JP2005100037A - 制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源回路についても低消費電力モードに移行可能に構成されている場合、より効率的に低消費電力化を図ることができる制御システムを提供する。
【解決手段】 制御IC部2に動作用電源を供給する電源IC部3を、制御IC部2によって出力されるSTBY信号がアクティブになると出力電流量を低減するSTBYモードに移行可能に構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制御対象の制御を行う制御ICと、この制御ICに動作用電源を供給する電源ICとで構成されることを特徴とする制御システムに関する。
例えば、車両用のECU(Electronic Control Unit)は、制御ICたるCPUと電源ICとを備えてなる制御システムである。そして、CPUは、制御処理を行なう必要がない状態が所定の期間継続すると、電力消費を低減するために所謂スリープモード(若しくは、スタンバイモード)というような低消費電力モードに移行するようになっている。スリープモードでは、CPUに供給される動作用クロックの出力を停止させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、CPUがスリープモードに移行すれば消費電力が低下するわけであるから、それに応じて電源ICの電源容量も低下させることが可能なはずである。しかしながら、従来、そのような低消費電力モードに移行可能に構成された電源ICは存在しなかった。そこで、低消費電力モードに移行可能に構成される電源ICを想定すると、例えば、電源ICが自身の出力電流をモニタして、その電流値がしきい値を下回った場合に低消費電力モードに移行する構成が考えられる。
この場合、上記構成の電源ICを上述したCPUと組み合わせてなる制御システムを想定すると、低消費電力モードに移行する場合のプロセスは、以下のようになるものと考えられる。
(1)CPUが、条件に応じてスリープモードに移行する。
(2)(1)により、システムの消費電流が低減する。
(3)電源ICが、消費電流の低減を検出して低消費電力モードに移行する。
特開2001−211640
しかしながら、以上のような構成では、(1)でCPUがスリープモードに移行してから(3)で電源ICが低消費電力モードに移行するまでに所定のタイムラグが生じるため、そのタイムラグにおいて電源ICが電力を余分に消費することになる。従って、その点に改善の余地がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源回路についても低消費電力モードに移行可能に構成されている場合、より効率的に低消費電力化を図ることができる制御システムを提供することにある。
請求項1記載の制御システムによれば、制御ICに動作用電源を供給する電源ICは、制御ICによって出力される電源制御信号がアクティブになると出力電流量を低減する低消費電力モードに移行可能となる。斯様に構成すれば、電源ICは、制御IC側が低消費電力モードに移行するのと略同時に低消費電力モードに移行するようになるので、両者間にタイムラグが殆どなくなる。従って、より効率的に低消費電力化を図ることができる。
請求項2記載の制御システムによれば、制御ICは、電源制御信号がアクティブになると、クロック回路の動作が停止して動作用クロック信号が供給されなくなることで低消費電力モードに移行する。そして、電源制御信号は、供給が停止された動作用クロック信号とは独立のクロック信号でカウント動作するタイマにより所定時間が計時されるとインアクティブとなる。その所定時間は、低消費電力モードの移行時間よりクロック回路の発振安定時間を減じたものに設定される。
ここで、想定した従来技術において、低消費電力モードが解除される場合のプロセスは以下のようになる。
(1)タイマが所定時間を計時するとスリープモードが解除され、制御IC側が動作を開始する。
(2)(1)により、システムの消費電流が増加する。
(3)電源ICが、消費電流の増加を検出して通常モードに移行する。
即ち、(1)−(3)間にもタイムラグが生じるため、制御IC側が動作を開始した時点では電源IC側は未だ低消費電力モードにあることから、消費電流が増加すると電源電圧がドロップしてしまうおそれがある。従って、制御ICの安定した動作が保証されなくなることも考えられる。
また、停止状態にあるクロック回路の発振動作を再開させた場合に、出力されるクロック信号が安定した状態となるには、一般に発振安定時間を要する。従って、実際には、(1)においてスリープモードが解除されると、クロック回路の発振動作が安定する時間が経過した後に制御IC側が動作を開始するため、より長い時間が必要となる。
そこで、請求項2の構成では、制御ICより電源ICに対して出力される電源制御信号のインアクティブ化をタイマによりハードウエア的に行っている。従って、電源制御信号がインアクティブになるタイミングは制御ICと電源ICとで略同時となる。加えて、タイマがカウントする所定時間については、クロック回路の発振安定時間を差し引いて設定されているので、電源ICは、動作用クロック信号の供給が開始する前の段階で通常レベルの電流供給が可能となる。従って、電源電圧がドロップすることを確実に防止できる。
請求項3記載の制御システムによれば、電源ICは、電源制御信号がインアクティブとなっている場合は、電流ドライブ用トランジスタをオンさせると共にオペアンプを動作させる。すると、オペアンプの一方の入力端子がツェナーダイオードのカソード電位になっているため、他方の入力端子、即ち、電源出力端子の電位はツェナーダイオードのツェナー電圧に設定される。そして、制御ICに対しては、電流ドライブ用トランジスタを介して十分な量の動作用電源電流が供給される。
一方、電源制御信号がアクティブになると、電源ICは、電流ドライブ用トランジスタをオフさせると共にオペアンプをオフさせる。この時、ツェナーダイオードのツェナー電圧をVZとすると、PNPトランジスタのベース電位は(VZ+VF)となり(但し、VFはPN接合の順方向電圧)、電流抑制用トランジスタのエミッタ電位、即ち、電源出力端子の電位は、前記ベース電位から順方向電圧VFを差し引いたものとなるため、結果としてツェナー電圧をVZとなる。そして、制御ICに対する動作用電源電流は、電流抑制用トランジスタを介し供給される。従って、電源制御信号がアクティブになった場合は、オペアンプの動作を停止させて内部的な暗電流をカットすると共に、動作用電源電流を抑制することができる。
請求項4記載の制御システムによれば、電源ICのオペアンプは、出力端子が電流ドライブ用トランジスタのベースに接続されているので、電源制御信号がインアクティブとなりオペアンプが動作している場合は、そのオペアンプによって電流ドライブ用トランジスタにベース電流が供給される。また、電源制御信号がアクティブとなった場合は、オペアンプは動作を停止するためその出力端子はハイインピーダンスとなるが、制御用ツェナーダイオードに通電が行われるため、電流ドライブ用トランジスタのエミッタ−ベースは略同電位となって当該トランジスタは遮断される。従って、請求項3に僅かな構成を付加することで、電流ドライブ用トランジスタの制御を行うことが可能となる。
以下、本発明を車両用のECUに適用した場合の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、制御システム全体の構成を示すブロック図である。マイクロコンピュータ1(制御システム)は、制御IC部2と、電源IC部3とを中心として構成されている。制御IC部2は、後述するようにCPUなどを含んでなりマイクロコンピュータとしての機能をなす部分であり、電源IC部3は、制御IC部2に対して5Vの動作用電源VDD5を供給するようになっている。
また、制御IC部2は、低消費電力モード(スタンバイ・モード,以下、STBYモードと称す)に移行可能に構成されており、その場合、電源IC部3に対して出力するSTBY信号(電源制御信号)をアクティブにするようになっている。そして、電源IC部3側も、STBY信号がアクティブになると、STBYモードに移行可能となるように構成されている。
図3は、制御IC部2の電気的構成を示す機能ブロック図である。制御IC部2は、CPU(論理回路)4を中心として、その周辺にメイン発振回路(クロック回路)5,クロック制御回路6,CR発振回路7,フリーランタイマ8,リードバッファ9,フラッシュメモリ10などを備えている。
メイン発振回路5は、マイコン1の外部に接続される水晶発振子11を発振させてCPU4及びリードバッファ9に動作用のクロック信号(マシンクロック或いはシステムクロック,クロック1)を供給するもので、DPLL(Digital Phase Locked Loop)回路として構成されている。
クロック制御回路6は、CPU4によりSTBY信号制御部(タイマ)12を介してSTBY信号が与えられるとメイン発振回路5によるクロック信号の出力を停止させ、CPU4をSTBYモードに設定する。STBY信号制御部12は、例えば、CPU4により出力されるSTBY制御信号のエッジで内部のフリップフロップをセットする。そして、その時点からCR発振回路7より出力されるCRクロック信号を所定数カウントすると、フリップフロップをリセットするようになっている。尚、STBY信号は、メイン発振回路5に対して直接出力されてもいる。
フリーランタイマ8は、CR発振回路7からのクロック信号(クロック2)の供給を受けてアップカウント動作を繰り返し続けるタイマ(カウンタ)である。そして、CPU4は、フリーランタイマ6のカウント値を読み出す場合は、リードバッファ9により前記カウント値をラッチさせて読み出すようになっている。フリーランタイマ8は、CPU4が各種の処理に要した時間を計測するためなどに使用される。尚、例えば、水晶発振子11の発振周波数は4MHz程度であり、CR発振回路7の発振周波数は25kHz程度である。そして、メイン発振回路5は、周波数4MHzのクロック1を数逓倍してCPU4に出力するようになっている。
フラッシュメモリ10は、バス13を介してCPU4に接続されている。そして、CPU4は、フラッシュメモリ10に対してデータを書き込んで記憶させると共に、記憶させたデータを読み出すようになっている。STBY信号は、このフラッシュメモリ10に対しても与えられており、フラッシュメモリ10は、STBY信号の出力状態に応じて内部のレギュレータを動作/停止させるようになっている。
図4は、電源IC部3の電気的構成を概略的に示すものである。電源IC部3のバッテリ電源+BとグランドGNDとの間には、電流源21とツェナーダイオード22との直列回路が接続されており、それらの共通接続点は、オペアンプ23の非反転入力端子とPNPトランジスタ24のベースとに接続されている。そのオペアンプ23の反転入力端子は、電源出力端子VDD5に接続されていると共に、順方向のダイオード25を介して非反転入力端子に接続されている。また、オペアンプ23の動作用電源は、バッテリ電源+Bがスイッチ26を介して供給されるようになっており、スイッチ26の開閉は、制御IC部2より出力されるSTBY信号によって行われる。
トランジスタ24のエミッタは、電流源27を介してバッテリ電源+Bに接続されていると共に、NPNトランジスタ(電流抑制用トランジスタ)28のベースに接続されており、コレクタはグランドGNDに接続されている。トランジスタ28のコレクタはバッテリ電源+Bに接続されており、エミッタは、電源出力端子VDD5に接続されている。
また、バッテリ電源+BとグランドGNDとの間には、電流源29,ツェナーダイオー30及びスイッチ(通電制御手段)31の直列回路が接続されており、電流源29とツェナーダイオード(制御用ツェナーダイオード)30との共通接続点は、接続端子VDD5Bを介して電源IC部3に外付けされているNPNトランジスタ(電流ドライブ用トランジスタ,電源IC)32のベースに接続されている。トランジスタ32のコレクタはバッテリ電源+Bに接続されており、エミッタは、電源出力端子VDD5に接続されている。尚、ツェナーダイオード22及び33のツェナー電圧VZは、何れも5Vに設定されている。また、トランジスタ32は、放熱などを考慮して電源IC部3に外付けされている。
ここで、トランジスタ32は、制御IC部2が通常モードで動作している場合に電源電流を供給するためのトランジスタであり、トランジスタ28は、制御IC部2がSTBYモードで動作している場合に電源電流を供給するためのトランジスタである。従って、その機能に応じて、夫々の電流増幅率hFEが設定されている。
スイッチ31の開閉は、インバータ33により反転されたSTBY信号によって行われる。即ち、通常モード時とSTBYモード時とでは、スイッチ26,31はSTBY信号のレベル変化によって以下のように切替わる。
STBY信号 スイッチ26 スイッチ31
通常モード ハイ ON OFF
スリープモード ロウ OFF ON
尚、スイッチ26,31はバイポーラトランジスタやMOSFETなどで構成されるものである。
次に、本実施例の作用について図2をも参照して説明する。CPU4は、マイクロコンピュータ1がSTBYモードに移行するための条件が成立すると、STBY制御信号をアクティブにする(A)。すると、STBY信号制御部12がSTBY信号をアクティブ(ロウ)にセットし((f)参照)、クロック制御回路6は、クロック停止信号をアクティブ(ロウ)にしてクロック(1)の出力を停止させる(B,(d)参照))。それに応じてCPU4が動作を停止することで、制御IC部2はSTBYモードに移行する(低消費電力動作,(b)参照)。この時、フラッシュメモリ10も、内部のレギュレータの動作を停止させて低消費電力モードとなる。
一方、電源IC部3は、バッテリ電源+Bが与えられていればツェナーダイオード22は常時通電されており、トランジスタ24及び28は常時ONとなっている。そして、STBY信号がインアクティブである通常モードにおいては、スイッチ26がON,スイッチ31がOFFであるから、オペアンプ23は、バッテリ電源+Bが供給されて動作状態にある。
この時、オペアンプ23の反転入力端子の電位は非反転入力端子と同電位となるため、電源出力端子VDD5の電位は、ツェナーダイオード22のツェナー電圧VZに設定される。また、外付けのトランジスタ32のベースはオペアンプ23の出力端子によってドライブされるので((g)に示すように、VDD(=Vz)+VFに設定される)、トランジスタ32はONとなり、動作用電源電流はトランジスタ32を介して制御IC部2に供給される。加えて、トランジスタ24及び28はONであるから、トランジスタ24のエミッタ電位は、(VZ+VF(pn接合の順方向電圧))であり、トランジスタ28のエミッタ電位は(VZ+VF)−VF=VZ,となっているので、この経路によっても電源電流は並行して供給される。
そして、STBY信号がアクティブであるSTBYモードにおいては、スイッチ26がOFF,スイッチ31がONであるから、オペアンプ23は、バッテリ電源+Bが遮断されて動作を停止する。従って、オペアンプ23の反転入力端子は電源出力端子VDD5の電位を設定せず、オペアンプ23はトランジスタ32の駆動を行わない。しかし、通常モードと同様に、トランジスタ24及び28を介した経路が有効であるから、電源出力端子VDD5の電位は上記経路により設定されると共に、動作用電源電流の供給も当該経路によって行なわれている。
また、ツェナーダイオード30が通電されるため、トランジスタ32のベース電位はエミッタと同電位となり、トランジスタ32はOFFされる。その結果、動作用電源電流は、トランジスタ24及び28を介した経路のみにより制御IC部2に供給されることになり、電源IC部3もSTBYモードとなる。尚、この時、図2(e)に示すように、制御IC部2が消費する電流は、電源IC部3が供給可能な電流(破線で示す)以下に設定されている。
以上の状態において、制御IC部2のSTBY信号制御部12は、内部のカウンタがSTBYモードにおいても発振動作を継続するCR発振回路7が出力するクロック(2)によりカウント動作を行なっており、所定のカウント数に達するとSTBY信号をインアクティブ(ハイ)にする(C,(f)参照)。すると、その時点から電源IC部3は通常モードに復帰するので、制御IC部2に対して十分な電源電流が供給可能な状態となる。
一方、制御IC部2側においては、STBY信号をインアクティブになることで、メイン発振回路5が起動を開始する。それと同時に、フラッシュメモリ10内部のレギュレータが動作を開始するようになる。そのため、時点(C)〜(D)の間は、主にフラッシュメモリ10のレギュレータが起動することで電流が消費され、その後は、加えて、メイン発振回路3が起動することで消費される電流が加わる。そして、メイン発振回路3が定常状態になると、クロック制御回路6がクロック停止信号をインアクティブにすることでCPU4にクロック(1)が供給され(E,(c)参照)、通常モードに移行する(E,(b)参照)。即ち、時点(C)〜(E)の期間は、メイン発振回路5の発振安定時間に略等しい。また、クロック制御回路6は、STBY信号が出力されるとその期間を計時した後クロック停止信号をインアクティブにする。
ここで、想定した従来技術において、STBYモードが解除される場合のプロセスは以下のようになる。
(1)タイマが所定時間を計時するとスリープモードが解除され、制御IC側が動作を開始する。
(2)(1)により、システムの消費電流が増加する。
(3)電源ICが、消費電流の増加を検出して通常モードに移行する。
即ち、(1)−(3)間にもタイムラグが生じるため、制御IC側が動作を開始した時点では電源IC側は未だSTBYモードにあることになり、消費電流が増加すると電源VDD5の電圧がドロップしてしまうおそれがある。従って、制御ICの安定した動作が保証されなくなることも考えられる。
また、停止状態にあるメイン発振回路5の発振動作を再開させた場合に、出力されるクロック(1)が安定した状態となるには、上述のように発振安定時間を要する。従って、実際には、(1)においてSTBYモードが解除されると、メイン発振回路5の発振動作が安定する時間が経過した後に制御IC側が動作を開始するため、より長い時間が必要となる。ことが想定される。
以上のことを考慮して、本実施例では、STBY信号をアクティブからインアクティブにする時間を、STBYモードの移行時間(時点A〜Eの期間)よりメイン発振回路5の発振安定時間を減じたものに設定している。その結果、時点Eにおいて電源VDD5の電圧がドロップするような事態は回避されるようになっている((a)参照)。
以上のように本実施例によれば、制御IC部2に動作用電源を供給する電源IC部3を、制御IC部2によって出力されるSTBY信号がアクティブになると出力電流量を低減するSTBYモードに移行可能に構成した。従って、電源IC部3は、制御IC部2側がSTBYモードに移行するのと略同時にSTBYモードに移行するようになるので、両者間にタイムラグが殆どなくなる。従って、制御システム全体としてより効率的に低消費電力化を図ることができる。
また、制御IC部2を、STBY信号がアクティブになると、メイン発振回路5の動作が停止して動作用クロック信号(クロック(1))が供給されなくなることでSTBYモードに移行するように構成し、STBY信号は、クロック(2)でカウント動作するタイマを含んで構成されるSTBY信号制御部12により所定時間が計時されるとインアクティブとなるようにして、その所定時間を、STBYモードの移行時間よりメイン発振回路5の発振安定時間を減じたものに設定した。
即ち、STBY信号のインアクティブ化をSTBY信号制御部12によりハードウエア的に行い、STBY信号がインアクティブになるタイミングは制御IC部2と電源IC部3とで略同時となり、電源IC部3は、クロック(1)の供給が開始する前の段階で通常レベルの電流供給が可能となる。従って、電源電圧VDD5がドロップすることを確実に防止できる。
そして、電源IC部3は、STBY信号がインアクティブとなっている場合は、トランジスタ32をオンさせると共にオペアンプ23を動作させ、STBY信号がアクティブになるとトランジスタ32をオフさせると共にオペアンプ23をオフさせて、制御IC部2に対する動作用電源電流はトランジスタ28を介し供給するようにした。従って、STBY信号がアクティブになった場合は、オペアンプ23の動作を停止させて内部的な暗電流をカットすると共に、動作用電源電流を抑制することができる。
また、電源IC部3のオペアンプ23は、出力端子がトランジスタ32のベースに接続されているので、STBY信号がインアクティブとなりオペアンプ23が動作している場合は、そのオペアンプ23によってトランジスタ32にベース電流を供給し、STBY信号がアクティブとなった場合は、ツェナーダイオード30に通電が行われることでトランジスタ32を遮断するようにした。従って、簡単な構成で、トランジスタ32の制御を行うことが可能となる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
トランジスタ32は、熱的に問題がない場合は電源IC部3に内蔵しても良い。
制御IC部2には、フラッシュメモリ10に代えて、マスクROM,SRAM,DRAMなどを搭載しても良い。
制御IC部2は、必ずしもCPU4を備えるものに限らず、論理回路によりハードウエアのみで構成されるものでも良い。
車両用のECUに限ることなく、制御ICと電源ICとの組み合わせで構成されるものであれば適用が可能である。
本発明を車両用のECUに適用した場合の一実施例であり、制御システム全体の構成を示すブロック図 各信号を示すタイミングチャート 制御IC部の電気的構成を示す機能ブロック図 電源IC部の電気的構成を概略的に示す図
符号の説明
図面中、1はマイクロコンピュータ(制御システム)、2は制御IC部(制御IC)、3は電源IC部(電源IC)、4はCPU(論理回路)、5はメイン発振回路(クロック回路)、12はSTBY信号制御部(タイマ)、22はツェナーダイオード、23はオペアンプ、28はNPNトランジスタ(電流抑制用トランジスタ)、30はツェナーダイオード(制御用ツェナーダイオード)、31はスイッチ(通電制御手段)、32はNPNトランジスタ(電流ドライブ用トランジスタ,電源IC)を示す。

Claims (4)

  1. 論理回路を備えて構成され、制御対象の制御を行うと共に、所定条件が成立すると低消費電力モードに移行可能となるように構成される制御ICと、
    この制御ICに動作用電源を供給すると共に、前記制御ICによって出力される電源制御信号がアクティブになると出力電流量を低減する低消費電力モードに移行可能となるように構成される電源ICとで構成されることを特徴とする制御システム。
  2. 前記制御ICは、
    前記電源制御信号がアクティブになると、動作用クロック信号を出力するクロック回路の動作が停止することで低消費電力モードに移行するように構成されると共に、
    前記電源制御信号がアクティブとなった後、前記動作用クロック信号とは独立のクロック信号に基づいて動作するタイマによって所定時間が計時されると、前記電源制御信号がインアクティブとなるように構成されており、
    前記所定時間は、必要に応じて設定される低消費電力モードの移行時間より、前記クロック回路の発振安定時間を減じたものに設定されていることを特徴とする請求項1記載の制御システム。
  3. 前記電源ICは、
    前記動作用電源電圧を設定するためのツェナーダイオードと、
    コレクタが電源に接続され、エミッタが電源出力端子に接続される電流ドライブ用トランジスタと、
    ベースが前記ツェナーダイオードのカソードに接続されることで、常時オン状態に維持されるPNPトランジスタと、
    コレクタが電源に接続され、エミッタが電流制限用抵抗を介して前記電源出力端子に接続されると共に、ベースが前記PNPトランジスタのエミッタに接続される電流抑制用トランジスタと、
    一方の入力端子が前記ツェナーダイオードのカソードに接続されると共に、他方の入力端子が前記電源出力端子に接続されるオペアンプとを備え、
    前記電源制御信号がインアクティブとなっている場合は、前記電流ドライブ用トランジスタをオンさせると共に、前記オペアンプを動作させることで前記電源出力端子の電位を設定し、
    前記電源制御信号がアクティブになると、前記電流ドライブ用トランジスタをオフさせると共に前記オペアンプをオフさせることで、当該電流抑制用トランジスタのみを介して前記電源出力端子の電位を設定するように構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の制御システム。
  4. 前記電源ICは、
    前記オペアンプの出力端子にカソードが接続され、アノードがグランド側に接続される制御用ツェナーダイオードと、
    前記電源制御信号がアクティブになると、制御用ツェナーダイオードに通電を行うように制御する通電制御手段とを備え、
    前記オペアンプは、出力端子が前記電流ドライブ用トランジスタのベースに接続されていることを特徴とする請求項3記載の制御システム。

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