JP2005099495A - 清掃冶具、画像形成装置及び画像形成装置で用いる消耗品 - Google Patents

清掃冶具、画像形成装置及び画像形成装置で用いる消耗品 Download PDF

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Abstract

【課題】 現像ローラの一部に移動阻害部材が対向配置されていても、清掃冶具の移動が妨げられることなく、ドクタブレードの先端部裏面に付着している付着物を除去することである。
【解決手段】 ドクターギャップに清掃冶具本体の一部を挿入して、ドクタブレード57の先端部裏面に当接部100Cを当接させ、その状態のまま清掃冶具本体をドクターギャップに沿って移動させることで、ドクタブレードの先端部裏面に付着した付着物を除去する。この移動の際、自由端部100Bの側縁部100Eは仕切り板(移動阻害部材)58に当たってしまうが、その側縁部の傾斜と自由端部の撓みによって、自由端部は、仕切り板と現像ローラ51との間に入り込むことができる。よって、仕切り板によって移動が妨げられることなく、清掃冶具の当接部によって、ドクタブレードの先端部裏面を清掃することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、板状部材とその先端に近接部材が近接配置されている装置におけるこの板状部材に付着した付着物を除去して清掃を行う清掃冶具、これを利用する複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、及び画像形成装置で用いる消耗品に関するものである。
板状部材とその先端に近接部材が近接配置されている装置としては、例えば、板状部材である現像剤規制部材とその先端に近接配置された近接部材である現像剤担持体とを備えた現像装置が知られている。そして、この現像剤規制部材に付着している付着物を清掃冶具を用いて清掃するものとしては、特許文献1の「現像装置」、特許文献2の「印刷装置」などが知られている。これらの現像装置や印刷装置における清掃冶具は、現像剤担持体と現像剤規制部材との間に介在して、現像剤規制部材の長手方向に移動可能となるように現像剤ケースに設けられている。これらの清掃冶具を現像剤規制部材の長手方向に移動させることにより、現像剤規制部材の先端面に付着している紙粉やトナー塊等の付着物を除去する。しかし、これらの清掃冶具は、現像装置や印刷装置の装置本体に組み付けられている。したがって、その清掃冶具を用いた現像装置や印刷装置は、清掃冶具を移動させるための移動手段を必要とし、この移動手段の設置スペースや、清掃冶具の待機スペースを確保する必要がある。このため、現像装置や印刷装置の装置本体のコストアップや大型化を招くという不具合があった。また、上記特許文献1や上記特許文献2に記載の清掃冶具は、現像剤規制部材の先端部の端面のみを清掃するように形成されている。このため、現像剤規制部材の先端部における現像領域側に向いた面の裏面に付着している付着物を除去することができないという不具合もある。
特開平2001−175078号公報 特開平5−150638号公報
上記不具合を解消すべく、本出願人は、特願2002−175095号において、オペレータが把持して移動させることにより、現像剤規制部材の先端面だけでなく、現像剤規制部材の先端部裏面を清掃できる清掃冶具を提案した。この清掃冶具は、その把持部をオペレータが把持して、その自由端部を現像剤担持体(近接部材)と現像剤規制部材(板状部材)との間隙に挿入させ、清掃冶具が有する当接部を現像剤規制部材の先端部裏面に対して当接させる。そして、このように当接させた状態で、清掃冶具本体を上記間隙に沿って移動させることにより、清掃冶具本体部分によって現像剤規制部材の先端面を清掃するとともに、当接部によって現像剤規制部材の先端部裏面の清掃も行う。
図12は、上記特願2002−175095号の実施例の1つとして記載されている清掃冶具200を示す説明図である。この清掃冶具200は、把持部200A、自由端部200B及び当接部200Cを備えたフィルム状の弾性体で構成されている。当接部200Cは、清掃冶具本体にコ字状の切れ目200Dを設けることによって形成されている。この清掃冶具200を用いて清掃作業を行う場合、オペレータは、清掃冶具本体の把持部200Aを把持する。そして、現像ローラ(現像剤担持体)51の端部(図示が省略されている側の端部)において、自由端部200Bを現像ローラ51とドクタブレード(現像剤規制部材)57との間の間隙(ドクタギャップ)に挿入する。この挿入により、この自由端部200Bは、その先端が現像ローラ表面の両端部領域に対向するように配置された仕切り板58の現像ローラ対向面に当接し、湾曲する。なお、この仕切り板58は、現像ローラ51の端部領域に現像剤が供給されないように、現像装置内部の図示しないパドルホイールと現像ローラ51との間を仕切るためのものである。自由端部200Bが湾曲すると、清掃冶具200の当接部200Cは、清掃冶具本体に対して曲げ起きようとする。この状態で、オペレータが清掃冶具200をドクタギャップから引き抜く方向に軽く引っ張ると、この当接部200Cの端部がドクタブレード57の裏面に当たる。そして、オペレータが更に引っ張ると、当接部200Cがドクタブレード57の裏面と仕切り板58のドクタ対向面との隙間に入り込む。これにより、当接部200Cのほぼ全体が、ドクタブレード57の先端部裏面に対して当接した状態となる。そして、この状態を維持したまま、オペレータが清掃冶具200をドクタギャップに沿って移動させると、清掃冶具本体部分によってドクタブレード57の先端面及びドクタブレード57の先端部裏面に付着している紙粉やトナー塊などの付着物が清掃冶具本体及び当接部200Cによってそれぞれ掻き落とされる。
ところが、オペレータが清掃冶具200を現像ローラ51の一端部から他端部へ移動させると、図12に示すように、その他端部近傍において自由端部200Bの側縁部200Eが仕切り板58の側面の下側辺58aに当たってしまう。そのため、その自由端部200Bの移動が仕切り板58に邪魔され、清掃冶具200の当接部200Cがそれ以上移動できなくなる。よって、ドクタブレード57の先端部裏面の一部が清掃できないという問題が発生する。
なお、この問題は、仕切り板58に限らず、清掃冶具200を移動させる際に自由端部200Bの側縁部200Eが当たってその移動を妨げるような移動阻害部材が、現像ローラ等の近接部材に対向配置されている場合には、同様に生じ得るものである。
本発明は、上記問題に鑑み、上記特願2002−175095号で提案した清掃部材の改良するものであって、その目的とするところは、上記のような移動阻害部材が近接部材に対向して配置されていたとしても、この移動阻害部材に邪魔されずに、板状部材の先端部裏面に付着している付着物を除去することが可能な清掃冶具、画像形成装置及び画像形成装置で用いる消耗品を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、板状部材と該板状部材の先端に近接配置された近接部材との間の間隙に清掃冶具本体の一部を挿入し、該板状部材の先端部におけるその挿入側の面の裏側に位置する裏面に付着している付着物を除去して清掃を行う清掃冶具であって、清掃冶具本体を把持するための把持部と、上記間隙に清掃冶具本体の一部を挿入した後に、上記板状部材の先端部における上記裏面に当接する当接部と、該当接部が該裏面に当接しているときに、上記間隙よりも該裏面側に位置する可撓性をもった自由端部とを有し、該当接部を該裏面に当接させた状態で清掃冶具本体を上記間隙に沿って移動させる際に、その移動方向に対して該移動方向に向いた該自由端部の側縁部が該自由端部の先端側に向かって該移動方向後方に傾斜するように、該自由端部を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の清掃冶具において、上記把持部と上記自由端部との間の清掃冶具本体部分を可撓性を有する材料で形成し、上記当接部は、上記自由端部を左側に置いたときにコ字状となる切れ目を該本体部分に設けて得た該切れ目に囲まれた部分であることを特徴とすることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の清掃冶具において、上記側縁部の傾斜開始位置が、上記移動方向に対して平行であって上記当接部の根元を通る仮想直線上の近傍となるように、上記自由端部を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像を現像して像担持体上に可視像を形成する現像手段とを有する画像形成装置において、画像形成装置本体に、請求項1、2又は3の清掃冶具が取り外し可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像を現像して像担持体上に可視像を形成する現像する現像手段とを有する画像形成装置で用いる消耗品であって、上記消耗品の一部に、請求項1、2又は3の清掃冶具が取り外し可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項1乃至3の清掃冶具、並びに、請求項4の画像形成装置及び請求項5の画像形成装置で用いる消耗品に取り外し可能に取り付けられた清掃冶具を用いて清掃作業を行う場合、まず、板状部材と近接部材との間の間隙に清掃冶具本体の一部を挿入する。その後、清掃冶具の当接部を清掃対象である板状部材の先端部裏面に当接させ、その状態のまま、上記間隙に沿って移動させる。これにより、板状部材の先端部裏面に付着している付着物が当接部によって掻き取られ、除去される。しかも、清掃冶具の移動の際に、自由端部の側縁部が当たってその移動を妨げるような移動阻害部材が上記近接部材に対向して配置されていても、その側縁部の傾斜及び自由端部の撓みによって、移動阻害部材に当接する側縁部の当接位置が自由端部の先端に向かってスライドする。その結果、自由端部は、移動阻害部材と近接部材との間に入り込むことが可能となる。よって、移動阻害部材に邪魔されることなく、本清掃冶具を移動させることが可能となる。
以上、請求項1乃至5の発明によれば、上記のような移動阻害部材が近接部材に対向して配置されていたとしても、この移動阻害部材の邪魔されずに、板状部材の先端部裏面部分に付着している付着物を除去することが可能となるという優れた効果がある。
以下、本発明の清掃冶具が用いられる画像形成装置としてのレーザ複写機について説明する。
図2は、レーザ複写機の一例を示す概略構成図である。このレーザ複写機には、その複写機本体10内に、像担持体である感光体ドラム12が設けられている。感光体ドラム12の周りには、帯電装置13、現像装置14、転写・搬送装置15、クリーニング装置16、除電装置17などの作像機器が配設されている。これらの作像機器の上部には、レーザ書込み装置18が設けられている。また、クリーニング装置16の図中左側には定着装置25が配設されている。複写機本体10の上部には、原稿読取装置30が設けられている。また、複写機本体上には、その上面に設置されているコンタクトガラス40を覆うように、自動原稿給紙装置41が開閉自在に取り付けられている。一方、複写機本体10の下部には、両面ユニット35が配置されている。複写機本体10は、給紙テーブル43上に載置されている。給紙テーブル43内には、複数の給紙カセット44が多段に装備されている。各給紙カセット44には、給紙ローラ45が対応して設けられている。それぞれの給紙ローラ45は、対応する給紙カセット44か繰り出したシートを、搬送路46に搬送するようになっている。
次に、上記レーザ複写機のコピー動作について説明する。
図2において、コピー原稿は、上記自動原稿給紙装置41にセット、あるいは上記コンタクトガラス40上にセットされる。セット後、図示しないスタートスイッチが押されると、セットされた原稿の画像情報が、上記原稿読取装置30により画素単位で読み取られる。この原稿読取動作に呼応して、予め選択された給紙カセット44内のシートが、対応する給紙ローラ45の回転により搬送路46に搬送される。搬送路46に搬送されたシートは、給紙路36を経て、レジストローラ48に突き当てられて一旦停止される。この一旦停止されたシートは、レジストローラ48が感光体ドラム12の回転に合せて所定のタイミングで回転することにより、感光体ドラム12の下方へ送り込まれる。
また、上記原稿読取動作に呼応して、上記感光体ドラム12が所定方向に回転する。この感光体ドラム12の回転に伴って、まず、感光体ドラム12の表面が上記帯電装置13により一様に帯電される。次いで、上記原稿読取装置30により読み取られた原稿の画像情報に応じたレーザ光Lが、上記レーザ書込み装置18により感光体ドラム12の表面に照射される。これにより、感光体ドラム12の表面に原稿画像に相応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、上記現像装置14から供給される現像剤中のトナーにより可視像(トナー像)化される。この感光体ドラム上に形成されたトナー像は、上記レジストローラ48の回転により感光体ドラム12の下方へ送り込まれたシート上に、上記転写・搬送装置15により転写される。このトナー像の転写工程で、シート上に転写されずに感光体ドラム12の表面に残留したトナーは、上記クリーニング装置16により、感光体ドラム12の表面から除去される。また、この転写工程後の感光体ドラム12の表面に残留した電荷は、上記除電装置17により除電される。
上記転写工程でトナー像を転写されたシートは、転写・搬送装置15により上記定着装置25に搬送される。そして、この定着装置25により、転写工程で転写されたトナー像がシート上に定着される。トナー像が定着されたシートは、排紙路38を通して機外のトレイ(不図示)上に排出される。ここで、このトナー像が定着されたシートの裏面にもトナー像を形成する場合には、片面にトナー像が形成された後のシートが、反転路39を通して、上記両面ユニット35に送り込まれる。この両面ユニット35に送り込まれたシートは、その表裏が反転されて上記レジストローラ48に送られて一旦停止される。この表裏が反転されたシートは、上記片面へのコピー時と同様に、その裏面にトナー像が転写・定着された後、排紙路38を通して機外のトレイ上に排出される。
次に、上記現像装置14について説明する。
図3は、現像装置14の構成の一例を示す概略構成図である。
この現像装置14は、現像タンク50と、現像ホッパ60とを備えている。現像タンク50の現像ケース59内には、近接部材である現像剤担持体としての第1現像ローラ51、第2現像ローラ52が設けられている。また、パドルホイール53、攪拌ローラ54、搬送スクリュ55、セパレータ56などが設けられている。さらに、この現像装置14には、第1現像ローラ51の周面に対向するように、板状部材である現像剤規制部材としてのドクタブレード57が設けられている。また、第1現像ローラ51及び第2現像ローラ52の両端部近傍には、所定の間隔をあけて対向配置された仕切り板58が設けられている。この仕切り板58は、現像ローラ51の端部の着磁領域外に現像剤が供給されないように、現像装置内部のパドルホイール53との間を仕切るためのものである。現像ケース59内には、キャリアとトナーとからなる二成分現像剤が収容されている。一方、現像ホッパ60内には、トナー補給部材61、補給規制板62、アジテータ63などが設けられている。この現像ホッパ60内には、補給用のトナーが収容されている。
図3において、現像ケース59内の現像剤は、攪拌ローラ54の回転により攪拌されて摩擦帯電された後、パドルホイール53の回転によって、第1現像ローラ51及び第2現像ローラ52の表面に担持される。第1現像ローラ51及び第2現像ローラ52の表面に担持された現像剤は、上記ドクタブレード57との間に形成された隙間(ドクタギャップ)を通過することによって、所定の厚さに薄層化される。この現像装置14のドクタギャップは、約0.6mmに設定されている。そして、この薄層化された現像剤中のトナーによって、上記感光体ドラム12の表面に形成された静電潜像が、上記現像装置14から供給される現像剤中のトナーによりトナー像化される。また、この現像装置14には、トナー飛散防止装置70が配設されている(図2参照)。このトナー飛散防止装置70は、吸気チューブ71により現像装置14と接続された排気手段72を備えている。この排気手段72により飛散トナーが吸引される。排気手段72により吸引された飛散トナーは、排気チューブ73を通して、複写機本体10内に配設されているトナー貯留手段74内に貯留されるようになっている。上記排気チューブ73の先端には、図4に示すように、吸引ダクト75が取り付けられている。この吸引ダクト75は、細長矩形状に形成されており、上面中央部に吸気チューブ71の一端を接続するための接続口76が設けられている。また、この吸引ダクト75の下面には、図5に示すように、開口77が設けられている。
ところで、上述のような構成の現像装置14においては、その第1現像ローラ51とドクタブレード57との間のドクタギャップに、紙粉が詰まってしまうことがある。このドクタギャップの紙粉が詰まった部分では、第1現像ローラ51上に形成されている現像剤薄層の厚さが、図6(a)に示す正常な状態から、図6(b)に示すように、減少してしまうことがある。このように、現像剤薄層の厚さが減少すると、その現像能力が低下して、上記トナー像の画像濃度が部分的に薄くなってしまうことがある。
この問題は、次の清掃冶具を用いることにより解決することができる。
図7(a)は、清掃冶具100の平面図である。図7(b)は、清掃冶具100の側面図である。
この清掃冶具100は、把持部100A、自由端部100B、及び当接部100Cを有している。自由端部100Bは、フィルム状の可撓性を有する材料で形成されている。清掃冶具は、少なくとも、その自由端部100Bがフィルム状の可撓性を有する材料で形成されていれば、どのような素材で形成してもよいが、例えば、樹脂フィルムを用いることができる。また、清掃冶具本体の厚さは、上記ドクタギャップの大きさよりも薄く形成されている。ここでは、この清掃冶具を、厚さ0.1mmのPET(ポリ・エチレン・テレフタレート)で構成した。上記当接部100Cは、図7(a)に示すように、上記把持部100Aと上記自由端部100Bとの間の清掃冶具本体部分に、コ字状の切れ目100Dを設けて得た、切れ目100Dに囲まれた部分である。この当接部100Cの端部は、自由端部100Bをドクタギャップに進入させた状態で、ドクタブレード57の先端部裏面に対向する向きとなるように形成されている。また、この当接部100Cは、その端部が台形の一対の平行な対向辺のうちの短辺をなすように形成されている。
なお、図8に示すように、当接部300Cとしては、清掃冶具300の本体を打ち抜き加工したものであってもよい。図示の例では、この抜き加工によって形成された当接部300Cの切れ目300Dの端部は、補強の目的で、丸穴が穿たれている。
上記清掃冶具100は、オペレータにより次のように使用される。
オペレータは、図9に示すように、清掃冶具200の把持部100Aを把持し、自由端部100Bを、第1現像ローラ51とドクタブレード57との間のドクタギャップに挿入する。そして、自由端部100Bをドクタギャップに更に奥に挿入すると、図10に示すように、自由端部100Bの先端が、上記現像装置14に設けられた壁部14Aに当接する。これにより、自由端部100Bの先端の進行が壁部14Aで阻止され、可撓性を有する自由端部100Bは湾曲する。そして、清掃冶具100の当接部100Cの端部が、ドクタブレード57の先端部裏面と対向する部位に曲げ起こされる。このようにして、当接部100Cの端部を、ドクタブレード57の先端部裏面と対向する部位に曲げ起こした状態で、清掃冶具100をドクタギャップから引き抜く方向に、軽く引っ張る。これにより、当接部100Cは、図11に示すように、ドクタブレード57の先端部裏面に対して当接するようになる。このように、当接部100Cがドクタブレード57の先端部裏面に対して当接したままの状態で、オペレータは、清掃冶具100をドクタギャップに沿って移動させる。これにより、ドクタブレード57の先端部裏面に先端部裏面に付着している紙粉やトナー塊などの付着物が除去される。なお、図3に示した現像装置14においては、上記トナー飛散防止装置70による飛散トナーの吸引部を形成する部材の一部が、上記壁部14Aとしての役割をするように構成されている。
次に、本発明に特徴的な清掃冶具の動きについて説明する。
図1(a)及び図1(b)は、現像ローラ51の端部における清掃冶具100の動きを説明するための説明図である。
オペレータが上述のように清掃冶具100をドクタギャップに沿って移動させ、清掃冶具100が現像ローラ51の端部付近までやってくると、図1(a)に示すように、その自由端部100Bの側縁部100Eが仕切り板58の側面の下側辺58aに接触する。ここで、本実施形態における清掃冶具100の自由端部100Bは、図示のように、当接部100Cをドクタブレード57の先端部裏面に当接させた状態で清掃冶具本体をドクタギャップに沿って移動させる際に、その移動方向に対してこの移動方向に向いた側縁部100Eが自由端部100Bの先端側に向かってその移動方向後方に傾斜するように形成されている。よって、オペレータが更に清掃冶具100を移動させると、可撓性を有する自由端部100Bが湾曲しながら、その側縁部100Eが仕切り板58側面の下側辺58aに沿ってスライドする。これにより、自由端部100Bは、図1(b)に示すように、仕切り板58と現像ローラ51との間に入り込むことができる。その結果、清掃冶具100を現像ローラ51の端部まで移動させることができる。したがって、現像ローラ51の端部に仕切り板58が対向配置されていても、仕切り板58と対向していない現像ローラ部分(中央部分)に対向したドクタブレード57の先端部裏面部分の全域にわたって付着物を除去することができる。また、仕切り板58と対向した現像ローラ部分(両端領域部分)に対向したドクタブレード57の先端部裏面部分の一部、すなわち当接部200Cが当接し得る部分についても付着物を除去することができる。
なお、本実施形態では、上記自由端部100Bの側縁部100Eが、上記移動方向に対して平行であって当接部100Cの根元を通る仮想直線上の近傍から、自由端部100Bの先端に向かって先細るように傾斜している。このように傾斜させれば、ドクタブレード57の裏面よりも現像装置内側に位置する自由端部100Bの側縁部がすべて上記のように傾斜することになる。したがって、その側縁部がドクタブレード57の裏面に近い位置で仕切り板58の側面の下側辺58aと当たるような構成をもった現像装置に対しても、その下側辺58aに沿って側縁部100Eを確実にスライドさせることができる。もっとも、この清掃冶具100が特定の現像装置に専用のものである場合には、その特定の現像装置の内部において自由端部100Bの側縁部100Eが当たる仕切り部材等の移動阻害部材の配置に応じて、その傾斜の開始位置を決定することができる。例えば、上記仮想直線よりも自由端部100Bの先端側に寄った位置で移動阻害部材に当たるような場合には、その接触位置から自由端部100Bの先端に向かって先細るように傾斜させてもよい。
また、本実施形態では、側縁部100Eが自由端部100Bの先端に向かってまっすぐに先細る形状となっているが、側縁部100Eが曲がりながら先細る形状であってもよい。
以上、本実施形態における清掃冶具100,300は、板状部材であるドクタブレード57とその先端に近接配置された近接部材である現像ローラ51との間の間隙に清掃冶具本体の一部を挿入し、そのドクタブレード57の先端部におけるその挿入側の面の裏側に位置する裏面に付着している付着物を除去して清掃を行うものである。この清掃冶具100,300は、清掃冶具本体を把持するための把持部100Aと、上記ドクタギャップに清掃冶具本体の一部を挿入した後に、ドクタブレード57の先端部裏面に当接する当接部100Cと、この当接部をドクタブレード57の先端部裏面に当接させたときに、ドクターギャップよりもドクタブレード57の裏面側に位置する可撓性をもった自由端部100Bとを有する。そして、当接部100Cをドクタブレード57の先端部裏面に当接させた状態で清掃冶具本体をドクターギャップに沿って移動させる際に、その移動方向に対して該移動方向に向いた自由端部100Bの側縁部100Eがその自由端部の先端側に向かって移動方向後方に傾斜するように、この自由端部100Bが形成されている。これにより、ドクタブレード57の先端部裏面に付着している付着物を、当接部100Cによって掻き取り、除去することができる。しかも、この移動の際、自由端部100Bの側縁部100Eが引っかかってしまうような仕切り板58が現像ローラ51に対向配置されていても、その側縁部100Eの傾斜によって、自由端部100Bは、湾曲しながら、仕切り板58と現像ローラ51との間に入り込むことができる。よって、仕切り板58が対向する現像ローラ部分に近接配置されたドクタブレード57の先端部裏面部分についても、当接部100Cを当接させることができ、この部分も清掃することができる。
また、本実施形態の清掃冶具は、把持部100Aと自由端部100Bとの間の清掃冶具本体部分を可撓性を有する材料で形成し、当接部100Cが、自由端部100Bを左側に置いたときにコ字状となる切れ目100Dをその本体部分に設けて得た切れ目100Dに囲まれた部分である。このような当接部100Cは、簡単な製造工程で得ることができるので、本清掃冶具の製造コストを下げることができる。
また、本実施形態において、自由端部100Bの側縁部100Eにおける傾斜の始まり位置が、上記移動方向に対して平行であって当接部100Cの根元を通る仮想直線上の近傍である。これにより、上述したように、側縁部100Eがドクタブレード57の裏面に近い位置で仕切り板58の側面の下側辺と当接するような構成をもった現像装置に対しても、その下側辺に沿って側縁部を確実にスライドさせて自由端部100Bを湾曲させることができる。
また、本実施形態の画像形成装置であるレーザ複写機は、像担持体である感光体ドラム12と、この感光体ドラム12上に潜像を形成する潜像形成手段であるレーザ書込み装置18と、この潜像を現像して感光体ドラム12上に可視像を形成する現像手段としての現像装置14を有しており、その画像形成装置本体には、上記清掃冶具100,300が取り外し可能に取り付けられている。これにより、サービスマン等のオペレータが本清掃冶具100,300をいちいち持ち運ぶ必要がなくなり、清掃冶具を紛失しにくくすることができる。
また、この清掃冶具を、本レーザ複写機で使用されるトナーカートリッジなどの消耗品の一部に取り外し可能に取り付けておくようにしてもよい。これにより、消耗品の交換時に、上記清掃操作を実施しやすくなり、定期的なメンテナンスを促すことができる。
(a)及び(b)は、本実施形態におけるレーザ複写機の現像装置に設けられる現像ローラの端部における清掃冶具の動きを説明するための説明図。 同レーザ複写機の概略構成図。 同現像装置の概略構成図。 同現像装置に設けられている吸引ダクトを示す斜視図。 同吸引ダクトの開口部を示す斜視図。 (a)は、同現像装置の第1現像ローラ上に、正常な厚さの現像剤薄層が形成されている状態を示す概略図。(b)は、同現像装置の第1現像ローラとドクタブレードとの間のドクタギャップに紙粉が詰まったときの現像剤薄層の形成状態を示す概略図。 (a)は、実施形態に係る清掃冶具の平面図。(b)は、同清掃冶具の側面図。 清掃冶具の他の例を示す斜視図。 実施形態に係る清掃冶具の自由端部をドクタギャップに挿入した状態を示す説明図。 同清掃冶具の自由端部の先端を現像装置の壁部に当接させた状態を示す説明図。 同清掃冶具の当接部をドクタブレードの先端部裏面に対して当接させた状態を示す説明図。 特願2002−175095号の実施例の1つとして記載されている清掃冶具を示す説明図。
符号の説明
12 感光体ドラム
14 現像装置
14A 壁部
51 第1の現像ローラ
57 ドクタブレード
58 仕切り板
100,200,300 清掃冶具
100A,200A,300A 把持部
100B,200B,300B 自由端部
100C,200C,300C 当接部
100D,200D,300D 切れ目
100E,200E,300E 側縁部

Claims (5)

  1. 板状部材と該板状部材の先端に近接配置された近接部材との間の間隙に清掃冶具本体の一部を挿入し、該板状部材の先端部におけるその挿入側の面の裏側に位置する裏面に付着している付着物を除去して清掃を行う清掃冶具であって、
    清掃冶具本体を把持するための把持部と、
    上記間隙に清掃冶具本体の一部を挿入した後に、上記板状部材の先端部における上記裏面に当接する当接部と、
    該当接部が該裏面に当接しているときに、上記間隙よりも該裏面側に位置する可撓性をもった自由端部とを有し、
    該当接部を該裏面に当接させた状態で清掃冶具本体を上記間隙に沿って移動させる際に、その移動方向に対して該移動方向に向いた該自由端部の側縁部が該自由端部の先端側に向かって該移動方向後方に傾斜するように、該自由端部を形成したことを特徴とする清掃冶具。
  2. 請求項1の清掃冶具において、
    上記把持部と上記自由端部との間の清掃冶具本体部分を可撓性を有する材料で形成し、
    上記当接部は、上記自由端部を左側に置いたときにコ字状となる切れ目を該本体部分に設けて得た該切れ目に囲まれた部分であることを特徴とする清掃冶具。
  3. 請求項2の清掃冶具において、
    上記側縁部の傾斜開始位置が、上記移動方向に対して平行であって上記当接部の根元を通る仮想直線上の近傍となるように、上記自由端部を形成したことを特徴とする清掃冶具。
  4. 像担持体と、
    該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該潜像を現像して像担持体上に可視像を形成する現像手段とを有する画像形成装置において、
    画像形成装置本体に、請求項1、2又は3の清掃冶具が取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 像担持体と、
    該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、
    該潜像を現像して像担持体上に可視像を形成する現像する現像手段とを有する画像形成装置で用いる消耗品であって、
    上記消耗品の一部に、請求項1、2又は3の清掃冶具が取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする画像形成装置の消耗品。
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