JP2007108930A - 自動料金収受システム用車載器 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動料金収受システム用車載器において、ICカードをつけたままにしておかなくても使用でき、しかも、複数枚のICカードを決済用に使用でき、決済に使用したICカードだけにその料金収受情報を書き込むようにしてセキュリティ性を高める。
【解決手段】車載器1の第1の記憶部7に、使用する複数枚のICカード12の識別情報および決済情報を記憶させておく。複数枚のICカード12のうちから、今回の決済に使用するICカード12を選択すると、有料道路を利用したとき、路上装置から受信した料金収受情報をそのICカード12の識別情報と関連つけて第1の記憶部7に記憶する。車載器1にICカード12を近づけると、両者が通信し、車載器1は、ICカード12の識別情報が予め登録されている識別情報と同じであった場合に限り、そのICカード12にその識別情報と関連つけて記憶されている料金収受情報を書き込む。
【選択図】図2

Description

本発明は複数のICカードによる決済が可能な自動料金収受システム用車載器に関する。
高速道路などの有料道路においては、料金所の無人化、キャッシュレス化などを目的として、料金所において車両が停止せずに料金の支払いができる自動料金収受システム(Electronic Toll Collection system;ETCシステム)が構築されている。この従来のETCシステムは、特許文献1に開示されているように、路上に設置された路上装置と、この路上装置と双方向無線通信により料金収受を行うETC車載器と、その料金収受の決済を行うための料金決済情報が記憶されたICカード(ETCカード)とで構成されている。
車載器には、ICカードに対して情報を読書きするカードリーダが設けられており、使用時には、予め登録されたICカードをカードリーダに差し込んだままにしておく。これにより、車載器は、ICカードから料金収受に必要な決済情報を読み取って路上装置との双方向通信の際に決済情報を送信し、路上装置からは料金収受情報(利用日時、利用区間、通行料金など)を受信する。
料金収受情報を受信した車載器は、その料金収受情報をICカードに書き込む。一方、ETCシステムの中央処理センターは、ICカードがクレジットタイプのカードである場合には、前記決済情報に基づいてICカードに関連付けられた利用者の預金口座から、料金を事後的に引き落とす。また、ICカードがプリペイドタイプである場合には、当該ICカードに電子的に記憶されている金額の残高の中から課金料金をそのまま受領する。
特開2000−99784
上述した従来のETCシステムでは、路上装置から受信した料金収受情報を含む全ての情報をICカードに書き込み、車載器からICカードを抜き取る際には、車載気に記憶されている路上装置からの情報を消去するようにしていた。
ところで、最近、二輪車でのETCシステム利用が望まれている。二輪車へのETCシステムの適用を妨げる大きな理由は、車載記にICカードを差し込んだままにしておかねばならないところにある。つまり、二輪車では、雨滴がICカードの挿入口から車載器内部に浸入し、これが故障の原因となるので、二輪車にETCシステムの車載器を搭載することが困難であるからである。
車載器にICカードを差し込んだままにしなければ、ETCシステムの二輪車への適用が可能になる。車載器にICカードを差し込まない場合には、路上装置から受信した料金収受情報を車載器に記憶させておく必要があるが、車載器に記憶される料金収受情報をその料金収受に利用したICカードと異なるICカードを使って不正に読み出される恐れがある。
また、ICカードを差し込んだままにしておかなくとも良くなると、1台の車載器に複数のICカードを登録しておくことによって複数のICカードを選択して使用することが可能となる。ところが、このように利便性を向上しようとした場合に、路上装置から受信した料金収受情報を複数枚のICカードのうち、今回の支払いの対象にしたICカードに間違いなく書き込むことができず、ICカードで正確な利用履歴を管理することができなくなってしまう。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ICカードを差し込んだままにしておかなくとも使用することができ、しかも、料金収受情報を決済に使ったICカードに誤りなく書き込むことができる自動料金収受システム用車載器を提供することにある。
請求項1の発明は、路上装置との無線通信によってICカードによる料金収受処理を自動的に行う自動料金収受システムに使用される車載器において、前記ICカードとの直接的な通信により、または中間通信装置を介する前記ICカードとの間接的な通信により、前記ICカードとの間で情報の送受が可能な通信手段と、前記ICカードの少なくとも識別情報、決済情報、前記路上装置から取得した料金収受に関する情報を記憶する記憶手段と、制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記路上装置から取得した前記料金収受に関する情報を、前記料金収受処理に使用する前記ICカードの前記識別情報と関連つけて前記記憶手段に記憶させる料金収受情報記憶制御手段と、前記記憶手段に記憶された情報を前記ICカードへ送信する際に、当該送信先の前記ICカードの前記識別情報を取得し、取得した当該ICカードの前記識別情報と関連付けて記憶された情報を選択して前記通信手段から送信する情報送信制御手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、ICカードを車載器につけたままにしなくとも済み、しかも、路上装置から取得した料金収受に関する情報はICカードの識別情報に関連つけて記憶手段に記憶されていて、その情報を識別情報が一致するICカードにしか書き込まない。このため、料金収受に関する情報は、他のカードを使用して不正に読み出すことができず、セキュリティ性に優れると共に、決済に使用したICカードに誤りなく書き込むことができる。
請求項2の発明に係る車載器では、前記制御手段は、前記ICカードに対して通信を行う際、当該ICカードの識別情報を取得してその識別情報が前記記憶手段に記憶された前記ICカードの識別情報と一致しない場合、前記記憶手段に記憶された情報を前記通信手段から送信しないように制御するので、料金収受に関する情報を読み取られる恐れがなく、より一層セキュリティ性が向上する。
請求項3の発明に係る車載器では、前記記憶手段に記憶される情報のうち、前回の前記ICカードへの情報の書き込み以後に記憶された情報には、未送信情報である旨の情報を付加し、未送信情報である旨の情報が付加されている情報のみを前記ICカードに送信するので、そのICカードについて記憶手段に記憶されている全情報をその都度書き込むといった無駄をなくすことができる。
請求項4の発明に係る車載器では、前記記憶手段には、複数の前記ICカードについて、前記識別情報および前記決済情報が記憶され、前記料金収受情報記憶制御手段は、前記路上装置から取得した前記料金収受に関する情報を、前記複数のICカードのうち、決済に使用する1つのICカードの前記識別番号と関連つけて前記記憶手段に記憶させるので、決済用に複数のICカードが記憶されている場合であっても、各ICカードに、それぞれが決済した料金収受に関する情報を誤りなく書き込むことができる。
請求項5の発明に係る車載器では、通信手段によりICカードから当該ICカードに記憶された料金収受に関する履歴情報が受信可能で、その受信の際にICカードの識別情報を併せて取得し、ICカードから履歴情報を取得した際、その履歴情報をICカードの識別情報と関連つけて記憶手段に記憶させので、車載器側の履歴情報をICカード側の履歴情報と同じにすることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を有料道路のETCシステムに適用した第1の実施形態につき図1ないし図5を参照しながら説明する。
図1に示されているように、ETC車載器(以下、単に車載器という。)1は、車両に着脱可能に取り付けられている。この車載器1の本体ケース2の上部には、複数の押釦スイッチからなる操作部3が設けられていると共に、複数の発光ダイオードやブザーなどからなる報知部4が設けられている。
この車載器1の電気的構成は、図2(a)のブロック図に示されている。図2(a)のように、車載器1は、上記の操作部3および報知部4の他、第1の無線通信部5、第2の無線通信部6、第1の記憶部7、第2の記憶部8、制御手段としての制御部9、車両インターフェース10、電源部11などを備えている。そのうち、第1の無線通信部5は、有料道路のインターチェンジに設けられた路上装置(図示せず)と無線で双方向通信する。第2の無線通信部6は、ICカード(ETCカード)12と直接、無線で双方向通信する。この第2の無線通信部6は、送信用アンテナコイルおよび受信用アンテナコイル(図示せず)を有し、ICカード12と誘導結合方式によって双方向通信する。この第2の無線通信部6の送信用アンテナコイルからは、強い高周波の電磁界を送信することでICカード12に電力供給も行う。なお、この実施例では、ICカード12はクレジットタイプのものとする。
第1の記憶部(記憶手段)7は、不揮発性記憶素子からなり、車載器1を使用する車両の車種情報、ICカード12の識別情報、通行料金の決済に必要な決済情報、料金収受に関する情報(以下、単に料金収受情報)などが記憶される。これらの識別情報、決済情報、料金収受情報は、1枚のICカードだけでなく、複数枚のICカードについて記憶可能となっている。
ここで、決済情報とは、ICカード12に関連つけられた提携金融機関や預金口座に関する情報などからなる。ETCシステムの中央処理センターでは、ICカード12の決済情報から当該ICカード12の所有者、ICカード12の提携金融機関におけるその使用者の預金口座番号が分かるので、通行料金をその口座番号の預金口座から引き落とすことができる。決済情報としては、ICカード12の所有者に関する情報、例えば氏名や住所などを含んでいても良い。
料金収受情報とは、1回の有料道路の利用毎の入口情報、出口情報、どの経路をたどったかを判別するための通過情報、通行料金、利用明細情報、その他必要な情報からなる。そのうち、入口情報は、有料道路に入ったインターチェンジ、その時刻(年月日を含む)からなり、出口情報は、有料道路から出たインターチェンジ、その時刻からなり、利用明細情報は、入口と出口のインターチェンジ、利用年月日、通行料金からなる。
また、第2の記憶部8は、揮発性記憶素子からなり、図示しない路上装置やICカード12との通信時に、その通信情報を一時的に記憶する。制御部9は、マイクロコンピュータからなり、CPU、RAMおよびROMを備えている。この制御部9は、路上装置およびICカード12との通信、記憶部7および8に対する情報の読書きなど車載器1の全体を統括制御する。車両インターフェース10は、1台の車載器1を複数の車両で使用する場合、第1の記憶部7に搭載予定として記憶された複数の車両の車両情報のうち、実際に搭載された車両がどの車両かを検出するために、搭載された車両の車種出力部に接続される。
一方、ICカード12は、非接触型のもので、誘導結合トランスポンダによって構成されている。このICカード12は、図2(b)のブロック図に示すように、不揮発性記憶素子からなる記憶部13、無線通信部14、制御手段としての制御部15、電源部16などを備えている。記憶部13には、識別情報、決済情報、当該ICカード12によって決済した料金収受情報群(履歴情報)、その他の必要な情報が記憶されている。
無線通信部14は、送受信兼用のアンテナコイル(図示せず)を備え、車載器1の第2の無線通信部6と誘導結合方式によって双方向通信を行う。この無線通信部14のアンテナコイルが前記車載器1の第2の無線通信部6から送信される強い高周波の電磁界を受信すると、そのアンテナコイルに高周波の電圧が発生するので、電源部16は、これを整流化して動作電力として各部に供給する。
以上のように構成された車載器1およびICカード12において、車載器1を購入する際、第1の記憶部7に、当該車載器1を搭載する車両の車種情報、当該車載器1で使用するICカード12の識別情報および決済情報を書き込む。この際、利用者が、1台の車載器1について、複数台の車両について使用する場合にはそれらの車種情報、複数枚のICカード12を使用することを希望する場合には、その複数枚のICカード12についての識別情報および決済情報を書き込むようにする。
第1の記憶部7にICカード12の識別情報および決済情報が書き込まれると、制御部9は、第1の記憶部7における料金収受情報書き込み領域に、ICカード12の識別情報に関連させて料金収受情報を書き込むことができるようにする。このとき、識別情報および決済情報が複数枚のICカード12について書き込まれた場合には、料金収受情報書き込み領域には、ICカード12の識別情報毎に、その識別情報に関連させて料金収受情報を書き込むことができるようにする。
次に、車載器1を実際に使用する場合の制御内容を、図3および図4のフローチャートをも参照しながら説明する。まず、車載器1には、複数枚のICカード12の識別情報が記憶されているとする。この複数枚のICカード12を区別するために、第1のICカード12a、第2のICカード12b、第3のICカード12c……と称することとする。そして、車両を運転するに際して、車載器1に電源を投入し、複数枚のICカード12a,12b,12c……のうち、使用する1枚のICカード、例えば第1のICカード12aを車載器1に近づける。
すると、車載器1の第2の無線通信部6が出力する高周波の電磁界によって第1のICカード12aが動作を開始し、応答信号を出力する。これにより、車載器1と第1のICカード12aの通信リンクが確立され、車載器1の制御部9は、ICカード12aの存在を検知する(ステップS1で「YES」)。ICカード12aの存在を検知すると、制御部9は、識別情報読み出しコマンドを送信する(ステップS2)。
第1のICカード12aが識別情報読み出しコマンドを受信すると(ステップA1で「YES」)、第1のICカード12aの制御部15は、コマンドの種類を識別情報読み出しと判別し(ステップA2で「識別情報読み出し」)、記憶部13に記憶されている識別情報を読み出して送信する(ステップA3、ステップA4)。車載器1の制御部9は、第1のICカード12aから送信された識別情報を受信すると(ステップS3で「YES」)、第1の記憶部7に記憶されている複数の識別情報を検索し、第1のICカード12aから送信されてきた識別情報と一致する識別情報があるか否かを判断する(ステップS5)。
第1の記憶部7に記憶された識別情報の中に、第1のICカード12aから送信されてきた識別情報と一致するものがなかった場合、制御部9は、第1のICカード12aに対して料金収受情報を送信することなく(不送信手段)、報知部4を作動させて異常を報知し(ステップS5で「NO」、ステップS6)、リターンとなる。一方、第1の記憶部7に記憶された識別情報の中に、第1のICカード12aから送信されてきた識別情報と一致するものがあった場合(ステップS5で「YES」)、制御部9は、第1の記憶部7にアクセスして第1のICカード12aから送信されてきた識別情報と一致する識別情報(第1のICカード12aの識別情報)に関連した料金収受情報を検索する(ステップS7)。
第1のICカード12aの料金収受情報を検索した結果、料金収受情報なしとなった場合(ステップS8で「NO」)、これは、当該車載器1に第1のICカード12aを初めて使用するのであるから、第1のICカード12aに記憶されている履歴情報と当該車載器1に記憶されている料金収受情報群とを一致させるために、制御部9は、第2の無線通信部6から第1のICカード12aへ履歴情報読み出しコマンドを送信する(ステップS9)。
第1のICカード12aの制御部15は、履歴情報読み出しコマンドを受信すると(ステップA1で「YES」、ステップA2で「履歴情報読み出し」)、記憶部13に履歴情報が記憶されているか否かを判断し、記憶されていなければ(ステップA5で「NO」;第1のICカード12aは、初めて決済に使用する。)、車載器1に対して送信すべき履歴情報がない旨を送信する(ステップA6)。
記憶部13に履歴情報が記憶されている場合(ステップA5で「YES」)、制御部15は、履歴情報中の料金収受情報に、当該車載器1に対して未送信であることを示す更新フラグが付加されている料金収受情報があるか否かを判断し、更新フラグが付加されている情報がなければ(ステップA7で「NO」)、車載器1に対して送信すべき情報がない旨を送信する(ステップA8)。
記憶部13に履歴情報が記憶され(ステップA5で「YES」)、且つその履歴情報中に更新フラグが付加されている料金収受情報がある場合(ステップA7で「YES」;第1のICカード12aを他の車載器で決済に使用。)には、制御部15は、その更新フラグが付加されている料金収受情報を読み出して車載器1に送信し(ステップA9、ステップA10)、そして、更新フラグを消去する(ステップA11)。なお、更新フラグは、この第1のICカード12aを複数の車載器1について使用する場合には、その車載器1毎に更新フラグを付加する。
履歴情報読み出しコマンドに対して、車載器1が第1のICカード12aから上述のような応答を受信すると(ステップS10で「YES」)、制御部9は、応答が「送信すべき情報がない」であった場合(ステップS11で「NO」)、リターンとなる。また、第1のICカード12aからの応答が料金収受情報である場合(ステップA11で「YES」)、制御部9は、その受信した料金収受情報(履歴情報)を第1の記憶部7に第1のICカード12aの識別情報と関連つけて記憶し(ステップS12;履歴情報記憶制御手段)、リターンとなる。
一方、車載器1の第1の記憶部7に、第1のICカード12aの識別情報に関連する料金収受情報が記憶されていた場合(ステップS8で「YES」;車載器1で第1のICカード12aの使用が2回目以降)、制御部9は、次にその料金収受情報に未送信情報であることを示す」更新フラグが付加されているものがあるか否かを判断し、更新フラグが付加されていなければ(ステップS13で「NO」)、第1のICカード12aから履歴情報を取得すべく前述のステップS9の履歴情報読み出しコマンドを第1のICカード12aへ送信し、上述のようにして第1のICカード12aから当該ICカード12aの記憶部13に記憶されている未送信の料金収受情報を取得して第1の記憶部7に記憶し、リターンとなる。
また、第1の記憶部7に、第1のICカード12aの識別情報に関連する料金収受情報が記憶され、且つその料金収受情報に更新フラグが付加されていた場合(ステップS8で「YES」、ステップS13で「YES」)、制御部9は、第1のICカード12aに対し、料金収受情報書き込みコマンドを更新フラグが付加された料金収受情報と共に送信する(ステップS14;情報送信制御手段)。
料金収受情報書き込みコマンドを受信した第1のICカード12aの制御部15は、その受信した料金収受情報を記憶部13に書き込み(ステップA12)、完了通知を車載器1に送信する(ステップA13)。完了通知を受信した車載器1の制御部9は、第1の記憶部7の料金収受情報に付加されていた更新フラグを消去し(ステップS15で「YES」、ステップS16)、リターンとなる。
以上のようにして、第1の記憶部7に記憶されている料金収受情報とICカード12aの履歴情報とを一致させると、車載器1の制御部9は、複数枚のICカード12のうちから決済に使用するICカードが第1のICカード12aであることを認識し、以後の料金収受情報を第1のICカード12aの識別情報と関連つけて第1の記憶部7に記憶するようになる(料金収受情報記憶制御手段)。
即ち、車両が所望のインターチェンジから有料道路に入ると、その際、路上装置と車載器1の第1の無線通信部5が通信し、車載器1から車両情報および決済情報を路上装置に送信する。路上装置は、車載器1から送信されてきた車両情報および決済情報により、車両が入口において停止することなく通過できるか否かの判断を行う。そして、入口で停止することなく通過できると判断した場合には、路上装置は、車載器1に入口情報(インターチェンジ名、時刻など)を送信すると共に、入口のゲートを開けて車両を通過させる。入口情報を受信した車載器1は、その入口情報を更新フラグが付加された状態にして(付加手段)、第1の記憶部7に第1のICカード12aの識別情報に関連つけて記憶させる。
なお、有料道路に入るインターチェンジに路上装置が設置されていない場合には、ICカード12aを料金所の所員に差し出して手動で入口情報を書き込んでもらう。そして、ICカード12aを車載器1に近づけると、前述したと同様にしてICカード12aに書き込まれた入口情報が車載器1に書き込まれるので、有料道路から出る場合にETCシステムを利用することができる。
有料道路に入った車両が所望のインターチェンジから一般道に出ると、その際、車載器1と路上装置とが通信し、車載器1から車両情報、決済情報、入口情報を路上装置に送信する。路上装置は、車載器1から送信されてきた車両情報、決済情報および入口情報により、車両が出口において停止することなく通過できるか否かの判断を行うと共に、通行料金の計算を行う。そして、出口で停止することなく通過できると判断した場合には、路上装置は、車載器1に出口情報(インターチェンジ名、時刻など)および利用明細情報を送信すると共に、入口のゲートを開けて車両を通過させる。そして、車載器1の制御部9は、新たに取得した出口情報および利用明細情報を第1の記憶部7に第1のICカード12aの識別情報と関連つけて記憶する。
帰宅後、第1のICカード12aを車載器1に接近させると、前述したと同様にして今回新たに第1の記憶部7に記憶された料金収受情報が第1のICカード12aの記憶部13に記憶される。
このように本実施例によれば、ICカード12を車載器1に差し込んだままにしておかなくとも良いので、車載器1にICカード12の挿入口を設けなくとも済む。このため、車載器1を二輪車に取り付けて使用することができる。
しかも、1台の車載器1に対して、複数枚のICカード12を決済のために使用することができる。そして、このように1台の車載器1に複数枚のICカード12を使用可能にしても、料金収受情報は、各ICカード12の識別情報に関連して記憶させるので、車載器1に記憶された料金収受情報をICカード12に書き込む場合、識別情報の異なる他のICカードに料金収受情報を書き込む恐れがなく、決済をしたICカードに正しく料金収受情報を書き込むことができる。
その上、車載器1に使用するICカード12については、予め識別情報を登録(記憶)しておき、登録されていないICカードが接近しても、そのカードに対しては料金収受情報が送信されない。このため、料金収受情報を車載器1に記憶させておいても、その料金収受情報が不正に読み取られたりすることはなく、セキュリティ性も高いものとなる。
(第2の実施形態)
図6は本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態では、車載器1とICカード12との間での情報の送受を、中間通信装置としてのリーダライタ17を介して行うようにしたものである。即ち、この実施形態のICカード12は、接触式で、第1の実施形態での無線通信部14をなくした代わりに、接触端子(図示せず)を有した入出力部18を設けている。また、電源部16は、電池となっている。リーダライタ17には、ICカード12を差し込んで情報の送受を行うために、接触端子(図示せず)を有した入出力部19、不揮発性記憶素子からなる記憶部20、制御部21、車載器1と非接触で通信するための無線通信部22、電池からなる電源部23などを備えている。
一方、車載器1は、第2の無線通信部6によりリーダライタ17の無線通信部22と双方向通信するようにしている。この実施例では、車載器1の第2の無線通信部6、リーダライタ17の無線通信部22は、ブルートゥース(登録商標)仕様のものとされている。
この実施例では、車載器1の第1の記憶部7に記憶された料金収受情報をICカード12に書き込む場合、リーダライタ17の入出力部19へICカード12を差し込む。すると、リーダライタ17の制御部21がICカード12からその識別情報を読み出す。車載器1の制御部9は、図3のフローチャートと同様の制御を実行し、リーダライタ17の制御部21は、図4のフローチャートと同様の制御を実行する。この場合、リーダライタ17の制御部21は、車載器1の第1の記憶部7から読み出した料金収受情報を一旦記憶部20に記憶し、記憶した利用情報をICカード12に送信する。また、ICカード12に記憶されている料金収受情報を車載器1に書き込む場合、リーダライタ17の制御部21は、ICカード12の記憶部13から読み出した料金収受情報を一旦記憶部20に記憶し、記憶した料金収受情報を車載器1に送信する。
(他の実施形態)
本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
第1の実施形態において、ICカード12は接触式で、車載器1のカード用の入出力部に差し込んで料金収受情報を送受するものであっても良い。そして、料金収受情報を送受した後、ICカード12を車載器1から取り出す。このようにICカード12を接触式とすれば、車載器1にはICカード12の挿入口を設ける必要があるが、この挿入口は密閉蓋などによって密閉すれば雨水の浸入を防止できるので、二輪車への取り付けは可能である。
第2の実施形態において、リーダライタ17とICカード12とは、無線で通信する構成であっても良い。
ETCシステムは、有料道路に限らず、駐車場などに適用しても良い。
本発明の第1の実施形態を示すもので、車載器の斜視図 (a)は車載器の電気的構成を示すブロック図、(b)はICカードの電気的構成を示すブロック図 車載器の情報の読書きの制御内容を示すフローチャート ICカードの情報の読書きの制御内容を示すフローチャート 車載器の料金収受情報の記憶形態を説明するための模式図 本発明の第2の実施形態を示すもので、(a)は車載器の電気的構成を示すブロック図、(b)はリーダライタの電気的構成を示すブロック図、(c)はICカードの電気的構成を示すブロック図
符号の説明
図面中、1は車載器、7は第1の記憶部(記憶手段)、8は第2の記憶部、9は制御部(制御手段、履歴情報記憶制御手段、料金収受情報記憶制御手段、情報送信制御手段、付加手段)、17はリーダライタ(中間通信装置)を示す。

Claims (5)

  1. 路上装置との無線通信によってICカードによる料金収受処理を自動的に行う自動料金収受システムに使用される車載器において、
    前記ICカードとの直接的な通信により、または中間通信装置を介する前記ICカードとの間接的な通信により、前記ICカードとの間で情報の送受が可能な通信手段と、
    前記ICカードの少なくとも識別情報、決済情報、前記路上装置から取得した料金収受に関する情報を記憶する記憶手段と、
    制御手段と、を具備し、
    前記制御手段は、
    前記路上装置から取得した前記料金収受に関する情報を、前記料金収受処理に使用する前記ICカードの前記識別情報と関連つけて前記記憶手段に記憶させる料金収受情報記憶制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された情報を前記ICカードへ送信する際に、当該送信先の前記ICカードの前記識別情報を取得し、取得した当該ICカードの前記識別情報と関連付けて記憶された情報を選択して前記通信手段から送信する情報送信制御手段と、を有することを特徴とする自動料金収受システム用車載器。
  2. 前記制御手段は、前記ICカードに対して通信を行う際、当該ICカードの識別情報を取得してその識別情報が前記記憶手段に記憶された前記ICカードの識別情報と一致しない場合、前記記憶手段に記憶された情報を前記通信手段から送信しないように制御することを特徴とする請求項1記載の自動料金収受システム用車載器。
  3. 前記制御手段は、更に、前記記憶手段に記憶される情報のうち、前回の前記ICカードへの情報の送信以後に記憶される情報には、未送信情報である旨の情報を付加する付加手段を有し、
    前記情報送信制御手段は、前記ICカードに情報を送信する際、未送信情報である旨の情報が付加されている情報のみを前記通信手段から送信することを特徴とする請求項1または2記載の自動料金収受システム用車載器。
  4. 前記記憶手段には、複数の前記ICカードについて、前記識別情報および前記決済情報が記憶され、
    前記料金収受情報記憶制御手段は、前記路上装置から取得した前記料金収受に関する情報を、前記複数のICカードのうち、決済に使用する1つのICカードの前記識別番号と関連つけて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動料金収受システム用車載器。
  5. 前記通信手段は、前記ICカードから当該ICカードに記憶された前記料金収受に関する履歴情報を受信可能で、
    前記通信手段が前記ICカードから受信した前記料金収受に関する履歴情報を受信する際、当該送信元の前記ICカードの識別情報を併せて取得し、前記ICカードから受信した前記料金収受に関する履歴情報を、取得した前記識別情報と関連つけて前記記憶手段に記憶させる履歴情報記憶制御手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の自動料金収受システム用車載器。

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JP2009181295A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Denso Corp 車載システム、車載装置、端末、及びプログラム
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