JP2005100218A - ゲート開閉システム及びゲート開閉装置、並びにゲート開閉制御方法 - Google Patents

ゲート開閉システム及びゲート開閉装置、並びにゲート開閉制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ゲートを通過する許可を得るための認証処理の完了情報とゲート動作とを連動させ、認証処理の重複を防止するとともに、認証処理完了した複数の車両をまとめて通過させることを可能にする。
【解決手段】 路側装置10の路側装置本体11の制御部は、車両センサA13によってゲート20の直前にある車両51が検出されると、アンテナ12を介して車載装置30との間で無線通信を行い、所定のエリア内または所定の時間内において、通信可能な複数の車載装置30がある場合は、これらの車両51、52の車載装置30との間で課金処理を行う。そして、車両の通過を検出しながら、バー駆動制御部22へ開制御信号を出力してバー21を上げる制御を行い、課金処理を行った台数分の車両が通過する間ゲート20を開いて課金処理完了した複数の車両51、52をまとめて通過させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば駐車場や有料道路等において車両を通過させるゲートを開閉するゲート開閉システム及びゲート開閉装置、並びにゲート開閉制御方法に関する。
駐車場や有料道路の出入口等に、ゲートを設けて課金等を行うシステムは広く用いられており、最近では、車両に無線通信部とICカード等の情報記憶部とを有する車載装置を搭載し、路側装置と車載装置との間でDRSC(Dedicated Short Range Communication )等の無線通信によって課金処理を行い、ゲートを開閉する自動料金収受システムが普及しつつある。
この種の自動料金収受システムにおいて、ゲートの近くに複数の車両が存在する場合、マルチパスの影響などによって通信波が広い範囲に伝搬し、本来課金処理を行うべき直近の車両とは別の車両の車載装置と通信して課金してしまうことがあった。特に、屋内や地下の駐車場などに自動料金収受システムを設置する場合は、通信波の反射が多く生じ、かつ、狭い範囲に多くの車両が存在する可能性が高いため、マルチパスや干渉の影響が大きくなる。このような場合、先に課金された車両が出場する際にゲートの直近で重複課金されるおそれがあり、その対策が必要となる。
マルチパスを低減する方法としては、路側装置のアンテナの指向性を絞って路側装置から車載装置へ向けて放射される通信波の範囲を限定したり、車線等の車が通過するエリアの上方に電波吸収体を設けて通信波の反射を低減するなどの方法があるが、自動料金収受システムが高価なものとなってしまう。
料金収受システムにおける処理順序の修正を行う技術として、例えば、第1の車両検知装置で検知された車両に対して車両情報の送信要求を行って車両情報を取得し、検知した車両の進入順に車両情報を記憶装置に記憶するとともに、第1の車両検知装置よりも出口に近い第2の車両検知装置で検知された車両の車両情報を当該車両の車載機のICカードより読み出し、この車両情報に基づいて、記憶装置に記憶されている車両情報の順番を置換するデータ順序変換回路を備えたものがある(特許文献1参照)。
また、料金収受システムにおける通行料金の未収受を防止する技術として、例えば、車両検知装置で検知された車両のナンバープレートを読み取り、このナンバープレートの番号を車両番号管理テーブルで照合することで、料金支払い済みの車両と未払いの車両とを判別するシステムなどが提案されている(特許文献2参照)。
上記従来例は、料金収受の処理順序に違いが発生した場合に取得した車両情報の順序を入れ替えて処理順序の修正を行ったり、ナンバープレートを読み取って該当車両の課金処理の状況を判別したりすることで、重複課金や料金未収受を防止するものであるが、ゲート手前にある複数の車両をまとめた通過制御などは行われていなかった。
特開平11−185075号公報 特開平11−328576号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ゲートを通過する許可を得るための認証処理の完了情報とゲート動作とを連動させ、認証処理の重複を防止するとともに、認証処理完了した複数の車両をまとめて通過させることが可能なゲート開閉システム及びゲート開閉装置、並びにゲート開閉制御方法を提供することを目的とする。
本発明のゲート開閉システムは、車両を通過させるゲートを開閉するゲート開閉装置と、前記車両に設けられ前記ゲート開閉装置と通信を行う車載装置とを有するゲート開閉システムであって、前記車載装置と通信を行う通信手段と、前記通信手段の通信領域にある車両を検出する第1の車両検出手段と、前記車載装置との間で情報を通信して対応する車両が前記ゲートを通過する許可を得るための認証処理を行う認証手段と、前記認証処理を完了した車載装置の識別情報を記憶する記憶手段と、前記ゲートを通過する車両を検出する第2の車両検出手段と、前記認証手段によって複数の車両の車載装置に対する認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間前記ゲートを開く制御を行う制御手段とを備えるものである。
上記構成により、認証手段によって複数の車両の車載装置に対する認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間ゲートを開くようにすることで、複数の車載装置の認証処理をまとめて行う際に、認証処理の重複を防止するとともに、認証処理完了した複数の車両をまとめて支障なく通過させることが可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のゲート開閉システムであって、前記認証手段は、通信可能な車載装置を持つ複数の車両がある場合に、所定の領域または所定の時間内において通信可能な車載装置との間で認証処理を行うものも含まれる。
上記構成により、所定の領域または所定の時間内において、通信可能な複数の車載装置との間で、例えば順次認証処理を行うことが可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のゲート開閉システムであって、前記認証手段は、通信可能な複数の車載装置との間で複数の通信スロットを用いて認証処理を行うものも含まれる。
上記構成により、通信可能な複数の車載装置との間で複数の通信スロットで多重通信を行い認証処理を行うことが可能となり、短時間で複数の認証処理を実行し完了することができる。
また、本発明の一態様として、上記のゲート開閉システムであって、前記第1の車両検出手段は、前記ゲートの直前にある車両を検出するものであり、前記制御手段は、前記第1の車両検出手段によって車両が検出されたときに、前記車載装置の識別情報を取得して前記認証処理が完了しているか否かを判断し、通信可能な車載装置に対する認証処理が完了しており、対応するいずれかの車両が前記ゲートの直前にある場合は前記ゲートを開き、前記第2の車両検出手段によって前記認証処理が完了した台数分の車両の通過が検出されると前記ゲートを閉じる制御を行うものも含まれる。
上記構成により、認証手段によって複数の車両の車載装置に対する認証処理を行った場合に、認証処理が完了したいずれかの車両がゲートの直前にあるときにゲートを開き、認証処理が完了した台数分の車両の通過が検出されるとゲートを閉じることで、認証完了した車両をその台数分確実に通過させることが可能となる。
また、本発明の一態様として、上記のゲート開閉システムであって、前記認証手段は、前記認証処理において前記ゲートの通過に関する料金の課金処理を行うものも含まれる。
上記構成により、車載装置と通信してゲートの通過に関する料金の課金処理を行う場合に、重複課金を防止しつつ、課金処理完了した複数の車両をまとめて支障なく通過させることが可能となる。
本発明のゲート開閉装置は、車両を通過させるゲートを開閉するゲート開閉装置であって、前記ゲートの直前にある車両を検出する第1の車両検出手段と、前記ゲートを開閉駆動するゲート駆動手段と、前記車両に設けられた車載装置と通信を行う通信手段と、前記車載装置との間で情報を通信して対応する車両が前記ゲートを通過する許可を得るための認証処理を行う認証手段と、前記認証処理を完了した車載装置の識別情報を記憶する記憶手段と、前記ゲートを通過する車両を検出する第2の車両検出手段と、前記認証手段によって複数の車両の車載装置に対する認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間前記ゲート駆動手段へ開制御信号を出力する制御手段とを備えるものである。
上記構成により、認証手段によって複数の車両の車載装置に対する認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間ゲートを開くようにすることで、複数の車載装置の認証処理をまとめて行う際に、認証処理の重複を防止するとともに、認証処理完了した複数の車両をまとめて支障なく通過させることが可能となる。
本発明のゲートの開閉制御方法は、車両を通過させるゲートの開閉制御方法であって、前記車両に搭載された車載装置と通信を行うステップと、前記通信時の通信領域にある車両を検出するステップと、前記車載装置との間で情報を通信して対応する車両が前記ゲートを通過する許可を得るための認証処理を行うステップと、前記認証処理を完了した車載装置の識別情報を記憶するステップと、所定の領域または所定の時間内において、前記認証処理の通信が可能な車両が他にあるか否かを判断し、通信可能な車載装置との間で認証処理を行うステップと、前記ゲートを通過する車両を検出するステップと、複数の車両の車載装置に対して前記認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間前記ゲートを開く制御を行うステップとを有するものである。
上記手順により、複数の車両の車載装置に対する認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間ゲートを開くようにすることで、複数の車載装置の認証処理をまとめて行う際に、認証処理の重複を防止するとともに、認証処理完了した複数の車両をまとめて支障なく通過させることが可能となる。
本発明によれば、ゲートを通過する許可を得るための認証処理の完了情報とゲート動作とを連動させ、認証処理の重複を防止するとともに、認証処理完了した複数の車両をまとめて通過させることが可能なゲート開閉システム及びゲート開閉装置、並びにゲート開閉制御方法を提供できる。
本実施形態では、駐車場や有料道路等の出口に設置され、料金収受に関する処理を行うとともに、ゲートを開閉して車両の通過を制御するゲート開閉システムの一例を示す。
図1は本発明の第1の実施形態に係るゲート開閉システムの構成を示す図、図2はゲート開閉システムの路側装置及びゲート装置の構成を示すブロック図、図3はゲート開閉システムの車載装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態のゲート開閉システムは、車両51、52の通過経路上に設けられたゲート20を開閉するゲート開閉装置として機能する路側装置10を有して構成され、車両51、52の内部に搭載された車載装置30との間で無線通信を行うものである。
路側装置10は、路側装置本体11と、アンテナ12と、ゲート20の手前に位置する車両を検出する第1の車両検出手段の一例に相当する車両センサA13と、ゲート20を通過した車両を検出する第2の車両検出手段の一例に相当する車両センサB14と、車両の通行を遮断、許可するためのゲート20を構成するバー21と、バー21を駆動して開閉するバー駆動制御部22とを備える。
路側装置本体11は、車載装置30と通信を行う通信手段の一例に相当する通信部15と、各種情報を記憶する記憶手段の一例に相当するメモリ16と、路側装置10の各部の制御を行う制御部17とを備える。制御部17は、制御手段及び認証手段の機能を有する。本実施形態では、路側装置10と車載装置30との間でDSRC(Dedicated Short Range Communication :挟域通信)による無線通信を行い、近距離の所定範囲においてゲート通過の認証処理等に関する情報の送受信を行う例を示す。DSRCによる無線通信は、例えば社団法人電波産業会(ARIB)によって策定された標準規格であるSTD−T75などに規定されている。メモリ16は、通信を行った車載装置30の情報など、通信または処理の経過や履歴に関する情報などの各種情報を記憶するものである。例えば、メモリ16にはゲート通過の認証処理としての課金処理が完了した車載装置30のID情報などが記憶される。
アンテナ12は、ゲート20近傍において車両51、52よりも上部に配設される。例えば、ゲートの枠などに取り付けたり、屋内駐車場の場合は天井近傍などに設置される。バー21は、細長い板状または棒状の部材などで構成され、基端部が回動可能にバー駆動制御部22に取り付けられており、バー駆動制御部22の駆動によって基端部を支点に回動することでゲート20が開閉するようになっている。
車両センサA13、車両センサB14は、磁気センサ等を用いて構成され、ゲート20の通過経路上の路面の下部に配設されている。ここで、車両センサA13はゲート20の手前に、車両センサB14はゲート20の後方にそれぞれ配置されている。車両センサA13は、ゲート20の直前に走行してきた車両を検出し、検出信号を路側装置本体11に出力する。車両センサB14はゲート20を通過して出て行く車両を検出し、検出信号を路側装置本体11に出力する。なお、車両センサA13、車両センサB14は、上記構成に限らず、光学センサを用いたものなど、種々の検出手段によって実現可能である。
車載装置30は、路側装置10と通信を行う通信部31と、アンテナ32と、動作状態などの各種情報表示を行うLCDやLED等からなる表示部33と、操作入力を行うキーボタン等を有してなる操作部34と、各種情報を記憶するメモリ35と、着脱可能な記憶媒体であるICカード39に対するデータの読み書き処理を行うICカード処理部36と、ICカード39を接続するカードインタフェース37と、車載装置30の各部の制御を行う制御部38とを備える。
ICカード39には、カードのID情報、料金支払いに用いる価値の残高などの課金情報、課金処理や通過ゲートなどの履歴情報などが記憶される。また、ICカード39に記憶される情報としては、使用者情報、装着する車載装置のID情報、この車載装置を搭載した車両の登録情報などを含む場合もある。なお、ICカードの代わりに、プリペイドカードやクレジットカードなどを利用する構成とすることも可能である。
次に、第1の実施形態として、ゲート開閉システムにおける動作の第1例を示す。まず、第1の実施形態における動作の概要を説明する。第1の実施形態の路側装置10は、ゲート20の近傍に通信可能な車載装置30が複数ある場合に、これらの複数の車載装置30と順次通信して課金処理を行う。すなわち、ある時点で先頭の車両51がゲート20の直前に到達してから、所定のエリア内または所定の時間内において、通信可能な車載装置30と順次課金処理を行う。その後、課金処理を行った台数分の車両が通過する間ゲート20を開き、課金処理完了した車両を通過させる。
続いて、第1の実施形態のゲート開閉システムにおけるゲート開閉動作手順を詳細に説明する。図4は第1の実施形態のゲート開閉システムにおける動作手順を示すフローチャートである。このゲート開閉動作は、主に路側装置本体11の制御部17の制御によって実行される。
路側装置本体11の制御部17は、車両センサA13によってゲート20の直前にある車両51が検出されると(ステップS31)、通信部15に指示を送って無線通信を開始し、通信エリア内にある車載装置30との間で送受信を行う(ステップS32)。通常は、検出された車両51に搭載された車載装置30と通信を行うが、ゲート20付近に複数の車両が存在する場合は、マルチパスの影響などによって少し離れた位置にある車両52に搭載された車載装置30との間で通信が行われることもある。
そして、通信相手の車載装置30のID情報を読み取り(ステップS33)、取得したIDに対する課金処理が未完了である場合は、制御部17は通信相手の車載装置30との間でゲート通過に関する課金処理を行う(ステップS34)。この課金処理は、駐車場の使用料や道路の通行料などを決済するための処理で、車載装置(または車両)のID情報の認証及び決済に関する価値の徴収に関する処理を行う。なお、実際の決済については、車載装置30のICカード39を用いて、前払い、後払い、同時支払いなどの種々の決済形態をとることができるため、認証処理としてID情報の確認、料金や通行日時の記録などを行うだけでもよい。
次いで、課金処理が完了したか否かを判断し(ステップS35)、完了するまでステップS34の課金処理を継続する。課金処理が完了すると、制御部17は課金処理が完了した車載装置30のID情報をメモリ16に記録する(ステップS36)。そして、課金完了した台数をカウントするカウンタのカウント値を1加算(インクリメント)する(ステップS37)。
その後、通信エリアや通信時間などを参照し、所定のエリア内または所定の時間内において、他に通信可能な車載装置30を搭載した車両があるか否かを判断する(ステップS38)。ここで、他に通信可能な車載装置30がある場合は、ステップS32に戻り、前記と同様にステップS32〜S37の処理をくり返し実行して課金処理を行い、課金処理が完了した車載装置30のID情報をメモリ16に記録するとともに、課金完了した台数をインクリメントする。
一方、ステップS38において通信可能な車載装置30が他に存在しない場合は、制御部17はゲート20を開くためにバー駆動制御部22へ開制御信号を出力する(ステップS39)。この開制御信号に基づき、バー駆動制御部22がバー21を上がる方向へ駆動することで、ゲート20が開かれる。そして、車両センサB14によってゲート20の直後にある車両を検出し、この車両センサB14の出力によって車両がゲート20を通過したか否かを判断する(ステップS40)。
車両の通過が検出されると、制御部17はメモリ16に記憶した課金完了台数を参照し、課金処理した台数分の車両が通過したか否かを判断する(ステップS41)。ここで、課金処理済みの台数分の車両がまだ通過していない場合は、ステップS39〜S41の処理をくり返し、課金処理した台数分の車両が通過するまでゲート20を開いておく。なおこのとき、制御部17が通過する車両ごとに車載装置30からID情報を取得し、課金処理が完了しているか否かを確認するステップを追加してもよい。このようにすれば、課金処理が完了していない車両を誤って通過させてしまうことを防止できる。
ステップS41において課金処理した台数分の車両が通過したことが検出されると、制御部17はゲート20を閉じるためにバー駆動制御部22へ閉制御信号を出力する(ステップS42)。この閉制御信号に基づき、バー駆動制御部22がバー21を下げる方向へ駆動することで、ゲート20が閉じられる。その後、メモリ16に記憶した課金完了台数をクリアし(ステップS43)、ステップS31に戻って次の車両が検出されるまで待機する。
図5は第1の実施形態の課金処理における通信手順の概要を示す図である。この図5において、1つのブロックは1つの通信スロットを概念的に示したものであり、路側装置本体11と車載装置30との間で順次直列的にデータの送受信が行われる。ここでは、3つの通信スロットで1台分の課金処理が実行されるものとし、A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3はそれぞれの車載装置で課金処理を行うときの通信スロットを示している。
図5の例は、A1〜A3とB1〜B3の2台分について、1つのグループXとしてまとめて課金処理が行われ、C1〜C3は1台のみがグループYとして課金処理が行われた場合である。この場合、S1のタイミングで図4のステップS32の通信開始処理がなされ、S2のタイミングで図4のステップS39のゲート開処理がなされる。
このように、第1の実施形態では、複数の車載装置との間で課金処理をまとめて行うとともに、課金処理の完了情報とゲート動作とを連動させて、ゲート開閉を制御するようにしている。そして、路側装置本体11と通信可能な状態の車載装置30との間で、所定のエリア内または所定の時間内において順次無線通信を行って課金処理を実行した後、課金処理を完了した台数分の車両が通過する間はゲート20を開くようにする。これによって、通信可能な車載装置30に対して複数まとめて課金処理を行うとともに、課金処理が完了した車載装置30を搭載した車両をまとめてゲート20より通過させることが可能となる。なお、予め複数課金処理を行う台数を設定し、この設定台数分の課金処理とゲート通過の制御を行うようにしてもよい。
したがって、例えば、ゲート20の近くに複数の車両が存在し、マルチパスの影響などによって、本来課金処理を行うべきゲート20の直前の車両51ではなく、ゲート20より少し離れた位置にある車両52の車載装置30との間で通信して課金処理が行われた場合でも、ゲート20を閉じたまま複数台数まとめて課金処理を行った後に、課金処理完了台数分をまとめてゲート20を開いて通過させることで、重複課金を防止しつつ課金処理完了した車両を確実に通過させることが可能となる。
次に、第2の実施形態として、ゲート開閉システムにおける動作の第2例を示す。まず、第2の実施形態における動作の概要を説明する。第2の実施形態は、課金処理を行う無線通信において時分割多重通信方式を用いた場合の例であり、ゲート20の近傍に通信可能な車載装置30が複数ある場合に、複数の通信スロット(DSRCのMDSなど)を用いて並列的に複数の車載装置30と通信して課金処理を行う。すなわち、ある時点で先頭の車両51がゲート20の直前に到達してから、所定のエリア内または所定の時間内において、通信可能な車載装置30と並列に課金処理を行い、その後、課金処理を行った台数分だけゲート20を開いて課金処理完了した車両を通過させる。
図6は第2の実施形態のゲート開閉システムにおける動作手順を示すフローチャートである。このゲート開閉動作は、主に路側装置本体11の制御部17の制御によって実行される。
路側装置本体11の制御部17は、車両センサA13によってゲート20の直前にある車両51が検出されると(ステップS51)、通信部15に指示を送って無線通信を開始し、通信エリア内にある車載装置30との間で複数の通信スロットを用いて並列して送受信を行い、複数の車載装置30に対して並列で課金処理を行う(ステップS52)。
図7は第2の実施形態の課金処理における通信手順の概要を示す図である。この図7において、1つのブロックは1つの通信スロットを概念的に示したものであり、路側装置本体11と車載装置30との間で時分割された複数の通信スロットを用いてデータの送受信が行われる。通信スロットの構成は、ヘッダHと第1〜第4の通信スロットSL1〜SL4を有するものとする。ここでは、順次送受信される3つの通信スロットで1台分の課金処理が実行されるものとし、A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3、D1〜D3はそれぞれの車載装置で課金処理を行うための通信スロットを順に示している。なお通信スロットは時分割以外に、周波数分割や符号分割されたものを用いてもよい。
図7の例は、通信スロットSL1〜SL3において、A1〜A3、B1〜B3、C1〜C3、D1〜D3の4台分の課金処理が並列に行われた場合である。このように、複数の通信スロットを用いることで1台の課金処理が開始されて完了するまで待たずとも、複数の車載装置30との間で短時間に課金処理を行うことができる。
そして、課金処理が完了すると、制御部17は課金処理が完了した車載装置30のID情報をメモリ16に記録する(ステップS53)。そして、課金完了した台数をカウントするカウンタのカウント値を加算(インクリメント)する(ステップS54)。その後、通信エリアや通信時間などを参照し、所定のエリア内または所定の時間内において、さら他に通信可能な車載装置30を搭載した車両があるか否かを判断する(ステップS55)。ここで、さらに他に通信可能な車載装置30がある場合は、ステップS52に戻り、前記と同様に課金処理を行い、課金処理が完了した車載装置30のID情報をメモリ16に記録するとともに、課金完了した台数をインクリメントする。
その後のステップS56〜S60の処理は、前述した第1の実施形態におけるステップS39〜S43の処理と同様である。すなわち、ステップS55において通信可能な車載装置30が他に存在しない場合は、制御部17はバー駆動制御部22へ開制御信号を出力してゲート20を開く制御を行い(ステップS56)、車両がゲート20を通過したことを検出する(ステップS57)。そして、メモリ16に記憶した課金完了台数を参照して、課金処理した台数分の車両が通過したか否かを判断し(ステップS58)、課金処理した台数分の車両が通過するまでゲート20を開いておく。
ステップS58において課金処理した台数分の車両が通過したことが検出されると、制御部17はバー駆動制御部22へ閉制御信号を出力してゲート20を閉じる制御を行う(ステップS59)。その後、メモリ16に記憶した課金完了台数をクリアし(ステップS60)、ステップS51に戻って次の車両が検出されるまで待機する。
このように、第2の実施形態では、路側装置本体11と通信可能な状態の車載装置30との間で、所定のエリア内または所定の時間内において複数の通信スロットを用いて並列して無線通信を行って課金処理を実行した後、課金処理を完了した台数分の車両が通過する間はゲート20を開くようにする。これによって、第1の実施形態と同様に、通信可能な車載装置30に対して複数まとめて課金処理を行うとともに、課金処理が完了した車載装置30を搭載した車両をまとめてゲート20より通過させることが可能となり、重複課金を防止しつつ課金処理完了した車両を複数まとめて確実に通過させることができる。
本発明は、ゲートを通過する許可を得るための認証処理の完了情報とゲート動作とを連動させ、認証処理の重複を防止するとともに、認証処理完了した複数の車両をまとめて通過させることが可能となる効果を有し、例えば駐車場や有料道路等において車両を通過させるゲートを開閉するゲート開閉システム及びゲート開閉装置、並びにゲート開閉制御方法等に有用である。
本発明の実施形態に係るゲート開閉システムの構成を示す図 本実施形態のゲート開閉システムの路側装置及びゲート装置の構成を示すブロック図 本実施形態のゲート開閉システムの車載装置の構成を示すブロック図 第1の実施形態のゲート開閉システムにおける動作手順を示すフローチャート 第1の実施形態の課金処理における通信手順の概要を示す図 第2の実施形態のゲート開閉システムにおける動作手順を示すフローチャート 第2の実施形態の課金処理における通信手順の概要を示す図
符号の説明
10 路側装置
11 路側装置本体
12 アンテナ
13 車両センサA
14 車両センサB
15 通信部
16 メモリ
17 制御部
20 ゲート
21 バー
22 バー駆動制御部
30 車載装置
31 通信部
32 アンテナ
35 メモリ
38 制御部
39 ICカード
51、52 車両

Claims (7)

  1. 車両を通過させるゲートを開閉するゲート開閉装置と、前記車両に設けられ前記ゲート開閉装置と通信を行う車載装置とを有するゲート開閉システムであって、
    前記車載装置と通信を行う通信手段と、
    前記通信手段の通信領域にある車両を検出する第1の車両検出手段と、
    前記車載装置との間で情報を通信して対応する車両が前記ゲートを通過する許可を得るための認証処理を行う認証手段と、
    前記認証処理を完了した車載装置の識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記ゲートを通過する車両を検出する第2の車両検出手段と、
    前記認証手段によって複数の車両の車載装置に対する認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間前記ゲートを開く制御を行う制御手段と
    を備えるゲート開閉システム。
  2. 請求項1に記載のゲート開閉システムであって、
    前記認証手段は、通信可能な車載装置を持つ複数の車両がある場合に、所定の領域または所定の時間内において通信可能な車載装置との間で認証処理を行うゲート開閉システム。
  3. 請求項1に記載のゲート開閉システムであって、
    前記認証手段は、通信可能な複数の車載装置との間で複数の通信スロットを用いて認証処理を行うゲート開閉システム。
  4. 請求項1に記載のゲート開閉システムであって、
    前記第1の車両検出手段は、前記ゲートの直前にある車両を検出するものであり、
    前記制御手段は、前記第1の車両検出手段によって車両が検出されたときに、前記車載装置の識別情報を取得して前記認証処理が完了しているか否かを判断し、通信可能な車載装置に対する認証処理が完了しており、対応するいずれかの車両が前記ゲートの直前にある場合は前記ゲートを開き、前記第2の車両検出手段によって前記認証処理が完了した台数分の車両の通過が検出されると前記ゲートを閉じる制御を行うゲート開閉システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載のゲート開閉システムであって、
    前記認証手段は、前記認証処理において前記ゲートの通過に関する料金の課金処理を行うゲート開閉システム。
  6. 車両を通過させるゲートを開閉するゲート開閉装置であって、
    前記ゲートの直前にある車両を検出する第1の車両検出手段と、
    前記ゲートを開閉駆動するゲート駆動手段と、
    前記車両に設けられた車載装置と通信を行う通信手段と、
    前記車載装置との間で情報を通信して対応する車両が前記ゲートを通過する許可を得るための認証処理を行う認証手段と、
    前記認証処理を完了した車載装置の識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記ゲートを通過する車両を検出する第2の車両検出手段と、
    前記認証手段によって複数の車両の車載装置に対する認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間前記ゲート駆動手段へ開制御信号を出力する制御手段と
    を備えるゲート開閉装置。
  7. 車両を通過させるゲートの開閉制御方法であって、
    前記車両に搭載された車載装置と通信を行うステップと、
    前記通信時の通信領域にある車両を検出するステップと、
    前記車載装置との間で情報を通信して対応する車両が前記ゲートを通過する許可を得るための認証処理を行うステップと、
    前記認証処理を完了した車載装置の識別情報を記憶するステップと、
    所定の領域または所定の時間内において、前記認証処理の通信が可能な車両が他にあるか否かを判断し、通信可能な車載装置との間で認証処理を行うステップと、
    前記ゲートを通過する車両を検出するステップと、
    複数の車両の車載装置に対して前記認証処理を行った場合に、この認証処理が完了した台数分の車両が通過する期間前記ゲートを開く制御を行うステップと
    を有するゲートの開閉制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2019017439A1 (ja) * 2017-07-21 2019-07-25 株式会社村田製作所 入退場管理システムおよび入退場管理方法

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