JP2005100685A - 表示装置及び表示装置の製造方法 - Google Patents

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一之 春原
Tatsuo Yoshioka
達男 吉岡
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祉朗 炭田
Hiroshi Sano
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Abstract

【課題】長期にわたって良好な表示性能を維持することができる表示装置及び表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】表示装置は、基板主面120Aに形成され画像を表示するための複数の画素を備えた有効部106と、有効部106の外周に沿って配置された突起部400と、基板主面120Aの少なくとも有効部106を覆うように配置された封止体300と、を備えている。封止体300は、突起部400で囲まれた内側に配置されたバッファ層311,312と、バッファ層より大きなパターンであってしかもバッファ層を被覆するとともに突起部400の少なくとも一部に重なるバリア層320,321,322とを積層した構造を有することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

この発明は、表示装置及び表示装置の製造方法に係り、特に、有効部を封止する封止体を備えた自己発光型表示装置及びその製造方法に関する。
近年、平面表示装置として、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置が注目されている。この有機EL表示装置は、自発光性素子を備えた表示装置であることから、視野角が広く、バックライトを必要とせず薄型化が可能であり、消費電力が抑えられ、且つ応答速度が速いといった特徴を有している。
これらの特徴から、有機EL表示装置は、液晶表示装置に代わる次世代平面表示装置の有力候補として注目を集めている。このような有機EL表示装置は、陽極と陰極との間に発光機能を有する有機化合物を含む有機活性層を挟持した有機EL素子をマトリックス状に配置して構成されたアレイ基板を備えている。
有機EL素子は、外気に含まれる水分や酸素に触れると、その発光特性が急速に劣化する。このため、アレイ基板上の有機EL素子を配置した主面を、外気から遮蔽し封止する技術が各種提案されている。例えば、有機EL素子の表面側に配置された電極上に、有機膜と無機膜とを積層し成膜する膜封止技術が開示されている(例えば、非特許文献1参照)。
柳雄二,「薄型,大型,フレキシブル基板の量産に対応」,フラットパネル・ディスプレイ2003,日経BP社,2002年12月27日,p.264−270
有機EL素子を封止するための封止体を形成するに際しては、良好な段差被覆性を有し、しかも、ピンホールやクラックなどの欠陥のない膜を成膜することが要求される。しかしながら、完全な無欠陥膜を得ることは現実には困難である。このため、有機EL素子を外気から完全に遮蔽することができず、長期にわたって十分な性能を維持することが困難となる。
特に、封止体の端部においては、基板主面における段差や有機膜の膜厚の拡大に伴って無機膜によるカバレッジ性能が低下するおそれがある。すなわち、段差部分や有機膜端部では、無機膜が途切れてしまったり、無機膜の密着性が低下して剥がれやすくなってしまったりすることがある。このような無機膜のカバレッジ性能の低下は、有機EL素子を外気から遮蔽することを困難なものとし、結果として、良好な表示性能を維持することができなくなってしまう。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、長期にわたって良好な表示性能を維持することができる表示装置及び表示装置の製造方法を提供することにある。
この発明の第1の様態による表示装置は、
基板主面に形成され、画像を表示するための複数の画素を備えた有効部と、
前記有効部の外周に沿って配置された突起部と、
基板主面の少なくとも前記有効部を覆うように配置された封止体と、を備え、
前記封止体は、前記突起部で囲まれた内側に配置されたバッファ層と、前記バッファ層より大きなパターンであってしかも前記バッファ層を被覆するとともに前記突起部の少なくとも一部に重なるバリア層とを積層した構造を有することを特徴とする。
この発明の第2の様態による表示装置の製造方法は、
基板主面に、画像を表示するための複数の画素を備えた有効部を形成し、
前記有効部の外周に沿って突起部を配置し、
基板主面の少なくとも前記有効部を覆うように前記突起部で囲まれた内側にバッファ層を配置し、
前記バッファ層より大きなパターンであってしかも前記バッファ層を被覆するとともに前記突起部の少なくとも一部に重なるようにバリア層を配置することを特徴とする。
この発明によれば、長期にわたって良好な表示性能を維持することができる表示装置及び表示装置の製造方法を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態に係る表示装置及び表示装置の製造方法について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態では、表示装置として、自己発光型表示装置、例えば有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置を例にして説明する。
図1及び図2に示すように、有機EL表示装置1は、画像を表示する表示エリア102を有するアレイ基板100と、アレイ基板100の少なくとも表示エリア102を密封する封止部材200とを備えて構成される。アレイ基板100の表示エリア102は、マトリクス状に配置された複数の画素PX(R、G、B)によって構成される。
各画素PX(R、G、B)は、オン画素とオフ画素とを電気的に分離しかつオン画素への映像信号を保持する機能を有する画素スイッチ10と、画素スイッチ10を介して供給される映像信号に基づき表示素子へ所望の駆動電流を供給する駆動トランジスタ20と、駆動トランジスタ20のゲート−ソース間電位を所定期間保持する蓄積容量素子30とを備えている。これら画素スイッチ10及び駆動トランジスタ20は、例えば薄膜トランジスタにより構成され、ここではそれらの半導体層にポリシリコンを用いている。
また、各画素PX(R、G、B)は、表示素子としての有機EL素子40(R、G、B)をそれぞれ備えている。すなわち、赤色画素PXRは、赤色に発光する有機EL素子40Rを備え、緑色画素PXGは、緑色に発光する有機EL素子40Gを備え、さらに、青色画素PXBは、青色に発光する有機EL素子40Bを備えている。
各種有機EL素子40(R、G、B)の構成は、基本的に同一であって、有機EL素子40は、マトリクス状に配置され画素PX毎に独立島状に形成された第1電極60と、第1電極60に対向して配置され全画素PXに共通に形成された第2電極66と、これら第1電極60と第2電極66との間に保持された有機活性層64と、によって構成されている。
アレイ基板100は、画素PXの行方向(すなわち図1のY方向)に沿って配置された複数の走査線Ym(m=1、2、…)と、走査線Ymと略直交する方向(すなわち図1のX方向)に沿って配置された複数の信号線Xn(n=1、2、…)と、有機EL素子40の第1電極60側に電源を供給するための電源供給線Pと、を備えている。
電源供給線Pは、表示エリア102の周囲に配置された図示しない第1電極電源線に接続されている。有機EL素子40の第2電極66側は、表示エリア102の周囲に配置されコモン電位(ここでは接地電位)を供給する図示しない第2電極電源線に接続されている。
また、アレイ基板100は、表示エリア102の外周に沿った周辺エリア104に、走査線Ymのそれぞれに走査信号を供給する走査線駆動回路107と、信号線Xnのそれぞれに映像信号を供給する信号線駆動回路108と、を備えている。すべての走査線Ymは、走査線駆動回路107に接続されている。また、すべての信号線Xnは、信号線駆動回路108に接続されている。
画素スイッチ10は、ここでは走査線Ymと信号線Xnとの交差部近傍に配置されている。画素スイッチ10のゲート電極は走査線Ymに接続され、ソース電極は信号線Xnに接続され、ドレイン電極は蓄積容量素子30を構成する一方の電極及び駆動トランジスタ20のゲート電極に接続されている。駆動トランジスタ20のソース電極は蓄積容量素子30を構成する他方の電極及び電源供給線Pに接続され、ドレイン電極は有機EL素子40の第1電極60に接続されている。
図2に示すように、アレイ基板100は、配線基板120上に配置された有機EL素子40を備えている。なお、配線基板120は、ガラス基板やプラスチックシートなどの絶縁性支持基板上に、画素スイッチ10、駆動トランジスタ20、蓄積容量素子30、走査線駆動回路107、信号線駆動回路108、各種配線(走査線、信号線、電源供給線等)などを備えて構成されたものとする。
有機EL素子40を構成する第1電極60は、配線基板120表面の絶縁膜上に配置される。この第1電極60は、ここではITO(Indium Tin Oxide:インジウム・ティン・オキサイド)やIZO(Indium Zinc Oxide:インジウム・ジンク・オキサイド)などの光透過性導電部材によって形成され、陽極として機能する。
有機活性層64は、少なくとも発光機能を有する有機化合物を含み、各色共通に形成されるホールバッファ層、エレクトロンバッファ層、及び各色毎に形成される有機発光層の3層積層で構成されても良く、機能的に複合された2層または単層で構成されても良い。例えば、ホールバッファ層は、陽極および有機発光層間に配置され、芳香族アミン誘導体やポリチオフェン誘導体、ポリアニリン誘導体などの薄膜によって形成される。有機発光層は、赤、緑、または青に発光する発光機能を有する有機化合物によって形成される。この有機発光層は、例えば高分子系の発光材料を採用する場合には、PPV(ポリパラフェニレンビニレン)やポリフルオレン誘導体またはその前駆体などの薄膜により構成される。
第2電極66は、有機活性層64上に各有機EL素子40に共通に配置される。この第2電極66は、例えばCa(カルシウム)、Al(アルミニウム)、Ba(バリウム)、Ag(銀)、Yb(イッテルビウム)などの電子注入機能を有する金属膜によって形成され、陰極として機能している。この第2電極66は、陰極として機能する金属膜の表面をカバーメタルで被覆した2層構造であっても良い。カバーメタルは、例えばアルミニウムによって形成される。また、LiF、BaF2、CsFなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属のハロゲン化物などを電子注入層として別途有機活性層と金属膜との間に挿入することにより、さらに注入効率を上げることが可能となる。
さらに、陽極として設けた第1電極60にAl等の金属膜、さらにはAlとITOとの積層膜等を用い、陰極側の金属膜をITO等の透明電極または金属薄膜とし、カバーメタルを水分、酸素バリア性を有する金属酸化物、金属窒化物などで構成することにより、アレイ配線、回路により制限を受ける発光有効面積を広げることが可能となる。
陰極、陽極とした電極に関しては陰極と陽極を逆に設定することも可能で特に本構成に限定されるものではない。
この第2電極66の表面は、乾燥剤として吸湿性を有する材料で被覆されることが望ましい。すなわち、有機EL素子40は、水分に触れると、その発光特性が急速に劣化する。このため、有機EL素子40を水分から保護する目的で、その表面に相当する第2電極66上に乾燥剤68が配置される。この乾燥剤68は、吸湿性を有する材料であれば良く、例えばリチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)などのアルカリ金属単体またはその酸化物、あるいは、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)などのアルカリ土類金属またはその酸化物などで形成される。
また、アレイ基板100は、表示エリア102において、少なくとも隣接する色毎に画素RX(R、G、B)間を分離する隔壁70を備えている。隔壁70は、各画素を分離するよう形成することが望ましく、ここでは、隔壁70は、各第1電極60の周縁に沿って格子状に配置され、第1電極60を露出する隔壁の開口形状が円形または多角形となるよう形成されている。この隔壁70は、樹脂材料によって形成されるが、例えば、親液性を有する有機材料によって形成された第1絶縁層、及び、第1絶縁層上に配置され疎液性を有する有機材料によって形成された第2絶縁層を積層した構造を有している。
このように構成された有機EL素子40では、第1電極60と第2電極66との間に挟持された有機活性層64にホール及び電子を注入し、これらを再結合させることにより励起子を生成し、この励起子の失活時に生じる所定波長の光放出により発光する。ここでは、このEL発光は、アレイ基板100の下面側すなわち第1電極60側から出射され、表示画面を構成する。
ところで、アレイ基板100は、配線基板120の主面に形成された有効部106を備えている。この有効部106は、ここでは少なくとも画像を表示するための複数の画素PX(R、G、B)を備えた表示エリア102を含むものとするが、走査線駆動回路107や信号線駆動回路108などを備えた周辺エリア104を含んでも良い。
アレイ基板100は、図3及び図4に示すように、配線基板120の主面において、有効部106の外周に沿って配置された突起部400を備えている。また、アレイ基板100は、配線基板120の主面のうちの少なくとも有効部106を覆うように配置された封止体300を備えている。この封止体300の表面は、ほぼ平坦化されている。
封止部材200は、図2に示すように、封止体300の表面全体に塗布された接着剤により封止体300に接着されている。この封止部材200は、プラスチックシートなどの光透過性を有する絶縁性フィルムや、ダイアモンドライクカーボン等によって構成される。
封止体300は、突起部400で囲まれた内側に配置された少なくとも1層のバッファ層311、312…と、これらのバッファ層より形成面積が大きなパターンであってしかも各バッファ層を外気から遮蔽するよう被覆するとともに突起部400の少なくとも一部を被覆するバリア層320、321、322…と、を積層した構造を有している。封止体300の最外層及び最内層は、バリア層であることが望ましい。図2に示した例では、封止体300の最内層は、バリア層320であり、封止体300の最外層は、バリア層322である。各バリア層は、その周囲で下層のバッファ層の側面を被覆することが望ましい。つまり、バリア層同士の密着性及び封止体としての封止性能を考慮すると、バリア層がそれぞれの周縁部で積層されることが望ましい。
各バッファ層311、312…は、例えばアクリル系樹脂などの有機系材料(樹脂材料)により、例えば0.1〜5μm程度の膜厚で形成される。特に、ここでは、これらのバッファ層311、312…を形成する材料としては、比較的粘性の低い液体の状態で塗布され、下層の凹凸を吸収した状態で硬化するような材料を選択することが望ましい。このような材料を用いて形成されたバッファ層311、312…は、それらの表面を平坦化する平坦化層としての機能を有する。
各バリア層320、321、322…は、例えば、アルミニウムやチタンなどの金属材料、ITOやIZOなどの金属酸化物材料、または、アルミナなどのセラミック系材料などの無機系材料により、例えば0.1μmオーダの膜厚で形成される。EL発光を第1電極60側から取り出す下面発光方式の場合、バリア層320、321、322…の少なくとも1層として適用される材料は、遮光性及び光反射性を有していることが望ましい。また、EL発光を第2電極66側から取り出す上面発光方式の場合、バリア層320、321、322…として適用される材料は光透過性を有していることが望ましい。
突起部400は、封止体300を形成する前に配置される。この突起部400は、封止体形成時において、バッファ層311…の拡がりを抑える機能を有している。すなわち、バッファ層311…は、例えば液状材料を塗布した後に硬化することで形成されるが、比較的粘性の低い材料を採用した場合には、塗布した際に必要以上に拡がってしまう。このため、例えばバッファ層311上にバリア層321を配置しても、バリア層321によってバッファ層311を完全に被覆できなくなってしまう。つまり、バッファ層311は、外気に曝されることになり、バッファ層311を介して水分や酸素が有機EL素子内に侵入してしまう。
そこで、突起部400を設けてバッファ層の拡がりを抑えることで、バリア層によってバッファ層を外気から遮蔽するように被覆することが可能となる。なお、この突起部400は、バッファ層の拡がりを確実に抑えるためには、図3に示すように、有効部106の外周に沿って全周にわたって枠状に形成されることが望ましい。しかしながら、突起部400は、有効部外周に沿った全周に形成されていなくても良く、一部に切欠部が存在しても良いし、有効部外周に沿って所定間隔をおいて島状に形成しても良い。要するに、バッファ層の拡がりを抑え、バリア層がバッファ層を完全に被覆する効果が達成できるようなパターンであれば、枠状である必要はない。
また、バッファ層を突起部400の内側に配置することにより、バッファ層より形成面積が大きなパターンの少なくとも2層のバリア層は、突起部400上(もしくは突起部を超えた配線基板の端部)で重なることになる。つまり、封止体300の端部において、確実にバリア層同士が積層され、バリア層の密着性を向上することができる。このため、バリア層が剥がれにくくなり、バリア層によるカバレッジ性能を向上することが可能となる。
さらに、突起部400の高さは、バッファ層の突起部400を超えた拡がりを抑えるためには、封止体300の高さの1/3以上であることが望ましい。ここでは、図4に示すように、封止体300は、配線基板120上に順に配置されたバリア層320、バッファ層311、バリア層321、バッファ層312、及び、バリア層322によって構成されているものとし、突起部400は、配線基板120上に配置されているものとする。
このとき、突起部400の高さは、配線基板120の主面120Aからの高さH1に相当する。また、封止体300の高さは、基板主面120Aから最も離れたバッファ層312の基板主面120Aと対向する側の表面までの高さH2に相当する(ここでは、H2は、バリア層320、バッファ層311、バリア層321、及び、バッファ層312それぞれの膜厚の総和に相当する)。
なお、封止体300を構成するバッファ層は、表面が平坦化できる程度の膜厚を有していれば1層のみでも良い。すなわち、図5に示すように、封止体300は、配線基板120上に順に配置されたバリア層320、バッファ層311、及び、バリア層321によって構成しても良い。このような構成の封止体300については、封止体の高さは、基板主面120Aからバッファ層311の表面までの高さH2に相当する(ここでは、H2は、バリア層320、及び、バッファ層311それぞれの膜厚の総和に相当する)。
図6には、封止体300の高さH2と突起部400の高さH1との比に対するバッファ層のはみ出し確率(%)の関係を示している。ここで、バッファ層のはみ出し確率とは、バッファ層を形成する際に、バッファ層の一部が突起部400を超えて配線基板120の端部側にはみだす確率に相当し、10個のサンプルそれぞれについて10箇所の測定点で測定した。
図6に示すように、バッファ層のはみ出し確率を20%以下に抑えるためには、少なくともH1がH2の1/5(H1/H2=0.2)以上であることが必要である。より望ましくは、H1がH2の1/3(H1/H2=0.33)以上とすることにより、バッファ層のはみ出し確率を0%に抑えられることが確認できた。すなわち、突起部400の高さを封止体300の高さの1/3以上とすることにより、封止体300を構成するバッファ層全体の突起部400を超えた拡がりを確実に抑制することが可能となる。したがって、バッファ層の全体が確実にバリア層によって被覆され、水分や酸素の有機EL素子への侵入を防止することができる。
また、突起部400の高さH1を封止体300の高さH2とほぼ同等とすることにより、封止体300の最上層を構成するバリア層(図4に示した例ではバリア層322、図5に示した例ではバリア層321に相当)を段差なく平坦に設けることが可能となる。つまり、最上層のバリア層322(または321)は、その下層に段差部分が存在しないため、途切れることがなく、遮蔽性能を向上することが可能であるとともに、封止体300としてのカバレッジ性能を向上することが可能となる。
図11には、封止体高さ(H2)と突起部高さ(H1)との比に対するダークエリア不良発生率(%)の関係を示している。ここで、ダークエリア不良発生率とは、有効部106を構成する画素数に対する、ダークスポット不良またはダークエッジ不良を発生した画素数の割合に相当する。
ダークエリアとは、陰極が水分や酸素などの影響で酸化(または劣化)して一部に電流が流れなくなることで画素の一部に形成される未発光エリアのことであり、ダークスポット不良及びダークエッジ不良が含まれる。ダークスポット不良は、画素の中にスポット的に未発光エリアが形成される不良である。ダークエッジ不良は、画素の周辺部に未発光エリアが形成される不良である。
このようなダークエリア不良の発生は、陰極のカバレッジ不良が主な原因である。特に、有効部106の外周に沿って突起部400を形成した場合、バリア層の少なくとも一部が突起部400とオーバラップするように構成されるが、突起部400の高さが高すぎると、バリア層が突起部400にオーバラップしにくくなり、結果として、突起部400付近において、カバレッジ性能が低下してしまう。このようなカバレッジ性能の低下は、ダークエリア不良の発生を誘発してしまい、特に、突起部400に近接した画素において、ダークエリア不良を発生しやすくなる。
そこで、図11に示すように、ダークエリア不良の発生率を20%以下に抑えるためには、少なくとも突起部400の高さH1に対する封止体300の高さH2を7/4(H1/H2=1.75)以下に設定することが必要である。より望ましくは、H1がH2の3/2(H1/H2=1.5)以下とすることにより、ダークエリア不良の発生率を0%に抑えられることが確認できた。
このような突起部400は、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ベリリウム(Be)、マグネシウム(Mg)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、インジウム(In)、スズ(Sn)、鉛(Pd)、シリコン(Si)などの金属材料単体、これらの金属材料を含む金属合金材料、これらの金属材料を含む金属酸化物材料、これらの金属材料を含む金属窒化物材料などで形成することが可能である。また、突起部400は、バリア層を形成する材料と同様に、水分を透過しない材料であることが望ましい。
また、突起部400は、電気的絶縁材料によって形成されることが望ましい。すなわち、配線基板120は、その主面に配置された各種配線(信号線、走査線、電源供給線等)を備えている。このため、各種配線上に導電性を有する材料で突起部400を形成した場合、配線間のショートが発生する。したがって、配線基板120の主面に直接配置される材料は、電気的絶縁材料であることが望ましい。なお、配線基板120の主面に絶縁膜が配置されている場合には、突起部400を電気的絶縁材料で形成する必要はなく、上述した金属材料を含む幅広い材料を採用可能である。
また、突起部400は、バリア層を形成する材料と同一材料または同一の主成分を含む材料によって形成されることが望ましい。すなわち、バッファ層を覆うように配置されたバリア層は、突起部400に重なる。このため、突起部400及びバリア層を同系材料、特に同一材料で形成することにより、突起部400とバリア層との密着性を向上することが可能となる。したがって、バリア層の遮蔽性能を向上することが可能であるとともに、封止体としてのカバレッジ性能を向上することが可能となる。
上述したような突起部400は、図7に示すような単層構造で形成しても良いし、図8に示すような複数層からなる積層構造で形成しても良い。
すなわち、図7に示すように、単層構造の突起部400は、配線基板120の主面上において配線上に直接配置する場合、電気的絶縁材料を用いて形成される。また、図7に示すような単層構造の突起部400は、配線基板120の主面上において絶縁膜を介して配置する場合、電気的絶縁材料に限らず、他の金属材料を用いて形成しても良い。このとき、バリア層との密着性を考慮して、突起部400は、バリア層を形成する材料と同一材料または同一の主成分を含む材料によって形成されることが望ましい。
また、図8に示すように、積層構造の突起部400では、配線基板120の主面上において配線上に直接配置する場合、少なくとも配線基板120上に配置された第1層410が電気的絶縁材料を用いて形成される。このとき、バリア層との密着性を考慮して、突起部400におけるバリア層と重なる最上層(図8では第2層420)は、バリア層を形成する材料と同一材料または同一の主成分を含む材料によって形成されることが望ましい。また、図8に示すような積層構造の突起部400では、配線基板120の主面上において絶縁膜を介して配置する場合、いずれの層も電気的絶縁材料に限らず、他の金属材料を用いて形成しても良い。望ましくは、バリア層との密着性を考慮して、突起部400におけるバリア層と重なる最上層(図8では第2層420)は、バリア層を形成する材料と同一材料または同一の主成分を含む材料によって形成される。
次に、有機EL表示装置の製造方法について説明する。ここでは、説明を簡略化するために、図5に示すような突起部400を蒸着法などのドライプロセスによって形成する場合を例に説明する。
まず、図9の(a)に示すように、基板SUBの主面に、有効部106を形成する。この有効部106は、金属膜及び絶縁膜の成膜やパターニングなどの処理を繰り返すことによって形成された、画素スイッチ10、駆動トランジスタ20、蓄積容量素子30、走査線駆動回路107、信号線駆動回路108の他に、信号線Xn、走査線Ym、電源供給線P等の各種配線、さらには、それぞれ有機EL素子40を備えた複数の画素PXを含むものとする。
続いて、図9の(b)に示すように、基板SUBの主面において、有効部106の外周に沿って突起部400を配置する。すなわち、基板SUBは、所定パターンを有するマスクと位置合わせされた状態でチャンバ内に配置される。このとき、マスクは、例えば枠状の開口パターンを有しており、基板主面において既に形成された有効部106を囲むように位置合わせされる。突起部400は、例えば、チャンバ内においてマスクを介して金属材料を蒸着することによって形成される。
続いて、基板SUBの主面の少なくとも有効部106を覆うように封止体300を配置する。この封止体300を形成する工程では、まず、図9の(c)に示すように、有効部106を外気から遮蔽する(被覆する)ベースバリア層320を配置する。そして、図9の(d)に示すように、ベースバリア層320上に、少なくとも有効部106より大きなパターンのバッファ層311を突起部400で囲まれた内側に配置する。さらに、図9の(e)に示すように、バッファ層311上に、少なくともバッファ層311より大きなパターンであって、しかも、バッファ層311を外気から遮蔽する(被覆する)とともに、突起部400の少なくとも一部に重なるようにバリア層321を配置する。これにより、図5に示すような構造の封止体300が配置される。
ベースバリア層320及びバリア層321を配置するための工程について、より詳細には、基板SUBは、所定パターンを有するマスクと位置合わせされた状態でチャンバ内に配置される。このとき、マスクは、例えば有効部106より大きな矩形状(突起部400で囲まれた面積より大きな矩形状)の開口パターンを有しており、基板主面において既に形成された突起部400の少なくとも一部が全周にわたって露出するように位置合わせされる。ベースバリア層320及びバリア層321は、例えば、チャンバ内においてマスクを介して金属材料を蒸着することによって形成される。
このようにして、ベースバリア層320及びバリア層321は、基板主面において、有効部106を含み、且つ、有効部106より大きな範囲にわたって形成され、その一部は、突起部400上に配置される。
バッファ層311を配置するための工程について、より詳細には、基板SUBは、所定パターンを有するマスクと位置合わせされた状態でチャンバ内に配置される。このとき、マスクは、例えば有効部106より大きな矩形状(突起部400で囲まれた面積より小さな矩形状)の開口パターンを有しており、基板主面において既に形成された突起部400を露出しないように位置合わせされる。そして、チャンバ内において液体のモノマを蒸発させ、マスクを介してベースバリア層320上にモノマを成膜する。これに続いて、モノマをポリマ化する。このようにして、バッファ層311は、突起部400で囲まれた内側における直下のベースバリア層320より小さな範囲であって、且つ、有効部106より大きな範囲にわたって形成される。
なお、モノマとして、感光性樹脂材料(例えば紫外線硬化型樹脂材料)が適用された場合、所定波長(例えば紫外線波長)の光源を用いてモノマを所定露光量で露光する。これにより、成膜されたモノマがポリマ化されることで硬化し、バッファ層311が形成される。また、モノマとして、電子線硬化型樹脂材料が適用された場合、電子線源を用いてモノマに電子ビームを照射する。これにより、成膜されたモノマがポリマ化されることで硬化し、バッファ層311が形成される。なお、気相でポリマ化する樹脂材料を蒸着することで、硬化(ポリマ化)工程を不要とすることも可能である。
続いて、封止体300の表面、すなわちバリア層321の表面全体に接着剤を塗布し、封止部材200を接着する。マザー基板上に複数のアレイ部を形成した場合には、この後、マザー基板をアレイ部毎に単個サイズに切り出す。また、必要に応じてEL発光を取り出す側の表面に偏光板を貼り付けても良い。
上述したように、突起部400を蒸着法などのドライプロセスによって形成する場合には、封止体300を形成する工程より前であればいずれのタイミングで形成しても良く、有効部106を完全に形成した後でも良い。
一方で、突起部400をフォトリソグラフィなどのウエットプロセスによって形成する場合には、有効部106を形成する工程の少なくとも有機活性層64を配置する工程よりも前のタイミングで形成する必要がある。これは、有機活性層64が水分を吸収すると急激に発光特性が劣化するためであり、有機活性層64を配置した後にウエットプロセスを行うことは望ましくない。
すなわち、有効部106の画素PXを形成する工程は、少なくとも、基板SUB主面にマトリクス状に配置され画素毎に独立島状に第1電極60を形成する工程と、第1電極60上に有機活性層64を配置する工程と、有機活性層64上に配置され全画素に共通に第2電極66を形成する工程と、を含んでいる。突起部400を配置するためのウエットプロセスは、有機活性層64を配置する工程より前に行うことが望ましい。これにより、有機活性層64の製造過程における水分吸収に伴う劣化を防止することができる。
以上説明したように、この実施の形態に係る有機EL表示装置1によれば、下層の影響を受けにくく有効部106に形成された有機EL素子40を確実に被覆することができる。また、これらバッファ層またはバリア層のいずれかにミクロ的な間隙が形成されたとしても、複数層を積層したことにより、有機EL素子40へ到達するまでのルートが長くなり、長寿命化に対して十分な効果がある。したがって、有機EL素子40を外気から遮蔽することができ、長期にわたって十分な性能を維持することができる。また、封止体300上に接着剤によって封止部材200を接着する際、あるいは、封止部材200上に接着剤によって偏向板を接着する際に、接着剤に含まれる不純物の有機EL素子40内への侵入を防止することができ、有機EL素子40の性能の劣化を防止することができる。
また、有効部106を囲むような突起部400を備えたことにより、後に形成される封止体のうち、バッファ層用材料などの比較的流動性の高い材料を成膜した際であっても必要以上の拡がりを抑えることができ、所定パターンのバリア層をバッファ層上に配置することでバッファ層を確実に被覆することができる。したがって、封止体300としてのカバレッジ性能を向上することができ、長期にわたって良好な表示性能を維持することが可能となる。
さらに、封止体300は複数層を積層して構成されるが、層数の増大及び各層の膜厚の拡大に伴って、封止体端部で大きな段差が形成される。したがって、封止体300の最上層(表面)となるバリア層は、端部での段差部分で充分なカバレッジ性能を実現できないおそれがあったが、封止体300の端部に沿って封止体の高さに近い高さを有する突起部400を予め形成しておくことにより、端部での段差を縮小することができ、充分なカバレッジ性能を達成することができ、長期にわたって良好な表示性能を維持することが可能となる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
上述した実施の形態では、封止体を構成するバッファ層が2層でバリア層が3層の場合(図4)、及び、バッファ層が1層でバリア層が2層の場合(図5)を例に説明したが、それぞれの層数の組み合わせはこの例に限定されるものではない。なお、封止体を10層以上の薄膜を積層して構成するような場合は工程数が多すぎて生産性が低下する。このため、積層する薄膜の層数は、2層以上10層未満であって、望ましくは3乃至5層に設定される。
また、突起部400の断面形状は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、図10に示すように、突起部400は、少なくとも有効部106を囲む側面401が緩斜面で形成されても良い。すなわち、配線基板120の主面120Aと側面401との成す角度θを90度より小さい角度とすることにより、側面401上で各バリア層320及び321が重なることになる。この場合、突起部400の上面402で各バリア層320及び321が重なる場合と比較して、各バリア層320及び321と突起部400との段差が緩やかになり、しかも、側面401に沿って複数のバリア層320及び321が重なるため、バリア層のカバレッジ性能及びバリア層同士の密着性、さらにはバリア層と突起部との密着性を向上することが可能となる。
図1は、この発明の一実施の形態に係る有機EL表示装置の構成を概略的に示す図である。 図2は、図1に示した有機EL表示装置の1画素分の構造を概略的に示す断面図である。 図3は、突起部及び封止体を備えた配線基板の外観を概略的に示す斜視図である。 図4は、図3に示した配線基板をA−B線で切断したときの突起部及び封止体の断面構造を概略的に示す図である。 図5は、図3に示した配線基板をA−B線で切断したときの突起部及び封止体の他の断面構造を概略的に示す図である。 図6は、封止体の高さ(H2)と突起部の高さ(H1)との比に対するバッファ層のはみ出し確率(%)の関係を示した図である。 図7は、図3に示した配線基板に適用可能な突起部の構造例を示す断面図である。 図8は、図3に示した配線基板に適用可能な突起部の他の構造例を示す断面図である。 図9の(a)乃至(e)は、有効部、突起部、及び、封止体の製造工程を説明するための図である。 図10は、図3に示した配線基板に適用可能な突起部の他の構造例を示す断面図である。 図11は、封止体高さ(H2)と突起部高さ(H1)との比に対するダークエリア不良発生率(%)の関係を示した図である。
符号の説明
1…有機EL表示装置、10…画素スイッチ、20…駆動トランジスタ、30…蓄積容量素子、40…有機EL素子、60…第1電極、64…有機活性層、66…第2電極、70…隔壁、100…アレイ基板、106…有効部、120…配線基板、200…封止部材、300…封止体、311,312…バッファ層、320,321,322…バリア層、400…突起部、PX(R、G、B)…画素、SUB…基板

Claims (14)

  1. 基板主面に形成され、画像を表示するための複数の画素を備えた有効部と、
    前記有効部の外周に沿って配置された突起部と、
    基板主面の少なくとも前記有効部を覆うように配置された封止体と、を備え、
    前記封止体は、前記突起部で囲まれた内側に配置されたバッファ層と、前記バッファ層より大きなパターンであってしかも前記バッファ層を被覆するとともに前記突起部の少なくとも一部に重なるバリア層とを積層した構造を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記突起部は、前記有効部の外周に沿った全周にわたって枠状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記突起部は、前記有効部の外周に沿った全周にわたって、少なくとも1カ所以上の切り欠き部を有する枠状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記突起部の高さは、前記封止体の高さの3/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記突起部の高さは、前記封止体の高さの1/3以上であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記突起部は、電気的絶縁材料によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記突起部は、前記バリア層を形成する材料と同一材料または同一の主成分を含む材料によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記突起部は、基板主面上に配置され電気的絶縁材料によって形成された第1層と、前記第1層上に配置され前記バリア層を形成する材料と同一材料または同一の主成分を含む材料によって形成された第2層とを積層した構造を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記バリア層は、金属材料、金属酸化物材料、または、セラミック系材料によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  10. 前記バッファ層は、樹脂材料によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  11. 前記有効部を構成する各画素は、有機EL素子を備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  12. 前記有機EL素子は、マトリクス状に配置され画素毎に独立島状に形成された第1電極と、前記第1電極に対向して配置され全画素に共通に形成された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に保持された有機活性層と、を含むことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 基板主面に、画像を表示するための複数の画素を備えた有効部を形成し、
    前記有効部の外周に沿って突起部を配置し、
    基板主面の少なくとも前記有効部を覆うように前記突起部で囲まれた内側にバッファ層を配置し、
    前記バッファ層より大きなパターンであってしかも前記バッファ層を被覆するとともに前記突起部の少なくとも一部に重なるようにバリア層を配置することを特徴とする表示装置の製造方法。
  14. 前記有効部を形成する工程は、基板主面にマトリクス状に配置され画素毎に独立島状に第1電極を形成する工程と、前記第1電極上に有機活性層を配置する工程と、前記有機活性層上に配置され全画素に共通に第2電極を形成する工程と、を含み、
    前記突起部を配置する工程は、前記有機活性層を配置する工程より前に行うことを特徴とする請求項13に記載の表示装置の製造方法。
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