JP2005097552A - 中和添加剤を含むホットメルト接着剤 - Google Patents

中和添加剤を含むホットメルト接着剤 Download PDF

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Abstract

【課題】ホットメルト接着剤類の元の臭気を低減あるいは除去するための有効な方法、特に接着剤の臭気をマスクするための香料や香りを使用しない方法が、求められている。
【解決手段】中和物質を含むホットメルト接着剤であって、該接着剤が、炭化水素粘着付与剤及び/又はテルペン粘着付与剤を含有するゴム系接着剤である。液体透過性の表面シート、液体不透過性の裏面シート、該表面シートと該裏面シートの間に配置された流体の吸収体芯剤、及びカプセル封入されていない中和物質を含有するホットメルト接着剤を含む使い捨て吸収体物品である。
【選択図】なし

Description

本発明は、臭気中和接着剤に関するものである。詳細には、本発明は、中和剤を含むホットメルト接着剤に関し、中性臭気ホットメルト接着剤を含む使い捨て吸収体製品及び使い捨て吸収体物品を製造するための中性臭気ホットメルト接着剤の使用に関するものである。
使い捨て吸収体製品類は、現状で多くの用途において広範囲の使用を見出している。例えば、おむつ類、トレーニングパンツ類、失禁用衣料品類、女性向け衛生用パッド類即ち月経パッド類、衛生ナプキン類、パンティライナー類、パンティ汗よけ類及びその類似品、わきの下の汗よけ類、及び外科用ドレープ類又は創傷ドレッシング類のようなヘルスケア−製品類である。そのような物品類は、尿、月経類、血液、汗、及び身体によって排出される他の排泄物のような体液類を吸収するためにデザインされている。
標準的な使い捨て吸収体製品は、一般に、流体透過性の表面シート、流体吸収体芯剤、及び流体不透過性の裏面シートを含む複合体構造を備えている。これらの使い捨て吸収体製品は、適切な場合、通常着用者にその製品を固定するためのいくつかのタイプの固定系を含んでいる。
使い捨て吸収体製品の異なる部分どうしを結合するために、しばしば組立て用接着剤と言われる接着剤類が一般に使用される。ホットメルト接着剤類は、そのような接着剤がコスト及び時間について製造を効率的なものにして、水系又は溶剤系の接着剤系の場合に必要な蒸発工程を必要としないので、この目的のために好ましく使用される。
但し、ホットメルト接着剤類は、それらを製造するために使用される原料の供給源及び配合によって悪臭を呈することが知られている。それらによる元の臭気を低減させるために、原料の精製においていくつかの処理工程が通常使用されて来ている。高揮発性の物質を分離するための蒸留のような分離技術、又は高臭気成分を化学的に変化させるための水素化のような反応技術である。両方のアプローチは、いくらか有効ではあるものの、費用がかかり、実際には有る量までしか原料類の悪臭を低減させ得ない。
いくつかの香り又は香料類もホットメルト接着剤類に適合することが知られている。これらの物質は、接着剤の元々の臭気の上に香料の臭いを付加することによって、ホットメルト接着剤の元の臭気をマスクするために使用され得る。通常、ホットメルト接着剤の臭気は付加される香料のタイプ及びレベルに極端に影響されやすく、通常接着剤の最終的な臭気は香料の臭いである。
ホットメルト接着剤類の元の臭気を低減させ又は除去するための有効な方法、特に基本の接着剤の臭気をマスクするための香料又は香りを使用しない方法に対するニーズが、当分野において存在し続ける。本発明は、当分野におけるこのニーズに対処するものである。
ホットメルト接着剤に対して臭気中和剤として作用する添加剤の部類が発見された。本発明は、中性臭気組成物類、並びにホットメルト接着剤類の臭気を有効に中和するためのプロセスを提供する。
本発明は、少なくとも1種の中和物質の分子類を含有したホットメルト接着剤類を提供する。
本発明の一つの側面は、中和物質を含むホットメルト接着剤に向けられている。最も好ましくは、その中和物質が100゜F(37.8℃)より高い密閉式の引火点を有する。本発明の一つの態様において、そのホットメルト接着剤がQuest Internationalの材料Q−29071を含む。本発明のもう一つの態様において、そのホットメルト接着剤がQuest Internationalの材料Q−29072を含む。
本発明のもう一つの側面は、悪臭類、特にホットメルト接着剤類の製造において使用される原料類に存在する悪臭類、配合されたホットメルト接着剤類に存在する悪臭類、及びその類似物を低減又は抑制させる方法に向けられている。その方法は、所望の程度まで、好ましくは少なくとも約50%抑制又は低減、更に好ましくは少なくとも約80%抑制又は低減、更に一層好ましくは約100%抑制又は低減の程度まで、その臭気を低減又は抑制させるのに有効な量の中和物質を必要とする組成物に添加することを含む。好ましい方法において、その中和物質がホットメルト接着剤又はその成分(例えば粘着付与剤及び/又は鉱油)に添加される。所望の低減又は抑制の程度は、所望の最終用途及び/又はホットメルト接着剤の製造において使用される原料類(例えば粘着付与剤類)の質で決まるだろう。
更に本発明のもう一つの側面は、中和物質を含む製品に向けられている。一つの態様において、その製品は、液体透過性の表面シート、液体不透過性の裏面シート、その表面シートと裏面シートの間に配置された流体の吸収体芯剤、及び中和物質を含有するホットメルト接着剤を含む使い捨て吸収体製品である。本発明の特に好ましい側面は、例えば、赤子及びよちよち歩きの幼児用のおむつ類、成人向け失禁用パッド類及び女性向け衛生用製品類のような使い捨て吸収体衣料品類に向けられている。
本発明の更にもう一つの側面は、一つの基材を第2の基材に結合するためのプロセスに向けられており、そこではその第1及び第2の基材が同一又は異なっていても良い。一つの態様において、ティッシュ(tissue)又は不織布基材が、使い捨て吸収体製品の構成における類似又は非類似の基材に結合される。そのプロセスは、少なくとも一つの基材に溶融されたホットメルト接着剤を塗布する工程、及びその基材どうしを結合させる工程を含み、そこではホットメルト接着剤が中和物質を含む。
(発明の詳細な説明)
本発明は、中和組成物を含むホットメルト接着剤類、配合されたホットメルト接着剤類中に存在する悪臭類を有効に中和するためのプロセス、並びに中和されたホットメルト接着剤類を含む製品類を提供する。
ここで中和添加剤類又は中和物質類とも言う中和組成物類は、カプセル封入又は他の保護手段を要さずにホットメルト接着剤類に添加されても良く、そして接着剤の臭気における著しい増加もなく使用の前又は後に接着剤中に安定に存続し得る。その中和組成物は、製品の悪臭低減特性の点で所望の効果を奏するために製品に適したレベルでその工程中に使用される。
「悪臭」(malodor)の語は、ここでは一般に性質上望ましくない又は不愉快なような臭い又は臭気を言うために用いられる。低減された臭気、少ない臭気又は臭気の無いことが要求される種々の用途において、中和されたホットメルト接着剤類は有用性を有する。本発明の接着剤類は、例えば、製本、包装及び加工、ラベル張りにおいて使用されても良く、おむつ類、女性向けパッド類、成人向けおむつ類及びその類似品のような使い捨て物品の分野で特に有用である。
香料又は香りのある組成物は、一般にその技術においてそれ自体で臭気を有すると理解されており、悪臭低減剤として使用されるとき、より強い、より快適な香気でその悪臭を包み隠す又はマスクするように機能する。対照的に、本発明の中和物質の添加は、かなりの量の香りを与えること無く、基本の接着剤のより少ない悪臭に対して作用する。つまり、悪臭はマスクされるよりむしろ抑制される。
本発明は、悪臭をマスクする(例えば、より強力な臭気で悪臭を抑える)ことによるものではなくて、また強烈な香料又はオリーブ油又は冬緑油のような際立った特異質(idiosyncratic)の臭気特性を持った香料を必要とせずに、感知される悪臭の強さを低減させるように悪臭を抑制又は中和することによる悪臭の低減(即ち、悪臭の感知される強さを低減)に特に関係している。
本発明の一つの態様において、使い捨て吸収体製品が提供され、その使い捨て吸収体製品が、(1)液体透過性の表面シート、(2)液体不透過性の裏面シート、尚、ここで表面シートがその裏面シートに結合されても良い、(3)その表面シートと裏面シートの間に配置された吸収体構造、及び(4)臭気中和接着剤を含む。
その吸収体構造は、通常不織布を含むだろう。不織布は、可撓性、多孔性及び結着性によって特徴付けられる絡み合った繊維の網状構造として定義される。その不織布を構成するために使用される個々の繊維は、合成のもの、天然に見出されるもの、又はその両方の組合せでも良い。個々の繊維は、機械的に、化学的に、又は熱的に互いに結合されても良い。不織布類は、断熱、包装、家庭での拭き取り用布類、外科用ドレープ類、医療用ドレッシング類を含む種々の用途のために、そしておむつ類、成人向け失禁用製品類及び衛生ナプキン類のような使い捨て物品類において、商業的に使用される。ティッシュは、個々の繊維が化学的に互いに結合していてもいなくても良い、近縁の材料である。
本発明による接着剤類は、例えば位置決め接着剤類、芯接着剤類又は弾性接着剤類としての使用のために配合されても良く、そして、おむつ類、成人向け失禁用製品類、ベッド用パッド類、衛生ナプキン類のような使い捨て吸収体製品を含むが、限定されるものではない製品又は物品類における使用、また、水及び塩水のような液体、並びに尿、月経類及び血液のような体液類を吸収するために使用される、涎掛け類、創傷ドレッシング類又はドレープ類のような他の吸収体製品類における使用に、特に適している。本発明の臭気中和接着剤は、その不織布又はティッシュを別の基材又は部材に接着させるために使用されても良い。第2の基材は、別の不織布、ティッシュ又は無関係の材料であっても良い。
その接着剤類は、表面シートを裏面シートに結合するために使用されても良い。一方、接着剤は、ティッシュ層類、レグフラップ(leg flap)類、ファスニングイヤー(fastening ear)類、テープ類又はタブ(tab)類のような使い捨て吸収体製品の他の構成部材類、又は当業者に良く知られた使い捨て吸収体製品を構成するために通常使用される他の構成部材類に、表面シートと裏面シートのいずれかを接着させるために用いられても良い。
それらの当業者は、表面シート及び裏面シートとして使用するのに適した材料を理解するであろう。
表面シートとして使用するのに適した材料の好例は、約15g/m2から約25g/m2の基本重量を有するスパンボンドのポリプロピレン又はポリエチレンのような液体透過可能な材料である。
使い捨て吸収体製品類においてしばしば使用される裏面シート類は、水、尿、月経類又は血液のような液体類をその使い捨て吸収体製品の吸収体芯部内に収容し、そしてベッド及び/又は衣類の外側部材を汚さないように作用する液体不透過性の材料から通常製造される。使い捨て吸収体製品における裏面シートとして有用な材料類は、一般に、液体に対して不透過性であるが、蒸気に対しては透過性である。その例は、例えばポリプロピレン及びポリエチレン等のポリオレフィンフィルム類のような液体不透過性材料類、加えて、時々通気性フィルムと言われる、微孔性ポリオレフィンフィルム類のような蒸気透過性材料類である。
特に望ましい裏面シート材料は、直鎖状の低密度ポリエチレンのようなポリオレフィンポリマーと充填剤を含むフィルムである。ここで用いられる「充填剤」(filler)は、フィルムポリマー押出しブレンドに添加され得て、そしてその押出し成形されたフィルムに化学的に害を与えたり不利に作用したりせずに、そのフィルム全体に均一に分散され得るような、粒状物及び他の形状の材料類を含むように意味される。そのフィルムが加工中に延伸される場合、その充填剤が一般に網状構造の孔をそのフィルム中に形成させる。そのような孔は、一般に液体の通過を阻止するのに充分に小さいが、蒸気をその孔に通過させるのに充分に大きい。一般に、その充填剤は、粒状であって、通常約0.1ミクロンから約7ミクロンの範囲の平均粒子サイズを持ったやや球状を有するであろう。有機の充填剤及び無機の充填剤の両方が、本発明の実施において使用されて良い。充填剤類の例は、炭酸カルシウム(CaCO3)、種々の種類の粘度、シリカ(SiO2)、アルミナ、硫酸バリウム、炭酸ナトリウム、タルク、硫酸マグネシウム、二酸化チタン、ゼオライト類、硫酸アルミニウム、セルロース系粉末類、珪藻土、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、カオリン、マイカ、炭素、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、パルプ粉末、木材粉末、セルロース誘導体類、キチン及びキチン誘導体類を含む。
本発明によるホットメルト接着剤類中に混合されても良い臭気中和組成物類は、ASTM法のD93−00(Pensky-Martens密閉式テスターによる引火点)によって決定されるような、約100゜F(37.8℃)より高い、好ましくは約150゜F(65.6℃)より高い、更に好ましくは約200゜F(93.3℃)より高い、密閉式の引火点を有する物質類である。100゜F(37.8℃)より高い引火点を有するいかなる中和材料も、本発明に実施において使用されて良い。そのような中和剤類は、商業的に入手可能である。使用されて良い中和剤の例は、Quest Internationalから商業的に入手可能である(Q−29071及びQ−29072)。これらの材料の両方が、200゜F(93.3℃)より高い密閉式の引火点を有しており、ホットメルト接着剤中に存在する臭気を有効に中和するように作用する。
臭気中和組成物(類)は、カプセル封入又は他の保護手段を要さずに、ホットメルト接着剤に添加される。カプセル封入されずの語は、当技術において普通のように使用され、そして中和物質又は中和組成物が保護カバー又は保護シェル中に封入されていないことを意味する。かくして、臭気中和組成物類が、前もってカプセル封入されることなくホットメルト接着剤中に配合され得る。
中和組成物類は、ほとんどいかなるホットメルト接着剤に添加されても良い。本発明の実施のために特に好ましいのは、低塗布温度のホットメルト接着剤配合物類、即ち約300゜F(149℃)で、より好ましくは約250゜F(121℃)で、そして約200゜F(93.3℃)までで、塗布可能な配合物類である。低塗布温度のホットメルト接着剤類は、ニュージャージー州ブリッジウオーター(Bridgewater)のナショナルスターチ アンド ケミカルカンパニー(National Starch and Chemical Company)から商業的に入手可能である。
当業者によく知られているようなホットメルト接着剤類の配合に使用されるのに適したいかなる基本のポリマーも、本発明の実施に使用されて良い。そのようなポリマー類は、非晶質ポリオレフィン類、エチレン含有ポリマー類及びゴム系ブロックコポリマー類、加えてそれらのブレンド類を含む。エチレン/ビニルアセテートコポリマー類、アイソタクチック又はアタクチックポリプロピレン、スチレン−ブタジエン、スチレン−イソプレン、又はスチレン−エチレン−ブチレンA−B−A又はA−B−A−Bブロックコポリマー類、又はそれらの混合物類に基づくホットメルト接着剤組成物類が使用されても良い。その基本ポリマーに加えて、本発明のホットメルト接着剤組成物類は、粘着付与剤類、油類及び/又はワックス類、加えて安定剤類、抗酸化剤類、顔料類及びその類似物を含む通常の添加剤類も含有して良い。
更に詳細には、中和組成物類は、ゴム系ブロックコポリマー類に基づく接着剤類に添加されても良い。これらのポリマー類は、一般的な形状:A−B−A又はA−B−A−B−A−B−を有する、ブロック又は多ブロックコポリマー類を含む。ここでポリマーブロック類Aは、ホモポリマー類が20℃より上のガラス転移温度を有するような非弾性ポリマーブロック類であり、一方弾性ポリマーブロック類Bは部分的又は実質上水素化されているブタジエン又はイソプレン又はブタジエンイソプレンである。更に、それらは直鎖又は枝分れしていても良い。通常の枝分れした構造類は、中央のハブから放射状であり得るか又はさもなければ共に結合し得る少なくとも3個の枝を有する弾性部分を含有する。
非弾性ポリマーブロック類は、ビニルアレーン類、ビニルピリジン類、ハロゲン化ビニル類及びビニルカルボキシレート類のようなビニルモノマー類、加えてアクリロ二トリル、メタクリロ二トリル、アクリル酸類のエステル類などのようなアクリルモノマー類のホモポリマー類又はコポリマー類を含んで良い。モノビニル芳香族炭化水素類は、スチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、エチルビニルベンゼン、加えてビニルナフタレン及びその類似物のような2環式モノビニル化合物類のようなベンゼン系のものを特に含む。他の非弾性ポリマーブロック類は、アルファオレフィン類、酸化アルキレン類、アセタール類、ウレタン類などから誘導されても良い。
そのコポリマーの弾性ブロック成分は、水素化されていてもいなくても良いイソプレン又はブタジエンであっても良い。この水素化は、部分的でも又は実質的に完全であっても良い。例えばビニルアレーンポリマーブロック類を改質しないで、弾性ブロックを水素化するために、選択された条件が採用されて良い。部分的に又は実質的に完全であっても良い実際的に同程度に水素化されるべき弾性ブロック類及び非弾性ブロック類の両方を、そのポリマー鎖に沿って実質上均一に水素化するために、他の条件が選択されても良い。
ここで有用なゴム系ブロックコポリマー類の代表的なものは、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン、並びに例えばポリスチレン−ポリ(エチレンブチレン)−ポリスチレン及びポリスチレン−ポリ(エチレンプロピレン)−ポリスチレンである。これらのコポリマー類は、例えば米国特許第3,239,478号、第3,427,269号、第3,700,633号、第3,753,936号及び第3,932,327号において教示される方法を用いて製造されても良い。一方、それらは、Kraton Polymersから商標Kraton 1101、1102、1107、1650、1652及び1657として、Polimeri Europaから商品名Europrene Sol-Tとして、並びにFirestoneから商品名Stereon840Aとして入手されても良い。
エチレン含有ポリマー類は、通常使い捨て用途にも用いられて、本発明の教示に従ってそれらに中和組成物類を添加することによって中和され得る。本発明の接着剤は、少なくとも1種のエチレンコポリマーを含んでよく、並びに2種以上のポリマー類のブレンドを含んでも良い。ここで使用されるように、エチレンコポリマーの語は、エチレンのホモポリマー類、コポリマー類及びターポリマー類を言う。エチレンコポリマー類の例は、ビニルアセテート、又はモノカルボン酸類、又はアクリル又はメタクリル酸又はそれらのメタノール、エタノール又は他のアルコール類とのエステル類のようなエチレンと共重合し得る1種以上の極性モノマー類とのコポリマー類を含む。それには、エチレンビニルアセテート、エチレンメチルアクリレート、エチレンn-ブチルアクリレート、エチレンアクリル酸、エチレンメタクリレート、及びそれらの混合物類及びブレンド類が含まれる。ランダム及びブロックコポリマー類、加えてそれらのブレンド類が、本発明に実施において使用されても良い。
他の接着剤組成物類が、非晶質ポリオレフィン類又はそれらのブレンド類を基本ポリマーとして使用して、本発明に従って調整されても良い。非晶質ポリオレフィン類は、ポリプロピレンの立体特異重合によって製造される。好適な商業的製品類は、EastmanのP1010を含む。非晶質ポリプロピレンとエチレン、非晶質ポリプロピレンとブテン及び非晶質ポリプロピレンとヘキセンのコポリマー類は、プロピレン、ブテン及びエチレンのターポリマー類のように、基本ポリマーとして好適である。商業的な例は、Rexeneから入手可能なRextac2315(非晶質ポリプロピレンとエチレンのコポリマー)、Rexeneから入手可能なRextac2730(非晶質ポリプロピレンとブテンのコポリマー)及びHulsから入手可能なVestoplast750及び708(非晶質ポリプロピレン、ブテン及びエチレンのターポリマー類)を含む。
ホットメルト接着剤組成物類を製造するために、エチレンn-ブチルアクリレートとエチレンビニルアセテート及びエチレンビニルアセテートとアタクチックポリプロピレンのブレンド類のような上記の基本物質類のいかなるもののブレンド類が使用されても良い。全ての場合において、その接着剤類が当業者に知られており、そして例えば感圧接着剤の配合のような特別な配合物類のために要求されるように、粘着付与樹脂類、可塑剤類、ワックス類及び/又は他の通常の添加剤類と共に、その接着剤類が種々の量で配合されても良い。
本発明の接着剤組成物類において有用な粘着付与樹脂類は、炭化水素樹脂類、合成ポリテルペン類、ロジンエステル類、天然テルペン類、及びその類似物を含む。更に詳細には、そして特定の基本ポリマーによっては、その有用な粘着付与樹脂類は、例えばガムロジンとして、ウッドロジン、タル油ロジン、蒸留ロジン、水素化ロジン、二量化ロジン、及び重合化ロジンを含む天然の及び改質されたロジン類;例えば淡色ウッドロジンのグリセロールエステルとして、水素化ロジンのグリセロールエステル、重合化ロジンのグリセロールエステル、水素化ロジンのペンタエリトリトールエステル、及びロジンのフェノール変性ペンタエリトリトールエステルを含む天然の及び改質されたロジン類のグリセロール及びペンタエリトリトールエステル類;例えばスチレン/テルペン及びアルファメチルスチレン/テルペンを含む天然テルペン類のコポリマー類及びターポリマー類;約80℃〜150℃のASTM法のE28−58Tによって決定される軟化点を有するポリテルペン樹脂類;例えば酸性媒体中で2環式テルペンとフェノールの縮合から得られる樹脂生成物を含むフェノール変性テルペン樹脂類及びその水素化誘導体類;約70℃〜135℃の環球式軟化点を有する脂肪族石油炭化水素樹脂類;芳香族石油炭化水素樹脂類及びそれらの水素化誘導体類;及び脂環式石油炭化水素樹脂類及びそれらの水素化誘導体類、のような適合した樹脂類又はそれらの混合物を含んでも良い。ある配合物類では、上記の粘着付与樹脂類の2種以上の混合物類が必要とされても良い。
湿潤作用及び/又は粘度調整を提供するために、その組成物中に、5重量%〜約30重量%、好ましくは5重量%〜25重量%の量で種々の可塑化油又は伸展油も存在する。水素化された中ブロックを含むブロックコポリマーが接着剤基本ポリマーとして用いられる場合には、いっそう高いレベルが採用されても良い。上記のものは、有用な可塑化油類を広く含むのみならず、オレフィンオリゴマー類及び低分子量ポリマー類、加えて植物油と動物油及びそれらの誘導体類の使用をも意図する。採用されても良い石油系油類は、少量の芳香族炭化水素類(油重量で、好ましくは30%未満、より詳細には15%未満)を含有する、比較的高い沸点の物質類である。一方、その油は、全体としては非芳香族であって良い。そのオリゴマ−類は、約350〜約1,000の平均分子量を有するポリプロピレン類、ポリブテン類、水素化ポリイソプレン、水素化ポリブタジエン、又はその類似物であって良い。植物及び動物油類は、有用な脂肪酸類のグリセリルエステル類とそれらの重合生成物類を含む。
接着剤の溶融状態における流動性と固められた接着剤に可撓性を付与するため、並びに結合するセルロース繊維に対して湿潤剤として供するために、その組成物の重量で約15%未満の量で、種々の石油系ワックス類も使用されて良い。「石油系ワックス」(petroleum derived wax)の語は、130゜F(54.4℃)〜225゜F(107℃)の範囲内の融点を有するパラフィンとマイクロクリスタリンワックス類の両方、加えて低分子量ポリエチレン又はフィッシャー−トロプシュ(Fisher-Tropsch)ワックス類のような合成ワックス類を含む。
抗酸化剤又は安定剤も約3重量%までの量で、ここに記載される接着剤組成物類に含められても良い。適用可能な抗酸化剤類又は安定剤類は、硫黄および燐含有フェノール類のような低分子量のヒンダードフェノール類及び多官能性フェノール類である。代表的なヒンダードフェノール類は、1,3,5‐トリメチル2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル)ベンゼン;ペンタエリトリトールテトラキス−3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート;n−オクタデシル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)−プロピオネート;4,4’−メチレンビス(2,6−tert−ブチルフェノール);4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−0−クレゾール);2,6−ジ−tertブチルフェノール;6−(4−ヒドロキシフェノキシ)−2,4−ビス(n−オクチル−チオ)−1,3,5−トリアジン;ジ−n−オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル−フォスフォネート;2n−オクチルチオ)−エチル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンゾエート及びソルビトールヘキサ[3−(3,5−ジtert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート]を含む。
異なった特性を満足させそして特定の適用要求に適合させるためにホットメルト接着剤中で通常使用される他の添加剤類も、本発明の接着剤組成物に添加されて良い。そのような添加剤類は、例えば充填剤類、顔料類、流動改質剤類、色素類を含み、それらはその目的に応じて接着剤配合物中に少量で又は多量に混合されて良い。
ホットメルト接着剤類は、当分野で知られた技術を使用して製造されて良い。通常、その接着剤組成物類は、約100℃〜200℃の温度で溶融された状態で、均一なブレンド体が得られるまで約2時間、その成分類をブレンドすることによって製造される。ブレンドを行う種々の方法が知られており、そして均一なブレンド体を形成するいかなる方法も満足できるものである。
中和剤組成物は、そのホットメルト接着剤の製造中に、攪拌しながら添加されても良い。望ましくは、その中和剤が、粘着付与成分に添加(例えばその製造中に)されてもよく、若しくは、中和されるべきそのホットメルトを製造する際に使用される鉱油添加剤に都合に合わせて添加されても良い。中和剤は、冷却後の接着剤の使用者向け、並びに本発明の中和された接着剤を使用して製造されるいかなる最終製品の使用者向けに、多くのホットメルト接着剤類に通常伴う悪臭を中和するのに有効な量で添加される。一般に、中和剤は、その接着剤組成物の100部に対して、約0.001部〜約1.0部、好ましくは約0.02部〜約0.05部の量で存在するであろう。添加される中和剤の量は、通常特定の用途又は最終用途のために所望の又は要求される中和の量に依存するであろう。
本発明の結果として得られる接着剤類は、不織布又はティッシュ物品への耐久性のある結合を提供し、他の点では可撓性、非汚染性、及び機械加工可能な粘性、そしてそれらの低減された臭気又は臭気の無い特性のような適用の独特な要求に合わせることができることを特徴としている。
その接着剤は、それが溶融状態にある間に基材に塗布され、そして接着剤層を固めるために冷却される。接着剤製品は、ティッシュ、不織布又は低密度ポリオレフィンのような無関係の材料のような別の基材、又は他の通常採用される基材類に、その物品を接着させるのに十分な量で、コーティング又はスプレーを含む種々の方法によって、不織布物品のような基材に塗布され得る。
以下の実施例は、臭気の中和された好適なホットメルト接着剤類の製造を説明するものである。その実施例においては、他に言及されない限り、全ての部分が重量により、全ての温度が℃によるものである。ここで使用された試験手順は、次のとおりである。
試験手順
粘度
ここで使用される粘度は、ブルックフィールド(Brookfield)型粘度計モデル番号DV−IIを使用して、スピンドル番号27により20rpmで測定されたブルックフィールド粘度である。
引張強さ
引張強さ(極限及び降伏)は、ダンベル型のホットメルトモールドとインストロン装置を使用して決定された。この試験において、ホットメルト接着剤が溶融状態でモールド中に流し込まれて、24時間室温で冷却され、そしてインストロン装置において12インチ/分(30cm/分)で引っ張られた。
Mettler環球式軟化点
この試験方法は、Mettler環球式装置(モデル番号FP90)を使用して50〜150℃の範囲で熱可塑性組成物の軟化点を決定するために使用される方法を言う。
剥離強さ
剥離強さは、12インチ/分(30cm/分)でのインストロン装置におけるT型剥離結合(T-peel bond)を使用して測定された。結合は、高速ラミネーターを使用して、ポリエチレンフィルムとポリプロピレン不織布の間で形成された。
臭気
臭気は、中和剤の無い対照サンプルと中和されたサンプルの間の比較試験を使用して決定された。臭気は、その強度と特徴によって表現された。強度は、その臭いの総合的な強さ(例えば、強い、中程度の、弱い又は軽微な等)として定義付けられる。特徴は、その臭いの感知される描写(例えば、きれいな(clean)、ラベンダーの香りのする、香気の無い等)として定義付けられる。
悪臭の低減は、訓練された官能評価者によって実施される小規模のヘッドスペース評価での悪臭の低減(抑制)における有効性に関して、これらの試験材料を評価することによって実験的に決定された。その官能検査のパネルは、複雑な混合物における個々の臭気の特徴を特定し、それらの感知強度を等級付けするように訓練された3〜5人の構成員からなる。そのパネルの有効性のレベルは、高いレベルの精度と再現性を確保するために継続的に監視される。
試験中は、実際に試験されるもの以外の全ての変数が可能な限り注意深く管理される。サンプル類は、臭気についての違いを除いて出来るだけ同じになるように調整される。それらがパネル構成員に提示される際には、それらはランダムな順序で提示される。各サンプルについて、最小5個の評価が照合された。
悪臭低減剤(例えば、香り、中和剤)を含有するホットメルト接着剤類が、4オンスガラス容器内に置かれた。その容器は、密閉されて、評価の前に半時間の間平衡にされた。
各パネル構成員は、各サンプルを、その容器のヘッドスペース中で感知され得るいかなる臭いの強度と特徴をも評価した。隠されたブランク類(悪臭はあるが香料又は他の薬剤を含まない)が、内部の対照標準として含められた。各パネル構成員の結果は、パネル全体に渡って等級付けする共通認識を与えるために、正規化及び平均化された。
実施例1
臭気を中和した配合接着剤が、ナショナルスターチ アンド ケミカルカンパニーから商業的に入手可能なホットメルト接着剤34−520A 100%に対して0.02%のQuest International製中和剤Q−29072を、130℃で攪拌しながら添加することによって準備された。34−520Aは、炭化水素粘着付与剤と油を含有するゴム系のホットメルト接着剤であって、使い捨て物品類の組立てに使用される。
実施例2
臭気を中和した配合接着剤が、ホットメルト接着剤34−184A 100%に対して0.05%のQuest International製中和剤Q−29071を、150℃で攪拌しながら添加することによって準備された。34−184Aは、炭化水素粘着付与剤と油を含有するゴム系のホットメルト接着剤であって、ナショナルスターチ アンド ケミカルカンパニーから商業的に入手可能であり、使い捨て物品類の組立てに使用される。粘度、色、引張強さ(極限及び降伏)及び環球式試験が、34−184A接着剤組成物と中和された34−184A接着剤組成物について実施された。その結果が、表1に示される。
その後、その接着剤類は、150℃の炉内のカバーがされたガラスジャー中に約72時間置かれた。そのサンプル類は、次いで炉から出されて、周囲の条件に冷却された。そのサンプル類は、一晩中カバーされて、次いで臭気について評価された。各サンプルの臭気の強さと特徴の描写が報告されて、それが表1に示される。
Figure 2005097552
この実施例から、ホットメルト接着剤類の代表的な悪臭が、そのホットメルト接着剤の特性に影響を及ぼさずに、有効に中和され得ることが見出される。
実施例3
中和剤Q−71とQ−71、及びこれもQuest Internationalから入手可能な香り(商品名Tender)が、接着剤34−520Aに0.02%で添加された。冷却されたサンプル類は、初期調整後において、そして炉の中の密閉されたガラスジャー中に130℃で24時間置かれた後において、臭気の評価がなされた。熟成した臭気の結果が表2に示される。
Figure 2005097552

Claims (10)

  1. 中和物質を含むホットメルト接着剤。
  2. 該接着剤が、炭化水素粘着付与剤及び/又はテルペン粘着付与剤を含有するゴム系接着剤である、請求項1に記載の接着剤。
  3. 感圧接着剤である、請求項1に記載の接着剤。
  4. 低塗布温度ホットメルト接着剤である、請求項1に記載の接着剤。
  5. 請求項1に記載の接着剤を含む製品。
  6. 液体透過性の表面シート、液体不透過性の裏面シート、該表面シートと該裏面シートの間に配置された流体の吸収体芯剤、及びカプセル封入されていない中和物質を含有するホットメルト接着剤を含む使い捨て吸収体物品である、請求項5に記載の製品。
  7. 該接着剤が、炭化水素粘着付与剤及び/又はテルペン粘着付与剤を含有するゴム系接着剤である、請求項5に記載の製品。
  8. おむつ、女性向け衛生用製品又は成人向け失禁用製品である、請求項6に記載の製品。
  9. 所望の程度まで悪臭を低減又は抑制させるのに有効な量の中和物質を悪臭のある組成物に添加することを含む悪臭類を低減又は抑制させる方法。
  10. 該悪臭のある組成物がホットメルト接着剤である、請求項9に記載の方法。
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