JP2005101064A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとを同一半導体基板上に備える半導体装置であって、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとのサイドウオール幅を同一にする製造方法を提供する。
【解決手段】 高耐圧MOSトランジスタ形成領域と高駆動MOSトランジスタ形成領域とにゲート構造6と、LDD領域15,21となる低濃度拡散層を形成する。次に、第1のサイドウオール12を形成する。ゲート構造6及び第1のサイドウオール12をマスクとして高駆動MOSトランジスタの高濃度拡散領域13を形成する。シリコン酸化膜を成膜後全面エッチングをすることで追加酸化膜17を形成し、第2のサイドウオール18を形成する。そして、ゲート構造6及び第2のサイドウオール18をマスクとして高耐圧MOSトランジスタの高濃度拡散領域19を形成する。
【選択図】図11
【解決手段】 高耐圧MOSトランジスタ形成領域と高駆動MOSトランジスタ形成領域とにゲート構造6と、LDD領域15,21となる低濃度拡散層を形成する。次に、第1のサイドウオール12を形成する。ゲート構造6及び第1のサイドウオール12をマスクとして高駆動MOSトランジスタの高濃度拡散領域13を形成する。シリコン酸化膜を成膜後全面エッチングをすることで追加酸化膜17を形成し、第2のサイドウオール18を形成する。そして、ゲート構造6及び第2のサイドウオール18をマスクとして高耐圧MOSトランジスタの高濃度拡散領域19を形成する。
【選択図】図11
Description
この発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に高耐圧MOSトランジスタ及び高駆動MOSトランジスタを同一半導体基板上に備える半導体装置の製造方法に関するものである。
高耐圧MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタと高駆動MOSトランジスタとを同一半導体基板上に備える半導体装置において、両方のトランジスタのゲート絶縁膜膜厚が同一のとき、高耐圧MOSトランジスタはドレインに印加される電圧をより緩和するため、低濃度拡散層であるLDD(Lightly Doped Drain)領域の水平方向の幅(LDD長)を高駆動MOSトランジスタのLDD長に比べて長く形成する必要がある。一般に、このLDD長は、ゲート構造の対向する側壁に形成されるサイドウオールの下端部の水平方向の幅(サイドウオール幅)を変えることにより調節される。
例えば特許文献1に開示されている発明の製造方法では、まずゲート構造を形成し、シリコン基板全面に絶縁膜を成膜する。絶縁膜はCVD(Chemical Vapor Deposition)法等により等方的に成膜されるようにする。次に、高耐圧MOSトランジスタが形成される領域を覆うようにレジストマスクを形成する。
そして、シリコン基板全面に成膜された絶縁膜のうち、高駆動MOSトランジスタを形成する領域に成膜された絶縁膜をエッチングにより一旦除去する。レジストマスクの除去後再度、シリコン基板全面に絶縁膜をCVD法により成膜する。その結果、高駆動MOSトランジスタ形成領域の絶縁膜膜厚よりも、高耐圧MOSトランジスタ形成領域の絶縁膜膜厚の方が厚くなる。
次に、シリコン基板表面まで絶縁膜を異方的にエッチングする。この異方的エッチングはRIE(Reactive Ion Etching)等により、シリコン基板に対して垂直方向に優先的にエッチングが進むようにする。ゲート構造の側壁部分には絶縁膜が厚く成膜されているので、シリコン基板表面までエッチングした後も側壁部分の絶縁膜は残り、この絶縁膜がサイドウオールとなる。
ここで前述したように、高耐圧MOSトランジスタ形成領域の絶縁膜膜厚は、高駆動MOSトランジスタ形成領域の絶縁膜膜厚よりも厚く形成されている。従って、高耐圧MOSトランジスタの方が絶縁膜がより多く残ることになり、その結果、高駆動MOSトランジスタのサイドウオール幅に比べて高耐圧MOSトランジスタのサイドウオール幅は長くなる。
以上のようにして、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとのサイドウオール幅の作り分けを行い、LDD長の調節をしている。
一方、特許文献2に開示されている発明では、サイドウオール幅は同一ではあるが、ゲート絶縁膜の厚みを変えることで、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタの作り分けを行う発明が開示されている。
高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとを同一半導体基板上に備える半導体装置において、両方のトランジスタが同一のゲート絶縁膜膜厚を有するとき、従来技術ではLDD長を調節するために、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとでサイドウオール幅を変える必要があった。
このため、高耐圧MOSトランジスタ形成領域と高駆動MOSトランジスタ形成領域とで、サイドウオールとして使われる絶縁膜の膜厚を予め変える工程が必要になる。その結果、製造工程を複雑化し製造コストを増大させていた。
そこで本発明の目的は、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとでサイドウオール幅を同一にする製造方法を提供することにある。
本発明に係る半導体製造装置の製造方法は、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとを同一半導体基板上に有する半導体装置の製造方法であって、(a)前記半導体基板上に前記高耐圧MOSトランジスタの第1のゲート構造と前記高駆動MOSトランジスタの第2のゲート構造とを形成する工程と、(b)前記第1のゲート構造をマスクとして、前記高耐圧MOSトランジスタの低濃度拡散層を形成する工程と、(c)前記第2のゲート構造をマスクとして、前記高駆動MOSトランジスタの低濃度拡散層を形成する工程と、(d)前記工程(b),(c)の後に、前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造のそれぞれの側壁に第1のサイドウオールを同時に形成する工程と、(e)前記第2のゲート構造及び前記第1のサイドウオールをマスクとして、前記高駆動MOSトランジスタの前記低濃度拡散領域よりも高い不純物濃度を有する前記高駆動MOSトランジスタの高濃度拡散領域を形成する工程と、(f)前記工程(e)の後に、前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造の側壁の前記第1のサイドウオール上に別のサイドウオールを同時に追加形成することにより、前記第1のサイドウオールと前記別のサイドウオールよりなる第2のサイドウオールを形成する工程と、(g)前記第1のゲート構造及び前記第2のサイドウオールをマスクとして、前記高耐圧MOSトランジスタの前記低濃度拡散領域よりも高い不純物濃度を有する前記高耐圧MOSトランジスタの高濃度拡散領域を形成する工程とを備えるものである。
請求項1に記載の半導体装置の製造方法によれば、高耐圧MOSトランジスタの第1のゲート構造と高駆動MOSトランジスタの第2のゲート構造のそれぞれの側壁に第1のサイドウオールを同時に形成する工程と、前記第2のゲート構造及び前記第1のサイドウオールをマスクとして、前記高駆動MOSトランジスタの高濃度拡散領域を形成する工程と、前記高駆動MOSトランジスタの高濃度拡散領域を形成した後に、前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造の側壁の前記第1のサイドウオール上に別のサイドウオールを同時に追加形成することにより、前記第1のサイドウオールと前記別のサイドウオールよりなる第2のサイドウオールを形成する工程と、前記第1のゲート構造及び前記第2のサイドウオールをマスクとして、前記高耐圧MOSトランジスタの高濃度拡散領域を形成する工程とを備えているので、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタの第1及び第2のサイドウオール幅を同一にすることができる。このため、サイドウオール幅を作り分けるための工程を省略でき、製造コストを下げる事ができる。
実施の形態1.
図1から図11は本実施の形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示した工程断面図である。図中左側は、高耐圧MOSトランジスタが形成される領域である高耐圧MOSトランジスタ形成領域に対応する。図中右側は、高駆動MOSトランジスタが形成される領域である高駆動MOSトランジスタ形成領域に対応する。
図1から図11は本実施の形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に示した工程断面図である。図中左側は、高耐圧MOSトランジスタが形成される領域である高耐圧MOSトランジスタ形成領域に対応する。図中右側は、高駆動MOSトランジスタが形成される領域である高駆動MOSトランジスタ形成領域に対応する。
まず、通常のLOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)工程等に従って、半導体基板であるシリコン基板1に対し、素子分離領域(図示せず)を形成する。この素子分離領域により高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタの各素子は電気的に分離される。
次に、シリコン基板1の表面に熱酸化法またはCVD法により、絶縁膜2を形成する。そして、多結晶シリコン膜等の導電性薄膜3をCVD法等により絶縁膜2上に成膜する(図1)。次に、フォトリソグラフィー法により、ゲート構造6となる部分を覆うようにレジストマスク(図示せず)を形成する。そして、導電性薄膜3と絶縁膜2をエッチングすることでゲート構造6を形成する。ゲート構造6はゲート絶縁膜4とゲート電極5より構成される。その後アッシング処理によりレジストマスク(図示せず)を除去する(図2)。
次に、高駆動MOSトランジスタ形成領域にN型又はP型の低濃度拡散層8を形成する(図3)。まず、フォトリソグラフィー法により、レジストマスク7を形成する。レジストマスク7は、高耐圧MOSトランジスタ形成領域とP型の高駆動MOSトランジスタが形成される領域を覆うように形成する。そして、例えばP(リン)、As(砒素)等の不純物イオンをイオン注入法によりシリコン基板1に注入し、N型の低濃度拡散層8(N-層)を形成する。
この時、高駆動MOSトランジスタ形成領域のゲート構造6がマスクとなり、ゲート構造6の下端部に接するように、セルフアラインにN型の低濃度拡散層8は形成される(図3)。そして、アッシング処理によりレジストマスク7を除去する。同様にして、高耐圧MOSトランジスタ形成領域とN型の高駆動MOSトランジスタ形成領域を覆うようにレジストマスク7を形成し、例えばB(ボロン)を不純物イオンとして注入することでP型の低濃度拡散層8(P-層)を形成する。
次に、高耐圧MOSトランジスタ形成領域にN型又はP型の低濃度拡散層9を形成する(図4)。まず、フォトリソグラフィー法により、レジストマスク10を形成する。レジストマスク10は、高駆動MOSトランジスタ形成領域とP型の高耐圧MOSトランジスタが形成される領域を覆うように形成する。そしてイオン注入により、P(リン)、As(砒素)等の不純物イオンを注入し、N型の低濃度拡散層9(N-層)を形成する。
この時、高耐圧MOSトランジスタ形成領域のゲート構造6がマスクとなり、ゲート構造6の下端部に接するように、セルフアラインにN型の低濃度拡散層9は形成される(図4)。そして、アッシング処理によりレジストマスク10を除去する。同様にして、高駆動MOSトランジスタ形成領域とN型の高耐圧MOSトランジスタ形成領域を覆うようにレジストマスク10を形成し、例えばB(ボロン)を不純物イオンとして注入することでP型の低濃度拡散層9(P-層)を形成する。
次に、CVD法又はPVD(Prasuma Vapor Deposition)法等によりシリコン基板1の全面にシリコン酸化膜11を成膜する(図5)。そして、シリコン基板1の表面まで異方的にエッチングを行う。この異方的エッチングは、シリコン酸化膜11を、シリコン基板1に対して垂直方向に優先的にエッチングするようにする。例えば、RIE(Reactive Ion Etching)等の方法により行う。
次に、CVD法又はPVD(Prasuma Vapor Deposition)法等によりシリコン基板1の全面にシリコン酸化膜11を成膜する(図5)。そして、シリコン基板1の表面まで異方的にエッチングを行う。この異方的エッチングは、シリコン酸化膜11を、シリコン基板1に対して垂直方向に優先的にエッチングするようにする。例えば、RIE(Reactive Ion Etching)等の方法により行う。
この時、ゲート構造6の側壁に成膜されたシリコン酸化膜11の厚みは、ゲート構造6の上部やシリコン基板1の表面より厚くなっている。従って、シリコン基板1の表面まで異方的にエッチングを行ったとき、ゲート構造6の側壁部分にシリコン酸化膜が残り、これが高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタの第1のサイドウオール12となる(図6)。
次に、高駆動MOSトランジスタ形成領域にN型又はP型の高濃度拡散層13(ソース・ドレイン)を形成する(図7)。まず、フォトリソグラフィー法により、レジストマスク14を形成する。例えば、レジストマスク14は高耐圧MOSトランジスタ形成領域とP型の高駆動MOSトランジスタ形成領域を覆うように形成する。そして、P(リン)、As(砒素)等の不純物イオンをイオン注入法によりシリコン基板1に注入し、N型の高濃度拡散層13(N+層)を形成する。
この時、高駆動MOSトランジスタ形成領域のゲート構造6及び第1のサイドウオール12がマスクとなり、第1のサイドウオール12の下端部に接するように、セルフアラインにN+層13が形成される(図7)。そして、アッシング処理によりレジストマスク14を除去する。
同様にして、高耐圧MOSトランジスタ形成領域とN型の高駆動MOSトランジスタ形成領域を覆うようにレジストマスク14を形成し、例えばB(ボロン)を不純物イオンとして注入することでP型の高濃度拡散層13(P+層)を形成する。こうして、第1のサイドウオール12のサイドウオール幅と略同じ長さのLDD長を持つLDD領域15が形成される。
次に、CVD法又はPVD法等によりシリコン基板1の全面にシリコン酸化膜16を成膜する(図8)。そして、シリコン基板1の表面まで異方的にエッチングを行う。第1のサイドウオール12の側部には他の部分に比べてシリコン酸化膜16が厚く形成されており、この部分はエッチング後もシリコン酸化膜が残る。この第1のサイドウオール12に追加された追加酸化膜(別のサイドウオール)17と第1のサイドウオール12とで、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタの第2のサイドウオール18を構成する。その結果、第2のサイドウオール18のサイドウオール幅は、第1のサイドウオール12のサイドウオール幅よりも長くなる(図9)。
次に、高耐圧MOSトランジスタ形成領域にN型又はP型の高濃度拡散層19(ソース・ドレイン)を形成する(図10)。まず、フォトリソグラフィー法により、レジストマスク20を形成する。レジストマスク20は、高駆動MOSトランジスタ形成領域とP型の高耐圧MOSトランジスタ形成領域を覆うように形成する。そして、P(リン)、As(砒素)等の不純物イオンをイオン注入によりシリコン基板1に注入し、N型の高濃度拡散層19(N+層)を形成する。
この時、高耐圧MOSトランジスタ形成領域のゲート構造6と第2のサイドウオール18がマスクとなり、第2のサイドウオール18の下端部に接するように、セルフアラインにN+層19が形成される(図11)。そして、アッシング処理によりレジストマスク20を除去する。
同様にして、高駆動MOSトランジスタ形成領域とN型の高耐圧MOSトランジスタ形成領域を覆うようにレジストマスクを形成し、例えばB(ボロン)を不純物イオンとして注入することでP型の高濃度拡散層19(P+層)を形成する。
こうして、LDD領域21を持つ高耐圧MOSトランジスタが形成される。第2のサイドウオール18のサイドウオール幅は、第1のサイドウオール12に比べて追加酸化膜17の幅だけ長くなっている。従って、LDD領域21のLDD長は、高駆動MOSトランジスタのLDD領域15のLDD長よりも長く形成されている(図11参照)。
その後、通常の半導体装置の製造工程に従って、層間酸化膜を成膜し、コンタクトホールや配線等を形成することで半導体装置を完成させる。
以上説明したように本発明の半導体装置の製造方法によれば、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとで、第1のサイドウオール12及び第2のサイドウオール18のサイドウオール幅を同一にすることができる。サイドウオールとなるシリコン酸化膜の膜厚を予め調節する工程を必要としないので、製造工程を簡略化し製造コストを下げることができる。
また、本発明の製造方法によれば、高駆動MOSトランジスタの低濃度拡散層8及び高濃度拡散層13と、高耐圧MOSトランジスタの低濃度拡散層9及び高濃度拡散層19を別々の工程で形成する。従って、それぞれのトランジスタに適した不純物濃度に調節することができるので、より高性能な半導体装置を作成することができる。
なお、上記実施の形態では、高駆動MOSトランジスタの低濃度拡散層8を先に形成するようにしたが、高耐圧MOSトランジスタの低濃度拡散層9を先に形成するようにしてもよい。また、低濃度拡散層あるいは高濃度拡散層において、N型を先に形成するようにしたが、P型を先に形成するようにしてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1においては、第1のサイドウオール12及び第2のサイドウオール18をシリコン酸化膜により形成したが、本実施の形態ではシリコン窒化膜を用いる。その他の製造方法は実施の形態1と同一であり、重複する説明は省略する。
実施の形態1においては、第1のサイドウオール12及び第2のサイドウオール18をシリコン酸化膜により形成したが、本実施の形態ではシリコン窒化膜を用いる。その他の製造方法は実施の形態1と同一であり、重複する説明は省略する。
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとでサイドウオール幅を同一にすることができるので、工程を簡略化し製造コストを下げることができる。
また、半導体装置を完成するには、高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタを作成後、層間酸化膜を成膜し、ゲート電極と配線とのコンタクトを取るためのコンタクトホールを開口する必要がある。
ここで、層間酸化膜はシリコン窒化膜に対して高い選択比を持っている。すなわち、層間酸化膜がエッチングされる速度に比べて、シリコン窒化膜のエッチングされる速度は遅い。従って、サイドウオールをシリコン窒化膜で形成したときは、コンタクトホールを開口するためのレジスタマスクの位置とゲート電極の位置とがずれを生じたとしても、そのずれがサイドウオール幅の範囲内であれば、シリコン基板の表面までエッチングが進んでゲート電極とソース・ドレインとがショートするおそれが少なくなる。すなわち、コンタクトホールを開口する際、位置合わせのマージンに余裕を持たせることができる。
ここで、層間酸化膜はシリコン窒化膜に対して高い選択比を持っている。すなわち、層間酸化膜がエッチングされる速度に比べて、シリコン窒化膜のエッチングされる速度は遅い。従って、サイドウオールをシリコン窒化膜で形成したときは、コンタクトホールを開口するためのレジスタマスクの位置とゲート電極の位置とがずれを生じたとしても、そのずれがサイドウオール幅の範囲内であれば、シリコン基板の表面までエッチングが進んでゲート電極とソース・ドレインとがショートするおそれが少なくなる。すなわち、コンタクトホールを開口する際、位置合わせのマージンに余裕を持たせることができる。
また、サイドウオールを形成する工程には、シリコン基板全面に成膜されたシリコン窒化膜を、シリコン基板表面までエッチングする必要がある。この時、シリコン窒化膜だけでなくシリコン基板もエッチングすることで、シリコン基板に対してエッチングによるダメージを与える。シリコン窒化膜はシリコン酸化膜に比べてシリコン基板に対する選択比が高いので、サイドウオールにシリコン窒化膜用いたとき、シリコン基板に与えるエッチングダメージを緩和することができる。
1 シリコン基板、4 ゲート絶縁膜、5 ゲート電極、12 第1のサイドウオール、13,19 高濃度拡散層、15,21 LDD領域、17 追加酸化膜、18 第2のサイドウオール。
Claims (2)
- 高耐圧MOSトランジスタと高駆動MOSトランジスタとを同一半導体基板上に有する半導体装置の製造方法であって、
(a)前記半導体基板上に前記高耐圧MOSトランジスタの第1のゲート構造と前記高駆動MOSトランジスタの第2のゲート構造とを形成する工程と、
(b)前記第1のゲート構造をマスクとして、前記高耐圧MOSトランジスタの低濃度拡散層を形成する工程と、
(c)前記第2のゲート構造をマスクとして、前記高駆動MOSトランジスタの低濃度拡散層を形成する工程と、
(d)前記工程(b),(c)の後に、前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造のそれぞれの側壁に第1のサイドウオールを同時に形成する工程と、
(e)前記第2のゲート構造及び前記第1のサイドウオールをマスクとして、前記高駆動MOSトランジスタの前記低濃度拡散領域よりも高い不純物濃度を有する前記高駆動MOSトランジスタの高濃度拡散領域を形成する工程と、
(f)前記工程(e)の後に、前記第1のゲート構造と前記第2のゲート構造の側壁の前記第1のサイドウオール上に別のサイドウオールを同時に追加形成することにより、前記第1のサイドウオールと前記別のサイドウオールよりなる第2のサイドウオールを形成する工程と、
(g)前記第1のゲート構造及び前記第2のサイドウオールをマスクとして、前記高耐圧MOSトランジスタの前記低濃度拡散領域よりも高い不純物濃度を有する前記高耐圧MOSトランジスタの高濃度拡散領域を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記工程(d)は、シリコン窒化膜よりなる前記第1のサイドウオールを形成する工程を含み、
前記工程(f)は、シリコン窒化膜よりなる前記第2のサイドウオールを形成する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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US7982272B2 (en) | 2008-03-26 | 2011-07-19 | Advanced Lcd Technologies Development Center Co., Ltd. | Thin-film semiconductor device and method for manufacturing the same |
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