JP2005098840A - 飛しょう体の誘導装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 未来位置を予測し、飛しょう体等を目標に向かって誘導するための飛しょう体の誘導装置において、予測誤差を少なくし飛しょう体等の誘導精度を向上することが可能な方法を得る。
【解決手段】 飛しょう体の誘導装置は、追尾用フィルタ2と運動種別に対応したPIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)と仮PIP演算器(7−1)から仮PIP演算器(7−n)を有し、フィルタ出力選定器4で、相関処理器3の出力結果から最適なフィルタを選定し、PIP計算器5で予想会合位置を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、センサ等からの目標の位置情報に関する観測データに基づいて、目標の運動諸元を推定するとともに、目標の運動諸元に基づいて未来位置を予測し、飛しょう体を目標に向かって誘導するための飛しょう体の誘導装置に関するものである。
従来の飛しょう体の誘導装置においては、複数の運動モデルの信頼度を基に、目標の曲進運動を推定する運動モデルごとの信頼度による曲進検出手段として、目標が等速直線運動を行っていると判断された場合のみ、等速直線運動モデルの信頼度を他の運動モデルに比べ向上させる目標追尾装置については開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−62528号公報(第4頁、第3図)
従来の飛しょう体の誘導装置は、フィルタにより逐次処理し、ある時刻に得られる速度情報を基に外挿し、予想会合位置を算出していたので、予想会合位置が大きくずれ、飛しょう体等の誘導精度が劣化する要因となっていた。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、どのような目標の運動に対しても追尾可能な情報処理を行って、飛しょう体等の誘導精度を向上することを目的とするものである。
この発明の飛しょう体の誘導装置は、目標位置観測情報を取得する目標観測装置と、上記目標観測装置で得られた目標位置観測情報から近未来の目標位置を逐次、予測、平滑処理を行う追尾用フィルタと、上記目標観測装置から情報を受けて処理を行うために、運動モデルのカルマンフィルタを設定した複数のPIP用フィルタと、上記複数のPIP用フィルタでの未来(T秒後)の予想会合位置を算出するPIP演算器と、上記複数のPIP用フィルタからの情報を受けて、近未来(Δt秒後)の会合予測位置を算出する複数の仮PIP演算器と、相関処理器の情報を受けて任意の近未来時間を設定し、設定値を上記複数の仮PIP演算器と上記相関処理器へ情報を送る未来時間設定器と、上記複数のPIP用フィルタと上記未来時間設定器からの情報を、上記複数の仮PIP演算器で目標との近未来の会合点予測位置を算出した後記憶すると共に相関処理器へ情報を送る記憶器と、上記追尾用フィルタからの情報と、上記記憶器からの情報との位置誤差から相関処理を行う相関処理器と、上記相関処理器から最も相関性の高いものの情報を受けて、最適な運動モデルのフィルタとすべき複数のPIP用フィルタの情報から最適なフィルタを選定するフィルタ出力選定器とを具備するものである。
複数の運動モデルのフィルタにより近未来の会合位置を予測し、時間経過後の実際の観測値との比較・照合により最適な運動モデルのフィルタを選定し、予想会合位置の予測誤差を低減することによって、正弦波運動や旋回運動等の複雑な動きを行う目標に対しても、誘導精度の高い飛しょう体を実現できる。
実施の形態1.
図6は、従来の飛しょう体の誘導装置での予想会合位置予測の概念図である。
従来の飛しょう体の誘導装置は、フィルタにより逐次処理し、ある時刻に得られる速度情報を基に外挿し、予想会合位置を算出しているので、図6のように、予想会合位置と真の予想会合位置の間に誤差が生じていた。よって、目標が正弦波運動や旋回運動等ある程度の観測時間により運動が決定づけられる目標に対しては、予想会合位置に大きな誤差が生じるものであった。
図1は本発明の実施の形態1に係わる飛しょう体の誘導装置の構成図である。
図1において、目標観測装置1と、追尾用フィルタ2と、相関処理器3と、フィルタ出力選定器4と、PIP演算器5と、PIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)と、仮PIP演算器(7−1)から仮PIP演算器(7−n)と、未来時間設定器8と、記憶器9より構成される。
ここで、PIP(Predicted Intercept Point)は予想会合点を意味する。
次に、実施の形態1の動作について説明する。
目標観測装置1において、例えばレーダ等のセンサで観測された目標位置に関する観測情報すなわち目標位置観測情報が取得され、数種の運動モデルのフィルタを複数用い、なお且つ近未来(Δt時間経過後)の会合位置を予測し、追尾用フィルタ2におけるΔt時間経過後の実際の観測値との比較・照合により、PIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)の中から最適なフィルタをフィルタ出力選定器4で選定し、そのフィルタ出力を用い未来(T時間経過後)の予想会合位置を予測するものである。
ここで、Δt≦Tである。
なお、追尾用フィルタ2は、カルマンフィルタ、α−βフィルタ、線形最小自乗フィルタ等の従来の追尾フィルタアルゴリズムを適用し、どのフィルタを選定するかは適宜設計者が選択するものとする。
また、目標位置観測情報はPIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)に入力される。
図3は代表的な目標運動モデルの説明図である。
図3において、等速直線運動モデル、正弦波運動モデル、旋回運動モデル、ダイブ運動モデル等の運動種別に対応した目標運動モデルを示している。
この各種目標運動モデルに対応したPIP用フィルタをPIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)のn個のフィルタとして使用している。
更に、正弦波運動モデルでは複数の角速度ω1からωn、旋回運動モデルでは旋回加速度G1からGn、ダイブ運動モデルではダイブ角θ1からθnと複数の運動モデルおよびパラメータの異なるカルマンフィルタである。
図4は、正弦波運動目標におけるカルマンフィルタの運動モデルの例を示すブロック図であり、以下の式(1)で示される。
Figure 2005098840
次に、目標の観測モデルは、式(1)に示す状態変数ベクトル (t)を用いる場合、以下に示す式(2)により得られる。
Figure 2005098840
この上記、運動モデルおよび観測モデルに基づき、各サンプリング時刻tkにおける状態変数ベクトル kの推定値(平滑ベクトル)は、以下の式(3)により算出される。
Figure 2005098840
同様に、各種運動モデルのフィルタにより状態変数が推定され、PIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)において推定された状態変数が仮PIP演算器(7−1)から仮PIP演算器(7−n)に入力される。
未来時間設定器8において、相関処理器3での相関結果を受けて、ある任意の近未来時間Δtを設定し、設定値を仮PIP演算器(7−1)から仮PIP演算器(7−n)および相関処理器3に出力する。
仮PIP演算器(7−1)から仮PIP演算器(7−n)において、近未来であるΔt秒後の会合予測位置を算出する。
なお、会合予測位置の算出式は、例えば、正弦波運動モデルでは、以下に示す式(4)より得られる。
Figure 2005098840
フィルタ出力である状態変数の結果から以下の式(5)より求められる。
Figure 2005098840
上記の例は正弦波運動モデルであるが、同様に、等速直線運動モデル、旋回運動モデル等も各PIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)の状態変数出力を用い、仮PIP演算器(7−1)〜仮PIP演算器(7−n)が各々近未来の会合点予測位置を算出し、その結果を記憶器9において記録される。
相関処理器3において、追尾用フィルタ2からのΔt秒後の出力と、記憶器9からの出力との位置誤差から相関値の最も高いPIP用フィルタの出力がどれであるかの情報を算出し、フィルタ出力選定器4と未来時間設定器8へ出力する。
フィルタ出力選定器4において、相関処理器3の出力である尤度が大きい値、つまり、最も相関性の高いPIP用フィルタの出力を選定しPIP演算器5へ出力する。
また、相関処理器3の出力は同時に未来時間設定器8にフィードバックされ、相関処理器の大きさ、つまりどの運動モデルのフィルタに対しても差違がない場合には、設定時間を長くするように動作し、また、差違が大きい場合には、設定時間を短くなるように動作してΔtを決定している。
PIP計算器5において、選定されたPIP用フィルタでのT秒後(本来必要とする未来時間)の予想会合位置を算出する。
以上のように、取得した目標位置観測情報に基づいては1サンプル後の目標位置を逐次、予測、平滑処理し出力されることによって、予想会合位置が大きくずれることが抑圧され、飛しょう体等の誘導精度を向上することが可能となる。
図5は本発明の予想会合位置予測の概念図である。
図5において、複数の運動モデルのフィルタにより近未来の会合位置を予測し、時間経過後の実際の観測値との比較・照合により最適な運動モデルのフィルタを選定し、そのフィルタ出力を用いて必要とする予想会合位置を予測することで、予測誤差を低減することが可能となる。
実施の形態2.
図2は本発明の実施の形態2に係わる飛しょう体の誘導装置の構成図であり、実施の形態1と同様に複数の運動モデルのPIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)と、仮PIP演算器(7−1)から仮PIP演算器(7−n)より構成されるが、実施の形態1のフィルタ出力選定器4の代わりに重み付け演算器10により構成される。
重み付け演算器10では、相関処理器3の出力結果から各PIP用フィルタ(6−1)からPIP用フィルタ(6−n)の全ての出力に対し重み付けをし、その出力を基に予想会合位置を算出する。
これにより、駆動雑音や観測雑音の影響で微妙に変動する目標運動に対し、柔軟に対処することが可能になり、予想会合位置の予測精度を向上させることができるという効果がある。
本発明の実施の形態1に係わる飛しょう体の誘導装置の構成図である。 本発明の実施の形態2に係わる飛しょう体の誘導装置の構成図である。 代表的な目標運動モデルの説明図である。 正弦波運動目標におけるカルマンフィルタの運動モデルのブロック図である。 本発明の予想会合位置予測の概念図である。 従来の飛しょう体の誘導装置での予想会合位置予測の概念図である。
符号の説明
1 目標観測装置、 2 追尾用フィルタ、 3 相関処理器、 4 フィルタ出力選定器、 5 PIP演算器、 (6−1)〜(6−n) PIP用フィルタ、 (7−1)〜(7−n) 仮PIP演算器、 8 未来時間設定器、 9 記憶器、 10 重み付け演算器、 11 位置差検出器、 12 比較器。

Claims (4)

  1. 目標位置観測情報を取得する目標観測装置と、
    上記目標観測装置で得られた目標位置観測情報から近未来の目標位置を逐次、予測、平滑処理を行う追尾用フィルタと、
    上記目標観測装置から情報を受けて処理を行うために、運動モデルのカルマンフィルタを設定した複数のPIP用フィルタと、
    上記複数のPIP用フィルタでの未来(T秒後)の予想会合位置を算出するPIP演算器と、
    上記複数のPIP用フィルタからの情報を受けて、近未来(Δt秒後)の会合予測位置を算出する複数の仮PIP演算器と、
    相関処理器の情報を受けて任意の近未来時間を設定し、設定値を上記複数の仮PIP演算器と上記相関処理器へ情報を送る未来時間設定器と、
    上記複数のPIP用フィルタと上記未来時間設定器からの情報を、上記複数の仮PIP演算器で目標との近未来の会合点予測位置を算出した後記憶すると共に相関処理器へ情報を送る記憶器と、
    上記追尾用フィルタからの情報と、上記記憶器からの情報との位置誤差から相関処理を行う相関処理器と、
    上記相関処理器から最も相関性の高いものの情報を受けて、最適な運動モデルのフィルタとすべき複数のPIP用フィルタの情報から最適なフィルタを選定するフィルタ出力選定器と、
    を具備することを特徴とする飛しょう体の誘導装置。
  2. 上記相関処理器と上記複数のPIP用フィルタからの情報を受けて、各種情報に対応した重み付けを行って計算することにより予想会合位置を算出する重み付け演算器を有することを特徴とする請求項1記載の飛しょう体の誘導装置。
  3. 上記追尾用フィルタとして、カルマンフィルタ、α−βフィルタあるいは線形最小自乗フィルタを使用することを特徴とする請求項1または請求項2の何れか1項に記載の飛しょう体の誘導装置。
  4. 上記PIP用フィルタとして、等速直線運動モデル、角速度ω1からωn成る複数の正弦波運動モデル、旋回加速度G1からGn成る複数の旋回運動モデル、ダイブ角θ1からθnで成る複数のダイブ運動モデル等の運動種別に対応したパラメータの異なる複数のカルマンフィルタを使用することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の飛しょう体の誘導装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008032461A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Hitachi Ltd 状態変化検出装置および状態変化検出プログラム
JP2011220727A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Mitsubishi Electric Corp 予測装置及び予測システム及びコンピュータプログラム及び予測方法

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