JP2005098107A - 車両用ドアハンドル組立体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明に係る車両用ドアハンドル組立体10は、バックドア30のドアロック機構を電動操作する電動スイッチユニット11a等から構成されるスイッチ体11を保持したベースブラケット12と、このベースブラケット12を外側から覆うドアハンドル本体13とで構成され、バックドア30のドアパネル31の外側に取り付けられるようになっている。
【選択図】 図1
Description
また、ドアアウターパネル7に常に取り付け穴8を加工形成する必要があることから、ドアアウターパネル7の外形の形態をデザインする場合にも設計の自由度が狭められると言う問題があった。
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出されたもので、ドアアウターパネルに特別な加工を施すことなく、加工工数を低減させることが出来ると共に組み付け作業性を良好にし、更にドアの設計デザインにも自由度を持たせることが出来る車両用ドアハンドル組立体を提供するものである。
請求項1記載の発明の車両用ドアハンドル組立体は、車体及びドアに組み付けられたドアロック機構を電動操作するドアロック解除用電動スイッチを保持してドアパネルの外側に配置されるベースブラケットと、このベースブラケットを外側から覆う意匠部品であるカバー状のドアハンドル本体とを有して構成され、ドアパネルの外側に組み付けられるようになっており、前記ドアハンドル本体は、該ドアハンドル本体をドアパネルに対して取り付けたときにドアパネルの外方向へ向けて斜め下方に傾斜する上面を形成し該上面上にベースブラケットが取り付けられるブラケット取付部と、このブラケット取付部の下端から上方へ折り返すように形成された折り返し部とを有し、前記ベースブラケットは、前記ブラケット取付部と、前記折り返し部から延びて前記ブラケット取付部の上方に位置する上面意匠部との間に収容されて、前記ブラケット取付部に取り付けられており、前記ベースブラケットは複数のリブを有しているとともに、リブは前記ドアハンドル本体に取付けた際に、ドアハンドル本体の前記上面意匠部の下面に当接していることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用ドアハンドル組立体において、前記ドアロック解除用電動スイッチは、ドアパネルに取り付けた前記ドアハンドル本体の上面意匠部の下側にて前記ドアハンドル本体の外表面から裏側へ向けて斜め上方へ窪んだ形状のドア開放操作用凹所空間から上向きに押圧操作される操作釦を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の車両用ドアハンドル組立体において、ドアロック解除用電動スイッチの作動規制解除用の操作釦が前記ドアハンドル本体の上面意匠部に露出されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ドアハンドル組立体において、前記ベースブラケットの材質を、前記ドアハンドル本体の材質よりも硬質にしたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の車両用ドアハンドル組立体において、ドアパネルに取り付けたドアハンドル本体の上面意匠部がドアパネルの表面から外方向に突出されるようになっていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の車両用ドアハンドル組立体において、前記折り返し部の内側空間の下端に排水用空間が確保されていることを特徴とする。
請求項3記載のように、ドアロック解除用電動スイッチの作動規制解除用の操作釦が前記ドアハンドル本体の上面意匠部に露出されている構成を採用すると、この作動規制解除用の操作釦の操作によるドアロック解除用電動スイッチの作動規制の解除を容易に行える。また、請求項2記載のように、ドア開放操作用凹所空間から上向きに押圧操作されるドアロック解除用電動スイッチの操作釦を有する構成であると、ドアロック解除用電動スイッチの操作釦と作動規制解除用の操作釦とを、操作者の同じ手の異なる指で操作することができ、これら操作釦の操作を非常に容易に行える。
請求項5記載のように、ドアパネルに取り付けたドアハンドル本体の上面意匠部がドアパネルの表面から外方向に突出されていると、ドアの開放操作等を行うためのドアハンドルとしての当該車両用ドアハンドル組立体の機能をより充分に発揮できる。また、意匠部品としての機能もより充分に発揮できる。
請求項6記載のように、ベースブラケットが取り付けられるブラケット取付部の下端から上方へ折り返すようにして成形された折り返し部の内側空間の下端に排水用空間が確保されていると、ブラケット取付部付近に侵入した雨水等の水を効率良く排水でき、電動スイッチユニットの誤作動や電気的不良を有効に防止することが出来る。
前記車両用ドアハンドル組立体10は、車体及びバックドア30に組み付けられたドアロック機構と電気的に接続され前記ドアロック機構を電動操作するためのボックス状のドアロック解除用電動スイッチ11a(以下「電動スイッチユニット」と称する場合がある)等から構成されるドアロック解除用スイッチ体11(以下「スイッチ体」と略称する場合がある)と、このスイッチ体11を保持するベースブラケット12と、前記スイッチ体11及びベースブラケット12の外周を覆うドアハンドル本体13とで構成され、全体をバックドア30のドアパネル31の外側に配置して取り付けられている。
なお、以下、図2(ベースブラケット12を示す図)、図3(ドアハンドル本体13を示す図)を参照してベースブラケット12やドアハンドル本体13を説明する場合でも、「上」「下」「左」「右」等の向きを指す場合は、当該車両用ドアハンドル組立体10をドアパネル31に取り付けた時の状態を基準に表現している。
図4〜図7に示すように、このドアハンドル本体13は、ドアパネル31の外側に向けられる前面18aを形成する前面板部18と、この前面板部18の中央部を前面18aから窪ませた形状に成形され、その内側に前面18aに開口するドア開放操作用凹所空間20(以下「凹所空間」と略称する場合がある)を形成する凹形成形部19と、前面板部18の上端部から前面18a側に膨出するように湾曲成形された膨出湾曲部21と、この膨出湾曲部21のドアハンドル本体13裏側(ドアパネル31に向けられる側)へ向けて折り返された上端(図6上側、図7上側)を延長した板状の上面意匠部22とを有している。上面意匠部22上面は、ドアハンドル本体13の意匠面を形成している。
図5〜図7に示すように、ベースブラケット12は、ドアハンドル本体13の裏面側(ドアパネル31に対面する側)にて、凹形成形部19の凹所空間20上側に位置する天井部を構成する部分であるブラケット取付部19aと、該ブラケット取付部19aの上方に位置する上面意匠部22との間に確保されたブラケット収容空間Sに収容し、固定手段によってドアハンドル本体13に固定してブラケット取付部19a上にベース部14下面を接合して取り付けられる。これにより、車両用ドアハンドル組立体10が組み立てられる。
但し、ベースブラケット12とドアハンドル本体13との組み付けは着脱可能であることが好ましく、本実施の形態でも着脱可能なビス止めになっている。
一方、ドアハンドル本体13は、前述のABS樹脂等、ベースブラケット12の成形樹脂よりも軟質の樹脂素材によって成形されている。
このようにベースブラケット12の樹脂材質としてドアハンドル本体13の樹脂材質よりも硬質な材料を使用することで、衝突等の外力によりドアハンドル本体13に歪み等が生じてもベースブラケット12によりスイッチ体11を保護することが可能である。
なお、ベースブラケット12及びドアハンドル本体13の材質の組み合わせとして、ベースブラケット12の樹脂材質がドアハンドル本体13の樹脂材質よりも硬質な材料である条件を満たすものは、前述に限定されず各種採用することが可能である。
図6等に示すように、作動規制解除用釦28は、スイッチ体11の電動スイッチユニット11aに一体化されているスイッチボックス11bから突出されており、このスイッチボックス11bのON、OFFを切り替えるようになっている。作動規制解除用釦28は、上面意匠部22に開口された穴22b(図5、図6参照)に挿入して上面意匠部22上面から若干突出される。上面意匠部22での作動規制解除用釦28の露出位置は、ドアパネル31に取り付けられたドアハンドル本体13の上面意匠部22のドアパネル31からの突出先端付近であり、しかも、上に凸の形状で湾曲されている上面意匠部22の湾曲頂部に位置しており、操作者による作動規制解除用釦28の目視確認、操作が容易になっている。
なお、スイッチボックス11bは、必ずしも電動スイッチユニット11aに一体化されている必要は無く、別体になっていても良い。別体の場合は、上面意匠部22或いはスイッチユニット11bから突設された係合爪の係合等によって、上面意匠部22に対してブラケット収容空間S側からスイッチユニット11bを組み付ける構造等が採用可能である。係合爪による組み付け構造としては、例えば、図8に示すように、対向する両側に係合爪11cを有するスイッチボックス11bを用い、両係合爪11cを、前記穴22b付近にて上面意匠部22からブラケット収容空間S側に突設された一対の係止片22c(図5にも記載がある)に係合させる。
操作釦24は、全ドアのロック解除の可否に係る作動規制解除用釦28に対して、当該車両用ドアハンドル組立体10が設けられているドアに係るいわば単ドアのロック解除を行うものである。
但し、所有者識別機能付き制御部29としては前述の磁気カードを検出するものに限定されず各種構成が採用可能である。例えば、所有者識別機能としては、前述のような専用磁気カードを検出する構成に限定されず、例えば、携帯電話等の電波発信機から発信される車両固有の電波信号等に基づいてこの電波発信機を所持する操作者の接近を検出する構成など、非接触で検出を行うものや、車両固有の情報が磁気信号や光学読み取り可能な信号等として記録された記録媒体が接触されるセンサを備えた接触型の構成等、各種構成が採用可能である。
前述の実施の形態では、ドアロック解除用電動スイッチの操作釦や、作動規制解除用釦として、押圧操作される構造のものを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば手指で触れるだけ(押圧力は不要)でスイッチオンされる接触型スイッチや、スライド操作によってスイッチオンされる構成のもの等も採用可能である。さらに、請求項1記載の発明では、例えば、手指が触れた時あるいは手指を近付けた時のドアハンドル本体の表面電気抵抗の変化をセンシングしてスイッチオンされる構成のように、実質的に操作釦が存在しない構成や、ドアハンドル本体自体の一部又は全部が操作釦として機能する構成も採用可能である。
ベースブラケットやドアハンドル本体の具体的形状等は適宜、設計変更可能であることは言うまでも無い。
Claims (6)
- 車体及びドアに組み付けられたドアロック機構を電動操作するドアロック解除用電動スイッチを保持してドアパネルの外側に配置されるベースブラケットと、このベースブラケットを外側から覆う意匠部品であるカバー状のドアハンドル本体とを有して構成され、ドアパネルの外側に組み付けられるようになっており、
前記ドアハンドル本体は、該ドアハンドル本体をドアパネルに対して取り付けたときにドアパネルの外方向へ向けて斜め下方に傾斜する上面を形成し該上面上にベースブラケットが取り付けられるブラケット取付部と、このブラケット取付部の下端から上方へ折り返すように形成された折り返し部とを有し、
前記ベースブラケットは、前記ブラケット取付部と、前記折り返し部から延びて前記ブラケット取付部の上方に位置する上面意匠部との間に収容されて、前記ブラケット取付部に取り付けられており、
前記ベースブラケットは複数のリブを有しているとともに、リブは前記ドアハンドル本体に取付けた際に、ドアハンドル本体の前記上面意匠部の下面に当接していることを特徴とする車両用ドアハンドル組立体。 - 前記ドアロック解除用電動スイッチは、ドアパネルに取り付けた前記ドアハンドル本体の上面意匠部の下側にて前記ドアハンドル本体の外表面から裏側へ向けて斜め上方へ窪んだ形状のドア開放操作用凹所空間から上向きに押圧操作される操作釦を有することを特徴とする請求項1記載の車両用ドアハンドル組立体。
- ドアロック解除用電動スイッチの作動規制解除用の操作釦が前記ドアハンドル本体の上面意匠部に露出されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ドアハンドル組立体。
- 前記ベースブラケットの材質を、前記ドアハンドル本体の材質よりも硬質にしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ドアハンドル組立体。
- ドアパネルに取り付けたドアハンドル本体の上面意匠部がドアパネルの表面から外方向に突出されるようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用ドアハンドル組立体。
- 前記折り返し部の内側空間の下端に排水用空間が確保されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用ドアハンドル組立体。
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US9108591B2 (en) | 2006-09-13 | 2015-08-18 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Door handle apparatus for vehicle |
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