JP2005098611A - 冷媒圧縮機及び冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置環境温度が高い場合において吐出ガス温度が極端に高くなる状態に関して信頼性の高い冷媒圧縮機及び冷凍装置を提供することを目的とする。
【解決手段】密閉容器21内に潤滑油22を貯留するとともに、回転子23および固定子24から構成される電動モーター25と前記電動モーター25によって駆動される圧縮要素26を収容し、前記圧縮要素27は圧縮室27で圧縮された冷媒を吐出する吐出バルブを備え、前記冷媒はR32を含むHFC混合冷媒28であり、前記潤滑油22は直鎖アルキルベンゼンとすることから、直鎖アルキルベンゼンは高沸点成分が多く含有している為、蒸発しにくく、洗浄性が高く、バルブ部分のスラッジを洗い流すことで堆積を防止となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍空調機器の冷凍装置に使用する冷媒圧縮機及び、冷凍装置に関するものである。
従来は、3成分混合冷媒R32/R125/R134aとハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)からなる冷凍機油を組み合わせた冷媒圧縮機及び冷凍装置がある。(例えば、特許文献1参照)。また、冷凍空調機器にはR134a単独の冷媒も一般的に広く使用されている。図3は、特許文献1に記載された従来の冷凍装置の図である。図3において、冷媒圧縮機1、凝縮器2、膨張機構3、蒸発器4が順次パイプにて接続されることで冷凍装置を構成し、この冷凍装置には、R32/R125/R134aとから構成された混合冷媒5が封入されている。
冷媒圧縮機1は、密閉容器6内に冷媒圧縮機構7と、これを駆動する電動機8と、混合冷媒5と非溶解性であるハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)からなる冷凍機油9とを収容している。
冷媒圧縮機構7は圧縮室を備えており、圧縮室で圧縮された混合冷媒5を吐出するとともに逆流を阻止する吐出バルブを備えている。
以上のように構成された冷媒圧縮機について、次にその動作を説明する。
電動機8が、冷媒圧縮機構7を駆動することで圧縮室で圧縮された混合冷媒5は吐出バルブから密閉容器6内に吐出され、凝縮器2、膨張機構3、蒸発器4と順次廻って周知の冷凍サイクルの動作がなされる。
この過程で、密閉容器6の底部に貯留された冷凍機油9は構造上、冷媒圧縮機構7で圧縮された混合冷媒5にさらされることになるが、冷凍機油9として、混合冷媒5と非溶解性であるハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)冷凍機油9を用いた為、大量の混合冷媒5が冷凍機油9に溶解することはなく、混合冷媒5が冷凍装置内を循環する時、冷凍装置内への冷媒圧縮機1からの冷凍機油9の流出を抑えることができ、冷媒圧縮機1内の冷凍機油9不足による摩耗がなくなり、信頼性の高い、冷凍装置を得られていた。
特開平7−208819号公報
しかしながらR32は定圧比熱Cpと定容比熱Cvの比Cp/Cvが大きい為に、R134aと比べると吐出ガス温度が高いという特性を備えており、これらの冷媒を成分として含む混合冷媒の吐出ガス温度も高くなる。また、冷媒圧縮機1は高圧式のロータリーコンプレッサーであるが、高圧式のロータリーコンプレッサーでは密閉容器6内が高圧側になるので冷媒圧縮機1自体の温度が高く、吐出ガス温度がさらに高くなる。
その結果、冷凍機油9が高温にさらされ熱劣化による重合物が発生し、冷凍機油9内に有機材料抽出物が溶けきれなくなり、吐出バルブ部分に析出する。そして吐出バルブ部分が高温にさらされることで冷凍機油9のみが蒸発し残った有機材料抽出物によって吐出バルブ部分にスラッジが発生しやすくなる。
通常は冷凍機油9によってスラッジが洗い流されることでスラッジが吐出バルブ部分に堆積するのを防いでいる。しかしながらここで用いている冷凍機油9はハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)であり、これは低沸点成分が多く蒸発しやすいという性質を備えている為、むしろ吐出バルブ部分に有機材料抽出物を運んできて、その上で蒸発してしまい、スラッジの発生を助長してしまう。
このスラッジは発生箇所に体積し熱影響でコーキング化すると、吐出バルブの開閉不良や冷媒ガスの流路閉塞を起こす。その結果冷凍装置へ適切な量の冷媒が循環せず、冷凍機の不冷、鈍冷といった現象にいたってしまうといった課題を有していた。
一方、吐出ガス温度が高くなると冷媒圧縮機自体の温度が上昇し、摺動部における冷凍機油9の粘度が低下することで摺動条件が悪化し、圧縮要素の摺動部の摩耗が加速されやすくなる。摩耗が進行すると、磨耗紛が摺動部に入り込み冷凍機油9の摺動部への供給を阻害することで摺動部が金属接触の末に固着してしまい冷媒圧縮機自体の機能が停止し、不冷といった現象にいたってしまう場合がある。しかしながらここで用いている冷凍機油9はハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)であり、これは粘度指数が低い為、高温時における粘度が低下しやすく、その結果、特に高温下において摺動部の摩耗を発生しやすいといった課題も有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、信頼性の高い冷媒圧縮機及び冷凍装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決する為に、本発明の冷媒圧縮機は、R32を含むHFC混合冷媒と、前記冷媒圧縮機の冷凍機油を直鎖アルキルベンゼンとしたもので、直鎖アルキルベンゼンは高沸点成分を多く含有している為、蒸発しにくく、吐出バルブ部分のスラッジの洗浄効果が損なわれにくく、また粘度指数が高い為、高温時における粘度が高く、摺動部の摩耗を小さく抑えられる。
本発明の冷媒圧縮機は、R32を成分として含む冷媒を用いた冷媒圧縮機において、高沸点成分を多く含有する冷凍機油を用いることで、スラッジの発生を低減し信頼性の高い冷媒圧縮機及び冷凍装置を供給することができる。
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に冷凍機油を貯留するとともに、回転子及び、固定子から構成される電動モーターと前記電動モーターによって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は圧縮室で圧縮された冷媒を吐出する吐出バルブを備え、前記冷媒はR32を含むHFC混合冷媒であり、前記冷凍機油は高沸点成分が多く蒸発しにくい直鎖アルキルベンゼンを用いた為、洗浄性が高く、吐出バルブ部分のスラッジを洗い流すのでスラッジの堆積を減少させることができる。また一般的に直鎖アルキルベンゼンはハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)に比べて温度変化にたいする粘度変化を示す粘度指数が高い為、高温時においても高い粘度を維持することができる。よって、摺動部の摩耗を抑えることができ、信頼性の高い冷媒圧縮機を供給することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の冷媒圧縮機を、前記冷媒圧縮機の冷凍機油に添加剤として酸化防止剤、極圧添加剤、酸水分捕捉剤の少なくともいずれか一つを加えることにより、酸化防止剤は冷凍機油の酸化を抑え、極圧添加剤は耐摩耗性を向上し摩耗による発熱を下げる効果があり、酸水分捕捉剤は、冷凍機油中の水分や酸と反応してTCPの分解を抑えることができる為、高温時におけるオイル分解によるスラッジの発生を抑えることができ、信頼性の高い冷媒圧縮機を供給することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の冷媒圧縮機に用いる冷凍機油に、冷凍装置の蒸発温度において冷凍機油粘度が1000cst以下とすることにより、冷凍機油戻りを改善できる。蒸発器部分は低温になる為、冷凍機油の粘度が高くなる傾向にある。本発明は蒸発器における冷凍機油の粘度を1000cstにすることにより冷凍機油の流動性が向上する為、冷媒圧縮機内の油面低下を改善することができ、油面低下が起こらない為、冷凍機油が安定的に冷媒圧縮機に供給される為、温度の上昇を減少させる効果があり、高温時におけるオイル分解によるスラッジの発生を抑えることができ、信頼性の高い冷媒圧縮機を供給することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1から3いずれか一項に記載の発明の冷媒圧縮機を、前記冷媒圧縮機内で使用される有機材料に、PBT、PET、PEN、PPS、LCPの少なくともいずれか一つを使用したもので、冷媒圧縮機の実使用条件において上記材料を使用しても、冷凍機油に抽出性の低い直鎖アルキルベンゼンを用いることにより、有機材料抽出物を低減できるため、バルブ部分のスラッジを低減でき、信頼性の高い冷媒圧縮機を供給することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1から3いずれか一項に記載の発明の冷媒圧縮機を、固定子の電線材料に、EI/AI、PEW−N、HPE/Nの少なくともいずれか一つを使用した、抽出性の低い直鎖アルキルベンゼンを用いることにより有機材料の抽出性を改善できる為、バルブ部分のスラッジを低減でき、信頼性の高い冷媒圧縮機を供給することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1から5いずれか一項に記載の発明の冷媒圧縮機を、密閉容器内が高圧側になるロータリー式コンプレッサーとしたものである。ロータリー式コンプレッサーは、吐出ガスを直接冷媒圧縮機内部に放出するため、冷媒圧縮機容器内の温度が高くなる為、吐出ガス温度がさらに高くなりスラッジは発生しやすくなる。スラッジはバルブ部分が高温にさらされることで冷凍機油が蒸発し吐出バルブ部分にスラッジが発生しやすくなる。本発明は、高沸点成分が多く蒸発しにくい直鎖アルキルベンゼンを用いた為、洗浄性が高く、吐出バルブ部分のスラッジを洗い流すのでスラッジの堆積を減少することができ、信頼性の高い冷媒圧縮機を供給することができる。
請求項7記載の発明は、請求項1から5いずれか一項に記載の発明の冷媒圧縮機を、冷媒圧縮機と、凝縮器と、乾燥器と、絞り機構と、蒸発器とを備えたものであり、吐出バルブ部分のスラッジの堆積を減少し、摺動部の摩耗を抑えとなり、コンプレッサー不良からなる不冷、鈍冷を抑えられ、信頼性の高い冷凍装置を供給することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照にしながら説明する。尚、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における冷媒圧縮機の断面図を示すものである。
図2は、本発明の実施の形態における冷凍装置図である。
図1、図2において、冷媒圧縮機20は、密閉容器21内に直鎖アルキルベンゼンからなる冷凍機油22を貯留するとともに、電気エネルギーを回転エネルギーに変える回転子23と、固定子24からなる電動モーター25と、電動モーター25によって駆動され、混合冷媒を圧縮する圧縮要素26を収容している。
圧縮要素26は圧縮室27で圧縮されたガスを吐出するとともに逆流を阻止する吐出バルブ29を備えている。
本実施の形態の冷凍装置は冷媒圧縮機20、凝縮器31、乾燥器32、膨張機構33、蒸発器34が順次パイプにて接続されることで構成されている。混合冷媒35はRA407CでR32/R125/R134aとから構成され、本実施の形態の冷凍装置に封入されてある。
以上のように構成された冷媒圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動モーター25が圧縮要素26を駆動することで、圧縮室27で圧縮された混合冷媒28は吐出バルブ29から密閉容器21内に吐出され、凝縮器31、乾燥器32、膨張機構33、蒸発器34を順次まわって周知の冷凍サイクルの動作がなされる。
この過程で、密閉容器21の底部に貯留された冷凍機油22は構造上、混合冷媒28にさらされることになる。混合冷媒28は、凝縮器31にて放熱し液化され、乾燥器32にて水分除去を行い、膨張機構33にて急激に減圧され、蒸発器34にて混合冷媒28は蒸発し吸熱がおこなわれる。圧縮要素26により混合冷媒28を圧縮する時、断熱圧縮の為、圧縮室27の吐出バルブ29の温度は高くなる。この温度の上昇は冷媒の混合比率によって異なってくる。(表1)に示したのは各冷媒混合比率における吐出ガス温度を示したものである。
この吐出ガス温度は各冷媒の定圧比熱Cpと定容比熱Cvの比Cp/Cvが大きい程高くなるものである。
Figure 2005098611
このように、R32の比率が高くなるに従って吐出ガス温度が高くなる。吐出ガス温度が高くなると吐出バルブ29部分にスラッジが発生しやすくなる。ここでいうスラッジとは、吐出ガス温度が高くなると冷凍機油22がバルブ部分にて蒸発しやすくなるため、冷凍機油22に溶解して運ばれてきた有機材料抽出物や冷凍機油22の劣化成分が高温の吐出バルブ29部分で蒸発してしまったあとに生じる粘着物のことである。また、このスラッジが発生箇所に体積し熱影響で重合することで固い重合物が生じる現象であるコーキング化が起こると、吐出バルブ29の開閉不良や冷媒ガスの流路閉塞を起こす。その結果冷凍装置の不冷、鈍冷といった現象にいたってしまう。しかし本発明では同粘度ならば高沸点成分が多く蒸発しにくい直鎖アルキルベンゼンを用いた為、吐出バルブ29部分で蒸発を抑えることができる為、洗浄性が高く、吐出バルブ29部分のスラッジを洗い流すのでスラッジの堆積を減少することができる。
本発明で使用する直鎖アルキルベンゼンは、40℃の時の粘度が同等ならば従来のハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)よりも高沸点成分を多く含むことがわかっている。これは、一般的にアルキルベンゼンは、芳香族環とアルキル基からなっており、ハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)はアルキル基が分岐している。本発明で使用する直鎖アルキルベンゼンはアルキル基が直鎖である。芳香族環は一般にアルキル基に比べ極性をもっている為、アルキルベンゼンにおいて芳香族環のアルキル基が長いほど極性は低くなる。よって、直鎖のアルキル基と、分枝のアルキル基では、分岐のアルキル基の方が極性が高い。同じ粘度であれば、極性が低いほうが、高沸点成分が多くなり、吐出部のスラッジを洗い流す効果が大きくスラッジの付着を低減することができる。
さらに、冷媒圧縮機20、凝縮器31、乾燥器32、膨張機構33、蒸発器34の冷凍装置において混合冷媒28と、冷凍機油22として従来のハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)と本発明に使用する直鎖アルキルベンゼンを用い、冷媒圧縮機は高圧式のロータリーコンプレッサーを用いライフテストをおこなった。従来のハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)は蒸発器の粘度が1200cstの粘度を使用し、本発明の直鎖アルキルベンゼンは蒸発器34における粘度が750cstのものを使用した。尚、冷媒圧縮機20の電動モーター25のフィルムはPETを使用し、電線はPEW−N線を使用した。その結果、従来に比べ吐出バルブ29部のスラッジの付着を30%低減できる結果を得ることができた。
なお、本実施の形態のライフテストにおいては冷媒圧縮機20の電動モータ25のフィルムの材料にPETを使用したが、PETに比べて耐熱性の高い材料であるPENや、PETに比べて安価であるPBTを用いて上記ライフテストを行った結果、従来に比べ吐出バルブ29部のスラッジの付着を30%低減できるという同等の効果が得られた。
また、冷媒圧縮機20の電動モータ25の固定子24に電線を巻きつける枠となるインシュレータには、PENに比べて有機材料抽出物の少ないPPSやLCPといったものが一般的に使用されるが、これらの有機材料を使用しても同様の効果が得られることは容易に想像できる。
また、本実施の形態のライフテストにおいては電動モータ25の電線の材料にPEW−Nを使用したが、PEW−Nに比べて有機材料抽出物が少ないEI/AIやHPE/Nといった材料を使用した場合においても同様の効果が得られる。
又、粘度の温度勾配を示す粘度指数は、一般的にアルキル基が分岐の物より、その構造上の性質より直鎖の物の方が高い、これは40℃の時の粘度が同じであれば、ハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)に比べ、直鎖アルキルベンゼンの方が低温の粘度が低い為、冷凍機油戻りがハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)に比べ良好となり、冷凍装置の信
頼性を向上することができる。又、高温時での粘度はハードアルキルベンゼン(分岐タイプ)よりも低い為、摺動部の摩耗を抑えることができる。
以上のように、本発明にかかる冷媒圧縮機及び冷凍装置は、R32を成分として含む冷媒を用いた冷媒圧縮機においてスラッジの発生を低減することが可能となるので、R32を成分として含む冷媒を用いる冷凍空調機器全般に広く適用することができる。
本発明の実施の形態1における冷媒圧縮機の断面図 本発明の実施の形態1における冷媒圧縮機の冷凍装置図 従来の冷媒圧縮機断面図と冷凍装置図
符号の説明
20 冷媒圧縮機
21 密閉容器
22 冷凍機油
23 回転子
24 固定子
25 電動モーター
26 圧縮要素
27 圧縮室
28 混合冷媒
29 吐出バルブ
31 凝縮器
32 乾燥器
33 膨張機構
34 蒸発器

Claims (7)

  1. 密閉容器内に冷凍機油を貯留するとともに、回転子及び、固定子から構成される電動モーターと前記電動モーターによって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は圧縮室で圧縮された冷媒を吐出する吐出バルブを備え、前記冷媒はR32を含むHFC混合冷媒であり、前記冷凍機油は直鎖アルキルベンゼンである冷媒圧縮機。
  2. 冷凍機油に、添加剤として酸化防止剤、極圧添加剤、酸水分捕捉剤の少なくともいずれか一つを加えた、請求項1記載の冷媒圧縮機。
  3. 冷凍機油は冷凍装置の蒸発温度において冷凍機油粘度が1000cst以下となる請求項1又は2に記載の冷媒圧縮機。
  4. 冷媒圧縮機内で使用される有機材料に、PBT、PET、PEN、PPS、LCPの少なくともいずれか一つを使用した、請求項1から3のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機
  5. 固定子の電線材料に、EI/AI、PEW−N、HPE/Nの少なくともいずれか一つを使用した、請求項1から3のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機
  6. 密閉容器内が高圧側になる請求項1から5のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機。
  7. 冷媒圧縮機と、凝縮器と、乾燥器と、膨張機構と、蒸発器とを備え、前記冷媒圧縮機は請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の冷媒圧縮機である冷凍装置。
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