JP2005239587A - 液状クレンジング化粧料 - Google Patents
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【解決手段】 1)抗菌性多価アルコールと、2)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、3)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルをクレンジング化粧料に含有させる。前記抗菌性多価アルコールとしては、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,4−ヘキシレングリコール及び1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上が好ましく、前記ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルとしては、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルであることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
(1)1)抗菌性多価アルコールと、2)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、3)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを含有することを特徴とする、化粧料。
(2)クレンジング化粧料であることを特徴とする、(1)に記載の化粧料。
(3)前記抗菌性多価アルコールが、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,4−ヘキシレングリコール及び1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマーが、アクリル酸(C10〜30)アルキル・メタクリル酸クロスリンクド(架橋)コポリマー、アクリル酸ステアリル・メタクリル酸クロスリンクド(架橋)コポリマー及びアクリル酸(C10〜30)アルキル・アクリル酸コポリマーから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の化粧料。
(5)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルが、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルであることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の化粧料。
(6)製剤形態が、透明性を有する液状であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の化粧料。
(7)実質的に油性成分を含有しないことを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の化粧料。
(8)更に、グリチルリチン酸ジカリウム塩を0.03〜0.08質量%含有することを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載の化粧料。
(9)クレンジング化粧料であることを特徴とする、(1)〜(8)何れか1項に記載の化粧料。
(10)抗炎症効果を訴求した医薬部外品であることを特徴とする、(8)又は(9)に記載の化粧料。
(11)化粧料の表示に於いて、抗炎症作用を訴求した医薬部外品である旨の表示と、その使用方法に於いて、適量を取り、脂汚れ又はメークアップの為された部位に置き、軽く擦過し、拭き取り化粧料を含浸しても良いカット綿などで拭き取る動作により、使用される旨と、前記拭き取り作業の際の擦過において、抗炎症成分であるグリチルリチン酸ジカリウムにより、炎症が起こりにくくなっている旨の表示を構成としていることを特徴とする、(10)に記載のクレンジング化粧料。
本発明の化粧料は、抗菌性多価アルコールを含有することを特徴とする。抗菌性多価アルコールとは、そのものを1〜10質量%化粧料に含有させた場合、黄色ブドウ状球菌、大腸菌、放線菌、酵母等の汚染菌に対して、静菌的或いは殺菌的に働くような多価アルコールを意味し、例えば、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−オクタンジオール等がかかる作用を有していることが知られている。本発明の化粧料では、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,4−ヘキシレングリコール及び1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上を用いることが好ましく、中でもジプロピレングリコールを含有するような形態が特に好ましく例示できる。本発明の化粧料に於いては、かかる抗菌性多価アルコールは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明の化粧料に於ける、かかる抗菌性多価アルコールの好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して1〜30質量%が好ましく、更に好ましくは5〜20質量%である。これは、かかる抗菌性多価アルコールが少なすぎると、皮膚上の脂汚れと置換して、脂汚れを除去する、脂汚れ除去効果を損なうことが存し、多すぎると、使用後ベタツキなどの好ましくない使用感が発現する場合が存するためである。
本発明の化粧料は、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマーを含有することを特徴とする。基体となるアルキル変性されていない、カルボキシビニルポリマーとしては、アクリル酸或いはメタアクリル酸を構成モノマーとして含有するコポリマー乃至はポリマーが好ましく例示できる。前記のモノマーに加えて、所望により、ビニルアルコール等の通常知られているモノマーを構成モノマーとして加えることが出来る。かかる構成モノマーのカルボキシル基の一部乃至は全部をアルキル基によりエステル化することにより、本発明の化粧料の必須成分であるアルキル変性されたカルボキシビニルポリマーは得ることができる。前記アルキル基としては、炭素数10〜30のものが好ましく、かかるアルキル基の炭素鎖は唯一種であっても、分布を有していても良い。この様なアルキル変性されたカルボキシビニルポリマーは既に化粧料原料として市販されているものが存し、それを購入して利用することが出来る。この様な市販品としては、例えば、炭素数10〜30のアルキル基を有し、且つ、架橋構造を有するカルボキシビニルポリマーである、グッドリッチ社より販売されている「カーボポール1382」(アクリル酸(C10〜30)アルキル・メタクリル酸クロスリンクド(架橋)コポリマー)、「ペムレンTR−1」(アクリル酸ステアリル・メタクリル酸クロスリンクド(架橋)コポリマー)等が例示でき、アルキル基を有するカルボキシビニルポリマーである、グッドリッチ社から販売されている「ペムレンTR−2」(アクリル酸(C10〜30)アルキル・アクリル酸コポリマー)等が好ましく例示できる。又。これらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。かかる、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩は、皮膚上に存する、油性の汚れを包み込み、皮膚より離脱させる作用を有する。この様な形態を取ることにより、皮膚より離脱した脂汚れが、皮膚に再吸着されるのを防ぎ、優れたクレンジング効果を奏する。又、この様なメカニズムであるため、皮膚上での置換効果を有する抗菌性たかるコールとともに用いることにより、相乗的なクレンジング効果を奏する。本発明のクレンジング化粧料に於ける、アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及びその塩の好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、0.05〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜1質量%である。これは少なすぎると脂汚れ除去効果を損なう場合が存し、多すぎるとゲル化が著しくなり、物理的特性により、脂除去効果が損なわれる場合が存するからである。
本発明の化粧料は、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを必須成分として含有する。かかるポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを構成するポリオキシエチレン基における、オキシエチレンの好ましい平均付加モル数は、5〜30であり、より好ましくは6〜25である。又、かかる脂肪酸残基はポリオキシエチレンが付加したグリセリル基の3つ水酸基の内の1個のみに付加することも出来る、2個乃至は3個に付加することも出来る。好ましい形態は、1付加物、2付加物及び3付加物から選択される2種以上を含む形態である。又、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを構成する脂肪酸残基としては、直鎖、分岐、不飽和を有するものの何れもが使用可能であり、例えば、ラウロイル基(ラウリン酸残基)、ミリストイル基(ミリスチン酸残基)、パルミトイル基(パルミチン酸残基)、ステアロイル基(ステアリン酸残基)、ベヘノイル基(ベヘン酸残基)、イソステアロイル基(イソステアリン酸残基)、イソオクタノイル基(イソオクタン酸残基)、オレオイル基(オレイン酸残基)等が好適に例示される。これらの中で好ましいものは分岐脂肪酸残基であり、イソステアリン酸残基が特に好ましく例示できる。又、生物由来の油脂を加水分解して得られる炭素鎖に分布を有する脂肪酸組成物を用いて誘導されたものを用いることも出来る。この様な脂肪酸組成物の例としては、例えば、ヤシ油由来の脂肪酸組成物、牛脂由来の脂肪酸組成物、パーム核油由来の脂肪酸組成物、大豆油由来の脂肪酸組成物、トウモロコシ油由来の脂肪酸組成物等が例示でき、これらの中ではヤシ油脂肪酸残基が特に好ましい。これらポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルには、既に化粧料原料として市販されているものが存し、それらを購入して利用することも出来る。好ましい市販品としては、例えば、ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリルである、「エマレックスGWIS−320」(日本エマルジョン株式会社製)、ポリオキシエチレン(20)モノイソステアリン酸グリセリルである、「エマレックスGWIS−120」(日本エマルジョン株式会社製)、ポリオキシエチレン(7)(カプリル・カプリン酸)グリセリルである、「セチオールHE−810」(コグニスジャパン株式会社製)等が存する。本発明の化粧料では、かかる成分を唯一種含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有することも出来る。特に好ましい形態は、ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリルとポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリルを組み合わせて含有させる形態である。この時、両者の質量比は1:2〜2:1が好ましい。本発明の化粧料に於ける、かかるポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルの好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して、5〜25質量%であり、より好ましくは10〜20質量%である。
本発明の化粧料は、前記必須成分を含有することを特徴とする。本発明の化粧料の好ましい種類はクレンジング化粧料であるが、例えば、水性洗顔料に含有させて、油性汚れを除去できる水性洗顔料とすることも出来る。又、拭き取り化粧水に応用しても優れた拭き取り効果を発揮する。特に好ましいものはクレンジング化粧料である。かかるクレンジング化粧料の剤形としては、前記必須構成要素を含んでいれば、特段の限定はされないが、透透明性を有する液状であることが好ましく、実質的に油性成分を含有しないことがより好ましい。本発明において、透明性を有するとは、多少の白濁は許容するが、光透過性を喪失することは許されないとの意味であり、許容される具体的な範囲としては、約1cmの厚さにおいては、反対側に存するものの像が識別できる程度の光透過性を意味する。これは、光透過性を喪失する原因が油性成分の存在であり、このものを乳化することによって光透過性を喪失するが、本発明の化粧料の特性として、オイルフリーであっても優れた脂汚れ除去効果を有しているため油性成分を含有しなくても良く、このオイルフリー形態に於いては、透明性を有するからであり、これを生かして液状化粧料で用いる場合には、拭き取りのみで、水性洗顔無しに脂汚れを除去できるためである。又、この様に拭き取り操作を化粧行動に含むことから、拭き取り操作によって誘起される物理的刺激発現を防ぐ意味で、抗炎症剤であるグリチルリチン酸ジカリウムを含有することが好ましく、かかるグリチルリチン酸ジカリウムの含有量としては、0.03〜0.08質量%であることが好ましい。又、この様な量のグリチルリチン酸ジカリウムを含有することにより、拭き取り操作によって誘起される物理的刺激発現を防ぐのみならず、皮膚上に生じている炎症を鎮静化させることも出来ることから、本発明の化粧料は、炎症を抑える作用を訴求した医薬部外品であることが好ましく、本発明の化粧料のパッケージには、この旨を表示しておくことが好ましい。又、医薬部外品の法定表示の基準に従って、「適量を1日数回炎症を伴った脂汚れの存する部位に塗布し、軽く擦過した後、カット綿などで軽く拭き取る」などの用法用量も表示しておくことが好ましい。
以下に、示す処方に従って、本発明の化粧料(医薬部外品;透明液状クレンジング化粧料)を調整した。即ち、イ、ロの成分を75℃に加温し、イに徐々にロを加え中和し、本発明のクレンジング化粧料である、化粧料1を得た。同時に化粧料1の「ジプロピレングリコール」を水に置換した比較例1、「カーボポール1382」を水に置換した比較例2、ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリルとポリオキシエチレン(7)モノヤシ油脂肪酸グリセリルとを水に置換した比較例3、「ジプロピレングリコール」をポリエチレングリコール(平均分子量400)に置換した比較例4、「カーボポール1382」をアルキル変性されていない、通常のカルボキシビニルポリマーに置換した比較例5、ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリルとポリオキシエチレン(7)モノヤシ油脂肪酸グリセリルとをポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油に置換した比較例6も作成し、下記に示す処方のリップカラーを用いて化粧落とし試験を行った。化粧落とし試験は、下腕内側部に2cm×4cmの部位を作成し、ここにリップカラーを軽く1回塗布し、これをクレンジング化粧料を含浸させたカット綿で擦過し、拭き取る形で行った。拭き取り後、色差計で測色し、周囲の部位との色差を測定した。結果を表1に示す。これより、本発明の化粧料は、クレンジング効果に優れ、水性洗顔無しでも汚れを除去できることが判る。
イ)
ジプロピレングリコール 15 質量部
ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリル 8 質量部
(「エマレックスGWIS320」)
ポリオキシエチレン(7)モノヤシ油脂肪酸グリセリル 6 質量部
(「セチオールHE−810」)
ポリオキシエチレン(150)ステアリル 2 質量部
メチルパラベン 0.2質量部
トリメチルグリシン 0.1質量部
「カーボポール1382」 0.2質量部
10%エチドロン酸水溶液 0.5質量部
10%グリチルリチン酸ジカリウム水溶液 0.5質量部
水 42.4質量部
ロ)
水酸化カリウム 0.1質量部
水 25 質量部
2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 21 質量部
ホホバ油 10 質量部
2−エチルヘキサン酸セチル 20 質量部
植物性スクワラン 5 質量部
マイクロクリスタリンワックス 10 質量部
ポリエチレン 9 質量部
赤色201号 2.4質量部
赤色202号 0.5質量部
黄色4号 1 質量部
黒色酸化鉄 0.1質量部
二酸化チタン 0.8質量部
セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.2質量部
ラノリン 20 質量部
実施例1と同様に、下記の処方に従って、本発明のクレンジング化粧料(医薬部外品;透明液状化粧料)である、化粧料2〜6を作成し、化粧料1と同様に評価した。結果を表2に示す。これより、抗菌性の多価アルコールであれば、本発明のクレンジング化粧料であれば、ジプロピレングリコールに限らず使用可能であることが判る。
表2の成分 15 質量部
ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリル 8 質量部
ポリオキシエチレン(7)モノヤシ油脂肪酸グリセリル 6 質量部
ポリオキシエチレン(150)ステアリル 2 質量部
メチルパラベン 0.2質量部
トリメチルグリシン 0.1質量部
「カーボポール1382」 0.2質量部
10%エチドロン酸水溶液 0.5質量部
10%グリチルリチン酸ジカリウム水溶液 0.5質量部
水 42.4質量部
ロ)
水酸化カリウム 0.1質量部
水 25 質量部
実施例1と同様に、下記の処方に従って、本発明のクレンジング化粧料(医薬部外品;透明液状化粧料)である、化粧料7を作成し、化粧料1と同様に評価した。色差(ΔE)は0.47であった。
イ)
ジプロピレングリコール 15 質量部
ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリル 8 質量部
ポリオキシエチレン(7)モノヤシ油脂肪酸グリセリル 6 質量部
ポリオキシエチレン(150)ステアリル 2 質量部
メチルパラベン 0.2質量部
トリメチルグリシン 0.1質量部
「ペムレンTR−1」 0.2質量部
10%エチドロン酸水溶液 0.5質量部
10%グリチルリチン酸ジカリウム水溶液 0.5質量部
水 42.4質量部
ロ)
水酸化カリウム 0.1質量部
水 25 質量部
実施例1と同様に、下記の処方に従って、本発明のクレンジング化粧料(医薬部外品;透明液状化粧料)である、化粧料8を作成し、化粧料1と同様に評価した。色差(ΔE)は0.56であった。
イ)
ジプロピレングリコール 15 質量部
ポリオキシエチレン(20)トリイソステアリン酸グリセリル 8 質量部
ポリオキシエチレン(7)モノヤシ油脂肪酸グリセリル 6 質量部
ポリオキシエチレン(150)ステアリル 2 質量部
メチルパラベン 0.2質量部
トリメチルグリシン 0.1質量部
「ペムレンTR−2」 0.2質量部
10%エチドロン酸水溶液 0.5質量部
10%グリチルリチン酸ジカリウム水溶液 0.5質量部
水 42.4質量部
ロ)
水酸化カリウム 0.1質量部
水 25 質量部
化粧料1を用いて、炎症を起こしやすいパネラー10名を用いて、2週間の使用テストを行った。化粧料1には、抗炎症作用を有する医薬部外品である旨、「適量を1日数回炎症を伴った脂汚れの存する部位に塗布し、軽く擦過した後、カット綿などで軽く拭き取る」旨の用法用量、抗炎症作用を有する有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウム塩を含有する旨を表示しておいた。使用テスト終了後、クレンジング効果と、使用による炎症の発現の抑制をアンケートで聞いた。アンケートは、クレンジング化粧料として、良い、普通、悪いの3者択一の形で行った。結果を表3に例数として示す。これより、本発明の化粧料は、抗炎症作用を訴求する医薬部外品として好適なことが判る。
Claims (11)
- 1)抗菌性多価アルコールと、2)アルキル変性されたカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩と、3)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを含有することを特徴とする、化粧料。
- クレンジング化粧料であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
- 前記抗菌性多価アルコールが、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,4−ヘキシレングリコール及び1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧料。
- アルキル変性されたカルボキシビニルポリマーが、アクリル酸(C10〜30)アルキル・メタクリル酸クロスリンクド(架橋)コポリマー、アクリル酸ステアリル・メタクリル酸クロスリンクド(架橋)コポリマー及びアクリル酸(C10〜30)アルキル・アクリル酸コポリマーから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の化粧料。
- ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルが、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルであることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の化粧料。
- 製剤形態が、透明性を有する、液状であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の化粧料。
- 実質的に油性成分を含有しないことを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の化粧料。
- 更に、グリチルリチン酸ジカリウム塩を0.03〜0.08質量%含有することを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載の化粧料。
- クレンジング化粧料であることを特徴とする、請求項1〜8何れか1項に記載の化粧料。
- 抗炎症効果を訴求した医薬部外品であることを特徴とする、請求項8又は9に記載の化粧料。
- 化粧料の表示に於いて、抗炎症作用を訴求した医薬部外品である旨の表示と、その使用方法に於いて、適量を取り、脂汚れ又はメークアップの為された部位に置き、軽く擦過し、拭き取り化粧料を含浸しても良いカット綿などで拭き取る動作により、使用される旨と、前記拭き取り作業の際の擦過において、抗炎症成分であるグリチルリチン酸ジカリウムにより、炎症が起こりにくくなっている旨の表示を構成としていることを特徴とする、請求項10に記載のクレンジング化粧料。
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