JP2007108930A - 自動料金収受システム用車載器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車載器1の第1の記憶部7に、使用する複数枚のICカード12の識別情報および決済情報を記憶させておく。複数枚のICカード12のうちから、今回の決済に使用するICカード12を選択すると、有料道路を利用したとき、路上装置から受信した料金収受情報をそのICカード12の識別情報と関連つけて第1の記憶部7に記憶する。車載器1にICカード12を近づけると、両者が通信し、車載器1は、ICカード12の識別情報が予め登録されている識別情報と同じであった場合に限り、そのICカード12にその識別情報と関連つけて記憶されている料金収受情報を書き込む。
【選択図】図2
Description
ところで、最近、二輪車でのETCシステム利用が望まれている。二輪車へのETCシステムの適用を妨げる大きな理由は、車載記にICカードを差し込んだままにしておかねばならないところにある。つまり、二輪車では、雨滴がICカードの挿入口から車載器内部に浸入し、これが故障の原因となるので、二輪車にETCシステムの車載器を搭載することが困難であるからである。
また、ICカードを差し込んだままにしておかなくとも良くなると、1台の車載器に複数のICカードを登録しておくことによって複数のICカードを選択して使用することが可能となる。ところが、このように利便性を向上しようとした場合に、路上装置から受信した料金収受情報を複数枚のICカードのうち、今回の支払いの対象にしたICカードに間違いなく書き込むことができず、ICカードで正確な利用履歴を管理することができなくなってしまう。
以下、本発明を有料道路のETCシステムに適用した第1の実施形態につき図1ないし図5を参照しながら説明する。
図1に示されているように、ETC車載器(以下、単に車載器という。)1は、車両に着脱可能に取り付けられている。この車載器1の本体ケース2の上部には、複数の押釦スイッチからなる操作部3が設けられていると共に、複数の発光ダイオードやブザーなどからなる報知部4が設けられている。
帰宅後、第1のICカード12aを車載器1に接近させると、前述したと同様にして今回新たに第1の記憶部7に記憶された料金収受情報が第1のICカード12aの記憶部13に記憶される。
しかも、1台の車載器1に対して、複数枚のICカード12を決済のために使用することができる。そして、このように1台の車載器1に複数枚のICカード12を使用可能にしても、料金収受情報は、各ICカード12の識別情報に関連して記憶させるので、車載器1に記憶された料金収受情報をICカード12に書き込む場合、識別情報の異なる他のICカードに料金収受情報を書き込む恐れがなく、決済をしたICカードに正しく料金収受情報を書き込むことができる。
その上、車載器1に使用するICカード12については、予め識別情報を登録(記憶)しておき、登録されていないICカードが接近しても、そのカードに対しては料金収受情報が送信されない。このため、料金収受情報を車載器1に記憶させておいても、その料金収受情報が不正に読み取られたりすることはなく、セキュリティ性も高いものとなる。
図6は本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態では、車載器1とICカード12との間での情報の送受を、中間通信装置としてのリーダライタ17を介して行うようにしたものである。即ち、この実施形態のICカード12は、接触式で、第1の実施形態での無線通信部14をなくした代わりに、接触端子(図示せず)を有した入出力部18を設けている。また、電源部16は、電池となっている。リーダライタ17には、ICカード12を差し込んで情報の送受を行うために、接触端子(図示せず)を有した入出力部19、不揮発性記憶素子からなる記憶部20、制御部21、車載器1と非接触で通信するための無線通信部22、電池からなる電源部23などを備えている。
一方、車載器1は、第2の無線通信部6によりリーダライタ17の無線通信部22と双方向通信するようにしている。この実施例では、車載器1の第2の無線通信部6、リーダライタ17の無線通信部22は、ブルートゥース(登録商標)仕様のものとされている。
本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
第1の実施形態において、ICカード12は接触式で、車載器1のカード用の入出力部に差し込んで料金収受情報を送受するものであっても良い。そして、料金収受情報を送受した後、ICカード12を車載器1から取り出す。このようにICカード12を接触式とすれば、車載器1にはICカード12の挿入口を設ける必要があるが、この挿入口は密閉蓋などによって密閉すれば雨水の浸入を防止できるので、二輪車への取り付けは可能である。
第2の実施形態において、リーダライタ17とICカード12とは、無線で通信する構成であっても良い。
ETCシステムは、有料道路に限らず、駐車場などに適用しても良い。
Claims (5)
- 路上装置との無線通信によってICカードによる料金収受処理を自動的に行う自動料金収受システムに使用される車載器において、
前記ICカードとの直接的な通信により、または中間通信装置を介する前記ICカードとの間接的な通信により、前記ICカードとの間で情報の送受が可能な通信手段と、
前記ICカードの少なくとも識別情報、決済情報、前記路上装置から取得した料金収受に関する情報を記憶する記憶手段と、
制御手段と、を具備し、
前記制御手段は、
前記路上装置から取得した前記料金収受に関する情報を、前記料金収受処理に使用する前記ICカードの前記識別情報と関連つけて前記記憶手段に記憶させる料金収受情報記憶制御手段と、
前記記憶手段に記憶された情報を前記ICカードへ送信する際に、当該送信先の前記ICカードの前記識別情報を取得し、取得した当該ICカードの前記識別情報と関連付けて記憶された情報を選択して前記通信手段から送信する情報送信制御手段と、を有することを特徴とする自動料金収受システム用車載器。 - 前記制御手段は、前記ICカードに対して通信を行う際、当該ICカードの識別情報を取得してその識別情報が前記記憶手段に記憶された前記ICカードの識別情報と一致しない場合、前記記憶手段に記憶された情報を前記通信手段から送信しないように制御することを特徴とする請求項1記載の自動料金収受システム用車載器。
- 前記制御手段は、更に、前記記憶手段に記憶される情報のうち、前回の前記ICカードへの情報の送信以後に記憶される情報には、未送信情報である旨の情報を付加する付加手段を有し、
前記情報送信制御手段は、前記ICカードに情報を送信する際、未送信情報である旨の情報が付加されている情報のみを前記通信手段から送信することを特徴とする請求項1または2記載の自動料金収受システム用車載器。 - 前記記憶手段には、複数の前記ICカードについて、前記識別情報および前記決済情報が記憶され、
前記料金収受情報記憶制御手段は、前記路上装置から取得した前記料金収受に関する情報を、前記複数のICカードのうち、決済に使用する1つのICカードの前記識別番号と関連つけて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動料金収受システム用車載器。 - 前記通信手段は、前記ICカードから当該ICカードに記憶された前記料金収受に関する履歴情報を受信可能で、
前記通信手段が前記ICカードから受信した前記料金収受に関する履歴情報を受信する際、当該送信元の前記ICカードの識別情報を併せて取得し、前記ICカードから受信した前記料金収受に関する履歴情報を、取得した前記識別情報と関連つけて前記記憶手段に記憶させる履歴情報記憶制御手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の自動料金収受システム用車載器。
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JP2009181295A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Denso Corp | 車載システム、車載装置、端末、及びプログラム |
JP2009188803A (ja) * | 2008-02-07 | 2009-08-20 | Denso Corp | 無線通信システム、車載装置、携帯端末、及び、サーバ |
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- 2005-10-12 JP JP2005297768A patent/JP4593432B2/ja not_active Expired - Fee Related
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