信モードとなる。
また、ステップS34で、I/B情報が「B」であると判断されると、ステップS33で計時を開始した送信開始待タイマ29のカウント値が設定値に達したか否か、すなわち、所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS46)。
ステップS46で、所定時間が経過していないと判断されると、次の下りフレームの受信を待機し、その後、次の下りフレームを受信して(ステップS47)、ステップS34に戻る。一方、ステップS46で、所定時間が経過したと判断されると、送信失敗として、適当な処理を実行する(ステップS48)。
また、ステップS35で、送信可能群番号が設定されていないと判断されると、データ送受信部26は、未送信の送信対象の最初の1フレーム(先頭フレーム)分のパケットデータを送信部24を介して送信する(ステップS49)。
その後、データ送受信部26は、次の下りフレームの受信を待機して、やがて、次の下りフレームを受信する(ステップS50)。その後、ヘッダ情報解析部27は、受信した衝突制御情報中のR/N情報が「R」であるか「N」であるかを判断する(ステップS51)。
ステップS51で、R/N情報が「R」であると判断されると、ヘッダ情報解析部27は、受信した下りフレームに含まれているPE情報と、ステップS49で送信した先頭フレームのCRC演算値が一致するか否かを判断する(ステップS52)。ステップS52で、受信したPE情報が送信したCRC演算値と一致すると判断されると、ステップS42へ進む。
一方、ステップS51でR/N情報が「N」である、または、ステップS52で受信したPE情報が送信したCRC演算値と一致しないと判断されると、リサイクルカウンタ32のカウント値、すなわち、先頭フレームの送信回数(リサイクル数)が予め設定されている回数に達したか否かを判断する(ステップS53)。
ステップS53で、先頭フレームの送信回数が予め設定されている回数に達していると判断されると、送信失敗とし、所定の処理を行う(ステップS48)。一方、ステップS53で、先頭フレームの送信回数が予め設定されている回数に達していないと判断されると、再度先頭フレームを送信するため、ランダム遅延部30により、乱数を発生してランダムに遅延時間を決定し、この遅延時間を計測して(ステップS54)、その後、ステップS32へ戻る。
なお、本形態では、ステップS14は、ランダムアクセス率と所定の閾値とを比較する比較ステップであり、ステップS15は、ランダムアクセス率が閾値以上のときに、送信可能群番号を設定する群番号設定ステップである。また、ステップS14およびステップS15は、移動体3のアクセス状況に基づいて、基地局2に信号送信可能な移動体群を基地局2が選択する移動体群選択ステップである。さらに、ステップS37は、ステップS14およびステップS15で選択された移動体群に属するか否かを移動体3が判断する移動体群判断ステップである。
(ランダムアクセス制御の具体例)
図7は、図1に示す移動体通信システム1におけるランダムアクセス制御の具体例を説明するための図である。
上述のランダムアクセス制御を使用した場合の具体例を図7に基づいて説明する。以下では、図7に示すように、ある移動体3(SU−A)が4フレーム連続の上り信号を送信している状態で、他の3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)がほぼ同時に先頭フレームの送信を試みようとした(PTT ONした)ときのランダムアクセス制御を説明する。また、以下では、ランダムアクセス率に基づいて設定される移動体群の群分け数は「2」であるものとし、下りフレームで連続して送信可能群番号が設定される(群指定が行われる)場合には、図7に示すように、送信可能群番号は交互に設定される(すなわち、1群指定と2群指定とが交互に入れ替わる)ものとする。
なお、図7の下りフレーム内および上りフレーム内に「#」付きで示す数字は、フレーム番号を示している。また、下りフレーム内に図示した文字はそれぞれ、I/B情報、R/N情報、P/D情報およびPE情報(CRC演算値)を示し、たとえば、「I、N、D、0」と図示されている場合は、I/B情報が「I」、R/N情報が「N」、P/D情報が「D」およびPE情報が「0」とであることを示している。また、上りフレーム内の「CRC」の横に図示した文字は、移動体3から送信されるPE情報(CRC演算値)を示している。
移動体3(SU−A)が4フレーム連続の上り信号を送信しているときに、図7に示すタイミングで、他の3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)がほぼ同時にPTT ONし、1フレームの信号送信を試みようとする場合、3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)は、基地局2からの下りフレーム#6を受信する(ステップS32)。
ここで、下りフレーム#6の衝突制御情報は、図7に示すように、「I、R、D、12」である。また、4台の移動体3(SU−A、SU−B、SU−C、SU−D)が基地局2にアクセスしているため、ランダムアクセス率が閾値以上となる。そのため、下りフレーム#6には、送信可能群番号および群分け数が設定されている。すなわち、下りフレーム#6で移動体群が指定される。ここでは、下りフレーム#6に設定されている送信可能群番号は「1」(すなわち、1群に属する移動体3が信号送信可能)であるものとする。
下りフレーム#6のI/B情報が「I」であり、下りフレーム#6に送信可能群番号が設定されているため、3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)はそれぞれ、自己群番号を算出する(ステップS34〜S36)。ここでは、算出の結果、移動体3(SU−B、SU−C)の自己群番号は「1」であり、移動体3(SU−D)の自己群番号は「2」であるものとする。
下りフレーム#6の送信可能群番号が「1」であるため、自己群番号が「1」である2台の移動体3(SU−B、SU−C)はそれぞれ、上りフレーム#6を送信する(ステップS37、S38)。ここでは、移動体3(SU−B)からの上りフレーム#6が基地局2に受信され、移動体3(SU−C)からの上りフレーム#6は基地局2に受信されなかったものとする。すなわち、下りフレーム#9のPE情報は「21」であるものとする。そのため、下りフレーム#9を受信することで、移動体3(SU−B)の信号送信は完了する(ステップS39〜S42)。
一方、PE情報は「21」である下りフレーム#9を受信した移動体3(SU−C)は、次の下りフレーム#10を受信する(ステップS41、S32)。上述のように、下りフレームで設定される送信可能群番号は交互に入れ替わるため、下りフレーム#10の送信可能群番号は「1」である。したがって、移動体3(SU−C)は、上りフレーム#10を送信し(ステップS37、S38)、この上りフレーム#10は基地局2に受信される。そして、下りフレーム#13を受信することで、移動体3(SU−C)の信号送信は完了する(ステップS39〜S42)。
また、下りフレーム#6の送信可能群番号が「1」であるため、自己群番号が「2」である移動体3(SU−D)は、次の下りフレーム#7を受信する(ステップS37、S32)。下りフレームで設定される送信可能群番号は交互に入れ替わるため、下りフレーム#7の送信可能群番号は「2」である。したがって、移動体3(SU−D)は、上りフレーム#7を送信し(ステップS37、S38)、この上りフレーム#7は基地局2に受信される。そして、下りフレーム#10を受信することで、移動体3(SU−D)の信号送信は完了する(ステップS39〜S42)。
ここで、たとえば、図7に示す1フレームの時間が80msである場合、移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)がPTT ONしてから下りフレーム#6の受信を完了するまでの時間は40ms、移動体3の受信モードから送信モードへの切替時間(図4参照)は40ms、移動体3の信号送信時間は80ms、基地局2の受信タイミングから送信タイミングまでの待ち時間は40ms、移動体3の受信時間は80ms、移動体3の受信モードから送信モードへの切替時間は40msとなる。
そのため、たとえば、移動体3(SU−B)の信号送信完了までの時間は320msとなる。また、移動体3(SU−C)の信号送信完了までの時間は、移動体3(SU−B)の信号送信完了時間よりも4フレーム分長くなるため、640msとなる。さらに、移動体3(SU−D)の信号送信完了までの時間は、移動体3(SU−B)の信号送信完了時間よりも1フレーム分長くなるため、400msとなる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、複数の移動体3が所定数の移動体群に群分けされ、基地局2に対する複数の移動体3のアクセス状況に基づいて、基地局2に信号送信可能な移動体群を基地局2が選択し、移動体3は、選択された移動体群に属するか否か(すなわち、基地局2への信号送信が可能である否か)を判断している。すなわち、本形態では、基地局2に対する複数の移動体3のアクセス状況に基づいて、基地局2は、ランダムアクセス率を算出し、ランダムアクセス率が所定の閾値以上のときに、送信可能群番号を設定している。そして、基地局2は、下りフレームでこの送信可能群番号を送信している。また、移動体3は、受信した送信可能群番号と自己群番号とが一致するときに、基地局2へ信号送信を行っている。
そのため、複数の移動体3が基地局2への信号送信を要求する場合であっても、複数の移動体3から送信される上り信号の衝突を抑制することが可能になる。その結果、信号送信を要求する複数の移動体3の全てから基地局2への信号送信完了時間を短縮することが可能になる。以下、この効果を比較例を用いて具体的に説明する。
本形態の効果を説明するためのランダムアクセス制御の比較例では、図8に示す制御フローによって基地局2が制御され、図9に示す制御フローによって移動体3が制御されている。
すなわち、図8に示す制御フローには、図5に示す本形態の制御フローのステップS14、S15がなく、比較例では、ランダムアクセス率の算出および送信可能群番号の設定が行われない。また、そのため、比較例では、本形態の制御フローのステップS27に代えて、ステップS21またはステップS26の後に、制御部5は、I/B情報、R/N情報、P/D情報およびPE情報を含む衝突制御情報のみを送信する(ステップS57)。なお、図8では、図5に示すステップと同様にステップには、同一の符号を付している。
また、図9に示す制御フローには、図6に示す本形態の制御フローのステップS35〜S41がなく、ステップS34で、I/B情報が「I」であると判断されるとステップS49へ進む。すなわち、比較例では、移動体3は、群分けされておらず、受信したフレームのI/B情報が「I」であれば、先頭フレームを送信する。なお、図9では、図6に示すステップと同様にステップには、同一の符号を付している。
ある移動体3(SU−A)が4フレーム連続の上り信号を送信している状態で、図7に示すタイミングと同様のタイミングで、他の3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)がほぼ同時に先頭フレームの送信を試みようとした(PTT ONした)ときに、比較例にかかるランダムアクセス制御では、どのような制御が行われるかを図10を用いて説明する。
なお、図7と同様に、図10の下りフレーム内および上りフレーム内に「#」付きで示す数字はフレーム番号を示し、下りフレーム内に図示した文字はそれぞれ、I/B情報、R/N情報、P/D情報およびPE情報(CRC演算値)を示し、上りフレーム内の「CRC」の横に図示した文字は、移動体3から送信されるPE情報(CRC演算値)を示している。
移動体3(SU−A)が4フレーム連続の上り信号を送信しているときに、図10に示すタイミング(すなわち、図7に示すタイミングと同じタイミング)で、他の3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)がほぼ同時にPTT ONし、1フレームの信号送信を試みようとする場合、3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)は、基地局2からの下りフレーム#6を受信し、3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)はそれぞれ、上りフレーム#6を送信する。
ここでは、移動体3(SU−B)からの上りフレーム#6が基地局2に受信され、他の2台の移動体3(SU−C、SU−D)からの上りフレーム#6は基地局2に受信されなかったものとする。そのため、下りフレーム#9を受信することで、移動体3(SU−B)の信号送信は完了する。
一方、2台の移動体3(SU−C、SU−D)はそれぞれ、乱数を発生してランダムに遅延時間(第1回目の遅延時間)を決定し、この遅延時間後に下りフレームを受信する。ここでは、2台の移動体3(SU−C、SU−D)の遅延時間が一致し、2台の移動体3(SU−C、SU−D)は、下りフレーム#11を受信したものとする。すると、2台の移動体3(SU−C、SU−D)はそれぞれ、上りフレーム#11を送信する。
ここでは、移動体3(SU−C)からの上りフレーム#11が基地局2に受信され、移動体3(SU−D)からの上りフレーム#11は基地局2に受信されなかったものとする。そのため、下りフレーム#14を受信することで、移動体3(SU−C)の信号送信は完了する。
一方、移動体3(SU−D)は、乱数を発生してランダムに遅延時間(第2回目の遅延時間)を決定し、この遅延時間後に下りフレームを受信する。ここでは、移動体3(SU−D)が、下りフレーム#16を受信したものとすると、移動体3(SU−D)は、上りフレーム#16を送信する。その後、移動体3(SU−D)からの上りフレーム#16が基地局2に受信され、下りフレーム#19を受信することで、移動体3(SU−D)の信号送信は完了する。
ここで、上述した本形態と同様に、図10に示す1フレームの時間が80msである場合には、移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)がPTT ONしてから下りフレームの受信を完了するまでの時間は40ms、移動体3の受信モードから送信モードへの切替時間は40ms、移動体3の信号送信時間は80ms、基地局2の受信タイミングから送信タイミングまでの待ち時間は40ms、移動体3の受信時間は80ms、移動体3の受信モードから送信モードへの切替時間は40msとなる。
そのため、たとえば、移動体3(SU−B)の信号送信完了までの時間は320msとなる。また、移動体3(SU−C)の信号送信完了までの時間は、移動体3(SU−B)の信号送信完了時間よりも(4フレーム分+第1回目の遅延時間分)長くなるため、第1回目の遅延時間分のフレーム数をN1とすると、(640+80×N1)msとなる。さらに、移動体3(SU−D)の信号送信完了までの時間は、移動体3(SU−B)の信号送信完了時間よりも(8フレーム分+第1回目の遅延時間分+第2回目の遅延時間分)長くなるため、第2回目の遅延時間分のフレーム数をN2とすると、(960+80×N1+80×N2)msとなる。たとえば、N1、N2が最大4であるとすると、移動体3(SU−D)の信号送信完了までの時間は、最大で1600ms、最小でも1120msとなる。
このように、比較例では、3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)の全ての信号送信完了時間が最大で1600ms、最小でも1120msとなるのに対し、本形態では、3台の移動体3(SU−B、SU−C、SU−D)の全ての信号送信完了時間は、上述のように、640mmである。すなわち、本形態では、信号送信を要求する複数の移動体3の全てから基地局2への信号送信完了時間を短縮することが可能になる。その結果、複数の移動体3が通話可能となるまでの時間の短縮が可能となり、音声の頭切れの問題も抑制することが可能となる。
本形態では、自己群番号は、複数の移動体3のそれぞれに予め設定される個別の識別番号と移動体群の数である群分け数とに基づいて設定されている。すなわち、識別番号と群分け数とから上述の(式a)を用いて自己群番号が算出されている。そのため、自己群番号の設定および変更が容易になる。
また、本形態では、ランダムアクセス率に基づいて、群分け数を変更できるため、ランダムアクセス率が比較的低い場合には、群分け数を少なくすることができ、ランダムアクセス率が比較的高い場合には、群分け数を多くすることができる。群分け数が多いと、自己群番号と送信可能群番号とが一致しにくくなるため、ランダムアクセス率が低いにもかかわらず群分け数が多いと、信号送信待ちの移動体3が増える可能性がある。一方、ランダムアクセス率が高いもかかわらず群分け数が少ないと、複数の移動体3からの上り信号が衝突する可能性が高くなる。したがって、ランダムアクセス率に基づいて、群分け数を変更することで、信号送信を要求する複数の移動体3の全てから基地局2への信号送信完了時間をより効率的に短縮することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、基地局2は、ランダムアクセス率を算出し、ランダムアクセス率が所定の閾値以上のときに、送信可能群番号を設定している。この他にもたとえば、基地局2は、ランダムアクセス率を算出せずに、複数の移動体3のいずれかが複数フレームの信号送信を要求して、他の移動体3が基地局2へ信号送信できない状況が生じている場合に、送信可能群番号を設定しても良い。ある移動体3が複数フレームの信号送信を要求する場合に、他の移動体3からの上り信号の衝突が生じやすいため、このようにすると、他の移動体3からの上り信号の衝突を効果的に抑制することができる。
上述した形態では、図7に示すように、移動体3(SU−D)の送信終了後に、移動体群の指定が解除されている。この他にもたとえば、群分けされた全ての移動体群の指定が終わった(すなわち、群分け指定が一巡した)時点で、移動体群の指定が解除されても良い。たとえば、図7では、下りフレーム#6で1群が指定され、下りフレーム#7で2群が指定されて、2つに群分けされた移動体群の群分け指定が一巡するため、下りフレーム#8で、移動体群の指定が解除されても良い。群分け指定が一巡すると、上りフレームの衝突の可能性が低くなるため、このようにしても、上りフレームの衝突を抑制することが可能になる。
上述した形態では、ランダムアクセス率に基づいて群分け数を設定している。この他にもたとえば、ランダムアクセス率に関係なく、群分け数が一定であっても良い。この場合には、一定の群分け数が基地局2の記憶部6に記憶されていれば良い。また、記憶部6に記憶された群分け数は、所定の操作で設定変更できるようにしても良い。
上述した形態では、受信した下りフレームに含まれる群分け数の情報と、移動体3ごとに設定された識別番号とから、移動体3が自己群番号を算出している。この他にもたとえば、自己群番号が予め設定され、移動体3の記憶部22に記憶されていても良い。
上述した形態では、図7に示すように、移動体群の群分け数は「2」であり、送信可能群番号が交互に設定されている。この他にもたとえば、移動体群の群分け数を3以上としても良い。また、群分け数を3以上とする場合には、送信可能群番号が複数設定されても良い。たとえば、移動体群の群分け数が「3」である場合には、送信可能群番号としてまず「1」および「2」が設定され、次に「2」および「3」が設定されても良い。また、送信可能群番号は「1」、「2」の交互に設定されずに、ランダムに設定されても良い。
上記した形態では、移動体3の通信方式が半二重通信方式であるが、移動体3の通信方式が全二重通信方式であっても良い。また、移動体通信システム1の中で、移動体3の通信方式として全二重通信方式と半二重通信方式とが混在しても良い。また、上記した形態では、下りフレームに対する上りフレームの遅延時間は1.5フレーム期間であるが、この期間は1フレーム期間より長ければ良い。たとえば、1.2フレーム期間、2.5フレーム期間、3.5フレーム期間、あるいは、3フレーム期間であっても良い。
なお、通常の基地局や移動体に上述のランダムアクセス制御を実行させるプログラムを作成し、これを通常の基地局や移動体にインストールして実行させても良い。
本発明の実施の形態にかかる移動体通信システムの概略構成を示す図である。 図1に示す基地局の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す移動体の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す移動体通信システムで通信される信号のフレーム構成および移動体の動作モードを説明するための図である。 図1に示す基地局での制御フローを説明するためのフローチャートである。 図1に示す移動体での制御フローを説明するためのフローチャートである。 図1に示す移動体通信システムにおけるランダムアクセス制御の具体例を説明するための図である。 本発明の比較例にかかる基地局での制御フローを説明するためのフローチャートである。 本発明の比較例にかかる移動体での制御フローを説明するためのフローチャートである。 本発明の比較例にかかる移動体通信システムにおけるランダムアクセス制御の具体例を説明するための図である。
符号の説明
1 移動体通信システム
2 基地局
3 移動体
5 制御部(基地局制御部)
8 送信部(基地局側送信部)
14 アクセス率算出部
15 群情報生成部
21 制御部(移動体制御部)
22 記憶部(移動体記憶部)
24 送信部(移動体側送信部)
28 群番号演算判定部(群番号演算部)
S14 比較ステップ(移動体群選択ステップの一部)
S15 群番号設定ステップ(移動体群選択ステップの一部)
S37 移動体群判断ステップ

Claims (10)

  1. 基地局と複数の移動体とを備え、上記基地局と上記複数の移動体とがスロッテドアロハ方式で通信を行う移動体通信システムにおいて、
    上記複数の移動体は、所定数の移動体群に群分けされ、
    上記基地局は、上記基地局に対する上記複数の移動体のアクセス状況である移動体アクセス状況に基づいて、上記基地局に信号送信可能な上記移動体群を制限する群制限情報を生成する基地局制御部と、上記群制限情報を送信する基地局側送信部とを備え、
    上記複数の移動体はそれぞれ、上記基地局側送信部から送信される上記群制限情報に基づいて、上記基地局への信号送信が可能であるか否かを判断する移動体制御部を備えることを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記基地局制御部は、前記移動体アクセス状況に基づいて、前記基地局の混雑状態を示すランダムアクセス率を算出するアクセス率算出部と、上記ランダムアクセス率が所定の閾値以上のときに、前記群制限情報として、前記基地局への信号送信可能な前記移動体群の番号である送信可能群番号を設定する群情報生成部とを備えることを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 前記移動体は、前記複数の移動体のそれぞれが属する前記移動体群の番号である自己群番号が記憶される移動体記憶部と、前記送信可能群番号と上記自己群番号とが一致するときに、前記基地局へ信号送信を行う移動体側送信部とを備えることを特徴とする請求項2記載の移動体通信システム。
  4. 前記自己群番号は、前記複数の移動体のそれぞれに予め設定される個別の識別番号と、群分けされる前記移動体群の数である群分け数とに基づいて設定されることを特徴とする請求項3記載の移動体通信システム。
  5. 前記群情報生成部は、前記ランダムアクセス率に基づいて前記群分け数を設定し、前記基地局側送信部は、前記群分け数の情報を送信するとともに、
    前記移動体制御部は、前記識別番号と前記群分け数とに基づいて前記自己群番号を算出する群番号演算部を備えることを特徴とする請求項4記載の移動体通信システム。
  6. 前記基地局は、前記複数の移動体のいずれかが複数フレームの信号送信を要求して、他の前記移動体が前記基地局へ信号送信できない場合に、前記群制限情報を送信することを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  7. 所定数の移動体群に群分けされる複数の移動体とスロッテドアロハ方式で通信を行う通信システム用の基地局において、
    上記基地局に対する上記複数の移動体のアクセス状況である移動体アクセス状況に基づいて、上記基地局に信号送信可能な上記移動体群を制限する群制限情報を生成する基地局制御部と、上記群制限情報を送信する基地局側送信部とを備えることを特徴とする基地局。
  8. スロッテドアロハ方式で基地局と通信を行う通信システム用の移動体において、
    所定数の移動体群に群分けされるとともに、
    上記基地局に対する複数の上記移動体のアクセス状況に応じて生成され、上記基地局への信号送信が可能な上記移動体群を制限する群制限情報に基づいて、上記基地局への信号送信が可能であるか否かを判断する移動体制御部を備えることを特徴とする移動体。
  9. 所定数の移動体群に群分けされる複数の移動体と基地局とをスロッテドアロハ方式で通信する移動体通信方法において、
    上記基地局に対する上記複数の移動体のアクセス状況である移動体アクセス状況に基づいて、上記基地局に信号送信可能な上記移動体群を上記基地局が選択する移動体群選択ステップと、
    上記移動体群選択ステップで選択された上記移動体群に属するか否かを上記移動体が判断する移動体群判断ステップとを備えることを特徴とする移動体通信方法。
  10. 前記移動体群選択ステップは、前記移動体アクセス状況に基づいて算出される前記基地局の混雑状態を示すランダムアクセス率と所定の閾値とを比較する比較ステップと、上記比較ステップで上記ランダムアクセス率が上記閾値以上のときに、前記基地局への信号送信可能な前記移動体群の番号である送信可能群番号を設定する群番号設定ステップとを備え、
    前記移動体群判断ステップで、前記複数の移動体のそれぞれが属する前記移動体群の番号である自己群番号と上記送信可能群番号とが一致するか否かを判断することを特徴とする請求項9記載の移動体通信方法。
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