JP6513310B1 - 航跡推定装置及び携帯情報端末 - Google Patents

航跡推定装置及び携帯情報端末 Download PDF

Info

Publication number
JP6513310B1
JP6513310B1 JP2018555996A JP2018555996A JP6513310B1 JP 6513310 B1 JP6513310 B1 JP 6513310B1 JP 2018555996 A JP2018555996 A JP 2018555996A JP 2018555996 A JP2018555996 A JP 2018555996A JP 6513310 B1 JP6513310 B1 JP 6513310B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
unit
observation
signal
correlation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018555996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019239524A1 (ja
Inventor
将成 中村
将成 中村
哲太郎 山田
哲太郎 山田
洋志 亀田
洋志 亀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6513310B1 publication Critical patent/JP6513310B1/ja
Publication of JPWO2019239524A1 publication Critical patent/JPWO2019239524A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/0252Radio frequency fingerprinting
    • G01S5/02521Radio frequency fingerprinting using a radio-map
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/0205Details
    • G01S5/0244Accuracy or reliability of position solution or of measurements contributing thereto
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S5/00Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
    • G01S5/02Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations using radio waves
    • G01S5/0294Trajectory determination or predictive filtering, e.g. target tracking or Kalman filtering

Abstract

位置推定部(10)により推定された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、観測位置の信頼度を算出する信頼度算出部(22)を設け、航跡決定部(23)が、信頼度算出部(22)により算出された観測位置の信頼度に基づいて、相関仮説生成部(21)により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を観測対象の航跡に決定するように、航跡推定装置を構成した。

Description

この発明は、観測対象の航跡を決定する航跡推定装置と、航跡推定装置を備えている携帯情報端末とに関するものである。
測位方式の1つであるフィンガープリント法では、所定の領域内に存在している観測対象の位置を測位する前に、当該領域内の複数の位置において、或る信号源から送信された信号を受信し、受信した信号の強度を記録する。
そして、フィンガープリント法では、領域内の複数の位置と、受信信号の強度との関係を表す強度マップを作成する。
フィンガープリント法では、観測対象の位置を測位する際、信号源から送信された信号を受信すると、強度マップに含まれている信号強度の中から、受信した信号の強度に近い信号強度を探索する。
そして、フィンガープリント法では、強度マップから、探索した信号強度に対応する位置を取得し、取得した位置を観測対象の位置に決定する。
しかし、マルチパス等の影響によって、領域内の局所的な位置の信号強度が、大きな外れ値となることがある。大きな外れ値となっている信号強度からは、観測対象の位置の測位精度が劣化する。
以下の特許文献1には、領域内の局所的な位置の信号強度が、大きな外れ値となっている場合でも、位置の測位精度の劣化を抑えている位置推定装置が開示されている。
特許文献1に開示されている位置推定装置は、観測対象である携帯端末の状態を予測するためのパーティクルフィルタを用いて、複数の弱位置推定器により推定された電磁波信号の受信位置の重みを計算し、複数の受信位置を重み付け平均している。
特開2015−197417号公報
特許文献1に開示されている位置推定装置は、複数の受信位置を重み付け平均しているため、大きな外れ値の影響が低減されている。
しかし、特許文献1に開示されている位置推定装置は、携帯端末の位置を測位する際、大きな外れ値を用いていることには変わりがないため、外れ値の影響の低減効果は限定的であり、位置の測位精度が劣化してしまうことがあるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、マルチパス等の影響を受けて、大きな外れ値となっている信号強度を用いることなく、観測対象の航跡を推定することができる航跡推定装置及び携帯情報端末を得ることを目的とする。
この発明に係る航跡推定装置は、信号源から出力された信号を受信する信号観測部と、信号観測部により受信された信号の強度から、信号観測部を実装している観測対象の位置である観測位置を推定する位置推定部と、観測対象の航跡を有している1つ以上の仮説のうち、いずれか1つの仮説と位置推定部により推定された観測位置とを含む1つ以上の相関仮説を生成する相関仮説生成部と、位置推定部により推定された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、観測位置の信頼度を算出する信頼度算出部と、信頼度算出部により算出された観測位置の信頼度に基づいて、相関仮説生成部により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を観測対象の航跡に決定する航跡決定部とを備え、航跡決定部は、記相関仮説生成部により生成されたそれぞれの相関仮説に含まれている観測位置を用いて、それぞれの相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を更新する航跡更新部を備えるようにしたものである。
この発明によれば、位置推定部により推定された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、観測位置の信頼度を算出する信頼度算出部を設け、航跡決定部が、信頼度算出部により算出された観測位置の信頼度に基づいて、相関仮説生成部により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を観測対象の航跡に決定するように、航跡推定装置を構成した。したがって、この発明に係る航跡推定装置は、マルチパス等の影響を受けて、大きな外れ値となっている信号強度を用いることなく、観測対象の航跡を推定することができる。
実施の形態1による航跡推定装置を示す構成図である。 実施の形態1による航跡推定装置における位置推定部10及び追尾処理部20のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 位置推定部10及び追尾処理部20がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 位置推定部10及び追尾処理部20がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合の処理手順を示すフローチャートである。 信号源sから出力された信号を受信している位置p(m)を示す説明図である。 信頼度算出部22による信頼度cof の算出処理の概要を示す説明図である。 実施の形態3による航跡推定装置を示す構成図である。 実施の形態4による航跡推定装置を示す構成図である。 実施の形態4による航跡推定装置における位置推定部10及び追尾処理部20のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による航跡推定装置を示す構成図である。
図2は、実施の形態1による航跡推定装置における位置推定部10及び追尾処理部20のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図1において、信号観測部1は、観測対象に実装される。観測対象としては、スマートフォン又はタブレッド端末などの携帯情報端末が考えられる。
信号観測部1は、センサ2及び信号受信部3を備えている。
信号観測部1は、信号源から出力された信号を受信し、受信した信号を位置推定部10に出力する。
信号源としては、所定の領域内に設置されている無線LAN(Local Area Network)ルータなどのネットワーク機器が該当する。所定の領域は、ショッピングモール又は公共施設などの室内の空間等が考えられ、所定の領域内には、1つ以上の信号源が設置されているものとする。
センサ2は、信号源から出力された信号を受信する。
信号受信部3は、例えば、マッチドフィルタを用いて、センサ2により受信された信号を検知し、検知した信号を信号強度検出部11に出力する。
位置推定部10は、信号強度検出部11、強度マップ保存部12及び位置推定処理部13を備えている。
位置推定部10は、信号観測部1により受信された信号の強度から、観測対象の位置である観測位置を推定する。
信号強度検出部11は、例えば、図2に示す信号強度検出回路41によって実現される。
信号強度検出部11は、信号受信部3から出力された信号の強度を検出し、検出した信号強度を位置推定処理部13に出力する。
強度マップ保存部12は、例えば、図2に示す強度マップ記録回路42によって実現される。
強度マップ保存部12は、信号源から出力された信号を領域内の複数の位置でそれぞれ受信した場合の信号強度を示す強度マップを保存している。
観測対象である携帯情報端末の航跡を推定する前に、領域内の複数の位置のそれぞれに受信機が一時的に設置される。強度マップは、複数の受信機によって、信号源から出力された信号が受信され、受信されたそれぞれの信号の強度が、受信機の設置位置毎に記録されることで生成される。
位置推定処理部13は、例えば、図2に示す位置推定処理回路43によって実現される。
位置推定処理部13は、強度マップ保存部12により保存されている強度マップを取得する。
位置推定処理部13は、強度マップが示す複数の受信位置での信号強度の中から、信号強度検出部11から出力された信号強度に対応する信号強度を探索する。
位置推定処理部13は、信号強度検出部11から出力された信号強度に対応する信号強度として、強度マップが示す複数の受信位置での信号強度の中で、例えば、信号強度検出部11から出力された信号強度と最も近い信号強度を探索する。
位置推定処理部13は、強度マップにおいて、探索した信号強度と対応付けられている受信位置を、観測対象の観測位置であると推定し、観測位置を相関仮説生成部21に出力する。
位置推定処理部13は、強度マップが示す複数の受信位置での信号強度の中から、信号強度検出部11から出力された信号強度に対応する信号強度を探索する際、航跡予測部28から出力された1つ以上の仮説を用いるようにしてもよい。
即ち、位置推定処理部13は、航跡予測部28から出力された1つ以上の仮説に含まれている航跡が示す観測対象の位置の平均位置を算出し、強度マップが示す複数の受信位置での信号強度の中から、平均位置からの距離が閾値以内の位置での信号強度を抽出する。
位置推定処理部13は、抽出した信号強度の中から、信号強度検出部11から出力された信号強度に対応する信号強度を探索する。
位置推定処理部13は、強度マップにおいて、探索した信号強度と対応付けられている受信位置を、観測対象の観測位置であると推定し、観測位置を相関仮説生成部21及び信頼度算出部22のそれぞれに出力する。
追尾処理部20は、相関仮説生成部21、信頼度算出部22、航跡決定部23及び航跡予測部28を備えている。
相関仮説生成部21は、例えば、図2に示す相関仮説生成回路44によって実現される。
相関仮説生成部21は、航跡予測部28から出力された1つ以上の仮説のうち、いずれか1つの仮説と、位置推定処理部13から出力された観測位置とを含む1つ以上の相関仮説を生成する。
相関仮説生成部21は、1つ以上の相関仮説を信頼度算出部22及び評価値算出部24のそれぞれに出力する。
信頼度算出部22は、例えば、図2に示す信頼度算出回路45によって実現される。
信頼度算出部22は、位置推定処理部13から出力された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、観測位置の信頼度を算出し、観測位置の信頼度を評価値算出部24及び航跡更新部25のそれぞれに出力する。
航跡決定部23は、評価値算出部24、航跡更新部25、航跡決定処理部26及び仮説保存部27を備えている。
航跡決定部23は、例えば、図2に示す航跡決定回路46によって実現される。
航跡決定部23は、信頼度算出部22により算出された観測位置の信頼度に基づいて、相関仮説生成部21により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を観測対象の航跡に決定する。
評価値算出部24は、信頼度算出部22から出力された観測位置の信頼度に基づいて、相関仮説生成部21から出力されたそれぞれの相関仮説の評価値を算出する。
航跡更新部25は、評価値算出部24により算出されたそれぞれの相関仮説に含まれている観測位置を用いて、それぞれの相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を更新する。
航跡更新部25は、航跡更新後の仮説を含むそれぞれの相関仮説を航跡決定処理部26及び仮説保存部27のそれぞれに出力する。
航跡決定処理部26は、航跡更新部25から出力されたそれぞれの相関仮説の評価値に基づいて、1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を観測対象の航跡に決定する。
仮説保存部27は、航跡更新部25から出力されたそれぞれの相関仮説に含まれている仮説を保存する。
航跡予測部28は、例えば、図2に示す航跡予測回路47によって実現される。
航跡予測部28は、仮説保存部27により保存されているそれぞれの仮説が有している航跡の予測処理を実施し、予測処理後のそれぞれの航跡を含む仮説を位置推定処理部13及び相関仮説生成部21のそれぞれに出力する。
図1では、位置推定部10及び追尾処理部20の構成要素である信号強度検出部11、強度マップ保存部12、位置推定処理部13、相関仮説生成部21、信頼度算出部22、航跡決定部23及び航跡予測部28のそれぞれが、図2に示すような専用のハードウェアで実現されるものを想定している。即ち、位置推定部10が信号強度検出回路41、強度マップ記録回路42及び位置推定処理回路43によって実現され、追尾処理部20が相関仮説生成回路44、信頼度算出回路45、航跡決定回路46及び航跡予測回路47によって実現されるものを想定している。
ここで、強度マップ記録回路42は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、あるいは、DVD(Digital Versatile Disc)が該当する。
また、信号強度検出回路41、位置推定処理回路43、相関仮説生成回路44、信頼度算出回路45、航跡決定回路46及び航跡予測回路47のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
位置推定部10及び追尾処理部20の構成要素は、専用のハードウェアで実現されるものに限るものではなく、位置推定部10及び追尾処理部20がソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図3は、位置推定部10及び追尾処理部20がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
位置推定部10及び追尾処理部20がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合、強度マップ保存部12がコンピュータのメモリ52に構成される。信号強度検出部11、位置推定処理部13、相関仮説生成部21、信頼度算出部22、航跡決定部23及び航跡予測部28の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ52に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ51がメモリ52に格納されているプログラムを実行する。
図4は、位置推定部10及び追尾処理部20がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される場合の処理手順を示すフローチャートである。
また、図2では、位置推定部10及び追尾処理部20の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアで実現される例を示し、図3では、位置推定部10及び追尾処理部20がソフトウェア又はファームウェアなどで実現される例を示している。しかし、これに限るものではなく、位置推定部10及び追尾処理部20における一部の構成要素が専用のハードウェアで実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェアなどで実現されるものであってもよい。
次に、図1に示す航跡推定装置の動作について説明する。
図1に示す航跡推定装置では、U個の信号源s(s=1,2,・・・,U)があり、センサ2が、U個の信号源sからのU個の信号を受信するものとする。
航跡推定装置が、観測対象の航跡を推定する前に、信号源s毎の強度マップhが強度マップ保存部12に保存される。
強度マップhは、図5に示すように、信号源sから出力された信号を領域内の位置p(m=1,2,・・・,M)でそれぞれ受信した場合の信号強度h(m)を示すものである。
図5は、信号源sから出力された信号を受信している位置p(m)を示す説明図である。
図5において、○は、信号源sから出力された信号を受信している位置p(m)を示している。図5では、○が、2次元配置されている。
観測対象である携帯情報端末を保持しているユーザが所定の領域内に進入すると、センサ2は、U個の信号源sから出力された信号をそれぞれ受信し、U個の受信信号を信号受信部3に出力する。
信号源sから出力された信号には、信号源sを特定するための識別符号が付加されているものとする。
信号受信部3は、センサ2から時刻kにおけるU個の受信信号を受けると、例えば、マッチドフィルタを用いて、U個の受信信号をそれぞれ検知し、検知したU個の受信信号を信号強度検出部11に出力する。
時刻は、位置推定部10及び追尾処理部20におけるそれぞれのサンプリング時刻である。例えば、時刻kは、今回のサンプリング時刻であり、時刻k−1は、前回のサンプリング時刻である。
信号強度検出部11は、信号受信部3から時刻kにおけるU個の受信信号を受けると、時刻kにおけるU個の受信信号の強度str をそれぞれ検出し、検出したU個の信号強度str を位置推定処理部13に出力する(図4のステップST1)。
位置推定処理部13は、航跡予測部28から出力された1つ以上の仮説H k−1(iは、1,2,・・・,I)が有している航跡x k|k−1が示す観測対象の位置pの平均位置p aveを算出する。
i番目の仮説H k−1には、時刻k−1における相関仮説の評価値c k−1と、時刻k−1における観測対象の航跡x k|k−1とが含まれている。
i番目の仮説H k−1は、以下の式(1)のように表される。

Figure 0006513310
位置推定処理部13は、信号強度検出部11から時刻kにおけるそれぞれの信号強度str を取得する。
位置推定処理部13は、強度マップh毎に、当該強度マップhが示す位置p(1)〜p(M)での信号強度h(1)〜h(M)の中から、平均位置p aveからの距離が閾値Lth以内の位置での信号強度を抽出する。平均位置p aveは、確率変数であるpの平均値(期待値)である。
閾値Lthは、位置推定処理部13の内部メモリに格納されているものとしてもよいし、外部から与えられるものとしてもよい。
ここでは、説明の便宜上、位置推定処理部13が、N個の信号強度を抽出したものとする。N個の信号強度をh(1)〜h(N)のように表記する。
位置推定処理部13は、抽出したN個の信号強度h(1)〜h(N)の中から、時刻kの信号強度str と最も近い信号強度h(n)を探索する。
U個の信号源sに対応する強度マップhがあるため、位置推定処理部13によって、U個の信号強度h(n)が探索される。
位置推定処理部13は、U個の強度マップhのそれぞれから、探索した信号強度h(n)と対応付けられている位置p(n)を取得し、それぞれの位置p(n)を観測対象の観測位置z であると推定する(図4のステップST2)。
位置推定処理部13は、観測対象の観測位置z を相関仮説生成部21及び信頼度算出部22のそれぞれに出力する。
U個の信号源sに対応する強度マップhがあるため、位置推定処理部13によって、U個の観測位置z が相関仮説生成部21及び信頼度算出部22に出力される。
相関仮説生成部21は、航跡予測部28から出力された1つ以上の仮説H k−1の中のいずれか1つの仮説H k−1が有している評価値c k−1及び航跡x k|k−1と、U個の観測位置z の中のいずれか1つの観測位置z とを含む相関仮説CHj,s を生成する(図4のステップST3)。
j番目の相関仮説CHj,s は、以下の式(2)のように表される。

Figure 0006513310
式(2)において、j=1,2,・・・,I×Uである。
また、相関仮説生成部21は、位置推定処理部13から出力されたU個の観測位置z の全てが正しくないと仮定し、観測位置z を含まない相関仮説CHj,s も生成する(図4のステップST3)。
Figure 0006513310
相関仮説生成部21は、相関仮説CHj,s 及び相関仮説CH0,i のそれぞれを信頼度算出部22及び評価値算出部24のそれぞれに出力する。
信頼度算出部22は、位置推定処理部13からU個の観測位置z を受けると、信号強度の確率密度分布fを用いて、観測位置z の信頼度cof を算出する(図4のステップST4)。
以下、信頼度算出部22による信頼度cof の算出処理を具体的に説明する。
図6は、信頼度算出部22による信頼度cof の算出処理の概要を示す説明図である。
観測位置z の信頼度cof は、観測位置z が、真の位置zからγ以内に存在する確率である。
ある位置aでの信号源sの強度の観測値は、次の確率密度分布に従う。
Figure 0006513310
式(4)において、vは、強度の観測値を表す変数であり、f(v)は、平均がh(a)であり、分散がσ の正規分布である。
真の位置zからγ以内の範囲{y;|y−z|≦γ}をYとおくと、Yの強度の範囲Dは、以下の式(4’)ように表される。
Figure 0006513310
この強度の範囲Dで、強度の観測値の確率密度分布を積分することで、以下の式(5)に示すように、信頼度cof を計算する。
Figure 0006513310
上記の説明では、信頼度cof の計算において真の位置zを用いたが、真の位置は未知であるため、代わりに例えば相関仮説CHj,s に含まれる航跡x k|k−1の平均位置p aveを用いる。
信頼度算出部22は、観測位置z の信頼度cof を評価値算出部24及び航跡更新部25のそれぞれに出力する。
評価値算出部24は、信頼度算出部22から観測位置z の信頼度cof を受けると、観測位置z の信頼度cof に基づいて、相関仮説生成部21から出力された相関仮説CHj,s の評価値cj,s 及び相関仮説CH0,s の評価値c0,s を算出する(図4のステップST5)。
即ち、評価値算出部24は、相関仮説CHj,s の評価値cj,s については、以下の式(6)に示すように算出する。

Figure 0006513310
式(6)において、gは、相関仮説CHj,s に含まれている航跡x k|k−1の尤度である。
j,s k−1は、相関仮説CHj,s k−1の評価値であり、式(1)に示す評価値c k−1と対応している。
評価値算出部24は、相関仮説CH0,s の評価値c0,s については、以下の式(7)に示すように算出する。

Figure 0006513310
式(7)において、βFTは、不要信号の発生率である。
不要信号の発生率βFTは、評価値算出部24の内部メモリに格納されているものとしてもよいし、外部から与えられるものとしてもよい。
評価値算出部24は、評価値cj,s を含む時刻kの相関仮説CHj,s を航跡更新部25に出力する。

Figure 0006513310
また、評価値算出部24は、評価値c0,s を含む時刻kの相関仮説CH0,s を航跡更新部25に出力する。

Figure 0006513310
航跡更新部25は、評価値算出部24から時刻kにおける相関仮説CHj,s 及び相関仮説CH0,s を受けると、相関仮説CHj,s に含まれている観測位置z を用いて、相関仮説CHj,s に含まれている航跡x k|k−1を更新する(図4のステップST6)。
航跡x k|k−1の更新は、以下の式(10)に示すように、カルマンフィルタを用いて行うことができる。相関仮説CH0,s については、観測位置z を含んでいないため、更新を行わない。

Figure 0006513310
式(10)において、x k|kは、時刻kにおける更新後の航跡、x k|k−1は、更新される前の航跡である。
は、時刻kにおけるi番目の相関仮説CHj,s ,CH0,s に含まれている航跡のカルマンゲイン行列である。f()は、航跡x k|k−1を観測位置に変換する関数である。
航跡更新部25は、更新後の航跡x k|kを含む相関仮説CHj,s 及び相関仮説CH0,s を航跡決定処理部26及び仮説保存部27のそれぞれに出力する。
更新後の航跡x k|kを含む相関仮説CHj,s 及び相関仮説CH0,s は、以下の式(11)及び式(12)のように表される。

Figure 0006513310
航跡決定処理部26は、航跡更新部25から相関仮説CHj,s 及び相関仮説CH0,s を受けると、相関仮説CHj,s 及び相関仮説CH0,s の中から、最も高い評価値を含んでいる相関仮説CHMAXを選択する(図4のステップST7)。
航跡決定処理部26は、選択した相関仮説CHMAXに含まれている航跡x k|kを観測対象である携帯情報端末の航跡に決定する(図4のステップST8)。
仮説保存部27は、航跡更新部25から出力された相関仮説CHj,s に含まれている仮説{cj,s ,x k|k}及び相関仮説CH0,s に含まれている仮説{c0,s ,x k|k}を保存する。
以下、説明の簡単化のため、仮説{cj,s ,x k|k}と仮説{c0,s ,x k|k}がH であるとして説明する。
航跡予測部28は、サンプリング時刻k+1において、航跡の決定処理を行うことができるようにするため、仮説保存部27により保存されているH が有している航跡x k|kの予測処理を実施する。
航跡予測部28は、予測処理後の航跡x k+1|kを含む仮説H k+1を位置推定処理部13及び相関仮説生成部21のそれぞれに出力する。
以下、航跡予測部28による航跡の予測処理を具体的に説明する。
航跡予測部28は、観測対象の運動方程式を用いて、航跡の予測処理を実施するものとする。
運動方程式として、以下の式(13)に示すように、等速直線運動の運動方程式を用いることができる。

Figure 0006513310
式(13)において、x k+1|kは、i番目の仮説H に含まれている航跡x k|kの予測結果を表している。
wは、運動の速度の曖昧さを示す平均0の2次元の駆動雑音ベクトルである。
は、2×2の単位行列である。
このとき、観測対象の位置を以下の式(14)で表し、観測対象の速度を以下の式(15)で表すると、航跡x k+1|kは、以下の式(16)のように表される。

Figure 0006513310
式(16)において、Tは、転置を表す記号である。
以上の実施の形態1は、位置推定部10により推定された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、観測位置の信頼度を算出する信頼度算出部22を設け、航跡決定部23が、信頼度算出部22により算出された観測位置の信頼度に基づいて、相関仮説生成部21により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を観測対象の航跡に決定するように、航跡推定装置を構成した。したがって、航跡推定装置は、マルチパス等の影響を受けて、大きな外れ値となっている信号強度を用いることなく、観測対象の航跡を推定することができる。
図1に示す航跡推定装置では,位置推定処理部13が、強度マップhが示す位置p(1)〜p(M)の中から、平均位置p aveからの距離が閾値Lth以内の位置での信号強度を抽出している。位置推定処理部13は、最も近い信号強度h(n)の探索処理を軽減するために、信号強度の抽出処理を実施している。
信号源毎の強度マップは、事前に受信した複数の位置での強度を表すものであるが、複数の位置の間の強度を、線形補間などを用いて補完し、より高密度な強度マップを作成して用いてもよい。補間関数としては、線形補間、スプライン補間又はガウス過程回帰などを行う関数が考えられる。
位置推定処理部13は、強度マップh毎に、当該強度マップhが示す位置p(1) 〜p(M)の中から、平均位置p aveからの距離が閾値Lth以内の位置での信号強度を抽出している。さらに、位置推定処理部13は、抽出した信号強度に対し、平均位置p aveでの強度マップ上の強度の値h(p ave)から閾値Lth2 以内の信号強度のみを再度抽出する処理を行うようにしてもよい。また、上記の説明では、強度マップを「複数の位置の強度」という離散的なデータとしているが、強度マップを連続な強度の関数として表してもよい。具体的には、離散的な強度マップのデータを用いて、スプライン曲面又はガウス過程などのパラメータを推定することで、強度マップを連続で滑らかな関数として表現することができる。
以下、強度マップを連続な関数で表す場合の観測対象の位置の推定方法について述べる。
信号源sの強度マップをh、時刻kに観測した信号源sの強度をstr とするとき、推定位置は、例えば、(h(p)−str が最小値となる位置pとする。
(h(p)−str の最小値は、例えば、非線形最小二乗法を用いることで求 めることができる。
非線形最小二乗法を用いる場合、初期値を決める必要があり、例えば、平均位置p aveを初期値とする。
また、仮説H k−1が有している航跡x k|k−1が示す観測対象の位置pが従う分布からサンプリングした複数のサンプル点を初期値として、それぞれ非線形最小二乗法を行い、非線形最小二乗法後の値が最も小さくなった位置を推定位置としてもよい。複数のサンプル点を初期値とした非線形最小二乗法を行うことで、推定位置が局所解となる可能性を低減できるため、推定精度を改善することができる。
また、位置推定処理部13は、信号観測部1により受信された信号源s毎の複数の信号をグループ分けし、グループ毎に、当該グループに含まれている信号の強度str から、観測位置をそれぞれ推定するようにしてもよい。
以下、グループ毎の観測位置の推定について具体的に説明する。
あるグループoにおいて選択された信号源のインデックスをq,q,・・・,qとおく。このとき,選択された信号源は、sq1,sq2,・・・,sqQのように表される。
観測位置z は、以下の式(17)のargminの引数を最小化する位置として求められる。
Figure 0006513310
ここで、強度マップが離散的なデータである場合、観測位置z は、強度マップに含まれる位置の中で、式(17)のargminの引数を最小にする位置となる。強度マップが連続的な関数である場合、観測位置zo は、非線形最小二乗法等によって求められたargminの引数の最小値の位置となる。
実施の形態2.
実施の形態2では、信頼度算出部22における観測雑音の推定処理を具体的に説明する。
実施の形態2による航跡推定装置の構成図は、実施の形態1による航跡推定装置と同様に、図1である。
カルマンフィルタによって航跡を更新するためには、観測位置の分散共分散行列が必要である。そのため、観測位置の分散共分散行列を、観測した信号源毎の強度の分散と、強度マップから求める処理を具体的に説明する。ここでは、観測雑音が正規分布に従うと仮定する。
信頼度算出部22は、相関仮説生成部21から出力された、ある相関仮説CHj,s における観測位置の分散共分散行列の求め方を説明する。CHj,s に含まれる観測位置は、インデックスq,q,・・・,qで指定される信号源sq1,sq2,・・・,sqQから推定されたものとする。このとき、真の位置zにおけるヤコビ行列Jは、以下の式(18)のように計算できる。
Figure 0006513310
観測した信号源毎の強度の分散がσsq1 ,σsq2 ,・・・,σsqQ であるとき、ヤコビ行列Jを用いることで、信頼度算出部22は、観測雑音の分散共分散行列Bを以下の式(19)のように求める。
Figure 0006513310
ここで、観測した信号源毎の強度の分散は、例えば、強度マップ作成時にあらかじめ計測しておけばよい。また、このとき、複数の位置毎に分散を計測しておき、上記の計算をする際に、位置zに応じた値をσsq1 ,σsq2 ,・・・,σsqQ に設定してもよい。
上記の計算では、真の位置zを用いたが、真の位置は未知であるため、代わりに例えば相関仮説CHj,s に含まれる航跡x k|k−1の平均位置p aveを用いればよい。
以上の実施の形態2は、信頼度算出部22が、位置推定部10により推定された観測位置の信頼度を算出するほかに、確率密度分布を用いて、観測位置の雑音である観測雑音を推定し、航跡決定部23が、相関仮説生成部21により生成されたそれぞれの相関仮説に含まれている観測位置及び観測雑音のそれぞれを用いて、それぞれの相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を更新するように、航跡推定装置を構成した。したがって、航跡推定装置は、実施の形態1よりも、航跡の推定精度を高めることができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、航跡予測部62が、運動諸元観測部61により観測された観測対象の運動諸元を用いて、仮説保存部27により保存されているそれぞれの仮説に含まれている航跡の予測処理を実施する航跡推定装置について説明する。
図7は、実施の形態3による航跡推定装置を示す構成図である。
図7において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
運動諸元観測部61は、加速度センサ及び角速度センサを備えている。
運動諸元観測部61は、観測対象の運動諸元として、加速度センサを用いて、観測対象の加速度を観測するとともに、角速度センサを用いて、観測対象の角速度を観測する。
運動諸元観測部61は、観測対象の加速度及び角速度のそれぞれを航跡予測部62に出力する。
航跡予測部62は、例えば、図2に示す航跡予測回路47によって実現される。
航跡予測部62は、運動諸元観測部61から出力された加速度及び角速度のそれぞれを用いて、仮説保存部27により保存されているそれぞれの仮説に含まれている航跡の予測処理を実施する。
航跡予測部62は、予測処理後のそれぞれの航跡を含む仮説を位置推定処理部13及び相関仮説生成部21のそれぞれに出力する。
次に、図7に示す航跡推定装置の動作について説明する。
ただし、運動諸元観測部61及び航跡予測部62以外は、図1に示す航跡推定装置と同様であるため、ここでは、運動諸元観測部61及び航跡予測部62の動作のみを説明する。
運動諸元観測部61は、加速度センサを用いて、観測対象の加速度を観測するとともに、角速度センサを用いて、観測対象の角速度を観測する。
運動諸元観測部61は、観測対象の加速度及び角速度のそれぞれを航跡予測部62に出力する。
航跡予測部62は、運動諸元観測部61から出力された加速度を2回積分することで、時刻k−1と時刻kとの間の観測対象の移動距離Δrを算出する。
また、航跡予測部62は、運動諸元観測部61から出力された角速度を1回積分することで、観測対象における移動方向の変化分Δθを算出する。
航跡予測部62は、以下の式(20)に示すように、移動距離Δr及び移動方向の変化分Δθを用いて、時刻k+1のi番目の仮説に含まれている航跡の予測処理を実施する。
Figure 0006513310
式(20)において、h(x k|k)は、以下の式(21)に示すように、航跡x k|kから観測対象の位置のみを抽出する関数である。

Figure 0006513310
また、θ k|kは、以下の式(22)に示すように、航跡x k|kに含まれている速度を用いて表すことができる。

Figure 0006513310
航跡予測部62は、予測処理後のそれぞれの航跡を含む仮説を位置推定処理部13及び相関仮説生成部21のそれぞれに出力する。
なお、運動諸元が観測できる場合には、航跡予測部62が、式(20)の予測処理と並行して、式(13)の予測処理を行う。そして、航跡予測部62が、式(13)で予測処理したそれぞれの航跡を含む仮説も、位置推定部10及び相関仮説生成部21のそれぞれに出力するようにしてもよい。
上記の処理を行うことで、運動諸元の観測値に大きな誤差があるために、式(20)の予測処理の誤差が大きくなる場合に、式(13)の予測処理の結果を利用できるので、運動諸元の観測値の誤差に影響され難くなる。
以上の実施の形態3は、航跡予測部62が、運動諸元観測部61により観測された観測対象の運動諸元を用いて、仮説保存部27により保存されているそれぞれの仮説が有している航跡の予測処理を実施するように、航跡推定装置を構成した。したがって、航跡推定装置は、観測対象の運動が変化しても、航跡の予測処理精度の低下を抑えることができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、航跡決定部23が、地図情報を用いて、航跡予測部62により予測処理が実施される航跡を制限する航跡推定装置について説明する。
図8は、実施の形態4による航跡推定装置を示す構成図である。
図8は、実施の形態4による航跡推定装置における位置推定部10及び追尾処理部20のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図8及び図9において、図1及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
地図情報保存部71は、例えば、図9に示す地図情報記録回路48によって実現される。
地図情報保存部71は、地図情報を保存している。
航跡更新部72は、図1に示す航跡更新部25と同様に、評価値算出部24により算出されたそれぞれの相関仮説に含まれている観測位置を用いて、それぞれの相関仮説に含まれている航跡を更新する。
航跡更新部72は、更新後の航跡を含むそれぞれの相関仮説のうち、地図情報保存部71により保存されている地図情報を用いて、仮説保存部27に出力する相関仮説を制限する。
図8に示す航跡推定装置では、地図情報保存部71及び航跡更新部72が、図7に示す航跡推定装置に適用されている。しかし、これは一例に過ぎず、地図情報保存部71及び航跡更新部72が、図1に示す航跡推定装置に適用されるものであってもよい。
次に、図8に示す航跡推定装置の動作について説明する。
ただし、地図情報保存部71及び航跡更新部72以外は、図1及び図7に示す航跡推定装置と同様であるため、ここでは、地図情報保存部71及び航跡更新部72の動作のみを説明する。
航跡更新部72は、図1に示す航跡更新部25と同様に、評価値算出部24により算出されたそれぞれの相関仮説に含まれている観測位置を用いて、それぞれの相関仮説に含まれている航跡x k|k−1を更新する。
航跡更新部72は、地図情報保存部71により保存されている地図情報を用いて、例えば、屋内の柱及び壁など、観測対象である携帯情報端末を所持しているユーザの通行を妨げる位置を確認する。
航跡更新部72は、更新後のそれぞれの航跡x k|kのうち、ユーザの通行を妨げる位置を通過する航跡については、誤った航跡である可能性が高いため、当該航跡を含んでいる相関仮説を仮説保存部27に出力する相関仮説から除外する。
航跡更新部72は、除外せずに残っている相関仮説だけを航跡決定処理部26及び仮説保存部27のそれぞれに出力する。これにより、航跡予測部62によって予測処理が実施される航跡は、実施の形態1〜3よりも制限される。
以上の実施の形態4は、航跡決定部23が、地図情報を用いて、航跡予測部62により予測処理が実施される航跡を制限するように、航跡推定装置を構成した。したがって、航跡推定装置は、誤った航跡を除去することができるため、実施の形態1〜3の航跡推定装置よりも、位置推定部10における観測位置の推定精度を高めることができるとともに、追尾処理部20における航跡の決定精度を高めることができる。
また、実施の形態4の航跡推定装置は、実施の形態1〜3の航跡推定装置よりも、仮説及び相関仮説を保存するためのメモリ量を削減することができるとともに、位置推定部10及び追尾処理部20におけるそれぞれの処理負荷を軽減することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明は、観測対象の航跡を決定する航跡推定装置に適している。
また、この発明は、航跡推定装置を備えている携帯情報端末に適している。
1 信号観測部、2 センサ、3 信号受信部、10 位置推定部、11 信号強度検出部、12 強度マップ保存部、13 位置推定処理部、20 追尾処理部、21 相関仮説生成部、22 信頼度算出部、23 航跡決定部、24 評価値算出部、25 航跡更新部、26 航跡決定処理部、27 仮説保存部、28 航跡予測部、41 信号強度検出回路、42 強度マップ記録回路、43 位置推定処理回路、44 相関仮説生成回路、45 信頼度算出回路、46 航跡決定回路、47 航跡予測回路、48 地図情報記録回路、51 プロセッサ、52 メモリ、61 運動諸元観測部、62 航跡予測部、71 地図情報保存部、72 航跡更新部。

Claims (11)

  1. 信号源から出力された信号を受信する信号観測部と、
    前記信号観測部により受信された信号の強度から、前記信号観測部を実装している観測対象の位置である観測位置を推定する位置推定部と、
    前記観測対象の航跡を有している1つ以上の仮説のうち、いずれか1つの仮説と前記位置推定部により推定された観測位置とを含む1つ以上の相関仮説を生成する相関仮説生成部と、
    前記位置推定部により推定された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、前記観測位置の信頼度を算出する信頼度算出部と、
    前記信頼度算出部により算出された観測位置の信頼度に基づいて、前記相関仮説生成部により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、前記選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を前記観測対象の航跡に決定する航跡決定部とを備え
    前記航跡決定部は、前記相関仮説生成部により生成されたそれぞれの相関仮説に含まれている観測位置を用いて、それぞれの相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を更新する航跡更新部を備えたことを特徴とする、航跡推定装置。
  2. 信号源から出力された信号を受信する信号観測部と、
    前記信号観測部により受信された信号の強度から、前記信号観測部を実装している観測対象の位置である観測位置を推定する位置推定部と、
    前記観測対象の航跡を有している1つ以上の仮説のうち、いずれか1つの仮説と前記位置推定部により推定された観測位置とを含む1つ以上の相関仮説を生成する相関仮説生成部と、
    前記位置推定部により推定された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、前記観測位置の信頼度を算出する信頼度算出部と、
    前記信頼度算出部により算出された観測位置の信頼度に基づいて、前記相関仮説生成部により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、前記選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を前記観測対象の航跡に決定する航跡決定部とを備え、
    前記航跡決定部は、前記相関仮説生成部により生成されたそれぞれの相関仮説に含まれている観測位置を用いて、それぞれの相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を更新する航跡更新部を備えており、
    前記航跡更新部により更新されたそれぞれの航跡の予測処理を実施し、予測処理後のそれぞれの航跡を有している仮説を前記相関仮説生成部に出力する航跡予測部をさらに備えたことを特徴とする航跡推定装置。
  3. 前記航跡決定部は、
    前記信頼度算出部により算出された観測位置の信頼度に基づいて、前記相関仮説生成部により生成されたそれぞれの相関仮説の評価値を算出する評価値算出部と、
    前記評価値算出部により算出されたそれぞれの相関仮説の評価値に基づいて、前記相関仮説生成部により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、前記選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を前記観測対象の航跡に決定する航跡決定処理部と
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の航跡推定装置。
  4. 前記位置推定部は、前記信号源から出力された信号を複数の位置でそれぞれ受信した場合の信号強度を示す強度マップを取得し、前記強度マップが示すそれぞれの受信位置での信号強度の中から、前記信号観測部により受信された信号の強度に対応する信号強度を探索し、前記観測位置として、前記強度マップから、前記探索した信号強度に対応する受信位置を取得することを特徴とする請求項1記載の航跡推定装置。
  5. 信号源から出力された信号を受信する信号観測部と、
    前記信号観測部により受信された信号の強度から、前記信号観測部を実装している観測対象の位置である観測位置を推定する位置推定部と、
    前記観測対象の航跡を有している1つ以上の仮説のうち、いずれか1つの仮説と前記位置推定部により推定された観測位置とを含む1つ以上の相関仮説を生成する相関仮説生成部と、
    前記位置推定部により推定された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、前記観測位置の信頼度を算出する信頼度算出部と、
    前記信頼度算出部により算出された観測位置の信頼度に基づいて、前記相関仮説生成部により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、前記選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を前記観測対象の航跡に決定する航跡決定部とを備え、
    前記位置推定部は、前記信号源から出力された信号を複数の位置でそれぞれ受信した場合の信号強度を示す強度マップを取得し、前記1つ以上の仮説に含まれている航跡が示す観測対象の位置の平均位置を算出し、前記強度マップが示すそれぞれの受信位置での信号強度の中から、前記平均位置からの距離が閾値以内の受信位置での信号強度を抽出し、前記抽出した信号強度の中から、前記信号観測部により受信された信号の強度に対応する信号強度を探索し、前記観測位置として、前記強度マップから、前記探索した信号強度に対応する受信位置を取得することを特徴とする航跡推定装置。
  6. 前記位置推定部は、前記信号源から出力された信号を複数の位置でそれぞれ受信した場合の信号強度を示す強度マップを取得し、前記1つ以上の仮説に含まれている予測処理後の航跡が示す観測対象の位置を探索の初期値に設定して、前記強度マップから、前記観測位置を探索することを特徴とする請求項記載の航跡推定装置。
  7. 前記信号観測部により複数の信号が受信されており、
    前記位置推定部は、前記信号観測部により受信された複数の信号をグループ分けし、グループ毎に、当該グループに含まれている信号の強度から、前記観測位置をそれぞれ推定することを特徴とする請求項1記載の航跡推定装置。
  8. 前記信頼度算出部は、前記位置推定部により推定された観測位置の信頼度を算出するほかに、前記確率密度分布を用いて、前記観測位置の雑音である観測雑音を推定し、
    前記航跡更新部は、前記相関仮説生成部により生成されたそれぞれの相関仮説に含まれている仮説が有している航跡が示す観測対象の位置及び前記観測雑音のそれぞれを用いて、それぞれの相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を更新することを特徴とする請求項2記載の航跡推定装置。
  9. 前記観測対象の運動諸元を観測する運動諸元観測部を備え、
    前記航跡予測部は、前記運動諸元観測部により観測された運動諸元を用いて、前記航跡更新部により更新された航跡の予測処理を実施することを特徴とする請求項2記載の航跡推定装置。
  10. 前記航跡更新部は、地図情報を用いて、前記航跡予測部により予測処理が実施される航跡を制限することを特徴とする請求項2記載の航跡推定装置。
  11. 観測対象の航跡を決定する航跡推定装置を備える携帯情報端末であり、
    前記航跡推定装置は、
    信号源から出力された信号を受信する信号観測部と、
    前記信号観測部により受信された信号の強度から、前記信号観測部を実装している観測対象の位置である観測位置を推定する位置推定部と、
    前記観測対象の航跡を有している1つ以上の仮説のうち、いずれか1つの仮説と前記位置推定部により推定された観測位置とを含む1つ以上の相関仮説を生成する相関仮説生成部と、
    前記位置推定部により推定された観測位置での信号強度の確率密度分布を用いて、前記観測位置の信頼度を算出する信頼度算出部と、
    前記信頼度算出部により算出された観測位置の信頼度に基づいて、前記相関仮説生成部により生成された1つ以上の相関仮説の中から、1つの相関仮説を選択し、前記選択した相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を前記観測対象の航跡に決定する航跡決定部とを備え
    前記航跡決定部は、前記相関仮説生成部により生成されたそれぞれの相関仮説に含まれている観測位置を用いて、それぞれの相関仮説に含まれている仮説が有している航跡を更新する航跡更新部を備えたことを特徴とする携帯情報端末。
JP2018555996A 2018-06-13 2018-06-13 航跡推定装置及び携帯情報端末 Active JP6513310B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/022604 WO2019239524A1 (ja) 2018-06-13 2018-06-13 航跡推定装置及び携帯情報端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6513310B1 true JP6513310B1 (ja) 2019-05-15
JPWO2019239524A1 JPWO2019239524A1 (ja) 2020-06-25

Family

ID=66530857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018555996A Active JP6513310B1 (ja) 2018-06-13 2018-06-13 航跡推定装置及び携帯情報端末

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP3792651B1 (ja)
JP (1) JP6513310B1 (ja)
CN (1) CN112272778A (ja)
WO (1) WO2019239524A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7080415B2 (ja) * 2020-02-06 2022-06-03 三菱電機株式会社 指向方向制御装置、光通信ターミナル、光通信システム、及び指向方向制御方法
CN113098441B (zh) * 2021-03-30 2023-01-24 太原理工大学 一种基于粒子滤波算法的电磁波优化模型

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4488185B2 (ja) * 2004-06-18 2010-06-23 三菱電機株式会社 目標追尾装置
JP2007249309A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toshiba Corp 障害物追跡装置及びその方法
WO2009122000A1 (en) * 2008-04-02 2009-10-08 Ekahau Oy Positioning of mobile objects based on mutually transmitted signals
IE20100162A1 (en) * 2009-03-19 2010-09-29 Cork Inst Technology A location and tracking system
US8942725B2 (en) * 2012-12-14 2015-01-27 Apple Inc. Location determination using a state space estimator
US9146299B2 (en) * 2013-08-06 2015-09-29 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for position estimation using trajectory
JP6284151B2 (ja) * 2014-04-03 2018-02-28 日本電信電話株式会社 位置推定装置、方法、及びプログラム
WO2016066988A2 (en) * 2014-10-27 2016-05-06 Sensewhere Limited Position estimation
US10386493B2 (en) * 2015-10-01 2019-08-20 The Regents Of The University Of California System and method for localization and tracking

Also Published As

Publication number Publication date
EP3792651B1 (en) 2023-12-13
CN112272778A (zh) 2021-01-26
EP3792651A1 (en) 2021-03-17
WO2019239524A1 (ja) 2019-12-19
EP3792651A4 (en) 2021-06-02
JPWO2019239524A1 (ja) 2020-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2012379101B2 (en) Simultaneous localization and mapping using spatial and temporal coherence for indoor location
Wahlström et al. Zero-velocity detection—A Bayesian approach to adaptive thresholding
AU2015216722B2 (en) Determining the position of a mobile device in a geographical area
CN109143224B (zh) 一种多目标关联方法和装置
CN106468771B (zh) 一种低可观测高杂波条件下的多目标检测与跟踪方法
KR101885839B1 (ko) 객체추적을 위한 특징점 선별 장치 및 방법
US10768267B2 (en) Position estimating apparatus, position estimating method, and terminal apparatus
JP6513310B1 (ja) 航跡推定装置及び携帯情報端末
CN111225334A (zh) 一种定位方法、终端及计算机可读存储介质
Sithiravel et al. The spline probability hypothesis density filter
JP2004309209A (ja) センサ信号処理システム
JP4196684B2 (ja) 目標追尾装置
JP4166651B2 (ja) 目標追尾装置
JP2014211330A (ja) 目標追尾装置及び目標追尾方法
US10705182B2 (en) Wideband ranging system
JP5701152B2 (ja) 追尾装置及びコンピュータプログラム及び追尾方法
JP6400251B1 (ja) 電波探知装置
JP2017227640A (ja) 位置確定装置、方法及び電子機器
Baek et al. Grid-based target estimation scheme for passive coherent location system
JP3440010B2 (ja) 目標追尾装置
JP4618627B2 (ja) 目標追尾装置
Ha-Phan et al. A Reliable Feature-Based Framework for Vehicle Tracking in Advanced Driver Assistance Systems
JP2023031518A (ja) 追尾装置、追尾システム、追尾方法および追尾方法のプログラム
CN114096001A (zh) 一种融合异质信号的任意组合以确定电子装置位置的概率系统及方法
CN115993791A (zh) 提供识别人员和手部的运动的追踪数据来控制技术系统和传感器系统的方法和设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181025

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181025

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181025

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6513310

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250