JP2005099786A - 顕微鏡の光学素子切換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学素子ユニットの移動範囲を規制して光学素子の不要な切り換え操作をなくすこと。
【解決手段】各光学素子ユニット21a、21bを保持する保持部22を案内部23に対して直線上に移動させて所望の光学素子ユニット21a、21bを光軸L2上に切り換える場合に、保持部22上における左右側に摺動可能な各被規制部材32a、32cを設け、かつ案内部23の上面に保持部22のA方向への移動範囲を規制するための各規制部45a、45cを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顕微鏡で例えば明視野や暗視野などの各種観察を行うときに、顕微鏡の光軸上に各種光学素子を切り換えて配置する顕微鏡の光学素子切換装置に関する。
顕微鏡で例えば明視野や暗視野などの各種観察を行うときには、これら観察に応じて顕微鏡の光軸上に必要な光学素子を配置する必要がある。例えば顕微鏡の落射投光装置では、光源から発せられた照明光を対物レンズに導いて標本に照射し、標本からの観察光を再び対物レンズを通して接眼レンズに導くために光学素子を対物レンズと接眼レンズとの間に設ける。
この光学素子の種類を変えることによって明視野、暗視野、微分干渉等の各種観察が可能になる。このような光学素子は、予め落射投光装置内に装備されていたり、又は顕微鏡本体に対して着脱交換可能な光学素子ユニット(キューブ)として用意されている。
例えば特許文献1には、複数の光学素子ユニットを直列に並べて備える保持部を有し、この保持部を落射投光装置側に固定されたガイド部に沿って移動させることにより複数の光学素子ユニットを移動させて、いずれか1つの光学素子ユニットを顕微鏡の光軸上に配置することが記載されている。なお、複数の光学素子ユニットは、ユーザにより交換可能なように、それぞれ保持部に対して着脱可能に設けられている。
特許第2945114号公報
上記特許文献1において光学素子の切り換えは、複数の光学素子ユニットを保持部に装着可能な最大個数分だけ可能であり、かつその切り換え数は装着可能な最大個数分に固定される。このため、保持部には、光学素子ユニットを装着した部分と装着しない部分とが生じることがある。
このように光学素子ユニットを装着した部分と装着しない部分とがあっても、保持部をガイド部に沿って移動させることにより所望の光学素子ユニットを顕微鏡の光軸上に切り換えることが可能である反面、光学素子ユニットを装着しない部分も顕微鏡の光軸上に切り換えることが可能である。
このため、光学素子ユニットの切り換えで、不要な切り換え操作を引き起こしてしまう。例えば、工場などにおける検査工程において、光学素子ユニットの不要な切り換え操作は、検査者の作業効率を低下させる。
本発明は、顕微鏡の光軸上に複数の光学素子のうち1つの光学素子を切り換える顕微鏡の光学素子切換装置において、複数の光学素子をそれぞれ組み込んだ複数の光学素子ユニットと、複数の光学素子ユニットを保持する保持部と、保持部を移動可能に設け、保持部を移動して複数の光学素子ユニットのうちいずれか1つの光学素子ユニットを顕微鏡の光軸に対応した所定位置に配置する案内部と、複数の光学素子ユニットをそれぞれ所定位置に配置するときの保持部の移動範囲を規制する移動規制手段とを具備した顕微鏡の光学素子切換装置である。
本発明は、顕微鏡の光軸上に複数の光学素子のうち1つの光学素子を切り換える顕微鏡の光学素子切換装置において、複数の光学素子をそれぞれ組み込んだ複数の光学素子ユニットと、複数の光学素子ユニットを保持する保持部と、保持部を移動可能に設け、保持部を移動して複数の光学素子ユニットのうちいずれか1つの光学素子ユニットを顕微鏡の光軸に対応した所定位置に配置する案内部と、複数の光学素子ユニットをそれぞれ所定位置に配置するための各位置にそれぞれ保持部を位置決め可能とする位置決め手段とを具備した顕微鏡の光学素子切換装置である。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における保持部は、複数の光学素子ユニットを一方向に配列して保持し、案内部は、保持部を複数の光学素子ユニットの配列方向に移動させる。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における保持部は、複数の光学素子ユニットを円周方向に配列して保持し、案内部は、保持部を回転させて複数の光学素子ユニットを円周方向に回転移動させる。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における移動規制手段は、案内部に設けられた少なくとも1つの規制部材と、保持部に設けられた少なくとも1つの被規制部材とを有し、規制部材と被規制部材とは、相対的に位置を変位可能であり、かつ相対的な位置変位による規制部材と被規制部材との接触により保持部の移動範囲を規制する。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における被規制部材は、保持部に対して規制部材と接触する位置と非接触な位置とに移動可能である。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における被規制部材は、保持部に設けられた溝内に摺動可能に設けられ、規制部材と接触する位置又は非接触な位置に固定される。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における被規制部材は、保持部における複数の光学素子ユニットを保持すべき複数の位置にそれぞれ対応して複数設けられ、光学素子ユニットを保持した位置に対応する被規制部材は、規制部材と非接触な位置に固定され、光学素子ユニットを保持しない位置に対応する被規制部材は、規制部材と接触する位置に固定される。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における被規制部材は、保持部に設けられた開口部内に回転可能に設けられる。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における被規制部材は、保持部に設けられた開口部内に回転可能に設けられて、弾性部材の付勢力により規制部材と接触する位置にあり、光学素子ユニットを保持部に取り付けるのに連動して規制部材と非接触な位置に回転移動する。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における規制部材は、案内部に対して設ける位置を規制される保持部の移動範囲に応じて変更可能である。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における規制部材は、案内部に対して回転可能に設けられ、被規制部材と非接触な位置に回転移動する。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における位置決め手段は、案内部に設けられた位置決め案内部と、保持部に設けられた被位置決め部とを有し、位置決め案内部と被位置決め部とは、相対的に位置を変位可能であり、当該相対的な位置変位による位置決め案内部と被位置決め部との係止により保持部を複数の光学素子ユニットをそれぞれ所定位置に配置すべき各位置に位置決めする。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における被位置決め部は、保持部に対して位置決め案内部と係止する位置と係止しない位置とに移動可能である。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における被位置決め部は、保持部に設けられた溝内に摺動可能に設けられ、位置決め案内部と係止する位置又は係止しない位置に固定される。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における被位置決め部は、保持部に設けられた開口部内に回転可能に設けられている。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における位置決め案内部は、案内部における所定位置に対応する1箇所に設けられ、被位置決め部は、保持部における複数の光学素子ユニットに対応する各箇所に複数設けられ、複数の光学素子ユニットのうち所定位置に位置決めしようとする少なくとも1つの光学素子ユニットに対応する少なくとも1つの被位置決め部を位置決め案内部と係止する位置に移動する。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における位置決め案内部と被位置決め部とは、保持部が案内部に対して移動するときの第1の移動方向と当該第1の移動方向に対して反対の第2の移動方向との両移動方向から係止可能である。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における位置決め案内部は、凹形状を有する案内部材を有し、被位置決め部は、凸形状に形成された位置決め部材を有する。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における案内部材は、凹形状に形成された案内凹部と、案内凹部の両側に凹形状の開口を広げる方向に延出して形成され、被位置決め部を案内凹部内に導く各案内板部とを有する。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における位置決め案内部は、凸形状を有する案内部材を有し、被位置決め部は、凹形状に形成された位置決め部材を有する。
本発明の顕微鏡の光学素子切換装置における案内部材は、弾性部材により形成される。
本発明は、光学素子ユニットの移動範囲を規制して光学素子の不要な切り換え操作をなくすことが可能な顕微鏡の光学素子切換装置を提供できる。
本発明は、迅速に光学素子ユニットの光軸上への位置決めを行って不要な切り換え操作をなくすことが可能な顕微鏡の光学素子切換装置を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は顕微鏡の光学素子切換装置を適用した顕微鏡本体の構成図である。顕微鏡本体のアーム部1には、落射投光装置2が取り付けられている。この落射投光装置2には、照明用の光源3が取り付けられている。この光源3から放射された照明光4は、光軸L1に沿って伝播し、落射投光装置2内に配置された光学部材5を通過して光学素子切換装置6に入射する。
光学素子切換装置6に入射した照明光4は、当該光学素子切換装置6内に設けられた光学素子ユニット7に組み込まれた光学素子8、例えばハーフミラーにより下方に向きを変えられて光軸L2に沿って伝播する。そして、照明光4は、レボルバ9、対物レンズ10を通過してステージ11上の標本12に照射される。
標本12からの観察光13は、対物レンズ10、レボルバ9を通過して再び光学素子切換装置6内に入射し、さらにハーフミラー等の光学素子8を透過して鏡筒部14に導かれて結像する。この結像した像は、接眼レンズ15により拡大され、観察者によって観察される。
図2乃至図4は光学素子切換装置6の構成図であって、図2は側面断面図、図3は上面図、図4は正面図である。光学素子切換装置6は、落射投光装置2内に取り付けられている。この光学素子切換装置6は、例えばハーフミラー等の複数種類の各光学素子8をそれぞれ組み込んだ複数(例えば2個)の光学素子ユニット21a、21bと、これら光学素子ユニット21a、21bを保持する保持部22と、この保持部22をA方向の直線上の所定位置まで移動可能に設けた案内部23とを有する。
光学素子ユニット21aは、例えば明視野ユニットであり、図2乃至図4に示す状態ではハーフミラー等の光学素子8を2つの光軸L1、L2上の交点上に配置している。この光学素子ユニット21aの外枠24aには、スライドオスアリ形状の取付け部25が形成され、かつこの取付け部25に近接して固定用の取付け孔26が設けられている。
光学素子ユニット21bは、例えば暗視野ユニットであり、光軸L1(L2)から離れた位置に位置決めされている。この光学素子ユニット21bの外枠24bも、光学素子ユニット21aと同様に、スライドオスアリ形状の取付け部27が形成され、かつこの取付け部27に近接して固定用の取付け孔28が設けられている。
保持部22は、各光学素子ユニット21a、21bを直線上に取り付けるもので、これら光学素子ユニット21a、21bを取り付けるための各スライドメスアリ(取付け部)29a〜29cが3箇所に設けられている。
これらスライドメスアリ29a〜29cの下部には、それぞれ各光学素子ユニット21a、21bを固定位置に位置決めするための各位置決め部30a〜30cが形成されている。これら位置決め部30a〜30cには、それぞれネジ穴31a〜31cが設けられている。
各スライドメスアリ29a〜29cのうち各スライドメスアリ29b、29cには、それぞれ各光学素子ユニット21a、21bが嵌め込まれ、各位置決め部30a、30bにより高さ方向の位置が固定されている。これら光学素子ユニット21a、21bは、各ビス31a、31bを各取付け孔26、28を通して各ネジ穴31a、31bに捩じ込んで固定されている。
保持部22上における左右の各スライドメスアリ29a、29cに対応する部分には、それぞれ角形状の各被規制部材32a、32cが設けられている。これら被規制部材32a、32cは、保持部22の上面に形成された各溝33a、33cに対して摺動可能に嵌め込められ、かつ各ビス34a、34cにより固定されている。各被規制部材32a、32cに設けられた各ビス穴35a、35cは、長溝に形成され、各被規制部材32a、32cの各位置を各スライドメスアリ29a、29c側と案内部23側との間に移動可能になっている。
保持部22の側面には、各光学素子ユニット21a、21bをA方向に移動させて切り換え操作を行うための操作つまみ36が取り付けられている。この保持部22の案内部23側の端面には、図2に示すようにスライドオスアリ40が設けられている。このスライドオスアリ40は、案内部23に形成されたスライドメスアリ41に嵌め込まれている。これにより、保持部22は、案内部23に対してA方向に直線方向に移動可能になっている。
スライドオスアリ40の底面部には、位置決め用の各溝42a〜42cが3箇所設けられている。これら溝42a〜42cのうち例えば溝42bには、案内部23に設けられたボールプランジャ43が嵌め込まれ、保持部22を所定位置に位置決めする。
案内部23におけるスライドメスアリ41の両端側には、それぞれ各突起部44a、44bが設けられている。これら突起部44a、44bは、保持部22のA方向への最大移動範囲を規制する。
案内部23の上面には、保持部22のA方向への移動範囲を規制するための凸形状の各規制部45a、45cが設けられている。これら規制部45a、45cは、各被規制部材32a、32cに対して接触することにより、保持部22のA方向への移動範囲を規制する。
例えば、各被規制部材32a、32cを各溝33a、33cに沿って案内部23側に移動して固定すると、これら被規制部材32a、32cの各側面46a、46cが規制部45a、45cの各側面47a、47cに接触して、保持部22の移動を規制する。一方、各被規制部材32a、32cを各溝33a、33cに沿って各スライドメスアリ29a、29c側に移動して固定すると、保持部22を移動させても各被規制部材32a、32cと各規制部45a、45cとは接触せず、保持部22の移動の規制を解除する。
次に、上記の如く構成された光学素子切換装置の動作について説明する。
図1乃至図3に示す光学素子切換装置では、保持部22の中央のスライドメスアリ29bに明視野用の光学素子ユニット21aが装着され、右側のスライドメスアリ29cに暗視野用の光学素子ユニット21bが装着され、このうち明視野用の光学素子ユニット21aが光軸L2上に配置されている。保持部22は、最大3個の光学素子ユニットを装着可能であるが、ここでは左側のスライドメスアリ29aには、光学素子ユニットを装着していない。
このように中央のスライドメスアリ29bに例えば明視野用の光学素子ユニット21aを常に装着し、必要に応じて左右のうちいずれか一方又は両方に別の例えば暗視野用の光学素子ユニット21cを装着して使用するのが、操作性の観点から考える通常の使用状態である。
従って、中央のスライドメスアリ29bには、常に何らかの光学素子ユニット、例えば明視野用の光学素子ユニット21aが装着されるものであり、光学素子ユニットが装着されない状態は想定しない。これにより、保持部22の中央のスライドメスアリ29bに対応する部分の上面には、被規制部材を設けていない。
左側の被規制部材32aは、端面48aを規制部45aの端面49aに対して距離d1だけスライドメスアリ29a側に移動して固定されている。この左側の被規制部材32aの位置であれば、保持部22が移動すると、左側の被規制部材32aと規制部45aとは、互いに各側面46a、47aで接触する。
一方、右側の被規制部材32cは、端面48cを規制部45cの端面49cに対して距離d2だけ案内部23側に移動して固定されている。この右側の被規制部材32aの位置であれば、保持部22が移動すると、左側の被規制部材32cと規制部45cとは、互いに接触しない状態にある。
このような状態で操作つまみ36をA方向の左側に移動させると、中央にある光学素子ユニット21aが光軸L1上から外れ、右側の光学素子ユニット21bが光軸L1上に配置されて、各光学素子ユニット21a、21bの切り換えが行なわれる。このときの切り換え位置は、溝42b、42cに対するボールブランジャ43の嵌め込みにより正確に決定される。
さらに、操作つまみ36をA方向の左側に移動させると、案内部23の一端側に設けられた突起部44aに保持部22の端面が接触することで、操作つまみ36の操作による案内部23の左側への移動が規制される。
次に、操作つまみ36をA方向の右側に移動させると、右側の光学素子ユニット21bが光軸L2上から外れ、再び中央の光学素子ユニット21aが光軸L2上に配置されて、元の状態に戻る。
さらに、操作つまみ36をA方向の右側に移動させると、左側の被規制部材32aと規制部45aとが互いに各側面46a、47aで接触する。これにより、案内部23は、これ以上A方向の右側に移動できない状態になる。この結果、光学素子ユニットの装着されていないスライドメスアリ29aが光軸L2に対応する位置に配置することができず、光学素子ユニットの切り換え動作を規制する。
これに対して、中央のスライドメスアリ29bに明視野用の光学素子ユニット21aを装着し、左側のスライドメスアリ29aに暗視野用の光学素子ユニット21bを装着し、右側のスライドメスアリ29aに光学素子ユニットを装着しない場合について説明する。
右側の被規制部材32cは、端面48cを規制部45cの端面49cに対して案内部23側に移動して固定し、保持部22の移動により右側の被規制部材32cと規制部45cとが互いに各側面46c、47cで接触する。
一方、左側の被規制部材32aは、端面48aを規制部45aの端面49aに対してスライドメスアリ29a側に移動して固定し、保持部22の移動により左側の被規制部材32aと規制部45aとが互いに接触しない。
このような状態で操作つまみ36をA方向の左側又は右側に移動させると、中央にある光学素子ユニット21a又は左側の光学素子ユニット21bが光軸L2上に配置されて、各光学素子ユニット21a、21bの切り換えが行なわれる。このとき保持部22は、右側の被規制部材32cと規制部45cとが互いに各側面46c、47cで接触により、操作つまみ36をA方向の左側に移動させても、これ以上A方向の左側に移動できない状態になり、移動範囲が規制される。
又、全てのスライドメスアリ29a〜29cに各光学素子ユニット21a、21b等を装着した場合は、右側及び左側の各被規制部材32a、32cは、それぞれ各端面48a、48cを各規制部45a、45cの各端面49a、49cに対して各スライドメスアリ29a、29c側に移動して固定し、保持部22の移動により右側及び左側の被規制部材32a、32cと各規制部45a、45cとを互いに接触しない状態にする。
このように上記第1の実施の形態によれば、各光学素子ユニット21a、21bを保持する保持部22を案内部23に対して直線上に移動させて所望の光学素子ユニット21a、21bを光軸L2上に切り換える場合に、保持部22上における左右側に摺動可能な各被規制部材32a、32cを設け、かつ案内部23の上面に保持部22のA方向への移動範囲を規制するための各規制部45a、45cを設けた。
これにより、各光学素子ユニット21a、21bの装着位置に応じて各被規制部材32a、32cを摺動させて各規制部45a、45cと接触させるか、又は接触させない位置に固定させることにより、保持部22のスライドメスアリ29a〜29cに未装着がある場合の保持部22の移動範囲を規制できる。
この結果、操作つまみ36を移動して各光学素子ユニット21a、21bを未装着な状態の部分を光軸L2上に配置するような不要な切り換えを防止でき、各光学素子ユニット21a、21bの切り換えの操作性を向上できる。
又、各光学素子ユニット21a、21bが装着状態であっても、必要に応じて各被規制部材32a、32cのいずれか一方又は両方の位置を変えることにより、各光学素子ユニット21a、21bの切り換え動作時の保持部22の移動範囲を規制できる。
例えば、中央と左側との各スライドメスアリ29b、29aに各光学素子ユニット21bを装着して右側のスライドメスアリ29aに光学素子ユニットを装着しない場合、全てのスライドメスアリ29a〜29cに各光学素子ユニットを装着した場合などに応じて保持部22の移動範囲を規制できる。これにより、各被規制部材32a、32cと各規制部45a、45cとによる保持部22の移動範囲の規制及びその解除を検査者の要求に応じて切り換えることができ、検査者の要望に幅広く対応できる。
なお、上記第1の実施の形態は、次のように変形してもよい。
例えば、各被規制部材32a、32cは、角形状で、それぞれ各溝33a、33cに沿って水平方向に摺動させているが、これに限らず、丸形状で回転軸を偏心させ、回転軸によって水平方向に変位させてもよい。
又、各光学素子ユニット21a、21bの着脱機構は、例えばこれら光学素子ユニット21a、21bを水平方向から取り付けるものでもよい。
保持部22を直線的に移動させる機構は、スライドアリの構造に限らず、例えばボールガイドによる方式等を用いてもよい。
このように各光学素子ユニット21a、21bの切り換えを規制する手段は、ある一つの特定した着脱方式、直線移動機構などに限定されるものでない。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1乃至図4と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図5及び図6は顕微鏡の光学素子切換装置の構成図であって、図5は側面断面図、図6は上面図である。この光学素子切換装置50は、上記第1の実施の形態と同様に、落射投光装置2内に取り付けられている。
光学素子切換装置50は、例えばハーフミラー等の複数種類の各光学素子8をそれぞれ組み込んだ複数(例えば2個)の光学素子ユニット21a、21bと、これら光学素子ユニット21a、21bを保持する保持部51と、この保持部51をB方向(時計方向及び反時計方向)に回転させて所定位置まで移動可能に設けた案内部となる軸52とを有する。なお、光学素子切換装置50は、保持部51と案内部となる軸52とを除き、他の部分は上記第1の実施の形態と同一構成である。
保持部51の外周面には、例えば軸52を中心に120度毎に均等に3箇所に各スライドメスアリ53a〜53cが設けられている。これらスライドメスアリ53a〜53cのうち各スライドメスアリ53a、53bにそれぞれ光学素子ユニット21a、21bが取り付けられている。
保持部51の上面には、各スライドメスアリ53a〜53cに対応する各部分にそれぞれ各溝54a〜54cが半径方向に設けられている。これら溝54a〜54cには、それぞれ各被規制部材55a〜55cが各溝54a〜54c内に沿って摺動可能に嵌め込まれ、かつ各ビス56a〜56cにより固定される。
保持部51の中心部には、摺動穴57が設けられている。この保持部51は、摺動穴57内に軸52を嵌め込んで軸支され、回転可能に設けられている。そして、軸52の上部には、支持部材58が各ビス59により固定されている。
支持部材58の上面には、保持部51のB方向への移動範囲を規制するための凸形状の各規制部60a、60cが各スライドメスアリ53b、53cに対応した部分に設けられている。これら規制部60b、60cは、各被規制部材55a〜55cのいずれかに接触することにより、保持部51のB方向(時計方向及び反時計方向)への回転移動範囲を規制する。
例えば、各被規制部材55a、55bは、各溝54a、54b内に沿って各スライドメスアリ53b、53b側に移動して固定されている。一方、被規制部材55cは、溝54c内に沿って軸52側に移動して固定されている。
次に、上記の如く構成された光学素子切換装置の動作について説明する。
図5及び図6に示す光学素子切換装置50では、例えばスライドメスアリ53aに明視野用の光学素子ユニット21aが装着され、隣接するスライドメスアリ53bに暗視野用の光学素子ユニット21bが装着され、このうち明視野用の光学素子ユニット21aが光軸L2上に配置されている。ここでは残りのスライドメスアリ53cに光学素子ユニットが装着されていない。
このように光軸L2上のスライドメスアリ53aに例えば明視野用の光学素子ユニット21aを常に装着し、必要に応じて左右に隣接する例えばスライドメスアリ53bに暗視野用の光学素子ユニット21cを装着して使用するのが、操作性の観点から考える通常の使用状態である。
光学素子ユニット21aを装着した部分に対する被規制部材55aは、後述する規制部60b(60c)の側面64b(62c)に対して端面61aとの間が距離d3となるようにしつつ、スライドメスアリ53a側に移動して固定されている。
又、光学素子ユニット21bを装着した部分に対応する被規制部材55bも、規制部60b(60c)の側面64b(62c)に対して端面61bとの間が距離d3となるようにスライドメスアリ53b側に移動して固定されている。
これら被規制部材55a、55bの位置であれば、保持部51がB方向(時計方向、反時計方向)に回転移動すると、各被規制部材55a、55bと規制部60b、60cの側面64b、64cとは、互いに接触しない。
一方、光学素子ユニットを装着しない部分に対応する被規制部材55cは、端面63を規制部60cの端部62cに対して距離d4だけ軸52側に移動して固定されている。この被規制部材55cの位置であれば、例えば保持部51がB方向(時計方向)に回転移動すると、被規制部材55cの側面65aと規制部60bの側面64bとが、互いに接触する。
又、保持部51がB方向(反時計方向)に回転移動すると、被規制部材55cの側面65bと規制部60cの側面64cとが、互いに接触する。
このような状態で、保持部51が軸52を中心にB方向(時計方向)に回転移動すると、光学素子ユニット21aが光軸L2上から外れ、光学素子ユニット21bが光軸L2上に配置されて、各光学素子ユニット21a、21bの切り換えが行なわれる。
さらに、保持部51をB方向(時計方向)に回転移動させようとすると、被規制部材55cの側面65aと規制部60bの側面64bとが互いに接触し、保持部51のB方向(時計方向)に回転が規制される。
次に、保持部51をB方向(反時計方向)に回転移動させると、光学素子ユニット21bが光軸L2上から外れ、再び光学素子ユニット21aが光軸L2上に配置されて、元の状態に戻る。
さらに、保持部51をB方向(反時計方向)に回転移動させると、被規制部材55cの側面65bと規制部60cの側面64cとが互いに接触する。これにより、保持部51のB方向(反時計方向)の回転が規制される。
このように上記第2の実施の形態によれば、各光学素子ユニット21a、21bを保持する円形の保持部51を軸52を中心にB方向(時計方向、反時計方向)に回転移動させて所望の光学素子ユニット21a、21bを光軸L2上に切り換える場合に、保持部22の円周方向に均等間隔で各被規制部材55a〜55cを設け、かつ軸52上の支持部材58に保持部51のB方向(時計方向、反時計方向)への回転移動範囲を規制するための各規制部60b、60cを設けた。
これにより、各光学素子ユニット21a、21bを保持する保持部51を回転移動させて所望の光学素子ユニット21a、21bを光軸L2上に切り換える構成であっても、保持部51に光学素子ユニットの未装着があっても、保持部51の回転移動範囲を規制できる。この結果、保持部51を回転移動して各光学素子ユニット21a、21bの未装着な状態の部分を光軸L2上に配置するような不要な切り換えを防止でき、各光学素子ユニット21a、21bの切り換えの操作性を向上できるなどの上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図1乃至図4と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図7乃至図9は顕微鏡の光学素子切換装置の構成図であって、図7は保持部22の移動範囲の規制を解除したときの側面断面図、図8は保持部22の移動範囲を規制したときの側面断面図、図9は上面図である。
光学素子切換装置70における上記第1の実施の形態との相違点は、各被規制部材32a,32cを各被規制部材71に代えたところである。なお、被規制部材71は、図示の関係上1つのみを示す。
この被規制部材71が設けられる保持部22の上部には、凹形状の開口部72が形成されている。この開口部72内には、摺動穴が水平方向(保持部22の移動方向と同一方向)に設けられている。又、開口部72内における摺動穴の斜め左の下方には、第2の突起74とが設けられている。
上記被規制部材71は、断面がL型形状に形成され、かつ両端面にそれぞれ円筒状の突出部75a、75bが設けられている。被規制部材71には、突出部75a、75bと同軸上に摺動穴711が開けられ、軸750に嵌め込まれて被規制部材71が回転できるようになっている。突出部75a、75bの端面と開口端の側面とが接触し、軸750方向への移動が制限されている。
又、突出部75aには、コイルバネ76が嵌め込まれている。このコイルバネ76の一端(一方の腕)は第1の突起73に接触し、他端(他方の腕)は第2の突起74に接触し、被規制部材71に対して矢印C方向(反時計方向)、すなわちコイルバネ76の両腕が開く方向に付勢力を与えている。
光学素子ユニット21aの取付け部29aの上部には、開口部72内に向って突出する突起部77が設けられている。この突起部77は、光学素子ユニット21aを保持部22に取り付けたときに、コイルバネ76の付勢により回転する被規制部材71の一端側と接触して、被規制部材71の矢印C方向への回転を規制する。
次に、上記の如く構成された光学素子切換装置の動作について説明する。
図7に示すように光学素子ユニット21aを保持部22に取り付けると、光学素子ユニット21aの取付け部29a上部に設けられた突起部77が被規制部材71の一端側と接触し押圧して、この被規制部材71を時計方向(矢印C方向とは反対方向)に回転させる。これにより、被規制部材71は、他端側が規制部45aの端面49cから離れる。この結果、保持部22が案内部23に対してスライド移動しても被規制部71は、規制部45aに対して接触しない状態になる。
一方、図8に示すように光学素子ユニット21aを保持部22から取り外した状態では、光学素子ユニット21aの突起部77の被規制部材71に対する押圧が無くなり、この被規制部材71を反時計方向(矢印C方向)に回転し、その他端側が規制部45aの端面47aに対して接触する位置に移動する。この結果、保持部22が案内部23に対してスライド移動すると、被規制部71は、規制部45aに対して接触する状態になる。
このように第3の実施の形態によれば、光学素子ユニット21aの保持部22に対する着脱と共に、被規制部材71を回転して、被規制部71を規制部45aに対して接触する状態又は接触しない状態にするので、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができると共に、光学素子ユニット21aの保持部23に装着しなければ、被規制部71が規制部45aに接触する状態になるので、光学素子ユニット21aが未装着な状態で光路L1、L2上に切り換えるというような不要な切り換え操作を防止でき、操作性をより向上できる。さらに、光学素子ユニット21aの保持部23への着脱に連動して切り換え動作が規制されるので、規制を行う作業を簡便できる。
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図7乃至図9と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図10及び図11は顕微鏡の光学素子切換装置の構成図であって、図10は側面断面図、図11は上面図である。規制部80は、軸部材81と規制部材82とからなる。軸部材81は、一端部に操作つまみ83が形成され、他端部に止め部材84を取り付けるための取付け部85が形成されている。この軸部材81の軸外周上には、2つの規制部材86、87が固定されている。
案内部23の左右両端側における各上面には、2つの支持部88、89が設けられている。これら支持部88、89には、それぞれ摺動穴90、91が設けられている。これら摺動穴90内には、軸部材81が嵌め込められ、軸部材81を回転可能に支持している。この軸部材81は、操作つまみ83の一端面92と他端面側の止め部材84とによって軸方向への移動が規制されている。
操作つまみ83側の支持部88には、ホールプランジャ93が設けられ、軸部材81の外周に形成された例えば2箇所の各溝94、95内にホールプランジャ93が嵌め込められることによって軸部材81の回転位置を切り換えられるようになっている。
次に、上記の如く構成された光学素子切換装置の動作について説明する。
操作つまみ83を回転操作することにより、規制部材82は、被規制部材71と接触する位置(図面上実線で示す)又は接触しない位置(図面上破線で示す)とに切り換えることができる。
規制部材82が被規制部材71と接触する位置に配置された状態であれば、光学素子ユニット21aを保持部23に取り付けると、上記第3の実施の形態と同様に、光学素子ユニット21aの取付け部29a上部に設けられた突起部77が被規制部材71の一端側と接触し押圧して、この被規制部材71を時計方向(矢印C方向とは反対方向)に回転させる。これにより、被規制部材71は、他端側が規制部45aの端面45dから離れる。この結果、保持部22が案内部23に対してスライド移動しても被規制部71は、規制部45aに対して接触しない状態になる。
又、光学素子ユニット21aを保持部23から取り外すと、光学素子ユニット21aの突起部77の被規制部材71に対する押圧が無くなり、この被規制部材71を反時計方向(矢印C方向)に回転し、その他端側が規制部45aの端面45dに対して接触する位置に移動する。この結果、保持部22が案内部23に対してスライド移動すると、被規制部71は、規制部80に対して接触する状態になる。
一方、規制部材82が被規制部材71と接触しない位置に配置された状態であれば、規制部材82が被規制部材71と接触する位置(図面上実線で示す)又は接触しない位置(図面上破線で示す)とのいずれに切り換えても、規制部材82と被規制部材71とは接触することがない。
このように第4の実施の形態によれば、操作つまみ83を回転操作して規制部材82を被規制部材71と接触する位置又は接触しない位置とに切り換えるようにしたので、各光学素子ユニット21a、21bの切り換えの規制とその解除を行うか否かの規制及びその解除を行うことができる。この規制及びその解除は、操作つまみ83を回転操作するだけなので、簡便である。勿論、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することは言うまでもない。
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図2乃至図4と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図12乃至図14は顕微鏡の光学素子切換装置の構成図であって、図12は側面断面図、図13は上面図、図14は正面図である。この光学素子切換装置100は、各光学素子ユニット21a、21bをそれぞれ所定位置である各光軸L1、L2の交差点上に配置するための各位置にそれぞれ保持部22を位置決め可能とする位置決め手段101を備えている。この位置決め手段101は、案内部23に設けられた位置決め案内部102と、保持部22に設けられた各被位置決め部103a〜103cとを有する。なお、図12は被位置決め部103bの側面断面を示し、他の被位置決め部103a、103cは被位置決め部103bと同一構成であるのでその図示は省略する。
被位置決め部103a〜103cは、それぞれ角形状の各被位置決め部材104a〜104cを有する。これら被位置決め部材104a〜104cの各先端部には、それぞれ半球状の各突起部105a〜105cが形成されている。これら被位置決め部材104a〜104cは、それぞれ保持部22の上面に設けられた各溝33a〜33cに摺動可能な状態に嵌め込まれ、かつ各ビス106a〜106cにより締め付けられて固定される。又、各位置決め部材104a〜104cには、それぞれ長溝の各ビス孔107a〜107cが設けられている。これにより、各被位置決め部材104a〜104cは、それぞれ各ビス孔107a〜107cに沿って案内部23側とこれとは反対側とに移動可能であり、当該各被位置決め部材104a〜104cの固定位置を変えることが可能である。
位置決め案内部102は、案内部23の上面の中央部に設けられている。この位置決め案内部102は、弾性部材により板状に形成された位置決め案内部材110と、この位置決め案内部材110を案内部23の上面に固定するビス111とを有する。
位置決め案内部材110の先端部には、各位置決め部材104a〜104cの各突起部105a〜105cと接触して係止めするための凹形状に形成された案内凹部112が設けられている。この位置決め案内部材110は、案内凹部112の両側にそれぞれ各案内板部112a、112bが形成されている。これら案内板部112a、112bは、案内凹部112の凹形状の開口を広げる方向に延出して形成され、各被位置決め部材104a〜104cの各突起部105a〜105cを案内凹部112内に導く。
従って、保持部22に取り付けられた各光学素子ユニット21a、21bに対応する各位置決め部材104b、104cが各溝33b、33cに沿って案内部23側に移動されて固定される。この状態で、保持部22を矢印A方向に移動させて光学素子ユニット21a又は21bを光軸L1上に配置させると、位置決め部材104b又は104cの突起部105b又は105cが位置決め案内部材110における左右いずれかの案内板部112a又は112bに接触しながら案内凹部112に導かれ、この案内凹部112内に接触して係止めされる。これにより、光学素子ユニット21a又は21bは、各光軸L1とL2との交差点上に正確に位置決めされ保持される。
一方、各位置決め部材104a〜104cが案内部23側とは反対側に移動されて固定されると、保持部22が矢印A方向に移動しても、各位置決め部材104a〜104cは、位置決め案内部材110に接触せずに係止されない。これにより、各位置決め部材104a〜104cの各突起部105a〜105cは、いずれも位置決め案内部材110の案内凹部112内に係止されず、光学素子ユニット21a又は21bは、各光軸L1とL2との交差点上に位置決めされない。
次に、上記の如く構成された光学素子切換装置の動作について説明する。
例えば、図13に示すように保持部22の中央のスライドメスアリ29bに明視野用の光学素子ユニット21aが装着され、右側のスライドメスアリ29cに暗視野用の光学素子ユニット21bが装着され、このうち明視野用の光学素子ユニット21aが光軸L2上に配置されている。保持部22には、最大3個の光学素子ユニットを装着可能であるが、ここでは左側のスライドメスアリ29aに光学素子ユニットが装着されていない。これら光学素子ユニット21a、21bは、保持部22に嵌めこまれ、それぞれ各位置決め部30b、30cに当て付き、それぞれ各ビス115を各取付け孔26、28に差込んでねじ込むことで固定されている。このように中央のスライドメスアリ29bに例えば明視野用の光学素子ユニット21aを常に装着し、必要に応じて左右のうちいずれか一方又は両方に別の例えば暗視野用の光学素子ユニット21bを装着して使用するのが、操作性の観点から考える通常の使用状態である。
明視野用の光学素子ユニット21aと暗視野用の光学素子ユニット21bとに対応する各位置決め部材104b、104cは、図13に示すようにそれぞれ各溝33b、33cに沿って案内部23側に移動して固定される。光学素子ユニットを取り付けていない取付け部29aに対応する位置決め部材104aは、溝33aに沿って案内部23側とは反対側に移動して固定される。この場合、位置決め部材104aは、各位置決め部材104b、104cの位置よりも距離dだけ案内部23側とは反対側にずれて固定される。
このような状態で、操作つまみ36を矢印A方向の図面上左側に移動させると、明視野用の光学素子ユニット21aが各光軸L1とL2との交差点上から外れ、暗視野用の光学素子ユニット21bが各光軸L1とL2との交差点上に配置される。これにより、光学素子ユニット21aから光学素子ユニット21bに切り替えられる。
この切り替えの際、暗視野用の光学素子ユニット21bに対応する位置決め部材104cが溝33cに沿って案内部23側に移動されて固定されるので、暗視野用の光学素子ユニット21bを各光軸L1とL2との交差点上に配置させるとき、図14に示すように位置決め部材104cの突起部105cが位置決め案内部材110の案内板部112bに接触しながら案内凹部112内に導かれ係止めされる。これにより、暗視野用の光学素子ユニット21bは、各光軸L1とL2との交差点上に正確に位置決めされ保持される。
操作つまみ36をさらに左側に移動させると、保持部22が案内部23に設けられた突起部44aの端面と接触し、左側への移動が規制される。
一方、操作つまみ36を右側に移動させると、暗視野用の光学素子ユニット21bが各光軸L1とL2との交差点上から外れ、明視野用の光学素子ユニット21aが各光軸L1とL2との交差点上に配置される。この切り替えの際でも、明視野用の光学素子ユニット21aに対応する位置決め部材104bが溝33bに沿って案内部23側に移動されて固定されるので、明視野用の光学素子ユニット21aを各光軸L1とL2との交差点上に配置させるとき、図14に示すように位置決め部材104bの突起部105bが位置決め案内部材110の案内板部112aに接触しながら案内凹部112内に導かれ係止めされる。これにより、明視野用の光学素子ユニット21aは、各光軸L1とL2との交差点上に正確に位置決めされ保持される。
操作つまみ36をさらに右側に移動させると、光学素子ユニットを取り付けていない取付け部29aに対応する位置決め部材104aは、溝33aに沿って案内部23側とは反対側に移動されて固定されるので、位置決め部材104aの突起部105aは、位置決め案内部材110の案内板部112aに接触せず、案内凹部112内に係止されない。さらに、操作つまみ36を右側に移動させると、保持部22が案内部23に設けられた突起部44bの端面と接触し、右側への移動が規制される。
このように上記第5の実施の形態によれば、案内凹部112を有する位置決め案内部102を案内部23に設け、各突起部105a〜105cを設けた各位置決め部材104a〜104cを有する各被位置決め部103a〜103cを保持部22に設け、明視野用の光学素子ユニット21a及び暗視野用の光学素子ユニット21bを取り付けた各位置決め部材104b、104cを案内凹部112内に係止可能な位置に移動させ、各突起部105b、105cを案内凹部112内に係止させることで、明視野用の光学素子ユニット21a又は暗視野用の光学素子ユニット21bを各光軸L1とL2との交差点上に位置決めする。
これによって、明視野用の光学素子ユニット21a又は暗視野用の光学素子ユニット21bを各光軸L1とL2との交差点上に正確に位置決めでき、光学素子ユニットを取り付けていない取付け部29aに対しては係止されずに光軸L2上を通過するだけで、位置決めされることはない。この結果、無駄な切り替え操作を行わずに、例えば明視野用の光学素子ユニット21aと暗視野用の光学素子ユニット21bとの切り替え時に、迅速に明視野用の光学素子ユニット21a又は暗視野用の光学素子ユニット21bの各光軸L1とL2との交差点上への位置決めができる。
位置決め案内部材110は、弾性部材により板状に形成しているので、位置決め案内部材110の案内凹部112内への各突起部105b、105cの導入が柔軟に行え、かつ案内凹部112内に各突起部105b、105cが装着性よく係止できる。
なお、上記第5の実施の形態は、次のように変形してもよい。
保持部22は、3つの光学素子ユニットを取り付け可能にしているが、これに限らず、3つ以上の光学素子ユニットを取り付け可能に複数の取付け部を設けてもよい。
各光学素子ユニット21a、21bは、ある一つの特定した着脱方式、直線移動機構に限定されるものでない。例えば、各光学素子ユニット21a、21bの保持部22に対する着脱機構は、スライドアリ形状を用いた垂直方向の嵌め合いに限るものでなく、例えば各光学素子ユニット21a、21bを水平方向から取付ける構造にしてもよい。保持部22の矢印A方向への直線移動機構もスライドアリ形式に限るものではなく、ボールガイドによる方式等に代えてもよい。
案内部23に位置決め案内部102を設け、保持部22に被位置決め部103を設けるのに限らず、これとは反対に案内部23に被位置決め部103を設け、保持部22に位置決め案内部102を設けてもよい。
位置決め案内部110は、板状の弾性部材により形成するのに限らず、例えば弾性部材とボール等からなるプランジャーを使用てもよい。
次に、本発明の第6の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図5及び図6と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図15及び図16は顕微鏡の光学素子切換装置の構成図であって、図15は側面断面図、図16は上面図である。光学素子切換装置200は、上記光学素子切換装置50(図5及び図6参照)と同様に、例えばハーフミラー等の複数種類の各光学素子8をそれぞれ組み込んだ複数(例えば2個)の光学素子ユニット21a、21bと、これら光学素子ユニット21a、21bを保持する保持部51と、この保持部51を図16に示すように矢印B方向(時計方向及び反時計方向)に回転させて所定位置(各光軸L1、L2の交差点)まで移動可能に設けた案内部としての軸52とを有する。
この光学素子切換装置200は、保持部51を軸52を中心に回転させて、各光学素子ユニット21a、21bをそれぞれ各光軸L1、L2の交差点上にそれぞれ位置決めする位置決め手段201を備えている。この位置決め手段201は、上記図5及び図6に示す位置決め手段101と同様に、軸52の上部に設けられた支持部材58上でかつ光軸L1上に設けられた位置決め案内部102と、保持部51の外周面に例えば軸52を中心に120度毎の均等な各位置すなわち各光学素子ユニット21a、21bなどを保持する各位置に対応して設けられた各被位置決め部103a〜103cとを有する。これら位置決め案内部102及び各被位置決め部103a〜103cの各構成は、上記図5及び図6に示す構成と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
次に、上記の如く構成された光学素子切換装置の動作について説明する。
例えば、保持部51のスライドメスアリ53aに明視野用の光学素子ユニット21aが装着され、スライドメスアリ53bに暗視野用の光学素子ユニット21bが装着され、このうち明視野用の光学素子ユニット21aが各光軸L1とL2との交差点上に配置されている。保持部51は、その外周上に最大3個の光学素子ユニットを装着可能であるが、ここではスライドメスアリ53cには、光学素子ユニットを装着していない。このようにスライドメスアリ53aに例えば明視野用の光学素子ユニット21aを常に装着し、必要に応じて他のスライドメスアリ53b、53cに例えば暗視野用の光学素子ユニット21bを装着して使用するのが、操作性の観点から考える通常の使用状態である。
明視野用の光学素子ユニット21aと暗視野用の光学素子ユニット21bとに対応する各位置決め部材104a、104bは、図16に示すようにそれぞれ各溝54a、54bに沿って軸52側に移動して固定される。光学素子ユニットを取り付けていないスライドメスアリ53aに対応する位置決め部材104cは、溝54cに沿って軸52側とは反対側に移動して固定される。
このような状態で、保持部51を矢印B方向である例えば時計回転方向に回転させると、明視野用の光学素子ユニット21aが各光軸L1とL2との交差点上から外れ、暗視野用の光学素子ユニット21bが各光軸L1とL2との交差点上に配置される。これにより、光学素子ユニット21aから光学素子ユニット21bに切り替えられる。
この切り替えの際、暗視野用の光学素子ユニット21bに対応する位置決め部材104bが溝33bに沿って軸52側に固定されているので、暗視野用の光学素子ユニット21bを各光軸L1とL2との交差点上に配置させるとき、位置決め部材104bの突起部105bが位置決め案内部材110の案内板部112bに接触しながら案内凹部112内に導かれ係止めされる。これにより、暗視野用の光学素子ユニット21bは、各光軸L1とL2との交差点上に正確に位置決めされ保持される。
次に、保持部51を反時計回転方向に回転させると、暗視野用の光学素子ユニット21bが各光軸L1とL2との交差点上から外れ、明視野用の光学素子ユニット21aが各光軸L1とL2との交差点上に配置される。この切り替えの際でも、明視野用の光学素子ユニット21aに対応する位置決め部材104aが溝54aに沿って軸52側に移動されて固定されるので、明視野用の光学素子ユニット21aを各光軸L1とL2との交差点上に配置させるとき、位置決め部材104aの突起部105aが位置決め案内部材110の案内板部112aに接触しながら案内凹部112内に導かれ係止めされる。これにより、明視野用の光学素子ユニット21aは、各光軸L1とL2との交差点上に正確に位置決めされ保持される。
保持部51をさらに左回転方向に回転させると、光学素子ユニットを取り付けていないスライドメスアリ53cに対応する位置決め部材104cは、溝54cに沿って軸52側とは反対側に移動されて固定されるので、位置決め部材104cの突起部105cは、位置決め案内部材110の案内板部112aに接触せず、案内凹部112内に係止されない。
このように上記第6の実施の形態によれば、各光学素子ユニット21a、21bを保持する円形の保持部51を軸52を中心にB方向(時計方向、反時計方向)に回転移動させて所望の光学素子ユニット21a、21bを各光軸L1とL2との交差点上に切り換える機構に、軸52の上部に設けられた支持部材58上でかつ光軸L1上に設けられた位置決め案内部102と、各光学素子ユニット21a、21bを保持する保持部51に設けられた各被位置決め部103a〜103cとを有する位置決め手段201を設けたので、上記第6の実施の形態と同様に、明視野用の光学素子ユニット21a又は暗視野用の光学素子ユニット21bを各光軸L1とL2との交差点上に正確に位置決めでき、光学素子ユニットを取り付けていない部分に対しては係止されずに各光軸L1とL2との交差点上を通過するだけで、位置決めされることはない。この結果、無駄な切り替え操作を行わずに、明視野用の光学素子ユニット21aと暗視野用の光学素子ユニット21bとの切り替え時に、迅速に明視野用の光学素子ユニット21a又は暗視野用の光学素子ユニット21bの各光軸L1とL2との交差点上への位置決めができる。
なお、上記第6の実施の形態は、次のように変形してもよい。
保持部51は、3つの光学素子ユニットを取り付け可能にしているが、これに限らず、3つ以上の光学素子ユニットを取り付け可能に複数の取付け部を設けてもよい。
各光学素子ユニット21a、21bは、ある一つの特定した着脱方式に限定されるものでない。例えば、各光学素子ユニット21a、21bの保持部51に対する着脱機構は、スライドアリ形状を用いた垂直方向の嵌め合いに限るものでなく、例えば各光学素子ユニット21a、21bを水平方向から取付ける構造にしてもよい。
軸52に位置決め案内部102を設け、保持部51に各被位置決め部103を設けるのに限らず、軸52に各被位置決め部103を設け、保持部51に位置決め案内部102を設けてもよい。
次に、本発明の第7の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図12及び図13と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図17乃至図19は顕微鏡の光学素子切換装置の構成図であって、図17は保持部22の位置決め動作を示す側面断面図、図18は保持部22の位置決め動作を解除したときの側面断面図、図19は正面図、図20は詳細図である。
光学素子切換装置300における上記第5の実施の形態との相違点は、各被位置決め部103a〜103cを各被位置決め部301a〜301cに代えたところである。なお、図17は位置決め案内部102及び被位置決め部301bの側面断面図を示す。
これら被位置決め部301a〜301cは、保持部22の上部に形成された凹形状の各開口部72a〜72c内に設けられている。これら開口部72a〜72c間には、軸750が水平方向に貫通している。各被位置決め部301a〜301cは、軸750を中心に回転可能に保持されている。
これら被位置決め部301a〜301cは、それぞれ位置決め部材302a〜302cと、各ねじりコイルバネ303a〜303cとを有する。各位置決め部材302a〜302cは、板状に形成され、かつ両端面にそれぞれ円筒状の各突出部304a、305aが設けられている。これら位置決め部材302a〜302cには、各突出部304a、305aと同軸上に摺動穴306が開けられ、軸750に嵌め込まれて各位置決め部材302a〜302cが回転可能になっている。各突出部304a、305aの端面と開口端の側面とは接触し、軸750方向への移動が制限されている。この各位置決め部材302a〜302cの先端部は、それぞれ突起状に形成され、その一側面上に各突起部105a〜105cが設けられている。
各位置決め部材302a〜302cの側面には、それぞれ円柱状の各第1の突起73a〜73cが設けられている。又、各開口部72a〜72c内には、それぞれ円柱状の各第2の突起74a〜74cが設けられている。各突出部304a〜304cには、それぞれ各ねじりコイルバネ303a〜303cが嵌め込まれている。これらねじりコイルバネ303a〜303cは、それぞれその一端(一方の腕)が各第1の突起73a〜73cに接触し、他端(他方の腕)が各第2の突起74a〜74cに接触し、各位置決め部材302a〜302cに対して図18に示すように矢印C方向(反時計方向)、すなわち各ねじりコイルバネ303a〜303cの両腕が開く方向に付勢力を与えている。
各光学素子ユニット21a、21bの各取付け部29a、29bの上部には、それぞれ各開口部72a〜72c内に向って突出する各突起部77a、77bが設けられている。これら突起部77a、77bは、それぞれ光学素子ユニット21a、21bを保持部22に取り付けたときに、各ねじりコイルバネ303b、303cの付勢により回転する各位置決め部材302b、302cの一端側と接触して、各位置決め部材302b、302cの矢印C方向への回転を規制する。
次に、上記の如く構成された光学素子切換装置の動作について説明する。
図17に示すように明視野用の光学素子ユニット21aを保持部22に取り付けると、この光学素子ユニット21aの取付け部29bの上部に設けられた突起部77aが位置決め部材302bの一端側と接触し押圧して、この位置決め部材302bを時計方向(矢印C方向とは反対方向)に回転させる。これにより、位置決め部材302bの先端部に設けられた突起部105bが保持部22の開口部72bの上方側に配置される。
暗視野用の光学素子ユニット21bを保持部22に取り付けるときも同様に、光学素子ユニット21bの取付け部29cの上部に設けられた突起部77bが位置決め部材302cの一端側と接触し押圧して、この位置決め部材302cを時計方向(矢印C方向とは反対方向)に回転させる。これにより、位置決め部材302cの先端部に設けられた突起部105cが保持部22の開口部72cの上方側に配置される。
この状態で、操作つまみ36を移動させて明視野用の光学素子ユニット21aを各光軸L1、L2の交差点上に配置しようとするとき、位置決め部材302bの突起部105bが開口部72bの上方側に配置されているので、位置決め部材302bの突起部105bが位置決め案内部材110の案内凹部112内に導かれ係止めされる。これにより、明視野用の光学素子ユニット21aは、各光軸L1、L2の交差点上に正確に位置決めされ保持される。
暗視野用の光学素子ユニット21bを各光軸L1、L2の交差点上に配置しようとするときも同様に、位置決め部材302cの突起部105cが開口部72cの上方側に配置されているので、位置決め部材302cの突起部105cが位置決め案内部材110の案内凹部112内に導かれ係止めされる。これにより、暗視野用の光学素子ユニット21bは、各光軸L1、L2の交差点上に正確に位置決めされ保持される。
光学素子ユニットを取り付けていない取付け部29aに対応する位置決め部材302aは、図19に示すようにねじりコイルバネ303aの付勢により矢印C方向への回転し、突起部105aが開口部72aの内部側に配置されている。これにより、位置決め部材104aの突起部105aは、位置決め案内部材110の案内凹部112内に係止されない。
このように上記第7の実施の形態によれば、各光学素子ユニット21a、21bの取り付け、取り外しに連動して各位置決め部材302a、302bを回転可能に設け、各光学素子ユニット21a、21bを取り付けたときに、各位置決め部材302a、302bの各突起部105a、105cを位置決め案内部材110の案内凹部112内に係止めするようにしたので、上記第5の実施の形態と同様に、無駄な切り替え操作を行わずに、明視野用の光学素子ユニット21aと暗視野用の光学素子ユニット21bとの切り替え時に、迅速に明視野用の光学素子ユニット21a又は暗視野用の光学素子ユニット21bの各光軸L1、L2の交差点上への位置決めができる。
各光学素子ユニット21a、21bの取り付け、取り外しに連動して各位置決め部材302a、302bを回転可能に設けたので、取り付けた各光学素子ユニット21a、21bに対応する各突起部105a、105cを案内凹部112内に係止可能な位置に配置でき、取り扱いが簡便である。
本発明の別の特徴を説明すると、請求項7記載の顕微鏡の光学素子切換装置において、被規制部材は、前記保持部に設けられた開口部内に回転可能に設けられて、弾性部材の付勢力により前記規制部材と接触する位置にあり、前記光学素子ユニットを前記保持部に取り付けるのに連動して前記規制部材と非接触な位置に回転移動することを特徴とする。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
例えば、上記第3の実施の形態では、被規制部材71を回転可能に設け、光学素子ユニット21aの保持部23に対する着脱に連動して被規制部71を規制部45aに対して接触する状態又は接触しない状態にしているが、この構造は、図5及び図6に示す上記第2の実施の形態に適用することもできる。
又、規制部は、保持部における複数の光学素子ユニットを保持すべき複数の位置にそれぞれ対応して複数設けてもよい。
又、光学素子ユニットを保持部に取り付けたときの被規制部の規制部に対する接触、非接触の状態の切替えは、次の構成にしてもよい。光学素子ユニットを保持部に取り付けると、この光学素子ユニットの取付けにより押されて回転する回転部材と、この回転部材の回転に応動して上下動する被規制部とを設ける。
このような構成であれば、光学素子ユニットを保持部から取り外した状態では、回転部材は、待機状態の回転位置にあり、被規制部は下降して規制部に接触する状態にある。
光学素子ユニットを保持部に取り付けると、この光学素子ユニットの取付けにより押されて回転部材が回転する。この回転部材の回転に応動して被規制部が上昇する。これにより、被規制部は、規制部に接触しない状態になる。
本発明に係る顕微鏡の光学素子切換装置の第1の実施の形態を適用した顕微鏡本体を示す構成図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の上面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の正面図。 本発明に係る顕微鏡の光学素子切換装置の第2の実施の形態を示す側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の上面図。 本発明に係る顕微鏡の光学素子切換装置の第3の実施の形態を示す保持部の移動範囲の規制を解除したときの側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置における保持部の移動範囲を規制したときの側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の上面図。 本発明に係る顕微鏡の光学素子切換装置の第4の実施の形態を示す側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の上面図。 本発明に係る顕微鏡の光学素子切換装置の第5の実施の形態を示す側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の上面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の正面図。 本発明に係る顕微鏡の光学素子切換装置の第6の実施の形態を示す側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の上面図。 本発明に係る顕微鏡の光学素子切換装置の第7の実施の形態における位置決め動作を示す側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置における位置決め動作を解除したときの側面断面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置における上面図。 同顕微鏡の光学素子切換装置の詳細図。
符号の説明
1:アーム部、2:落射投光装置、3:光源、4:照明光、5:光学部材、6:光学素子切換装置、7:光学素子ユニット、8:光学素子(ハーフミラー)、9:レボルバ、10:対物レンズ、11:ステージ、12:標本、14:鏡筒部、15:接眼レンズ、20:落射投光装置、21a,21b:光学素子ユニット、22:保持部、23:案内部、24:外枠、25,27:スライドオスアリ、26,28:取付け孔、29a〜29c:スライドメスアリ、30a〜30c:位置決め部、31a〜31c:ネジ穴、32a,32c:被規制部材、33a,33c:溝、34a,34c:ビス、35a,35c:ビス穴、36:操作つまみ、40:スライドオスアリ、41:スライドメスアリ、42a〜42c:位置決め用の溝、43:ボールプランジャ、44a,44b:突起部、45a,45c:規制部、46a,46c:被規制部材の側面、49a,49c:規制部の側面、50:光学素子切換装置、51:保持部、52:軸、53a〜53c:スライドメスアリ、54a〜54c:溝、55a〜55c:被規制部材、56a〜56c,59:ビス、57:摺動穴、58:支持部材、60a,60b:規制部、61a,61b:被規制部材の端面、62b:規制部の端部、63:被規制部材の側面、64b,64c:規制部の端部、65a:被規制部材の側面、65b:被規制部材の側面、70:光学素子切換装置、71:被規制部材、72:開口部、73:第1の突起、74:第2の突起、75:突出部、76:コイルバネ、77:突起部、80:規制部、81,82:軸部材、83:操作つまみ、84:止め部材、85:取付け部、86,87:規制部材、88,89:支持部、90,91:摺動穴、92:操作つまみの一端面、93:ホールプランジャ、94,95:溝、100:光学素子切換装置、101:位置決め手段、102:位置決め案内部、103a〜103c:被位置決め部、104a〜104c:被位置決め部材、105a〜105c:突起部、106a〜106c:ビス、107a〜107c:ビス孔、110:位置決め案内部材、111:ビス、112:案内凹部、112a,112b:案内板部、101:位置決め手段、102:位置決め案内部、103:被位置決め部、104a〜104c:被位置決め部材、105a〜105c:突起部、106a〜106c:ビス、107:ビス孔、110:位置決め案内部、111:位置決め案内部材、112:ビス、113:案内凹部、114a,114b:案内板部、200:光学素子切換装置、201:位置決め手段、103a〜103c:被位置決め部、750:軸、302a〜302c:位置決め部材、303a〜303c:ねじりコイルバネ、304a,305a:突出部、306:摺動穴、,72a〜72c:開口部、73a〜73c:第1の突起、74a〜74c:第2の突起。

Claims (22)

  1. 顕微鏡の光軸上に複数の光学素子のうち1つの前記光学素子を切り換える顕微鏡の光学素子切換装置において、
    前記複数の光学素子をそれぞれ組み込んだ複数の光学素子ユニットと、
    前記複数の光学素子ユニットを保持する保持部と、
    前記保持部を移動可能に設け、前記保持部を移動して前記複数の光学素子ユニットのうちいずれか1つの前記光学素子ユニットを前記顕微鏡の前記光軸に対応した所定位置に配置する案内部と、
    前記複数の光学素子ユニットをそれぞれ前記所定位置に配置するときの前記保持部の移動範囲を規制する移動規制手段と、
    を具備したことを特徴とする顕微鏡の光学素子切換装置。
  2. 前記保持部は、前記複数の光学素子ユニットを一方向に配列して保持し、
    前記案内部は、前記保持部を前記複数の光学素子ユニットの配列方向に移動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  3. 前記保持部は、前記複数の光学素子ユニットを円周方向に配列して保持し、
    前記案内部は、前記保持部を回転させて前記複数の光学素子ユニットを円周方向に回転移動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  4. 顕微鏡の光軸上に複数の光学素子のうち1つの前記光学素子を切り換える顕微鏡の光学素子切換装置において、
    前記複数の光学素子をそれぞれ組み込んだ複数の光学素子ユニットと、
    前記複数の光学素子ユニットを保持する保持部と、
    前記保持部を移動可能に設け、前記保持部を移動して前記複数の光学素子ユニットのうちいずれか1つの前記光学素子ユニットを前記顕微鏡の前記光軸に対応した所定位置に配置する案内部と、
    前記複数の光学素子ユニットをそれぞれ前記所定位置に配置するための各位置にそれぞれ前記保持部を位置決めとその解除を可能とする位置決め手段と、
    を具備したことを特徴とする顕微鏡の光学素子切換装置。
  5. 前記保持部は、前記複数の光学素子ユニットを一方向に配列して保持し、
    前記案内部は、前記保持部を前記複数の光学素子ユニットの配列方向に移動させる、
    ことを特徴とする請求項4記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  6. 前記保持部は、前記複数の光学素子ユニットを円周方向に配列して保持し、
    前記案内部は、前記保持部を回転させて前記複数の光学素子ユニットを円周方向に回転移動させる、
    ことを特徴とする請求項4記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  7. 前記移動規制手段は、前記案内部に設けられた規制部材と、前記保持部に設けられた被規制部材とを有し、
    前記規制部材と前記被規制部材とは、相対的に位置を変位可能であり、かつ相対的な位置変位による前記規制部材と前記被規制部材との接触により前記保持部の移動範囲を規制する、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3のうちいずれか1項記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  8. 前記被規制部材は、前記保持部に対して前記規制部材と接触する位置と非接触な位置とに移動可能であることを特徴とする請求項7記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  9. 前記被規制部材は、前記保持部に設けられた溝内に摺動可能に設けられ、前記規制部材と接触する位置又は非接触な位置に固定されることを特徴とする請求項7記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  10. 前記被規制部材は、前記保持部に設けられた開口部内に回転可能に設けられたことを特徴とする請求項7記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  11. 前記規制部材は、前記案内部に対して設ける位置を規制される前記保持部の移動範囲に応じて変更可能であることを特徴とする請求項7記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  12. 前記規制部材は、前記案内部に対して回転可能に設けられ、前記被規制部材と非接触な位置に回転移動することを特徴とする請求項7記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  13. 前記位置決め手段は、前記案内部に設けられた位置決め案内部と、前記保持部に設けられた被位置決め部とを有し、
    前記位置決め案内部と前記被位置決め部とは、相対的に位置を変位可能であり、当該相対的な位置変位による前記位置決め案内部と前記被位置決め部との係止により前記保持部に取り付けられた前記複数の光学素子ユニットをそれぞれ前記所定位置に配置すべき前記各位置に位置決めする、
    ことを特徴とする請求項4、5又は6のうちいずれか1項記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  14. 前記被位置決め部は、前記保持部に対して前記位置決め案内部と係止する位置と係止しない位置とに移動可能であることを特徴とする請求項13記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  15. 前記被位置決め部は、前記保持部に設けられた溝内に摺動可能に設けられ、前記位置決め案内部と係止する位置又は係止しない位置に固定されることを特徴とする請求項13記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  16. 前記被位置決め部は、前記保持部に設けられた開口部内に回転可能に設けられたことを特徴とする請求項13記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  17. 前記位置決め案内部は、前記案内部における前記所定位置に対応する1箇所に設けられ、
    前記被位置決め部は、前記保持部における前記複数の光学素子ユニットに対応する各箇所に複数設けられ、前記複数の光学素子ユニットのうち前記所定位置に位置決めしようとする少なくとも1つの前記光学素子ユニットに対応する少なくとも1つの前記被位置決め部を前記位置決め案内部と係止する位置に移動する、
    ことを特徴とする請求項13記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  18. 前記位置決め案内部と前記被位置決め部とは、前記保持部が前記案内部に対して移動するときの第1の移動方向と当該第1の移動方向に対して反対の第2の移動方向との両移動方向から係止可能である、
    ことを特徴とする請求項13記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  19. 前記位置決め案内部は、凹形状を有する案内部材を有し、
    前記被位置決め部は、凸形状に形成された位置決め部材を有する、
    ことを特徴とする請求項13記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  20. 前記案内部材は、前記凹形状に形成された案内凹部と、
    前記案内凹部の両側に前記凹形状の開口を広げる方向に延出して形成され、前記被位置決め部を前記案内凹部内に導く各案内板部と、
    を有することを特徴とする請求項19記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  21. 前記位置決め案内部は、凸形状を有する案内部材を有し、
    前記被位置決め部は、凹形状に形成された位置決め部材を有する、
    ことを特徴とする請求項13記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
  22. 前記案内部材は、弾性部材により形成されることを特徴とする請求項19又は21記載の顕微鏡の光学素子切換装置。
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