JP2005097146A - 拭き取り化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを拭き取り化粧料に含有させる。前記ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルのポリオキシエチレンの平均付加モル数は6〜8が好ましく、脂肪酸部分はヤシ油由来の脂肪酸が好ましい。本発明の拭き取り化粧水は、拭き取り後に肌の状態を、メークアップ化粧料がのりやすい状態に整えるため、下地化粧料なしでメークアップを行うことが出来、化粧ステップを簡略化できる。更に、石鹸などを溶解させ、拭き取る作用も有するので、エステティックにおいて、水性洗顔料の拭き取り除去にも使用できる。
【選択図】 なし
Description
(1)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを含有することを特徴とする、拭き取り化粧料。
(2)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルにおける、ポリオキシエチレンの平均付加モル数が、6〜8であることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)拭き取り化粧料が、拭き取りの後に、メークアップ化粧を施すことを想定したステップで使用されるものであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)エステティックにおいて用いられるものであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)拭き取り化粧料と、アンダーメークアップ化粧料の機能を兼ね備えるものであることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
本発明の化粧料は、拭き取り化粧料であって、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを必須成分として含有することを特徴とする。ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを構成するポリオキシエチレン基の、好ましい平均付加モル数は、3〜30であり、より好ましくは、5〜10である。これは、平均付加モル数が少なすぎると、水への溶解度が低くなりすぎ好ましくなく、平均付加モル数が多すぎると、脂溶性成分の可溶化、分散力が損なわれる場合が存し好ましくない。又、かかる成分を構成する脂肪酸部分としては、ヤシ油由来の脂肪酸が好ましく、カプリン酸残基、カプリル酸残基が特に好ましく例示できる。特に好ましいものとしては、ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル、ポリオキシエチレン(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリルが特に好ましく例示できる。かかる成分は、例えば、グリセリンにエチレンオキシドを付加させた後、脂肪酸クロリドをアルカリ存在下反応させれば得ることが出来る。又、この様な成分には既に市販されているものも存し、その様なものを購入して使用することも出来る、好ましい市販品としては、例えば、コグニス・ジャパン株式会社より販売されている、セチオールHE(ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル)及びセチオールHE810(ポリオキシエチレン(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル)が例示できる。本発明の化粧料に於いて、かかる成分は唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。本発明の化粧料に於ける、かかる成分の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.01〜5質量%であり、更に好ましくは0.05〜1質量%である。これは少なすぎると拭き取り特性が損なわれる場合が存し、多すぎると、べたつくなど、使用性を損なう場合が存するためである。
本発明の化粧料は、拭き取り化粧料であって、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを必須成分として含有することを特徴とする。又、拭き取り化粧料であって、化粧料を落とすのみならず、拭き取り後直ちにメークアップ化粧料を、下地料なしで塗布できる、クレンジング、水性洗顔、下地料の機能を備えた拭き取り作用や、エステティックにおいて、水性洗顔料を塗布して、これをこの拭き取り化粧料で拭き取ることにより、水性洗顔料も、油汚れも同時にふき取れる拭き取り作用などの多機能性を有する。本発明の化粧料は、大別して、次の2種の形態で使用される。
形態1)クレンジング、水性洗顔、下地料を兼ねた化粧料
この形態では、例えば、外出先などでの化粧直しのようなシチュエーションが想定される。即ち、既に施してある、メークアップ化粧料を本発明の化粧料を含浸させたカット綿など拭き取り、しかる後直ちに再びメークアップ化粧料を塗布する使用形態が例示できる。この時、メークアップ化粧料としては、ファンデーションなどを直接、下地化粧料なしに塗布する。この様な形態により、化粧ステップ中、クレンジング、下地料の2種を省き、簡素化することが出来る。
形態2)エステティックでの使用
この形態では、施術に先立っての化粧落としで、所望によりクレンジング化粧料で拭き取りを行い、しかる後に水性洗顔料を塗布し、これを本発明の化粧料で拭き取る形態が好ましく例示できる。この時クレンジング化粧料は、水性洗顔料と、本発明の化粧料の複合体による拭き取りで油性汚れが落とせるため、必須ではなく、どちらかと言えば嗜好性の要素によって使用される。又、通常エステティックでは、水性洗顔料も水洗せずに拭き取り化粧料によって、拭き取り、除去するケースが多いが、この様な形態に於いては、石鹸分が拭き取りきれずに肌上に残存し、これが刺激発現の原因となる場合が存するが、本発明の拭き取り化粧料に於いては、石鹸分の除去機能に優れるため、この様な拭き取り形態でも、肌上に石鹸分が残存しない。この為、エステティックのおいては、施設に水性洗顔のための装置を設置することを省くことが出来る。
以下に示す処方に従って、本発明の拭き取り化粧料を作成した。即ち、処方成分を80℃で加熱可溶化し、攪拌冷却して、本発明の化粧料である、拭き取り化粧料1を得た。
1,3−ブタンジオール 5 質量部
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル 0.2質量部
エタノール 5 質量部
水 84.3質量部
実施例1の拭き取り化粧料1について、そのクレンジング機能と下地料としての機能を評価した。即ち、下腕内側部に部位を設け、予め測色した後、下記に示すメークアップ化粧料を塗布し、これを拭き取り化粧料をカット綿に含浸させて、擦過し、拭き取った。拭き取り後、再び測色し、試験前の肌色との色差を求めた。更に、再度メークアップ化粧料を塗布し、測色し、メークアップ化粧料ののりを調べた。拭き取り化粧料としては、拭き取り化粧料1、このもののポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリルを、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油に置換した比較例1、ポリオキシエチレン(20)ベヘニルエーテルに置換した比較例2及び水に置換した対照例1を用いた。結果を表1に示す。これより、本発明の拭き取り化粧料は、メークアップ化粧料を除去する作用と、下地化粧料としてメークアップ化粧料ののりを良くする作用を有することが判る。
(メークアップ化粧料)
シリコーン焼き付け処理二酸化チタン 15 質量部
シリコーン焼き付け処理黄色酸化鉄 5 質量部
シリコーン焼き付け処理ベンガラ 1 質量部
シリコーン焼き付け処理群青 1 質量部
シリコーン焼き付け処理セリサイト 30 質量部
シリコーン焼き付け処理マイカ 28 質量部
シリコーンエラストマー 5 質量部
高粘度ジメチコン 5 質量部
ジメチコン 10 質量部
エステティックに準じた使用での、本発明の拭き取り化粧料の使用を確かめた。即ち、下腕内側部に、部位を設け、前記メークアップ化粧料で化粧をし、測色し、これを下記に示す水性洗顔料をのせて、擦過した後、拭き取り化粧料を含浸させたカット綿で拭き取り、再度測色を行い、色差を求めた。更に、部位に透明な粘着テープを貼って、剥離した後、ヨウ素蒸気に当てて、残存している水性洗顔料を発色させた。発色程度を、スコア0:発色せず、スコア1:不明瞭に部分的に発色、スコア2:明瞭な発色を部分的に認める、スコア3:多くの明瞭な発色部位を認める、スコア4:ほぼ全面に明瞭な発色を認めるの基準で判定を行った。サンプルは試験例1と同じものを用いた。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料はエステティック時の、クレンジング、拭き取り化粧料として使用することが出来ることが判る。
(水性洗顔料)
オレイン酸カリウム 8 質量部
ステアリン酸カリウム 5 質量部
ラウリン酸カリウム 15 質量部
オレイン酸 2 質量部
ステリン酸 2 質量部
グリセリン 10 質量部
カルボキシメチルセルロースナトリウム塩 0.5質量部
ポリオキシエチレン(20)イソステアリン酸グリセリル 5 質量部
水 52.5質量部
拭き取り化粧料1のポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリルを他のポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルに代えて、検討を行った。評価試験例1と同様に行った。結果を表3に示す。これより、何れのポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルも使用可能であること、及び、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルとしては、ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリル、ポリオキシエチレン(7)(カプリン酸/カプリル酸)グリセリルが特に好ましいことが判る。
1,3−ブタンジオール 5 質量部
1,2−ヘキサンジオール 5 質量部
フェノキシエタノール 0.5質量部
表3記載のポリオキシエチレン油脂肪酸グリセリル 0.2質量部
エタノール 5 質量部
水 84.3質量部
Claims (5)
- ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを含有することを特徴とする、拭き取り化粧料。
- ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルにおける、ポリオキシエチレンの平均付加モル数が、6〜8であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
- 拭き取り化粧料が、拭き取りの後に、メークアップ化粧を施すことを想定したステップで使用されるものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
- エステティックにおいて用いられるものであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
- 拭き取り化粧料と、アンダーメークアップ化粧料の機能を兼ね備えるものであることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
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JP2003331332A JP2005097146A (ja) | 2003-09-24 | 2003-09-24 | 拭き取り化粧料 |
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2003
- 2003-09-24 JP JP2003331332A patent/JP2005097146A/ja active Pending
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